サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

カテゴリ:歴史 > 家系

303 :272:2009/05/22(金) 19:07:17 ID:zfz+GVW1O
子ども人形は一歳にも満たないように見えたが…おくるみみたいのに巻かれてたし。
でも腕が見えたからその可能性はあるか。
しかしそうだとして、殺意ビンビンな母人形はどうしたらいいんだろうか。
聞いたけど「そんな古いのどうした?」で終わりだった。
見覚えないらしい。
その他にも因縁とかないか探ったが、ホントにないらしい。
しかも「布団の上にあった」っつったら「ハァ?」言われた。
何となく「人形に襲われました」とも言えないしね…。





302 :本当にあった怖い名無し:2009/05/22(金) 19:03:00 ID:pLAGEbvV0
ところで、その「おたきさん」は、今どこにあるの?
家の人に内緒でお寺とかに行くわけにはいかないの?
手鞠の鑑定はどの板に聞けばいいんだろうね。




305 :272:2009/05/22(金) 19:20:53 ID:zfz+GVW1O
燃やされたりしてなければ、「おたきさん」は新潟県の長岡の辺りのどっかの寺にいると思う。
本家に叔母がいた頃の話だから、かなり曖昧でスマン。
自分東京だし、前述の通り探そうにも探せない。
もし探し出したとしても、今回の件に関係あるかどうか…。
個人的興味はあるんだけどね。人形板の人間だし。


314 :272 ◆93wXL.9pvM:2009/05/22(金) 22:34:33 ID:zfz+GVW1O
みんな心配してくれて鞠が㌧。
さっき父に全部話したら「夢だろ、最近蒸し暑いから」で片付けられた。
仕方ないんでビー玉と鞠を見せたら
「もし本当なら婆ちゃんが墓参りに来いって言ってんじゃないのw」
そのあとも「誰かから貰って、お父さんを怖がらせようとしてるなw」
とか、スットコドッコイな発言ばかりで手に負えなかったんだが。
ふと前のレス思い出して、
「もしかしたらあの大きな女性人形が抱いてたのは、赤ちゃんじゃなくて市松人形だったかもしれない」
とカマかけてみたら顔色変わった。

すぐ新潟の叔父と連絡とったが、内容は聞き取れず。
父の出した結果は「今日はもう忘れて寝れ」。
結局イミフだったが、1つだけ収穫だったのは「あれは赤ちゃん人形じゃないかも」と気付いたこと。
赤ちゃん大のおくるみと、そこから生えた白い小さい手だけしか見ていないし。
けど結局何も解決してないので、いい年して恥ずかしいが今夜はカーチャンと寝る。



318 :272 ◆93wXL.9pvM:2009/05/22(金) 23:00:11 ID:zfz+GVW1O
とりあえず教えてもらった通りに、北に盛り塩とU字作戦で踏ん張ってみる。
あと鳥つけるのアドバイスしてくれた人もサンクス。
しかし赤ちゃんについても、ウチの家系は因縁だらけだからわけわからなくなってきた。
つーてもやたら死産が多いってだけなんだが。



319 :本当にあった怖い名無し:2009/05/22(金) 23:07:01 ID:yRR0WbG/0
「オン・シュチリ・キャラロハ・ウンケンソワカ」
悪夢を見たときもこの真言を七回唱えれば吉夢に転ずる。 だそうだ
寝る前に試してみれ



320 :272 ◆93wXL.9pvM:2009/05/22(金) 23:14:08 ID:zfz+GVW1O
さんくす、やってみる。
これ悪夢じゃなく心霊現象とかにも効くん?



350 :本当にあった怖い名無し:2009/05/23(土) 15:20:55 ID:m0OvAKcs0
272は幾つなんだwカワユス
うちの厨房男、母と寝るなんて「ぜぇっっったいに嫌!何があっても嫌!!」ってw
人形に因縁があって、272自身が人形好きって、いろいろありそうだねぇ。



360 :272 ◆93wXL.9pvM:2009/05/23(土) 18:58:08 ID:OxTo1O2dO
オナゴに歳を聞くでないw
朝は立て込んでて、急いで会社行ったんで書き込み出来なかった272です。
ただいま帰還。
とりあえず昨日の夜は、自分には何も起こらなかった。
…が。

母が昨晩あの親子人形の夢を見たらしく、早朝から父と大喧嘩になってた。
母にも鞠とビー玉は見せたが親子人形の話はしていない筈なんで
何で父と喧嘩になったのかはわからん。
喧嘩してたのに内容が把握出来なかったのは、
母のデカイ怒鳴り声が聞こえるまでぐっすり寝てたからですスマン。
結局また肝心なことは教えてもらえなかった訳だが、夢の内容だけは聞けた。

で、1つ自分が金縛りに合った時と違ったことがある。
・母は金縛りに合わず「悪夢」として見た
あとこれは推測なんだが
・もし親子の「人形」として見たんなら、父でなく人形マニアの自分が詰め寄られている筈。

結局のところ解決策も事態の正体も不明。
ただ何となく、二人に何か隠し事されてる気がしてきたのは穿ち過ぎか?



362 :本当にあった怖い名無し:2009/05/23(土) 19:26:14 ID:90sTY5YEO
お母さんはどんな夢だったの?
272さんみたいに、殺意を感じたの?



365 :本当にあった怖い名無し:2009/05/23(土) 19:50:49 ID:SIKPHWRu0
おかえり。大事もなくてなによりだ
親父さんと喧嘩してたってことは、おたきさん関係の可能性もあるんかね
だったらそれを任せた寺に行けば解決しそうだけども



366 :272 ◆93wXL.9pvM:2009/05/23(土) 20:27:42 ID:OxTo1O2dO
夢の内容は行数足りなくて省いてしまったんだスマン。
大体自分と同じだったし、話も曖昧だったんで。

母の夢の内容は「赤ちゃん抱いた大きな女に殺されかけた」で、「人形」って言葉は聞かなかった。
つーかオカルト嫌いな母が、夢のことなんか気にしてたのが変な感じだったな。
御払いについても話してみようかと思うが、何か言いにくい雰囲気なんだ…
小さい頃からタブーとして刷り込まれた感覚っつうか…。

でも何か怖いけど、気合い入れて言ってみる。
ちょっとだけ自分の家系っつーか自分の背景がわかりそうな気もして、それはそれで興味もあるし。
とか言っても、やっぱ怖いのに変わりはないんだが。



367 :272 ◆93wXL.9pvM:2009/05/23(土) 20:31:56 ID:OxTo1O2dO
「おたきさん」の寺も父に聞いてみるつもりだけど、本気で話したがらないからな…
逆に怒られそうで怖い。



368 :本当にあった怖い名無し:2009/05/23(土) 20:37:53 ID:m4N9SfY90
272さん無事でヨカターヨ。人形板から参りました。
一緒に寝ていたお母様も悪夢とは…。
ところで272さんは、なんでその親子人形の女性のほうを人形だと思ったのかな?
球体間接人形みたくつなぎ目見えたとか、いかにもつくりものぽかったとかかなぁ。
あとは人形者の感とか…。
等身大より大きいってのも怖いやね。

件の市松人形は代々受け継がれてきたとのことですが、
もし、事件がなくお寺にも供養に出されていなかったとしたら、
その市松人形をおば様の次に受け継ぐ予定だったのは、272さんだった可能性もあり?



371 :272 ◆93wXL.9pvM:2009/05/23(土) 21:11:59 ID:OxTo1O2dO
人形板住人ならわかってもらえると思うんだが…
母人形は指先から腕の第二関節までが焼き物に白い釉薬が施された独特の質感で、
そこから上は綿の入ったよくあるボディだったんよ。
赤ちゃん人形らしきもの抱いてて、着物の袖が上までめくれ上がってたから間違いない。
その赤ちゃん人形らしきものも、
手を垂直に上げてて不自然な感じだったけど同じ造りだった。

あと叔母が亡くなったら「おたきさん」を継ぐのは叔母の娘だったんじゃないかな。
はっきりとは言えんが、
人形って普通母から娘へ継がれるもんだと思うし。
しかしその従姉妹は奔放な人だから、今頃どこでどうしてるやらわからん。



370 :本当にあった怖い名無し:2009/05/23(土) 21:02:09 ID:TqiJO9ZNO
殺されかけた?殺意を感じた、じゃなくて?
いくら夢の中でも、それはちょっとやばいかもしれないね
どんな風に殺されかけたか、とかは聞き出せた?


372 :272 ◆93wXL.9pvM:2009/05/23(土) 21:24:47 ID:OxTo1O2dO
腹の上に立ってどんどん重くなってったって。
顔は覚えてないって言ってたけど、やっぱ見えなかったんではないかと。
これも推論だが…。



374 :本当にあった怖い名無し:2009/05/23(土) 21:49:33 ID:XM/dDiXs0
これって松本手毬だね。
今でもお土産品で売られてる品。
ググれば画像も出てくる。…と遅レスすまそ



375 :272 ◆93wXL.9pvM:2009/05/23(土) 22:11:28 ID:OxTo1O2dO
すごい情報サンクス!
ググってみたんだが、長野の物なのか。
自分は行ったことないけど両親はどうかわからんから聞いてみたら、
長野の白馬山を見に行ったことがあるらしい!
こんな手鞠は買ったことないと言われたが、何かのヒントになるかもしれん。
ホントにサンクス!

しかしどう調べたらいいだろうか。
長野に知り合いいないし…。



376 :本当にあった怖い名無し:2009/05/23(土) 22:17:29 ID:TqiJO9ZNO
>>372
うああ、地味に怖いなそれ
目が覚めた時は安心しただろうね
教えてくれてありがとう
とりあえずお祓いに行くことをお勧めするよ。
大変だろうけど、説得頑張って



378 :272 ◆93wXL.9pvM:2009/05/23(土) 22:44:06 ID:OxTo1O2dO
あんがと…でも説得失敗だ…両親また喧嘩し始めたよ…。
勝手に一人で行こうかとも思うんだが、
何がいけなくて行っちゃいけないんだかわからんから怖い。
こういうのって坊さんとか神主さんに相談出来るんかな?
何か今日「怖い」ばっか言ってるな自分。


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【オカルト】家系にまつわるオカルト6代目 【遺伝】

195 :本当にあった怖い名無し:2008/07/27(日) 15:35:09 ID:p9DM/niP0
狐が、狐が可哀想すぎる....。
村の連中なんか皆殺しにしちゃえ!





199 :156:2008/07/27(日) 17:27:46 ID:EfKEngun0
狐と与作の戦いは激しく、周囲の木々は狐の尾に砕かれ、
その音は周囲の村々に響いたという。
与作は何度も打ちのめされたが、その度に立ち上がり狐を槍で突き刺した。
そしてついに、与作の槍は狐に致命打を与え、狐は崩れ落ちた。

狐は嬉しそうに、
「強かったよ・・与作。さあとどめを刺しておくれ」
与作は、
「もういいだろ・・狐、おめえは最初からおらを殺す気無かったんだろう?」
狐は首を振り、
「いや本気だったさ。ただ無意識に手加減をしていたらしい」
与作、
「そういえば、狐と本気で喧嘩したのは初めてだったな」
狐は微笑を浮かべて、
「そういえば、そうだな。お前に嫌われるのが怖くて、無意識に媚びてたのかもな。
幸せすぎて気が付かなかったけど」
与作は笑いながら、
「それはよかっただ。狐と本気で喧嘩したら、おらが勝てる訳無いしな」
狐は、
「おいおい私は本気だったんだぞ」

与作と狐は互いを見合って、笑い合っていた。
それは二人とも、とてもいい笑顔だったらしい。
笑い終わると、狐は自分の尾をひとつ食いちぎり、与作に投げた。

与作は驚いて、
「狐、何馬鹿なことをしているだ!」
狐は、
「馬鹿な事じゃ無い。尾の一つも無ければ、私が死んだ証にならんだろう?」と言った。
与作は薬を取り出して狐に塗りながら、
「馬鹿を言うな!一緒に帰ろう」
狐は悲しげに首を振り、
「私は罪を償わなければいけない。それは、狐としての生を捨て神になる事だ。
そして神になって、お前と真作、気に入らないが村の連中達の係累を守護する事だ」

与作は鼻水を流しながら号泣し、
「わけわからないだ狐。おらはもうお前と離れたくないだああ!!」
狐は泣きながら、
「ごめんね与作。でもね、それが私達一族に伝わる掟なの」
与作と狐は互いに抱き合い泣きあった。



200 :156:2008/07/27(日) 17:37:43 ID:EfKEngun0
狐は最後に与作に問うた。
「与作、お前の願いはなんだ」
与作は一番の願いは叶えられないと気が付いていた。
だから答えた。
「狐と真作と、娘と長男と死んでいった皆と、それ以外の皆の幸せだ」
狐は懐かしげに笑うと、
「欲張りな望みだな。しかしお前らしい。良かろう、その願い叶えよう」
そう言って狐は姿を消した。

その後、与作は狐と娘、それ以外の死んでいった者達の供養の為に出家した。
真作は村長の家の養子になって、次代の村長となった。
与作は死ぬ前に、真作に狐との出会いから始まる事件の顛末を伝えたという。

なお、狐の尾と槍は、
いくども他人の手に渡ったが、何故かうちの家系の誰かの手に戻って来るらしい。
ちゃんと実家に両方ともあるが、狐の尾は純金のような金色で、
触り心地は普通に動物の尾のように思える。
まあ作り物だと思うんだが。
槍の方は、1000年位前の良品らしい。


これで、ばあちゃんから聞いた与作と狐の話は終わり。
まあ真実は不明だが、これがうちの家に伝わるお話だな。
これ以降も子孫達の話は続いていくけど、その中で狐らしき存在も度々出てきたりする。

最後まで読んだ皆様、ご苦労様でした。



202 :156:2008/07/27(日) 17:51:18 ID:EfKEngun0
>>195
おれも物語内とはいえ、
事実を知りながら与作を騙し続けた村長に怒りを感じたな。
というか、厄介者も殺せたし跡継ぎも手に入れたし、実はこいつが黒幕だったんじゃなかろうか?
お世辞でも、口伝で伝えた人達も喜ぶと思います。
でもまあ、こんな感じの話は沢山あるだろうから、賞は無理だと思います。
むしろこの話で賞を取れる位の筆力のある人なら、是非とも書いてほしいなあ。
著作権とかは誰も要求しないから。



204 :本当にあった怖い名無し:2008/07/27(日) 18:09:28 ID:VWpGZa7K0
書いてくれてありがとう!
すげー面白かった。
尻尾と槍見てええええええええええ!
個人的には与作が一番怖かったな。ある意味狂人だと思った。狐が屈するほどの。
子孫達の話もwktkしてるんで、もし気が向いたら書いてほしいな



207 :156:2008/07/27(日) 18:54:56 ID:EfKEngun0
正直言って子孫の話は・・・

基本的に、加護が原因で権力者の寵愛を受ける。

権力者の息子か側近が、うちの家系の人間が権力者を狂わせてると判断

権力者を殺害もしくは失脚させて、うちの家系の人間を放逐もしくは根絶やしにしようとする。

逃げる

家族とかが捕まる場合があるが、基本的には援助者のおかげで逃げ切る

どこかの村に居つく、もしくは旅芸者とかになる

振り出しに戻る

・・・になるか、
加護を過信して無謀な事に挑戦して失敗した奴が、逆恨みして変な噂を立てられたり、
他の奴に加護の事を話して、知った奴に拉致監禁とかのパターンだしなあ。
それでも良いなら、書きますが



208 :本当にあった怖い名無し:2008/07/27(日) 19:45:02 ID:ue2DKizP0
そちらの差し支えさせなければ、是非お願いします!



210 :156:2008/07/27(日) 19:51:42 ID:EfKEngun0
与作は確かに狂人だな。というか、エゴが凄く少なすぎるんだよな。
とはいえ、人としての歪みなんて誰にでもあるし、
実は自称普通の奴の方がおかしい場合が多いよなあ。

まさかここでその名を聞くとは。
そういえばあまりに嘘臭いから、与作と狐内ではかかなかったけど、
狐の一族には酒池肉林をやった奴とか、葛葉とかいう名を人間から貰った奴が居るらしい。



213 :本当にあった怖い名無し:2008/07/27(日) 20:02:27 ID:OGhZebLQ0
興味深いですねー
平安時代くらいの話なのですか?



214 :156:2008/07/27(日) 20:49:37 ID:EfKEngun0
>>208
わかりました準備が出来次第、投下させていただきます。
>>213
狐と与作の話が事実であったと仮定した場合、
正確な年代はわかりませんが、源平合戦の前ではないかと思われます。
なにせ、負けた源氏の武将を助けて看病したせいで、
真作から5代経った後の子は、その武将に拉致監禁されるはめになるのですから。



215 :本当にあった怖い名無し:2008/07/27(日) 21:16:17 ID:OGhZebLQ0
>なにせ、負けた源氏の武将を助けて看病したせいで、
>真作から5代経った後の子は、その武将に拉致監禁されるはめになるのですから。

それはすごいですね!
1000年前という槍の伝来とも符合します。
その、狐と戦ったという槍ですが、日本の槍の原型の菊地槍でさえ12世紀に誕生しました。
あなたが今お持ちの槍は、一世紀以上その起源をさかのぼる品です。
しかもそれが荘園制の農民の所持した槍だとは、定説を覆す大発見だと思います。



217 :156:2008/07/27(日) 21:28:59 ID:EfKEngun0
うーむ・・・
それじゃあやっぱりあの槍は偽物だという事でしょうか?
ただでさえ固有名詞を極力排除した口伝ですから、信憑性は薄かったんですが。

そういえば、1180年あたりの飢饉の時に、与作の子孫の住んでいた村は、
豊作とまで言えないが収穫が良かったせいで捕まったそうですが、これも嘘なのでしょうか?



220 :本当にあった怖い名無し:2008/07/27(日) 22:05:02 ID:y7UqDbAvO
それだけの口伝があるなら、縁起帳とかないのかな?
江戸期以前のモノとかだと、民俗学者が欲しがるだろうな。
郷土史研究家に頼んで編纂してもらえば?



222 :156:2008/07/27(日) 22:22:11 ID:EfKEngun0
実家の方に、200年前の先祖がまとめた、自身の家系の話や自身の家系の研究書とかは
多数置いてあります。
保存状態が悪くなると困るので、倉庫の奥に眠っているみたいです。

うーん、ばあちゃんが絶対に反対するし、親父も許可しないと思う。
ばあちゃんは、この呪いじみた加護を気味悪く思ってるし、
自分達の名前が世間に出たら先祖の二の舞になると、本気で思っているからなあ。



223 :本当にあった怖い名無し:2008/07/27(日) 22:54:53 ID:ue2DKizP0
実際、自分自身で、「周りの人に加護がいってるなぁ」って思うことある?
もしよければ訊きたいんだけども。



224 :156:2008/07/27(日) 23:07:22 ID:EfKEngun0
正直言って、先祖達と比較するとたいした事は無いがいちおうある。

たとえば、小学校の時に中学受験の為に塾に行ったが、
そこの塾では、例年だと基本的に第三志望までに入れるのは30人中5人位らしくて、
偏差値70以上の所に入れた奴は10年に一人位らしい。
しかし俺の時は、33人中30人が第二志望以内で、偏差値が70以上の所に入れた奴は4人居た。
ちなみおれは第三志望で、残り二人は途中でやめた奴だ。


後は、友人が全員希望の大学に入れたり、
友人の親が宝くじで大当たりして借金の完済に成功した位だな。
まあ偶然という事も考えられるけどな。
 

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187 :156:2008/07/27(日) 15:00:56 ID:EfKEngun0
わかった、凄く長いし面白くなさそうだが、全部ここに載せるよ。

昔々、ある所に与作という村人が居た。
与作が何時ものように野良仕事をしに行くと、金色の毛並みを持ち、尾が6本もある狐が瀕死の状態だった。
可哀想に思った与作は、狐を連れて帰り治療をしてやった。
与作の懸命な治療の甲斐あって、狐は元気になった。
元気になった狐を、与作は森に放してやった。

それから五年後、ある夜に、与作の元にかなりの美人が訪ねて来た。
どうやら話によると五年前の狐らしく、恩返しの為に来たらしい。
正直言って、いくら与作でも信じられなかったが、目の前で狐の姿に戻られたのでは信じざるをえなかった。

狐はどんな願いでも叶えてやると言った。
しかし与作には正直言って、望むような願いなど無かった。
ただ、もし願うのならば、皆が平穏で幸せな日々を送る事だけだった。

その旨を狐に伝えると、狐はあきれた顔で、
「お前は馬鹿か?自身への恩賞でなぜ他者の幸福を望む?」と言った。
与作は、「だって、皆が幸せならおらだって幸せだもの」と返した。

狐は、「それはお前が贅沢を知らないのと、お人好しだからだ」と返し、続けてため息を付きながら、
「仕方が無い、お前が本当の願いを見つけるまで、お前を守ってやる。
食い扶持の事なら安心しろ。お前を養う位は簡単なことだ。
だから心配せずに、何を願うのかをゆっくりと考えるといい」
こうして狐は、与作の家に居ついた。





188 :156:2008/07/27(日) 15:01:38 ID:EfKEngun0
それから幾日か経った時の事、
狐が「贅沢を教えてやる」と言って、与作を大きな町に連れて行った。
そして与作は、大きな屋敷の中に通された。
中には、与作が見た事の無いような豪華な食事や、多数の美女が用意されていた。

与作は萎縮してしまい、料理にも女性にも手を出せない。
そんな与作を見た狐は、料理を皿に盛って、与作に箸渡しで食べさせた。
料理の美味しさに感激した与作は、貪る様に料理を食べた。
やがて満足した与作は、狐にお礼を言った。

狐は上機嫌で、
「満足したのならばそれで良い。
ところで与作、これ以上の食事を毎日食べたくは無いか。それ位なら簡単に叶えてやれるが?」
与作は、
「それは勘弁だ。たまにだから良いんだから。
ところで、残った料理持って帰って良いか?村の皆にも食べさせてあげたいだ」
すると狐は怒って、
「あいつらは恩を仇で返すような連中だ。だから駄目だ」。
与作は驚いて、「そんな事は無いと思うけどなあ?」と返した。

狐は諭すように、
「良いか与作。ほとんどの人間は、恩を仇で返すような連中だ。
お前達に対して威張ってるような連中も、その上で君臨してる連中も皆そうだ。
普通の人間というのは、人の弱みに付け込んで、自分だけ旨い汁を吸おうとするんだ。
お前みたいな馬鹿なお人好しは初めて見るが、そんなお前が長生き出来るとは思えん」
そう言うと狐は、与作を連れて家へと帰った。

その後も、こんな感じの事を狐は何度もやったが、
基本的に与作の対応は変わらなかった。



189 :156:2008/07/27(日) 15:02:28 ID:EfKEngun0
ある夜、狐は言った。
「今でも、お前には望みは無いのか?」
与作はこう返した。
「うーん、今でもやっぱり皆幸せなのがいいだ。でも、もう一つ欲しい物が出来ただ」
狐は破顔すると、
「そうかそうか、お前にもやっと人並みの欲望が出てきたか。それで欲しい物とは何だ?」

与作は照れながら、「狐が欲しいだ・・・」
狐はきょとんとして、
「え・・・わたし。なんだ美女がほしいのか?だったら私以上の美女をお前にやろう」
与作はまじめな顔で、
「ちがうだ。おらはお前が欲しいんだ」
狐は完全に顔を真っ赤にして、
「お前が人をからかう事を覚えるなんてな。少しは人が悪くなったようだな」
与作は「おらは本気だ」と返した。

狐は泣きそうな顔で、
「どうして私なんだ?私の何が好きになったんだ?」
与作は、
「何をと言われても困るだ。
狐のきれいな髪も肌も目も好きだし、時折の仕草も好きだし、狐の優しい所とかも大好きだ」
狐は泣きながら、
「下手な口説き文句だな。でも真心込めて口説かれたのは初めてだ。とても嬉しい。
でもその願いは叶えられない」
与作は「どうしてだ」と問うた。

狐は、
「だって、私だってお前と一緒にいたい。
お前の傍だと、今まで感じたことの無い位に優しい気持ちになれるんだ。
お前の為に何かをしたいと自然と思える。
でもそれは卑怯だ。
どう考えた所で、お前がくれた物と私とでは釣り合わない。
そもそもそれでは恩返しにならない」

与作は言った。
「おらが狐が大好きなのは変わらない。
狐もおらが好きなら夫婦になろう。そうすればおらはとても幸せだ」
狐は、
「わかった夫婦になろう。でもそれはお前の願いだからじゃない、私の望みだからだ」
与作は笑って、「うん、これからもよろしくな狐」と答えた。

それから幾つかの年月が過ぎた後に、与作と狐の間に待望の男の子が生まれた。
与作と狐は、その子供に真作と名付けた。
二人は幸せの絶頂だった。



190 :156:2008/07/27(日) 15:03:35 ID:EfKEngun0
しかし、そんな彼等を憎憎しげに見つめる者が居た。
それは一人の娘だった。
娘は、昔から与作の良さを知っていた。
ただ、恥ずかしくてその想いを伝えられなかったのである。
そして気が付けば、与作の横には何時も狐が居て、二人の関係は強固になっていた。

最初は想いをこらえていた娘も、やがては激しい憎悪に屈してしまった。
娘は狐から与作を取り戻すべく計画を立てた。
まずは協力者を探す事、これは簡単だった。
なぜならば、狐に欲情しているうえに、恨んでいる男を知っていたからだ。

その男とは、村長の所の長男だった。
長男は妻が居ながら、好色で暴力的で、怪力以外の美点が無いような男だった。
長男は以前、狐に夜這いしたが返り討ちにあい、それ以来復讐の機会を探っていた。
娘は長男を言葉巧みに、自身の計画に参加する事を承諾させた。



191 :156:2008/07/27(日) 15:04:36 ID:EfKEngun0
まずはこの娘と長男は、与作と狐の弱味を握る為に情報を集めた。
その結果、狐は満月の夜だけは人の姿を保てずに狐に戻る、と知った。
狐が妖怪の類だと知った二人は、狐の弱点を調べた。
その結果、妖怪は基本的に鉄に弱い事や、
満月の時に力を発揮するものは、基本的に新月の時には力の大半を封じられる事がわかった。

ここまでわかった二人は、狐を嵌める為に、
与作が野良仕事中に熊に襲われたという嘘で、狐を人気の無い所までおびき寄せた。
何時もの狐なら嘘を見破れただろうが、与作の危機と聞いて
冷静では居られなくなって、罠に嵌められたらしい。
結局、狐は鉄の輪をはめられて、男に村長の家の蔵の中に幽閉された。

与作は突然行方不明になった狐を何ヶ月も捜索したが、
見つかったのは、前に与作が狐にあげたお守りだけだった。
そして狐を嵌めた娘も、必死に捜索に協力をしているように見せかけた。

狐の生存が絶望視されて、与作はまともに食事が喉を通らなくなって、ついに倒れたらしい。
娘は必死に看病して、その折に与作と狐の子とも仲良くなったらしい。



192 :156:2008/07/27(日) 15:06:03 ID:EfKEngun0
結局、その後娘は数年間かけて、狐を失って傷心状態になった与作の心に付け込んだのと、
与作の子と仲良くなる事で、ついに婚約の約束を取り付けた。
喜んだ娘は、蔵に閉じ込められた狐にその事を告げた。

狐はついに、自分を嵌めた者達の抹殺を計画する。
まず最初に、自分に惚れ抜いてる男に媚を売って、満月の夜に鉄の輪を外させた。
そして輪を外した男を殺して食って、力を回復させた。
やがて娘と与作の結婚式の時に狐の姿で乗り込み、娘を惨殺し、ついでに共犯者の長男も惨殺した。
与作は、狐が生きてた事と、いきなりの凶行に驚愕した。

狐は正気に戻ると、凄い速度で森に逃げていった。
その後、幾度も山狩りが行われたが、その度に多数の犠牲者を出した。
やがてその噂を聞いて数多くの腕自慢が各地から集まって、山狩りに参加したが、
結果的には変わらなかった。

ちなみに、この頃の与作は、事の顛末を村長から土下座されながら聞かされた事と、
真作が狐に激しい憎悪を持っている事に苦悩していた。



193 :156:2008/07/27(日) 15:07:29 ID:EfKEngun0
山狩りが行われなくなった後、近隣の村々で神隠しが多発。
それが狐のやった事だと気がついた与作は、
ついに覚悟を決めて、村長から槍を貰い、狐退治に向かった。
狐は人の姿で与作を出迎えた。

狐は微笑を浮かべて、
「やっとその気になってくれたか。待ってたんだぞ、お前が私を殺しに来る事を」
与作は苦しげに、
「もうこんな事はやめてくれだ!おらに出来る償いなら何でもする!だから・・・」
狐は悲しげに、
「お前に出来る償いなんて無いし、償う必要も無い。私とあの娘が一番悪いのだから」
与作は顔を上げ、
「なら一緒に帰ろう。そして一緒に皆に謝ろう。
皆が許してくれなかったら、真作も連れて一緒にどこかへ逃げよう」

狐は首を振り、
「無理だな。自分が一番悪いとわかってても、お前や村人や人間への憎悪は消えないんだ」
そして狐は、牛の何倍も大きい狐の姿に変わって、
「お前を殺せば、この気持ちが消えるのかどうかわからない。試すのも怖かった。
だがお前と私が剥き出しでぶつかり合えば、この不快な気持ちも消えるかもしれない。
さあ立ち上がれ与作!!
お前が私を殺さないというのなら、手始めに真作を含めた近隣の村の連中を皆殺しにするぞ!!」

与作は槍を強く握り、
「狐・・・それがおめえの望みなら・・・行くぞ!!」
狐へ向かい駆け出した。



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