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211 :本当にあった怖い名無し:2018/10/23(火) 20:31:20.50 ID:mkRBSf5x0.net
石じじいの話です。

九州に地獄石というのがあったそうです。
一抱えほどの石で、その下に穴があって、それが地獄につながっていたということです。
穴をよく見ようとして、その石を横に移動させてしまうと、穴が消失してしまうので、
それはタブーだったそうです。
(子供のときには疑問に思いませんでしたが、
もしそれで穴が無くなるんだったら、どうやってそうなることを確認したのでしょうか?)

ではどうするか?
石の端っこを持って、ぐっと石の片方を持ち上げるのです。
すると、石の下に、地獄につながっている穴がある、という。

その穴からは、地獄の音(罰を受ける亡者の叫び声、鬼の吠え声など)や
熱風、炎の光、煙、匂いがでてきたそうです。

あまり開けたままにしておくと、近くにいる人間の寿命が縮むということで、
すぐに石をおろして閉じてしまっていました。

その穴に入ると、地獄の財宝(??)が手に入る、という噂もあり、
その穴に入ろうとした者もいました。
穴が狭かったので、子供(自分の子供かどうかは不明)の体に綱を縛りつけておいて、
穴に入らせました。
その子供は、穴に入ってすぐに死んでしまったそうです。
子供が入っていけるほどには、その穴は深かったということですね。

「怖いねや。その石は地獄の蓋になっとって、今もあるんで。」

遅かれ早かれ行くことになるので、急いで地獄を覗く必要はないと思いますが。
楽しみはとっておかないと。