サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

カテゴリ: 神・信仰~古来から続く非日常

144: 本当にあった怖い名無し:2010/02/25(木) 02:12:41 
あれは俺が小学生の頃だから、もう20年も昔の話だ。
今回は少し長いっす。

俺の出身は北関東の寒村で、周りは田んぼと山だらけだった。
だから子供の頃は田んぼで藁の束を積んで
秘密基地を作ったり河で魚を取ったりして遊んだもんだ。
村の人たちも皆いいひとばかりで、田舎ならではの良さがある村だった。

そんなよくある田舎の村だったが、
たった1度だけ、村全体が恐怖に陥った出来事があった。
今日はその事件を書いてみる。

その村には「絶対に入ってはいけない辻」というものがある。
辻とは言っても小さな丘のような所で、
幅3m、奥行き10m、高さ1mほどの大きさだった。
そしてその辻の上には、小さな石碑と半鐘?(時代劇の火事とかで登って叩く鐘)のようなもの
があり、周りは田んぼに囲まれていた。

理由はわからないが、
親や婆ちゃん(父方の)からは、あそこで遊んじゃいけねぇよ、といつも言われていた。
何でもあそこをいじったりすると血の雨が降る、という言い伝えがあるそうだ。
確かに子供の俺から見ても不気味な雰囲気がビンビン感じられる場所だった。

それは2月の寒い日のことだった。


145: 本当にあった怖い名無し:2010/02/25(木) 02:14:17 
俺と友達は凧揚げをすることにした。
この地域は冬はいつも大風が吹いてるから凧揚げにはもってこいだったんだ。
いつものように近所の田んぼで揚げていると、かなり乗りがいい。
釣竿のリールに糸を巻いて凧につないでるんだがぐんぐん凧が昇っていった。
こりゃすげーや、あんなに小さくなっちまったぜ!
俺は喜んでリールを緩めどんどん高く凧を飛ばしていった。

しかしこの日は風が強すぎた。
ブチッという音と同時に凧が回転しながら遠くへ飛んでいった。
アチャー・・・まいったな・・・

俺は友達のかっちゃんと凧を探しに走った。
と、ほどなくして先を進むかっちゃんの声がした。
「あったぞ~」
俺は見つかってよかったと安心したが、それはすぐに不安へと変わった。

どうする?
う~ん・・・どうしよ・・・

凧は例の辻の半鐘に引っかかっていた。
風でバタバタと揺れている。
今までここは通り過ぎることはあっても、登ったりしたことはない。
しかも親達からは絶対入ってはいかんと言われている。
そのことはかっちゃん家も同じだった。

太陽はまだ高かった。
しばらく悩んでいたが、かっちゃんが「長い棒で引っ掛けて取ろう」と提案した。
俺はいいアイデアだと思い早速二人で棒を探した。




146: 本当にあった怖い名無し:2010/02/25(木) 02:15:44 
棒は意外と早く見つかった。
かっちゃんがやると言い、少し離れた所から凧に向かって棒を伸ばした。
半鐘までの高さは3m弱といったところか
何度か突っついたが、全然取れる様子もない。
頭にきたかっちゃんは足元の石ころを投げつけた。
カーン
・・・半鐘に当たった。
錆付いた半鐘からはその外見からは想像もつかない程良い音がした。
ダメだな、取れないや。
と、その時、凧が半鐘から外れ空高く飛んでいっちまった。
それもすんごい勢いで。

さすがにあれは追っても無駄だと子供の俺でもすぐにわかるくらいの勢いだった。
高かったので悔しかった。

諦めて二人で帰ろう、ということになったが急に天気が悪くなり始め、雨が降ってきた。
幸い俺の家もかっちゃん家も近い。
バイバイしてすぐに家に着いた。
と、ほぼ同時に大雨。しかも雷?まで鳴ってきた。
2月に雷?ありえねーとか思いながらも、
まさかさっきのが原因じゃないよな・・・とちょっと不安だった。

何やら外が騒がしくて目が覚めた。なんだ?こんな時間に
時計を見たら午前零時半だ。
親はすでに起きて外で近所の人に何事か聞いてるようだった。
戻ってきた父親は血相を変えて
「おい、かっちゃんがいなくなったんだと」と言った。
俺は「えっ!?」と驚いた。

騒がしかったのは村の皆でかっちゃんを探しているからだった。
何でも昼間遊びに行ったきり帰ってこなかったらしいが、
親父さんが夜勤で帰宅が遅かったから気がつかなかったようだ(母親は亡くなっている)。

おまえ、何か知らないか?「・・・」俺は怖くて黙っていた。


147:  本当にあった怖い名無し:2010/02/25(木) 02:17:28
結局その晩、かっちゃんは見つからなかった。
あの時、確かに自宅の方向へ走っていく姿を俺は見た。一体どこへ行ったのか。
翌日、警察と村人で捜索が始まった。
俺は子供心に怖くてどうしようと悩んだが、
このままじゃかっちゃんが本当にいなくなる気がしたので親に言った。

「バカヤロー!」
俺は親父の平手で吹き飛んだ。
「あそこには入るなといつも言ってただろう!」
俺は泣きながら謝るしかなかった。

親父は早速、村の人たちにそのことを告げ相談を始めた。

しばらくして村のご意見番というか不思議なちからを持った婆さんがきて
「家の周りに小便を撒いて玄関に塩を盛るように」と言った。

その婆さんの不思議なちからは何度か見たことがあり
俺も小さい頃に疳の虫がひどかったので、その婆さんに直してもらった記憶がある。
手首に細い紐を巻いて指先をこすられたと思ったら、
爪と指の間からクネクネと動く正体不明の生き物?が出てきた。
それが疳の虫なんだという。
婆さんはそのクネクネを引っ張って巾着袋に入れて封をした。
子供ながらに不思議な婆さんだなと思っていた。
外見はナウシカに出てきた予言の婆さんにそっくりだった。

こりゃ大変なことになっちまったね・・・
死人が出なきゃいいが・・・

婆さんは村人全員に今すぐ家に帰り、今日は一歩も外へ出ないようにと伝えた。
あの辻にだけは触れちゃぁなんねぇ。
昔からあそこを崩そうとしたりすると必ず死人が出たんだよ。
そりゃぁすごい祟りが起こるんだ。
婆さんは俺を脅した。
俺は泣きながら震えているしかなかった。

いいかい?次に祟られるのはおまえだ。今夜はずっと目を閉じているんだ。
絶対に何が起こっても目を開けちゃぁなんねぇ、いいね?

婆さんはそうと俺の髪を何本か抜き、うちの仏壇で念仏を唱え始めた。


148: 本当にあった怖い名無し:2010/02/25(木) 02:19:22 
俺は両親に囲まれてずっと目をつぶっていた。
時間ももう遅い。
寝てしまえば楽なんだろうが、緊張でまったく眠れない。
婆さんはずっと念仏を唱えている。

と、バチンという音とともに電気が消えた。
親父がブレーカーを上げるも電気がつかない。停電か?
仕方ないので仏壇用のローソクに火をつけたようだ。
すると婆さんが「むっ」と言い念仏をやめた。

カーン・・・カーン・・・
何やら遠くから鐘の音が聞こえた。
来たね・・・
婆さんはそう言うとガサゴソと何かをいじっているようだった。
俺は目をつぶっているので何が起こっているのかわからない。
ただ、鐘の音がだんだん近づいているような気がした。

カーン・・・カーン・・・
俺は怖くなった。
しっかりと両親の手を握っていたが汗でぬるぬるしているほどだった。
両親も震えている。婆さんは相変わらずガソゴソとしてる。
と、うちの前で鐘の音が止まった気がした。
ずっと目を閉じてるから聴覚が敏感になっていたんだと思う。
途端に玄関の戸がガタガタと言い始めた。
ヒィッ!
俺と親は怖くて悲鳴を上げた。
玄関はしばらくガタガタしていたがじきに止んだ。
と、今度は屋根の上を何かが歩いている音がした。
時折、ヒ~ッヒヒヒヒというような不気味な声が聞こえてきた。
しかも複数の声だ。


149: 本当にあった怖い名無し:2010/02/25(木) 02:21:01
いいかい?目をつむったまま声も出しちゃぁダメだからね?
婆さんはそう言うと家の中央の柱に何かを打ち付けていた。

と、何かの気配がする。
すぐ近くに何かがいる。
両親は気がついていないようだ。でも声を出してはいけない。
うう、でも何かが俺の近くで匂いを嗅いでるような感じだ。気持ち悪い。
とてもじゃないがこの世のものとは思えない。
両親は気づいていないようだった。
俺は恐ろしさと緊張で失神寸前だった。

見 ぃ ~ つ け た ぁ
確かに聞こえた。と同時に俺は完全に気を失ってしまった。

翌朝、俺は外の騒がしい声で目が覚めた。
いたぞー 
見つかったぞー 
たくさんの人がそんな感じで叫んでいた。

部屋の中を見回すと両親はいない。
婆さんもいない。
俺は昨夜のことを思い出して再び怖くなった。
と、視線を部屋の中央へ向けると何か違和感がある。

昨夜、婆さんが何かをやっていた場所だ。
よく見ると中央の柱(大黒柱)が真っ黒に焦げている。
一体何があったんだろ。
と、外にいたお袋が家の中に入ってきて、俺に言った。
ねぇ、かっちゃんが見つかったんだって!
俺はすぐに飛び起きて外へ出た。
ちょうど親父が帰ってきた。俺はそこで色々聞いた。

かっちゃんは近所の豚小屋の中でなぜか裸で寝ていたらしい。
命に別状はないが、俺とバイバイしてからの記憶がないらしい。
ただ、手には火傷を負っていたようだと言う。

俺はというと、昨夜失神した直後に柱が燃え上がり、そのまま鐘の音も消え
無事朝を迎えられたと聞いた。
婆さんが俺の髪を祈祷用の人形に入れ、その柱に打ち付けたことによって
家の守り神の大黒柱が身代わりになって助かったんだという。


150:  本当にあった怖い名無し:2010/02/25(木) 02:23:07
婆さんは?と聞くと
かっちゃんの体を清めに行っているそうだ。
どうやら昨日、玄関をガタガタしたのも屋根の上で暴れたりしたのも彼なのだそうだ。
きっと取り憑かれていたんだろうということだった。

その後かっちゃんは街の病院へ運ばれたが元気になり帰ってきた。
但し記憶は消えたままだそうだが・・・
この事件を通して、
子供ながらに自然には立ち入ってはいけない場所があるんだなとしみじみ痛感した。

時が経ち、今、その辻の周辺には高速のインターチェンジが出来た。
北関東自動車道という高速らしい。
俺は田舎を離れて数年経つが、今でも帰省するとあの時のことを思い出す。
親の話では高速のルートもわざわざあの辻を迂回して作られたということだった。
確かにもし、工事であの辻が破壊されてたらこの高速の建設計画もどうなっていたか・・・
考えると恐ろしくなる。

おしまい。


関連記事?

363 :本当にあった怖い名無し:2018/12/09(日) 12:39:26.22
石じじいの話です。

じじいの住む集落には寺がありました。
そこのご住職は、私も知っています。
現在は無住になっていますが。
その先代のご住職がじじいに語った話です。

ある人が死んで新しい墓が建てられたのですが、
その墓の前に刀が突き刺される事件が起きたそうです。
しかも何回も。

その刀は別に高価なものではなかったそうですが
気がついたら刺さっている。
墓場で見張っていても、見張っているときには刺さらない。
関係者の中に犯人(協力者?)がいるとしか思えないのですが
ご住職もそう思って調べたそうですが、特に怪しい者はいなかったと。
その墓に入った人が恨みを買っていた可能性があるのですが、
知られている限りそれもなかったようです。

半年ほど続きましたが、その後、刀が刺さることは無くなったそうです。

刺された刀は、5本ほどになったのですが、寺で保管されていました。
後に、供養して焼却したそうです。



361 :本当にあった怖い名無し:2018/12/08(土) 12:56:03.53
石じじいの話です。

じじいの住んでいる山間の集落では、
夏霧が深く立ち込める日が、年に一、二度ありました。
ほとんどは一度きりだったのですが。
これはものすごい霧で、ほんの数メートルのところが見えない。
また、日光を遮って夏なのにシャツだけでは寒くて耐えられないほどでした。
霧は朝の8時ごろには消えてしまいます。

その濃霧の中から「言葉をかけてくる人」がいたそうです。
濃霧の中を歩いていると、「もし」、「あの」、とか声をかけてくる。
あたりを見回すと、霧の中にぼんやりとした人影がある。
「おはようございます」などと応答したら、
その人影は、「なにか重要なこと」をその人に話し伝えるのだそうです。
そのことを聞いた人は、すぐさま病みつくとか。
高熱をだしてのたうち回るが、一晩で回復する。
回復したときには、何を言われたか忘れているのだそうです。
なにか言われたことは覚えているのですが。

あまりの高熱で難聴になった人もいて、その「霧の人」は地元の人々から恐れられていました。
限られた集落周辺の道路際にしか出没しなかったそうです。

以前紹介した、「ドウロクジン」や「ミサキ」のような存在だったのでしょうか?



740 :もしもし、わたし名無しよ:2010/08/09(月) 21:39:29
看護士をやっている友達から泣ける話を聞いたので、投下。
友達は小児病棟で働いているんだけど、そこにいた5歳の女の子。
生まれながらに重い病気持ちで
ほとんど病院から出た事も無いような子だったそうだ。
その子はリカちゃんが大好きで、
お遊戯室的な所にある共有のリカちゃんをそれはそれは可愛がっていた。
「将来はリカちゃんを作る人になりたい」
なんて夢を話してくれたそうだけど…そこまでは生きられない子だった。
で、その子は先日とうとう亡くなったんだけど…

容態が悪化する数日前から、
「リカちゃんが、お星様に乗ってお空に飛んで行くのが見える」
って言いはじめたんだって。
はじめてそれを聞いた時
友達はすごくイヤな予感がしたけど「うんうん」って聞いてあげていた。
その子はそれからも時々星に乗ったリカちゃんの話をして
時々「リカちゃんじゃないけど、リカちゃんがいたよ!」とか、
「今日はリカちゃんのお友達もいたよ!」
と報告してくれて
その頃にはその子の余命を聞いていた友達は、切なくて泣きそうになってしまった。


741 :もしもし、わたし名無しよ:2010/08/09(月) 21:40:09
そして数日後、ご両親に見守られながらその子は旅立った。
本当はそういう事はしてはいけないんだけど
友達はお遊戯室のリカちゃんをご両親に差し上げたそうだ。
お気に入りだったから一緒にいさせてあげてくださいって。
ご両親もそのリカちゃんの事は知っていたから
とても感謝してくれたそうだ。

その日の夜。
見回りの時に女の子がいた病室に入った所、
片付けられたベッドの上に、ご両親に上げたはずのリカちゃんが。
やっぱり思い出してしまうからご両親が置いて行ったのかな?
と、リカちゃんを回収しようとベッドに近づいたら、
どこからとも無くクスクスと笑い声が。
え?と思った瞬間、金縛りに。
友人の見ている目の前で、ベッドの上のリカちゃんが立ち上がって
そのままフワ~っと浮き上がったかと思うと、天井をすり抜けて消えてしまった。
リカちゃんが消えた瞬間、
クスクス笑いが「やったぁ!」っていう亡くなった女の子の声になって消えた。
金縛りも消えた。
目の前で怪奇現象が起きたけど、友達は全く恐怖は感じなかったと。


742 :もしもし、わたし名無しよ:2010/08/09(月) 21:41:48
後日、女の子のご両親が
もらったリカちゃんの代わりにと新品のリカちゃんを持って来たので
それとなく聞いてみたけれど、ご両親に上げたリカちゃんはお仏壇にいるそうだ。
友達は、女の子がリカちゃんと一緒に昇って行けたんだなぁ…と実感したそうだ。

これを聞いて、やっぱり『リカちゃん』って、
もうある種の守り神的な力を持ってるんじゃないかと思ったよ。



513:本当にあった怖い名無:2009/09/14(月) 23:22:22 
二年ほど前に遡ります。
私は父が経営する土建屋で事務をしています。
今は兄が実質の社長ですが、やはり父の威光にはかないません。
そんな父の趣味が発端と思われる出来事です…。

父は自ら所有する山にどうやら「ログハウス」を建てたいらしく
元々日曜大工が趣味であった父ですから、中古の重機を購入し
ダンプを友人の土建屋さんから借り入れ本格的に基礎工事まで着手するようでした。
週に一度の休みを利用して父はまめに通っていました。
着手してから、数ヵ月後。

父「○○(母の名前)~、警察よんでけれ」
母「え、え、え?なしたの?」
父「骨出てきたから、警察に電話してけれじゃ」
母「ぇえぇ、殺人事件?」
父「いいがら、はやぐ」
(父は、未だに携帯を持とうともしないのでわざわざ山から40分かけて自宅に。
母は用心の為と携帯を持たせているのですが意味なしですよね。)

警官が三名やって来まして、父はその現場を案内する為先導することに。
私も休みでしたから興味本位で同行する事にしました。

現場に到着しますと
散乱している白骨と飴色に変色した骨が剥き出しになっていまして
足枷があり、それに鎖が繋がっているのも見えました。
素人目にも古い骨だということはすぐわかりました。
事件性の有無などの確認の為なのか、父は細かい質問を随分受けていました。


514:本当にあった怖い名無し: 2009/09/14(月) 23:24:30
検死官もその後到着しまして、とても古い骨であると言う事。
事件にしてもとっくに時効を迎えているであろう事から、意外なことに…。

警察官「申し訳ないですが、そちらで処分ねがいます」
私も一瞬呆気にとられましたが、父は元々豪胆で、
父「したら、こっちで坊さん呼んで供養してもらうわ」
と、果物用の木箱に骨を入れ始め(検死官と警察官も手伝ってくれました。)
その日は、その骨を檀家の住職さんの所へ持ち込み
無縁仏として供養して頂くことにして貰いました。
(その枷と鎖は、まだ寺にあるはずです。)

豪胆な父は、その後また現場へ戻り作業の続きをしようとしたので、心配になり
父が帰宅するまで一緒にいました。
帰宅する時に体が異常にだるかった事を覚えています。

父母と三人で昼間の奇妙な事件について食卓を囲みながら話し
私は体がだるかった事もあり、入浴の後、父母よりも先に寝ました。
夢を見ました…。

***夢の内容***
なぜか私は、木製のリュックというか箱を背負い石を運ばされています。
朝早くから、日が沈むまでそれは続き
やっと開放されたと思えば、小さな掘立小屋のような所に押し込められ
寒さと、飢えを感じながら床に着く。
**************

朝起きると、汗びっしょりで
変な経験したから、あんな夢みたのかなぁくらいに考えていました。




515:本当にあった怖い名無し: 2009/09/14(月) 23:27:41
それからも三日おきくらいに「同じ夢」を見ました
一月ぐらいの間ですが。

それから三ヶ月後、生理が二回も来ないので婦人科にいくことにしました。
医師「○○さん、妊娠の可能性があります。」
私「え?どういう意味ですか?」
医師「詳しいことはこれからの検査が必要ですが。」
私は当時、彼氏も居ませんでしたし、「妊娠」なんてありえませんでした。
その事を医師に伝えますと
医師「皮様嚢胞かも知れないので、後日またいらして下さい」
夢の事が何より怖かったですし、聞いたことも無い病名でしたので
不安で不安で、その日は会社でも仕事が手に付きませんでした。

その日の夜急に子宮の辺りに激痛が走り、動くこともままならなかったので、
母に救急車を呼んで貰い昼間受診した病院へ向かいました。
ストレッチャーの乗せられ車内で唸りながら病院に着くのを待ち、
意識が遠くなりそうになった時…。
こう、子宮が蠢くような感覚と共に、何が出るようなきがします。
また痙攣のような感じと一緒に、私の入り口から
「赤みがかった半透明なゆでたまご」のようなものが5~6個ぼろぼろと出てきました。
病院に着く頃には、痛みも和らいで来ましたがまだ意識は朦朧としていました。
(その水風船のようなものは救命士の方が医師に手渡してくれたようです。)

翌日のお昼近くになってから、
私は意識を取り戻し、医師にあれはなんだったのか、という質問をしますと

医師「皮様嚢胞というより、胎児が分裂に失敗してあのような形になる事があります」
私「でも、本当に心当たりがありません」
医師「そう気に病まずに、嚢胞の一種かも知れませんし
後で悪性でないかどうかお知らせします」

結局、悪性ではないことがわかりましたが、どうしてこうなったか、
医師に尋ねても「よくわからない」と言った返答しかありませんでした。


516:本当にあった怖い名無し:2009/09/14(月) 23:29:26
そして、その一週間後。
またあの、リアルな夢を見ます。立て続けに三日間も。

本当に怖くて、父母に相談した後、心療内科にもいってみましたが
「特殊な体験の後の、珍しい疾患を患った訳ですから、悪夢をみてもしょうがない」
とだけ言われ薬の処方を薦められましたが
どうしてもそういう薬には抵抗がある為
なるべく考えないように、生活を送ることにしました。

そして三ヵ月後…。
また生理が止まり、婦人科にいきますと…。
医師「前回と同じ症状ですね」
私「…。」

とにかく私は、怖くて怖くて、すぐに摘出してもらうよう頼むことにしました。
でも、前回は上手く出てきたからいいものの、
普通なら手術が必要ですし、「掻爬」もリスクが大きいので薦められないとの事。
その一週間後、また前回のように痛み出し
意識が朦朧とする中、「ソレ」を排出…。

気が狂いそうになりましたし、理由もわからず、
なぜこんな病気に罹ったのか今でも私は、この病気に苦しめられています。
枷と鎖があった白骨は、お寺で供養したはずなのに…。
病気の発症と、妙な出来事が重なっただけかも知れませんが
今も時折、あの「夢」を見ます。

そして、生理が今月も来ません…。




339:本当にあった怖い名無し :2009/07/31(金) 17:39:57 
毎年お盆に親戚の家に親族が集まるんだが
毎年必ず1人多い

なんて言えば良いのかわかんがとにかく1人多いんだよ

一体なんなの




177:本当にあった怖い名無し:2011/02/02(水) 21:09:16
お隣さんに、少し痴呆気味のおばあさんと、足腰の弱いおじいさんが住んでいる。
その家では真っ黒なにゃんこも居るんだが
飼っているわけではなく住み着いてしまったとの事。

ある日、私が家の中でだらだらしていたときに
そのにゃんこがいつの間にか隣に居た。びっくりした。
私の隣でやっぱりだらだらしていたわんこも、びっくりした顔をしていた。

そのにゃんこが一言。
「となりのおばあさん水道開けっ放しです」
って言って壁をすり抜けて(通り抜けて?)出て行ってしまった。

お隣さんの家に行くと玄関が開きっぱなしで
台所のほうからドドドドドドドっていう水音がした。
呼んだがおばあさんからもおじいさんからも返事が無いので躊躇ったが家に入った。
おじいさんとおばあさんが台所で倒れていた。
水音は台所の水道が全開になって蛇口からあふれ出てる音だった。

おじいさんとおばあさんは、幸い命に別状は無かった。
しかし、それからあの黒いにゃんこは見かけなくなってしまった。

自分が体験したほんのり怖い体験は、今のところこれっきりだ。




937 :本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 13:05:38
昔、同い年くらいの幽霊(おそらく)に出会った話。

俺の家は昔から、夏休みにはばあちゃん家を訪ねることになっていた。
そのときも、俺、姉、両親で、ばあちゃん家に滞在していた。

そんなある日、ひいじいちゃんの墓参りに行くことになった。
墓に着いて、みんなは墓の掃除を始めた。が、小さかった俺は退屈だった。
俺は墓地の探検に出かけることにした。

田舎の墓地は広く、俺は家族からかなり離れた所まで行った。
墓地には俺たち家族以外は誰もいないようだった。
菊の花や周囲の竹林を眺めながら歩き、
田舎は空気がおいしいなあーとか、子どもながらに考えてた。

そして墓地の隅まで行ったとき、俺は不思議なものを発見した。
直径4メートルくらいの円形のスペースがあり
そこだけ緑色のフェンスでぐるっと囲まれているのだった。
フェンスの内側は竹や木がぼうぼうに生えておりぐちゃぐちゃに荒れていた。
分かるかな?墓地の他の部分は普通の土なのに、その円形の部分だけ木がぼさぼさ生えてるんだ。


938:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 13:07:33 
近づいてみると、フェンスの穴の一つから、やけに太い枝が一本突き出ているのを発見した。
その茶色い枝に触ってみると妙にやわらかくてねちょっとしてた。
何だろう?と思ってると、後ろから声がした。
「それは、腐った腕だよ」
振り返ると、そこにいたのは当時の俺と同い年くらいの男だった。
そして、右目が潰れてた。
どう表現すればいいのか分からないが、なんだか右目が白くて周辺が赤く爛れてた。
結構びびったが、障害者の人にどう接すればいいか分からなかったので
普通にしゃべったような気がする。

「腕?」
「そう。それは腕だよ。死体の一部が突き出ているんだよ」
ちょっとぞくっとした。
「これ死体なん?」
「そう」
「じゃーこれって墓なのか?」
「墓だよ」
「突き出てたらだめじゃん、埋めないとだめじゃん」
「なんで?」
そんな会話をしたような。

当時の俺は、死人は墓に埋めて線香上げると天国に行くことができる、と認識していた。
「こんなんじゃ天国行けないよ!」
「天国じゃあないよ。彼は今地獄にいるんだよ。とても苦しんでるよ」
俺はだんだん怖くなって、家族の元に戻った。

一応ばあちゃんに聞いてみたが
このへんにそんな子どもが住んでいる家なんてないそうな。
というかばあちゃん家周辺は、まじで家すらほとんどないド田舎なので
俺もそう思ってたけど。
彼はやはり幽霊だったのだろうか。右目の爛れた、墓場の幽霊。

ちなみにそれからは何も起きてない。


940:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 14:20:21 
その円形のスペースの詳細もきいて書いてくれないと


942:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 17:11:23 
場所まで書いてもらわないと


951:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 23:31:27 
レス貰ったので、ちょっと墓のこと調べてみました。
と言っても、ばあちゃんに電話して聞いてみただけなんだけど。
かなり興味深いことが分かりました。

と、その前に。
円形のスペースっていうのを、もう少し詳しく話します。説明が下手ですんません。
『そこ』以外は、古いけど普通の墓地に見えるんです。
足元は土で、竹林に囲まれた自然豊かな田舎の墓地です。
その隅に、緑のフェンスでぐるっと覆われた不思議なスペースがあるんです。
ただ『そこ』について、さっき書き忘れてたことがありました。
結構致命的な書き忘れですが。
『そこ』は穴でした。
直径4メートルの円から、落とし穴みたいに深く穴が掘られてるみたいでした。
その穴の底から木や竹がめちゃくちゃ生えていて、その木の上部が地面まで到達し、
その広がった枝の部分がフェンスで覆われているという感じです。
分かるかな。
フェンスの間から中を覗こうとしても、木に視界を塞がれて地面の底が見えないんです。
腐った腕は、そんな隙間から突き出ていたのをたまたま発見したのでした。


952 :本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 23:32:39 
で、本題。
そこ、大昔の牢獄だったらしいです。
罪人をその登ってこれないような穴に落として、死ぬまで放置。
牢獄っていうか、処刑に近いか?とにかくそういうものだったらしい。
もちろん今は使われておらず、何の痕跡もない。
しかし、昔にはそんなこともあったと。おそろしや。

ばあちゃんも詳しく知ってるわけではないようだけど。たぶんまとめるとそんな話でした。
「あそこは大昔、悪いことをした人が入れられていた場所なのよ」的なことを言っていたので。
俺は少ししっくりきました。

あの時会ったあの子は、彼は地獄に行ったと言ってたから。
地獄ということはつまり、あの腕の持ち主は生前、悪事を犯した罪人だったんだろう。
犯罪者だとすれば、まあ死後は地獄に行くだろうな。
しかし、今も苦しんでいるというのはかなり怖い。



350 :本当にあった怖い名無し:2018/12/07(金) 12:17:36.19
無駄に長いけど怖くない

子供の頃毎年夏休みに母方の祖父母のところに遊びに行っていた
遊ぶといえば川だけの集落で、ものすごいド田舎なので
夜は少ない外灯だけが頼りの暗闇になるけど
寝る前なんかにカエルの声をききながら婆ちゃんとよく散歩した

で、その夜も婆ちゃんと手をつないで散歩してたら
突然「あそこ見ぃ」と山の方を指さしたので目線を向けると
遠くの暗闇の中でぽつぽつと三つほど小さな火のようなものが見える

火みたいといっても別に赤くはなく
イメージとしては松明を持った人が山にいるのかなって
「何?」と訊ねたら「狐火で、あれ」
狐火についての簡単な説明をされ「へー」って
そういうものがあるんだなぁって思ったぐらいで
その後怖い事も特に起きず家に帰った

あと、そこはお盆に川に入ると足を引っ張られるから絶対入るなと言われてるんだけど
我慢できず一度だけ盆に泳いだことがある
本当に溺れて水中で緑っぽい茶色の細い何かが足元にいたのを見た
必死に上にあがろうとしてる最中だったから
じっくりは見られず何かはわからないけどその先の暗い水底と相まってかなり怖かった
以来ちゃんと言いつけを守った

狐火を見たのも溺れたのもこの一度きり
溺れたのは本当にただ溺れただけかもしれないですが

大人になってからは夜に妹と橋の上から川を見ていたら
(暗くて見えないんだけども)
犬の鳴き声がして遠くの民家で飼ってる犬かな?って思ってたら
次の瞬間すぐそばに鳴き声が来た
そこは道もなく家も川原もない辺りなので
川の中にいるのでもない限り不可能な場所だし
移動が早すぎる
え?おかしくない?って
妹と顔見合わせたら急にゾッとして二人で本気で走って帰った

ちなみにそこは狸に化かされた類の話やお化けを見たなんてのが結構ある地方
父も同じ県出身なんだけど怖い話は父方の地域の方に多かった



https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1535920044/-100

761: 本当にあった怖い名無し:2011/07/28(木) 13:51:25.54 
たった今体験した話。
私は宮城県多賀城市在住。
早めの夏休みで、今仙台駅から新幹線で岩手の実家に帰省するところです。

駅のホームをグリーン車が停車する場所から自由席が停車する場所に歩いてました。
遠目で見て、自由席が止まる場所に沢山人が並んでて、
今日は席に座れないわって思いながらてくてく歩いてました。

一瞬目をそらしてからもう一度見ると、誰一人ホームに並んでいませんでした。
不意に震災で亡くなった方が里帰りするのかなって思って、色々こみ上げる思いがありました。

私は多賀城市で看護師をしています。
震災時はただただがむしゃらに働いて、やっと長期で休暇を貰って里帰りです。
多くの方が亡くなりましたが、私は涙を流す余裕はありませんでした。

今、やっと亡くなった方々に対して涙が流れます。
一緒に故郷に帰りましょう




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