「家系」にまつわる恐い(不思議)な話しない?


180 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:01/09/11 13:08
ともだちの話です。
友達のお母さんの実家は裕福な家で、
明治になって武士をやめてから金貸しを始めて大いに儲けたそうです。
しかし、あまりにヒドイ取り立てに、何人もが恨みを抱き、自殺者まで出していたとのこと。
その実家の近くの鎮守様には、今もその家の悪口を書いた落書きが残っており、
「七代祟ってやる」とか「畳の上では死なせない」
「普通に死なせてたまるか」と書かれているそうです。


で。
友達がお腹にいるころ。
お母さんがその実家に葬儀のために帰ったのだそうです。
そして形見分けがあり、元金貸しということもあって素晴らしい骨董が沢山あったのですが、
そのお母さんは「恨みがこもっていそうで」受け取らなかったのだそうです。
そのお母さんの兄と弟は立派な皿や壺を受け取って帰ったのだそうです。

そして、葬儀の支度をするために泊まった夜のこと。

妊娠中のお母さんのお腹の上で、黒い何かがドンドンジャンプしてるのだそうです。
苦しくて、「やめて!」と叫んだら
「跡取りなんて生ませてたまるか、死ね」とその黒い何かが言ったのだそうです。
お母さんは別の場所に嫁いでいたし、二人目の子供だし、
このお腹の子が跡取りなどになるはずがないのに、と後で思ったそうです。


しかし。
そしてしばらくして。
お母さんの兄が山登りをしていて行方不明になりました。
絶望視され、遺体の無いまま葬儀を行いました。
それからすぐにその弟が亡くなりました。
自衛隊で、落下傘降下中の事故で、遺体はばらばらになり回収することが出来ませんでした。
「普通に死なせてたまるか」「畳の上では死なせない」という呪いの言葉が実現したような死に方でした。


で。
跡取りの居なくなったその家では、そのお母さんが生んだ子供、
つまり友達を跡取りにしてほしいと言ってきたそうです。
彼は次男だったのです。
当然お母さんは断固として断りました。
その家は跡継ぎがいなくなり、無くなりました。

人の恨みとは恐ろしいものですね。



189 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:01/09/12 16:04
なんか悪い事して、自分がイタイ目に遭うならまだいいけど、
子孫にまで迷惑かけてしまうっていうのは、やるせないね・・・。
180の友達も、無事生まれて良かったね。