サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

カテゴリ:非日常への扉 > 百物語

289 : 安納芋 ◆hJ/HYR69s6:2015/08/30(日) 04:33:37.15
数年前郊外に引っ越してから、様々な鳥のさえずりを耳にする様になった。
山鳩やカッコウもいいけれど、特に気に入ったのが
初夏の日没後から夜明けまで、水笛に似た声で鳴く鳥だ。
裏の土手にある緑地や川向こうの山から聞こえて来る。

ピョキョキョ、ピキョキョキョキョ……
調べたところホトトギスの声が一番近い。良い声で鳴くものだ。
鳴き声が聞こえる晩はたびたび窓を開けホトトギスのさえずりを楽しんでいた。

今年の6月の事。
夜1時過ぎに帰宅し車から降りるとホトトギスの鳴き声がする。かなり近くからだ。
何処にいるんだろう?
見える訳もないのに音のする方向…真っ暗な土手に目を凝らした。
すると、小さな明かりが土手の上を移動している。
高さや大きさ、スピードからして自転車のライトらしい。

夜中にサイクリングをする人もいるだろうが…
おかしな事に、どうもライトが近づくにつれホトトギスの声が大きくなっている様なのだ。
耳を澄まし土手を見上げる私の前を、鳴き声と共にライトが通り過ぎる。
自転車から鳴き声が聞こえているのに違いなかった。

深夜、真っ暗な土手を自転車で走りながら、水笛を吹いてる人がいる…

正直ゾッとした。
今まで聞いてきたホトトギスの声の内幾つかはコレだったのではないか?
そう考えると恐ろしくなり、慌てて家に入ろうとした。
そんな私の目に再び明かりが飛び込んで来る。

あの自転車がUターンして戻って来た。
いや、自転車にしてはありえない動きの明かりがこちらに向かって来たのだ。
それはまるで蛇の様に上下にくねり、大きさも先程の三倍はある。
鳴き声はキャキャキャア!ギャギャギャア!と原型を留めていなかった。
今度こそ家に駆け込んだ。
それでも鳴き声が聞こえそうで、布団を頭から被り耳を塞いで朝を待った。

幸い、この夜以降コレには遭遇していない。
が、今ではホトトギスの声が聞こえると、窓を閉め鍵をかけている。



184 : スヴィトリアーク :2015/08/30(日) 01:20:13.02 
俺が小学校中学年頃の話なんだけどね…。

我が家もご他聞に漏れず、お盆の頃には数日間ほど先祖の墓参りをするのが常であった。 
行き先は県境をふた跨ぎして車で約4時間ほどの場所にある長閑な穀倉地帯
地元がそこそこ栄えた県庁所在地である

自分には毎年見る物全てが新鮮に感じられ、朝は山歩きに昼は湖沼巡りと
大人の注意も上の空、滞留先の隣家にいる同い年の腕白たちに案内されながら
日がな遊び呆けていたものだ。
その隣家の奥さんってのが歳の頃は40半ばの
いかにも農家の働き者って感じの恰幅のいいおばちゃんでね、
いつもお昼時には俺を招いてアイスやらスイカやらを振る舞ってくれたっけなあ。

何だったかの用事で腕白どもが不在であったその日も
俺は朝から独りで近隣探検としゃれ込んだ。
さほど大きな集落でも無し、散策範囲もたかが知れているのであるが、
それでも俺は畦道を巡り野原を駆け、束の間の夏の日を満喫していた。
 
2時間ほどはめを外してさすがに疲れた俺は、
山道入口にある古い祠の脇でひと休みする事にしたものである。
その祠は高さが2メートルくらいかな?虫食いだらけの太い角材に支えられた
簡素な雨除けの中には、風化のために掠れつつある文字がびっしりと彫られている石碑が
鎮座しており、申し訳程度の菓子類と花とが供えられている。
何を奉っているのだろうか?
傍らの日陰に腰を下ろし、リュックから生温くなった缶ジュースとカレーパンを取り出して
さっそくパクつく俺。ん-、バカウマ!
いつもは五月蠅く感じられるアブラゼミの熱唱すらも何故だか耳に心地良い。

「あれ!こんたらとこまで来てだんだあ。この山がら上は藪だがら、入れば駄目だんだよお~」
聞き慣れた快活な訛り声。
見上げると、野良着に身を包んだ隣のおばちゃんが
ひと仕事終えたものか、汗を拭きなら笑っている。
「知らないうちにここまで来ちゃったんだよ。でさ、このでっかい石、何?」
小柄な俺が弾き飛ばされそうな程大きな深呼吸をしながら
真横にどっかと座り込んだおばちゃんに何の気無しに問いかける俺。

 
185 :スヴィトリアーク:2015/08/30(日) 01:22:13.72
「あ、これ?これさ、ケガジのイレーヒちゅーものだの」
「ケガジ?イレーヒ?何それ、面白いもの?」
俺ときたらいきなりパンを咥えてのキョトン顔。
恥ずかしながら歳幼くして頭の出来が残念な俺にしてみればしごく真っ当な反応だったと
理解して戴こう。

「ん~ん。お天気悪くて米とか野菜も取れねくて、
お百姓さんがお腹へって死んだりするのをこの辺じゃケガジって呼ぶのっす…」
それまで闊達過ぎるほど明るかったおばちゃんが、何故か目を伏せつつ軽く肩を震わしている。
焚き火の中で勢いよく爆ぜる竹の如く威勢のいいいつもの彼女の声も、
だんだんとくぐもって来ている様に思えて…、
こんなおばちゃん、見た事無い。
 
「どしたのさ?おばちゃん」
「…この辺りも昔、そんただ感じだったのすや。
食う物無くてはあ、みんなばたくらばたくら倒れでいってや。
あんださまみてえぐ、そうした美味そうだものも食えねえではあ…」

おばちゃんのいつもの口調は訛りは強いが聞き取れる。
しかしそのイントネーションは徐々に、
俺が聞き取るのが困難になるくらいにネイティブなそれに変化していった。
こうしてテキスト化してる時点でも皆さんに理解しやすい様に極力翻訳しているつもりだ。

「粗末でも食い物あったうぢだばまだ良がったよ。
そしてるうぢに物無ぐなってや、
ネズミっこだのヘビだのミミズだの、
干上がりかげだ池で跳ねでるカエルば生食いしたっきゃ、
腹膨らんで死んだ若げえもん達も居たもんでさね…」

曇天の下、いつの間にやらアブラゼミは鳴き止んでいる。
その替わりに今度は背後の藪が温めいた風に吹かれてシャワシャワと乾いた合いの手を入れ始めた。
「あんださまの今いるどごろ、一番酷がったんだ。
年寄りがら子供まで腐ったまんまムシロみたぐ敷がさってあったもの。
その人だぢ騒いでるのさ、『俺だぢさも、それ食わせでけろ、飲ませでけろ』ってやあ」
「………」
「…あんださま、判るべが?娘売ってわつかの銭ば貰っても、売ってる食い物何も無え。
なんぼか栄えだ街さ買いに行っても
途中で銭握ったままくたばったり、買えでも山の盗人さみんな盗られで殺されだりよお。
死んだ子にたかるカラスだの犬だの追っ払って、
その子ば食わねば生ぎらんねがった俺ら…判らねえべなあ…」


186 : スヴィトリアーク:2015/08/30(日) 01:23:16.37 
そうした曰く付きの場所で、知らぬ事とは言え
無神経にパンを食らってた自分を諌めるかの様な語調に我に返った俺は、
顔を上げておばちゃんの顔に目をやる。
その瞳に映ったものは、いつもの福々しい彼女のそれでは無く、
げっそりと痩せこけた老婆の浅黒い皺面であった。
一瞬だけの幻だったのかも知れないが確かに俺にはそう見えた。

「俺らの子も、ケガジ過ぎで生ぎでれば、あんださまぐらいの歳だったべが…」
先程とはうって変わり、穏やかな口調。
空を覆う灰色の雲が多少は薄くなりかけたものか、
少しづつではあるが真夏の陽光が途切れ途切れに降り注ぎ始める。
と同時に、ゆっくりと腰を上げる彼女。
「どれ。暮れまでに今日生ぎる分の食い物探すがの…」
覚束ない足取りのままによろよろと山道を登っていく彼女を、
その場に固まって動けぬ俺は、その姿が深い藪に覆われ消えるまで
ぼんやりと目で追うしか無かったものである。

翌日、帰り支度を急ぐ俺たちの見送りのために隣家から現れたおばちゃん。
前日の出来事は何処かに置いてきたかの如く、
いつも通りに満面の笑みをたたえた彼女の手には大きめのダンボール箱が抱えられている。
その箱から覗く、スイカやトウモロコシを初めとする豊穣なる大地の恵みの数々…。

「あっちさ戻ったら、腹破れるまで食ってやってけれ。
まだ食いたぐなったらいつでも来なんせ。
こっちにゃあコンビニも何も無えどもよ、食い物だけなら掃いて捨てる程あるんだがらの!」
『昨日と同じ口が、それを言うか…!』
ドアミラーの中で腕白どもと手を振りながら徐々に小さくなってゆく彼女の姿を見つめつつ
前の日との言動のギャップに思わず頬が緩んだ俺であった。

正直、初めは驚いたものの怖くはなかったね。
と言うよりもむしろ、相手をしているうちに
茅葺き屋根ん下の民家の囲炉裏端で古老の語る昔話に耳を傾けているかの様な、
妙な郷愁めいたものを覚えたひとときであったとすら感じられたものだ。
時間にすれば約5分ほどではあったが、
あの鳩尾から絞り出すかの様な嗄れた声は今でもまだ鮮明に俺の鼓膜にこびりついている。


http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1440842362/

294 : わらび餅◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 04:40:28.45
デッドエンド ◆JY70SElFKI 様 

まだ携帯電話がなかった時代の話です。 
晩に電話ボックスで友人と電話をしていた時、空の月の話になって外をみようとしたら、
なぜか四方をガラス面で囲んだ電話ボックスの1面だけ見えない。 
近づくと見えなくなるわけです。
ん?どうゆうこと?
そのことを電話相手に話すと「霊が張り付いてんねん(笑)」と
私を怖がらさるためなのか笑えないことを言ってきました。 
そして「なんか音聞こえるけどなに?」と聞かれ私もその音に気づきました。 

それは水が落ちてきて竹がスコーンって鳴るやつ。 
あれに似た音でした。
これってラップ音てやつ?
そうこうするうちに友人がちょと待っててと言うので受話器を耳に当てたまま
ボックスの中でしゃがみこんで待っていたら
なんか誰かと目が合ってる。 

膝ぐらいの高さの草むらから顔だけ出してる男の人の目と合ってるんです。 
友人の呼びかけにもしばらく気づかずただ頭が真っ白で目が釘づけになっていました。 

やっと友人のもしもしに気づき、
目が合ってたと言うと、はぁ?と返され
今起こってたことを話すと、もうそこ離れた方かいいよと言われ
電話を切って家に帰ることにしました。 

ふと横を向くと、ボックスのガラス面って夜に見ると鏡のように自分の姿が映るんですが
白いシャツを着た男の人が映ってるです。 
その前に私の姿、よく見ると私におぶさっている。 
首から上が無い男の人が、、

その途端急に体調が悪くなり汗、冷汗?が流れだし体が重い重い。 
重い足どりでヨチヨチと家まで辿りついて、
友人に無事に帰ったことを報告するために受話器を取りプッシュホンを押す。 
ピッピッ、、ピッ、
ん?なんか口もとが濡れてる。
血吐いてる!?慌てて洗面所に行き電気を付けて自分の顔を見る。 

なにも出ていない。
いったい何が何だかわからない怖い体験をしました。 


226 : わらび餅◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 03:00:01.32 ID:AgCPeYID0.net 
雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 様 

知り合いの話。

まだ学生だった頃のことだ。
彼が違法駐車をして車を離れ、しばらくしてから戻ってくると、
自分の車の下から人間の足が飛び出していた。
周りのアスファルトが赤黒く汚れている。

吃驚して覗き込むと、それは人ではなく、精巧に造られたマネキンだった。
何か重い物に踏まれたのか、頭が半分潰れている。
赤黒い液体も、血ではなくて何かの塗料のようだ。シンナー臭い。

「誰の悪戯だよ、タチが悪いな!?」
そう怒ったものの、違法駐車をしていた自分も決して褒められたものではない。
マネキンを車の下から引っ張り出し、邪魔にならない場所に退けると、
そこを後にした。

おかしなことになったのはそれからだった。
彼が路上駐車をする度、必ずマネキンが車の下に放置されるようになったのだ。
頭が潰れていたり、胴が抉れていたり、腕や脚が千切れていたりと違いはあったが、
毎回同じように事故を模していた。

幾度も隠れて見張ってみたが、その時には悪戯はされない。
油断して車から離れた時に限って、マネキンが出現したという。

すっかり根負けしてしまい、彼は違法な駐車をしないようになった。
以来、不気味なマネキンも現れなくなったという。


227 : わらび餅◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 03:00:26.36 ID:AgCPeYID0.net 
そしてつい最近の話。

久し振りに、彼と再会する機会があった。
話が弾んでいると、途中でこんなことを言ってくる。

「そういや、あのマネキンストーカーの話を憶えてるか?
俺の車の下で、事故者の格好させてたって奴」
「憶えているよ」と返すと、続けてこんなことを言う。

「アレがまた出やがった。この前、女房の実家へ里帰りした時だよ。
一寸の間だけ路上駐車したんだけど、車を実家へ移動させようと戻ってみたら、
昔のようにマネキンの足が突き出していやがった。
だあぁー! しつこいよ、一体誰なんだよ、何がしたいんだよ!?」
彼はそう言って頭を掻き毟っていた。

「……まぁ、路上駐車は出来るだけ止めた方が良いね」
私にはそう言うことしか出来なかった。


http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1440842362/

56 : 猫虫◆Ax39zFrW6I :2015/08/29(土) 21:04:01.19 ID:rKZkpF2O0.net 
ぺそ ◆qyVZC3tLJo 様 

霊感の強い姉(Yとします)の話です。
姉は看護師をしています。
20年ほど前に勤めていた総合病院での話です。

ある患者さん(仮にAさんとします)は長らく病床についていたそうです。
それゆえに看護師さんとの付き合いも長く仲が良くなっていたそうです。
ある日そのAさんが遂に手の施しようがなくお亡くなりになってしまいました。
看護師はやはりプロなので長らく付き合った患者さんであっても
いつまでも気持ちをその方にむけることはできません。
それほどに激務ですしね。
「ずっとしんどかったから楽になれたね」と当時思ったと姉は語っていました。

数日後、「Yさん、Yさん」と声をかけてくる患者さんがいます。
振り返ると「よくしていただいてありがとうございました。お世話になりました。」
と挨拶にこられたのです。
姉は「あ、今日退院される方かな?」と思い
「いえいえ~これからもお身体大事にしてくださいね~」と返事をしました。
すると他のスタッフから「Yさん、何してんの?誰に挨拶してんの??」と・・・・・。

姉は「あ・・・・今のAさんや・・・・」と気づいたそうです。

その後、霊感の強い他のスタッフから
「Aさん、挨拶にきはったやろ?」といわれて
「あぁ、できることはできたのかなぁ。満足してくれてたのだろうか。」
と思ったと言っていました。
亡くなられてからもきちんと挨拶にこられる、丁寧な方だったのですね。



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68 : ずんちゃ虫 ◆7vU/OMinzs :2015/08/29(土) 21:28:03.78 ID:M2JR/Zcj0.net 
私が子供のころ住んでいた町には林幽寺(りんゆうじ)という浄土真宗系の寺がある
小学生の頃、境内でよく遊んだ記憶があるが、
最近はすっかり忘れていたのだが
寺では最近になって住職が代わって雰囲気がだいぶ変わったらしい

この新しい住職が問題で、鉄深という住職だが、
なんでも関西の寺で問題を起こして追い出されたという噂で、いきなり胡散臭い人物である

檀家の間でも不評らしいが、しかし誰も鉄深に表立って文句言う者はいない
なぜなら、鉄深は身長180cmを軽く越える大男で、体格隆々、眼光鋭く、
空手の達人という噂もあってとっても怖いからである

子供たちの間では、実は鉄深は、前の住職を法力で倒して寺を乗っ取った、とか
やられた前の住職は今も病院に入院中だ、とか色々な噂がたっている


69 :  ずんちゃ虫 ◆7vU/OMinzs :2015/08/29(土) 21:28:24.88 ID:M2JR/Zcj0.net 
ところで林幽寺といえば、
私の小さい頃には なんと言っても血を吸う仏像の噂が有名だった

それはこの寺の本堂にある御本尊なのだが、昼間は普通の仏像だが、
夜になると恐ろしい形相になり、口から舌をだらりと垂らしていたという
夜にこの仏像を見てしまった者は長い舌で首を絞められ血を吸われるといわれ、
当時の私たち子供は本気で怖ろしがっていた

この恐怖のお化け本尊も、最近、鉄深の真言冥界波だかなんだかを受けて爆散してしまって
もう無いらしい
本堂には鉄深が自分で持ち込んだ仏像が代わりに安置されたのだが、
これがなんともおどろおどろしい姿の三面阿弥陀像なのだそうだ
この新しい本尊は夜中にゴォーと火を吐くと噂されている

以上はいま小学校に通っている姪から聞いた話だ
今では近所の小学生は寺の前を避け、わざと一本向こうの路地を回り道して帰るらしい
葬式で寺に行かなくてはならず泣いて嫌がった子供もいたという

小学校以来ひさしぶりに林幽寺の噂を聞いたが、相変わらず健在と言うか、
近所の小学生の恐怖の的のようだ



http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1440842362/

131 : わらび餅◆jlKPI7rooQ :2015/08/29(土) 23:49:08.94 ID:uO4SmEpe0.net 
デッドエンド ◆JY70SElFKI 様 

私が昔住んでいたマンションでのことです。

ことの発端は、ある日の朝TVを観ながらダラダラとしていたら
ベランダの方から焦げたような臭いがしてきました。
なんだろ?と思い見てみると、何かが燃えたカスがありました。
私の住んでたマンションは7階建ての7階です。
放火?ビックリしたのと怖いので警察に連絡し現場を見てもらいました。

そして、燃えカスの中に見覚えのある赤いテープをみつけ、つい最近
ベランダに設置してあるガスの箱のようなパイプの付いた、
なんかうまく説明できないけど、それを全室新品に交換する工事があり、
それに巻いてあるやつだと思いますと警察の方に説明しました。

すると警察の人はベランダから両隣を除き、家の中に戻ってから小さな声で
「おそらくこちら側の人やと思います。
水面下で調査しますのでなんかあったら直ぐ連絡して下さい」
と言い燃えカスを持って帰って行きました。

そして管理会社に電話して事情を話すと「犯人は?隣の人でしょ!」と
なぜそう言うのか私は不思議に思いましたけど
その後直ぐに管理会社の人が隣の人のとこに来て
数か月分の家賃を払ってくれと催促したことでなんとなく理解しました。





133 :  わらび餅◆jlKPI7rooQ:2015/08/29(土) 23:50:02.04 ID:uO4SmEpe0.net
その後、隣人は部屋の中で毎日荒れていて
夜になると女の人のすすり泣く声と
それに話しかける男の人の声が聞こえて複雑な気持ちになりました。

ある日、壁にもたれてTVを見ていたら
ドンッ!と爆発した音と衝撃があり部屋が揺れました。
ビックリしたものの
しばらく様子をみてなにもなかったので通報はしませんでした。

ところがそれからしばらくしたある晩、ベットに入り寝ようとしていたら
やけに隣が静かでふと隣の人死んだんかなと思いました。

で、眠りに落ち急に目がパッと覚め
部屋の空気が生温かく異様なことに気づくと同時に人の気配も感じました。
怖いけど枕から少しだけ離れるか離れないかくらい頭を持ち上げ
チラっとみて布団をかぶって目をつぶりました。

灰色のズボンを履いた男の人が立っていたんです。
もう言葉にならないくらいの恐怖で逃げたくても逃げれない。

ジッとしていると 気配が消えた!今や!と
ベットから飛び出そうとした瞬間、
バンッ!とその男の人の両手が私の両足を叩きつけました。

もうパニックになった私は
ワーなのかギャーなのかわからない声を出しながら跳び上がり
部屋中の電気という電気を無我夢中で付けて回り
朝まで眠れず
昼前頃、経験したことのない臭いがしました。

なんの臭いかと思っていたら、マンションの廊下から
「早く来て下さい!」
「たぶん死んでます」
「この部屋の◯◯さんやと思います」と電話してる人の声が聞こえてきました。
その数十分後に警察や鑑識の人が来て話をしました。

警察の方の話では部屋に灯油を撒き火を点けたが失敗に終わり
結局のところ隣人の死因は餓死で死後2週間くらい立ってますとのことでした。
警察の人達はよく火事にならなかったもんやと首を傾げていました。

昨日まで私が聞いていたあの声は一体なんだったんでしょうか?
流石にそれは警察には言えませんでした。



http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1440842362/

51 : 猫虫◆Ax39zFrW6I :2015/08/29(土) 20:51:58.43 ID:rKZkpF2O0.net 
ぺそ ◆qyVZC3tLJo 様 

うちの父は今でこそ落ち着いたものの引越しが好きな父でした。
母の結婚指輪がなくなった時に引越しをし、その後なぜか指輪は発見されるという
今思えばこれも不思議な現象でしたね。
そんな繰り返し引越ししていた幼少期すんでた家でのことです。

3歳くらいの頃だったと思いますが、当時すんでいた家は
記憶によると割と変な間取りでしたが大きな平屋で庭もあり蔵もある家でした。
当時我が家は縫製業で両親ともずっと仕事をしていましたし
仲のよかった年の近い姉も保育所に通いだし
結果私一人で家で遊ぶことが多くなっていました。
あとで母から聞いた話では私は
台所におばちゃんがいるよ、そのおばちゃんと庭で遊んだよなどいっていたようです。

夜中にトイレに起きて不思議なものをみることも多かったです。
お風呂の前で青白い光をみたり、2段ベットの上から下をみると木のおじさん
(なんというか、木でできた人形のような)が新聞を読んでる、など。

子どもなので夢だったのかなーとも思ったりもしますが
リアルだったので今でも忘れられません。
でも怖くはなかったのです。

ある夜、また私は夜中にトイレに起きました。
でもいつもは絶対行かない仕事場になぜか呼ばれてるような気がしていっていました。
すると床に半分日本人形が光って埋まっていたのです。
これは探検好きな私でしたので家にある人形ではないとわかりました。
なんだろう?と思いながら床に押し込むように押さえると
人形は床に消えて行きました。

今なら怖くてできないと思うのですが全く怖くなかったんですよね。
そのときも「あれーなくなっちゃったー」くらいでした。

翌日こんなことがあったよーと母に報告したら
「きっとそれは座敷わらしじゃない?」といわれたのですが
座敷わらしにしてはなんか気持ち悪いですよね。
そういうふうに色々私だけ見ることが多かったので母はそう言っていたのかもしれませんが。

その人形をみたあと、大病をしましたし今もその病気をもったままです。
果たしてあれはよい座敷わらしだったのでしょうか。それとも・・・・・



http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1440842362/

239 : わらび餅 ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 03:23:38.55 ID:AgCPeYID0.net
Big ◆iq3nGde8rU 様 

宿舎のほうと野外炊飯場は電撃柵に囲まれてるんです。
これは熊用のもので、まだ大きな事故は起きていませんが 
その施設から続く山には熊は普通にいるんです。

私らが山に入って作業するときには、熊よけの鈴をつけますし、
宿舎の建物のすぐ近くで、熊が木につけた縄張りのしるしを見たこともあるんです。
それで、宿舎と炊飯場は食べ物をあつかうでしょう。
ですからね、臭いにつられてこないよう柵で囲ったわけです。

電撃は三千ボルトで、これで熊が死ぬということはありません。
やつらも学習しますしね。だんだん自分から近づかないようになりますから、
今ではね、バチッとなるのは年に数回のもんです。

で、その夜はわたしが宿直だったんです。
郊外にあるので、警備保障が来るまで時間がかかる。
それで宿直制度が残ってるんですが、翌日は休みです。
その日はどこの学校も来てなくて、飲酒等はもちろんできませんが、気楽なもんでした。

でね、夜10時の見回りのときでした。
懐中電灯をつけて宿舎の外を歩いていると、バチバチ音がしたんです。
そっちに回っていくと緑色の光が明滅してるのが見えたんで、
何か動物が柵にひかっかって動けなくなり、電撃を浴び続けてるんだろうと思ったんです。
建物の東側でしたね。
光ってる柵の正面にいくと、外側で何が起きてるのかはっきり見えました。
熊・・・でしたけど、
立ち上がって両腕で何かを抱えてたんです。


240 :  わらび餅 ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 03:24:13.81 ID:AgCPeYID0.net 
で、それを電撃柵に押しつけている。
熊自身も感電してるんだろうけど
その抱えてるものを通してだから、たいしたことはないんです。

最初、抱えているものは狸だと思いました。それくらいの大きさでしたから。
ところが、バチッと光るたびに、柵に押しつけられたそいつの顔が見えて・・・

体つきは猿に見えましたが、顔に木の面を被っていたんですよ。
つるつるした材質の無表情なお面です。
面の目の穴から、本来の猿の目がのぞいてて、それは白目になってました。
もう電撃で気絶してたんでしょう。

熊のほうはわたしが来たのに気がついたようで、その生き物を抱えたまま
後じさりするようにし、生き物を口に咥え直して
四つんばいに戻って駆け去っていきました。

ねえ、変な話でしょう。
あの生き物が猿だとして、誰が何のために面をかぶせたんでしょうか?


http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1440842362/

206 : わらび餅 ◆jlKPI7rooQ :2015/08/30(日) 01:56:00.36 ID:AgCPeYID0.net 
チッチママ ◆pLru64DMbo

地元に有名なお化けトンネルがあります
峠の急なカーブで事故が多発するそうです

私は以前はバスガイドをしていました
よく運転手さんから、そこのお化け話を聞きました
テレビも取材に来たことがあります

貸切の観光の仕事でした
日帰りで帰りは夜中です
二台での仕事で先輩が2号車、新人の私は1号車です
それぞれのお客様を所定場所まで送り届けます
予定では2号車のが早く本社に帰路するはずでした

バスの規定でお客様を降ろしたバスは車内の電気を消すという決まりがありました
例のお化けトンネル内で2号車とすれ違ったのです
2号車は車内灯を消しており先輩はガイド補助席に座っていました

私「あ、先輩だ。あれ?電気消えてるのに後ろに誰かいますよね?}
運転手「だな?冷蔵庫前の席に女の人が座ってる」


207 : わらび餅 ◆jlKPI7rooQ:2015/08/30(日) 01:57:23.39 ID:AgCPeYID0.net
老人ばかりのお客様だったはずですが、確かに私と運転手さんは
客席の入口側の前の一番前のバス冷蔵庫の席に若い女性が乗っていたのを見ました

運転手「本社に家族が迎えに来る客は本社まで乗せていくから、それだろうな」
私「ですね、予定表にはなかったけど、たまに飛び入り変更ありますし」
とバス同士がすれ違いにクラクションを鳴らしてすれ違いました

こちらの仕事を終えて本社に帰り
バス車内の清掃や報告書・明日の予定確認と
色々していると先輩が明るい声で「おつかれー」と声を掛けてくれました

私「ああ、先輩、あの女性はどうしたんです?車こっちに迎えにきたんですか?」
先輩「あんた何言ってるの?」
話が噛みあいません

そうです
先輩は誰も乗ってなかったと…2号車先輩の運転手もいなかったとの事
なので私と私の運転手さんの見た・いた・いなかったで少し揉めてしまいました

でも気になったんでしょうね
次の日に2号車担当の運転手さんが塩を持ち込んでいました

それを見た私に
「まー仕事柄よくある事だしなぁ、いちいち気にしてたら仕方ないけど粗末にできんわな」
と苦笑いしていました

仕事関係でよく仏閣や訳あり旅館にも行くので
ちょっと怖い話は割と体感できる職場だったかも知れません


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