「オールナイトロング」は、1992年に製作された日本映画。
角田英介主演。松村克弥監督、脚本。上映時間90分。


全編に血しぶきが溢れ過激な残虐描写で話題を呼び、映倫の審査員(全員)と松村克弥監督が衝突、結果的にはR指定になった。

日本では4作目と5作目は既にDVD化されているものの1 - 3作目は2008年現在、ビデオソフトのみ。
(米国では全てDVD化されている)


「オールナイトロング」 1992年
・ごく普通の青年ら3人が主人公。
そのうち1人の彼女が不良集団に襲われレイプされ、亡くなった。
怒った彼らは復讐を計画、猟銃を持ち出し不良達をボコボコにする。
しかし、過って発砲し1人を射殺してしまう・・・・・
行き場のない鬱積・怒り・凶暴化した狂気に彼らの「復讐」はただの殺し合いになってゆく。


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「オールナイトロング2」 1995年
・主人公は、ロリコンでオタクで、いじめにあっている高校生。
いじめのリーダーは同性愛的な執着を主人公に持っており、それ故にいじめはかなり陰湿で凄惨なものとなっていた。現実逃避のために主人公はネット内に救いを求めるが、うまく行かない。
が、そこで知り合った男性2人と友人になり、パーティーに誘われる。
夏休み最後の夜、パーティーに駆り出される主人公。
だがそこに現れたのはいじめのリーダーとその仲間達。
パーティーは狂気と暴力の宴となっていった。

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「オールナイトロング3 最終章」 1996年
・主人公はラブホテルでアルバイトをしている大学生。食虫植物が好き。
女性のゴミ袋を盗んだことから覗き見生活が趣味になる。
やがて、同じような趣味を持つ男から手解きを受け、より詳細な個人情報の引き出し方を知る。
たまたま、友人らがレイプした女性が負傷した。
主人公は女性を助けて家に連れ帰り、個人情報を得ると満足し、彼女をバラバラにしてしまう。
知りたいのは、個人情報・秘密の情報だけなのだ。
師匠面をする男をも殺し、拳銃を奪った主人公は、執着していた女性が自分の働くラブホテルに男と現れたことにショックを受け、拳銃を手に彼女の勤め先に向かった。

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「オールナイトロングR(リターンズ)」 2001年
・主人公は17歳の引きこもり少年。
原因はいじめによるもの。
主人公はその歪んだ衝動を自身のペットを切り刻むことにより解消していた。
(本人は理想を追求する手術のつもり) 
好きなアイドルにも理想を求めるあまり妄想が暴走し、ついに彼女の自宅に侵入してしまう。
アイドルの自宅に男が居た事に愕然とする主人公。裏切られたと思い込み彼女を惨殺するも、愛しさのあまり遺体をバラバラに分解して、一部を自宅に持ち帰る。
その後、男は彼女の兄であり、自分の勘違いに気づく。
ならば。
第二の理想の彼女を探し、理想の姿に手術してしまえば良い。
狂った主人公の理想の恋人探しが始まる

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オールナイトロング イニシャルO」 2003年
・主人公はS性癖を持つOL。
飛び降り自殺を目撃しその記憶で自慰を行う。
だが、その姿をある男に見つかりそのまま拉致・監禁された。
実は男はM性癖があり、以前から主人公に注目していたのである。
彼は以前、恋人を失いその後は不能になっていた。
男はS系主人公を監禁し、自分を治療するように要求(懇願)する。
やがて主人公は完全なSの女王様に変化したものの、男は不能のまま。
やむなく彼女を男は解放した。
が、彼女は既に、彼本人が望む事を知っている。
主人公は自ら再び男のもとへと戻り、究極のMの男の希望を叶えるのであった。

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「オールナイトロング 誰でもよかった」 2009年
・主人公は姉妹。
ある日マンションに妹が帰宅すると、見知らぬ青年がバタフライナイフを片手に侵入してきた。
青年は、「授業」と称し彼女を部屋に軟禁。
ナイフと言葉の暴力をあびせかけ彼女の恐怖心を煽る。
そこへ姉が帰宅。
だが、男の巧みな話術に翻弄され、結果として姉妹はとも軟禁されてしまう。
さらに男の策略によって姉妹は仲違いを起こした。
洗脳完了。
そして男は一方的に告げる。「ゲームオーバー。どちらか一人を殺す。」と…。
生き残るために、2人は競って男の気を引こうと始めるのだった。

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2009年の作品は「呪怨」の清水崇監修。

前作3作まではグロ・スプラッター・不条理等が全面に出されていたが、2000年以降の作品はアダルト色が強く好みの大きく分かれるところである。





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