サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

カテゴリ: 普通に視える人のはなし

中国分裂、朝鮮真空パック

713 :名無しさん@おーぷん :2015/03/17(火)01:02:01 ID:pNk ×
生活サロンの某名物スレより
親日の台湾とかの国の違いは色だけでわかるらしい

303 名前: 名無しさん@おーぷん: 2015/03/06(金)05:02:15 ID:0Gi
オカルトスレとどっちに落とそうか迷ったんだがなんとなくこっちにした
和めるかは読み手次第とする


うちの叔母(62)が海外旅行に150ヶ国行った事あると自称する変人で
いきなりふわっと海外に行きたいときに行くという自由人なんだが
いわゆる多少「見える」人でもあるらしい
国々を回ると、飛行機や船に乗りながらその土地土地のオーラ(?)を感じ取ってしまうらしい
(受信する感覚らしい)

様々な色が混在しているそうだが、本人が経験上言うには
真っ赤なオーラが見えると悲惨な歴史や事件が起きた国、透き通った青が見えると
外国人に対して無関心、などなど
だいたいそうやって受信したオーラで国の性格がわかるという
そんな変人叔母が台湾に行った時の話

2012年に行ったんだが
叔母が言うにはこれまで見た事もない水色と黄色が細かく綺麗に筋上に混じり合うオーラだったらしい
直感的に「神々しいオーラだ」と感じたという

ふわっと海外旅行する叔母なのでもちろん台湾を事前にどのような国なのか無勉強
滞在してあまりの親日さに困惑したという

以下、叔母が体験した事の羅列
・じいさんから道をすれ違いざまに「日本人だろ?」と日本語で話しかけられ飴玉をもらった
・タクシーの運ちゃんが東日本大震災を強烈に心配していた
・ホテルの管理人らしき職員が自らシーツを替えに来た
・雨の日にホテルの従業員がタオルを部屋まで大量に持ってきてくれた
・女子高生の集団から日本語で「コンニチハ」と挨拶された
などなど


他にも色々言われたが忘れた
変人叔母いわく台湾は霊的にも日本人と合う国らしい





714 :名無しさん@おーぷん :2015/03/17(火)01:04:17 ID:pNk
>>713
×生活サロン
○生活全般

続き

310 名前: 名無しさん@おーぷん 投稿日: 2015/03/10(火)02:17:50 ID:Ok2
いやー、すまん
台湾については上に書いただけしか話がない


ちなみに叔母は朝鮮半島にだけは行った事がないw
自称150ヶ国巡ってるのにw
韓国は禍々しいオーラだから行かないんだってさ
色は感じとりたくもないって言って教えてくれなかった


覚えてる限りだと
・サウジアラビア→緑色がベースで太い黄色の線
・タイ→黄色ベースで温暖色が複数重なる感じ
・インド→ピンクと紫
・イタリア→真っピンク
・エジプト→灰色と紫と緑

だっけな、いろいろ聞いたしうる覚えだし間違えてる可能性大だからアテにならんが

あとこれは叔母の波長で捉えた色だから
他の霊的な力ある人が見たらまた別の色が見えてるはず、との事
ちなみにあまりにも移民が多い国は色が複数すぎてオーラが判らないらしい



ほんのりと怖い話スレ その99

187 :本当にあった怖い名無し:2013/12/09(月) 06:47:48.22 ID:GM5wmah70
人生で心霊現象らしきものは、川遊びと今から書き込む体験のみの0感です。
そんな0感でも明らかにおかしいと分かる幽霊屋敷に住んでいたときの話です。

家鳴り、階段上り下りはしょっちゅう。
人がいないのにテレビが勝手につく。
出した覚えのない水が出っぱなし。
0感の私達住人より敏感な出入りする人達は、自主的に盛り塩三昧。
商売繁盛の神棚の為に呼んだ神主が、商売繁盛どころじゃないと訪問を泣いて嫌がる。




188 :本当にあった怖い名無し:2013/12/09(月) 06:49:12.18 ID:GM5wmah70
後から知ったのですが、
よくある3ヶ月以上住み続けたことがないと言われる典型的な幽霊屋敷でした。
友人は一度招待すると二度は来てくれませんでした。
ポスターは目つきが悪くなってるし、トイレの帰りに足音に追いかけられるという理由…

私達は全く気にせず住んでいました。
変だなと思ったのは一度だけ。
妹と部屋を交換して寝ていたとき、夜中にけたたましくドアを叩かれました。
何があったのかと慌てるくらいの激しかったのですが、起きて開けると誰もいない。
眠かったので何事もなかったかのように寝ました。


189 :本当にあった怖い名無し:2013/12/09(月) 06:55:30.65 ID:GM5wmah70
それほど鈍い私達一家でしたが、その家を引っ越す時にさすがに青くなりました。
荷物をまとめているときのことです。
押入の荷物を出し終えたとき、天井板がはずれていることに気付きました。

何気なく覗くと…見えた柱は真っ黒。
火事の焼け跡そのままにびっしりとお札が…
真偽は不明ですが、火事で一家が亡くなったとか…
ようやく頻繁な物音やドアを叩かれた経験を恐ろしく感じました。


190 :本当にあった怖い名無し:2013/12/09(月) 06:58:26.13 ID:GM5wmah70
後々分かったことですが、父は見えていたらしいです。夜な夜な睨み付けてくるお婆さんの姿が。
あんまり気にしてなかったみたいですが…
父の部屋の窓ガラスの手形は酔ってつけたんだと思ってた…

今、あの家にもう一度住めと言われてももう無理ですね。
ちなみにまだその家はあります。
新しい人も住んでます。結構長く住んでるみたい。
3ヶ月もたないは嘘でしたが、何かある家なのは間違いないと思います。


【恐怖】既女が語る恐い話【心霊】30

424 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2009/01/11(日) 18:39:10 ID:8ukM73XoO
私は2年程前に旦那の元奥の生き霊に憑かれて、殺されかけました。
2週間位の意識がほとんどなく、
私自身が暴れたり、車に飛び込もうとしたり大変だったみたいです。

ある夜、友人から電話があり、
『今日知り合った子のお母さん(Aさん)が今すぐ来てって言ってる』と言われました。
私は「見ず知らずの人の所に行きたくないよ」と拒否しましたが、
友人が車で迎えに来て、そのままAさんの所に連れて行かれました。

Aさんは私の顔を見るなり、「しんどかったね。よく頑張った」と抱きしめました。
Aさんは霊感が強くて、私の亡くなった母が
『娘が殺される。助けて下さい』とAさんの元に来たそうです。

私の母は自殺をしていて、
「お母さんね残念だけど成仏できてないの。だからあなたのこと護りたくても護れないの」
とAさんに教えてもらいました。
その時、亡くなった母は私の横にひざまづいて、『ごめんね。ごめんね』とずっと謝っていたそうです。

Aさんに生き霊がどんな人か言われ、まさに旦那の元奥でした。
生き霊は人間の姿ではなく、妖怪と化していたそうですが、すぐに離れてくれたそうです。

「この女…女狐だね。旦那さんを奴隷のように扱ってたよ。旦那さんはよく耐えたね」と言われました。
(離婚原因は10年間の逆DVで、裁判離婚しています)
とても怖い体験でしたが、亡くなった母の強い愛を感じました。

後日Aさんに、
「あと1日遅かったら殺されてたよ。体が半分透けてたから。
お母さんに感謝しないとね。一緒にお母さんを成仏させてあげようね」と言われました。

その半年後に母は成仏して、
Aさんの元に現れて御礼を言いに来たとのことでした。


【寺】寺社のオカルト話【神社】

348 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/09/09 13:58
近所の坊さんから直接聞いた話。

その坊さんいわゆる寺無し坊主なんだが、
(坊主の息子だと自動的に自分の家告ぐから良いが、一般人が坊主になると自分の入る寺が無い)
上から言われて、20年程空き寺になってた所の派遣住職やることになんたんだと。

んで、その寺へ行って20年ぶりにの本堂の扉を開けたら・・・
半透明の魑魅魍魎(と表現していた)がうようよ蠢いていたらしい。

俺の理解力が足らないのかもしれないが、
イメージ的には空気の澱みみたいなもので、
99%が空気で残りの1%がもののけ成分みたいな・・・
そのときはその坊さんびびって暫くその場で固まっていて、
最終的には扉閉めて逃げ帰ったんだそうな。

んで、上には一年待ってくれと頼んで、その一年間かなりきつい修行積んだんだって。
そして一年後、完全装備(?)で再びその寺へ行き、今度は本堂で一晩中読経。

明け方頃になると、蠢いていた魑魅魍魎がすっかり消えていた・・・・と、
近所の寺の坊さん(本人)がにこにこと語ってくれた。

あんま怖くないな、すまん。


【寺】寺社のオカルト話【神社】

539 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/21 23:37 ID:pbRAqOfd
地方の寺の息子です。
でも今は東京でリーマンw 家は兄が継ぎました。
信じてもらえるかわからんけど、子供のころの出来事をいくつか。

・お盆の時期になると、敷地内の墓地に昼夜関わらず
あの世から戻ってきた人(…だと思う)がうろうろしてました。
小学校に入るまで、それが普通だと思ってた。

・中学卒業するまで、毎朝毎夜本堂で親父のお勤めを正座して聞かなきゃならんかった。
サボるとぶん殴られたもんで…
そんな夏の夜、本堂の扉を開けっ放しにして兄と一緒にいつものお勤めをしていたら、
背後から明らかに異様な気配がしてくる。かさかさ音もする。
子供だから怖いのと気になるのとでそわそわしてると、
親父が一括、「やかましいぃっ!お前ら仏の教えを聞きたいのなら、もう少し静かにせんかっ!」
(こんなような内容だった。うる覚えだが)
…それまでわさわさしてた気配がぴたりとやんだ。
それ以来、本堂の縁側にひざまずく白い影…というか
煙みたいなのをたまに見かけるようになった。

・小さいころ、格子柄(チェックみたいな模様)の
着物着て裸足の、おかっぱの男の子と境内で遊んでた記憶がうっすらとある。
でも、その子が話してる言葉がさっぱりわからなかった。

・何歳ごろか忘れたけど、ある一時期、
境内にある大きな木の真ん中あたりに、鈴を持ったしわしわのおじいさんがずーっといた。

とりあえずこんなところかな。
でも中学入るくらいかどれもらさっぱり見なくなったし、変な体験もしなくなったなあ。




541 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/22 04:39 ID:yHNH8IYq
すごく興味深い!
それらの現象はお兄さんも一緒に感じていたのですか?
住職であるお父さんは、成人してからもそれらの気配を普通に感じてられたということでしょうか?
しわしわのおじいさんて、たぶんすごくいい守護霊のような気がします。
鈴の意味はなんなんだろうなぁ(・∀・)ワクワク


543 :539:04/06/22 21:14 ID:iTmRT/lr
おお、煽られると思ったけど、ちゃんと反応してくれた人達がいた(・∀・)
ありがとうございます。
なかなか信じてもらえんのですよ。

親父は昔から見るみたいです。
でも僧侶という手前、お化けとか幽霊とかいう表現を使わず、もっぱら『異形』という言葉を使いますね。
若い頃、山の中の寺で修行してた時に、
一つ目一つ足の坊主の妖怪(?)を見たことがあるみたいで、
小さい頃は他人様のお墓に上って仮面ライダーごっこをするなど悪いことするとすると、
その妖怪のお話をエンドレスに聞かされたものです。
まあ、すぐ『拳』に変わりましたが(笑)

兄も見ます。
これが一番たちが悪い。
どっちかというと、お化けに好かれるタイプ。
ちなみに顔はゴリラですが(笑)。

境内に水子地蔵があります。
これは寺伝だと、昔飢饉のときに亡くなった子供をまとめて供養してるみたいなのですが、
小さい頃は絶対その近くで遊ばないように祖父から言われていました。
…そうじゃなくても子供心に薄気味悪いところでしたから、
近づきたくなかった覚えがあります。

そこでまあ、色々あったんですが、
結論から言うと、兄はその場所で『あっちの世界』へ二度ほど引っ張りこまれそうになってます。
ちなみに、私が前述したおかっぱの男の子と出会った(?)のも、
水子地蔵のある裏手のちいさな空き地でした。
今は駐車場になってますが。

私は見るというよりも、そうですね、感じると言った方が多いです。
見たとしても、強いて言うなら煙みたいなものを見る事が多いです。
感じるときは何故か右半身だけががきれいに逆立つような感触を受けます。

なんかくだらないこわい話みたいになってしまいましたね。
すいません。


【全米が】なんか笑える霊体験14【テラワロス】

326 :本当にあった怖い名無し:2009/10/08(木) 01:43:34 ID:8AAMNpTt0
某板某スレよりコピペ。
409 :可愛い奥様:2009/10/05(月) 23:47:29 ID:NDlVNvjb0
この間の連休に墓参りに行って来た。実家の。

以前お寺に行ったときに墓地と併設されてて、そこを歩いて奥の廟にいってたんだけど、
「お墓沢山あるけど、なんかいるかね?」とダンナに聞いたら、
「・・・最近(墓参りに)来てくれたからか、嬉しそうにしてる人と、しょんぼり元気がない人とかいる」
との事だったので、実家の墓参りに行った時にも聞いてみた。

「なんかいたかね?」
「・・・人はいなかったけど、お墓に張り紙のある墓石はあった」(当然旦那にしか見えてない)
「何て書いてあったの?」
「『寝とる』だって」 (『寝てる』の意です)

・・・朝早かったもんね。
でも朝から爆笑しました

ご先祖様は喜んでくれるようです、
時間がある人はお墓参りに行きましょう。
恐くなくてすいません。


【全米が】なんか笑える霊体験6【テラワロス】

41 :本当にあった怖い名無し:2008/08/31(日) 09:25:35 ID:XcQQVU3d0
猫が床から十数センチ離れた空間に、猫パンチをくらわせていた。
近づいてみても虫すらいない。
それなのに必死に猫パンチ。
いい加減に止めないとアホになるんじゃないかと心配していたら、
通りすがりの弟が、鼻息を荒げている猫をその場から撤去した。

夕飯時に、昼間猫が空中を殴打していたという話をしたら、
「おっさんが生えてた」と弟がボソッと呟いた。

床からおっさんが顔半分だけ生えていて、
猫はその控えめな頭髪に覆われた頭を叩いていた。
最初は迷惑そうだったおっさんの顔が徐々に泣きそうになってきて、
かわいそうだったので猫を撤去したんだとの事。

今日も猫は、おっさんが生えているであろう空間を肉球で殴打している。




816 :本当にあった怖い名無し:2008/11/06(木) 19:55:39 ID:kwlE8EW80
昨夜、うつぶせで寝ていたら金縛りにあった。
声帯が思うように動かず声も出せない。
だんだん背中が痒くなってきて、掻きたいが金縛りで動けずどうにもならない。
いい加減イラついてきた頃に、野太いおっさんの声で
「ええか、ここがええか」と囁かれながら背中を掻かれた。

ここがええのんか、などとテクニシャンな台詞を言うわりには
痒い場所とは見当違いの所を掻かれ、
十分ほどで金縛りから解放されたがイライラだけが残った。

体が自由になり恍惚とした想いで痒い場所を掻きむしっていると、
先程と同じおっさんの声が聞こえた。
「なんだよお、痒いところ言えばよかったじゃないかあ」と。
無念そうな声色だったが喋れなかったのでどうしようもなかった。

以前、控えめな頭髪に覆われた頭を猫にしばかれていたおっさんかと思ったが、
弟の話によると未だに床から生えており移動していない。

ここ何日かは、猫が機嫌の悪い時に
サンドバック代わりにされているだけだそうなので違うと思われる。
むしゃくしゃしている猫は容赦なく爪を出して雛鳥のような頭を殴打するため、
おっさんの頭には血が滲んでいることもあるのだとか。


833 :本当にあった怖い名無し:2008/11/07(金) 05:23:21 ID:gHOSGX+G0
猫とおっさんの話がこのスレで一番好きでした!もっとないですか?
猫がサウンドバックにしている映像とかみてみたい。
あと、どいう風に見えるか?
弟さんに絵とか描いてもらえたら見てみたい!


836 :本当にあった怖い名無し:2008/11/07(金) 13:09:47 ID:H12HwibY0
弟の話を元に描いてみた。
残念ながら猫は散歩中、おっさんは見えないので絵で勘弁。
スレチだったらすいません。
猫とおっさん

―――――――――――――――――――

227:本当にあった怖い名無し:2009/01/01(木) 13:26:51 ID:lR3/o94o0
覚えてらっしゃるでしょうか。
猫にハゲ頭をしばかれるおっさんの話を投下した者です。

「姉ちゃん、あのおっさんいねえよ。成仏したっぽい」
ここ暫く、おっさんの雛鳥のような頭を見なかったらしい。
自分には元から霊感というものはないので、
彼が居ようが居まいが何の変化も感じないが、そういう類のものが視える弟は、
「観察日記つける前に消えやがって」とぼやいていた。

当の加害者である猫も、おっさんが居なくなって数日は、
いつものふてぶてしい顔にうっすらと哀愁の入り混じったような表情で、
「ぬあーおん、まおーん」と鳴きながら
家のあちこちを探し回り、おっさんの捜索を諦めて不貞寝する、という行動を
日に何度も繰り返していた。

しかし、おっさんは再び現れた。
家の敷地内から200メートル程南にある祖父の畑で、
真昼の燦燦とした日差しを浴びながら、恍惚とした表情で土に埋まっていたらしい。

ここならばあの白黒模様のケダモノに見つかるまいとでも思ったのかもしれないが、
田舎猫のテリトリーは広い。
その日の夕方には、飼い猫がよくつるんでいる野良の茶トラ猫と共に、
おっさんを殴打している光景を弟が目撃した。

光合成でもしているのだろうか。
陽光を浴びたからといって頭髪が育つ訳でもないだろうに。
移動もできるのなら、なぜ逃げずに二匹の猫にしばかれているのか。


死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?38

371 :長文1/5:03/05/19 19:42
ある心霊番組の制作をやった時のこと。
同じチームにDさんって先輩がいた。

ある日、視聴者から番組あてに送られてきた心霊写真を、数人でチェックしていた。
その途中で回ってきた一枚の写真。
夜の路上、数人でガードレールにもたれて笑い合うその後ろ、あり得ない場所に男の姿。
30~40歳位のアゴのたるんだ中年男。
そこまで分かるくらい鮮明に写っている。

「二重写しなんじゃねーの」
「ありがちだよね。パンチ不足」
確かにガイシュツっぽい印象だったし、一目見て怖いって思うような心霊写真じゃなかった。
「どれ・・・」
Dさんもその写真を手にとり、じっと睨み付けた。

「どうしたのDさん。それ使えそう?」
私の問いに、Dさんは写真を見つめたまま答えない。心なしか顔色が変わっている。
「・・・これ送ってきたの誰?」
スタッフの一人が封書の名前と住所を読み上げ、それを聞いたDさんは眉をひそめた。
「何?知ってる人?」
「いや、初耳だよ。送ってきた人に心当たりはない。だけど・・・」
Dさんは、写真に写っている痩せ型の男の顔を指差してこう言った。

「こいつに見覚えがあるんだ。間違いない」
「それって知り合いの人の霊ってことなの?」
「そうじゃない。顔見知りの霊・・ってチョット違うか。いや、妙な話なんだけど─」




372 :長文2/5:03/05/19 19:43
事の起こりは、Dさんがこの仕事を始めた頃、ある番組に送られてきた心霊写真だった。
冴えない中年男の顔が、子供の足下の地面からヌゥッと突き出ている。
クッキリと写ってはいるが、アングルがあり得ない上に顔のサイズも大きすぎる。
Dさんはその写真をモニター越しに見たのだが、
その時は特に強い印象は受けなかった。

2度目の出会いは、自身が制作に携わった番組のスタジオ収録でのこと。
酒蔵の中で撮影された女性の背後、
パイプの隙間の暗闇にボンヤリと浮かぶ青白い影。
ズームされた瞬間、そこにあの男の顔を見たDさんは、思わず声を上げてしまった。

そして今回送られてきた写真。
またもや、忘れようもないあの顔がハッキリと写っている。

「─というわけで、コイツの顔を拝むのはもう3回目なんだ。
そう言う意味では、顔見知りって言えないこともないわな」

3枚の写真は、送り主もロケーションも撮影日もバラバラで、互いに何の接点もない。
ただ、その場に居るはずのない、ある男が写りこんでいる点だけが共通している。
そんな写真が3回もDさんの目に触れた。
これは偶然なのだろうか?

「やっぱ偶然・・・ですかね」
「さぁな。ただ、世の中に心霊写真がどれだけあるのか知らないけど、
俺はこんな心霊写真を他に見たことがないし、そんな写真があるって話を聞いたこともない」
Dさんは『何か文句があるなら言ってみろ』というような顔つきで私を睨んだ。


373 :長文3/5:03/05/19 19:45
「・・で、何かあったんですか?」
「何が?」
「だから・・よくあるじゃないですか、霊障だとか何とか」

「どうかなぁ。身体はどこも具合悪くないし、特に不幸事もないしなぁ」
「じゃあ、その男がDさんの写真に写ってたとかはない?」
「うーん、覚えはないなぁ。オレ写真写り悪いから嫌いなんだよ、撮られるの」
「写す側にしてもそそられませんよ。40過ぎのむさい野郎なんて」
「悪かったな・・・つーか、この年で独身ってのはコイツの祟りなのか?オイ・・・」
後は、いつものようにDさんの愚痴を聞くハメになった。

それからしばらくして、Dさんに女の子を紹介する事になった。
とりあえず写真を見たい、という先方の要望を伝えると、
Dさんは写真の束を私に押しつけ、
「適当に選んどいてくれ」とロケに行ってしまった。
しかたなく、私はDさんの『適当な』写真を選ぶという、不毛な作業を始めた。

写真を撮られるのが嫌いと言うだけあって、スナップ写真ですら数が少ない。
パラパラと写真を繰っていると、後ろからポンポンと肩を叩かれた。
振り返ると、番組の女性スタッフが坊さんを一人連れて立っていた。

「今良いかな?この人、○○寺の住職さん」
「あーハイハイ」
「今度番組に出てもらうんで、打合せに来てもらったんだ。ちょと部屋借りれる?」
「ちょっと待って下さい・・・」
席を立とうとして、坊さんの視線がDさんの写真に向いているのに気づいた。


374 :長文4/5:03/05/19 19:46
「この人・・・」
「ああ、番組のスタッフですよ。今はちょっと出てるんですけど」
「ちょっといいですか」
と断ってから、坊さんは写真の束を取り上げた。
「おかしな写真ですね。この人、大丈夫なんですか?」
眉間にしわを寄せて、そんな事を言う。

「どういう事ですか?」
「この人、写真の顔と実際の顔が違う感じがしませんか?・・ホラ、これもだ」
坊さんはDさんの写真を次々と机に並べる。
言われてみればそんな気もしてきた。

「そうですね。そう言えば、本人も写真写りが悪いって気にしてましたよ」
「そんなレベルじゃないでしょう。例えばこれ、別人の顔でしょう?」
そう言って、坊さんはDさんのアゴのあたりを指差した。
だらしなくたるんだアゴ。
「あれ?Dさんって、どっちかっていうと痩せてる方ですよね?」
女性スタッフが頓狂な声を上げた。
確かに、実際に見るDさんの顔は、もっとシャープな印象だ。
少なくとも、こんなにアゴがたるんでいるようには見えない。

「何なんですか、これ?」
「顔の下半分が別人と重なってるんです。ほら、この写真は鼻から下ですね」
坊さんは手の平で顔の下半分を隠した。
すると、実際のDさんの印象にグッと近づく。

「・・・で、これは目から上」
別の写真の、今度は顔の下半分を覆う。
「本当だ・・・こっちのほうがしっくりきますね」


375 :長文5/5:03/05/19 19:47
そこで、私はあることを思いついた。
2枚の写真のカラーコピーを取り、それぞれの顔の上半分と下半分を切り抜いた。
それをつなげてみる・・・すると、例の中年男の顔が現れた。
背筋が急に寒くなる。

「・・・これって、生きている人の仕業ですか?」
「違います。霊ですね。死霊です。ここまで綺麗に重なっているのは記憶にありませんが」
坊さんはあっさりとそう言った。
「たまにあるんですよ、こういう現象って。写真写りが悪い時なんかは要注意です」
「要注意って・・・霊障とか、そーいうのはあるんですか」
「さあ分かりません。ケースバイケースでしょう。ただ、こうなってしまうと─」
そこで一呼吸置き、Dさんの写真を指差した。
「─何にせよ、もう手遅れです」
夜になって帰ってきたDさんには、坊さんとのやりとりは何も話さなかった。

その後、Dさんの仕事振りに変わりはない。
ただ、紹介した女の子には見事に振られたようだ。


死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?40

328 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/05 00:02
親父曰く、うちの曾爺さん全盲だったのよ。
先天性じゃないよ。

でも、何処行くでも杖なしで歩いていったらしいし、昔のパチンコもやってたらしい。
当時最新のヤマハのMate?まで所有。 ブイブイ乗り回していたらしいのだ。
親父も子供の頃に運転を習ったくらい。
言われて気付くような全盲だったらしいのよ。

なぜか全盲の割には、探し物をすぐ見つける特技があったらしい。
近所の人にも頼まれることが多かったそうな。
何を無くし、何処を探せば見つかる、という事が分かったとの事。
所謂千里眼っぽいのだが、曾爺さんは千里眼を否定していた。
何故なら宗教が嫌いだったから。
まぁ、なんとも言い難い曾爺さんだったわけだ。

そんな曾爺さんも寄る年波には敵わず、他界してしまうのだが、
親族集めて最後の遺言が、
「新興宗教だけには入るなよ!」 だったらしい。

「宗教ってのはもう1000年以上前に完成されたもので、今更若造が何を語るか!
金を取るのが仕事の新興宗教は直の事!」だそうな。
今の世の中を生きていたら憤死もんだ。


【全米が】なんか笑える霊体験14【テラワロス】

578 :本当にあった怖い名無し:2009/10/31(土) 20:41:40 ID:SKufq1DxO
幼稚園の頃の話。
夜中に目が覚めたら、花子さんが覗き込んでたんだ。

トイレの花子さんって言えば大体分かると思うけど、まんまあんな感じの格好。
すっごくびっくりして怖くて、とりあえず隣の部屋に寝てる母に助けを求めようと思った。
だがどんなに叫んでも声にならない。
仕方ないから自分で行くことにしてベッドを出た。
何故か体は動いたんだ。

だが部屋は花子さんで埋め尽くされていた。5,6人いる。怖い。
うち1人は帽子被って通園バックかけてる。
両方私のやつ。
しかも花子さんの群れを抜けないと母の所には行けない。
でも怖いから走り抜けた。

母の所にたどり着いて、起こして電気つけて貰ったら消えたんだけど、
(隣の部屋と言っても襖は外してあったので繋がってた)
今でも忘れられない。
それにしても何故花子さんだったんだろう……




579 :本当にあった怖い名無し:2009/11/01(日) 03:09:16 ID:/92s7JOLO
ばかやろう普通に怖いじゃねーか…


582 :本当にあった怖い名無し:2009/11/01(日) 08:15:24 ID:v6mlb51OO
>>578です
今となっては花子さんイパーイて笑えるよなぁって思ってたんですが
笑えないか……


585 :本当にあった怖い名無し:2009/11/01(日) 15:04:21 ID:D6SGwaKwO
そういや去年、某自殺の名所近くのコンビニで、
自縛霊5~6体が全く同じポージングでずらっと並んでるの見たな。
片手をガラスについて、順不同で伸び縮みを繰り返してた。
なかなかシュールで、あれは笑たわ。
遠目に見る分には、群れは面白いよな。


586 :本当にあった怖い名無し:2009/11/01(日) 15:47:21 ID:cpLWu60B0
エクストリーム自殺の前には必ず準備運動しないとケガするからな。


587 :本当にあった怖い名無し:2009/11/01(日) 17:53:36 ID:D6SGwaKwOwww
伸び縮みっつーのは、屈伸とか背伸びではないんだ。
うまく言えんが、1~2m程度の範囲で小さくなったり大きくなったりすんの。
しぼむ・膨らむのイメージが近い。
死後は、体の感覚を維持できてないのかなと。
何にせよ、シュールではある。


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