サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

カテゴリ: 有名洒落怖編

死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?


908: 1/9:2008/08/26(火) 09:45:56 ID:VFtYjtRn0
親父の実家は、自宅から車で二時間弱くらいのところにある。
農家なんだけど、何かそういった雰囲気が好きで、
高校になってバイクに乗るようになると、
夏休みとか冬休みなんかには、よく一人で遊びに行ってた。
じいちゃんとばあちゃんも、「よく来てくれた」と喜んで迎えてくれたしね。
でも最後に行ったのが、高校三年にあがる直前だから、もう十年以上も行っていないことになる。
決して『行かなかった』んじゃなくて、『行けなかった』んだけど、その訳はこんなことだ。


春休みに入ったばかりのこと、
いい天気に誘われて、じいちゃんの家にバイクで行った。
まだ寒かったけど、広縁はぽかぽかと気持ちよく、そこでしばらく寛いでいた。

そうしたら、「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ…」と、変な音が聞こえてきた。
機械的な音じゃなくて、人が発してるような感じがした。
それも、濁音とも半濁音とも、どちらにも取れるような感じだった。

何だろうと思っていると、庭の生垣の上に帽子があるのを見つけた。
生垣の上に置いてあったわけじゃない。
帽子はそのまま横に移動し、垣根の切れ目まで来ると、一人女性が見えた。
まあ帽子は、その女性が被っていたわけだ。
女性は白っぽいワンピースを着ていた。

でも、生垣の高さは二メートルくらいある。
その生垣から頭を出せるって、どれだけ背の高い女なんだ…
驚いていると、女はまた移動して視界から消えた。
帽子も消えていた。
また、いつのまにか「ぽぽぽ」という音も無くなっていた。




909 2/9:2008/08/26(火) 09:46:59 ID:VFtYjtRn0
そのときは、もともと背が高い女が超厚底のブーツを履いていたか、
踵の高い靴を履いた背の高い男が女装したか、くらいにしか思わなかった。


その後、居間でお茶を飲みながら、じいちゃんとばあちゃんにさっきのことを話した。
「さっき、大きな女を見たよ。男が女装してたのかなあ」と言っても、
「へぇ~」くらいしか言わなかったけど、
「垣根より背が高かった。帽子を被っていて、『ぽぽぽ』とか変な声出してたし」
と言ったとたん、二人の動きが止ったんだよね。
いや、本当にぴたりと止った。

その後、「いつ見た」「どこで見た」「垣根よりどのくらい高かった」と、
じいちゃんが怒ったような顔で質問を浴びせてきた。
じいちゃんの気迫に押されながらもそれに答えると、急に黙り込んで、
廊下にある電話まで行き、どこかに電話をかけだした。
引き戸が閉じられていたため、何を話しているのかは良く分からなかった。
ばあちゃんは、心なしか震えているように見えた。

じいちゃんは電話を終えたのか、戻ってくると、
「今日は泊まっていけ。いや、今日は帰すわけには行かなくなった」と言った。

――何かとんでもなく悪いことをしてしまったんだろうか。
と必死に考えたが、何も思い当たらない。
あの女だって、自分から見に行ったわけじゃなく、あちらから現れたわけだし。

そして、「ばあさん、後頼む。俺はKさんを迎えに行って来る」と言い残し、
軽トラックでどこかに出かけて行った。



910: 3/9:2008/08/26(火) 09:48:03 ID:VFtYjtRn0
ばあちゃんに恐る恐る尋ねてみると、
「八尺様に魅入られてしまったようだよ。じいちゃんが何とかしてくれる。何にも心配しなくていいから」
と震えた声で言った。

それからばあちゃんは、じいちゃんが戻って来るまで、ぽつりぽつりと話してくれた。

この辺りには『八尺様』という厄介なものがいる。
八尺様は大きな女の姿をしている。
名前の通り八尺ほどの背丈があり、『ぼぼぼぼ』と、男のような声で変な笑い方をする。
人によって、喪服を着た若い女だったり、留袖の老婆だったり、
野良着姿の年増だったりと、見え方が違うが、
女性で異常に背が高いことと、頭に何か載せていること、それに気味悪い笑い声は共通している。
昔、旅人に憑いて来たという噂もあるが、定かではない。

この地区(今は○市の一部であるが、昔は×村。今で言う「大字」にあたる区分)に、
地蔵によって封印されていて、よそへは行くことが無い。
八尺様に魅入られると、数日のうちに取り殺されてしまう。
最後に八尺様の被害が出たのは、十五年ほど前。


これは後から聞いたことではあるが、地蔵によって封印されているというのは、
八尺様がよそへ移動できる道というのは、理由は分からないが限られていて、
その道の村境に地蔵を祀ったそうだ。
八尺様の移動を防ぐためだが、それは東西南北の境界に、全部で四ヶ所あるらしい。

もっとも、何でそんなものを留めておくことになったかというと、
周辺の村と何らかの協定があったらしい。
例えば、水利権を優先するとか。
八尺様の被害は、数年から十数年に一度くらいなので、
昔の人は、そこそこ有利な協定を結べれば良し、と思ったのだろうか。



911 :4/9:2008/08/26(火) 09:49:15 ID:VFtYjtRn0
そんなことを聞いても、全然リアルに思えなかった。当然だよね。

そのうち、じいちゃんが一人の老婆を連れて戻ってきた。
「えらいことになったのう。今はこれを持ってなさい」
Kさんという老婆はそう言って、お札をくれた。
それから、じいちゃんと一緒に二階へ上がり、何やらやっていた。
ばあちゃんはそのまま一緒にいて、
トイレに行くときも付いてきて、トイレのドアを完全に閉めさせてくれなかった。
ここにきてはじめて、「なんだかヤバイんじゃ…」と思うようになってきた。


しばらくして二階に上がらされ、一室に入れられた。
そこは窓が全部新聞紙で目張りされ、
その上にお札が貼られており、四隅には盛塩が置かれていた。
また、木でできた箱状のものがあり(祭壇などと呼べるものではない)、
その上に小さな仏像が乗っていた。
あと、どこから持ってきたのか、『おまる』が二つも用意されていた。
これで用を済ませろってことか…
.
「もうすぐ日が暮れる。いいか、明日の朝までここから出てはいかん。
俺もばあさんもな、お前を呼ぶこともなければ、お前に話しかけることもない。
そうだな、明日朝の七時になるまでは絶対ここから出るな。
七時になったらお前から出ろ。家には連絡しておく」
と、じいちゃんが真顔で言うものだから、黙って頷く以外なかった。

「今言われたことは良く守りなさい。お札も肌身離さずな。
何かおきたら仏様の前でお願いしなさい」と、Kさんにも言われた。



912 :5/9:2008/08/26(火) 09:50:22 ID:VFtYjtRn0
テレビは見てもいいと言われていたので点けたが、見ていても上の空で気も紛れない。
部屋に閉じ込められるときに、ばあちゃんがくれたおにぎりやお菓子も
食べる気が全くおこらず、放置したまま、布団に包まってひたすらガクブルしていた。


そんな状態でもいつのまにか眠っていたようで、
目が覚めたときには、何だか忘れたが深夜番組が映っていて、
自分の時計を見たら、午前一時すぎだった。(この頃は携帯を持ってなかった)

なんか嫌な時間に起きたなあなんて思っていると、窓ガラスをコツコツと叩く音が聞こえた。
小石なんかをぶつけているんじゃなくて、手で軽く叩くような音だったと思う。

風のせいでそんな音がでているのか、
誰かが本当に叩いているのかは判断がつかなかったが、必死に風のせいだと思い込もうとした。
落ち着こうとお茶を一口飲んだが、
やっぱり怖くて、テレビの音を大きくして無理やりテレビを見ていた。


そんなとき、じいちゃんの声が聞こえた。
「おーい、大丈夫か。怖けりゃ無理せんでいいぞ」
思わずドアに近づいたが、じいちゃんの言葉をすぐに思い出した。

また声がする。
「どうした、こっちに来てもええぞ」
じいちゃんの声に限りなく似ているけど、あれはじいちゃんの声じゃない。
どうしてか分からんけど、そんな気がして、そしてそう思ったと同時に、全身に鳥肌が立った。
ふと隅の盛り塩を見ると、それは上のほうが黒く変色していた。



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913 :本当にあった怖い名無し:2008/08/26(火) 09:51:23 ID:VFtYjtRn0
一目散に仏像の前に座ると、お札を握り締め
「助けてください」と必死にお祈りをはじめた。

そのとき、
「ぽぽっぽ、ぽ、ぽぽ…」
あの声が聞こえ、窓ガラスがトントン、トントンと鳴り出した。
そこまで背が高くないことは分かっていたが、
アレが下から手を伸ばして、窓ガラスを叩いている光景が浮かんで仕方が無かった。
もうできることは、仏像に祈ることだけだった。


とてつもなく長い一夜に感じたが、
それでも朝は来るもので、つけっぱなしのテレビが、いつの間にか朝のニュースをやっていた。
画面隅に表示される時間は、確か七時十三分となっていた。
ガラスを叩く音も、あの声も気づかないうちに止んでいた。
どうやら眠ってしまったか、気を失ってしまったかしたらしい。

盛り塩はさらに黒く変色していた。
念のため自分の時計を見たところ、ほぼ同じ時刻だったので、
恐る恐るドアを開けると、そこには、心配そうな顔をしたばあちゃんとKさんがいた。
ばあちゃんが「よかった、よかった」と涙を流してくれた。

下に降りると、親父も来ていた。
じいちゃんが外から顔を出して、「早く車に乗れ」と促し、
庭に出てみると、どこから持ってきたのか、ワンボックスのバンが一台あった。
そして、庭に何人かの男たちがいた。





914: 7/9:2008/08/26(火) 09:52:24 ID:VFtYjtRn0
ワンボックスは九人乗りで、中列の真ん中に座らされ、助手席にKさんが座り、
庭にいた男たちもすべて乗り込んだ。
全部で九人が乗り込んでおり、八方すべてを囲まれた形になった。

「大変なことになったな。気になるかもしれないが、これからは目を閉じて下を向いていろ。
俺たちには何も見えんが、お前には見えてしまうだろうからな。
いいと言うまで、我慢して目を開けるなよ」
右隣に座った五十歳くらいのオジさんがそう言った。

そして、じいちゃんの運転する軽トラが先頭、次が自分が乗っているバン、
後に親父が運転する乗用車、という車列で走り出した。

車列は、かなりゆっくりとしたスピードで進んだ。
おそらく、二十キロも出ていなかったんじゃあるまいか。

間もなくKさんが、「ここがふんばりどころだ」と呟くと、何やら念仏のようなものを唱え始めた。

「ぽっぽぽ、ぽ、ぽっ、ぽぽぽ…」
またあの声が聞こえてきた。
Kさんからもらったお札を握り締め、言われたとおりに目を閉じ下を向いていたが、
なぜか薄目をあけて、外を少しだけ見てしまった。

目に入ったのは白っぽいワンピース。それが車に合わせ移動していた。
あの大股で付いてきているのか。
頭はウインドウの外にあって見えない。
しかし、車内を覗き込もうとしたのか、頭を下げる仕草を始めた。
無意識に「ヒッ」と声を出す。
「見るな」と隣が声を荒げる。
慌てて目をぎゅっとつぶり、さらに強くお札を握り締めた。



915: 8/9:2008/08/26(火) 09:53:50 ID:VFtYjtRn0
コツ、コツ、コツ
ガラスを叩く音が始まる。
周りに乗っている人も、短く「エッ」とか「ンン」とか声を出す。
アレは見えなくても、声は聞こえなくても、音は聞こえてしまうようだ。
Kさんの念仏に力が入る。


やがて声と音が途切れたと思ったとき、Kさんが「うまく抜けた」と声をあげた。
それまで黙っていた周りを囲む男たちも、「よかったなあ」と安堵の声を出した。


やがて車は道の広い所で止り、親父の車に移された。
親父とじいちゃんが他の男たちに頭を下げているとき、Kさんが「お札を見せてみろ」と近寄ってきた。
無意識にまだ握り締めていたお札を見ると、全体が黒っぽくなっていた。
Kさんは「もう大丈夫だと思うがな、念のためしばらくの間はこれを持っていなさい」と、
新しいお札をくれた。

その後は、親父と二人で自宅へ戻った。
バイクは、後日じいちゃんと近所の人が届けてくれた。

親父も八尺様のことは知っていたようで、
子供の頃、友達のひとりが魅入られて命を落とした、ということを話してくれた。
魅入られたため、他の土地に移った人も知っているという。

バンに乗った男たちは、すべてじいちゃんの一族に関係がある人で、つまりは、
極々薄いながらも、自分と血縁関係にある人たちだそうだ。
前を走ったじいちゃん、後ろを走った親父も当然血のつながりはあるわけで、
少しでも八尺様の目をごまかそうと、あのようなことをしたという。
親父の兄弟(伯父)は、一晩でこちらに来られなかったため、
血縁は薄くても、すぐに集まる人に来てもらったようだ。



916 :9/9:2008/08/26(火) 09:54:54 ID:VFtYjtRn0
それでも、流石に七人もの男が今の今、というわけにはいかなく、
また、夜より昼のほうが安全と思われたため、一晩部屋に閉じ込められたのである。
道中、最悪なら、じいちゃんか親父が身代わりになる覚悟だったとか。
そして、先に書いたようなことを説明され、「もうあそこには行かないように」と念を押された。


家に戻ってから、じいちゃんと電話で話したとき、
「あの夜に声をかけたか」と聞いたが、そんなことはしていないと断言された。
――やっぱりあれは…
と思ったら、改めて背筋が寒くなった。

八尺様の被害には、成人前の若い人間、それも子供が遭うことが多いということだ。
まだ子供や若年の人間が、極度の不安な状態にあるとき、
身内の声であのようなことを言われれば、つい心を許してしまうのだろう。


それから十年経って、あのことも忘れがちになったとき、洒落にならない後日談ができてしまった。
「八尺様を封じている地蔵様が、誰かに壊されてしまった。それも、お前の家に通じる道のものがな」
と、ばあちゃんから電話があった。
(じいちゃんは二年前に亡くなっていて、当然ながら葬式にも行かせてもらえなかった。
じいちゃんも起き上がれなくなってからは、絶対来させるなと言っていたという)


今となっては、迷信だろうと自分に言い聞かせつつも、かなり心配な自分がいる。
「ぽぽぽ…」という、あの声が聞こえてきたらと思うと…



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452 :その1:2005/09/21(水) 16:10:58 ID:GJUzoiep0
俺、建築関係の仕事やってんだけれども、
先日、岩手県のとある古いお寺を解体することになったんだわ。今は利用者もないお寺ね。
んでお寺ぶっ壊してると、同僚が俺を呼ぶのね。「~、ちょっと来て」と。
俺が行くと、同僚の足元に、黒ずんだ長い木箱が置いてたんだわ。

俺「何これ?」
同僚「いや、何かなと思って・・・本堂の奥の密閉された部屋に置いてあったんだけど、
ちょっと管理してる業者さんに電話してみるわ」

木箱の大きさは2mくらいかなぁ。
相当古い物みたいで、多分木が腐ってたんじゃないかな。
表に白い紙が貼り付けられて、何か書いてあるんだわ。
相当昔の字と言う事は分ったけど、凡字の様な物も見えたけど、もう紙もボロボロで、
何書いてるかほとんどわからない。
かろうじて読み取れたのは、
『大正??年??七月??ノ呪法ヲモッテ、両面スクナヲ???二封ズ』的な事が書いてあったんだ。

木箱には釘が打ち付けられてて開ける訳にもいかず、
業者さんも「明日、昔の住職に聞いてみる」と言ってたんで、
その日は木箱を、近くのプレハブに置いておく事にしたんだわ。





453 :その2:2005/09/21(水) 16:31:26 ID:GJUzoiep0
んで翌日、解体作業現場に着く前に、業者から電話かかってきて、
業者「あの木箱ですけどねぇ、元住職が、絶対に開けるな!!って凄い剣幕なんですよ・・・
なんでも、『自分が引き取る』って言ってるので、よろしくお願いします」


俺は念のため、現場に着く前に現場監督に木箱の事電話しておこうと思い、
俺「あの~、昨日の木箱の事ですけど」
監督「あぁ、あれ!お宅で雇ってる中国人(留学生)のバイト作業員2人いるでしょ?
そいつが勝手に開けよったんですわ!!とにかく早く来てください」
嫌な予感がし、現場へと急いだ。


プレハブの周りに5~6人の人だかり。
例のバイト中国人2人が、放心状態でプレハブの前に座っている。

監督「こいつがね、昨日の夜中、仲間と一緒に面白半分で開けよったらしいんですよ。
で、問題は中身なんですけどね・・・ちょっと見てもらえます?」


単刀直入に言うと、両手をボクサーの様に構えた、人間のミイラらしき物が入っていた。
ただ異様だったのは・・・頭が2つ。
シャム双生児?みたいな奇形児いるじゃない。
多分ああいう奇形の人か、作り物なんじゃないかと思ったんだが・・・


監督「これ見てね、ショック受けたんか何か知りませんけどね、この2人何にも喋らないんですよ」
中国人2人は、俺らがいくら問いかけても、放心状態でボーっとしていた。
(日本語はかなり話せるのに)



459 :その3:2005/09/21(水) 17:07:49 ID:GJUzoiep0
あ、言い忘れたけど、そのミイラは、頭が両側に2つくっついてて、腕が左右2本ずつ、
足は通常通り2本。という、異様な形態だったのね。
俺もネットや2ちゃんとかで色んな奇形の写真見たことあったんで、
そりゃビックリしたけど、あぁ、奇形か作りもんだろうな、と思ったわけね。


んで、例の中国人2人は一応病院に車で送る事になって、
警察への連絡はどうしようかって話をしてた時に、
元住職(80歳超えてる)が、息子さんが運転する車で来た。

開口一番、
住職「空けたんか!!空けたんかこの馬鹿たれが!!しまい、空けたらしまいじゃ・・・」
俺らはあまりの剣幕にポカーンとしてたんだけど、住職が今度は息子に怒鳴り始めた。
岩手訛りがキツかったんで標準語で書くけど、

住職「お前、リョウメンスクナ様をあの時、京都の~寺(聞き取れなかった)に絶対送る言うたじゃろが!!
送らんかったんかこのボンクラが!!馬鹿たれが!!」
ホント80過ぎの爺さんとは思えないくらいの怒声だった。

住職「空けたんは誰?病院?その人らはもうダメ思うけど、一応アンタらは祓ってあげるから」

俺らも正直怖かったんで、されるがままに
何やらお経みたいの聴かされて、経典みたいなので、かなり強く背中とか肩とか叩かれた。
結構長くて、30分くらいやってたかな。


住職は木箱を車に積み込み、別れ際にこう言った。
「可哀想だけど、あんたら長生きでけんよ」


その後、中国人2人の内1人が、医者も首をかしげる心筋梗塞で病室で死亡、
もう1人は精神病院に移送。
解体作業員も3名謎の高熱で寝込み、俺も釘を足で踏み抜いて5針縫った。

まったく詳しい事は分らないが、俺が思うに、
あれはやはり人間の奇形で、差別にあって恨みを残して死んでいった人なんじゃないかと思う。
だって物凄い形相してたからね・・・
その寺の地域に昔部落の集落があった事も何か関係あるのかな。無いかもしれないけど。
長生きはしたいです。



468 :その3:2005/09/21(水) 17:40:58 ID:J0sPTefW0
俺だってオカ板覗くらいだから、こういう事には興味しんしんなので、
真相が知りたく何度も住職に連絡取ったんだけど、完全無視でした。

しかし、一緒に来てた息子さん(50過ぎで不動産経営)の連絡先分ったんで、
この人は割と明るくて派手めの人なんで、
もしかしたら何か聞けるかも?と思い、今日の晩(夜遅くだけど)飲みに行くアポとれました。
何か分ったら明日にでも書きますわ。



476 :本当にあった怖い名無し:2005/09/21(水) 18:24:34 ID:K2+tPFpq0
リョウメンスクナの話。
『宗像教授伝奇考』という漫画に出てきた覚えがある。

スクナ族という、恐らく大昔に日本へ来た外国人ではないかと思われる人が、
太古の日本へ文化を伝えた。
それが出雲圏の文化形成となり、因幡の白ウサギの伝説も、
オオクニヌシノミコトの国造りの話も、これをモチーフとした話だろう、と。

そして、大和朝廷による出雲の侵略が起こり、
追われたスクナ族がたどり着いたのが今の飛騨地方だった。

日本書紀によれば、飛騨にスクナという怪物がおり、
人々を殺したから兵を送って退治した、という話が書かれている、と。

つまり、スクナというのは、大和朝廷以前の時代に日本へ文化を伝えた外来人のことで、
恐らくは古代インドの製鉄を仕事とする(そして日本へ製鉄を伝えたであろう)
人々のことではないか、と書かれていた。

そして、出雲のある場所で見つけた洞窟の奥にあったものが、
『リョウメンスクナ』(両面宿儺)の像だった、とあった。



477 :476:2005/09/21(水) 18:40:24 ID:K2+tPFpq0
スクナ族は、日本へ羅魔船(カガミノフネ)で来た、と書かれ、鏡のように黒光する船であったとのこと。
羅魔は『ラマ』で、黒檀系の木の名である、と書かれていたけど、
黒ずんだ長い木箱とあったので、これももしかするとラマなのかも・・・?


とすると、リョウメンスクナ様も、逃げ延びて岩手地方に来た、スクナ族の末裔なのかもしれないな。
・・・と、オカ板的にはあわない内容かも、と思いつつ書いてみたが。



491 :452:2005/09/21(水) 22:27:34 ID:ERc7KoX60
すんません。
直前になって、何か『やはり直接会って話すのは・・・』とか言われたんで、
元住職の息子さんに、
『じゃあ電話でなら・・・』『話せるとこまでですけど』と言う条件の元、話が聞けました。
時間にして30分くらい、結構話してもらったんですけどね。
なかなか話し好きなオジサンでした。
要点を主にかいつまんで書きます。


息子 
『ごめんねぇ。オヤジに念押されちゃって。本当は電話もヤバイんだけど』
俺 
「いえ、こっちこそ無理言いまして。アレって結局何なんですか??」
息子 
『アレは大正時代に、見世物小屋に出されてた奇形の人間です』
俺 
「じゃあ、当時あの結合した状態で生きていたんですか?シャム双生児みたいな?」
息子 
『そうです。生まれて数年は、岩手のとある部落で暮らしてたみたいだけど、
生活に窮した親が、人買いに売っちゃったらしくて。それで、見世物小屋に流れたみたいですね』
俺 
「そうですか・・・でもなぜ、あんなミイラの様な状態に??」
息子 
『正確に言えば、即身仏ですけどね』
俺 
「即身仏って事は、自ら進んでああなったんですか!?」
息子 
『・・・君、この事誰かに話すでしょ?』
俺 
「正直に言えば・・・話したいです」
息子
『良いよ君。正直で(笑)まぁ私も全て話すつもりはないけどね・・・ アレはね、無理やりああされたんだよ。
当時、今で言うとんでもないカルト教団がいてね。
教団の名前は勘弁してよ。今もひっそり活動してると思うんで・・・』

「聞けば誰でも『ああ、あの教団』って分りますか?」
息子
『知らない知らない(笑)極秘中の極秘、本当の邪教だからね』

「そうですか・・・」



499 :その2:2005/09/21(水) 23:25:00 ID:ERc7KoX60
息子
『この教祖がとんでもない野郎でね。外法(げほう)しか使わないんだよ』

「外法ですか?」
息子
『そう。分りやすく言えば、やってはいけない事だよね。
ちょっと前に真言立川流が、『邪教だ、外法だ』って叩かれたけど、あんな生易しいもんじゃない』

「・・・具体的にどんな?」
息子
『で、当時の資料も何も残ってないし偽名だし、元々表舞台に出てきたヤツでもないし、
今教団が存続してるとしても、今現在の教祖とはまったく繋がりないだろうし、名前言うけどさ・・・
物部天獄(もののべてんごく)。これが教祖の名前ね』

「物部天獄。偽名ですよね?」
息子
『そうそう、偽名。
んで、この天獄が、例の見世物小屋に行った時、奇形数名を大枚はたいて買ったわけよ。
例のシャム双生児?って言うの?それも含めて』

「・・・それで?」
息子
『君、コドクって知ってる?虫に毒って書いて、虫は虫3つ合わせた特殊な漢字だけど』

「壺に毒虫何匹か入れて、最後に生き残った虫を使う呪法のアレですか?(昔マンガに載ってたw)」
息子
『そうそう!何で知ってるの君??凄いね』

「ええ、まぁちょっと・・・それで?」
息子
『あぁ、それでね。天獄はそのコドクを、人間でやったんだよ』

「人間を密室に入れて??ウソでしょう」
息子
『(少し機嫌が悪くなる)私もオヤジから聞いた話で、100%全部信じてるわけじゃないから・・・
もう止める?』

「すみません!・・・続けてください」
息子
『分った。んで、それを例の奇形たち数人でやったわけさ。
教団本部か何処か知らないけど、地下の密室に押し込んで。
それで、例のシャム双生児が生き残ったわけ』

「閉じ込めた期間はどのくらいですか?」
息子
『詳しい事は分らないけど、仲間の肉を食べ、自分の糞尿を食べてさえ生き延びねばならない期間、
と言ったら大体想像つくよね』

「あんまり想像したくないですけどね・・・」



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アシュラさん
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503 :その3:2005/09/21(水) 23:47:39 ID:ERc7KoX60
息子
『んで、どうも最初からそのシャム双生児が生き残る様に、天獄は細工したらしいんだ。
他の奇形に刃物か何かで致命傷を負わせ、行き絶え絶えの状態で放り込んだわけ。
奇形と言っても、アシュラ像みたいな外見だからね。
その神々しさ(禍々しさ?)に天獄は惹かれたんじゃないかな』

「なるほど・・・」
息子
『で、生き残ったのは良いけど、天獄にとっちゃ道具に過ぎないわけだから、
すぐさま別の部屋に1人で閉じ込められて、餓死だよね。
そして、防腐処理を施され、即身仏に。
この前オヤジの言ってた、リョウメンスクナの完成、ってわけ』

「リョウメンスクナって何ですか?」


※>>476氏ほど詳しい説明は無かったが、
「『神話の時代に近いほどの大昔に、リョウメンスクナと言う、2つの顔、4本の手をもつ怪物がいた』
と言う伝説にちなんで、例のシャム双生児をそう呼ぶ事にした」と言っていた。



「そうですか・・・」
息子
『そのリョウメンスクナをね、天獄は教団の本尊にしたわけよ。呪仏(じゅぶつ)としてね。
他人を呪い殺せる、下手したらもっと大勢の人を呪い殺せるかも知れない、
とんでもない呪仏を作ったと、少なくとも天獄は信じてたわけ』

「その呪いの対象は?」
息子
『・・・国家だとオヤジは言ってた』

「日本そのものですか?頭イカレてるじゃないですか、その天獄って」
息子
『イカレたんだろうねぇ。でもね、呪いの効力はそれだけじゃないんだ。
リョウメンスクナの腹の中に、ある物を入れてね・・・』
俺「何です?」
息子
『古代人の骨だよ。大和朝廷とかに滅ぼされた(まつろわぬ民)、
いわゆる朝廷からみた反逆者だね。逆賊。その古代人の骨の粉末を腹に入れて・・・』

「そんなものどこで手に入れて・・・!?」
息子
『君もTVや新聞とかで見たことあるだろう?
古代の遺跡や墓が発掘された時、発掘作業する人たちがいるじゃない。
当時はその辺の警備とか甘かったらしいからね・・・そういう所から主に盗ってきたらしいよ』





511 :その4:2005/09/22(木) 00:13:22 ID:mdYgh3LB0

「にわかには信じがたい話ですよね・・・」
息子
『だろう?私もそう思ったよ。でもね、大正時代に主に起こった災害ね、これだけあるんだよ。
1914(大正3)年:桜島の大噴火(負傷者 9600人)
1914(大正3)年:秋田の大地震(死者 94人)
1914(大正3)年:方城炭鉱の爆発(死者 687人)
1916(大正5)年:函館の大火事
1917(大正6)年:東日本の大水害(死者 1300人)
1917(大正6)年:桐野炭鉱の爆発(死者 361人)
1922(大正11)年:親不知のナダレで列車事故(死者 130人)
そして、1923年(大正12年)9月1日、関東大震災。死者・行方不明14万2千8百名』


「それが何か?」
息子
『全て、リョウメンスクナが移動した地域だそうだ』

「そんな!教団支部ってそんな各地にあったんですか?と言うか、偶然でしょう(流石に笑った)」
息子
『俺も馬鹿な話だと思うよ。で、大正時代の最悪最大の災害、関東大震災の日ね。
この日、地震が起こる直前に天獄が死んでる』

「死んだ?」
息子
『自殺、と聞いたけどね。『純粋な日本人ではなかった』と言う噂もあるらしいが・・・』

「どうやって死んだんですか?」
息子
『日本刀で喉かっ斬ってね。リョウメンスクナの前で。それで血文字で遺書があって・・・』

「なんて書いてあったんですか??」


日 本 滅 ブ ベ シ



515 :その5:2005/09/22(木) 00:27:58 ID:mdYgh3LB0

「・・・それが、関東大震災が起こる直前なんですよね?」
息子
『そうだね』

「・・・偶然ですよね?」
息子
『・・・偶然だろうね』

「その時、リョウメンスクナと天獄はどこに・・・??」
息子
『震源に近い、相模湾沿岸の近辺だったそうだ』

「・・・その後、どういう経由でリョウメンスクナは岩手のあのお寺に?」
息子
『そればっかりは、オヤジは話してくれなかった』

「あの時、住職さんに『なぜ京都のお寺に輸送しなかったんだ!』みたいな事を言われてましたが、
あれは??」
息子
『あっ、聞いてたの・・・
もう30年前くらいだけどね、私もオヤジの後継いで坊主になる予定だったんだよ。
その時に俺の怠慢というか手違いでね・・・
その後、あの寺もずっと放置されてたし・・・話せることはこれくらいだね』

「そうですか・・・今、リョウメンスクナはどこに??」
息子
『それは知らない。と言うか、ここ数日オヤジと連絡がつかないんだ・・・
アレを持って帰って以来、妙な車に後つけられたりしたらしくてね』

「そうですか・・・でも全部は話さないと言われたんですけど、なぜここまで詳しく教えてくれたんですか?」
息子
『オヤジがあの時言ったろう?『可哀想だけど君たち長生きできないよ』ってね』

「・・・」
息子
『じゃあこの辺で。もう電話しないでね』

「・・・ありがとうございました」


以上が電話で話した、かいつまんだ内容です・・・はっきり言って、全ては信じてません。
何か気分悪くなったので、今日は落ちますね。



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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/02(水) 07:03
私は夢をみていました。

昔から私は夢をみている時に、
たまに自分はいま夢をみているんだと自覚する事がありました。この時もそうです。


何故か私は薄暗い無人駅に一人いました。ずいぶん陰気臭いを夢だなぁと思いました。
すると急に、駅に精気の無い男の人の声でアナウンスが流れました。
それは『まもなく、電車が来ます。
その電車に乗るとあなたは恐い目に遇いますよ~』と、意味不明なものでした。

まもなく駅に電車が入ってきました。
それは電車というより、よく遊園地などにあるお猿さん電車のようなもので、
数人の顔色の悪い男女が一列に座ってました。

私はどうも変な夢だなと思いつつも、
自分の夢がどれだけ自分自身に恐怖心を与えられるか試してみたくなり、その電車に乗る事に決めました。

本当に恐くて堪られなければ、目を覚ませばいいと思ったからです。
私は自分が夢をみていると自覚している時に限って、自由に夢から覚める事が出来ました。




12 :まだつづくぞ!:2000/08/02(水) 07:09
私は電車の後ろから3番目の席に座りました。
辺りには生温かい空気が流れていて、
本当に夢なのかと疑うぐらいリアルな臨場感がありました。

『出発します~』とアナウンスが流れ、電車は動き始めました。
これから何が起こるのだろうと、
私は不安と期待でどきどきしていました。


電車はホームを出ると、すぐにトンネルに入りました。
紫色ぽっい明かりがトンネルの中を怪しく照らしていました。

私は思いました。
このトンネルの景色は、子供の頃に遊園地で乗ったスリラーカーの景色だ。
この電車だってお猿さん電車だし、
結局過去の私の記憶にある映像を持ってきているだけで、ちっとも恐くなんかないな。

とその時、またアナウンスが流れました。
『次は活けづくり~活けづくりです』

活けづくり?魚の?などと考えていると、急に後ろからけたたましい悲鳴が聞こえてきました。
振り向くと、電車の一番後ろに座っていた男の人の周りに、
四人のぼろきれのような物をまとった小人がむらがっていました。

よく見ると、男は刃物で体を裂かれ、本当に魚の活けづくりの様になっていました。
強烈な臭気が辺りをつつみ、
耳が痛くなるほどの大声で男は悲鳴をあげつづけました。
男の体からは次々と内臓がとり出され、血まみれの臓器が散らばっています。
私のすぐ後ろには、髪の長い顔色の悪い女性が座っていましたが、
彼女はすぐ後で大騒ぎしているのに、
黙って前を向いたまま、気にもとめていない様子でした。

私はさすがに想像を超える展開に驚き、本当にこれは夢なのかと思いはじめ、
恐くなり、もう少し様子をみてから目を覚まそうと思いました。

気が付くと、一番後ろの席の男はいなくなっていました。
しかし、赤黒い血と、肉の固まりのようなものは残っていました。
後ろの女性は相変わらず
無表情に一点をみつめていました。

『次はえぐり出し~えぐり出しです』とアナウンスが流れました。
すると今度は二人の小人が現れ、
ぎざぎざスプーンの様な物で、後ろの女性の目をえぐり出し始めました。
さっきまで無表情だった彼女の顔は、痛みの為ものすごい形相に変わり、
私のすぐ後ろで鼓膜が破れるぐらい大きな声で悲鳴をあげました。
眼かから眼球が飛び出しています。
血と汗の匂いがたまりません。

私は恐くなり、震えながら前を向き、
体をかがめていました。

ここらが潮時だと思いました。
これ以上付き合いきれません。
しかも順番からいくと、次は3番目に座っている私の番です。
私は夢から覚めようとしましたが、
自分には一体どんなアナウンスが流れるのだろうと思い、
それを確認してからその場から逃げる事にしました。



13 :これで最後だ:2000/08/02(水) 07:11
『次は挽肉~挽肉です~』とアナウンスが流れました。
最悪です。
どうなるか容易に想像が出来たので、
神経を集中させ夢から覚めようとしました。

夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ。
いつもはこう強く念じる事で成功します。

急に「ウイーン」という機会の音が聞こえてきました。
今度は小人が私の膝に乗り、
変な機械みたいな物を近づけてきました。

たぶん私をミンチにする道具だと思うと恐くなり、
夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ、と
目を固くつぶり一生懸命に念じました。

「ウイーン 」という音がだんだんと大きくなってきて、
顔に風圧を感じ、もうだめだと思った瞬間に静かになりました。

なんとか悪夢から抜け出す事ができました。
全身汗でびしょびしょになっていて、
目からは涙が流れていました。

私は寝床から台所に行き、
水を大量に飲んだところでやっと落ち着いてきました。
恐ろしくリアルだったけど、所詮は夢だったのだから、と自分に言い聞かせました。


次の日、学校で会う友達全員にこの夢の話をしました。
でも、皆は面白がるだけでした。
所詮は夢だからです。


それから4年間が過ぎました。
大学生になった私はすっかりこの出来事を忘れ、バイトなんぞに勤しんでいました。

そしてある晩、急に始まったのです。

『次はえぐり出し~えぐり出しです』
あの場面からでした。
私は「あっ、あの夢だ」とすぐに思いだしました。
すると前回と全く同じで、二人の小人があの女性の眼球をえぐり出しています。
やばいと思い、夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ、とすぐに念じ始めました・・・

今回はなかなか目が覚めません。
夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ・・・

『次は挽肉~挽肉です~』
いよいよやばくなってきました。
「 ウイーン 」と近づいてきます。
夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ、覚めてくれ。

ふっと静かになりました。

どうやら何とか逃げられたと思い、
目をあけようとしたその時、
『また逃げるんですか~次に来た時は最後ですよ~』と、
あのアナウンスの声がはっきりと聞こえました。

目を開けると、やはりもう夢からは完全に覚めており、自分の部屋にいました。
最後に聞いたアナウンスは、絶対に夢ではありません。
現実の世界で確かに聞きました。
私がいったい何をしたと言うのでしょうか?


それから現在まで、まだあの夢は見ていませんが、
次に見た時にはきっと、
心臓麻痺か何かで死ぬと覚悟しています。
こっちの世界では心臓麻痺でも、
あっちの世界は挽肉です・・・



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死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?

763: 本当にあった怖い名無:2007/03/14(水) 04:54:54 ID:Xss+iCNa0
九州のある地域の話。
仮だがS区という地域の山を越えた、裏S区って呼ばれてる地域の話。
現在では裏とは言わずに「新S区」って呼ばれてるが、じいちゃんばあちゃんは今でも裏S区と呼んでる。

まぁ、裏と言うのは良くない意味を含んでる。
この場合の裏は、部落の位置する場所を暗に表してる。
高校時代は、部落差別の講義も頻繁にあるような地域。そこでの話。
(あくまで体験談&自分の主観の為、部落差別、同和への差別の話ではありません)


今から何年か前に、男の子(仮にA)が一人行方不明になった。
(結局自殺してたのが見つかったけど)
俺はS区出身者。彼は裏S区出身者だけど、S区の地域にある高校に通ってた。
まぁ、彼は友人だった。あくまで『だった』だ。
1年の頃は仲良かった。
彼が一人の生徒をいじめるまでは。


いじめられたのは俺。周りはだれも止めない。
止めてくれないし、見てもない。傍観者ですらなかった。
必死にやめてと懇願しても殴る、蹴る。

俺は急に始まったから、最初はただの喧嘩と思い殴りあったが、
彼の体格と俺のでは全く強さが違う。

でも、次の日も急に殴ってきた。意味も無く。
理由を聞くも答えない。
薄っすらと笑ってたから、もう兎に角怖かった。
 



764 :本当にあった怖い名無し:2007/03/14(水) 04:57:13 ID:Xss+iCNa0
ある日、いきなりAが学校に来なくなった。俺はかなりうれしかった。
でも、もうその状況では、誰も俺に話かける奴はいなかった。
初めての孤独を味わった。
多数の中に居るのに絶対的な孤独だった。

それからAが3週間学校を休んだある日、先生が俺を呼び出した。
ここからは会話。


先生「お前Aと仲良かっただろ?」
俺「いえ・・」
先生「う~ん・・・。お前Aをいじめてないか?」
俺「はい??え?俺が??それともAが俺を???」
先生「いや、お前が。大丈夫誰にも言わんから言ってみろ。問題にもせんから」
俺「いや、俺がですか???」


このときは、本当に意味が分からなかった。先生の中では俺がいじめてることになってるし。
で、俺は本当のことを言うことにした。


俺「本当は言いたくなかったけど、俺がいじめられてました・・・。
皆の前で、殴る蹴るの暴力を受けてましたし・・・」
先生「本当か??お前が??他の生徒も見てたか??」
俺 「見てましたよ。っていうか、何で先生は俺がいじめてるって思ったんですか?
誰かが言ったんですか?」
先生 「いや・・・。いや、何でも無い」



765 :763:2007/03/14(水) 05:01:28 ID:Xss+iCNa0
先生の態度が、この時点で明らかにおかしい。何故か動揺してる感じ。
それから数分、二人とも無言。
その数分後に、いきなり先生が言い出した。


先生「Aがな、休んどるやろが?なしてか分からんけど、登校拒否みたいな感じでな。
家に電話しても、親がでて『おらん』って言うてきるんよ」
俺「・・・」
先生「そんでな、昨日やっとAと連絡とれて、色々聞いたんよ。
そしたらAが言ったのが、お前が怖いって言うんよ」
俺「はい??俺が???」
先生「う~ん・・・。そうなんよ。お前が怖いって言って聞かんのよ」
俺「いやいや、俺が?逆ですけどね。俺はAが怖いし」
先生「ほうか、いや、分かった。もっかい聞くけど、お前はいじめてないな?」
俺「はい」
って言うやりとりの後解放されて、自宅に帰った。



766 :763:2007/03/14(水) 05:02:42 ID:Xss+iCNa0
実際のイジメって、多人数を1人でイジメルものだと思ってた。
中学生の時にイジメを見たことあったから、そのときのイメージをイジメだと思ったし、
よく聞くイジメも、大体が多人数が1人にお金をたかる、トイレで裸にする。
こういうことをすることだと思ってた。

まさか、たった一人の人間がたった1人の人間をイジメルのに、先生まで巻き込み、
俺一人だけをのけ者にしようとしてるとは思わなかった。


生まれて初めて人に殺意を抱いた。
ぶん殴るとかじゃなく、『ぶっ殺したい』って本気で思った。



767 :763:2007/03/14(水) 05:04:32 ID:Xss+iCNa0
その次の日から、俺は学校を休んだ。
行く気にはなれんし、行っても一人だし。と思って。
ただ、この登校拒否中にありえないものを見てしまい、俺はちょっと頭がおかしくなりかけた。


起こったのは、『飛び降り自殺』。

俺の住んでたマンションから人が飛び降りた。
たまたまエレベーターホールでエレベーター待ちだった俺の耳に、
「ギぃーーーーー」って言う奇怪な声と、その数秒後に「どーーーーん!」っていう音。

そのどーんっと言う音は、自転車置き場の屋根に落ちたらしいのだが、
それを覗き見たときは、本当に吐き気と涙がボロボロ出た。

これはただの恐怖心からなんだが、
でもイジメにあっていた俺には、とてつもなく多きな傷だった。


これは本当にトラウマになっていて、今でもエレベーターに乗れなくなった。
会社とかにある、建物の中にある奴はまだ何とか乗れるが、
マンションにあるような、外の風景が見えるものには全く乗れなくなった。
なぜなら、このときに絶対ありえないものを見たから。



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776 :763:2007/03/14(水) 05:20:53 ID:Xss+iCNa0
Bさん「○君。最近Aの様子がおかしくなかった?
いきなり学校休んでるのは置いといて、それ以外に何かおかしいことなかった?」
俺「最近っていうか、わからん。急に殴りかかってきたりしてたけど」
Bさん「急にか、なんも言わんかったか?」
俺「いや、急に。意味わからんし。
あ!そういうことか。Aが急に異常になったってこと?
霊が見え初めて、発狂し始めたんっすか?」


Bさん「いや、Aはまともや。でも、何をすればいいかわからんかったよ」

俺「は?まともじゃないっすよ。あいついきなり殴り始めたし、しかも笑いながら。
皆怖がって、俺を助けようともせんかったし」

Bさん「○君。殴られたときに、怪我するようなこと受けてないやろ?
いや、殴る事自体は悪いことやから、庇ってるんじゃなくてな。
うちの家系での霊を見つけたときの対応は、笑う事なんよ。
やけん、異常者に見られることもあるけど、普通は無視してるんやけどな」

母「ってことは、○に霊がついてたって事ですか??」
Cさん「うん、今も憑いてる。それと○君。ベランダに誰か見える?」
俺「はい??なんですか?ベランダですか?」





777 :763:2007/03/14(水) 05:21:36 ID:Xss+iCNa0
ここで俺は、気絶するまえに見たモノとは別のものを見て、発狂しそうになった。

Cさん「大丈夫。絶対にココには入れんから」
親父「え?なにがですか?」
親父には見えてないし、もちろん母にも見えてない。


Bさん「あ、いえ。それでね、○君にはちょっと憑いてるんや」
俺「あ、あれか・・・飛び降りの奴見てしまったからか・・・」
Bさん「いや、ちがうよ。あれは多分たまたま。本当に偶然。
でもその偶然がベランダの奴で、それ以外についちゃだめな奴が憑いとる」
俺「え?」
Bさん「うん、それがついちゃだめなんよ。
厳密に言うと霊とかじゃなく、うちの家系では××××って言うんよ。
それを言葉には出しちゃだめですよ。すぐ移るから」(両親を見て)

母「××××」(なんて言ったか忘れた。バラ??なんとかだったけど不明)
俺「!?」
母「これで私についたけん、○は大丈夫でしょうか?」
Bさん「いや、そういうもんでもないけど、本当にそれは言わないでください」
母「息子が困るのは一番いやですから」
Bさん「多分、それをするともっと困ります」

俺「もう、やめていいよ。っていうかなんなん?
俺が霊に呪われてて、Aはそれみて俺をなぐってたん?
でも、それはおかしいやろ。そんなんします?普通。
っていうか、笑いながら殴ったらいいん?霊が追い払えるん?」(ちょっと困惑しててまくしたてた)

Cさん「ごめんね。そういう風にしか教えてなかったから、やったんやろうね」
Bさん「お払いするときにはな、絶対に笑いながら相手を追い出すんよ。
こっちは余裕だ、お前ごときって感じで。
んで、憑かれてる者を叩くと、憑いてるものが逃げ出すって感じなんよ。
もちろんお経やったり、お呪いやったりが必要なんやけど、
あいつは見様見真似でやってしまったんやろうな」
俺「でも、あいつ蹴ったりもしたし」
Bさん「うん、それは行き過ぎやな。でも、Aが学校休んでる理由は○君が怖いって。
まぁ、○君に憑いてる者が怖いってことなんやけどな」



778 :763:2007/03/14(水) 05:23:20 ID:Xss+iCNa0
それから数分そういう話をした後に、
Cさんが御祓いするための道具を駐車場に取りにいって、Bさんが俺を守る形で周りを見張ってた。


その後、準備が整い御祓いが始まったけど、今まで見たどの御祓い方法よりも異常だった。
神社のような御祓いでもなく、お寺のようにお経を唱えながら木魚を叩いてるわけでも無い。
ただただ笑いながら、お経を読んでる感じ。

そのお経もお経という感じではなく、ブツブツブツブツを繰り返してて、小声でただ話してるような感じだった。
それから何度か手を叩かれたり、頭を払われたりした。
それが終了して、Bさんが「もう大丈夫」と俺に言い、
Cさんが「もう見えないでしょ?」って言うので、ベランダを恐る恐る見てみたが、何も無かった。


779 :763:2007/03/14(水) 05:24:56 ID:Xss+iCNa0
次の日から、俺は普通通りに学校に行くようになった。
(エレベーターは一人で乗ることが出来ないため、いつも親と一緒に乗ってた・・・)

ただし、この日Aに異常が起きたらしく、
その日の夜に「Aが居ないんだけど、○君の家に行ってないか」という連絡が、Aの父親からあった。

次の日から、BさんやAの両親が捜索願いを出して探してたらしいが、
家に家出をするといった感じの手紙が置いてあり、
家出人の捜索のため警察が捜索をする、ということは無かったらしい。


Aの親が電話をしてきた理由は、その手紙に俺の名前が何個も書かれていたことが起因らしい。
俺は『霊がのりうつってたから』と言う理由があったからと言って、
Aを許してはなかったから、どうでもいいって思ってた。


Aが行方不明になって3日目の朝に、どーーーん!っていう音が聞こえて起きた。
俺はもう、そんなことがないと思ってたから、
本当に汗がびしょびしょになり、直ぐに親の部屋に逃げこんで、
少したって、夢での出来事だったことに気付いた。(というか、そういう風にした)


ただ、その日にAが飛び降り自殺をしており、
時間帯も朝方であったと聞いて、その夜から怖くなってきて、一人で寝ることが出来なくなった。

遺書が見つかっている事から、自殺で間違いないようだ。

遺書の中に俺宛の部分があり、
『ごめん、本当にわるかったね。多分俺らの家系は、部落でちょっと頭がおかしい家系が多いんやと思う。
自分の家系のせいにしたくないけど、お前を殴ったのは本当に悪かった。ごめん。』
って書かれてた。



780 :763:2007/03/14(水) 05:25:49 ID:Xss+iCNa0
その次の夜にお通夜があり、俺も両親とともに行ったのだが、俺はすごく嫌がってた。
ただ親が、「一応供養だけはしとかな、変なことあったら嫌やろ?」
って言うので、仕方なく行くことになった。


お通夜もかなり変わっており、通常のお通夜と違い遺影など無く、
その代わりに紙にAの名前が書いており、
それを御棺の側面にびっしり貼り付けていて、近づくのも嫌になるような不気味さを漂わせてた。


Bさん曰く、「写真を置くと、写真の顔が変形するんだよ。
それは見るのが耐えれないほどの奇怪なモノだから、この地域ではこういうやり方でやるんだ。
名前の書いた紙をびっしり貼ってるのは、
『コイツはAだ。××××ではないんだ』っていう証なんだ」との事。
(本当に意味不明。奇怪すぎる内容にひいた)


その時、Aの父親が俺に話かけてきて、
「迷惑かけてごめんね」と、Aが家出したときに書いた手紙と遺書を見せてきた。
遺書の部分は上記の通りだが、この時は本当は見たくなかった。


家出をした際に書かれた手紙には、
『○(俺の名前)にあいつが憑いてたんだけど、ずっと俺を殺そうと見張ってる。
おじさん(Bさん)が、○のあいつを御祓いしたからもう大丈夫って言ってたけど、あいつは俺に来たみたい。
でも、おとうさんはあいつを御祓いできないだろうし、おかあさんの家に行ってきます。
行く道であいつがついてきたら、他に行ってみるね。』とあった。


Aの両親は別居中だったため、Aは母親方の実家に向かったらしかったが、
そのまま行方不明になったらしい。
ただ、何故か警察は家出だと言って、行方不明というよりは、家出人としてしか扱わなかったそうだ。



781 :763:2007/03/14(水) 05:26:33 ID:Xss+iCNa0
それは本当に、見なかったほうが良かったって思った。
あいつとか書かれてるし、意味も不明なので。
その日までの現実離れした出来事をかなり思いだされて、怖さで震えてきた。

Aの自殺した時間が朝方だったことも怖さをまして、ココには居たくないって本気で思った。
俺がおかしかったんじゃなく、こいつらが異常だって思った。

お経も無く、変な平屋のような場所に棺桶が置かれており、
びっしりとAの名前が書かれた札を貼っていて、その挙句、親戚の何人かは笑っているのである。


韓国だかどこかで泣き子といって、
泣くだけの為に葬式に参加してるってやつがいるって、気味の悪い話も聞いたことがあるけど、
この集落に伝わる葬式も、気味が悪いを通り越して異常でしかなかった。
うちの両親もさすがにこの状況は怖かったらしく、「もう、かえるか」と、挨拶も早々に切り上げた。



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裏S区 4



裏S区2 4

 

782 :763:2007/03/14(水) 05:32:31 ID:Xss+iCNa0
それから数日後に、Bさんが両親に言ったのが、俺に憑いてたのは、
Aのおばあさん(つまりBさんの母親)が、××××になって
(霊だろうけど、そうは言わなかったので)憑いてたとのこと。

もうそんな話はどうでも良いから、聞きたくも無かったけど、「聞いといて」との事なので聞かされた。

飛び降り自殺をしたニンゲンも裏S区出身者で、××××に追いかけられてた事。
俺に取り憑いた理由はわからないが、以前Aの家に行った時についたのかもとの事。
等を聞かされた。


そこで俺も、怖いと思ってたことを2つ聞いた。
1つ目は、Bさんに殴られる前に見た『顔』。
2つ目は、飛び降りしたはずの人間が階段に居て、下の遺体のもとに駆け寄ろうとしてたが、
アレは何なのか。





783 :763:2007/03/14(水) 05:33:29 ID:Xss+iCNa0
そうするとBさんは、2つ目については、
「死んだ人間は、死んだことを分からない事が多い。
だから、下に自分が居たので、取りに行こうとしたんじゃないかな」との事。
ただ、そこで邪魔をされると、呪いをかけようとするとの事。


ここで俺は、「邪魔をしてない」と口を挟んだところ、
「お前、エレベーターを呼んだだろ?『ピン』って音が邪魔なんだよ」
って、Bさんの口調がかなり強い言い方に変わった。

本当に飛び跳ねそうになった。俺の両親もかなりびびってきてた。

Bさんはその口調のままいった。
「お前なぁ、見ちゃだめだろ?俺はいいがお前はだめだろ?見んなよ。俺をみんなよ。
なぁ?おい。聞いてるか?おい?」って感じで。


さすがに親父が怒って、「何言ってんだ?怖がらせてどうする!」というと、
Bさんがビクンってなって、
「あ、ごめんなさい。申し訳ない。
ちょっと来てたので、聞いてみようと思ったんです。申し訳ない」
って言い出して、口調を戻した。

「見てはダメだったと言っても、見たくて見たんじゃないから、もういいだろ?な」
と自問自答を繰り返し、その後俺に向かって、
「もう、絶対に大丈夫。本当に申し訳なかった。この亡くなった奴も××××に追いかけられてて、
○君にのりうつってたあいつに怒ってしまって、○君のとこに来たみたい」との事。



784 :763:2007/03/14(水) 05:36:17 ID:Xss+iCNa0
1つ目の質問については、「それが××××」との事。
(この名前はもしかしたら、日本語とかでは無いか、もしくは方言なのかなぁと、このときに思った)


そして、Aのおばあさんが××××になってしまった。
でもAの父親が、自分の母を消すのは心許ないとの事で、御祓いを避けてたとの事。
ただしAが亡くなってしまったため、流石にもう腹を決めたらしく、
御祓いを昨日済ませたとの事。等を聞いた。

そして、Bさんが帰るとの事だったので、玄関で見送りした。



785 :763:2007/03/14(水) 05:37:13 ID:Xss+iCNa0
Bさんが玄関を出た直後に、いきなりBさんの笑い声が聞こえた。
「あはははははは。ははははは」って。
俺はびくっ!ってなり、膝から崩れた。

親父は「やっぱりあそこの連中はおかしいわ」と、
怖さからか、それとも本当に怒ってるのか、怒鳴る感じでそういってた。

母は「もう、あの人らに関わるのはやめようね」と言い出して、涙目になってた。

あんな話をしてて、笑いながら御祓いすると聞いてても、
家を出た瞬間にあんな笑い声を張り上げている奴を、流石に同じ人種とは思えない。

「あはははははははは」と笑ってて、
その声が聞こえなくなって、初めて三人とも動けるようになり、リビングに戻った。


俺が「あいつらはおかしいよ、絶対異常やって。っていうか、あいつエレベーターで帰ったんやろうか?」
と言ったら、
親父が「あいつとか言うな。一応年上やろうが。はぁ・・・もう、関わらんようにしとけ」
と言って、鍵を閉めに行った。

その直後に、「はやくかえれ!!」っていう怒鳴り声が聞こえて、心臓が止まりかけた。
母親も「ひぃ」ってなってた。


親父が鍵を閉める前に、夕刊が郵便受けに入っており、それを中から取ろうとしたら、
上の部分に引っ掛ってしまっており、外から取ろうとしたらしい。
そうしたら、Bさんがまだエレベーターホールでニヤニヤしてたらしい。


親父はぶち切れてて、「警察よぶぞ!」とか言い出しており、(怖かったんだと思う)
横の家の人とかも出てきて、
Bさんは「え、い、いや、今帰ろうとしてたとこです。え?なんですか?」とか言ってたらしい。
言った瞬間に又ケタケタと笑い始めてエレベーターに乗って帰ったらしい。
(親父が「塩まけ。塩!」と言い出し、
狂ったように塩をまいていたので、隣人からしたら親父も異常に見えたかも)



786 :763:2007/03/14(水) 05:38:38 ID:Xss+iCNa0
その後、両親と一緒に有名な神社に行って御祓いを受けて、家を引っ越した。
S区からは移動してないため、同じ学校の地域だったが、
俺は他の地区の学校に転入をしてもらい、それ以降は一切裏S区には近づいていない。


今は新S区と名前を変えてるが、地域性自体は変わってないようであり、
従兄弟の通うS区の学校では、未だに同和教育があり、
地域は言わないものの、差別的な事が現実にあると教えてるとの事。


しかし、アクマで部落、集落への差別としか言わず、裏S区の事情、情報は皆無で、
裏S区と呼ぶと教師が過敏に反応し、「新S区だ」と言い直したりとかもするそうである。
(これは九州特有の人権主義、日教組等によるものだと思うけど)

Bさんに関しては一切関わりを絶っているため、今はどうなってるかは不明。

うちの両親はこの事件までは、
裏S区に関しての差別意識は皆無だったが、
これ以降はかなり毛嫌いしており、その地域の人達との関係をかなり制限してる。


俺はそれ以降霊的な出来事は皆無だけど、エレベーターだけは一人で乗れず、
はずかしながら一人で寝ることも出来ないので、妻にすごく馬鹿にされている状態。
終った直後の頃は、トイレに行くときも親を起こして、(高校生なのに・・・)
一々行ってた位に、心身が恐怖で埋まってた。

俺に関しては、裏S区の出身と聞くと、差別というよりも恐怖だけが全身を駆け巡り、話も出来なくなる。

駄文、かなりの長文失礼しました。
一応体験談として置いておきます。
読んだ人マジで乙



797 :本当にあった怖い名無:2007/03/14(水) 09:37:58 ID:5dxvOK670
ナメ○○○>ナメラスジ
魔の通り道や、鬼門裏鬼門の線上のことだったりするね。
似たようなものに、ケガレチ(気枯地)なんかもあったりする。

自分も九州人なので、こういった話は時々聞くね。
古墳、遺跡、巨石機構、山岳信仰など多いし、民間伝承、迷信、神懸りなんか、今も脈々とつづいてる。
長崎の外海、五島なんかは、隠れキリシタンの独特の風習、迷信や呪詛なんぞもある。


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死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?


836 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:34:27 ID:nyVgvoIt0
アクマで聞いた話の為、本当かどうかは不明。
(俺の体験だと本当と言い切れるが、人の体験なので)
自分の体験をS区出身の友人に話したところ、
彼が(仮にKとする)俺に酷似するような体験があると言い出したので聞いた話。


まずはKについて。中学からの付き合いで、高校は俺が引っ越すまでは一緒。
ただし、引っ越す前までに、そこまで仲良かったわけでもない。大学時代になって再度仲良くなった。
霊的な体験談多数。
しかし本人曰く、「全然怖くないことばっかり、あんな事件があったし」
それ以外にも変な体験が多い。

例1:大学時代にストーカー(女)に付きまとわれる。
(ただし、このストーカーは異常者であり、Kをストーカーしてるというより、
Kが住んでいた部屋への異常なまでの執着心。これは怖かった)
例2:かなり有名な殺人事件が、借りていた部屋の近くであり、
Kの家に、殺されているはずの人間が出てきて(夢まくらの様な感じ)、その次の日に事件が発覚。
犯人の自供から、死んだ時間と現れた時間が一緒だったとの事。
(本当かどうかは不明)
例3:風俗に行って、風俗嬢にいきなり耳を噛まれる。
その際に耳元で、「あーああーあーあー」と言われたとの事。
(意味不明、耳に噛まれた痕あり)
例4:以上の事から、K自体に何かがとり憑いてる可能性があるため、神社に御祓いに行くも拒否される。
これはうそ臭い。神職にある者が助けを断るとは思えない。
が、Kの彼女の話からすると本当の事らしい。
(意味不明、理由も不明)


そんな感じの奴。
ただし、実際に話を聞くと全てに置いて真実味がある為、嘘ではないと思います。
話をもどします。




837 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:35:42 ID:nyVgvoIt0
S区って言うのはかなり大きくて、目の前に海、後ろに山がある。
S区の目の前の海を正面と捉えており、山を越えて広がる場所が裏S区。
もちろんこちらもそれなりに大きい。
ただ、裏と名前がついたり、差別観的な名称からも分かるとおり、S区と裏S区ではかなり文明が異なる。

裏S区にはまず電車が通っていない。
電車に乗って隣町(S区から見ての話だが)に行く際にも、
わざわざ車かバスでS区に出てきて、電車に乗らなければならない。
たかが隣町に行くだけに3、40分以上かかってしまうのである。
だから裏S区出身者は、あまり外(自分の地域以外)に出たがらない。
その為か、かなり身内に対しての思いやり、
連結力というのは強く、子供の起した事件に関しても、一々親がしゃしゃり出てくる。
ただし、こういう地域に限り絶対にある、『排他的』なものに関してもかなり強い。


例えば、俺が高校の時にAに苛められたときに、殆どの奴らが俺に対して手を差し伸べる事は無かった。
俺は生まれも育ちもS区なのだが、
クラスの半数以上が裏S区出身者の為、
裏S区の奴等に関しては、傍観とか無視とかとも違うくて、『そこに俺は居ない』って本気で思ってる感じ。

また、S区の奴等にも友人が居たが、彼らは裏S区の人間を怖がっている為か、
俺に手助けをしたり庇ったりして、何か自分に火の粉がかかるかも、という事を嫌がってる感じで無視。

まぁ、俺の中でも一番仲が良かったAの突然の奇行にビビッてたし、他に助けを求める気も無かった。
また、裏S区は本当に田舎な為、未だにヤンキーと言われる奴等が多く、
たばこやお酒は当たり前で、シンナーまで吸ってる奴も居た。
(流石に俺の高校には居なかったけど、S区出身者で裏S区の学校に通ってる奴からの情報。
また、その高校はお世辞にも頭が良いとは言えないため、
そういう奴等が集まるのは必然かも)



838 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:36:35 ID:nyVgvoIt0
ただし、ここで俺が疑問に思ったのが、俺がAに苛められてる時に
何も無かったようにしていた他の裏S区出身者には、俺についてるモノが見えなかったのか?
それとも、それが見えたからこそ、
Bさんが言った「通常は無視をする」っていう感じだったのかは不明。

ただ、後者のほうの様な気がする。
そうでなければ、教室の後ろでいきなり殴られたりしてるのに、笑顔で飯食べたり、
会話を楽しんだりなんか出来るわけない。
S区出身者の奴等でさえちらちら見てたのに、全く無いモノのように振舞えるわけが無いから・・・。

まぁ、どっちにしろ気持ちのいいものではない。

それと追記として、俺の高校のときのクラスの、5分の1の苗字がAと同じ。
別に親戚とか従兄弟とかではないみたいだけど、昔に遡ればそういう関係なのかもしれない。
けどこれは不明。
(俺が転入した先の高校にも、この苗字のやつが学年に3人ぐらい居たので、
ただ単にこの地域に多いだけかも)

この家系の奴等だけしか見えないとしても、
裏S区の奴等に言えばモノを理解し、俺を無視ぐらいはするだろう。



839 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:37:35 ID:nyVgvoIt0
ここでKの話にもどる。


ある日Kが、裏S区の友人(G君とします。彼とは一度も話した事はありません)宅に、
初めて泊まりに行った時の話。

KはS区出身と書いたが、本当は小学生の時に引っ越してきた。
それまでは福岡県の都会に居たらしく、ここに来たときにかなりの田舎だと思ったそうだ。
俺からしたらS区は、田舎でも都会でもない
所謂普通の町だったけど、Kからしたら田舎らしい。
別に畑や田圃が広がってるわけでもないし、コンビニまで歩いて30分なんて場所も皆無な場所。
(むしろコンビニは多いと思う)

まぁ、そんなKだから、高校に入って裏S区の知り合いが出来て遊ぶ範囲が広がっていき、
裏S区の奴の家に泊まりに行くことになって、初めて裏S区を見ることになる。

初めて向かう際に足に使ったのがバスだったが、そのバスを待つ時間が40分に1本ぐらいの割合。
(高校の放課後の時間帯でそれ。朝や夕方5時以降から7時までは20分に1本。
それ以降は1時間に1本とかそんな感じ)
しかも、隣町の都会に電車で出るよりも時間がかかる。
それだけでもかなりショックだったらしく、グダグダ文句を言ってたんだそうだ。

ただ、値段がかなり安い為、
(もし隣町の都会にバスでいくと300円以上かかるが、それ以上時間がかかるのにも関わらず160円ぐらい)
裏Sの出身者はそのバスを結構用いてる為、
Kがグダグダ文句を言ってる時に、前に座ってたおばさんがまず咳払いをし始めて、
それを合図かのように、その周りの2、3人がちらちらKを見てたそうだ
(被害妄想っぽいけど・・・)



840 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:38:20 ID:nyVgvoIt0
その後、裏S区の田畑が広がるだだっ広い場所に出ていき、ポツンポツンと家が見えてきたところで、
Kはバスを降りた。
バスの通り道はそのまま住民の主要道路となっており、そこしか大きな道はない。
その為、辺鄙を通り越したような感覚になる。

その時にすごく嫌な匂いがして顔をしかめてると、Gが「どうした?」と聞いてきた。
(めんどくさいので、「・・・らしい」とか、「・・・だそうだ」を多少省き、Kの話とします)
以下会話。


K「この匂いなん?めちゃめちゃくせーよ」
G「なんの匂いよ?ちゅうかお前、人の家の近くに来てめちゃめちゃ失礼やのぉ」
K「いや、なんやろ。なんか匂うやろ?わからんの?」
G「あ~、お前これ家畜の臭いやろ。牛とか豚とか飼っとるけん、そのにおいよ。気にすんな。
あ、それとお前、さっきいらん事文句いうなや、後で俺が言われるやろうが」
K「いらんことって?ちゅうか遠いもんは遠いやろ。しかも怒られるって。
あんなおばさんとか無視しとけや。全然知らんおばさんやし」
G「いや、お前が知らんだけやけね。
俺とかは結構見かけたりするし、うちのオカンとかと知り合いかも知れんやろうが」
K「まぁまぁ、俺は関係ないけいいけん。
しかも俺が言ったんやけ、お前が気にすんな。俺が怒られるだけよ」
G「あー、それと、お前うちに来たときに変なこと言うなよ。匂うとか臭いとか。おとんにぶん殴られるぞ」
K「言わんよ。さすがに」
G「いや、まじめに聞けって。うちのおとんメチャメチャ怖いけん、絶対怒らせんなよ」



841 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:39:10 ID:nyVgvoIt0
ここまで来て、さっきまでのGの不真面目さが消えてて、Gの父親の怖さを凄く強調するので、
Kはかなり緊張してきた。
その後Gの家に向かうことになったけど、バス停からさらに10分近く歩いてやっとつく。
さすがに文句言おうかと思ったけど、
家の前に来たことで、Gの両親に聞かれたら困るしと思い、何もいわなかったそうだ。

ただ、この時点でKはもう帰りかったらしい。理由は3つ。
1、臭いがひどすぎる。
家畜の臭いは今まで嗅いだ事の無いぐらいの臭いだそうで、トイレの臭い匂いみたいな感じ。
2、家が凄い怖い。
木造の平屋の様な家で、日本家屋的なものらしいけど、家の色が『黒』。
別に真っ黒って意味ではないけど、黒っぽい感じ。
(これはAの家もそうだったけど、ただ薄暗い。
都会育ちの奴には明るいのが当たり前だったから、とかそんな感じではく、
木目調の色合いが、なんか『黒い感じのもののみで』って感じ)
3、お札びっしり。
家の玄関の扉をあけたら、靴を脱ぐ前の壁にお札びっしり。
(Aの家でも同じ感じだったが、葬式だったからと思ってたが、Gの家は不明)



842 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:40:28 ID:nyVgvoIt0
この3つのうち一番嫌だったのは、もちろん匂い。
2に関しては、外面が黒かろうが、中に入れば普通だったので気にしないから。
3に関しても、家の玄関の側面の靴置き場のみなので、家に入れば特に問題なし。
ただ、匂いだけはどうしようもない。
家の中だから安全という感じでもなく、少しはおさまってるだけで臭いものは臭い。

靴を脱いで居間に居たGの母親にあいさつをして、Gの部屋にむかったところ、
Gの兄貴が居たらしく、一緒に色々と遊んでたそうだ。
Gの母親もかなりいい人で、わざわざおやつやジュース等を持ってきてくれた。
その際に、「K君ちゅうんか?ほうか、Gと仲良くしいや。ね?」と言われたそうだ。
その後Gの兄が、「今日の夜は一緒に遊ぶか?」と聞かれた為、
GもKもOKを出して遊ぶことになった。

ただし遊ぶと言っても、徒歩10分以内にあるものはバス停のみ。
何をするのか?とも思ったそうだが、
Gが「うちの兄貴おもしろいけん、いっしょあそぼうなw」と言われたので、楽しみにしていたそうだ。



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843 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:42:02 ID:nyVgvoIt0
その後ぺちゃくちゃ話をしてると、Gの父親が牛舎から戻ってきて、
「おい、G、友人つれてこい。挨拶させんか」と聞こえてきたので、少々緊張気味にあいさつ。

あいさつも普通におわり、
「おう、よろしくの。Gと仲良くしとけの」と言われ、
「飯準備するけ手伝え」の一言で、K、G、Gの兄で用意をしてたそうだ。

その時に「キーーーーーーー」って言う小動物の鳴き声に、
Kは焦ってビクっってなりながら、窓の外、庭を見たそうだ。
そこでGの父親が、鶏の頭を切り皮を剥いで、調理用にしてたそうだ。

Kはめちゃめちゃビビッたらしい。
生まれて初めて、自分が食べるものを『家』で『殺める』事に焦ったのと同時に、
Gの父親がニヤニヤ笑いながら振り向いて、
「うまいもん、食わせてやるけんのぉ。自家用やからうまいぞ」の言葉に動きが止まった。

まぁ、確かに理解は出来てても、
さすがに目の前で見るとちょっとヒク気持ちはわかる・・・。

でもK曰く、飯はめちゃめちゃ上手かったそうだ。
そのときには、匂いにも多少は慣れてるのと、
料理の際の良い匂いに部屋中が包まれる為、気に留めなくなる。




844 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:42:55 ID:nyVgvoIt0
ここで食卓中の会話。


G父「どうや?うまいやろうが?ほとんど家で作っとうけんのぉ」
G兄「いや、うちの飯はうまいんは、おかんの手がかなりかかっとるけんのー」
G父「お前にゃ聞いとらん。どや?K。うまいやろ?」
K「あ、めちゃめちゃうまいっす」
G父「おう、S区に住んどったら全部スーパーとかやろうけど、自家製ちゅうのは味が全然ちがうけんの」
K「そうですよねー。うまいです」(何故か『S区よりもうまい』を強調してたとのこと)

G母「それはそうと今日、Hちゃん(G兄の友人)のおばちゃんが怒っとったよ。
あんたらバスで何か言うたろうもん」
K「あ、すみません。俺が道が長いって文句言うてもうて」
G「まぁ、悪気はないけん謝っとって」
G父「おい、G。お前一緒におっていらん事いうな。
Kもこの辺に遊びに来るときに文句言うたらいけんぞ。夜中に××××がくるぞ」
(よく分からないけど、俺の体験に出てくるような名前らしい。本当かどうかは不明。
K曰く、俺のと同じとのことだが、俺は名前を良く覚えておらず、Kも適当に俺にあわせてるのかも)

G兄「はは、ちゅうか俺ら子供やないし、そんなじゃもうこわがらんて」
G「んなこというてG兄、結構信じとるやん。Hさんの兄貴がおかしくなったときも、ビビッて言いよんたやん」
K「・・・」(何の話か全く意味不明な状態)
G兄「あ?あほか。あいつの兄貴はシンナー吸いすぎなだけって」
G父「シンナーすっただけであそこまでなるか、ぼけ。っていうかお前等、シンナーなんか吸ったらぶっ殺すぞ」
G兄「いや、俺は吸ったことないし、すうきもないって」

K「××××ってなんすか?」
G父「!?。お前はよそもんやから知らんでええわ。
それとお前、その名前二度と口にすなよ。よそもんが言うていい事と悪いこともわからんのかのぉ」
G母「お父さん。K君も知らんでいいよんやけ、そんなん言わん。そんな言い方したりせんよ」
G兄「K。気にせんでええけん。だけどそれは、この地域の年配者には言うなよ」
K「あ、なんかすいません」



845 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:44:24 ID:nyVgvoIt0
こんな感じの流れで、いきなりGの父親が怒り始めたらしい。
それで、飯食ったらすぐにGの部屋に行って、
再度GとGの兄に「その名前はかみさんみたいなもんやから、言うたらいけん」と念押しされたらしい。
まぁKからしたら、かなり居づらい場所になってしまったらしくて、
Gの父が「さっきはすまんのー。あんま気にすんな。おい、K、風呂入って来い。きもちいいけん」
と言いに来てくれて、やっと変な居心地の悪さから解放されたそうだ。


まぁ風呂も普通に入って、Gも風呂上がって、
寝る時間になるまで、適当にゲームしたり話したりして時間つぶしてた。
その時にGの兄が友人を呼んで、「一緒に遊ぶか?」って聞いてきたので、それから外に遊ぶことになった。


田舎ならではというのと、
その地域の特色というのも合間ってか、
その辺りは本当に不良が多く、暴走族の真似事をするやつらが結構多い。
GもGの兄貴もバイクを持っており、Kを連れて皆と遊びに行くことになったそうだ。



846 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:45:21 ID:nyVgvoIt0
それから数分後に用意ができたので、Gの後ろにKが乗って、
Gの兄貴についていくことになったらしいけど、そこで外に出たときに、Kが『異常』に気付く。
GもGの兄貴にも『異常』では無いけども、Kにとっては異常以外の何モノでもない。
まぁ、都会と田舎の違いかもしれないけど、街灯が全くない。
今のご時勢に、舗装されてない道もそうだけど、街灯が無いと言う事が、Kからしたら『異常』。
恐怖でしかなかったらしい。

夜の9時ぐらいのため辺りは真っ暗。
別に田舎なら当たり前だろ、って言う人も居るだろうけど、俺もこの状況は知っているから言える。
宮崎県のど田舎(失礼)の村に行ったときの、商店まで車で30分、
自動販売機まで歩いて20分の場所に行ったときでさえ、凄く遠くにだけど、街灯が見える。
田畑だけが広がってる場所なだけに、少なくとも対面にある光ぐらいは見える。

けどこの地域は、(裏S区全体がそうではありません)田畑が広がっていて、
向こうまで見渡せるだけの視界があるのに、街灯は見えない。
闇が光を吸い取ってる。
それほどの地域。


その『異常』にかなり怖がりながら、バイクでずっと進んで、
5分ぐらい行ったところの広場の様な場所で、Gの兄の友人が5、6人集まっていた。
Kが挨拶したら、結構気さくに話してくれる人たちだった。

ただし、ヤンキーと言われる部類のファッションとしゃべり方。全員裏S区出身者でG兄の幼馴染。
そこでやる事は特に無く、
タバコ吸ったり、酒のんだり、Kにバイクの乗り方を教えたり、って感じで遊んでた。
その時にもう一台バイクが来たらしく、降りてきて早々に、
「まじ、兄貴うぜぇ。あいつまじおかしすぎ。意味分からん」と言いながら降りてきた。(彼がH)



847 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:46:15 ID:nyVgvoIt0
再度会話。
(G兄の友人は6人いるが、重要人物を友人A、Bとする。他は話には加わってるが特に必要ないので)


G兄「おぉ、H。おっせぇぞ」
H「おぅ、だれかそいつ?なんしよんか?あー?」
G兄「Gのツレよ」
K、G「あ、どうも」
H「ほうか、アッー!あいつマジうぜぇー!」(地面を蹴ったり、つばを吐いたりしながら)

友人A「うっせぇのー、来てすぐに、なんなんか?どうしたんか?」
H「あいつ狂っとるわ。まじ、どっか病院入れーよ」
友人A「またか?ほんと、どうしようもないのぉ」
友人B「××××さんがきたんちゃう?」
G「こんなこわい場所で、いらん事言わんでくださいよー」
H「いや、来たんやって~。おれのオカンがいいよるわ」
G兄「ほなお前もみえるんちゃうん?」
H「いや、何がみえるんかも全然わからんし、
ちゅうか小便ぐらいトイレでせぇや、いきなり居間でもらしよるん。あほやけ、まじで」
友人A「なんじゃ、そりゃ。むちゃくちゃやね」

H「しかも笑わないけんけね。もう、うぜー。目の前であんなんされて笑えるかって」
G兄「笑っとったんやろ?」(ニヤニヤしながら)
H「あたりまえじゃ。こわかろうもん」(こちらもニヤニヤ状態)
友人B「じゃぁ、おばちゃん今度やるん?それともつれていくん?」
H「家じゃせんやろ。どこに行くかわからんし」
友人B「ほな、奥さんはどうするん?やるん?」
H「いや、せんやろ。あんだけおかしかったら別れたいやろおし。
それに普通のときにも殴られたりしとんに」

G兄「あそこん奥さんの母親もせんの?」
H「いや、もうしんどるし」
友人A「ほしたら、Yのばばぁにでもお願いでもするんやろうね」
G兄「うゎー、めんでぇー。あそこしょっちゅう(結構)通りよるけんめんどいわ」
H「今から行くっちいいよったけん、俺もいかないけん」
友人B「ほしたら、言って来いや。俺らもいこうか?」
友人A「そやね、ひまやし」


ここで、友人A、B、G、G兄、K、Hはそこに行くことに。
他のメンバーは帰宅。



848 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:48:47 ID:nyVgvoIt0
H「あいつらは怖がりやし、名前が○○家やけのぉ(Aの苗字)みえるんやろ」
G兄「お前もやん」(Hの苗字もAと同じ)
H「しらんし。こわくもねぇし、あのクソアニキがシンナー吸いすぎておかしくなっとんのに」
G兄「俺はみえるけん、信じるわ」(ニヤニヤ)
H「うそつけや、お前は違うやん。俺にはみえるけどね」(ニヤニヤ)
友人A「みえんやろ。お前は。俺もやけど。あいつらはしらんけど」
G兄「まぁ、いいや。いくぞ」


そんな話をしながら、Yという人の家に向かったらしい。
Kが意味が全くわからなくてGに聞いたところ、
Yという人は霊媒師みたいな人で、
Hの兄は霊にのりうつられてると両親や他の大人に考えられてる為、そこに連れて行くとのこと。



849 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:53:22 ID:nyVgvoIt0
ちょっと話はそれるけど、
これまでの話で霊関係なのか、その風土によるものなのか、
それとも家系的なものなのかわからないけど、
俺の体験談でもあるように、
この地域では精神異常者が結構出ていたために隔離されて、部落、集落となった。と言う事。
それと、この地域には有名な精神病院が一つあるけども、まぁ、場所的に閉鎖的な為に建てられてる感じ。
だから、この地域の人はかなり反対したらしい。
(それでなくても差別的なのに、
そんな場所に精神病の患者を集めるような収容施設なんて、嫌でしょうがないだろう)

この2つの事がらもあり、この地域で精神を病んだ場合は、
病院とかよりも、まずは霊的な現象、事象と思われて、霊媒師等にいく場合が多い。
それと裏S区はかなり広い場所なので、全てがそうとはいえないけども、
俺の高校に来る裏Sの奴等の家の近くには、
本当に寺も神社も全くない。
(もしかしたらあるのかも知れないけど、俺が知る限りでは無いです)

ただし、神社の代わりの様な場所があり、そこは墓地も含んでいる。
肝試しをする場所として俺らの地域では凄く有名で、
地蔵とかそういうのの代わりに、風車と小さな石塚がたくさんある。(水子地蔵の様なもの)
つまり、信仰が異なってるため、精神異常者も霊等のせいであり、病とはかけ離れてると考えられてる。
今のご時勢に、と思うかもしれないけど、それがそこでの事実。



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