サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

カテゴリ: 普通に視える人のはなし

633 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 15:58:56 ID:+msK+ZeQ0
パパさん本当にお疲れさまでした
パパさんの書き込みで気がついたことが
二年以内というのなら、2007年の中越沖地震での被害も考えられるのでしょうか
中越地震は2004年
中越沖地震の被害状況はわかりませんが、二重の被害を受けた可能性もあります
中越沖地震は柏崎の被害が大きく報道されましたが、長岡でもかなりの被害を出した模様です




650 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 18:52:20 ID:pjEm8DxSO
書き込みためらったんだけど。。。ちょいと気になったんでスレ汚し
おたきさん焚き上げられてるなんて事はないよね?
このスレ見てると左半身(腕と足)が強烈に熱を出すんだorz
例えるなら熱を持って人が通った風圧で熱が持ってかれる感じ。
左腕に関しては火傷したような疼きがある。
もちろん火傷してない。



652 :パパ ◆a0eedmVh1M:2009/07/07(火) 18:56:20 ID:adyHb+HcO
私はその線が強いと…
しかも間違っちゃった感じの方法で…
そうすると幾つかの事象が符号してしまったり、しなかったり…



653 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 19:05:48 ID:f/5LThe50
レスするようになって、四日前に左腕火傷した零感が通りますよ
お焚き上げされているならば、今は人形者さんの一族のお守りが無い状態になるのでしょうか?



654 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 19:19:45 ID:adyHb+HcO
いや…お神輿の様な媒体をイメージして
お神輿も神様を下ろさないとただの器で、神様を下ろしてから神器になる
神社だって神様がいるから、そこにあるんじゃなくて
そこに来て頂く様に整えてる場所



663 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 19:50:29 ID:f/5LThe50
なるほど。
清酒等の悪夢避けは「仮・おたきさんおたまさん」のような役割で、
市松人形としての媒体(?入れ物?)が無い今はお守りになっているのですね。
鞠やビー球はおたきさんおたまさんに宿っていた
守ってくれる存在からの、警告&守る力の強化として駆け付けたようなものですか?

場合によっては新しいお人形などの居場所を用意して、
新生おたきさんおたまさんを作る必要が出て来たりもするのかな…
それこそ素人だけでは出来ない事ですよね



666 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 20:02:31 ID:adyHb+HcO
そうかな…と思っています。
そして、その仮の様式を一族に伝えた人がキーマンで今回の事もおおよそ予見していたと見るのがよし
そして人形者さんを見ましたが…
訳の判らない主護符がありまして核心に届きません…orz
普通の拝み屋さんからみたら…そら断ります。俺だって(ボソッ)

この主護符がおたきさんなのか、対おたきさんなのかすら不明
後は、人形者さんまちで幾つか聞いてから考えます。



667 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 20:09:25 ID:XxMwnPSp0
無事にホテルに辿り着けたのですね良かった!
人形者さんには主護符があるとのこと
神社仏閣に出入り禁止なのに、一体誰がそんなものを?そのキーマンさんなんでしょうかね
にしてもキーマンさんは昔(人形者さんが生まれる前?)の方のような印象ですし

一番ありそうなのは、お父様が人形者さんのために(生まれた時?)に
どなたかに頼んだという線ですが、それなら聞き出すのは難しいですよね
それともその主護符、血統で自動的に受け継がれるものなのでしょうか



668 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 20:15:21 ID:adyHb+HcO
家筋でつけてます。
多分古い時代でしょう
今風のナウいヤングな私では、何がされてるのかすら判りません。
ただ、悪い様にはなってないと思います。
呪いではなく 主護符 だろうと思います



677 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 21:04:43 ID:w0WiC2VNO
帰ってきたらすごい情報が続々と…パパさん、郷さん霊視サンクス
名無しのみんなも情報提供サンクス
まさか「おたきさん」「おたまさん」が守りの役目果たしてくれてたなんて微塵も考えてなかった
教えてもらった神社に電話すれば何かわかるだろうか
これほど情報があれば負けない気がする。
だが燃やされてたらアウト…なのか?

あと本家改築されたばっかだ。えらい綺麗になってるらしい
今叔父と従姉達が住んでるんだが祠なんてあったかな…

ニーチャンのお骨はカーチャンも持って来たがってるんだが、まだ新潟にある
自分も暇が出来れば持ってきたいんだが…。
ジーチャンの分骨も意味わからん
他には誰も分骨されてない。

調べてもらった歴史も深くて全部はレスしきれないんだが、
やたら京都に引き寄せられる理由はそのへんかと納得した。
神社と寺ばっかで苦労するのに、行かざるを得ない状況になるんだよ度々。

あと諏訪神社なんだが、その呉服店てもう潰れてるはずだし新潟市近くじゃなかった?
自分の勘違いか。
だがたしかに諏訪神社と聞いた気がするんだが。

そういやパパさん14:10かそこら辺りで霊視してませんでしたか
電話連絡の用があって会社で携帯使ったら、
呼び出し音の代わりに女の叫びか泣き声みたいなのが聞こえましたよ
書き込み時間見てもしかして、とか思ったんですが。



679 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 21:19:57 ID:tto3fmjyO
人形さん、お疲れ様です!
お祖父さま…家に内緒で改宗とかされたんですかね(分骨)?
人形を使う巫女さん(シャーマン?)とか、お家に関わりありませんか?
土着の、独特な信仰というか。
何となくですみません。



684 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 21:31:37 ID:w0WiC2VNO
土着信仰とかは聞いたことないです
人形を使う巫女とかもさっぱり
そういうの縁ないです、知る限り
自分人形者だけどそれをなにかに使うわけでもないし
ジーチャンは自分が生まれる前に死んだんで
そこもさっぱり…スマン



685 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 21:34:45 ID:adyHb+HcO
霊視どころか、何かとドライブしてました。
ちょうど新潟→東京向きだったので多分、(私が人形者さんと合うと)勘違いでもしたんでしょう

中央車線で止まる車や、何故か飛んでくる小石、荷台から落ちてくるゴム、意味もなく絡んでくるヒモ等
初めは、隣に乗ってるなんて気付かず、
明王護符とか破救呪とかやってましたが、どうにも改善しないから、よくみたら
助手席の人はシートベルトしてねサインが点滅したり…

運転中とは言え、普通は相当効く筈の破救呪が通用しなかったのは、結構あせりました。
ちょうどそれが外環→常磐道のあたり



690 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 21:47:17 ID:w0WiC2VNO
郷さんはじめまして。
この度はホントにご迷惑をおかけしてます

てかパパさん危なかったんですね…無事でよかったです
パパさんにも迷惑かけたみたいでホントすいませんでした
…てことは、あの電話口の泣き声だか叫び声だかは、
自分に関わろうとしてた人がいたから、霊だかなんだかが邪魔したって考えていいんでしょうか



691 :郷ひみろ@出張中。。。 ◆GoHeal/lVY :2009/07/07(火) 21:52:35 ID:idru6QuXP
うう~・・んどうでしょうか。。。。
今の状況でその判断は非常に難しいかと思います。。。
『存在アピール』とも取れますし・・・



692 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 21:56:44 ID:adyHb+HcO
危ないっつか洒落にならないwwww
ってか、神職やっててホントに良かった!! 車に売るほど護符あるし…位です。
本家って古い家ですよね。
天井裏に神様がいた筈ですけど…それの神体とか…どっかにやっちゃいましたかね?



693 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 21:58:44 ID:w0WiC2VNO
あの泣き声は今の時点では判断材料にならないのか…
やっぱり「おたきさん」達探すしかなさそうですね
ヒントもらったし探してみます
サンクスです


695 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 22:04:39 ID:w0WiC2VNO
パパさんホントすいません!
でも天井裏の神様とかご神体って初耳だったんでちょっと叔父に電話してみます
神職の人ってすごいなぁ、丸見えなんだ…



700 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 22:15:46 ID:adyHb+HcO
今、人形者さんにお願いしたい事。
まず、日本酒・鋏などの儀式の出所(発案者)を探す
その人なら、おたきさん達の行方と由来を知ってる筈
そして、そんな儀式を知ってる位だから対応法も知っているかもしれない。
あと…諏訪神社は関係ないと思います。



703 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 22:35:22 ID:w0WiC2VNO
叔父と従姉との電話を終えて見に来たら、なんというナイスアイディアの連発…!
今日は時間見て明日また電話してみる
天井裏の神様の話したら、前に青大将が住んでたそのことじゃないかと聞きましたよ。
でもそれってご神体なんでしょうか?
今はいないそうです



706 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 22:44:05 ID:adyHb+HcO
いや…蛇は蛇だよ…
屋根組の頂点にちっさくやぐらが…とここまで書いて気付いた。
屋根裏の東西南北に四神を組んでるかも…土着信仰じゃなくて奇門遁甲かもしれん
なら鋏と赤い人形に符号する。


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599 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 08:43:58 ID:w0WiC2VNO
質問はあいまいで困らせてしまうかもしれませんが
今自分に何が起きてるのか?家系の問題ってなんだろう?脱出法はあるのか?などです。
歳は26歳女性、戌年です。
家紋は三柏としか聞いていません。
三柏といってもいろいろあるのでそのうちのどれなのかまではわかりませんでした。
ここまでしかわからないんですがお願い出来るでしょうか?

というか鞠とビー玉はそんなに不味いものなんですか?
廃棄すべきかどうかも教えてもらえれば大変助かります。





601 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 09:14:59 ID:w0WiC2VNO
あと書き忘れましたけど、一番は「おたきさん」「おたまさん」が何者か知りたいです
お願いします



600 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 09:12:36 ID:oScIZrTRO
牧野柏って家紋があるね。



603 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 09:21:02 ID:7lzuzwvI0
柏(かしわ)だけでもたくさんあるのですね


604 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 09:21:13 ID:w0WiC2VNO
え?じゃあ牧野柏なのかな?
それ、三柏の種類なの?三柏のどれかってきいた気がするんだが…



605 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 09:39:30 ID:tvYoO0m00
家紋には詳しくないんだけど、三柏って柏の葉っぱが三枚のもの全般を指すのかな?
だとしたら牧野柏は三柏だよ
↓こんな感じ
「丸に牧野柏」



606 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 09:39:56 ID:adyHb+HcO
丸に三つ柏が牧野家だな…牧野さんですね
わかります><



607 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 09:47:53 ID:w0WiC2VNO
ちと待ってスマン、サンクス!
ニーチャンの位牌の金色んとこで確認したら、丸に牧野柏だ!小さいけどこれだ

あと補足だけど叔母が亡くなってから神社仏閣立ち入り禁止になったんだって信じてたのは、
位牌があったからってのもあるんだ
よくわからんが位牌って寺入らないともらえないもんだと思って。



608 :本当にあった怖い名無し2009/07/07(火) 09:49:43 ID:+msK+ZeQ0
人形者さんおはようございます
通りすがりの日本史オタです

人形者さんの家系が代々庄屋なら、新発田藩ではなく長岡藩領の確率が高くなります
牧野家の話をされるということは、おそらく長岡藩領だと思いますが
栃尾はどちらかというと、反牧野(というより親上杉)だったようです
ここにある常安寺というお寺が、上にも書いたようにてまりにゆかり深いのですが、
人形供養をやっているかどうかまでは調べがつきませんでした

牧野柏ということは、かなり牧野家とゆかり深いお家柄だったのではないでしょうか
牧野柏は、当然というかなんというか、長岡藩牧野家の家紋です



609 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 09:52:33 ID:+msK+ZeQ0
藩主と同じ家紋を使わせてもらえたのだとしたら、
かなり重用されていたことになるのではないでしょうか
また、明治維新以降に家紋として使うようになったのだとしても
牧野家の下で庄屋であったことを誇りに思っている家系だったということになると思います



610 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 10:10:38 ID:w0WiC2VNO
通りすがりの歴史オタさんサンクス!
つかなんか自分家がすげぇことになっとる…知らんかったこと多すぎ
家紋とか話だけでそこまでわかるのか

てことは単純に考えるとあの親子人形は栃尾の関連でウチの家系を憎んでるとか?
栃尾で亡くなったのかはわからんが、叔父が40代でいきなり亡くなってるし…
もう可能性多すぎてわからなくなってきた
核心に触れかけてる感じもするんだが



611 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 10:26:24 ID:+msK+ZeQ0
上の日本史オタです
このあと出かけてはしまうのですが、
他に何か聞き覚えのある単語とかありましたら、お調べすることはできると思います
なにかご協力できることがあればどうぞ

新発田藩は庄屋の仕組みがちょっと特殊で、世襲制度ではなかったようなので、
代々庄屋ということでしたら、おそらく長岡藩の庄屋さんだったのではないでしょうか

栃尾は長岡藩領で、
旧栃尾市といいましたが、三年前に長岡市に編入されました
また、>>607の位牌の件ですが、お寺のほうにお位牌がないという場合もあります
それから、お兄さまや従姉さんや伯母さまには戒名がありますか?
伯母さまの戒名がわかれば、その戒名から檀家寺の宗派がわかるかもしれません

伯母さまが檀家寺に人形を収めたとは限りませんが、まず最初に
相談に行くのは檀家寺ではないでしょうか
江戸時代、すべての日本人がお寺の檀家となりました
もし古くから神社仏閣立ち入り禁止だとしても、庄屋の家系が寺の檀家でないということは考えられません

お父さまの具合、少しでもよくなるといいですね
お大事にしてください
人形者さんも、たいへんだとは思いますが、ご自分のお体もお大事にしてくださいね



612 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 10:35:22 ID:+msK+ZeQ0
それから、栃尾の手まりは、もともと栃尾紬のあまりから作っているので、材料は絹糸のはずです



613 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 11:39:15 ID:w0WiC2VNO
パパさんの霊視?って時間かかるんかな
そろそろ会社に移動せんといかんので、もしレスがあったら夕方以降になら返事できると思う
みんなサンクス



617 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 12:04:01 ID:JJpd4qskP
人形者さん、日本史オタさん、そしてパパさん。
牧野家と火事、民間信仰について調べてたら興味深い事が分かってきたよ。
興奮してて文章まとまってないかもだけど、ちょっと書き出してみます。
人形者さん本家と牧野家との特別な繋がりについて、もしかしたら関係あるかも?

・享保13年3月、『三蔵』という者の放火により、長岡城下に大火が起きた(三蔵火事)。
・火元となったのは『山本ゴイ』という、瞽女(ゴゼ)の女性の家で、火事の後、町払いを命じられた。
・山本ゴイは牧野家とゆかりのある女性だった。
(藩主の娘であったが生まれつき盲目だった為、家臣の山本家へ養女に出され瞽女となった)
・かつては村の庄屋や名主の家などが瞽女のために代々無償で宿を提供し世話をしていた。
(人形者さん本家が庄屋だったのなら、
牧野家ゆかりの山本ゴイという女性とも当然関わりがあったのでは?と)



618 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 12:20:30 ID:adyHb+HcO
流石に仕事中は無理です…
夕方やります



621 :パパ ◆a0eedmVh1M:2009/07/07(火) 14:34:27 ID:adyHb+HcO
人形者さんへ
おたきさん達はは貴女のお家を御守りするものの様です。
現状、安置だそうですが微妙な状態だったようです。
お酒とほにゃららの儀式は、おたきさん達の変わりです。
これからとしては…おたきさん達を何処に安置して、今もあるのか?を調べる。(お父様に聞く)
鞠とビー玉は、お知らせなので身代わりの近くに置く。捨てたりしない

今、一緒にドライブをせざるを得なくなったので、暫く色々聞いてみますが、
こんなドライブしてて、私のMPが持つかどうか…orz



626 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 15:31:09 ID:adyHb+HcO
おたまさん、おたきさん とベッドを揺する方は、違うかどうかは今ん所わからないです。
ベッドを揺すって注意してるのかも知れないし…
ドライブ相手は、お帰り頂きました。
オーディオ止めたり窓開けたり車ゆすったり…本当にいたずらさんなんだから…(///)

人形者さんちの一族で家を建て替えた方(この二年で)が、
家自体にいた守り神(もりがみ)もろとも旧家を潰してしまったかも知れません。
古い一族なら、庭の祠とかでしょうか…
そこで家内安全が崩れて、色んな事が五月雨式に降ってきている。こんな感じ
生きてホテルに帰れたら…見れるかな


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539 :パパ ◆a0eedmVh1M:2009/07/06(月) 21:51:11 ID:Ip4IBOwZO
鞠とビー玉について何か語った方がいいかな?
私見になりますけど…





554 :本当にあった怖い名無し:2009/07/06(月) 22:15:46 ID:Ip4IBOwZO
一応、鞠とビー玉については、何の先入観なく見ましたが、
何かが定常的についている物では無さそうです。
いわゆる「呪われた」何かではないと思います。
しかしながら、術式は判りませんが「媒体」です。しかも術式が判らないので、何とも言えませんが
件の土地にも 土着信仰あると思いますが、
その流れを汲む寺院や神社で、これらの本体(市松人形?)を安置もしくは供養しているかも知れません。

更にいうなら、前回の火事に関連も元が危ういかもしれません。
(火事などのトラブル)すら、因縁が原因で市松人形を護符として女系で継いできたが、
何故か護りきれず人形者さんのところに因縁がでている
そして、処置を急ぐべきかと思われます。
元々あるはずのないただの「媒体」が出てくることがかなり悪い知らせかも知れません。



560 :本当にあった怖い名無し:2009/07/06(月) 22:45:41 ID:Ip4IBOwZO
一族で神社仏閣に立ち入らない禁を科して、女系に守護人形を置く形
その土地の人ならわかるかなぁ…とは思います
鞠とビー玉は人形が安定していた時に御供え的に近くに置いた物でしょうか…
まぁ推論ですが…
奥羽辺りは、一杯地域信仰あるから、その辺かも知れません。



561 :本当にあった怖い名無し:2009/07/06(月) 22:54:57 ID:LlAYOfQC0
日本史オタです
平成18年まで栃尾市でしたが、現在は長岡市になっている常安寺では、
栃尾てまりまつりというお祭りがあります
栃尾紬のあまり糸を使って、家内で手まりを作っていたようです

ちなみに、栃尾市は旧長岡藩領地内でした
一揆頻発地域でもあったようです
常安寺は上杉謙信ゆかりのお寺ですが、境内には火の守りである秋葉神社があります



562 :本当にあった怖い名無し:2009/07/06(月) 22:56:36 ID:tUbC4n7TP
長岡市はゴゼと関連の強い地域でもあったみたいですね。
山伏信仰、ゴゼ、イタコ、・・・地域信仰というとこの辺り?



563 :本当にあった怖い名無し:2009/07/06(月) 23:03:26 ID:4DxELIGR0
人形者さんの調べによると、伯母様が亡くなられた後で
神社仏閣におたきさんを納め、それから立ち入り出来なくなったとか。
(おたきさんが家系に受け継がれている間は出入り出来ていたのかな?)
>>92の悪夢避けは一般的ですか?
枕元に水、清酒、はさみ、人形、赤い紙に一族の苗字+実在しない人の名前



564 :本当にあった怖い名無し:2009/07/06(月) 23:15:08 ID:Ip4IBOwZO
ああ…こんなレスがあったんですね。
納得です。
赤い紙のくだりは、式ですね



567 :本当にあった怖い名無し:2009/07/06(月) 23:46:03 ID:vEo2b+T60
「祟り神」と「庄屋」という言葉から思い出したのですが
江戸時代、年貢の取立てのきつさ等を農民が将軍に直訴すると処刑されたそうです。
その際、藩主庄屋など関係者一同へ「後の代までも」と呪いの言葉を残していったそうです。
その後やはり祟りがあるので、その農民を「義民」として神社に祀った。
(有名所では佐倉惣五郎)
なんて話を、思い出しながらスレをみてました。

佐倉惣五郎は千葉の人ですが、
新潟にも義民を祀った「正吾神社」があるようですし、義民祭りというのもあるようです。
日本史オタさんのレスでも、義民の祟りによる火事の件がありました。



569 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 00:32:19 ID:JJpd4qskP
パパさん、霊視ありがとうございます。

>女系に守護人形を置く形
「(人形者さんの家系の)本家の女性に伝わっていた」という点から調べてみましたが、
信越地方には家刀自の女性を中心として、家庭内の祭祀を独自に執り行う習慣があったそうです。
しかし、こうした民間信仰はしばしば弾圧の対象となった歴史もあるので、
『一族の者が神社仏閣に立ち入らない』というのも、
差別や弾圧を恐れての事・・・とという可能性もあるのかも?

人形を媒体(寄り代)として、神(善神か悪神かは分からんけど)を降ろし祀るというのは、
"オシラ遊バセ"が形態としては近いのかな?



570 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 01:08:23 ID:OZ7EkVEkO
画像の手鞠はまさに上掛け千鳥かがり・菊かがりという技法で刺繍されたものみたいです。
それらでググったら画像とよく似た手鞠がたくさん出てきました。
手鞠の産地は各地にあるけど
産地によって刺繍糸が木綿か絹かに分かれるので、
画像の手鞠が木綿か絹かわかればもしかしたら産地が絞れるんじゃないかな。



575 :523:2009/07/07(火) 02:08:28 ID:xm0HXTMVO
不吉な事だけ書いてしまったので、補足…
手鞠、母が娘にお護りとして渡す事もあるんだよね…中に護りを入れて。
それだったら良いなって…
とりあえず、念を送っておきます!
人形者さんを、あたたかいものが護ってくれますように



579 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 02:54:34 ID:VnaEhrjoO
鞠本体に関する事(今後の取扱についてと言うか)で書き込みます。
ググったところ某サイトのweb辞書では、
手鞠 手毬 - 綿を丸めて芯とし色糸を固く幾重にも巻いたもの とありますが
実際は昔の物なら、多くはないでしょうが綿でなく人髪が入っている物もあっただろうと思います。
多分いま60代前後くらいから70代以上くらいで手鞠など和の物の手作り経験の豊富な人、
身近な環境だった人なら知っている人も居ると思います。
(自分が過去に触った事のある人髪使用の物は別にオカルト的意味は無く、
鑑賞用インテリア用として家族が知人から貰った手作りの品でした)

確か人形者さんは鞠とビー玉を普通に
(オカルト的な対処はこれといって特に施さず)自宅の部屋に置くことにしたと、
以前本人のレスの中にあったと思うんですが
鞠の取扱に何か特別な事が必要(もしくは出来れば行なうとよい)なのかどうか、
そうならばその場合の具体的な案など、知識をお持ちの方や視れる方の見解を伺えたら、
人形者さんに役立つ事もあるのではないかと思い書き込みました。


584 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 07:06:27 ID:w0WiC2VNO
今日は介護のいろいろな手続きがあるんで半休取れた。
ホントに待たせっぱなしでスマン。

「おたきさん」に「おたまさん」がプラスされたのは、
卑怯なテかも知れんがトーチャンが検査用髄液抜かれて麻酔でボケッとしてる時に聞き出した

「おたきさん」と「おたまさん」は引き離してはいけないから一緒に供養したらしい。
朦朧としてる上に、病気?で舌がもつれてるんで話を理解するのに苦労した
ただなぜか牧野家にかんしては、やたらめったら誇り深げに話していたのが印象的だった

ちなみに病名はまだ全くわからん。
あとトーチャンカーチャン承諾のもとで供養だか目眩ましに必要なものを二人の枕元にも置かせてもらった
病院のサイドボードが異様なことになってて、看護師さんが引いていたが背に腹は変えられん。

次、検証してもらったことについてレスを。



589 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 07:35:28 ID:w0WiC2VNO
まとめ作ってくれた人にまずお礼を。
かなりわかりやすいと思ったよ。thx

でまず長岡藩と新発田藩についてだが、新発田藩の話は初めて耳にした
生まれてこのかた、その話は聞いたことないんで多分関係ないんではないかと。
トーチャンは火事も洪水も両方体験してて、
洪水の時は一家総出で誰も家におらず流されずに助かったらしい。
ただこの火事で「おたきさん」焼けなかったんか?とは思ったが。

一揆に関してはあっただろう、という予測しか出来ない
トーチャンもそれは知らんつってた。
鞠とビー玉の解析してくれた人もマジサンクス
今弁当袋に一緒に収めているが、気味悪くて開けられん。
影ん中にあの母人形いるみたいに見える…
というかポーズまでそっくりで錯覚だとしても気持ち悪すぎる
だが捨てるのも怖くてどうにもならん…どうしよう

ちなみにパパさん探してるんだが、VIPで検索かけまくっても見つからん
誰か教えて欲しいんだが…クレクレでスマン
他にもレスの取りこぼし満載でスマンのだが、急いで気になったトコをピックアップした
あとカーチャンはピンピンしとる



590 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 07:44:27 ID:w0WiC2VNO
あと栃尾の地名はやたら耳にした。
たしか一番下の叔父が住んでた気がするがあいまいな記憶なんで違うかもしれん
それとたしか諏訪神社は亡くなった叔母が勤めてた呉服屋の近くだ
カーチャンの家のすぐ近くだったから覚えてる。
このへんはあんま関係ないか



591 :パパ ◆a0eedmVh1M:2009/07/07(火) 07:47:03 ID:adyHb+HcO
パパの野郎は何処に…



594:人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 08:05:25 ID:w0WiC2VNO
パパさん!すぐに来てくれてありがとうございます
直接やり取りする機会がなかったんでいろいろご意見ききたいんですがいいですか?
必要な情報あったらカキコします



595 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 08:07:29 ID:kqYqxgUTO
人形者さんお疲れさまです!
無事でなによりだけど、介護って…お父さん、相当ヤバイんだね…。
月並みな事しか言えんが、お大事に(´・ω・`)
今日はスレが進みそうな予感



596 :人形者 ◆93wXL.9pvM:2009/07/07(火) 08:13:28 ID:w0WiC2VNO
トーチャンはほとんど体が動かなくて、移動は車椅子
しゃべるのも体力いるらしい
心配してくれてサンクス



597 :本当にあった怖い名無し:2009/07/07(火) 08:20:34 ID:adyHb+HcO
ご質問の内容によって、聞きたい事が変わりますが、
霊視的な必要性があるなら、年齢・性別・干支があれば良いです。
見た上での見解は、わかるようにしますが、鞠とビー玉以外は、まだ特に見ていません。
※見ようとしたら…ヤバそうなんで、基本やめた…orz

あと…家紋の名称わかりますか?
古い家筋の場合、これがあると結構楽です。


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◇ 心霊ちょっといい話◇


703 :1/2:2005/06/06(月) 11:59:52 ID:PVWq6aLW0
今朝の話なのですが、
周りに言っても信じてもらえそうにないのでここで。


彼氏の家はお父さんが10年前に亡くなり、 それからお母さんは何もやる気が起こらず
家の中が荒れ放題。
そんな中、お母さんが事情で突然半年ほど実家に帰ることになったので、
彼氏の自炊の手助けと掃除をしに、家に上げてもらいました。

私が勝手に片付けるわけには行かないので、いろいろ彼に指図すると、
「親父の葬式の時にここに置いたきり」というものがごろごろ。
食品類や調味料も、ちょうど10年前の賞味期限のものが山のように。
とても人が住んでいた家とは思えなくて、その日の夜自分の家に帰って泣きました。
お父さんが亡くなってから、この家の時間がすっかり止まっちゃったんだなぁと。


少し前に占い師に霊感があると言われたことがあったので、
泣きながら彼氏のお父さんに、
「いくら悲しいことがあったからって、このままで良い訳がないですよね?」
と話しかけてみました。一方的に。会ったことないのに。
しかも布団の中で。

「何も知らない私が嫁にいって、10年間の積み重ねを全部落とすのがいいことなんだろうか。
でも、それは彼のお嫁さんになった人にしかできないことだよね」なんて。

ひとしきり泣いた後、
いやあ、自分に霊感なんてあるわけナイナイ。
泣いてすっきりした。
また来週お掃除に行こう、と思い直して寝てしまいました。





704 :2/2:2005/06/06(月) 12:02:38 ID:PVWq6aLW0
朝起きたら、私の母がおはようも言わず「変な夢みちゃった」と第一声。
母には昨日彼氏のうちに行くとも言わなかったし、
まさかいやそんなわけないよねぇ、と思いつつ話を聞いてみました。


部屋が暗くて顔が見えないんだけど、
男の人が居間に座っていて、結納の品を山のようにもって、ひたすら結納の口上を述べている。
脇に私と彼氏がいるから、多分彼氏のお父さんだろうけど、
でも亡くなったって言っていたような・・・あれ?
ともかく突然のことだし、
「座敷のほうでお茶でも」と勧めても聞かず、
その顔の見えない人は、大きい車に乗って帰ってしまったと。


これは・・・嫁にきて掃除をしてもいいよってことなのかな、お父さん。
今朝出勤前に、『お父さんに線香あげといて』と彼氏にメールしておきました。

とりあえず私は嫁に行けば良いですか?



705 :本当にあった怖い名無し:2005/06/06(月) 12:10:58 ID:hfz4WSfmO
行け。
彼岸から、わざわざ結納の挨拶に見えたんだ。
迷わず行け。


764 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 16:05:50.25 ID:bF0Uc9mD0
ちなみに俺、というか俺の友人が助けてもらった一回が、
二年ほど前に製作者が突然死した時な。

製作者とは偽コトリバコの一件以来、あんまり連絡とってなかったんだけど、
ある日別の友人を通じて「死んだ」と知らされた。

まだ若くて特に病気もなかったのに、自宅に戻って朝起きてこなくて……というパターンだ。





765 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 16:09:25.96 ID:bF0Uc9mD0
この時例のハーフ男がいきなりふらっとやってきて、
「あの人死んだんでしょ。手作りのものを誰かにプレゼントしてると思うんで、回収してください」
って、すげー無茶を言われた。

意味不明だと思いつつも、俺は友人に連絡とって、
とりあえず製作者が作ったアクセサリーを回収しまくった。
集めたそれを、ハーフ男は分別して、ヤバそうなもんだけ持っていった。

そのうちの一つ(指輪だった)は、なんかもう俺が見ても、これちょっと……ってなるようなものだった。
造形が気持ち悪かったとかじゃないのにな。



766 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 16:17:45.28 ID:bF0Uc9mD0
ハーフ男いわく、
「あー半分は俺のせいかもですね。
あんたらの悪戯の一件で、自分が本物を作れることに気がついちゃったんだと思いますよ。
早死にしたのもそのせいでしょうね」 だそうだ。


幸いにというか、あの一件以来俺は距離を置いてたので知らなかったんだが、
製作者は以前にもましてアクセサリー作りに精をだし、作ったものは気前よく人にあげてたそうだ。



767 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 16:21:25.08 ID:bF0Uc9mD0
一番ヤバい指輪を貰った俺の友人は、
そうとは知らずに、製作者が片想いしてた女と結婚した男だった。
個人的に『祟られ屋の呪詛バージョンの血筋』ってのが笑えない。

「そういう知識がなくても、先祖から引き継いだ血ってのはバカにできませんよ」
ってハーフ男に言われたのが、なんか印象に残ってる。


今は海外にいるらしいけどな、ハーフ男。
またいつかひょっこり連絡あるんじゃ…という予感があるんだが、
連絡あるってことは、俺の周辺にそういうトラブルが発生した時だと思うと、ちょっと複雑だ。



768 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 16:21:40.60 ID:DmcoTMjL0
ハーフ男は持ち去ったコトリバコをどう処理したん?



769 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 16:29:20.88 ID:bF0Uc9mD0
ハーフ男に直接聞いたけど教えて貰えなくて、
結局弟から聞かされたのは、「焼いて灰にして、その灰を容器に詰めて埋めた」だった。
でも本当かどうかわからん。

後で弟を通じて酒屋の領収書がきた。
値段的にはかなり上物の清酒が二升分だった。



771 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 16:35:38.31 ID:bF0Uc9mD0
ちなみに二回目はわりと最近、二年くらいだっけ?前の話だ。


会社の同僚の妹が交通事故死して、妹が同僚の夢枕に立つようになったんだよ。
なんか寺に行ったり神社に行ったりしたけど効果なくて、同僚はある日階段から落ちて大怪我した。

この時もハーフ男がいきなりふらっとやってきて、しばらく同僚の家に泊りこんだ。
それで怪奇現象はおさまったらしい。


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コトリバコ 4
コトリバコ 5
偽コトリバコ 1
偽コトリバコ 2



ほんのりと怖い話スレ 


747 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 14:57:31.86 ID:IN4OURJG0
コトリバコで懐かしくなって思いだしたので、ちょっと語ってみる。

まさにコトリバコが流行った当時、
これをネタに自称霊感女をひっかけてやろうぜwwwといいだした友人がいた。
早い話が、コトリバコらしき物を自作して、いかにも曰くありげに見せて怖がらせよう、と
……まあ、悪趣味な話だ。

普通だったら誰かが止めるんだろうけど、
その自称霊感女はこれまで色々やらかしてたこともあって、
言いだしっぺとは別の奴が、偽コトリバコ作りを引き受けた。




748 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 15:01:25.80 ID:IN4OURJG0
この偽コトリバコを作った奴、俺らの仲間内ではなんていうか、
地味であんまり目立たない奴だった。
でも手先は器用で、自分でアクセサリー作ったりとかしてた。

そんな奴が、箱じゃないんだけど……なんていうんだ、茶道で使うナツメっていうんだっけ、
あれを古道具屋で安く買ってきて、いかにもそれらしく細工したわけだ。
そして「うちの蔵を片づけてたら~」な役目は、言いだしっぺが引き受けた。



49 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 15:07:05.01 ID:IN4OURJG0
んで一週間くらいかけて仕込みをしてさ。
コトリバコを参考に、言いだしっぺが「この前実家に帰ったらさ~」と
飲み会などで話を持ち出し、自称霊感女の興味をひいた。

別の奴は「そういえばネットでこんな怖い話みたんだけど!」と、
これまた自称霊感女に情報を与え、誘導していった。

言いだしっぺの実家は、ほんとに昔武家屋敷だったとかで、説得力はあったと思う。
ちなみに製作者は言いだしっぺに偽コトリバコを預けてからは、
俺らの中に混じって素知らぬ顔で、自称霊感女と接していた。



751 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 15:18:51.06 ID:0RZA4Ur/0
んで他の友人の結婚式の打ち合わせでファミレスに集まった時、
言いだしっぺが「そうそう、この前言ってた、蔵の中で見つけた変なもの、今日持ってきたんだ!」
と、偽コトリバコを取りだした。

見た瞬間「ヤバいよ、これヤバいよ!」と騒ぎ始める自称霊感女。
そしてネットで見たとは言わずに、
いかにも自分が関係者のような顔をしてコトリバコの説明を始める自称霊感女。

俺はそんな彼女を無視して
「そんなの作り話だろwwwwwこれ開けてみればいいじゃんwwwww」と、偽コトリバコを開ける役目だった。
この時点で、偽物の中身は知っていた。



753 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 15:30:00.17 ID:d2/n4PtF0
ちなみに偽物の中身も、今思うと本当に悪趣味なんだが、本物に似せていた。
おもちゃ屋で悪戯グッズの指買って、血みたいに塗ってさ。

まあ冷静に考えれば、
本物だったら中に入ってるのは干物状態だろうなと想像はつくんだろうけども……


とにかく俺は、本気でおびえる自称霊感女と、
心配そうに見守るフリをする仲間の前で、偽物を開けようとしたわけだ。



755 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 15:33:17.53 ID:d2/n4PtF0
見守る皆が「やめなよ!」とか「やれやれwww」とか煽るなか、俺は偽物の蓋に手をかけた。

けどこれがあかないんだ。
すっげー硬いの。

思わず製作者のほうを見ると、製作者も「???」な顔をしていた。
それでもムキになって開けようとしていると、不意に誰かが俺達の席に近づいてきた。

「あんたそれ絶対開けるなよ」
って突然声をかけられて、思わず振り返ると、ハーフっぽい顔の男が立っていた。



756 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 15:37:45.03 ID:d2/n4PtF0
ハーフっぽい男は俺の手から偽物を取り上げると、
俺達をじろっと睨んで、
「どうせ要らないだろ?これ。貰ってくわ」と言い捨て、さっさと店を出ていった。
残された俺達はポカン状態。

いったい何だアレ?もしかして誰か仕込んだ?とか思ってると、
さっきの男の連れらしいのが話しかけてきた。
(なんで連れって判ったかというと、
店を出て行く男に向かって「おいちょっと待てって!」と声をかけていたから)

「あー…なんかごめんね?あいつ変わってるでしょ。でもまあ許してやって」
とか適当なことをいいつつ、支払済ませて出ていった。



758 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 15:41:02.03 ID:d2/n4PtF0
ちなみに自称霊感女は、
男が偽物を持って出ていった後、安堵のあまりガチ泣きしてた。

俺達は肩透かしをくった気分だったけど、
当初の目的だった「『称霊感女を本気で怖がらせる』ことができたので、
モヤモヤしつつもまあいいか……となり、その日は解散した。


びっくりしたのは数日後。
怪しいハーフ男は、当時大学生だった弟の同級生だった。
仕事終って会社を出たら、弟とそいつが待ち伏せしてた。



759 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 15:45:11.95 ID:d2/n4PtF0
弟には自称霊感女が起こしたトラブルや、今回の偽コトリバコのことを話していた。
それがどこでどう繋がったのか、正直気持ち悪かった。
知り合いだと紹介されて、
最初は俺らの計画を止めるためにわざわざやってきたのか??とか思ったんだけど、
俺らが集まったファミレスにハーフ男がいたのは、本当に偶然だったらしい。
まあ弟とは生活圏被ってたから、奇跡的な偶然てわけじゃないかもだけどな。

俺の顔を見て開口一番、
ハーフ男は「ああいうの、もう作らせない方がいいっすよ」と言ってきた。



760 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 15:47:33.42 ID:d2/n4PtF0
最初は悪戯のことを言われてるんだろうなと思って、
俺らもハーフ男の介入があったおかげで、かなり悪趣味なことしたよなー… という自覚があったので、
年下に説教される我が身を恥じつつ、
「うん、まあ、もうしないわ」とか言ったのね。

そしたらハーフ男はため息ついて、
「オカルトとか好きなんですよね?だったら本当にヤバいものがあるってこと、なんとなくわかりません?」
と言った。
背筋がぞわっとした。



761 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 15:51:24.09 ID:d2/n4PtF0
「あれを作った人は、その気がなくてもそういうもんを作っちゃう人です。
たとえ中身が本物じゃなくても、
相手に対してなんらかの悪意があれば、本物に近いモノになりますよ」

ハーフ男はそれ以上詳しい説明はしなかったけど、なんか腑に落ちた。
製作者は学生時代、自称霊感女に振られたとか、
霊感女のせいで当時の彼女と別れたとか、そんな話を聞いたことがある。

どっちも俺にとっては後輩で、
詳しい話を聞いたわけじゃなかったけど、 偽物作って騙そうぜwwwとなった時、
製作者がやたらと張り切ってたのを思いだした。



762 :本当にあった怖い名無し:2013/10/22(火) 15:56:48.67 ID:d2/n4PtF0
弟はもうちょっと、ハーフ男から色々聞かされてるらしかった。
なのでしばらく経ってから、酒飲ませて色々聞きだした。
ハーフ男に対する興味もあったしな。

弟から聞き出せたのはこんなかんじ。

・ハーフ男は本当にハーフ。母親がロシアだかあのあたりの出身。
・霊感相当強いらしいけど、滅多なことではそれに触れない。
・本当にヤバそうな時だけ、的確に動く。
・偽物製作者は言ってみれば、祟られ屋の呪詛専門バージョンみたいな血筋の生まれ。


マジで?と思ったけど、弟を通じて関わりができてから、
二回ほど思わぬタイミングで助けてもらったからなぁ……



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911 :黒い貴婦人:2007/03/22(木) 00:17:01 ID:z8xRvYYwO
俺は全力で走った。
気持ちばかりが先を走るが、体はイメージ通り走ってはくれない。
全身が泡立つのを感じる。
怖いなんてもんじゃない。捕まれば終わりだと、漠然と確信する。

「わたし優しくされたの初めて」
耳元で聞こえる筈の無い声が囁く。
「わたしと…」
優しく肩を掴まれた。赤いマニキュアの指が見えた。
さらに耳元で囁く。
「一緒に…」
俺はかすれた悲鳴を上げてそれを振り払い、走り続けた。
「うふふふふふふふ」
笑い声があちこちから聞こえた。
あまりの恐怖で気が狂いそうだった。

制服のシャツの背中を、何本もの手が掴もうとする。
背中に爪が食い込むのが分かった。
なにかが背中に触れる度に、恐怖が皮膚の下を這い回る。
頭の先から爪先まで、冷たい汗で濡れていた。
不意に頭のすぐ後ろで息を吸う気配がした。
「つかまえた」
肩の上から回された腕が、俺の胸の前で合わさる。 赤いマニキュア。
右の人差し指だけ色が無かった。
後ろを振り向かずとも、視界の端で彼女の横顔を見た。
涼しそうな唇が三日月のように吊り上がる。
「きゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃ!」
甲高い笑い声が頭で鳴り、意識が遠くなるのを感じた。





912 :黒い貴婦人:2007/03/22(木) 00:18:29 ID:z8xRvYYwO
右肩にガツンと衝撃を受け、呼び戻された。
目の前には、布を巻かれた棒のようなものを持った妹が立っていた。

「うふふふふふふふ…」
笑い声が遠ざかっていくのが聞こえた。
「お兄ちゃん大丈夫?」
妹が俺の後ろ、遙か遠くを睨みながら言う。
右肩に激痛が走った。
「…なあ、お前。俺を殴った?よな?」
妹は持っている棒を後ろ手に隠した。



913 :黒い貴婦人:2007/03/22(木) 00:19:56 ID:z8xRvYYwO
怯えながら家へ帰る途中、妹が言った。
「わたし言ったよね?余計なものに関わるなって」
霊感が異様に強い妹は慣れたもんで、怯えた様子は微塵もない。
「あんな血だらけの女に話しかけるなんて、お兄ちゃん、女なら何でもいいんじゃないの?」
「え?いま、何て言った?血だらけ?あんなに綺麗な人だったじゃないか」

恐る恐る彼女に掴まれたシャツ見た。
腕の形の赤い跡が付いていた。
彼女が触れた右手にも、べっとりと血のようなものが付いていた。
ぞっとして服を脱ぎシャツの背中を見てみると、幾つもの赤く擦り切れた手形。
気が遠くなった。

背中の手形の一つ、ちょうど人差し指に当たる部分に、
剥がれ落ちた真っ赤な爪が食い込んでいた。
うっ…
俺はアスファルトに吐き、目眩を覚え気を失った。



914 :黒い貴婦人:2007/03/22(木) 00:21:20 ID:z8xRvYYwO
次に目が覚めると、見慣れた天井。
自分の部屋だと気づき、溶けそうなくらいの安心を覚える。
小さな話し声が聞こえ机に目をやると、妹ともう一人、妹と同じ制服を着た女の子が話し込んでいた。
二人してなにかを見ているようだ。

「ね…ぐいよね…おにいさん…」
「わたしも…にいちゃ…たい…は…おもわな…」
声をかけようとしたが、眠かったので眠った。

淡い夢の中で、喪服の女が部屋のドアから顔を半分出して、俺に微笑んでいた。
不思議と恐怖は無かった。
彼女が囁く。

「何一つ幸せじゃなかった人間は、天国へ行けるかしら?」
わからない。
「うふふ。うふふ」
笑いながら、顔を覆っていたベールを上げる。
ベールに隠されていたのは、とても美しい顔だった気がする。
だが一筋、そしてまた一筋と、彼女の頭から赤い滴が滴り落ちる。
耳、鼻、目、口、あらゆる穴から血の滴が流れ始める。
瞬く間に美しい顔は、血のラインで真っ赤に汚れた。

「あなたのことがとても気に入ったわ」
しゃべる度に、唇が閉じる度に、ぴちゃぴちゃと溢れ出る血液が飛び散る。
やめてくれよ。嬉しくないよ。

「うふふふふふふふきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃ」
彼女は涼しい顔をして壊れたように笑った。



915 :黒い貴婦人:2007/03/22(木) 00:24:11 ID:z8xRvYYwO
翌朝、疲れきった体のまま目を覚ますと、机の上に何かが置いてあった。
達筆で書かれたお札だった。
ああ、昨日来てたのはあの子だったのか。
妹の同級生に神社の娘が居る。
可愛い子だったが、妹の友達だけあってなかなかの曲者とゆう印象だ。
お札の下に何冊かの雑誌が綺麗に角を揃えて置かれていた。
俺は気が遠くなった。秘蔵のエロ本だった。

「ふふふふふふふ」
ビクッとしてドアを見ると、顔を半分だけ覗かせた妹が笑っていた。
「お兄ちゃん変態…」
妹が感情の無い目で言い、俺はただ何でもないふりをした。


これからしばらくの間、夏が来る度に黒い貴婦人に怯えることになる。
いまだに彼女の笑い声が耳にこびりついて離れないでいる。

解決したと思っていたが、甘かったのかもしれない。
なんかさっきから家鳴りがひどいんすよ。
酒飲んで寝ます。
参ったな。妹いま居ないんすよね。犬がドア引っかいてるし。
明日相談してみます。とりあえず犬と寝ます。
おやすみ。



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903 :喪服の貴婦人:2007/03/21(水) 23:58:20 ID:KxU07LWCO
俺の妹は霊感が強い。
とゆうか、そうゆう家系らしい。


俺が16の時だから、妹が中2の時の夏だと思う。
もうすぐ夏休みという時期だった。

勉強が嫌いとゆう理由でDQN高校に通っていた俺は、遅刻しているにも関わらず、
喫茶店で小説を読んでいた。

冷房のよく利いた店内は天国のようで、一歩外に出ればヒートアイランド。
工事現場では、汗を流しながら土方が仕事をしていた。
地獄の釜を開けた様なとはよく言ったもので、
結構な酷暑でTVでも、記録的という言葉を記録的に安売りしていた。

こんなに熱い日は、あらゆる異常が起こりやすいのかも知れない。
アスファルトの熱で歪んだ景色は、現世との境目があやふやになっているのかも。
俺は結局学校をさぼり、バイト先のファミレスへ向かった。

おばはん達の濁声の苦情に苦笑いを返しつつ、苦行を乗り越えた体で家路につく。

駅前を通ると、噴水に黒ずくめの女の人が腰掛けていた。
多分喪服だと思う。キリスト方面の。顔が隠れるベール付きの帽子とドレス。
外人さんかな、と思いながら見ていると、目が合った気がした。
慌てて会釈をして通り過ぎた。
視界の端で、上品に微笑み会釈を返す黒い貴婦人の姿を見た気がする。





904 :喪服の貴婦人:2007/03/22(木) 00:01:24 ID:z8xRvYYwO
家に帰ると、なぜか妹が玄関に立っていた。
妹はため息をつき、リビングへ消えた。


その日夢を見た。
よく覚えてる。雷の鳴る豪雨の中を、俺は必死に駆けていた。
青白い手が俺を追いかけてくる。
俺は必死に逃げ、見知らぬ教会に逃げ込む。
なぜかもう大丈夫だと思いこんだ俺は、罰当たりにも煙草をくわえた。
お気に入りのジッポライターに火を灯すと、同時に稲光が走った。
一瞬の稲光が何かを照らす。
「うわあああ!」
俺は悲鳴を上げた。立っていた影に。
血の気の無いような色白の肌。
腰当たりまであるブロンドヘアーの下で、真っ赤な唇が清楚につり上がった。
歓喜の形に弧を描き、大きく開いた唇が視界を埋め尽くす。


そこで俺は目を覚ました。
寝汗がひどく、着ていたタンクトップが絞れそうなくらい濡れていた。


次の日もやはり学校をさぼり、喫茶店で本を読みバイトへ向かう。

バイトが終わり帰る途中、近所の女と会った。
こいつは同い年で近くのケーキ屋でバイトしていた。
一緒に帰ることになり、他愛もない会話をしながら歩いていると、駅前の噴水を通りかかった。

昨日と同じ位置に、同じ格好で座っていた。
喪服だからか、このクソ暑いのに長袖だった。



905:黒い貴婦人:2007/03/22(木) 00:05:37 ID:KxU07LWCO
やはり目が合って、会釈をすると微笑みと会釈が返された。
俺は何となくいい気分で家に帰った。愚かにも。


家へ帰ると、妹がリビングのソファーで横になっていた。
足下には飼い犬三匹が眠っていた。
うちは両親とも共働きで、夕飯は俺が作ることになっていた。
しかしその日は珍しく、妹が夕飯の用意をしたらしい。
テーブルの上にはすでにカレーが置かれていた。

「珍しいな。遅くなって悪かったな」と言うと、妹はテレビのリモコンをいじりながら言った。
「お兄ちゃんさあ、あんまり知らない人に関わらない方がいいかもよ」
そのときは意味が分からなかった。
妹が意味分からないのはいつもの事なので、聞き流していた。


やはり俺は学校をさぼり、喫茶店で三島由紀夫を読んでいた。
七時の閉店時間までコーヒーと軽食で粘り、外へ出ると辺りは薄暗くなっていた。
ポツポツと雨が降り出した。
ほんの小雨だった。喫茶店に置いていかれた傘を借り、家路を急ぐ。

駅前の噴水を通りかかると、昨日と同じように喪服の女性が座っていた。雨に打たれながら。
俺は立ち止まり、女性の上に傘をかざした。

女性がベールに隠された顔を上げる。
アップにした後れ毛がブロンドで、やはり外国の人だったかと思った。



906 :黒い貴婦人:2007/03/22(木) 00:07:32 ID:z8xRvYYwO
「濡れますよ」
俺が言うと、女性はベールに隠された顔で穏やかに笑った。
「優しいのね」
たぶんそんなことを言ったんだと思う。
「雨の中、何をしてらっしゃるんですか」
「人を待ってるの。でも、その人は来ることは無い」
正直なところ、ブロンドの喪服の年上女性と、一夏の恋を期待していたのは否定出来ない。
「もうあの人に、お別れを言うべき時期なのかも知れないわね」
女性は立ち上がると、傘を持った俺の手をそっと握った。冷たかった。

「あなたはこの町の人かしら?」
「はい」
「○○墓地へ行きたいの」
彼女は大きな外人墓地の名を告げた。



907:黒い貴婦人:2007/03/22(木) 00:08:37 ID:z8xRvYYwO
次第に強さを増す雨の中を、俺は外人墓地へ向けて歩いていた。
少し遠回りになるが、家と方角は同じだ。
走れば十分ほどの霊園の一角に、その外人墓地はある。
傘を彼女に渡し、俺は雨に打たれながら歩いた。

夏とはいえ、夜も深さを増し、雨も降っている。
まばらにしかない街灯が、やけに頼り無く見えた。

「あなたはこの辺りの人かしら?」
「ええ。歩いても近いですね。墓地からも遠く無いです。あっ、見えましたね」
俺が指さす方向に、大きな外人墓地が見えた。
映画で見るような石版の墓が、規則正しく並んでいる。

「ここです」
俺は言いながら、スケベ心もあり彼女の顔を盗み見た。
顔に掛けられたベールは思いのほか厚いのか、街灯の真下でも
彼女の鼻先から上を見る事は出来なかった。
顎のラインや輪郭、鼻の形なんかは、外人さんだけあってかなり整ってた。
相当美人なんだろーなと予測。
「ありがとう」
彼女はそれだけ言うと、傘を俺の手に返した。
「風邪を引いてしまうわ。今日はありがとう。こんな町にも、あなたみたいな優しい人がいたのね」

実は下心ありありだったなんて言える筈もない。
この時点で俺は彼女に好感を持っていた。
落ち着いた物腰や涼しげな雰囲気。
なにより美人。



908 :黒い貴婦人:2007/03/22(木) 00:09:43 ID:z8xRvYYwO
しかもスタイル抜群のパツキンの貴婦人。
(と言っても、三十路には差し掛かってないと思う。外人は老けて見えるから、案外20代前半かも)
雨の中の出会い。ロマンティックじゃないか。
正直なところ、淡い恋心のようなものもほのかに抱き始めていた。
俺は健全な高校生で、DQN高校で馬鹿だった。



909 :黒い貴婦人:2007/03/22(木) 00:11:57 ID:z8xRvYYwO
彼女は雨に濡れながら、墓地へ続く階段に足をかけた。
意を決して彼女の横に並ぶ。
傘を彼女の上に。彼女はびっくりした様に俺を見上げた。

「危ないから、墓参りが終わるまで付き合います」
俺が言うと彼女は驚き、少ししてから微笑んだ。KOされそうな微笑みだった。

「本当に…優しいのね」
彼女はそう言うと、傘を持つ俺の手の上に両手を重ねた。
雨に濡れたその手は冷たかった。
別に優しい訳じゃなく、あくまで下心有りだったのに。

俺と彼女は密着したまましばらく歩いた。

彼女は俺に身を預けるように密着している。
舞い上がりきった俺は、彼女の話もほとんど右から左に抜けていた。
「この町にいい思い出なんか無かった」
そんなことを言ってた気がする。


しばらく歩き、彼女は目的の墓の前で止まった。
周りに比べると比較的新しい墓の様だ。
でも墓石なんてそうそう風化するもんじゃないから、周りの墓が古いだけなのかも知れない。
彼女は石版の上に花を一輪乗せると、多分名前が掘ってある部分を指でなぞり、言った。
「なにひとつ幸せな記憶も無く死んでいった人は、なんの為に生まれてくるのかしら」
俺は何も言えず、阿呆のようにただ立ちつくしていた。



910 :黒い貴婦人:2007/03/22(木) 00:13:06 ID:z8xRvYYwO
「今日は優しくしてくれてありがとう」
墓地の入り口前で、彼女は俺の傘を握り言った。
「こんなに優しくして貰えたのは初めて。あなたのことは忘れないわ」

傘は彼女にあげた。
家は走れば近いし、雨も止みそうだった。

別れてから坂道を少し歩くと、携帯の着信音が鳴った。
坂の下の墓地を振り返ると、彼女は街灯の下で微動だにせずに俺を見送っていた。

妹からのメールだった。
遅くなっちまったから怒ってるだろーな。
メールを開いた。
『走って帰れ』
命令メールだった。腹を空かしているのだろう。続いてまた妹からメールがきた。
なんだ?お使いかな?
『絶対に振り返っちゃだめ』

耳のすぐ後ろで衣擦れの音が聞こえ、かすかに香水が香った。
全身の毛穴が開き、パニックとともに冷たい汗が噴き出した。



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日常以上オカルト未満


566 :名無しさん@おーぷん :2015/03/29(日)03:45:21 ID:bGQ ×
今日あったちょっと怖い話を投下させて下さい
自分の母は現在認知症で、
足が悪いので徘徊はないんだけど妄言や誇大発言が多い
たまに事実も含まれるのでまだら呆けなのかな?
まあ身内は8〜9割妄言だと思って聞いている


2ヶ月ほど前だったと思う。
私が様子を見に行った時
「◯ちゃん(私の姉)は煙草やめてたでしょう?
でもこの間一本ちょうだいって一緒にいた人に貰って吸ってたの。
『(喫煙者に)戻ってきたの?』って聞いたらね、『えへへ〜、一本だけね』って言ってたのよ」と
ニコニコ楽しそうに身振り手振りまじえながら言っていた

何だか妙にリアルだったけど、姉が姉旦那以外と同伴で母を訪ねることはないので
(母は姉旦那のことを名前で呼ぶし、姉旦那は煙草吸わない)
誰かとごっちゃになってるのかなと聞き流した

で、今日久しぶりに姉と会ったんだ
私が煙草を吸っていたら「一本ちょうだい」と言ってきた
「なんだ、お母さんの言ってたこと本当だったんだ」と母の発言を話すと
姉の顔色が変わった

姉「私、お母さんの前で吸ってない…。それいつの話?」
2ヶ月くらい前と言うと更に表情が固まった

年明け、パート仲間達との宅呑み(パートさんの家)で5〜6年ぶりに1本貰って吸ったらしい
それからごくたまにお酒が入って
喫煙者の友人がいると1本もらう程度で自分では煙草を買っていない、
旦那さんももらって吸っていることを知らないと言う
母は足が悪いので自宅から外には出ないし、その場に居合わせた人とも面識はない
知ってる筈はないが、時期も内容もぴったり合致するので偶然とも思えない


姉「み、見られてたのかな…?魂だけ飛んで来ちゃった?」
母は認知症になる前、先祖や知らない人が夢枕に立ったり
「昨日夢で見たの〜」と私の動向をぴたりと言い当てたことがある

私と姉gkbr。
多分本当に見てたんだと思う。
コワイです

 



567 :566 :2015/03/29(日)04:02:32 ID:bGQ ×
ちなみに関連話。
母の夢枕、一度だけ居合わせたことがあるのでただの夢じゃないと思う


まだ私が学生の頃、
その日はたまたま父と母の寝室で寝させてもらってた
隣で寝ていた母がガバッと勢い良く起きたことで目が覚めた
母はそのまま寝室隣のリビングに駆け込んで、
間髪置かず狂ったような声で叫んでた
ふじこっててほとんど内容は聞き取れなかったんだけど
「やっぱり騙してたんだ」「嘘つき」みたいな言葉が聞き取れた

普段はおっとりした母の、
もう本当に発狂というか、何かに憑かれてるんじゃと思う叫び声
怖くて起き出すことが出来ず布団の中で固まってたら、父がもぞもぞ起きてリビングへ
その後父を罵る母の声。
怖くて固まってるうちに私は眠ってしまった

起床して、母が落ち着いた様子だったので「今朝はどうしたの?」と
恐る恐る聞いてみた

「夢に知らない男の人が出て来てね、肩を掴んであんたは騙されてるって言うの
繰り返し『騙されてる、しっかりしなさい。
信じられないならあの部屋の左の引き出しの上から三段目に雑誌がある、
そこにあいつが金を隠してるから見てみなさい』って」

実際飛び起きて確認したらあったんだ、父が母に黙って給料から抜いた小遣いが数万。
父は当時現金手渡しの職場で
「不景気で給料下がった、明細は貰えなかった」とか毎月嘘ついてたらしい

これこれこういう顔立ちと体格で、こういう声の男の人がこんな風に言ってたと喚く母の言葉に
父は蒼白になったそうだ
「それ、死んだ俺の親父だ…」

父のお父さんは、父と母が知り合う前に亡くなっていて母は面識がない
それどころか父は放蕩が原因で勘当されていたので顔写真も見たことがない
でもって父の故郷の方言の独特のイントネーションを母は知らない(父は標準語)

引き出しは4段の物が2つ。適当に探したにしては短時間過ぎる

夢枕って本当にあるんだ…とgkbrした話でした
どこで何を見られてるか分からないと思うと
本当にコワイ


日常以上オカルト未満


365 :名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)14:01:29 ID:T7yZOShC6 ×
今朝見た夢の話。

見知らぬ家で、姉が忙しそうにごはんの支度をしてる。
周囲にはこれまた見知らぬ7〜8人の子供。

バタバタ走り回って遊ぶ子供らをチラチラ見つつ立ち働く姉に
「何か手伝おうか?」と声を掛けると「おにぎり作ってくれない?」と。
子供らがもうすぐ帰るんだが、おにぎりを持たせてやらないといけないと言う。
炊きたての大量のご飯と多種類の具材を前に、
私は小さいおにぎりをたくさん作らなきゃと袖をまくる。


で、おにぎり作らなきゃ、作らなきゃと思いながら目が覚めて、あれっと思った。
私は現在実家を出て友人と同居してるんだが、おにぎりを作る習慣はない。
お腹も空いてない。

ふと数日前、同居してる友人が変なこと言ってたのを思い出した。
「お盆っていつだっけ?」と聞かれて、
この辺の地域は今頃じゃないっけ?と答えたら
「ああ…じゃあ今は道が開かれてるのかねえ。
ここ最近、玄関から風呂場の辺りの空気がおかしいんだよね。
悪い感じじゃないから大丈夫だと思うけど」


実は数年前にも私は似たような夢を見てるんだよね。
お盆時期に亡くなった人が出てきて、私が買った海苔巻きとおはぎ食べる夢。
お盆だってことすっかり忘れてたから、
その時は慌てて海苔巻きとおはぎ買ってきたけど。

今回もそうなのか?
見知らぬ子供たちにおにぎり要求されてるのか?
仏壇もないし無宗教なんだけど、おにぎり作って供える(どこに?)べきかと悩み中。



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