サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

カテゴリ: 普通に視える人のはなし

850 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:55:54 ID:nyVgvoIt0
その後、K達はYさんの家に行ったそうだが、
Hさん以外は大人にメチャメチャ怒られて家に帰された。

でもその時に、Kはめちゃめちゃ怖かったらしい。
怒ってるって表現は、皆同様のものだと思う。目を吊り上げて、顔を少ししかめたような感じで。
でもこのときの怒ってるは、かなり奇怪、奇妙な感じ。
笑いながら注意する感じ。
怒られてるほうも、笑いながら怒られてる。
Kだけあっけにとられて、キョロキョロ辺りを見渡してるって感じ。
それは怖いとか、恐れるとかのものとかけ離れてる存在。
あり得ないもの、見てはだめなもの、って感じのモノ。


その後、何があったわけでもなくGの家に帰り、
「今日見たことは絶対誰にも言うな」とGの兄に念押しされ、寝る事になったらしい。
ただKは、変なのに関わってしまった、っていうのと、
Gの部屋の電気を消した後の真っ暗さ、
カエルなのか虫なのか、
それとも家畜なのかわからないようなものの鳴き声。
そして極めつけは、その日の夜に起こった金縛り。
それら全てに、ココに来た事への後悔を押し当てられた。

金縛りにあったからと言って、別に霊が出た訳でもない、
目を薄めにしたら、自分のおなかの上におばあさんがとか、お経が聞こえた、とかも無かったらしく、
ただの金縛り。体が動かないだけ。
ただし、ナニカの鳴き声。
それだけでもう十分に恐怖だった。
そして、金縛りが途切れる瞬間に聞いたのがGの寝言。
というか、Gが寝ながら笑ってたとの事。
金縛りが途切れたのは、意識が睡眠状態になった瞬間らしい。
というか、寝ただけだと思う。





851 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:57:47 ID:nyVgvoIt0
次の日の朝、朝飯の用意がしてあり、Gの両親は不在だった。
Gのアニキは、その時間に起きる気なしだったらしく、
GとKで朝食をとり、これからどうするかを話してたらしい。

それから一本の電話があり、GがGの兄を起しに行って、Gのアニキが誰かと変わり真剣に話しをしてる。
Gはソワソワしだして、その電話が終るのを待ってる状態。
そして電話が終了した後に、Gの兄がKに対して「今日はもう帰れ」っていきなり言い出した。

Kはかなりびっくりしたらしく、Gのほうを向いたら、
Gの兄がGに、「Hのアニキが死んだけん、通夜と葬式の用意するっち」と言って部屋に戻っていった。
Gも、ちょっと悪いって感じの言い方で、
「すまんが今日は帰って。そういう事情やから」とのことで、Kは帰ることになった。

そして家に帰る準備をして、Gの兄に挨拶をしバス停に向かった。
バス停でバスを待っていたときに、Gの知り合いのおばあさんも一人待ってた。
バスが来るまでの間、GがKに色々事情を話してたらしい。



852 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:58:59 ID:nyVgvoIt0
以下会話。


G「わりぃね、急に」
K「いや、いいよ。っていうか、マジでびっくりするわ。昨日の今日で」
G「うん、っていうか、お前家に帰るバスの中で、Yさんの家が見えると思うよ。そこの前通る時笑えよ」
K「は??なんて???」
G「いや、その前通る時に笑顔でもいいけん、笑って通れよって」
K「いや、人が死んどるんやない???あほかお前。笑えるわけないし」
G「いいけん、この地域の人らは、個人が死んだときに笑顔で送り出そう、っていう感じなんよ。
だけ死んで悲しそうな顔しとったら、霊が憑いてくるけん」

おばあさん「ほっか、そん子はこっちの子やないんか?いらん事こっちにきたりしたら
大変なことになんぞ?」
G「あ、うん。昨日とまりきとったんやけど、今朝H君の兄ちゃんが亡くなったんや」
おばあさん「そりゃ、そりゃ。Yんとこ行ったんか?あ?それやったらあかんな」

K「いや、でも笑うのはおかしいやろ。
ちゅうか普通に考えて、呪われるとしたら普通は笑ったほうが怖いし」
おばあさん「きさんはあほか??この地域の神さんと、きさんとこが一緒と思っとったらくわれるんぞ」

G「おばあちゃん、そんな怒らんでもええやろ、知らんのやし」
おばあさん「知らんかったで死ぬんで?死んだら終わりやろうが」
K「あ、はい。わかりました。笑えばいいんですよね?」(少しビビッたらしい)
G「うん、すまんけど、おねがいやわ」


こんな感じのやり取りがあったらしい。
その時にKは、もう絶対に裏S区に行かないって決めたとの事。



853 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:59:36 ID:nyVgvoIt0
それからバスが来てGと分かれて戻る際に、Gの笑い方がめちゃめちゃ怖かったらしくて、
(目は笑ってないけど笑ってるって感じ)
直ぐにGが見えない位置に座った。

それからが『恐怖、混沌、異常』
そんな感じの世界観をバスが包みこむ。


まずバスに、K以外におばあさんを入れて7人座ってる。
ただ、Kが座ろうとしたときに、後ろに座ってたおばさんが「ちっ」っていう舌打ちをした。
その後、斜め後ろに座ってる人や、前のほうに座ってる人に睨まれてる。 そんな感じの雰囲気。
凄く嫌な気がしてたので、下を俯いたままで座ってたら突然、

「あはははははははは」
「はーはははははははははは」
「はははは」って、バスに乗ってる人が笑い始めた。


もう、Kはパニック。
何があったのかもわからないし、自分を睨んでたりとかしてたことがそんなに面白いんか?って感じで、
顔真っ赤にして涙目になって俯いてた。
その瞬間に、後ろのおばさんに肩をポンポンって叩かれて、
後ろをキッ!って睨み返したら、
そのおばさんの異様な怖さに萎縮しまくったらしい。



854 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 06:01:32 ID:nyVgvoIt0
ケタケタケタ笑ってるのに目は怒ってる。
(理解不能でしょ?目が怒ってるのに笑うこと事態が、あり得るのかどうかもわからんけど、
一回試しに鏡に向かってやってみて。
目が笑ってないのに、顔と声だけ笑ってる状態っていうのは、めちゃめちゃ怖いから)

「ははははははあはは」ってずっと声がでてて、目が怒ってて、ナノに顔は笑ってる状態。

その直ぐ後に、バス停で待ってたおばあさんがクィって顎で場所を指して、直ぐに気付いたらしい。

窓から見える家に、喪服姿の人がいっぱい集まってて、皆笑ってる。
本当にケタケタって表現がぴったりな感じで、そこに居る十数人がケタケタケタケタ笑ってるっていう状況。
Gの両親やGの兄貴、友人、Hもいたらしい。
もちろん目から涙をながしながらの人もいるし、怒ったような人もいるけど、顔は笑顔。

Kは唖然として笑えなかったらしいけど、
再度後ろのおばさんに肩をバシって叩かれて、どうにか笑顔を作ったらしい。
異様で異常。
バスの外も中も笑顔だらけ。
普通の人の形をした全く違うニンゲン。



855 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 06:04:13 ID:nyVgvoIt0
霊にとり憑かれない為、霊を追い払う為、そう言われても納得できないぐらいの恐怖。
寧ろ、この人達自体がとり憑かれている感じ。

バスの外から聞こえて来るのには変な笑い声も混じってるらしく、
「ギギギギギギギギギギギ」
というバスのゆっくり進む音に紛れ込んでる、
「あははははは」や「ギャガヤギャガ」って感じの変な声。
「ギィッギッギギギギギギアハハハハギギギギハハギャギャアアハハ」っていう奇怪なコエ。
(これはKの頭が混乱してて、こう聞こえたんじゃないかと思う)

それが1分ぐらい続く。

その1分がかなり長くて、Kが言うには、
「世にも奇妙な物語ってあるやん?あれでよく異次元とか、そんな感じで言いよるけど、
あーいう状態こそソレそのものやね。っていうか、現実世界であそこまでするか?
そりゃこっちでは、避けられるんけんね。
それを避けれるように、あの人等を避けるのは当たり前やろ」との事。
(意味不明)



856 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 06:06:35 ID:nyVgvoIt0
その後、その家をずっと後ろになってから皆が笑いを止めたので、Kも笑うのをやめた。
そしたら、バスの運転手に向かって前のおじさんが、
「~ちゃん、ちゃんとゆっくり言ってくれてありがとね」と言い出し、
運転手も「いや、しょうがないけんねー。××××さんつかれたらたまらん」とか言い出したらしい。
つまり、1分間もそこを通るのにかけたのは、
運転手もその部落のモンで、それを理解しててゆっくり、というか黙祷代わりに、
1分間もかけてそこを通り過ぎた。と。

それに気付いた瞬間に、Kは怖さでブルブル震えてしまって、バスの中で泣き始めた。
「人前で泣くのはアホよ」とかかっこつけてるKが泣いたらしい。
K曰く、「そこにヒトはおらんかったけね」との事。
そこに居る全員、Kと同じニンゲンとは異なるモノだったらしい。
(いやいや、ありえんやろ?って思ったけど、Bを知ってる、又見た限りでは、分かる気もする)


その後、バスがS区のバス停についた瞬間に、
家から一番離れてる場所ではあるけども、
それ以上そのバスに乗ってるだけで恐怖心が増したため、降りて歩いて帰ったらしい。



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843 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:42:02 ID:nyVgvoIt0
その後ぺちゃくちゃ話をしてると、Gの父親が牛舎から戻ってきて、
「おい、G、友人つれてこい。挨拶させんか」と聞こえてきたので、少々緊張気味にあいさつ。

あいさつも普通におわり、
「おう、よろしくの。Gと仲良くしとけの」と言われ、
「飯準備するけ手伝え」の一言で、K、G、Gの兄で用意をしてたそうだ。

その時に「キーーーーーーー」って言う小動物の鳴き声に、
Kは焦ってビクっってなりながら、窓の外、庭を見たそうだ。
そこでGの父親が、鶏の頭を切り皮を剥いで、調理用にしてたそうだ。

Kはめちゃめちゃビビッたらしい。
生まれて初めて、自分が食べるものを『家』で『殺める』事に焦ったのと同時に、
Gの父親がニヤニヤ笑いながら振り向いて、
「うまいもん、食わせてやるけんのぉ。自家用やからうまいぞ」の言葉に動きが止まった。

まぁ、確かに理解は出来てても、
さすがに目の前で見るとちょっとヒク気持ちはわかる・・・。

でもK曰く、飯はめちゃめちゃ上手かったそうだ。
そのときには、匂いにも多少は慣れてるのと、
料理の際の良い匂いに部屋中が包まれる為、気に留めなくなる。




844 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:42:55 ID:nyVgvoIt0
ここで食卓中の会話。


G父「どうや?うまいやろうが?ほとんど家で作っとうけんのぉ」
G兄「いや、うちの飯はうまいんは、おかんの手がかなりかかっとるけんのー」
G父「お前にゃ聞いとらん。どや?K。うまいやろ?」
K「あ、めちゃめちゃうまいっす」
G父「おう、S区に住んどったら全部スーパーとかやろうけど、自家製ちゅうのは味が全然ちがうけんの」
K「そうですよねー。うまいです」(何故か『S区よりもうまい』を強調してたとのこと)

G母「それはそうと今日、Hちゃん(G兄の友人)のおばちゃんが怒っとったよ。
あんたらバスで何か言うたろうもん」
K「あ、すみません。俺が道が長いって文句言うてもうて」
G「まぁ、悪気はないけん謝っとって」
G父「おい、G。お前一緒におっていらん事いうな。
Kもこの辺に遊びに来るときに文句言うたらいけんぞ。夜中に××××がくるぞ」
(よく分からないけど、俺の体験に出てくるような名前らしい。本当かどうかは不明。
K曰く、俺のと同じとのことだが、俺は名前を良く覚えておらず、Kも適当に俺にあわせてるのかも)

G兄「はは、ちゅうか俺ら子供やないし、そんなじゃもうこわがらんて」
G「んなこというてG兄、結構信じとるやん。Hさんの兄貴がおかしくなったときも、ビビッて言いよんたやん」
K「・・・」(何の話か全く意味不明な状態)
G兄「あ?あほか。あいつの兄貴はシンナー吸いすぎなだけって」
G父「シンナーすっただけであそこまでなるか、ぼけ。っていうかお前等、シンナーなんか吸ったらぶっ殺すぞ」
G兄「いや、俺は吸ったことないし、すうきもないって」

K「××××ってなんすか?」
G父「!?。お前はよそもんやから知らんでええわ。
それとお前、その名前二度と口にすなよ。よそもんが言うていい事と悪いこともわからんのかのぉ」
G母「お父さん。K君も知らんでいいよんやけ、そんなん言わん。そんな言い方したりせんよ」
G兄「K。気にせんでええけん。だけどそれは、この地域の年配者には言うなよ」
K「あ、なんかすいません」



845 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:44:24 ID:nyVgvoIt0
こんな感じの流れで、いきなりGの父親が怒り始めたらしい。
それで、飯食ったらすぐにGの部屋に行って、
再度GとGの兄に「その名前はかみさんみたいなもんやから、言うたらいけん」と念押しされたらしい。
まぁKからしたら、かなり居づらい場所になってしまったらしくて、
Gの父が「さっきはすまんのー。あんま気にすんな。おい、K、風呂入って来い。きもちいいけん」
と言いに来てくれて、やっと変な居心地の悪さから解放されたそうだ。


まぁ風呂も普通に入って、Gも風呂上がって、
寝る時間になるまで、適当にゲームしたり話したりして時間つぶしてた。
その時にGの兄が友人を呼んで、「一緒に遊ぶか?」って聞いてきたので、それから外に遊ぶことになった。


田舎ならではというのと、
その地域の特色というのも合間ってか、
その辺りは本当に不良が多く、暴走族の真似事をするやつらが結構多い。
GもGの兄貴もバイクを持っており、Kを連れて皆と遊びに行くことになったそうだ。



846 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:45:21 ID:nyVgvoIt0
それから数分後に用意ができたので、Gの後ろにKが乗って、
Gの兄貴についていくことになったらしいけど、そこで外に出たときに、Kが『異常』に気付く。
GもGの兄貴にも『異常』では無いけども、Kにとっては異常以外の何モノでもない。
まぁ、都会と田舎の違いかもしれないけど、街灯が全くない。
今のご時勢に、舗装されてない道もそうだけど、街灯が無いと言う事が、Kからしたら『異常』。
恐怖でしかなかったらしい。

夜の9時ぐらいのため辺りは真っ暗。
別に田舎なら当たり前だろ、って言う人も居るだろうけど、俺もこの状況は知っているから言える。
宮崎県のど田舎(失礼)の村に行ったときの、商店まで車で30分、
自動販売機まで歩いて20分の場所に行ったときでさえ、凄く遠くにだけど、街灯が見える。
田畑だけが広がってる場所なだけに、少なくとも対面にある光ぐらいは見える。

けどこの地域は、(裏S区全体がそうではありません)田畑が広がっていて、
向こうまで見渡せるだけの視界があるのに、街灯は見えない。
闇が光を吸い取ってる。
それほどの地域。


その『異常』にかなり怖がりながら、バイクでずっと進んで、
5分ぐらい行ったところの広場の様な場所で、Gの兄の友人が5、6人集まっていた。
Kが挨拶したら、結構気さくに話してくれる人たちだった。

ただし、ヤンキーと言われる部類のファッションとしゃべり方。全員裏S区出身者でG兄の幼馴染。
そこでやる事は特に無く、
タバコ吸ったり、酒のんだり、Kにバイクの乗り方を教えたり、って感じで遊んでた。
その時にもう一台バイクが来たらしく、降りてきて早々に、
「まじ、兄貴うぜぇ。あいつまじおかしすぎ。意味分からん」と言いながら降りてきた。(彼がH)



847 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:46:15 ID:nyVgvoIt0
再度会話。
(G兄の友人は6人いるが、重要人物を友人A、Bとする。他は話には加わってるが特に必要ないので)


G兄「おぉ、H。おっせぇぞ」
H「おぅ、だれかそいつ?なんしよんか?あー?」
G兄「Gのツレよ」
K、G「あ、どうも」
H「ほうか、アッー!あいつマジうぜぇー!」(地面を蹴ったり、つばを吐いたりしながら)

友人A「うっせぇのー、来てすぐに、なんなんか?どうしたんか?」
H「あいつ狂っとるわ。まじ、どっか病院入れーよ」
友人A「またか?ほんと、どうしようもないのぉ」
友人B「××××さんがきたんちゃう?」
G「こんなこわい場所で、いらん事言わんでくださいよー」
H「いや、来たんやって~。おれのオカンがいいよるわ」
G兄「ほなお前もみえるんちゃうん?」
H「いや、何がみえるんかも全然わからんし、
ちゅうか小便ぐらいトイレでせぇや、いきなり居間でもらしよるん。あほやけ、まじで」
友人A「なんじゃ、そりゃ。むちゃくちゃやね」

H「しかも笑わないけんけね。もう、うぜー。目の前であんなんされて笑えるかって」
G兄「笑っとったんやろ?」(ニヤニヤしながら)
H「あたりまえじゃ。こわかろうもん」(こちらもニヤニヤ状態)
友人B「じゃぁ、おばちゃん今度やるん?それともつれていくん?」
H「家じゃせんやろ。どこに行くかわからんし」
友人B「ほな、奥さんはどうするん?やるん?」
H「いや、せんやろ。あんだけおかしかったら別れたいやろおし。
それに普通のときにも殴られたりしとんに」

G兄「あそこん奥さんの母親もせんの?」
H「いや、もうしんどるし」
友人A「ほしたら、Yのばばぁにでもお願いでもするんやろうね」
G兄「うゎー、めんでぇー。あそこしょっちゅう(結構)通りよるけんめんどいわ」
H「今から行くっちいいよったけん、俺もいかないけん」
友人B「ほしたら、言って来いや。俺らもいこうか?」
友人A「そやね、ひまやし」


ここで、友人A、B、G、G兄、K、Hはそこに行くことに。
他のメンバーは帰宅。



848 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:48:47 ID:nyVgvoIt0
H「あいつらは怖がりやし、名前が○○家やけのぉ(Aの苗字)みえるんやろ」
G兄「お前もやん」(Hの苗字もAと同じ)
H「しらんし。こわくもねぇし、あのクソアニキがシンナー吸いすぎておかしくなっとんのに」
G兄「俺はみえるけん、信じるわ」(ニヤニヤ)
H「うそつけや、お前は違うやん。俺にはみえるけどね」(ニヤニヤ)
友人A「みえんやろ。お前は。俺もやけど。あいつらはしらんけど」
G兄「まぁ、いいや。いくぞ」


そんな話をしながら、Yという人の家に向かったらしい。
Kが意味が全くわからなくてGに聞いたところ、
Yという人は霊媒師みたいな人で、
Hの兄は霊にのりうつられてると両親や他の大人に考えられてる為、そこに連れて行くとのこと。



849 :763 ◆MOBqqkAfh6 :2007/03/15(木) 05:53:22 ID:nyVgvoIt0
ちょっと話はそれるけど、
これまでの話で霊関係なのか、その風土によるものなのか、
それとも家系的なものなのかわからないけど、
俺の体験談でもあるように、
この地域では精神異常者が結構出ていたために隔離されて、部落、集落となった。と言う事。
それと、この地域には有名な精神病院が一つあるけども、まぁ、場所的に閉鎖的な為に建てられてる感じ。
だから、この地域の人はかなり反対したらしい。
(それでなくても差別的なのに、
そんな場所に精神病の患者を集めるような収容施設なんて、嫌でしょうがないだろう)

この2つの事がらもあり、この地域で精神を病んだ場合は、
病院とかよりも、まずは霊的な現象、事象と思われて、霊媒師等にいく場合が多い。
それと裏S区はかなり広い場所なので、全てがそうとはいえないけども、
俺の高校に来る裏Sの奴等の家の近くには、
本当に寺も神社も全くない。
(もしかしたらあるのかも知れないけど、俺が知る限りでは無いです)

ただし、神社の代わりの様な場所があり、そこは墓地も含んでいる。
肝試しをする場所として俺らの地域では凄く有名で、
地蔵とかそういうのの代わりに、風車と小さな石塚がたくさんある。(水子地蔵の様なもの)
つまり、信仰が異なってるため、精神異常者も霊等のせいであり、病とはかけ離れてると考えられてる。
今のご時勢に、と思うかもしれないけど、それがそこでの事実。



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裏S区 4



裏S区2 4


776 :763:2007/03/14(水) 05:20:53 ID:Xss+iCNa0
Bさん「○君。最近Aの様子がおかしくなかった?
いきなり学校休んでるのは置いといて、それ以外に何かおかしいことなかった?」
俺「最近っていうか、わからん。急に殴りかかってきたりしてたけど」
Bさん「急にか、なんも言わんかったか?」
俺「いや、急に。意味わからんし。
あ!そういうことか。Aが急に異常になったってこと?
霊が見え初めて、発狂し始めたんっすか?」


Bさん「いや、Aはまともや。でも、何をすればいいかわからんかったよ」

俺「は?まともじゃないっすよ。あいついきなり殴り始めたし、しかも笑いながら。
皆怖がって、俺を助けようともせんかったし」

Bさん「○君。殴られたときに、怪我するようなこと受けてないやろ?
いや、殴る事自体は悪いことやから、庇ってるんじゃなくてな。
うちの家系での霊を見つけたときの対応は、笑う事なんよ。
やけん、異常者に見られることもあるけど、普通は無視してるんやけどな」

母「ってことは、○に霊がついてたって事ですか??」
Cさん「うん、今も憑いてる。それと○君。ベランダに誰か見える?」
俺「はい??なんですか?ベランダですか?」





777 :763:2007/03/14(水) 05:21:36 ID:Xss+iCNa0
ここで俺は、気絶するまえに見たモノとは別のものを見て、発狂しそうになった。

Cさん「大丈夫。絶対にココには入れんから」
親父「え?なにがですか?」
親父には見えてないし、もちろん母にも見えてない。


Bさん「あ、いえ。それでね、○君にはちょっと憑いてるんや」
俺「あ、あれか・・・飛び降りの奴見てしまったからか・・・」
Bさん「いや、ちがうよ。あれは多分たまたま。本当に偶然。
でもその偶然がベランダの奴で、それ以外についちゃだめな奴が憑いとる」
俺「え?」
Bさん「うん、それがついちゃだめなんよ。
厳密に言うと霊とかじゃなく、うちの家系では××××って言うんよ。
それを言葉には出しちゃだめですよ。すぐ移るから」(両親を見て)

母「××××」(なんて言ったか忘れた。バラ??なんとかだったけど不明)
俺「!?」
母「これで私についたけん、○は大丈夫でしょうか?」
Bさん「いや、そういうもんでもないけど、本当にそれは言わないでください」
母「息子が困るのは一番いやですから」
Bさん「多分、それをするともっと困ります」

俺「もう、やめていいよ。っていうかなんなん?
俺が霊に呪われてて、Aはそれみて俺をなぐってたん?
でも、それはおかしいやろ。そんなんします?普通。
っていうか、笑いながら殴ったらいいん?霊が追い払えるん?」(ちょっと困惑しててまくしたてた)

Cさん「ごめんね。そういう風にしか教えてなかったから、やったんやろうね」
Bさん「お払いするときにはな、絶対に笑いながら相手を追い出すんよ。
こっちは余裕だ、お前ごときって感じで。
んで、憑かれてる者を叩くと、憑いてるものが逃げ出すって感じなんよ。
もちろんお経やったり、お呪いやったりが必要なんやけど、
あいつは見様見真似でやってしまったんやろうな」
俺「でも、あいつ蹴ったりもしたし」
Bさん「うん、それは行き過ぎやな。でも、Aが学校休んでる理由は○君が怖いって。
まぁ、○君に憑いてる者が怖いってことなんやけどな」



778 :763:2007/03/14(水) 05:23:20 ID:Xss+iCNa0
それから数分そういう話をした後に、
Cさんが御祓いするための道具を駐車場に取りにいって、Bさんが俺を守る形で周りを見張ってた。


その後、準備が整い御祓いが始まったけど、今まで見たどの御祓い方法よりも異常だった。
神社のような御祓いでもなく、お寺のようにお経を唱えながら木魚を叩いてるわけでも無い。
ただただ笑いながら、お経を読んでる感じ。

そのお経もお経という感じではなく、ブツブツブツブツを繰り返してて、小声でただ話してるような感じだった。
それから何度か手を叩かれたり、頭を払われたりした。
それが終了して、Bさんが「もう大丈夫」と俺に言い、
Cさんが「もう見えないでしょ?」って言うので、ベランダを恐る恐る見てみたが、何も無かった。


779 :763:2007/03/14(水) 05:24:56 ID:Xss+iCNa0
次の日から、俺は普通通りに学校に行くようになった。
(エレベーターは一人で乗ることが出来ないため、いつも親と一緒に乗ってた・・・)

ただし、この日Aに異常が起きたらしく、
その日の夜に「Aが居ないんだけど、○君の家に行ってないか」という連絡が、Aの父親からあった。

次の日から、BさんやAの両親が捜索願いを出して探してたらしいが、
家に家出をするといった感じの手紙が置いてあり、
家出人の捜索のため警察が捜索をする、ということは無かったらしい。


Aの親が電話をしてきた理由は、その手紙に俺の名前が何個も書かれていたことが起因らしい。
俺は『霊がのりうつってたから』と言う理由があったからと言って、
Aを許してはなかったから、どうでもいいって思ってた。


Aが行方不明になって3日目の朝に、どーーーん!っていう音が聞こえて起きた。
俺はもう、そんなことがないと思ってたから、
本当に汗がびしょびしょになり、直ぐに親の部屋に逃げこんで、
少したって、夢での出来事だったことに気付いた。(というか、そういう風にした)


ただ、その日にAが飛び降り自殺をしており、
時間帯も朝方であったと聞いて、その夜から怖くなってきて、一人で寝ることが出来なくなった。

遺書が見つかっている事から、自殺で間違いないようだ。

遺書の中に俺宛の部分があり、
『ごめん、本当にわるかったね。多分俺らの家系は、部落でちょっと頭がおかしい家系が多いんやと思う。
自分の家系のせいにしたくないけど、お前を殴ったのは本当に悪かった。ごめん。』
って書かれてた。



780 :763:2007/03/14(水) 05:25:49 ID:Xss+iCNa0
その次の夜にお通夜があり、俺も両親とともに行ったのだが、俺はすごく嫌がってた。
ただ親が、「一応供養だけはしとかな、変なことあったら嫌やろ?」
って言うので、仕方なく行くことになった。


お通夜もかなり変わっており、通常のお通夜と違い遺影など無く、
その代わりに紙にAの名前が書いており、
それを御棺の側面にびっしり貼り付けていて、近づくのも嫌になるような不気味さを漂わせてた。


Bさん曰く、「写真を置くと、写真の顔が変形するんだよ。
それは見るのが耐えれないほどの奇怪なモノだから、この地域ではこういうやり方でやるんだ。
名前の書いた紙をびっしり貼ってるのは、
『コイツはAだ。××××ではないんだ』っていう証なんだ」との事。
(本当に意味不明。奇怪すぎる内容にひいた)


その時、Aの父親が俺に話かけてきて、
「迷惑かけてごめんね」と、Aが家出したときに書いた手紙と遺書を見せてきた。
遺書の部分は上記の通りだが、この時は本当は見たくなかった。


家出をした際に書かれた手紙には、
『○(俺の名前)にあいつが憑いてたんだけど、ずっと俺を殺そうと見張ってる。
おじさん(Bさん)が、○のあいつを御祓いしたからもう大丈夫って言ってたけど、あいつは俺に来たみたい。
でも、おとうさんはあいつを御祓いできないだろうし、おかあさんの家に行ってきます。
行く道であいつがついてきたら、他に行ってみるね。』とあった。


Aの両親は別居中だったため、Aは母親方の実家に向かったらしかったが、
そのまま行方不明になったらしい。
ただ、何故か警察は家出だと言って、行方不明というよりは、家出人としてしか扱わなかったそうだ。



781 :763:2007/03/14(水) 05:26:33 ID:Xss+iCNa0
それは本当に、見なかったほうが良かったって思った。
あいつとか書かれてるし、意味も不明なので。
その日までの現実離れした出来事をかなり思いだされて、怖さで震えてきた。

Aの自殺した時間が朝方だったことも怖さをまして、ココには居たくないって本気で思った。
俺がおかしかったんじゃなく、こいつらが異常だって思った。

お経も無く、変な平屋のような場所に棺桶が置かれており、
びっしりとAの名前が書かれた札を貼っていて、その挙句、親戚の何人かは笑っているのである。


韓国だかどこかで泣き子といって、
泣くだけの為に葬式に参加してるってやつがいるって、気味の悪い話も聞いたことがあるけど、
この集落に伝わる葬式も、気味が悪いを通り越して異常でしかなかった。
うちの両親もさすがにこの状況は怖かったらしく、「もう、かえるか」と、挨拶も早々に切り上げた。



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2 短くて怖い話


385 :本当にあった怖い名無し:2014/06/16(月) 10:03:45.23 ID:ErAl6dYLO.net
うちの子供は言葉を話すようになるのが少し遅かった。
話し始めると早いもので、
ちょっと目を離すと壁に向かって喋っている時すらある。
もちろん医者に相談したが、よくあることと一蹴された。
成長すれば治るから気にし過ぎないようにと。


ふと、イマジナリーフレンドとはどんなものなのだろうと思い、子供にたずねてみた。
それを聞いた私は、悩んだ末引っ越すことにした。
転居しても育児に心配は尽きないものだが、
アレがついて来なかったのは幸いだった。





387 :本当にあった怖い名無し:2014/06/17(火) 03:57:55.89 ID:JbMVrRkRO.net
子供に見えてたのは座敷わらしだったかもしれないのに



390 :本当にあった怖い名無し:2014/06/17(火) 16:20:32.83 ID:1H08qPa2O.net
2歳前後の幼児が、見たことのない物を想像できるのだろうか?

家にいたのは、背丈160センチより少し低い女性。
長い胴(かなんか?)がいくつも分岐して部屋中の床に這っているというもの。


子供らしい妖精さんの夢なんて物も、案外大人側の勝手な幻想なのかも知れない。
私はハナタレ小僧とムジナに化かされたことしかないので、見え方の個人差もあるのだろう。多分。




【百物語も】短編怪談大募集!【話が進む】


54 :悪霊に憑かれた時の相談窓口 :2014/04/03(木)03:00:03 ID:???
寺・僧侶
お寺の除霊は効果が期待できない。
ていうか寺に相談に行っても気休め程度にしかならない。
ただしお経が書いてあるお札を頂いた場合は多少効果が期待できる。

なお除霊に特化した寺や僧侶はカルトが入ってる場合があるので注意が必要。


神社・神主・巫女
神社はどんなヘボな神主のお祓いでも多少は効果ある。
極端に言えば霊は信じていなくても神は信じている神主でも効果あり。
除霊の内容は厄払いとだいたい同じ。

お祓いの料金はだいたい4000円くらいから。
料金を弾めば他の神社からも応援が来てより高位の神職を呼んで来たり
巫女神楽など組み入れたりしてパワーアップする。


ようは神社の場合は金次第で効果がかなり期待できる。

除霊に特化した神主・巫女の場合はさらに期待できる。

最大パワーはその神社の祭神による。

古式ゆかりの神社の中には代々伝わる特殊な除霊術などもあるが、
消防署に許可を貰ったり村の自治会やら青年団やらに手伝ってもらったりとかして、
とんでもなく大規模な祭りごとになる場合もあるので注意
(ダンジリや神輿を出したりして数百万単位で金が飛ぶ場合もある)


霊感商法(偽)
悪徳霊感商法に手を染める者の中にも少なからず本物の霊能力者がいるが、
彼らは見て見ぬ振りをして金だけさらって退散するので注意。
もちろんほとんどが無霊能力者なので全く役に立たない。
必ずそのうち「念や気を込めた壷や塩」とやらを売り込み始める。
いずれにせよ百害有って一理なし。


霊感商法(プロ)
極まれに本物の除霊師がいて能力は人それぞれ。
料金の相場は無いがやる気がそがれない程度に支払おう。
もちろんボッタクリもいる。


霊能者(素人)
除霊師ではなくいわゆる「見える人」「感じる人」である。
ただ存在を確認できるというだけなので不安を煽るだけで全然役に立たない。
見える幅も人それぞれだ。
中には全然見えてないのに見えてるふりをする構ってちゃんもいる。
可哀想なので相手になってあげよう。



実は一番確実なのが犬を飼うことで、柴犬みたいな和犬を一匹飼ってりゃだいたい大丈夫だ。
本気で吠えりゃほとんどが消滅する。
もちろん個体差があって霊や怪の感知能力や退魔能力に差はある。
ちなみに雌犬は特に家に巣くう悪霊を追い払うのが得意のようだ。



霊の気配を察知する程度の能力。悪霊レーダーがわりに。




【百物語も】短編怪談大募集!【話が進む】

102 :>>98-101 :2014/04/26(土)14:38:51 ID:???
さて… 東葛地域の霊験話をしたところでもう一つ、
今度は私の体験談


もう十年以上前になるか、死体遺棄事件があった
ばらばらにされた死体がギターケースに詰められ、川縁に捨てられていたのである

実は、その死体を発見したのは私の友人であり、偶々川の近くで遊んでいたら見つけたという
しかしその日以降、霊感ある私はその友人の背後に男性の霊が憑いていることに気付いた
私自身は昔から霊は見えていたので驚きはしなかったが、
この霊はかなり自我が強いと見え、他の同級生にも見えていたらしい





103 :>>98-101 :2014/04/26(土)14:42:10 ID:???
その日から、友人は徐々に素行不良な少年になっていった
元々やんちゃな性分ではあったが、
当時の小学生にしては珍しく金髪に染めたり、性格も苛烈になっていた
他の同級生は気づいていなかったが、その姿は彼の背後霊と実によく似ていた


さすがに私もこれはまずいと思ったが、小学生時分の私には除霊などわかるはずもない
悲運な事に、近隣に除霊ができる大人もいなかった
その間にも友人は表情まで変わり、すっかり不良少年になってしまった


104 :>>98-101 :2014/04/26(土)14:44:59 ID:???
しかし、ある日を境に背後霊はいなくなり、そして友人も元の年頃なやんちゃ坊主に戻った

私は、その背後霊がギターケースの死体の者であると思っていたが、
そうではなかったのだ
それは犯人の生霊だったのである
おそらくはその犯人が逮捕された事で生霊がいなくなったのだろう

これにて一件落着と胸を撫で下ろした私だったが…

実はまだ悲劇は終わってはいなかった



105 :>>98-101 :2014/04/26(土)14:54:26 ID:???
なんとその生霊、およそ五年の歳月を経て、当時中学生であった友人に再び憑き始めたのだ
私は彼とは違う中学校に越境したので、
彼と再び会ったのは当時の担任教師の辞校式の場であったが…
生霊はあの日よりも更に過激な風貌に変わり、
友人のみならず、その周囲にまで多大な霊障を及ぼしていた


結局、その後友人がどうなったのかはわからない
音沙汰ないので死んではいないだろうが、
近所を通ってもなかなか見かけないので、ひきこもりにでもなってしまったのだろうか

聞けば、その辞校式の日、幾度にも渡った犯人の再審請求が遂に棄却され、刑が確定したらしい
死刑囚となった犯人は今も服役中だが、どうやら無期懲役ではないらしい……
彼の者が再び世に解き放たれた時、
生霊を作り出す程の彼の憎悪はどこまで暴走するのだろうか
今でも不安でならない


おしまい



106 :名無しさん :2014/04/26(土)17:00:51 ID:???
代償が凄いね、くわばらくわばら・・



http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1395834994/l50

120 :ちーばくん :2014/04/29(火)22:48:35 ID:???
ご存じの方も多いでしょう、有名な心霊スポット『八柱霊園』。
様々な体験談が語られる事の多い場所ですが、
実はオカルト的な意味では八柱霊園は安全な墓地の部類に入ります。
そもそも危険な墓場というのは、
例えば無縁仏の墓であったり、管理人不在の整備されていない墓が殆どなのです。
八柱霊園はそのアクセスのしやすさ、歩きやすさ、
程よい郊外の静寂感と相まって、有名になったのでしょう。
しかして、本当に怖い心霊スポットというのはあまり有名にならない場所にこそあるものなのです。


その一つ、某所にある『首塚』。
その存在自体は割と有名で、建立したのは後の江戸城主・太田道灌。
文明十年、1478年に起きた千葉孝胤との酒井根合戦の跡で、
道灌は敵味方関係なく死体を丁重に葬ったと言われている。


さて……これから語るのは私の実体験ですが、
私自身霊との遭遇は度々あるので恐怖感は薄いかもしれません。
予めご了承くださいませ。





121 :ちーばくん :2014/04/29(火)22:55:53 ID:???
私は知り合いの家を訪ねており、その首塚の近くを通った。
太田道灌の手厚い葬儀のおかげで、首塚の辺りにうろつく霊は気性も穏やかだ。
しかし、ふとある道路に入った途端、寒気がした……
どうやらはぐれ者の霊がいるらしい。

私はその日、その道の近くにある知り合いの家に泊まる予定だったので、しばらく道を観察する事にした。

夜になると、たしかに数体ほど、
新しめの魂魄(何故そう断言できるのかといわれると曖昧だが…)が漂っている。

しかし暫く観察していると、首塚の方面から鈴の音が聞こえてくる。
音に導かれるように、霊たちは首塚の方へと向かったのだが…


突然、金属音のような鋭く不快な音が響いたかと思うと、霊たちが身を翻し逃げてゆく。
私はその様子が気になり、翌朝、知り合いと共に詳しく調べてみる事にした。



122 :ちーばくん :2014/04/29(火)23:04:38 ID:???
その知り合いもまた霊感のある人物で、
時折見かける『霊が逃げる』光景には彼女も疑問を持っていたという。
そこで、彼女と共に私は
首塚のある敷地の管理人(警備員経由なので時間は要したが)に事情を話した。

管理人の方が言うには、鈴の音というのは度々聞かれるが、
金属音と霊が逃げるという光景には出くわした事がないという。

管理人の方は偶然にも居合を心得た方であった。
件の金属音はどうやら刀を擦り合わせる、即ち『鎬を削る』音が近いらしい。

……ここからは私の推測に過ぎないが、彼女と共にある仮説を打ちたてた。

太田道灌は埋葬の際、敵味方なく一緒に葬ったという。もしかしたら、
武者の霊たちは未だ争っているのではないか。

気性が穏やかであるのは対外的なモノで、実際には『浮遊霊も逃げ出す程』
禍々しい怨念が未だ残っているのではないか。

これを解明すべく、私は彼女の家にもう一泊し、そして今度は道のすぐ脇で観察した。



123 :ちーばくん :2014/04/29(火)23:12:40 ID:???
鈴の音は聞こえてきた。そして、金属音。
私たちは首塚のある方を双眼鏡で見遣り、観察する。

霊は見えた。
しかしそれは異様な光景であった。

錆びついたような色合いの日本刀が数本、刃を下に向け、円を描いて宙を舞っている。
漫画『BLEACH』の殲景・千本桜景巌の光景を思い浮かべてもらえればわかりやすいかもしれない。
その中央にあるのは、小さなお堂であった。

首塚ではない事に驚きつつも、私と彼女はもう暫く観察を続けた。

その時、昨日のものとは違う浮遊霊が一体、その近くを通りかかった。
すると、刀はその例の方に鋩を向ける。
霊は慌てて逃げ出す。
夜毎現れるその刀の群れは、
その小さなお堂を敵対者から守っているように、少なくとも私と彼女の目には映ったのである。



124 :ちーばくん :2014/04/29(火)23:20:30 ID:???
翌朝、管理人の方にお堂の件を話すと、その方は神妙な表情で語ってくれた。

そのお堂は首塚と対を為す『刀塚』の跡で、合戦で殉じた者の武具を纏めて祀ってあるという。


実は管理人の方もその正体に気付いていたらしい。
あの刀の群れは、
『付喪神に憑かれた刀が持ち主を喪った為に、拾ってもらうのを待ち続けている』ものなのだそうだ。
刀たちを意識的に見た者は付喪神に試されるらしいとのこと。
だから、金輪際あの浮遊する刀を見かけても
絶対に気にかけてはいけないとも念を押された我々であった。


八百万の神とはいうが、成程悲惨な運命を辿るのは人魂だけではないようだ。
しかし、もし仮に私たちがあの様子を観察している事が刀の付喪神たちに悟られてしまっていたら。
もしかしたら、私たちも危なかったのかもしれない。


人間の霊より動物霊の方が恐ろしいのは言葉が通じないからだという。
そういう意味では、物体の霊、付喪神の残留思念などは最たる危険なモノなのだろう。
皆さまも、そういったモノにはお近づきにならないよう……。




http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1395834994/l50

275 :名無しさん@おーぷん :2015/07/04(土)23:23:15 ID:???
俺の兄貴がさ、10歳の時に亡くなったんだけど、凄く変わった変な奴だった。
癖みたいによく、静かにスッと人に向かって指をさすことがあって、
何してんのそれ?って訊いたガキの頃の俺に
真っ黒い影がしがみついてるから、って答えてた。

で、兄貴が指さした人間が死ぬんだよな。
大体、指さされてから1カ月以内か。

兄貴は道行く知らない人でも
真っ黒い影がしがみついてたらもれなく指さしてたみたいで、
指さした時点から二度と会うこともなく、
それからその人がどうなったかわからない人が多かったんだけど、
確認できる分にはみんな死んでたな。

近所のじーさんばーさん数名とか、大人も。あと、兄貴の同級生だった奴の妹も。


兄貴は交通事故で死んだんだけど、その3日前に父親を指さした。
俺の目の前で。かーさんはその時いなかった。

父親は知ってたんだ、兄貴が指さした人間が死ぬことを。

指さされた時、本当に血の気がひいて真っ青な顔してて、
俺はそんな父親の姿を初めて見たのもあって、恐ろしくて立っていられなくなりそうだった。

何だかんだ大好きな父親が死ぬんだぜ?

それから死ぬ前に兄貴が言ってた。

真っ黒い影がしがみついてるってのは嘘なんだと。
自分が指をさすから人が死ぬんだと。

ある期間に決まった人数や、時には決まった人を指ささなければならず、
そうするように生まれてくる前に会った人に言われたと。


俺はもうこれからいつ父親が死んでしまうのかといっぱいいっぱいで、馬鹿にして笑う力もなかった。
まぁその次の日に兄貴が死んだ。

兄貴が死んで落ち込むどころの話じゃなかった父親も、後を追うように亡くなった。
言っておくが、自殺じゃない。

これは俺のただの推測だが、兄貴は父親を指ささなければならず、
あの後すぐ自分に向かって指をさしたんじゃないかと思う。


兄貴も父親のこと大好きだったんだ。



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