サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

カテゴリ:社会の中のサイケデリック > 人が壊れる時

【閲覧注意】

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 22:52:13.34 ID:bT8h8Wck0
数年前、ニートの弟が両親頃した。



2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 22:53:03.83 ID:bT8h8Wck0
立ったらお話します。
と言うか命日近づいて心苦しくて…聴いて





3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 22:53:26.28 ID:F45P0u+o0
セックスしたことある?



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 22:56:18.72 ID:bT8h8Wck0
ニートも俺もあるよ



5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 22:58:00.59 ID:F45P0u+o0
語られ



6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 22:59:36.92 ID:aOY0zInn0
待ってるよ



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:01:45.36 ID:bT8h8Wck0
書き溜めもしてないし遅くてごめん。
ニートが不登校になったのは、ニートが中学一年の秋でした。
色々言ってたけど、兄の俺が要約すると
「部活の上下関係と同級生とうまくいかなかった」との理由だった。



8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:04:43.83 ID:bT8h8Wck0
ありがとうございます。
俺は剣道部に入ってて、全国大会で準優勝したりしていた。
クラスでは今思えばぼっちだったけど、
成績も良くて、生徒会長(投票と言う名の押し付け)やったりしてた。
三歳したの弟は、そんな俺を誇らしく思ってくれて、剣道を始めた。



9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:06:38.11 ID:bT8h8Wck0
俺が高校生になった時、弟が中学に上がって剣道部に入った。
他の部員には、おそらく弟が部に入るだろうと思って、よくしてくれるよう伝えておいた。



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:08:45.55 ID:bT8h8Wck0
だけど弟は、中学デビューをやらかそうとして失敗した。
俺の地元はクッソ田舎で、当時も少なかったけどリーゼントの長さでいけてる度合いを図る輩がいた。
所謂DQN。ちなみに8年前の話だ。



11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:09:24.99 ID:bT8h8Wck0
…需要、ない?



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:10:56.73 ID:F45P0u+o0
見てるから



13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:11:13.82 ID:GLLsUIgR0
見てるぞ
ゆっくりでいいから書いてけ



14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:12:08.92 ID:a6uU5zUW0
みてる



15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:13:53.44 ID:bT8h8Wck0
ありがとうございます…
弟は全長30㎝近いリーゼントで入学した。当然改造制服で。
しかしリーゼントのお陰で面が被れず、俺の後輩達に相当しごかれたようだ。



16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:15:04.48 ID:bT8h8Wck0
次の日、奴は部活をやめた。
俺の影響でどうたらこうたら、一年で中々のポジションにさせたくせにだ



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:18:51.54 ID:bT8h8Wck0
弟は、俺のせいで自由な中学ライフが潰されたと言った。
二ヶ月前に「兄ちゃんと同じ部活で楽しい学校生活送りたい」とかいってたのだが
どうも良く聞くと、地味な基礎練習とか、
練習場所をめぐる地味な場所争いとかを全く想像していなかったようだ。
突然大会に出て、俺と同じかお礼状の成績を残せると思っていたらしい。



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:22:40.28 ID:bT8h8Wck0
お礼状=俺以上です。すみません
弟は俺を尊敬してるんだか見下しているんだかよくわからなかった。
たぶん俺をよく褒める父と、弟を過保護にする母との間で
自分の立ち位置がわからなくなっていたのかな、と今では思う。
俺がぼーっとしている間に弟はスペシャルDQNに、俺はそこそこの高校に進学した。



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:20:27.35 ID:GLLsUIgR0
いきなりスターになれると思っちゃったのか・・・
下積み時代とかも大事ってことわかってほしかったな



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:27:08.78 ID:bT8h8Wck0
当時の弟に聞かせたい。俺も説明したけど、わかってもらえなかった。
もっとわかるように説明すれば良かった。



22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:31:00.01 ID:bT8h8Wck0
俺は高校でも剣道部にいた。
だからこそ弟が部活やめたのに部にちょいちょい顔出したり、
部員(俺の後輩だけど奴の先輩)にいじめをしたりしているのをきいていて、とても胸糞悪く思っていた。
家で顔を合わせることはほとんどなかった。
弟は母子家庭の母不在みたいな女の子と付き合っていて、GWあたりにはもう家に帰らなくなっていた。



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:34:03.42 ID:bT8h8Wck0
両親は厳しかったけど俺たち兄弟の考えを尊重してくれるひとたちで、割と自由にさせてくれていた。
だから、弟が彼女の家に入り浸っていても特に責めたりせず、
彼女にご飯食べにおいでとか言う親だった。
でもそのフレンドリーさが弟には気に食わなかったらしい。



25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:36:56.85 ID:GLLsUIgR0
なんだろう
こういう風になるのって愛情不足なのかな
普通の家庭っぽいけど



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:57:04.69 ID:bT8h8Wck0
愛情…少なくとも俺は足りてました。



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:40:32.90 ID:bT8h8Wck0
弟は、中1の夏休み前に、リーゼントなのに
ヤンキーなのにぼっちという特殊な状態になっていたらしい(彼女は塾で出会った別の中学の子)
なので暇を持て余して剣道部にちょっかいだしたり、
教室で授業中にオナニーしたりしていた(最初は冗談かいじめかと思ったら、
中1の臨海学校で精通していなかった同級生をバカにするために
先生の前でオナニーして英語の女教師にぶっかけたらしい)のだが、
剣道部の後輩からクレームがはいって、いよいよちゃんと怒ることになった。



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:44:49.12 ID:bT8h8Wck0
ヤンキー気取りの弟、俺のメンツはどうでもいいけど
後輩に迷惑をかけた弟が許せなくて、
そんな弟に暴力で支配されてる彼女にも腹が立って、二人を呼び出した。
もし俺が割れを忘れてボコボコに殴っても止めてくれるよう、家の庭に呼び出した。
弟はDSのゲームがどうこう言ってたけど関係ない。
玄関に到着した時点で彼女後と引きずった。



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:47:41.37 ID:bT8h8Wck0
弟の彼女は泣いていた。弟を殴らないでと。
そこにたまたま俺の当時の彼女がきた。
俺の彼女は俺の一コ下で剣道部、あるいみスネークだった。
当然俺の味方で、弟の彼女を諌めて、縁側まで兄弟対決を見にきてくれた。



29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:49:08.04 ID:GLLsUIgR0
> 先生の前でオナニーして英語の女教師にぶっかけたらしい
ヤンキー君ぶっ飛んでんな・・・



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:57:34.97 ID:bT8h8Wck0
基地外としか思えないです



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:50:36.88 ID:mp2Ip8Lo0
俺は弟がひきこもりになってDQNじゃなくてヲタクになった。
そして数年後俺がヲタクになった。
血は争えないなとおもった。



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:58:47.71 ID:bT8h8Wck0
>>30
誰も傷つけないって、凄い生き方だと思います。親御さんを大事にしてください。



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/21(月) 23:52:55.68 ID:bT8h8Wck0
弟は俺にいきなり殴りかかってきた。
剣道バカの俺に、素手なら勝てると思ったのかもしれない。
ゆっくりしたパンチだった。

そのパンチを掴んでねじって、でも利き手を痛めたら後で面倒だと思って左肩を極めた。
ギギギ…パキンて音がして、弟は鼻水と涙を流しながら謝ってきた。
まずは弟の彼女に、次におれの彼女、次に俺に謝罪をさせて、親にも謝らせるように約束させた。
彼女たちには帰ってもらった。



36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 00:07:38.59 ID:r1Ywa5kt0
彼女たちが帰って、俺たちはリビングでお茶を飲んでいた。
どうしてこうなったのか、彼女たちや親以外に謝る相手がいるんじゃないか
(迷惑かけた相手がいるでしょ、みたいなかんじで)聞いてみた。
弟の懺悔大会が始まった。

剣道をばかにしたこと
俺の後輩を好きになって、でもうまくいかなくて処女レイプしたこと
レイプした後輩をいじめたこと
レイプした後輩の彼氏をいじめたこと
親の財布から金盗んでること
俺のお年玉貯金全額使ったこと
彼女の親の財布から金盗んだこと
同級生を20万円くらいゆすってること
彼女が生理遅れて、腹蹴飛ばしたら血が出て救急車のお世話になったこと

…他にもいっぱいあったけど、この辺で俺の気が遠くなって覚えてない。
根性がどうこうより、生まれながらのクズなのかなと思った。



37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 00:11:51.23 ID:WDj99F+Q0
ちょっと人間とは思えないやつだな・・・



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 00:14:00.36 ID:r1Ywa5kt0
なかなか、現実として認識できませんでした…
やっぱり他の人がみてもクズですよね…



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 00:12:54.15 ID:r1Ywa5kt0
弟の告白はなかなか現実として頭に入って来なかった。
しばらく、両親や彼女からしょっちゅう「どうしたの?」と心配されるようになった。

夏休み前、俺の高校は通信簿を渡すのと三者懇談が一緒のイベントで、
何故かウチだけ両親が仕事を休んできてくれた。
帰りに父が外食に誘ってくれて、大好きなとんかつをご馳走してくれた。
とんかつを三人で食べながら、
俺は弟だけいないのがかわいそうだな、一緒にみんなでとんかつ食べたかったなと思った。



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 00:20:28.90 ID:r1Ywa5kt0
とんかつを食べながら、父に弟のことをあれこれ聞かれた。
弟の肩があり得ない脱臼のしかたをしていたのでやっぱり不審に思っていたらしい。
親が聴いたら悲しむだろうところは端折って話した…

そしたら父親が激昂して、結局全部話す羽目になって、
それで相手方に謝りに行こう、弟を連れて行くために探そう
(このころ弟は彼女の家やパチンコ、ゲーセンに入り浸っていた)という話になった。

弟はすぐに見つかった。
ゲーセンで競馬のゲームをしていた。



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 00:34:54.80 ID:r1Ywa5kt0
父はギャンブルが嫌いな人だ。
ゲーセンってだけでも、家族で行ったことはほぼゼロだった。
競馬のゲームの台にいた弟を、首がグルンて回るんじゃないかと思うほどの勢いでぶんなぐった。
ちなみに父は極真空手の人だ。
母と俺は「わぁ!なぐりよった!」て見てた。

ゲーセンの店員さんが駆け寄ってきたんだけど
「うっとこのボケやらガキばっか遊ばしよってメシ食ってるダニは黙っとけ!」って
結構ひどいこと怒鳴りつけて、
鼻血垂れて気絶してる弟をズルズル引きずって車で連れて帰った。



48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 00:35:30.42 ID:WLjdmyrz0
ROMってる。肉親の>>1には悪いが、弟がクズ過ぎてコメントできない…



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 00:36:39.32 ID:r1Ywa5kt0
ありがとう。屑はもう俺だけなんだ。安心して叩いてくれ



52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 00:37:36.49 ID:zx2oYlD+0
見てるから心配すんな



53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 00:38:20.51 ID:3jYDApn5O
何かレスしたくても言葉が見つからん
ゆっくり書いてくれ



54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 00:44:22.59 ID:r1Ywa5kt0
家に帰ったら地獄が始まった。
弟は後ろでに肘と肘を両手でつかんで正座のポーズ。俺たち家族はリビングのソファ。
俺が父に話した一つ一つを暴く裁判。
認めても認めなくても容赦なく父は殴ったし、蹴った。

父は人を傷つけることを子供に絶対させないように俺たちを育てた。
なのになぜかこうなった弟…
言い訳も全部人のせいで自分は悪くなくて、
お金を盗まれた相手が油断したのが悪い、そこに財布があったら誰だってそうすると宣った弟。
途中から父に殴られるためにわざと言ってるのかと思うほどだった。

弟がしゃべるたび、反省の色が見えなくて頭に血が登る両親と俺。
日付が変わった頃、反省しろ、明日また話そう、と父が弟を解放した。



58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 00:52:34.17 ID:r1Ywa5kt0
それから一二ヶ月、秋から冬にかけて弟は完全引きこもりニートになった。
離れに住んでる祖母と母屋に両親、俺たち兄弟の五人家族だったんだけど、
弟が無理やり祖母を母家に移して、離れに弟が引きこもる生活が始まった。

母屋にいた時は弟が夜出かける音がして目が覚めてたけど、
離れに住むようになってからバイク(無免許原付)の音もしなくなっていた。
それとなく後輩に聞いたところ、
ゲーセンで父にボコボコにされてる姿を見た別のDQNに見られていて、ハブられたらしい…。
弟は離れに引きこもり、1月15kgくらいのペースで太って行った。



61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 00:58:38.30 ID:r1Ywa5kt0
冬が近くなってきた11月の22日夜中、ドカンという家の揺れで目が覚めた。
柱を大きな木槌で殴ったような音、とそんな音聞いたことがないのに思った。
ばあちゃんの悲鳴が聞こえて、ドゴッていうくぐもった音で中断されて消えた。
俺は直感的に、ああ弟がついにきたかと冷静に思いつつ、
ドン!ドガッ!ガンッ!
という音が近づいてくる気配に耳をそばだてた。



68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:04:35.15 ID:r1Ywa5kt0
当時弟は80kgくらいでした



66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:03:16.51 ID:r1Ywa5kt0
弟は、蛇行しながら俺の部屋に近づいているようだった。
ドン!ドガッ!
階段のあちこちに木のハンマーを当てながら、ひきずるような足音が近づいてくる。
両親は、祖母は生きているだろうか、
もし皆しんでいたら俺はこの先どうしたらいいんだろう。
正当防衛…このころ過剰防衛で逮捕された人がニュースに出ていた。
心臓がバクバクいうのを通り越して
バババババとドクドクドクドクの間みたいな音を立てていた。
俺の部屋の前で、足音が止まった。



69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:04:38.60 ID:E5CeSIgE0
これまじかよ



74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:07:36.66 ID:r1Ywa5kt0
釣りで、家族がいたらどんなにいいかと思います



77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:11:12.72 ID:IKgPBZi1O
怖えぇ・・・同じヒキニートだとは思えない



78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:12:10.14 ID:r1Ywa5kt0
俺の部屋は、簡単な鍵のついたドアがしまっていて、弟の姿は見えなかった。
ベッドでぶるぶる震えながら、俺は助かる、俺は助かると思い込もうとした。
部屋の前で、はぁはぁ荒い息の音がする。
俺の息の音かもしれない。
だとしたらドアの前には誰もいなくて、俺がただ息を荒げているのかもしれないと思った。
次の瞬間、ドン!とドアが鍬で破られた。



79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:12:47.38 ID:E5CeSIgE0
ぎゃー



82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:14:51.64 ID:1tpku0wg0
鍬はあかん



84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:16:29.02 ID:3jYDApn5O
なんか悲しいな…



86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:18:21.74 ID:r1Ywa5kt0
ドアの向こうは廊下で、窓から月明かりに照らされた弟がシルエットで見えた。
俺は何と声をかけたものか頭を回転させて、
思いつきで「○○ちゃん(弟の彼女)がかなしむよ」とできるだけ冷静に話しかけた。
と同時に枕元の家電の子機(当時は携帯通話が高かったのです)から110番を押した。

映画で見たみたいに、相手をなだめながらこちらの居場所を伝えようと思ったのだが、
予想以上に大きな声のオペレーターが電話に出た。
ああ俺ここで死ぬと思って、おしっこ漏らした



106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:33:03.18 ID:r1Ywa5kt0
「事故ですかー、事件ですかー!もしもーし!
事故ですかー、事件ですかー!もしもーし!事故ですかー、事件ですかー!もしもーし!」

オペレータの声と、弟の上下する肩がシンクロしてた。
俺はもうここで死ぬんだ大丈夫だ(?)と思った瞬間、
それまでヒューヒュー喘息みたいな落としかしなかった喉から、震えてたけど大きな声が出た。

「事件です!弟が家族を殺して回ってます!僕の目の前で鍬持ってます早く助けて!!!!!」

…パチ、という音がして部屋が蛍光灯の電気で照らされた。
弟は何も言わず、部屋の電気のスイッチをいれたらしい。
返り血と、白いおぼろどうふみたいな欠片にまみれた弟が立っていた。
弟は右手に鍬を、左手に鎌を持っていた。
こちらを、目をかっぴらいたまま
ニヤニヤ(矛盾しているけどそうとしか言いようがない)しながらみつめていた。
唇をしきりに舐め、瞬きを異常な回数していた。
何分見つめあったかわからない。
遠くからパトカーの音が聞こえた。弟はまだこちらを見ている。

パトカーの音が止んだ。弟はまだこちらを見ている。
何とも言えない間のあと、弟は
「さようなりっ!!!!」
と絶叫して両手で握った鎌で、首をかっ切って倒れた。
…失神とか、できなかった。



108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:35:08.21 ID:E5CeSIgE0
さようなりか…



124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:40:52.00 ID:E5CeSIgE0
弟さんも何かが狂っちゃったんだろうな



127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:46:28.77 ID:r1Ywa5kt0
警察の人は、土足で家に上がってきた。
「生きてる人いますか!?」
とか結構ひどいこと言いながら俺の部屋までズカズカやってきた。

俺がベッドで(漏らして)ないていたのと、
凶器を持った人間の死体が部屋の入り口を塞ぐように倒れていたので、
俺は保護される形で警察に連れていかれた。
祖母や両親、弟の身体は、たぶん見たんだろうけど覚えてない。
この件は全国紙にも載ったし、ニュースにもなったらしい。

来年結婚が決まって、相手の親になんて説明したもんか悩んで、
正直に話そうと思って頭整理するためにスレ立てたら存外怖い話みたいになっちゃった。
ごめんなさい。
はじめてのスレ立てでしたが、おまいらの暖かさが沁みました。
彼女にもこの話をしていなかったので、
勇気を出して明後日、新聞の切り抜き持って親御さんに挨拶に行ってきます。
みんなありがとう。

この件で警察の人に
「どんな人間も、死ぬ時はわからないけど生きてる時は幸せでいる権利があるんだよ、
負い目は感じちゃいけないよ」と言われたのを思い出しました。
こんな怖いスレに付きあってくださった皆が幸せになります様に。
ではまた



129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:48:43.48 ID:WDj99F+Q0
警察いいこと言ったな
ちょっとはスッキリしたか?
おまえは幸せになれよ



132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:50:37.41 ID:YouiUmpf0
>>1乙
彼女と幸せに



135 : 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/11/22(火) 01:51:02.08 ID:bAwKY6r60
これ、実話なのか…
凄まじすぎるぞ



138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/22(火) 01:54:37.62 ID:EWFF/zeh0
幸せわけてやるよ。
だから幸せになれ。

 

【閲覧・胸糞注意】

1 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 16:58:56.64 ID:ywTJEt730
俺が小学生の頃、自宅に新興宗教の勧誘が来た。
最初母がやんわり追い返していたんだけど、
三日に一度はうちに来て、母にしつこく入信を勧めてたんだ。
母はあまり気が強いタイプじゃなかったから、
なんとなく話を聞いて、ごめんなさいまた今度…という感じで帰ってもらってた。





2 :名も無き被検体774号+2012/03/25(日) 17:01:58.08 ID:ywTJEt730
勧誘があんまりにも頻繁になってきたので、ある日父がちょっと強めに追い返した。
すると勧誘のおばさんは
「そんな強く言ってもだめ、あなたたちがこちらにくるのは運命なんだから」と言って帰っていった。
父は念の為、と警察に相談し、
その日から近所の駐在のおまわりさんが巡回してくれることになった。

そして一週間後に母は失踪。



5 :名も無き被検体774号+2012/03/25(日) 17:03:56.68 ID:ywTJEt730
失踪している間に例の勧誘おばさんがまた来た。
「ほらね。言ったとおりでしょ!あなた達が信心してくれればお母さんは帰ってくるのよ」
その時自宅には俺と姉と弟しか居なかったから怖かった。
おばさんは「今度はお父さんが居る時に来るから」と言って帰っていった。



6 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:03:58.91 ID:MegFRm+L0
鬱になりそうだが聞いてるぞ



8 ::2012/03/25(日) 17:05:07.42 ID:ZH13iP790
母さん……



9 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:06:42.56 ID:ywTJEt730
おばさんが帰った後に姉が急いで父に電話した。
父はすぐ帰る、と言って電話を切った。
俺は泣いてる弟をなだめながら(お母さん早く返ってきてほしいな)と思った。
しかし結局母は帰って来なかった。
姉は学校の先生に連絡をして、
今こういう状態なのでしばらく学校を休ませて欲しいと伝え、
それからは駐在のおまわりさん、それから先生が度々自宅に来てくれるようになった。



11 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:09:38.43 ID:ywTJEt730
父は会社でもわりと上の方の役職についていたのだが、
決算期と重なってしまって、休むわけにはいかないということだった。
俺は中学生だったので、部活もやっていたのだが、
状況が状況なのでホームルームが終わったらすぐ帰ることにしてた。
先生も心配してくれてた。
そしてしばらく俺、弟、姉だけの生活が続いた。
時々姉の担任の先生も一緒に食事をしてくれてた。
心強かった。



14 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:12:20.77 ID:ywTJEt730
それから暫くは勧誘のおばさんも来ることが無かったので平和だった。
依然母親の足取りはつかめなかった。
失踪届もけっこう前に出していたが、進展はなかった。
警察のひともちょくちょくやってきて状況を聞かれたけど、
母からの連絡もなかったのでいよいよ手詰まりだった。
俺達は、考えたくも無かったが、
チラホラと母はも帰ってこないだろうな、と思ってた。



17 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:15:09.23 ID:ywTJEt730
俺の運動会があった。
弟、姉、父が来てくれて、久しぶりに楽しかった。
家族でレッドロブスターなるファミレスでちょっと豪華なご飯を食べ、帰宅。
玄関の鍵が開けられていた。
そして玄関から仏間に向かって足跡がたくさん残されていた。
泥棒!と父が叫んだ。

しかし結果的に泥棒じゃなかった。
仏間の仏壇が閉じられていて、青いガムテープで封鎖されていた。



18 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:15:49.63 ID:eeho78Wg0
oh…



22 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:18:15.56 ID:ywTJEt730
姉がヒイイイイイイイ!と叫んでガクガク震えていた。
弟もギャンギャン泣いた。
とても異様だった。父も呆然としていた。
俺達はまだ屋内に誰か居るんじゃないか、ということで一箇所に固まり、父は警察に電話した
(携帯が無い時代です)
近所のおまわりさんがまず来て、その後警官が何人か来た。
父が実況見分?に立会い、
俺達は貧血でふらふらの姉を自室に運び、そのまま三人でぼろぼろ泣いた。



24 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:21:27.06 ID:ywTJEt730
結局なにも取られなかった。
空き巣の犯行ということになったが、例の勧誘おばさんのことは警察も知っているので、
近所の聞き取りなど熱心にやってくれた。
そして俺の運動会の日、自宅前に黒いハイエースがしばらく止まっていたらしい、ということがわかった。

その一ヶ月後、自宅から遠く離れた県外で、母が死んでいるのが見つかった。
ごめんちょっと休ませてください。しんどい。
もうちょっとしたらまた書きます。
ごめん。



25 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:22:46.79 ID:j8Rec1Sz0
えっ?おかん?えっ?



26 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:22:57.43 ID:eeho78Wg0
 >>24
ゆっくりでいい。ちょっと落ち着け(´・ω・`)



27 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:24:25.35 ID:9lpxzMz/O
待つ
全力で保守しよう



33 : 名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:28:43.39 ID:/fOMca8q0
>>24
無理するな・・・


37 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:39:53.34 ID:ywTJEt730
ごめんなさい 話自体は100レス以内に終わります。
この後もハッピーな話など無い。
 
母が死んでたのは群馬の山中。首吊りだった。
しかし手を後ろで縛られていた。
なぜかゆるく縛られていて、はずそうと思ったら外せるゆるさだったらしい。
俺はその辺のことをあまり覚えていない。
あとから父に聞いた。

警察は自殺ではなく他殺とみて捜査を始めた。
しかし手がかりになるものは何一つなかった。
母が失踪してたしか1年近く、どこにいたのか、どのように生活していたのかはまるで謎だった。



38 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:43:52.80 ID:ywTJEt730
捜査になんの進展もないまま、今度は姉が襲われた。
姉が買い物の帰りの最中に強姦された。
ぼっこぼこにぶん殴られて、レイプされている最中に通行人に助けてもらった。

犯人は知恵遅れの男性。
この男の親が目を離している最中に姉に襲いかかった。
人の目のある場所からトイレに引きずり込み、
なぜ誰も止められなかったの、俺は未だにその辺を歩いていた一般人を恨む気持ちはある。
仕方のない事とわかっているけど、どうしても許せない。



39 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:48:06.58 ID:ywTJEt730
姉は気丈にも立ち直ったように生活していた。でもダメだった。
俺が学校から帰ったら自室で睡眠薬を大量に飲んで黄色いアブクを吐いていた。
俺はその光景が未だに忘れられない。
姉は即入院し、それから再度自殺した。




40 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:52:04.68 ID:ywTJEt730
姉の葬儀が終わってから父は会社をやめた。
会社は父に結構な額の退職金を支払ってくれた。
父は日中ボーゼンとしていた。
俺や弟が半仕掛けてもうん…うん…しか言わなかった。
近所のおばさんたちもすごく協力してくれて、夕ごはんをくれたりした。

あるとき俺が学校から帰ると、父が仏壇の前で突っ伏していた。
酒を飲んでいるようだった。
俺はすごく悲しくなってしまって、父の背中にしがみついて泣いた。おんおん泣いた。
俺はあまり泣いたりするような子どもではなかったので、すこし父が驚いていた。
そしてごめんなあ、ごめんなあ、といって一緒に泣いた。
警察からの捜査の進展に関する話しなどもなかった。




42 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:56:54.53 ID:/1+scTV10
>>1には幸せになって欲しい



43 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 17:57:48.43 ID:ywTJEt730
俺は高校に入学した。
弟は中学生になった。
父は自分の前職での技能を生かし、在宅で仕事を始めた。
仕事は前の会社がたくさんくれた。
家の家事は全部自分がやった。
弟には勉強をして欲しかった。部活をして欲しかった。
そのへんの中学生と同じような生活をして欲しかった。
しかしそうはいかなかった。
 
弟は学校帰りに車に轢かれて死んだ。車と壁に挟まれて死んだ。
運転手は若い男で、最初は脇見運転だったと供述していたが、
後に大金をつまれて頼まれた、と自白した。



44 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:00:13.81 ID:yV6jQLtw0
 >>43
て、事はやっぱり宗教なのか…。
群馬の山中から思ってたんだけど…
オウムですか?



45 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:01:44.82 ID:ywTJEt730
レス読んでます。とりあえず話を終わらせます。
ありがとうね。

そうしてその男に依頼した女、例の勧誘おばさんにたどり着く。
勧誘おばさんは逮捕された。
理由はあたしの言うことを聞かなかった一家が憎い、との事だった。

しかし不審な点がいくつもあった。
まずその勧誘おばさんはすでにある宗教に入っているわけではなかった。
つまり、一人で、自分の作った宗教の勧誘を行なっていた。う
ちに空き巣を働いたのもこのおばさん。
となると話がこじれてくる。
大量の足跡はおばさん以外に誰が。



48 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:05:06.35 ID:ywTJEt730
おばさんは警察の尋問をのらりくらりとかわし、この話の真相を語らなかった。
身分を証明するものを何一つ持っていなかった。
背景は何もわからなかった。
ただ金を沢山持っているが、その資金の元もわからなかった。
なにもわからなかったんだよ。
無念だった。怒りしか無かった。
おばさんは拘留期間中に死んだ。
心筋梗塞だったらしい。



49 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:06:08.21 ID:etgbHF1I0
BBAざまぁw
ざまぁ・・・



50 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:08:54.00 ID:ywTJEt730
父は引越しを提案した。俺もそうしたいと思った。
家には楽しい思い出よりも、悲しい思い出のほうが圧倒的に多かったから。
事件が事件だから、もし近所の人にも迷惑がかかったら申し訳ない。
 
俺と父さんは引越しの準備、
そもそも家には必要最小限のものしかなかったけど、ちょくちょく進めた。
そして引越しを次の週に控えた木曜日の夜、俺と父さんは近所の銭湯に行った。
暖かかった。そしてすこしだけ嬉しかった。
父さんも久しぶりに笑った。
ふたりで一緒に帰っている途中、サイレンの音が自宅方向から聞こえてきた。
自宅が炎上していた。



52 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:10:47.40 ID:Uh80Fp7eO
なんだこれ…。
復讐も出来ないじゃないか…。



53 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:12:46.93 ID:Qy1G2TdgO
>>1はこうして生きてられたが残されるって辛いよな



54 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:12:50.89 ID:Uh80Fp7eO
謎多過ぎだろマジで。



55 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:13:18.76 ID:ywTJEt730
俺は何も言えなかった。
父さんも放心状態だった。
燃える我が家を見つめ、あ…家が…あ…と呟いていた。
父さんの目にごうごうとした炎が写っていたんだよ。
 
放火だった。
燃えカスの中に、建材に灯油かなんかを浸したもの、というのが見つかったらしい。
犯人は捕まらなかった。
近所の家にも被害が出た。
父さんは土下座をしていた。
でも被害が出た家のおばさんは、俺のことをギュッと抱きしめて泣いてくれたんだよ。



56 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:13:58.71 ID:ywTJEt730
もうすぐおわります。



58 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:15:56.29 ID:4OSEYCJA0
釣りだろ、決まってるわ
釣り、釣り
そうだろ?



59 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:16:58.21 ID:etgbHF1I0
釣りエンドの方がいいレベル



61 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:17:18.38 ID:niac9d480
怖すぎる…



63 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:18:24.30 ID:ywTJEt730
俺達は引っ越した。
 
引っ越した先で父はおかしくなってしまった。
自宅で仕事をしていると、まだ元気だったころの母さんと姉ちゃん、弟がふつうに部屋にいるらしい。
そして昔のように「お父さん、またオナラしたでしょ~」とか
「ねえねえ、来週鴨川シーワールド行きたいね」とか、話しかけてくるみたいだった。
 
俺も実はちょくちょく見ていた。
見ていたけど、これは幻覚だ幻覚だ…と思い込むようにし、徹底的に無視していた。




65 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:19:10.49 ID:7sH2Tlr70
何もいえねぇ・・・・
重すぎる・・・・・



67 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:21:20.94 ID:ywTJEt730
受け入れたらもう俺はダメだと思っていたからね。
でもある時、俺と父さんと二人で晩飯を食っている時に、台所から
「あ、醤油切れちゃった」
という母さんの声を聞いてしまった。

父と目があった。聞いたようだった。
父さんは「はっはっは!はっはっはっは!母さん!今買ってくるわ!と言って、
一瞬真顔になり、俺の首を締めた。
すぐ正気に戻り、「ああ!ああ!俺はなんてことを!」そう言ってベランダに向かい、
そのまま飛び降りたんだ。



70 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:24:53.75 ID:niac9d480
なんで首を締めたんだ…?


71 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:25:45.39 ID:ywTJEt730
こうして父も死んだ。俺が残った。
俺は父さんの兄に引き取られて、高校を卒業し、都内に就職して一人暮らしを始めた。
それから結構な年月経ってしまった。
 
俺は今年32結婚もせずにまだ一人でいる。
俺の部屋にはたびたび家族がいる。なつかしい昔の姿で、生活している。
悲しいのは、みんな当時の年齢そのままなんだ。
 
病院も行った。
精神的に不安定と言われた。
薬も貰ったが姉の自殺した時の光景が忘れられなくてあまり飲めないでいる。



74 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:27:01.75 ID:7sH2Tlr70
>>70
精神が逝ってたんだろ
ここまでとんでもない出来事連続して起きてまともな精神でいられる方がおかしい


76 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:28:28.08 ID:ywTJEt730
この話はこれで終わりです。
一家全滅、というのは俺がもう限界だからです。
自殺しようとは思っていないけど、あのババアの呪いというか、そういったものがあるようなきがして、
いつかサクッと死ぬんじゃないかって。
 
俺がびっぷらに書いたのは、
俺と、俺の家族が昔千葉県に存在していたことをずっと記しておきたいからです。
ちょっとご飯食うわ。
レスは後ほど返します。申し訳ないす。



77 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:28:32.49 ID:5nrwlqSJO
釣りであって欲しい!が…なぁ、1は家族を「見た」の?「聞いた」の?


80 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:32:04.63 ID:ZH13iP790
こんな事件なら報道されない訳無いと思い



83 : 名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:43:11.81 ID:VvZnWCFw0 
15、6年前って言えば、
オウムとかの影響で大なり小なり宗教がらみの犯罪があれば、
マスコミはかなり過敏に反応したはずだが、記憶に残って無いんだよなぁ


84 : 名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:45:04.96 ID:SqeK53wG0
これってニュースになったん?


85 : 名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:48:47.53 ID:x1pnWXs+O
>>83
BBAが仮に住侵のみで勾留されたなら、事件自体としては報道されてないと思う

業過致死にみせかけた殺人(共謀共同正犯)を本筋として着手する
前に、BBAが死んだとしたら事件報道はないにしても
勾留中に被疑者が死んだんだから、理由に関係なく死亡報道はされるはず


86 :名も無き被検体774号+2012/03/25(日) 18:49:32.29 ID:9lpxzMz/O
特定は止めてやろうぜ
俺は釣りだったって言って貰ったほうが遥かにマシだ


88 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:52:47.95 ID:ztZq9eKP0
酷い内容だな・・・・・



91 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 18:58:25.76 ID:ywTJEt730
書き終わりから順に返していくね
漏れてたら言ってくれ。
>>44 
オウムではないと思う。なんで群馬かも今となってはわからないです
>>46 
探偵って警察とどっちがアテになるんだろうな。父はその辺は考えてなかったとおもう。
>>54 
うん、ストーリーとしては破綻してるよな。俺も意味がわからないまま生きてきてしまった。
>>69 
しっかり生きてます。ありがとうね。
>>80 
報道されたのかされてないのかはわからない。取材には来てないと思う。



93 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 19:01:20.37 ID:ywTJEt730
>>74 
無理心中でも図ろうとしたんだろうかね。
>>77 
帰宅したらみんな居たりする。
声だけの時もある。
オバケかどうかはわからない。俺幽霊信じてないです。
家族が出てきたらすごい懐かしい幸せな気分になる。
朝起きると母さんがご飯作ってる時がある(実際は出来てないけど)。



94 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 19:02:50.15 ID:/1+scTV10
どこの宗教か分かる?
ヒントだけでも教えて欲しい



95 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 19:04:19.04 ID:ywTJEt730
 >>94
いや俺も知りたいんだけど、結局なんの手がかりもないんだ。
勧誘おばさんがどっかの宗教の一部なのか、ただのキチガイなのかもわからない。
わからないことばっかりなんだ。
ほんとに心筋梗塞で死んだのか、自殺したのかもわからない。



97 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 19:07:33.97 ID:ywTJEt730
こんなところか。話聞いてくれてありがとうな。ばいばい。



105 : 名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 19:37:38.97 ID:REhjHK+n0
こんな悲惨な事件は釣りでなくちゃいけないな…

BBAは身分を証明するものを何も持ってなかったってあるけど
氏名すら不詳であったということなのか?
氏名不詳(留置番号で呼ばれる)なら、大きなニュースになるはずだけど


117 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 23:20:31.29 ID:5nrwlqSJO
1いっちゃったのか…
「聞いた」だけなら人為的なものの可能性もたかかったんだが、「見た」となると…
1薬はちゃんと飲んでくれよ、マジで!
これが釣りであってほしい!



118 :名も無き被検体774号+:2012/03/26(月) 00:19:17.47 ID:47SXVz4z0
>>1です。
終わりと言いながら戻ってきちゃってすみません。
俺は元気というか、普通に生活してます。
薬もこれからはちゃんと飲むようにします。
家族が家にいる、と書きましたが、幻覚であることは分かってます。
話しかけてくる内容は、昔家族と話したような取り留めもないものです。



119 :名も無き被検体774号+:2012/03/26(月) 00:21:44.02 ID:47SXVz4z0
夜ご飯は何がいい?とか帰りは何時になるの?とか、そういった事です。
録画されていた事が繰り返す感じです。
従って最近のニュースとかの内容はありません。
姉は高校当時のままです。
弟は中学のままです。
ふわっと出てきて、ふわっと居なくなります。
台所で姉と母さんが会話してる時もあります。



120 :名も無き被検体774号+:2012/03/26(月) 00:25:30.74 ID:47SXVz4z0
俺には長い付き合いの友だちがいます。
彼はまだ千葉に住んでますが、ちょくちょく遊びに来てくれます。
家族が見えるんだ、という話もしました。
最初は除霊してもらえ、と言われましたが、俺はそれを拒否しました。
なぜなら俺は幽霊を信じてませんし、これは幻覚だと思っているからです。
さらに言うと、体調を崩したりも不幸な目にも遭ってません。
あと、家族がふらっと出てくると、少し懐かしくて悲しいけど、やはり嬉しく感じるからです。



121 :名も無き被検体774号+:2012/03/26(月) 00:29:00.05 ID:47SXVz4z0
このまま普通に生活していけば、いずれはまた家族が一つになれると思います。
それまでは地味に生きて行こうと思ってます。
他のスレに書き込んだりもしてますよ。

それから勧誘おばさんの件ですが、警察からは心筋梗塞と聞かされていました。
それ以上は調べようがないです。
自殺かもしれませんし、もしかしたら警察が関与してるかもしれませんが、その辺は想像の域です。
当時はまだネットも普及していませんし、なんの疑問も無く病死と信じていました。



123 :名も無き被検体774号+:2012/03/26(月) 00:31:57.20 ID:47SXVz4z0
父さんは勧誘おばさんを殺すつもりでいました。
俺も父さんに同意しました。
だから父さんは、勧誘おばさんが死んだ事を聞いた時にとても複雑な顔をしていました。
X-ファイルみたいだな、とか言ってました。
あの時、父さんの中ではもう今までの出来事すべて諦めたんだと思います。



124 :名も無き被検体774号+:2012/03/26(月) 00:33:22.80 ID:47SXVz4z0
複雑なんですよね。
俺は幻覚に慣れちゃってて、この家族が見られなくなったらさみしくなっちゃうと思います。
新しい生活は、今のところ難しいかなと思います。



125 :名も無き被検体774号+:2012/03/26(月) 00:34:20.76 ID:47SXVz4z0
以上です。
ありがとうございました。

 

【閲覧注意】
http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1395370803/

1 :おとうと:2014/03/21(金)12:00:03 ID:QjUjSWeWF(主) ×
姉さんが亡くなったんだ
ちょっと怖くなったから聞いてほしい。




3 :おとうと :2014/03/21(金)12:03:36 ID:QjUjSWeWF(主) ×
スレ立て初めてだからよくわかんないけどごめんね

俺ら仲良い姉弟だったんだ。
で先月姉さん吊ってた。
今俺一人暮らししてるんだけど
お菓子とか作って送ってくれるいい姉さんだった。
よく言う喪おんなとかいう感じだけど。
俺食に執着がなくて
食べ物たくさん送ってくれるのはいいんだけど
放置する事もあったんだよ



4 :おとうと :2014/03/21(金)12:07:08 ID:WYtGLNOmP ×
まず怖かったポイントから話すかな。
上手く説明できないけど
吊ってた姉さん頭丸刈りになってて右手の中指と薬指がなかったんだ。
最後に送られてきたのがミートパイだったんだ。
珍しく切り分けなきゃならないミートパイを食べる気になった。
味は特に気になる点はなかった。



5 :おとうと :2014/03/21(金)12:11:03 ID:PXE3XcjBT ×
あと遺書?があった。
簡単に言うと
洵くんに食べてもらいたかった
洵くんは食べてくれない
洵くんの一部になりたい
洵くんがあたしのモノにならないなら
全部いらない
皆おかしい狂ってる
洵くん死ねばいいのに
じゆん
って書いてあった
もっといっぱい書いてたけどこんなもん


 
6 :おとうと :2014/03/21(金)12:14:15 ID:RIzUjRglN ×
たまにケーキとかに髪の毛とか入ってたけど気にしてなかった
緩衝材の中に毛みたいの入ってたこともあったな
今思ってみたら髪の毛だったのかも。
一度姉さんが俺に好きだと言ってきたことがあるんだ。



7 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:18:07 ID:DOC1reQwr ×
高校のころかな。
姉さん引きこもりになっちゃったんだよ
いじめられたのかもしれない。
家にいるようになって、俺は心配で話しかけたりした。
そしたらちょっと明るくなって部屋からは出てきてくれるようになったんだ。
俺が学校行ってる間はなにしてるかわかんないけど
一度お菓子つくってくれたんだよ。
シフォンケーキ。
すっごい美味しくて
「ねーちゃんこれなまらうまい!」って絶賛した


 
8 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:20:32 ID:AK1WNsYCT ×
そしたら毎日お菓子つくるようになった。
俺は刺激しちゃいけないと思って黙って食べてた。
うんざりだった。
「洵くんいつもありがとう。おいしい?あたし洵くんがすき」
ってえらくあっさりしてて俺は聞こえないふりした。



9 :名無しさん :2014/03/21(金)12:21:04 ID:lzOdFuQOQ ×
ちゃんとみてるよ



10 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:22:45 ID:AK1WNsYCT ×
なんやかんやあって一人暮らしはじめて姉さんと離れて
そしたらカチャーンが「最近陽未がおかしい」って
また部屋から出てこなくなったし
夜中にあえぎ声が聞こえるようになったと



11 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:25:42 ID:WYtGLNOmP ×
またおちこんでるのかなって姉さんに電話してみたんだよその頃。
なんとか元気づけたくて「また姉ちゃんのお菓子くいてーなー」っていった。
そしたら二日おきにお菓子が届くようになった。
一人暮らしでだらしなさに拍車のかかった俺は
切り分けなきゃならないケーキとかめんどいのは放置して腐らせちゃったりしたんだ。



12 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:28:45 ID:WYtGLNOmP ×
しばらくしてアポなしで姉さんが家にきて
手付かずで腐ったケーキとかみて
その日は妙にテンションたかくて
帰った次の週に吊ってた。
その頃姉さんは契約だけど仕事見つけて自活してたんだ。



13 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:31:28 ID:FZjVm9suI ×
オヤジが姉さんの様子見に行ったら吊ってたんだと。
酷い有り様で警察とかに話聞かれたりした。
遺書もあって自殺でまとまったらしいけど。

で本題だけど最近部屋で姉さんの匂いがするんだ。
気のせいかな。こわい



14 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:33:24 ID:FZjVm9suI ×
詳しく言うと香水のエタニティってやつの匂い
ふとしたときにふわって匂いしてすぐ気にならなくなる。
気のせいなのかな。こわい。
なんかこういうの気にならなくなる方法とかあったら
教えてくれ。



15 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:34:36 ID:FZjVm9suI ×
コメントくれたひとありがとう。
質問あったら答えます。
こわいんだ。たすけてほしい。



16 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:39:11 ID:FZjVm9suI ×
最近はエタニティの匂い嗅ぐと吐き気するようになった。
もうダメかもしれない。
あと髪の長い女が怖い。



17 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:41:16 ID:FZjVm9suI ×
姉さんを思い起こすものはできる限り処分したんだよでも匂うんだどうしたらいい?



18 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:42:28 ID:FZjVm9suI ×
お祓いとか現実にしてくれんの?どっかの寺とかに頼むの?霊能者とかいねんだけど近くに



19 :名無しさん :2014/03/21(金)12:43:01 ID:U6rgSYIAV ×
うしろ…



20 :名無しさん :2014/03/21(金)12:43:02 ID:U6rgSYIAV ×
うしろ…



21 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:44:12 ID:FZjVm9suI ×
後ろは壁だよ
どうにかしてくれマジメに
こわいんだよ



22 :名無しさん :2014/03/21(金)12:46:05 ID:lzOdFuQOQ ×
精神的につかれてるんですよ



23 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:46:41 ID:FZjVm9suI ×
みんなからしたらたいしたことないだろうけど俺はすごいこわい
なんで匂いすんだよ毛も落ちてるし
こわいなんとかしてお祓いしてたすけて



24 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:48:17 ID:FZjVm9suI ×
>>22
そうなのかな病院とか?
じゃあ精神的疲れで鼻から臭うのかな?
じゃあおばけとかいないかな?



25 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:49:30 ID:FZjVm9suI ×
だいたい丸刈りで首吊りとかおかしいだろなんなんだ指ねえとかマジで笑えない



26 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:51:39 ID:FZjVm9suI ×
ふざねんなあのクソ女生ゴミみたいなもん毎回送ってきやがって
限りなく生ゴミに似た女だ新でからも関わってこないでほしい



27 :名無しさん :2014/03/21(金)12:52:49 ID:lzOdFuQOQ ×
匂いがなくても脳が匂うと思えば匂いますよ



28 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:54:59 ID:SUuNBJaxo ×
だいたい日記にポエミーな文毎日かいてる喪女とか異常なんだよ
最初から精神がおかしかったんだ洵くん洵くんて彼女か!
そりゃ好かれて嬉しかったけど冷静になれば限りなく生ゴミに似た考えだった
俺が甘かった。



29 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:56:18 ID:SUuNBJaxo ×
>>27
そうなの?俺の脳が壊れたのかな。
どうすれば大丈夫になるかな?

 
30 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:56:54 ID:SUuNBJaxo ×
取り乱してごめんなさい
もう冷静になりました。
大丈夫です。



31 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:01:44 ID:SUuNBJaxo ×
test 


32 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:02:31 ID:SUuNBJaxo ×
みんなありがとう!
この話は終わりね!
解決しました!


 
33 :名無しさん :2014/03/21(金)13:04:53 ID:lzOdFuQOQ ×
おつかれさまでした


 
34 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:06:30 ID:SUuNBJaxo ×
>>33
ペパーミントゼリー



35 :名無しさん :2014/03/21(金)13:07:18 ID:pt1VDjys3 ×
>>32
よかったじゃん


 
36 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:10:05 ID:SUuNBJaxo ×
>>35
ハスカップレアチーズタルト



37 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:11:07 ID:SUuNBJaxo ×
抹茶フロマージュブラン



38 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:11:33 ID:SUuNBJaxo ×
カタラーナ



39 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:12:44 ID:SUuNBJaxo ×
紅茶カスタードクリームロール



40 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:13:11 ID:SUuNBJaxo ×
ベイクドチーズケーキ



41 :名無しさん :2014/03/21(金)13:13:27 ID:yWwgz4sud ×
どうしたじゅん君



42 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:13:34 ID:SUuNBJaxo ×
ガトーショコラ



43 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:13:58 ID:SUuNBJaxo ×
シフォンケーキ



44 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:14:48 ID:SUuNBJaxo ×
アップルバナナパイ



45 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:15:24 ID:SUuNBJaxo ×
焼きカスタードマンゴープリン



46 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:17:00 ID:SUuNBJaxo ×
アーモンドバタークッキー



47 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:17:33 ID:SUuNBJaxo ×
木苺のミルフィーユ



48 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:18:27 ID:SUuNBJaxo ×
ミルクミントゼリー



49 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:19:49 ID:SUuNBJaxo ×
牛蒡クリームのショートケーキ



50 おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:20:19 ID:SUuNBJaxo ×
アスパラアイス



51 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:21:02 ID:SUuNBJaxo ×
グリーンティクリームシュー



52 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:21:27 ID:SUuNBJaxo ×
キウイタルト



53 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:21:56 ID:SUuNBJaxo ×
アプリコットシフォン



54 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:22:32 ID:SUuNBJaxo ×
生キャラメル


55 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:23:18 ID:SUuNBJaxo ×
ロールキャベツ



56 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:23:54 ID:SUuNBJaxo ×
ミートローフ



58 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:24:22 ID:SUuNBJaxo ×
ハンバーグ



59 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:24:41 ID:SUuNBJaxo ×
キャセロール



60 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:25:06 ID:SUuNBJaxo ×
羊のミートパイ



61 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:30:50 ID:DyVBC3yiM ×
ほとんどたべてない


 
62 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:31:30 ID:DyVBC3yiM ×
姉さんごめん
ごめんなさい



63 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:32:53 ID:DyVBC3yiM ×
ごめん許してくれごめんなさい
もうやめてやめて謝るからごめんなさい



64 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:33:40 ID:DyVBC3yiM ×
やめて



65 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:34:02 ID:DyVBC3yiM ×
大好きだよだからもうやめて



66 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:35:18 ID:DyVBC3yiM ×
ごめん取り乱したもう大丈夫ごめん
匂いなくなるにはどうしたらいいか教えください。



67 :名無しさん :2014/03/21(金)13:38:54 ID:lzOdFuQOQ ×
感じなくすればいいんじゃない



68 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:39:10 ID:DyVBC3yiM ×
どうしたら香水の匂いを消すことができますか?



69 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:40:04 ID:DyVBC3yiM ×
>>67
現実的にどうしたら感じなくなりますか?



70 :おとうと(洵)2014/03/21(金)13:43:14 ID:DyVBC3yiM ×
芳香剤とかファブリーズとかお香とか試したけど匂いします。
やっぱり精神的なものでしょうか?



71 :名無しさん :2014/03/21(金)13:48:27 ID:lzOdFuQOQ ×
同じ香水をずっと使い続ければなれて匂いを感じなくなります

 

74 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:53:56 ID:R3S2lC4V1 ×
>>71
やっぱ慣れですかね?
そしたら吐き気は我慢しかないですか?
>>72
すきだったよ



75 :名無しさん :2014/03/21(金)13:54:00 ID:lzOdFuQOQ ×
質問し忘れていましたが匂いがするのは部屋だけですか外出先で感じたことは?



76 :名無しさん :2014/03/21(金)13:57:56 ID:lCaR2kUDo
神社でお祓いしてもらえば?

 

77 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)14:03:54 ID:R3S2lC4V1 ×
>>75
部屋だけです。
あと実家の自分の部屋でも匂いしたことあります。
>>76
お祓いって頼んだらしてくれるもんなの?



8 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)14:04:51 ID:R3S2lC4V1 ×
>>75
すみません答え微妙でしたね
外出先では感じたことないです。



79 :名無しさん :2014/03/21(金)14:14:02 ID:lzOdFuQOQ ×
匂う場所は決まっていますか?バラバラですか

 

80 :名無しさん :2014/03/21(金)14:15:14 ID:oeDLesG0V ×
うち、母が亡くなった時、
「ああ、居るなぁ・・・」って、感じてたんだけど、はっきりは見えないけどわかるんよ。
母は、派手な人で香水もつけてたのでたまに香りもした。
でも、49日過ぎた頃かな、居なくなったよ。
ちゃんと、お寺さんで供養してるしね。
お寺さんに相談してみては?

 

81 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)14:20:26 ID:R3S2lC4V1 ×
>>79
発生源はわかりません、部屋にいてふとした瞬間にふわっと匂う感じです。
>>80
ちょっと安心できました
相談してみたいと思います。



82 :名無しさん :2014/03/21(金)14:22:41 ID:cCQdg0UnC ×
あのさ最後に来たのミートパイなんだよね?
「一部になりたい」とか指無かったとか、もしかしてミートパイの材料に指使ったんじゃ…?

 


88 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)10:44:15 ID:aQgNERox1 ×
おはよ
寺に相談してきたよ
そしたらお前何言ってんだ?みたいな顔された。
ちなみに指は食べてませんよ



89 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)10:46:09 ID:aQgNERox1 ×
こういうのは大体気のせいなんですよねーって言われた
現実に匂ってんだよ!俺の鼻が壊れたって言うのかおい!?ってぶちギレてしまった。
かなり取り乱してたと思う



90 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)10:48:36 ID:aQgNERox1 ×
わけわかんなくなって黙ってお祓いしてくれよおいこらボウズ!って言ってしまった
俺生ゴミに似てるな、後悔した。



91 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)10:53:59 ID:FxwTk98AC ×
>>82
それはないですよー
変な味しなかったし
正直スパイス効いてて旨かったもの



92 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)10:55:16 ID:FxwTk98AC ×
>>85
仕事行く前に寺寄ってたりなんだりしてたんだ。
大丈夫元気です。



93 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)10:59:34 ID:FxwTk98AC ×
姉さんの机の引き出しから俺の写真なまらいっぱい出てきて焦った。
なくしたと思ってたサッカーのレガースっていう防具も出てきた
てかほとんど俺のもので埋まってた



94 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)11:01:19 ID:FxwTk98AC ×
レガースってかなり臭くなるんだよ
納豆とブルーチーズを足したような。
なににつかってたんだあの女


 
99 :名無しさん :2014/03/23(日)13:27:38 ID:0cyGhx9ea ×
 ミキサーにでもかけりゃ指入ってても多分気付かないよね



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【恐怖】既女が語る恐い話【心霊】18

966 :可愛い奥様:2007/10/02(火) 23:00:12 ID:QubBVmbU0
去年の暮れに、子どもの学校の同学年の児童の母親が亡くなった。
私もまあ仲が良かった人なんだけど。
表向きは病死になっているが、精神的に参ってしまって自ら命を絶った。

理由は母親同士のイジメ。
子供が低学年の頃から執拗に嫌がらせをされ、欝になって学校行事にも顔を出さなくなった。
子供もいじめられるようになり、相手の親に話をしようとしたら一方的に悪者にされたらしい。

目撃者もいたのに後日電話で、
「うちの子はやっていない。あなたのお子さんは虚言癖がある。
なぜならあなたが母親のクセに弱くって、頼りないから寂しくなってしまったのよ。子供に謝ることね!」
と言われたらしい。
電話のテープを聞かせてもらった。

最初は訴えようと思って電話の記録テープを録っていたらしいが、
不安になるとそれを何度も聴いてしまい、自分で欝に追い討ちを掛けてしまった。




967 :可愛い奥様:2007/10/02(火) 23:10:39 ID:QubBVmbU0
言動もおかしくなり、学校行事に顔を出さなくなった彼女。
私も付き合いが減って、いつの間にか疎遠になってしまった。
そして暮れに亡くなった。
それからおかしいことが次々に起こった。

彼女をいじめていた母親達の一人が妊娠してたんだけど、出産を前に胎児が亡くなって死産。
ノイローゼになった。
もう一人は中学生の子供が受験でノイローゼになって、小さい子を狙って痴漢をした。
学区内では噂が広がり、この母親も引きこもってしまった。
もう一人は車で人身事故を起こした。ご主人が浮気をしていて蒸発。
もう一人は「自分達がいじめたから祟られたのかも」と気にしすぎて引きこもりに。

偶然かな・・・とも思ったんだけど、どうなんだろう。
正直、祟りであって欲しい。
祟りだったらそのうちに私にも何か来るんだろうな。


968 :可愛い奥様:2007/10/02(火) 23:27:17 ID:cXNtIWxI0
本当の話ですか?
なんか読んでるだけでウツになりそうだよ・・・orz

でも、母親同士のイジメなんて・・・。 いい大人が恥ずかしい。情けないというか。
自殺も罪だと思うけど、集団で嫌がらせするのも同罪だと思うわ。卑怯ですよ。
言っちゃ申し訳ないけど 因果応報っていうか
ずばり祟りって雰囲気アリアリ。

この場合、傍観者がいたのかどうかは分からないけど
>>966さんは加害者でない事を心から祈るよ・・・(涙


970 :可愛い奥様:2007/10/02(火) 23:33:01 ID:GwCPrG2Y0
祟りよりも、いじめた人達の良心の呵責、ってのが一番いいんだけれど。
そうじゃなさそうな感じ。


971 :可愛い奥様:2007/10/02(火) 23:40:12 ID:QubBVmbU0
本当の話です。
私は加害者ではないけど、同じ様なものかもしれない。
疎遠になって彼女のことを忘れていた時期もあったのだから。

自分のことを棚にあげると、自殺までに追い込んだ方が悪い。同等だと思えない。
彼女が欝になりかけている時期に、
「あなたのお子さん、今の季節に半袖なんかで外に出していいんですか?可哀相」とか、
「お子さん、最近凄く反抗的らしいですよ?きっとあなたがそんなんだから寂しいんでしょうね~」
と、ほぼ毎日電話してきたそう。
ちなみに、妊婦だった人が掛けて来たそう。

他の人たちも、彼女の家の外で固まって井戸端会議したり覗こうとしたり、
押しかけて上がりこもうとしたらしい。

私も悔いているよ。


974 :可愛い奥様:2007/10/03(水) 00:00:13 ID:uGMiHSGQ0
うん。 私もいじめた人たちの良心の呵責だと思いたいけど。
彼女が亡くなった後も普段どおりで、
「なくなったんだって。うっそ~w」なんて言っているのを聞いたから、そうは思えない。

バレ覚悟で書くけど。
彼女が飛んだのは、彼女らが住む大型マンション群のうちの一棟からの飛び降り。

旦那さんに電話して、明るい声で
「何してるの?今日は凄く天気が良いよ。ありがとう。ごめんね」と最後に言って、
それから何分後かに逝ったらしいです。 子供には手作りのおやつを置いて。

ちなみに、主犯格の妊婦さんの住む棟の向かい側の一番高い棟。
これの直後、主犯格以外が「これでマンションの価値下がっちゃうね」と言っていたのを誰かが聞いたとか。
いじめって大人も子供も変わらないと思いました。


976 :可愛い奥様:2007/10/03(水) 00:04:16 ID:qsVZl0sh0
もはやおぞましいよ。まさしくの鬼女たち。
嬉々とそんな非道なことをするから、
妊婦の腹にいた赤ちゃんは、この世に生まれてくることを拒否したのだと思ってほしいな。

手作りのおやつが切なすぎるよ。
いじめは本当にダメだ。


977 :可愛い奥様:2007/10/03(水) 00:05:15 ID:tPMsGIXW0
そこまで自殺した人が受けたいじめや嫌がらせを知っていて、
周囲のお母さん達って助け舟を出さなかったの?
974さんは何かしたかもしれないけど、
いじめた人達だけでなく、他のお母さん達にも不快感を覚える。


983 :可愛い奥様:2007/10/03(水) 00:42:12 ID:uGMiHSGQ0
私も赤ちゃんが生まれるのを拒否したと思いたいです。
おやつは・・・旦那さんから聞いて思わず大泣きしてしまいました。

周りは知っていたのかどうなのか。
群れてイジメをする人は、もっと規模を拡大しようとする傾向があると思う。
直接手を出さなくても雰囲気でもイジメは発生する。
彼女が外との接触を絶ってしまったのは、そういうのに勘付いたからだと思う。
何も知らない人は、「学校に出てこない変な人扱い」はしていたかも知れない。

私が電話してもすごく気の抜けた返事だったので、嫌われたと思ってしまった。
ほっといてあげた方がいいのかな・・・とも思った。
それが疎遠になった原因。
正直、私も人付き合いがヘタなので。 ボロボロになっていく彼女が怖かった。


990 :可愛い奥様:2007/10/03(水) 01:12:48 ID:uGMiHSGQ0
彼女は周りに比べて若い母親だった。
たしかに普通のお母さんとは違う雰囲気もあったけど。
若いなら少しばかり未熟でも何が悪いのか。
ある程度年齢がいっていればいい母親で完璧なのかと言ったらそうでもない。
私も若い部類の母親なので、何となく周りと馴染めなくてドロップアウト気味だった。

何となく抱えているものが似ていて、付かず離れずで付き合えて心地よかった。
彼女は常識はずれの行動はしていなかったし、彼女は恵まれた境遇にいた。
正直言うと、相手らの嫉妬と誤解から始まったのだと思う。


日本で一番不気味な未解決事件って何よ?

314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/28(金) 05:41:49.73 ID:EjI2Qk480
山は怖い、何が怖いって幽霊とか動物とか天候とか色々あるけど
一番怖いのは人間。
お前ら山とかいって開放的になるだろ?すがすがしいな~ってなるだろ?
あれは一種のボーダーラインを越えそうになってるから。
町とか村とか人間が作った物に守られ続けてる人間ほど開放的になりやすい。

それってつまりタガが外れてるってことだろ?
どんなにすがすがしくても
町のど真ん中で背伸びしたりすがすがしいなんて思わないだろ?

ゴミとか落ちてる山とかはまだいい。
人工物があればなんとか留まれる。
でも100%の自然はダメだ。狂うってか戻っちゃう、動物に
野セックルとかする人はまさにそれ、当てられちゃってんの山とか森の雰囲気に
遭難とかしちゃうと最悪、無意識に「助けが来ないかも、死ぬかも」って思う
それは動物として当たり前の事なんだけど人間としては戻れなくなる。
コカコーラの炭酸が徐々に抜けてくみたいに常識とかモラルがどんどん抜けてく
そこで死んじゃうのはまだいい。
生き伸びるともうひどい。
だからお前等がもしも万が一人間の手が入ってない山で真っ裸の人間を見たら逃げた方がいい。

俺のバアチャンとかは「アガリビト」って呼んでた
バアチャンの住んでるとこでは神様なんだそうだ。
だから未解決事件の行方不明になった人とかってそういう人も中にはいるんじゃないのかなとふと思った




336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/28(金) 05:52:13.75 ID:EjI2Qk480
んー狂うって言うとちょっと違う。
バーチャン曰くむしろ自殺とかしちゃう都会の人間の方が狂ってると言ってた。
確かに俺が見たのはあうあうあーな感じではなくてもっとおだやかな感じ。
ちょっと嫌な言い方だけど電車とかで騒いでるような人みたいなのじゃない。

多分人間の世界から自然の世界への以降みたいなのが重要なんじゃないかな。
確かゴータマシッタールダさんとかも王子だったけど
野生の王国に身を落として悟りを開いたって言うじゃない、
バアチャンが言う「アガリビト」ってのはそんなイメージなんじゃないかな。


385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/28(金) 06:17:42.37 ID:EjI2Qk480
スレチだったらもうしわけないんだが書くわ、
少し長文になるけど勘弁してくれ
正直俺も秘密を秘密にしておくのは辛い、正直喋りたくて仕方ない。うん

まぁ特定されない程度に書くけど
バアチャンは九州の人間で「古賀」って名字なんだけど
その地方はやたらと「古賀」って名字が多い場所とだけ書いておく。
なんかその地方のけっこうルーツにまつわる話で
「古賀」の他にも「新賀」ってのもあったような気がするけど忘れた、
厨房のときの話だから勘弁してほしい。

んで遡ること厨房のときなんだけど
近所の渓流で俺は当時はやってたルアーフィッシングをやってたのさ
バアチャンの家に遊びに行ってる時なんて
釣りくらいしかやることないから流石に飽きてた俺は
お気に入りのスケルトンGをおもいっきり投げたら向こう岸の林にまで飛んでっちゃって
それを取りに岩を渡って取りに行ったのさ。
今考えればその川がバーチャンの言ってた「境界線」だったんだと思う。


400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/28(金) 06:28:56.35 ID:EjI2Qk480
思い出しながら書いてるから遅いかもしれんが申し訳ない。

んで向こう岸までついてスケルトンGを探したんだけど見つからない。
向こう岸の竿から糸をたどっていけばすぐ見つかりそうなんだけど
不思議となかなか見つからないのね。
当時小遣いが月1000円だったから2000円のルアーは
おれにとって宝物だったから1時間くらい森の中をウロウロしてたと思う
川からあんまり離れると遭難するから
川の音が聞こえる程度のとこをさがしてたんだけれどみつからない。

すると後ろからパキパキって枝の折れる音がした。
なぜか熊とかの野生動物とじゃないかとか不安には思わなかった。
むしろなぜかそこにいないはずの父ちゃんとかバーチャンが俺を捜しにきてくれたのかな?って
ふと思ったのが不思議
そんなはず絶対ないのに。

んで振り向いたら人が立ってた。全裸の

普通びっくりすると思うけど
超田舎だったから川を真っ裸で泳ぐ人ってのは近所じゃ珍しくなかったのね。
んで俺は「あ、こんにちわ」って言ったの
そしたらその人はにっこりわらってこっちを見てるから悪い人じゃないなって思った。

一緒に探してくれるのかなって思って
「ルアーがどこかにいってしまって」と言ったら「ンー」と言いながら近づいてきた。
俺は周りをキョロキョロしながら歩いてたんだけど
その人は俺の周りを「ンー」って言いながらグルグル歩き始めた。
今思い出したらアシモみたいな歩き方だった。


415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/28(金) 06:39:23.61 ID:EjI2Qk480
んでその人が「ンー」とか言いながら岩をふっとどかしたのね。
岩の下を覗き込むようにしながら岩を大切そうに持ち上げたの。
俺は「いやいや、そんなとこにはないですよw」
って突っ込んだら
その人は「ンンンー」って言いながらニコニコ笑って俺に岩を投げた。

頭の横スレスレを横切った岩の意味を理解するのに2秒くらいかかった。
その人の顔を見ると目に全然悪気がないって言うかギラギラとした目ですごく怖かった、
まさにこんな感じ→<●> <●>

俺が身構えるとその人は「ギャー」みたいな感じでわけのわかわからない奇声を出した
そしたら周りから声が聞こえた「ンー」「ンー」って沢山。
うわぁああああってなった。
いつの間にか裸の人が沢山こっちにあつまってくるような音がした
ペキペキペキって枝を折るような音が沢山周りから聞こえた。

逃げ回ってどっちから自分が来たのか全然わかんなくなった。
怖くなってガタガタ震えてたら遠くでキラキラ光るものを見つけた。
俺のスケルトンGだった。
俺はルアーの糸をたぐって川までたどり着きびしょびしょになりながら家に帰った。
今思い出すと胃の辺りがむかむかする。


428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/28(金) 06:49:17.11 ID:EjI2Qk480
んでバーチャンに事のあらましを話したら「坊、それはアガリビトだっちゃ」と教えてくれた。
すまん方言は適当、でもだいたいこんな感じ

アガリビトはイノシシが山を下りて豚になって人間に食われるようになったみたいに
人間が山を「上がって」自然に帰った姿なんだそうだ。
でも生まれつき自然と一緒の動物と違って人間の知恵と自然の力を持つようになった
つまり人から1ランク上がった存在だから神様みたいなものなんだ、と教えてくれた。
その地方の人はアガリビトを本気で信仰してる人もいるからもう行っちゃダメだと言われた。
普通アガリビトは山奥のほうに住んでるもんなんだけど
まだ中途半端ないわゆる「半アガリビト」状態の人は境界線の周りをウロウロすることもあるらしい。

「中途半端なアガリさんでよかったねー本物をみると怖いから」
とバアチャンは俺に教えてくれた。
どうなるの?って聞いたら
「あがっちゃう」とだけバーチャンは完結に言った。

そこからは村のルーツとか紀元の話だったから退屈で聞いてなかったけど
今思うと惜しい事をしたと思う。


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475 :カン、カンその後 4 :2010/01/04(月) 17:33:46 ID:+c8UOsBv0
その夜、私は妹の部屋に入れてもらい、
妹のベッドの隣に布団を敷き、ぼんやりと天井を眺めながら時間が経つのを待ちました。
妹の話では、母が家を出る時間は大体決まっていて、
1時過ぎ頃に家を出て、10分程度で帰ってくるとの事でした。

最初、母の外出に気付いた妹は、
気分転換がてら外にタバコを吸いに行っているものと思ったらしく、
特に気に留めずそのまま寝ていたらしい。
しかし、雪が降るほどに寒くなってからも母の外出は続いた。
そのことを母に聞くと、「何のこと?」という反応。
とぼけている様子もなく、自分が深夜に外出していること自体、全く自覚がなさそうだというのだ。
不審に思った妹は、母の後をこっそりつけたのでした。


「そろそろだよ」
妹が言うと、私は耳を澄ませた。
すると間もなく、ドアを一枚隔てた廊下側で何やら人の気配がした。
ガサ、ガサと玄関の辺りで物音が聞こえた。
おそらくブーツを履いているのだろうと思った。
そして、キイという音とともに、コッコッコッという足音。間違いなく今、外に出た。

私と妹は顔を見合わせ、なるべく音を立てないようにドアを静かに開け、忍足で玄関に行った。
鍵は掛かっていなかった。
妹は注意深くドアノブを握り、そっとドアを開けた。
真っ暗な路地。
街灯と月明かりだけが頼りだった。
母はどこに行ったんだと妹に聞くと、驚いたことにすぐ近くにいるという。
嫌な予感がじわじわとしていた。


家から100mほど進んだところ、路地を照らす街灯の下に母はいた。
母は電柱の周りをぐるぐる回っていた。
散歩のようにゆったりと歩くようなペースではなく、かなり速いはや歩き。
あるいは駆け足のようなものすごいスピードで、ぐるぐるぐるぐる回っていた。

昼間に見せてくれていたような、朗らかで優しげな表情は今やどこにもなく、
遠目に見ても、般若のような鬼の形相にしか見えなかった。
あまりの恐ろしさに呆然としていると、
妹は「もう帰ろう」と促すと同時に、「たぶん、あと10分くらい続くから、あれ」と付け加えた。

ものすごく怖かった。
母の異常な姿を目の当たりにして、私はようやく事の重大さに気付き始めた。
『あなたも、あなた達家族もお終いね』
今頃になって、あの女のおぞましい言葉が頭の中で繰り返されました。





476 :カン、カンその後 5 :2010/01/04(月) 17:34:26 ID:+c8UOsBv0
妹よりも一足早く家に帰ってきた私は、居間の電気をつけようと壁を探りました。
大体この辺にスイッチがあったのに・・・
そう思いながら手探りしていると指先に角ばったプラスチックの感触が伝わった。
それとほぼ同時に、真っ暗な空間でカン、カンという音が響き渡った。

あっ、と思った時にはすでに遅く、私は壁のスイッチを押してしまっていました。
白い光で照らし出される居間。
強い光に目が慣れず、私は反射的に目を細めた。

テーブルの上には白い着物を着た女が座っていた。
こちら側に背を向けているので顔までは分からなかった。

現実感がまるでなく、冷静な思考が出来ませんでした。
テーブルの上に女が正座しているだけでも異常なのに、
点灯したばかりの室内灯に明順応しきれていない私の目には、居間の空間全体が奇妙なものに映りました。
嫌な汗がどっと吹き出ているのを、体に張り付く衣服で感じていました。


何分、いや何秒そうしていたか分かりませんが、
私の指が再びパチンとスイッチを押すと、居間は真っ暗な闇に飲まれ、何も見えなくなりました。
そしてちょうどその時、玄関からガチャリとドアの開く音が。
・・・妹か。
しかし私の視線は、再び闇に包まれた居間のほうに釘付けで、
テーブルの上にはまだあの女がいるような気がしていました。

その一方で、玄関ではガサ、ガサという靴を脱ぐような音に続いて、
木造の床に体重が掛かるときに鳴るギッ、ギッという独特の軋み音が。
私は廊下のほうを振り向くことが出来ませんでした。
妹に決まっているはずなのに、そっちのほうを見れない。

いや、何となく分かっていた。気配というか、勘というか、
あやふやなものだったけど、後ろから近付いているのはおそらく妹ではなかった。

形容し難いほどおぞましい感覚が、ギッ、ギッという軋み音とともに強くなっていく気がした。
そして、真っ暗な居間の真ん中、テーブルが置いてある辺りで、
カン、カンという金属音が鳴った。
意識が遠のく寸前、私のすぐ後ろにいた人物の手にガッと肩を掴まれたのを確かに感じた。



477 :カン、カンその後 6 :2010/01/04(月) 17:35:07 ID:+c8UOsBv0
因みに、その翌日、私は姉の部屋で寝ていたそうです。
(姉が起こしてくれました)
姉も妹も、あの真っ暗な居間で私の肩を掴んだということは一切ないと断言しており、
しかも、妹が帰ってきた時には、母はまだ帰宅していなかったそうです。
靴だけでなく母の寝室も確認したから絶対に確かだ、との事でした。


妹曰く、母の異常な行動は今でも続いているようです。
「精神科にも相談したし、うちでお祓いだってしてもらった。通報されたこともあるからね」
後で聞いた話だが、妹はすでに姉から詳しい話を聞かされており、父には内緒で色々やっていたらしい。
だがいずれも徒労に終わった。
母の異常な行動を見れば、効果がないのは一目瞭然だった。

そして、私にはもう分かっていた。
あの女のせいだ。
姉の家で鳴った音だって、あの夜の母の恐ろしい姿だって、全部あの女が原因なんだ。
そう思うと怒りがこみ上げてくる。

でも、怒り以上に、あの女が恐ろしくてたまらない。

なるべく早いうちに父に打ち明け、アパートを引き払うことを検討しています。



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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?237


490:本当にあった怖い名無し:2010/03/03(水) 23:53:04 ID:7WkghPrLO
今からお話しするのは自分の実体験で、なんていうか…まだ終わっていないというか…
とりあえずお話しします。


自分は23歳の男で、実家暮らしの介護士です。
家族は父(52)、母(44)、弟(18)の4人家族で、弟はこの春から就職のため一人暮らしを始める予定で、
その日も夕食後、居間で父、母、俺でTVを見ながら、
「弟の家はどこにする?」や、「一人暮らしで必要は物は?」など話しており、
弟は自室(弟と自分は同じ部屋)で、就職に関する支度(?)をしていた。
TVは確か『なんでも鑑定団』を見ていたと思う。





491:本当にあった怖い名無し:2010/03/03(水) 23:53:55 ID:7WkghPrLO
ザザ…ザザザザ……
不意にTVにノイズが入った。
すぐにおさまったので、俺は気にせずTVを見続けながら、
「……んでさぁ」と、話しを進めていたんだが、両親に目線を移すと、ある異変に気付いた。



492:本当にあった怖い名無し:2010/03/03(水) 23:56:11 ID:7WkghPrLO
両親が口を半開きにして、何かに驚いたように目を全開に見開きTVを見ていた。
「!!……え!?…何!?なしたの!?」
自分は、今まで見たことのない両親の顔に動揺しながら聞いた。
「……………」
しかし、両親は俺を無視しTVを見続けた。
突然、2人の見開いた目だけが俺を見た。
「!!!!え!!?」
次の瞬間、まるで今までなにもなかったように、
母「うん、でもさ、弟自炊とか」
父「大丈夫じゃないか?なぁ自分」
と話し出した。

「いや……ちょっ!!ちょっと待って!!今の何!?今のは何!!??」
うちの両親は、2人とも普段からあまり冗談とかは言わない方で、昔から堅い性格だった。
だから、冗談でもあんなことをするとは到底思えなかった。



493:本当にあった怖い名無し:2010/03/03(水) 23:57:58 ID:7WkghPrLO
母「今のって?」
父「??」
二人共キョトンとした顔をしている。
両親の性格を知っている自分は、それが誰かを騙すためのリアクションではなく、
素のリアクションであることが解り、同時に違和感を覚えた。
「え……今の…って……」
両親は覚えていない……自分があんな顔をしていたことを……
「いや……なんでも……」
自分は口ごもり、下向いた。

母「ところで、自分はいつ死ぬの?」



494:本当にあった怖い名無し:2010/03/03(水) 23:59:37 ID:7WkghPrLO
「は?」
父「そうだな、その話もした方がいいな。いつにするんだ?自殺か?事故か?」
「は?」

意味がわからなかった。
突然のことの連発にかなり困惑している自分は、
「あ……あ?え?俺死……?え?……は?」と、かなりしどろもどろだった
しかし、両親はまるで当たり前のように話を進めた。

父「こっちも今まで待ってたんだ。そろそろいいだろ」
母「手伝うからね。大丈夫だから。ね」

両親はなおも淡々と話をしている。
首吊りは汚いとか、睡眠薬がいいとか、飛び降りは途中で気絶すれば痛くないとか、
まるで見たことがあるように……
会話の端々では、どこが面白いのかアハハと笑い声も聞こえた……



495:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:01:55 ID:7WkghPrLO
「ちょっ…ちょっと!!!さっきから何変なこと言ってるんだよ!!!」
明らかにいつもと違う両親に不安と怖さを感じて、自分は大声で怒鳴った。
両親が自分の方に顔を向けた。
「う……!!!」
両親の目が左右逆を向いていた。

父「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
母「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
「ひ!!!!!!」

目は左右逆を向いていたが、
顔はしっかり自分の方を向きながら、壊れた人形のように繰り返し「死ね」を連呼していた。

自分は耐えられなくなり、弟の居る部屋に逃げ込んだ。



496:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:03:32 ID:7WkghPrLO
バン!!
弟「うわっ!びっくりした!!何!?兄貴!」
弟は机に座り書類を書いていた。
「あ…あのな!!父さんと母さんが!目が逆で…死ねって言って……あ!その前にTVにノイズが……!!」
弟「いや、ごめん。何言ってんのかわからん」

自分でも何を言ってるかわからなかった。
今の自分に起こってることが理解出来なかった。
「あのな……あの…だから……」
わけがわからなくなり頭を抱えた、
「と……とにかく、父さんと母さんが変なんだ……
!!!!!!」

弟が口を半開き、目を目一杯見開いていた………



498:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:04:55 ID:7WkghPrLO
「あ………あぁ」
両親がおかしくなって、弟まで……
徐々に弟の目が左右逆を向いていくのを見て、俺は玄関に走った。


なんなんだ!!なんなんだ!!なんなんだ!!
玄関から外に出る前、チラッと居間が目に入った。
両親がこちらを向いて立っていた。
やはり目は左右逆を向いていた……



499:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:06:05 ID:t23m9VNiO
全速力で人が通りが多い場所まで走った。
その後、少し息を整え、携帯で職場の一人暮らしの先輩に事情を話し、先輩の家に行った。
先輩は霊とかお化けが見える人で、普通だったら理解不能な自分の話を真剣に聞いてくれた。

先輩「そうか……よし、明日知り合いの寺に行ってなんとかしてもらおう。
今日はまず休め。お前ひどい顔してるぞ」


その日は先輩の家に泊まった。
一睡もできなかったのは言うまでもない。

次の日、先輩は夜勤、俺は休みだった。
朝6時、先輩の家から車で30分くらいの寺に連れて行ってもらい、そこの住職に前夜のことを話した。



504:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:17:16 ID:t23m9VNiO
住職「わかりました……大変だったでしょう。憔悴しきっている……」
自分の顔を見て、住職は心配そうに言って下さった。
その後、「そのままではいけない」と言われ、先輩と住職と自分の三人で家に戻ることにした。

家の中は地獄だった。



509:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:33:32 ID:t23m9VNiO
父は両腕、両足から血をダラダラ流しながら、居間と廊下を歩いていた。
居間の隅には、血の付いた包丁が数本捨ててあった。
「あと2往復したら、右足の血管を…… あと3往復したら、二の腕の血管を……」
ブツブツと独り言を言っていた。


母は風呂場にいた。
満タンに水のはった浴槽に自らの頭を突っ込んで、出てを繰り返していた。
自らの手で頭を押しながら…
「あはは がばっ  あはは がばっ  あはは がば  
死ぬ手前!!!死ぬ手前!!!死ぬ手前ぇええええええええええ!!!」


弟は机に向かって文字を書いていた。
ただ…手にはカッターを持ち、机の上には鏡があった。
「○○市○○町…」
自宅の住所を体に刻んでいた。

俺は恐ろしさで泣いた。



511:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:37:35 ID:t23m9VNiO
その後3人共、なんとか住職さんと応援に呼んだ他の寺の方に助けてもらいました。
今はなんともないです。
ただ、今でも弟と父の体には傷が残っていて、温泉とか行くとかなり鬱になります。

駄文、長文失礼しました。



519:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 01:11:26 ID:t23m9VNiO
それでは、番外編ということで少し書きます。


あの後、住職さんに聞いたんですが、
家族があのようになってしまった原因は、先祖にあったみたいでした。
時代劇とかで、「末代まで呪ってやる」ってセリフありますよね?
あれのリアルバージョンだったみたいです。
しかも呪い方も惨くて、
ただ殺すのではなく、家族が出来てから乗り移り、
ゆっくりと時間を掛けて追い詰めていくやり方だと聞かされました。

ただ、今回は呪う方も簡単にはいかなかったみたいで、
というのも、俺の前世が高僧で、俺が生まれた時から手が出せずにおり、
あの夜しびれを切らせて、「死ね」って家族を使って圧力(?)をかけたみたいでした。
しかし俺が逃げてしまい、「仕方ないから他の家族だけでも…」と……

ただ呪いが強すぎて、住職さんでは完全にはとれず、俺以外の家族は常に御守りを持っています。

まだ呪いは続いています。



521:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 01:23:11 ID:yztytYER0
乙でした。
いつか呪いが解けるといいですね…



526:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 01:52:37 ID:t23m9VNiO
ありがとうございます。
呪いは多分解けません。
でも、今自分が生きてる間はなんとか大丈夫みたいなんで、まぁOKです。


769 :その5:2008/10/10(金) 23:51:45 ID:ruuNp7md0
わしらの先祖さんがこの国にやってきたのは、もう1世紀以上も前の話だ。
正直、この話はあの世まで持っていくべきことなんだよ。
お前さん、知ってどうする?この世には知らなくてもいいことが山ほどある。
その山の頂点に位置するだろうこの話を聞くというのなら、お前さんは地獄に落ちてしまうだろう。
それでもいいのかい?
もしかしたら、ボケた老人の戯言かもしれんだよ? 

まぁ、いいさ・・・
逆に知っておかなければならない話・・・かもしれん。

そもそもこの話は、わしは父から聞き、父は祖父から聞いた話だ。
つまり曽祖父にあたる。

そうか、墓の山があったというのであれば・・・あの話は作り話ではなかったのだな。 
正直、お前さんに話すのは、何ももったいぶったワケではない。
怖かったのだ。
ずっと作り話だと・・・父がわしを怖がらせようと作った話だと思っていた。
それが・・・まさか・・・そうか、本当にあったことだったとはなぁ。
わしは家族にも、誰にも話したことは無い。
そもそもお前さんが現れるまでは忘れていたことだ。
今さらとんでもない者が現れたもんだ・・・やれやれ。


わしの父の祖父は、小さな村に住んでいた。
貧しく苦しい生活だったらしいが、まあ当時としてはそれが普通だったんだろうよ。
そうだな、仮に父の祖父の名をキムとしよう。

色々な人が集まり、様々な民族、人種が入り乱れる。
当時の人間からしてみれば、よその人種というだけで争い、殺しあう。
山は1つの部族の集まりだ、だから隣の山は敵だらけなんだ。
キムはそう教えられた。
その村人全員がそう教えられて育つ。
おそらく、他の山の集落でもそう教えていたはずだ。
だから、基本的には生まれた山で過ごし、暮らす。自給自足が当たり前。
だから、下手に下界と干渉しないんだ。





770 :その6:2008/10/10(金) 23:52:58 ID:ruuNp7md0
キムはその日、畑を耕していた。
いつものように畑で汗を流し、家族の元に帰る。貧しく苦しいが、それでも幸せだった。


「山が燃えているぞ!!」
突然の村人の叫び。
キムが駆けつけると、遠くで山が燃えていた。
まずい、このままではあの山火事はここまで来る!キムたち村人は、総出で消化にかかった。
川の水を汲み、火にかけるが・・・自然の力は本当に強かった。
結局火は集落に流れ込み、村が山が灰になる・・・ その光景をただ見つめていた。


問題はそれからだ。
早い発見で村人はほとんど逃げ出せた。隣の山の住民も逃げてきていた。
そして、地域一帯で唯一無事だった山がある。
逃げ延びた人々は、その山の集落に助けを求めたが・・・それは、他民族の山だったんだ。
殺されはしなかったが、扱いはあんまりだった。
男は毎日奴隷のように働かされ・・・女子供は・・・わかるだろ?まぁ、そういうことだ。

ただ、奴隷のように働かされるのは仕方が無い。
しかし、女性は妊娠しちゃうんだよ。
もちろんコンドームなんてないし、堕胎技術もない・・・産むしかない。

しかし怖いね。
「他民族の子を孕んだだと!」
怒りに狂った男は、妻や娘を殺し、腹を割き、胎児を取り出しぐちゃぐちゃにつぶした。
それが1つの夫婦・親子じゃなかったから尚恐ろしい・・・


んで、その胎児と女が例の墓になったか?
違う。
墓なんて立派なものじゃない。
壷に溜め込んだんだ・・・

なぜ壷なのかわからない。ただ、殺した女子供は壷に流した。
(キムたちのいた山では、壷は邪悪なものを封じる魔よけのような物だったんじゃないだろうか?
と友人は仮定してる)


女と子供は数えるほどしか残らず、
女はいつ妊娠してしまうか震え、憎い憎いその他民族に抱かれる日々。

そしてある日・・・他民族の子供が壷に近寄ってきた。
「これなあに?」と聞いてくる。
「幸運の壷さ」とウソを教えると、子供はその壷を持って帰っていった。

ちなみに、ヤツらはこの壷の中身は知らなかった。
女が殺されているのは、日に日に減っていく数を見れば分かったが、
まさか壷に入れてるなんて思ってなかったんだろうな。



771 :その7:2008/10/10(金) 23:53:49 ID:ruuNp7md0
その壷のつくりは何か特殊で、どうやら簡単に開けられないような仕組みらしい。
詳しい事は分からないが、そういう壷らしい。
だからバレなかった。


次の日から不思議な事が起こった。
他民族の家から叫び声が聞こえ、その家の子供が死んでしまったのだ。
壷を持って帰った子だ。
そしてその家の妻、隣の家の子と・・・次々に他民族の女子供が死んでいったらしい。

キムたちは「我ら部族の呪いがヤツらに降りかかったんだ」
そう思ったが、そういうわけではなかったんだ。キムのまわりの女性や子供も死んだんだ。

・・・おかしい。
やはり、実際に殺した我々も恨みの対象なのか・・・

しかし、よくよく考えると、女と子供ばかりが死ぬんだ。
男性は無事なんだ。
そこで、わずかに生き残った女子供をつれて、村の大半がついに逃げ出した。
奴隷に逃げられようと、他民族はそれどころじゃなかった。
大切な跡取りが次々と死んでいく。

これは間違いなく、キムたちが何かをしているに違いない。と気づいた時には後の祭り。
キムたちはすでに逃げていたんだ。



772 :その8(ラスト):2008/10/10(金) 23:54:12 ID:ruuNp7md0
逃げ延びた先が、例の山さ。
そこで再び生活を始めたキムたちは、
今回のこともあり、他の集落ともできるだけ仲良くするようになった。
苦しいときは助け合い、笑い合うようにする。
そして貧しいけど、またつつましい生活が始まった。

めでたしめでたし・・・とは、いかなかった。
例の他民族がやってきたんだ。
男だけになった彼らは、ニタニタ笑っていたそうだよ。
何せ分かったんだからね。呪いの正体。それは例の壷だったんだよ。

彼らは壷の中身を無理やり調べたんだろう。
子孫を殺す呪いの壷。
そして壷はパワーアップしてたんだ。
どうやら、壷の中身が多いほど・・・強いんだ。
だから彼らは、その壷で死んだ我が子、我が妻をたっぷり入れてね。


あとはもうグダグダさ。
呪い呪われ、死んで壷に流して。
その話が都のお偉いさんの耳に入り、役人が来たときには、すでに女と子供が消えていたんだ。
その村から山から地域から・・・ほとんどね。

男たちは都へ連れて行かれ処刑され、
女と子供の怨念を恐れた都の人は、それぞれに墓を作った。
そうなる前に、キムたち含むわずかな生き残りは、北へ北へと逃げていったそうだ。


気味が悪い話だよ。
飢饉で子供を食った話とか色々聞いてきたが、この話だけは何か・・・気分悪ぃぜ。
しかし、壷はどうなったんだろうか。
ま、恐ろしいものだから、国に処分されたんだろう。



友人が「え?」と聞き返してきた。私はもう一度聞いた。
「本当に壷なのか?」
「う~ん、まあ壷だって言ってたと思うぜ」
「壷じゃなくて箱じゃないか?」
「え?なんでよ・・・別に壷だろうが箱だろうが、とりあえず入れ物だろ?」
「だって、しってるよ・・・その壷・・・というか箱」
「あ?マジかよ!!」
「うん。その壷(箱)の作り方知ってる部族の人、多分日本に来たことあるんじゃないかな?」
「・・・え・・・」
「しかも、日本でソレ作ったんだよ」
「・・・え・・・ウソだろ、なんでお前が知ってるんだよ!!」
「うん、オカ板で一時期流行ったんだ」
「・・・?何が?」

私はすっかりぬるくなったビールを一気に飲み干した。


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579 :名無しさん@おーぷん :2015/05/06(水)23:31:57 ID:Gpm ×
人の形をした別の何かに会った事があります。
過去に2回遭遇して1回目は渋谷東急ハンズ近くのローソン。
2回目は横浜線で遭遇しました。

1回目渋谷で初めて見た時は友達と2人で歩いてる人混みの中、
何となく見たローソンの前にいる人でした。
年齢は40歳前後の女性でデニムにTシャツ、キャップを被ってる格好でした。
全体像を見て顔を見た時に上手く表現出来ないのですが違和感を覚えました。


目を一瞬だけ見たんですが作り物みたいな感覚で。
姿形は人何ですが人形見たいに目に違和感があって。
あれ?って思った瞬間に
その人形が自分の事をジッと見続けて瞬間的に物凄い鳥肌と恐怖心が芽生えました。

直感的に分かったのは向こうが自分が違和感に気付いてるのではないかって思ってる事
そして自分が違和感に気付いてる事をこの人形みたいな何かにバレたらマズイって事でした。

通り過ぎるまでの、数秒間向こうがずっと自分を見続けてるのが分かりました。
自分はバレないよう下を見続けてました。
人形の違和感を見てから恐怖で震えが止まりませんでしたが
なるべく平然を装いました。

 



580 :名無しさん@おーぷん :2015/05/06(水)23:39:50 ID:Gpm ×
結果として通り過ぎて何もありませんでしたが
友達は、コンビニの前の人ずっと自分の事を見ていたね?って言ってて
友達はその違和感には気がついていませんでした。


2回目に遭遇した時も電車で立ちながら
携帯をいじりながら、ふと座ってる女子高生を見た時に強烈な寒気と違和感を感じました。
その瞬間女子高生がずっと自分の事をジッと見続けていました。

自分はバレないように
平然とした姿を装って携帯をいじり続けて次の駅で怖くておりました。


上手く言えませんが姿形は人なんですが
中身が別の何かみたいな違和感を感じてるみたいでした。
人間の形をした人形みたいなのに出会った事ある人いますか?




日常以上オカルト未満


67 :1/2 :2014/03/16(日)09:04:15 ID:ArCnZvyix ×
又聞きで申し訳ないがひとつ。
友人が海外に赴任していたときに現地の同僚から聞いた話。


とある地区の外れに、かなり広い空き地がある。
かつてはそこに車を持った若者たちが集まり、
騒いだりレースをしたり時には車をぶつけ合ったりなどやりたい放題だったという。
近所から苦情が出たこともあり、
その土地の持ち主は空き地の入り口にチェーンをかけて車を通れなくした。

だが問題は解決しなかった。

車の騒音はなくなったが、ドラッグパーティは毎日行われ、参加者も増加の一途をたどった。
警察からも厳正な対応を要請され、土地の持ち主は若者を物理的に締め出す事にした。

プレハブ小屋や廃材・建築資材等を空き地じゅうに置いた。
それこそ足の踏み場も無いほどに。

しかしその場所がカップルたちの無料ラブホテルと化すのに時間はかからなかった。

物陰や小屋がふんだんにあるのだから、その手の行為にはうってつけというわけだ。

死んだ胎児が放置されるという事件も起き、土地の持ち主は付近の住民、警察からさらに強く責められた。
プレハブや資材は撤去された。


数日後、土地の持ち主が空き地で死んでいるのが見つかった。
自殺だった。


この件については情報が錯綜しており、自殺の原因や方法などははっきりしない。
確実に裏が取れる情報は、警察が
「当方の対応要請と該当人物の自殺とは無関係」とする公式コメントを発表した事くらいだとか。


それ以降、空き地に入ろうとする者はいなくなった。

「空き地に入った奴が、胎児のようなものを手に持ち狂ったように笑う幽霊を見た」

「あの場所で悪いことをすると呪われる。二度と正しい道に戻れなくなり、悲惨な人生を送る事になる」

そんな噂が広まったため、若者たちは今までの自分たちの行いを深く反省して
まじめに生きる努力を始めたそうだ。(続く)

   



68 :2/2 :2014/03/16(日)09:04:55 ID:ArCnZvyix ×
恐さはそれ程でもないが一応怪談にはなっていると思う。
以下蛇足。
この話をしてくれた友人の同僚はこう語っていたそうだ。


『私は少年時代に不良グループからいじめを受けていたので、不良が嫌いだ。
彼らが生きていることさえ許せない。
私がそんな偏った考えを持つことを理解した上で、割り引いて聞いて貰いたい。


率直に言って、この物語の結末は受け入れられない。
反省する不良など空想の中だけの存在だ。
もし改変が許されるなら、最後をこう変更する。

自殺のあった日から1週間もたたない内に、
若者たちはまた空き地に集まりだし、コカインパーティーを始めた。
 
何故?という問いに対する彼らの答えは極めて単純だ。
 
それは皮肉にも、自殺事件に対して警察の出したコメントとよく似ている。
 
〜なぜなら、俺たちには関係ないから〜


こんな結末では誰も喜ばないのは分かっている。
だが、今私の国で起きている出来事を正確に表現しているのは間違いなくこちらのほうだ』
                     



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