サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

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おーぷん2ちゃんねる百物語2015 


88 : 宵待草@代理投稿◆zGmkUMDv/mqt:2015/02/14(土)22:56:54 ID:nGv

駅に直結している便利な土地なのになぜか何度も入るデパートが変わってしまう…
そんな所ってありませんか。

これは私の地元の話です。

そこは新しくて綺麗な建物で大手の百貨店が入ったのですが、すぐに撤退したんですよね。
次に入った所もすぐに出て行ってしまいました。
その後ちょうど、リニューアルオープンをした頃だったと思います。


「出る」という噂が立ったんです。

従業員の人達が見たというんです。
私が聞いたのは非常階段の話と地下駐車場の話でした。


特に怖いのは地下駐車場なんだそうです。
昼でも暗くてじめじめした所なんですが、
そこにゆらゆらと、白い人影のようなものが漂っていることがあるらしくて。
日によってはおびただしい数のそれが、ゴーッと音を立てて、
デパートとつながっている入り口から次々と出ていくんだそうです。


元々は墓地だった場所にデパートを建てたからじゃないかと思っています…。


おーぷん2ちゃんねる百物語2015 


126 : たるたる◆t9nOsDb75I:2015/02/15(日)01:49:54 ID:5Br
第44話 伝説スポット突撃談


うちの地元の山にはややオカルトめいた伝説がある
この山の頂上に池があるのだが、
五百年前にこの地方を支配していた武将が敵に攻め込まれて逃げられず
馬とともにこの池に飛び込んで死んでしまったといわれる
以来、毎年大晦日の晩になると、
この池に、馬の鞍だけがプカリと浮くという話だ

自分はこの話を確かめようと4~5年前の大晦日の晩にこの池に突撃した
大晦日の夜に山登り、どう考えてもバカである

山道はよく釣りにいくので懐中電灯だけで進める
頂上に到着、11時、寒い、雪まで降ってきた




127 : たるたる◆t9nOsDb75I:2015/02/15(日)01:54:08 ID:5Br
さて懐中電灯の明かりで池の表面を照らす・・・
草がはえてるのみ
11時に頂上について12時になった、

さすがに飽きてきて、
もう降りようかと思いはじめた頃に池の向こうから何かの音がした
ドンドンドンドンドンドン と響くような音、明かりを向けたが何も見えない

音は断続的に辺りに響き、そのたびに自分はだんだん恐ろしくなってきた
懐中電灯の電池を入れ替えて周りを照らしたら、池の上にポツンと赤い玉のような物が見えた
すわ、人魂か?

しかし、それは動きも揺めきもしない
ドンドンドンドンドンドンと音がまた響く


128 : たるたる◆t9nOsDb75I:2015/02/15(日)01:56:52 ID:5Br

ここにいたって急に強い恐怖を感じた自分は、赤い玉から目をそらし、そそくさと下山した

後にあの山のことを親に聞いたら、
あの山は昔は「歳徳神(としとくじん)」の出る山だと言われていた、という
歳徳神がなんだか親にきいてもわからなかったが、ただ大晦日に出現するという
あの赤い玉のような物がそうだったのか?


しかし自分はもう確認に行く気はしない
あれを見る事自体が非常に良くない事のような気がするから


2003年第一回百物語


375 : あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 23:31

私もリア厨だったころ、出ると噂の高かった学校の地下でこっくりさんをしました。
参加者以外に見学者数名・・・・
呼んでしまったのは旧日本軍の兵隊・・・
 
その人の事をききだしているうちに、
動きがものすごく速くなり ぐるぐる紙の上を回るだけになってしまいました。
 一人が「私動かしてないよ」と泣き声で言ったので、
他の3人もマッツァオになって私も~と言い出し、パニック状態。
その時、一人の子の後ろに見えたんです・・・・白い人影が。その子の肩を掴もうとしていました。
その瞬間その子はイスごと真後ろに、倒れました。
ぼう然とする私たち。


もちろん見学者は少し離れたところにいて、倒れた子の後ろには誰もいませんでした。
そのまま、誰かの悲鳴と共に我にかえりました。
途中でやめては困ると思って、みんなでお帰り下さいと唱えました。

イスごとひっくりがえった子は、急にひっぱられたと言っていましたが幸いにもケガはしていませんでした。

 
後から知ったことは、その学校は怪奇現象などの本にも載っている学校で
お決まりのようですが、旧日本軍の野戦病院があった所です。
恐かったです・・・・・・・



2003年第一回百物語


267 : あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 22:51
あれは僕がまだ小学6年のころ、
同級生一人と下級生一人の3人で遊んでたときのことでした

3人で歩いていると、近くに廃墟とかした団地がありました。 

その廃墟は有刺鉄線で厳重に囲ってあったんですが、
子供が入れるぐらいの穴があり僕らはその穴から忍び込みました
中庭には公園があり、小さな池、滑り台、砂場などがありました。 

僕らはその公園でかくれんぼをすることにし、当然鬼は下級生からはじめました。 

鬼は滑り台に背を向けてしゃがみ 目を伏せ数え始めました 
僕ら二人はその滑り台が見渡せる団地のひとつの階段の入り口に身を隠しました。 

隠れ終わった時 
ふと鬼の方に目をやると 
滑り台のおりくちに腰を掛け鬼の背中をじーっと見つめている少年がいました 

僕は一緒に隠れていた同級生に 
「誰かいるよ」と言ったのですが同級生には見えませんでした。
僕がもう一度、鬼の方に目をやると 
その少年はスーっとこちらを向き僕に微笑み掛けてきました。
そのとき、僕は初めて恐怖にかられ悲鳴をあげて鬼を置き去りにし逃げ出しました


そのとき後ろから 
「お兄ちゃん、本当に僕が見えたの?僕を連れていって!怖いんだよ・・・」と声聞こえました

しばらくして、その廃墟の近くを通るとたくさんのお坊さんがいて、お経を唱えていました。   
話によると、その廃墟では数年前一家惨殺事件があったそうです



2003年第一回百物語

106 : あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 21:28
私は沖縄出身です。これは高校生の時の話です。
その日校内球技大会で早くも敗退し午前中でやることのなくなってしまった私は、
ガジュマル(キジムナーがいるという木)の下でぼーっと他のクラスの試合を見ておりました。
 
球技大会も終わり何事もなく家に帰り夕飯を食べた後くらいでしょうか、
体が痒くなり始めました。
 
最初は腕、肩、背中、お腹・・・どんどん体中が痒くなります。
しまいには足の先から頭皮や頭まで!
痒くてしかたがありません。
バリバリひっかいているうちに顔なんて腫れてきてしまいました。

その時電話がかかってきました。
何事かと心配そうな目で見ていた母親が電話に出てみると

相手「○○(母親の友達)だけど」と言います。
 
母親「あら、すごい久しぶりじゃない!」
相手「お宅の娘さん、今大変なことになっているでしょ?」
母親「?!?!」
相手「今から行くから」





108 : あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 21:28
数十分後、母親の友達が家に訪ねてきました。
この方はユタ(イタコのような人達の総称)で突然私の体をなでる様に手をかざし始めました。


ユタ「あんた、今日ガジュマルの下にいたね?」
私 「あ、はい・・・(超不思議そうな顔)」
ユタ「キジムナーだよ。昨日嫌なことがあって落ち込んでたでしょ?」
私 「?!?!(なぜ解る?!)」
ユタ「そういう気の弱ってる人に憑くんだよ」

 
私を仰向けに寝かせ、触れるか触れないかくらいの位置で体中を撫でる様に手をかざしています。
すると不思議とかざされた部分の痒みがひいていくのです!
(ほんとに不思議)

ユタ「明日の12時になれば腫れもひくから」


次の日、私は学校を休みました<顔が腫れてたから
やる事もなくテレビを見ていて、昼の番組『い○とも』が始まった瞬間でした。
多少残っていた痒みがハッカ飴を舐めているかの様にスーっとなくなり、腫れがみるみるひきだしたのです。
まさにアンビリーバボー!!

嘘のようなほんとの話です。



2003年第一回百物語


103 : あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 21:24

私が 小学生のときの話です。たしか6年生の時の遠足でした。
私は 霊感はありませんが
見えてしまう(;_:)と言う友達Aと いッしょに歩いていたからかもしれません・・
はッきり見てしまいました(@_@;)

山で、小さな滝というか 川と言うかそんなのが たくさんあッたと思います。
その道の端ッこにほこらがありました。
わたしと 友達Aは会話をしていたのですが、なかなかAからの言葉が返ッてきません。
あれッと思いAの顔を覗き込むと ほこらをずッと睨んでいました。
私も???と思いながらもほこらを見ました。

最初は 分からなかッたのですが、だんだんと モヤモヤがはッきりした形に・・(~_~;)
怖くてダッシュして逃げました(;O;) 

ほこらの中には鉛筆ぐらいしかない身長の男の人 が睨んでる様子でこッちに手招きしてきたんです。
「こびと」ッて感じのかわいさの欠片もありませんでした。
あれはなんだッたんでしょう(;_;)



2003年第一回百物語


86 : あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/20 21:19

本当に一瞬の出来事だったんですが、絶対に忘れることができない体験でした。

 
学生の頃、アパートで一人暮らしをしていた時、
開けた覚えがないのに押入れのふすまが開いていました。
20センチくらいです。

その時の押入れは、本やら漫画やらガラクタやらためた洗濯物やらでいっぱいで、
隙間も無いくらい埋まってたんです。

(開けたっけかなあ・・・?)
と思いつつ、閉めようとふすまに手をかけた瞬間
一瞬ですが、足元、床のすぐ上に、中から上目遣いにのぞく男の顔が見えたんです。




2003年第一回百物語


679 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:03/06/21 10:36
番組内で『笑福亭○瓶』が、心霊体験のお便りを扱うコーナーがあり、
女子高生から一通の手紙と写真が送られてきた。
その写真には本人と友人が2人写っていました。
2人の友人は、写真に写っていない部位があり(足と腕)、 その写真を撮った後、2人は亡くなったそうです。
その2人の遺体は写真に写つらなかった部分が無くなっていました…
そして、本人は首が写っておらず、「怖くて外出できません。」と言う意味合いの手紙でした。

それを読んだ○瓶は、
「そんな事、あるはず無い!きっと偶然やっ!今から局に来い!」と言いました。
だが女子高生は中々了承せず、○瓶が、
「局からタクシーをよこすから、それなら安心やろ!」と彼女を説得しスタジオにくる事になりました。

しかし…
いくら待っても彼女は現れず、結局放送時間も後わずかになりました。
しばらくして、担当のADが慌てて○瓶の控室にきて、
「彼女を乗せたタクシーが事故にあった!」と告げにきました。
 
彼女の身に何が起きたのか…
VTR収録中電話でTV局に来る様に説得され、 彼女は母親同伴でTV局には着きました。
だが、タクシーから降りようとした時に、暴走してきたバイクがタクシーに追突…
彼女は、首が切断され即死…

それを目の当たりにした母親が錯乱し、自分の娘の返り血を大量に浴び、スタジオへ、
○瓶に血だらけの手で掴みかかろうとしました。

しかし、スタッフに静止され、母親は、事故現場に戻り、
『切断された娘の首』を持ち再びスタジオへ…あまりの異様な状態に誰も母親を止める事ができず…
公開放送だった為、観客は悲鳴を上げるだけ。
カメラは天井を写し続けたままCMに雪崩込み
その時点で、放送は終わったそうです。
その後、当然番組は打ち切りになり、 ○瓶は責任を感じ活動を自粛したそうです。
何でもこの話は業界では禁句になってるそうです。



2003年第一回百物語


554 : あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 01:14
消房の頃お寺の息子で霊感がものすごく強いヤシがいたんだけど、
そいつはしょっちゅう「そこに霊がいる」とか言ってたのよ。
だからみんなあんまり真に受けてなかったんだけど、
ある日の放課後に体育館でみんなで遊んでて、そろそろ帰ろうって事になったんだけど、
扉が開かないのよ!それも全部!
 
俺達かなり大声出して遊んでたし、
用務員のおじさんが閉めて帰ったとは思えないのよ実際。
必至で開けようとしたり大声で人を呼んでみるんだけど誰も来ないし、女の子は泣き出しちゃうしで・・・。
その時その霊感が強いヤシが「武者の霊に囲まれてる」とか言い出して・・・。 
「みんな背中を併せて丸く円になれ」とか言っちゃってるの。
 
怖かったのでみんな言うとおりに背中合わせに円になったんだけど、
そいつはその輪に入らずになんかと戦う動作してる訳よ。
しばらくブツブツ言って刀を振り下ろす動作したりね。

そうこうしてたらそいつが「痛!」って腕を抑えたのよ。
その腕を見たらマジで刀かなんかに切られたみたいにスパって感じで切れてて血がどばって・・・。 

男も泣き出すヤシもいてみんなもう発狂状態だったよ。
そしたらその一人で戦ってるヤシが「今神様呼んだからもう大丈夫」とか言って
輪を解いて扉開けてみてって。

みんな扉に走ってガンッ!って開けると
さっきまでどうやっても空かなかった扉が簡単に開いちゃったのよ。
 
俺、帰り道そいつと一緒に帰ったんだけど、空を指さして「ほらほら、あの狐様が助けてくれたんだよ」って。
見ると大きい雲が狐の形してて、それがにっこり笑ってるように見えた。
帰り道にそいつの怪我の血が全然出てなかったのも
今考えるとめちゃ不思議だったよ。


2003年第一回百物語


547 : あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 01:07  
浪江町大堀の共同墓地には、樹齢500年にはなろうという栗の大木があります。
秋になると実がいっぱいなり、熟して落ちてきますが、
その栗の実のどれをとっても、1つずつ歯形がついています。

  
むかし、この里に「あき」という10歳位の女の子がいました。
かわいそうに半年も病気で床についたまま、いよいよだめだと言う時が来ました。
  
そのいまわのきわになって、急に「あき」は生栗が食べたいと言い出したのです。
ちょうど初夏の頃で、栗の実などはどこにもなく、
親たちは途方に暮れてしまいましたが、
死んでゆく娘の願いはなんとしてもきいてやりたい、その一心で
山中をさがし歩き、 とうとう一本の栗の木の下に、土に埋まっていた栗の実をみつけました。
 
急いで家に持って帰り、「あき」の細い手に握らせてやると、
うれしそうに栗の実に歯をあて、そのまま息をひきとってしまいました。

  
親たちは悲しみに暮れながら、「あき」のなきがらとともに
栗の実を棺に入れてほうむりました。
  
それから幾年かたちました。
栗はいつの間にか緑の芽を出し、ついには今のような大木になったのです。

そして、不思議なことに、どの実にも必ず一つずつ歯形がついています。 

 けれども、この栗の苗木を他の土地に植えてみても、
歯形のある栗の実はならないということです。



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