サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

カテゴリ: 神・信仰~古来から続く非日常

http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1423664447/

103 :1/3:2015/03/07(土) 15:18:22.11 ID:Azxwanva0.net
話ヘタクソだけどひまな奴だけ読んでくれ

母の実家は資産家なんだが、ある言い伝えがあった。
ある男が悪い神様に「金持ちにしてほしい」と毎日毎日お願いした
ある日、その神様が「子供と引き換えにするなら金もちにしてやる」と答えてくれた
その時結婚すらしていなかった男は二つ返事で引き受けた。
その後、男はとんとん拍子に金持ちになった。
そして、以前から好意をもっていた女を嫁にもらい、幸せな毎日を送っていた。

ところが、幸せな日々は簡単に崩れさった。
最初の子は目が真っ白な状態で生まれ、数日で死んでしまったのだ。
さらに次の子は頭が無く人間の形すらしていなかった。
この時になり男は神様との約束を思い出し 
神様に何度も「もう金は要らないから子供を助けてほしい」とお願いするが
神様から返事はなかった。

やがて嫁は三人目を妊娠。
様子のおかしい夫に問い詰めたところ夫は全てを白状した。
嫁は高名なお寺にいき事情を話し、何とか子供を守ってほしいとお願いしたところ
子供をまもるお地蔵様を祀る様にと勧められた。
そして庭の一角にお地蔵様をたて毎日毎日「子供を守ってください」とお願いした。
すると、五体満足で元気な男の子に恵まれた。
これでもう大丈夫、と安心していたが・・
次に生まれた子は真っ白な子ですぐ死んでしまった。

二人は次から妊娠するとお地蔵様を準備し
生まれるとすぐにお地蔵様にお願いするようになった。

その後生まれ子は皆丈夫に育ったため
本家では子供が生まれるとすぐお地蔵様を建てるのが慣わしとなった。


104 :2/3:2015/03/07(土) 15:19:10.34 ID:Azxwanva0.net
ちなみにお地蔵様は本家筋の人間の分しかたてない。
死んだ場合、また、女の子は他所に嫁にいくとお地蔵様を撤去し
一番おくにある一番古く大きなお地蔵様に合併(?)させる

また、長男以外は跡取りではないが、分家筋の長になるためお地蔵様は残しておくが
その嫁やその子の分は建てない、という決まりがある。
現在は、跡継ぎである叔父(母の弟)と
その男兄弟3人分+叔父の子3人分+叔父の長男の子2人の9体がある
・・・・はずなんだが、実は8体しかない

祖父の代の話になる
当時の長は曽祖父でかなりの暴君だったらしい。
女関係にだらしなく、複数の女と関係をもった
そして、跡継ぎである祖父もかなりの暴君で、あちこちの女に手を出しつつ
身元のしっかりした女(俺の祖母)と結婚したが、祖母とはうまくいっていなかったようだ。

祖母が女の子(俺の母)を生み、さらに跡継ぎである男の子を生んだ後
二人はほとんど会話もしなくなった。
そして祖父は、以前から関係のあった元芸者を家の離れに住まわせるようになった。

その元芸者が妊娠し、もうすぐ出産という時期に
跡継ぎである長男が流行り病で死んでしまった。
直後に生まれたのが男の子であったために、曽祖父は激怒した。
芸者の子供を跡継ぎにするわけにはいかん、と。
そのため、生まれた子供の出生届は出されず、また、お地蔵様もつくられなかった。

2年後、祖母が男の子を生み、やっと元芸者の子は出生届が出された。
だが、何故かお地蔵様はつくられなかった。
恐らく、もう既に元気に育っていたから必要ないと判断されたのだろう。


105 :3/3:2015/03/07(土) 15:22:38.63 ID:Azxwanva0.net[3/3]
実際、叔父はその後もすくすく何の問題もなく育ち

数十年後、祖母は、脳梗塞の後遺症で身体機能が残っているのに
杖で殴りつける等の暴力を篩うようになった祖父から逃げて熟年離婚したのだが
その後、ボケてわけのわからなくなった元芸者と祖父を勝手に入籍させ
祖父の死後に財産を掠め取るということまでしでかしたが
それはまた別の話。

話を元に戻す。
お地蔵様をつくられなかった叔父だが、実は叔父の子が全員アウトだった。
長女は耳が聞こえないうえ知的障害がある
長男は内臓疾患に加えて骨形成不全症がある
次男は脳に障害があり寝たきり

本来お地蔵様がつくられないことで守られないのは叔父だったはずなんだが
何故か叔父の子が全員障害をもっているのは、やはり何か影響があるんじゃないかと思うが
当然、そんなもの立証できるわけもない。

叔父の子も良い歳なんだが誰一人として結婚できず
いや、結婚できないどころか、親の介護が必要な状態で
叔父の家は叔父の代で姿を消すことになる


106 :本当にあった怖い名無し:2015/03/07(土) 17:05:56.11 ID:N0usyGBG0.net
離婚した祖母ってひと、浮気されて外で子供作られた上に暴力うけてたのか、気の毒に。
財産掠め取ったと言ったって
耐えた上での慰謝料みたいなもんだろうし特に問題ないねえ。

あと叔父が二人いるのに書き分けしてないからちょっと混乱した。
しかし昔の人は子沢山だね
初代さんは結局何人子供つくったんだろう。


107 :本当にあった怖い名無し:2015/03/07(土) 21:05:00.72 ID:qZVVF5yZO.net[4/5]
身代わり地蔵


108 :本当にあった怖い名無し:2015/03/07(土) 21:19:27.98 ID:qZVVF5yZO.net[5/5]
代々合祀みたいなことされてる本尊地蔵は
パワー溜め込んでそうだな


109 :本当にあった怖い名無し:2015/03/08(日) 00:09:54.86 ID:pEUK4HLq0.net
興味深い話だった
投稿ありがとう
「悪い神様」って誰だ、気になる
やっぱ後先考えず気安く約束ごとするもんじゃないねえ
特に神仏相手は

契約なんだから、いくら地蔵菩薩といえども助けられる範囲というか限度が
できてしまうんだろうね
時間や悲痛、関連する人数分の人生や迷惑度の釣り合いで見たら、
最初の短いパラダイス期間とてんでバランス合わないよね


110 :本当にあった怖い名無し:2015/03/08(日) 01:34:54.92 ID:4REhndF/0.net
ケモノ神様系じゃないかな
効き目凄いけど反動もすごいんだよね
コンコンさん(お稲荷様)も、家に小さな祠やらして大切に守っているときは
家が繁盛するけど、代替わりや家の事情でお祀りがおろそかになると
たちまち祟られるというし


114 :本当にあった怖い名無し:2015/03/08(日) 04:36:21.26 ID:it1IMy5HO.net
地方には得体の知れないオリジナルの神いくらでもいるから
メジャーどころで現代人が考えても分からねえよ


115 :本当にあった怖い名無し:2015/03/08(日) 07:10:40.99 ID:pEUK4HLq0.net
そういわれてみれば、たしかに
民話や伝承に残ってる話は毎年人身御供を要求する神さんやら
子供を攫ってしまう○○山の神さんやら、「悪い神さん」だらけだよね・・・ 


117 :本当にあった怖い名無し:2015/03/08(日) 15:32:45.59 ID:PDfwbhd60.net
有名どころだとミシャクジ様とかも神道の外の神様だからね
逆に菅原道真とか崇徳天皇とかはちゃんと祀ってるからか悪い話はあんまり聞かないね


http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1436103903/-100

66 :本当にあった怖い名無し:2015/08/11(火) 17:14:00.80 ID:hv+qqahx0.net
昨晩は裏山の小さな神社から真赤な顔が猛スピードで放出されるのを見た。
今晩も出るかどうか待機する。


68 :本当にあった怖い名無し:2015/08/11(火) 23:18:19.08 ID:Uruy2L6I0.net
百鬼夜行というものを1度でいいから見てみたいな
狸合戦の妖怪のシーンはわくわくしたよ




69 :本当にあった怖い名無し:2015/08/13(木) 23:56:53.28 ID:ozxjlb78O.net
京都の有名な神社の神主さんが、深夜、会合(飲み会?)から帰って来たら
境内が百鬼夜行まっさい中で騒がしかったと
笑って話してくれたのを思い出したw
>>66
はどうだったんだろう
午前と午後の神社は性質が違うときくから悪いものじゃないといいのだけど



https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1535920044/-100

231 :本当にあった怖い名無し:2018/10/26(金) 22:27:50.61 ID:Apew5JJb0.net
石じじいの話です。

自動車を八千円で手に入れたじじいは、いろいろな人を乗せてあげていました。
じじいは親切な人間でした。
わたしもよく乗せてもらいました。こわかったけど。

雨の中車で走っていると、遍路巡礼姿の
かなり年のいった老人が道端の地蔵堂で休んでいたそうです。
雨が止みそうになかったので声をかけて車に乗せてあげました。
その老人曰く
お四国を回って結願して自分の家に帰るところだ、と。
彼の言う自宅はそこから遠くはなかったので
家まで送っていこうかと尋ねると、是非お願いしたい、ということでした。

「お遍路さんには、歩いて回ることが大事なんじゃゆうて
車に乗せてもらうんを辞退される人もおるんで。」

彼の家に着くと家の人が出てきて礼を言い、じじいを家の中によび入れて
お茶と食べ物でもてなしてくれました。
久しぶりに帰ってきた
老主人であるその老人に家の人々が関心を示さないのが奇異な感じでした。
帰ってきた老人は縁側に座って
そこの若主人(といっても中年)と話をしているようでした。
久しぶりの対面なのに声も聞こえないので
「ひそひそ話か?何か訳があるのか?」と思ったそうです。

話をしていた若主人が縁側からお盆にのった湯のみとお菓子を持って
じじいのいる部屋に戻ってきたので、
「おとうさんは、えろう苦労なさったのう、部屋で休みよんなはるかな」
と尋ねたところ、その初老の男性は少し困ったような顔をして言いました。

父は、おそらく三十年以上前に死んでいる。





232 :本当にあった怖い名無し:2018/10/26(金) 22:28:56.04 ID:Apew5JJb0.net
その主人が言うには、父親は家庭内の不和が原因で出奔した。
それから一年ほどたって父は遍路の姿で戻ってきた。
しかし、家に入れて目を離したすきにいなくなった。
「またすぐに家出か!」と思い探したが姿はみえなかった。
捜索願を出しても、見つからなかった。

それから数年後に父親が再び帰ってきた。
またいなくならないように今度は見張っていたがいつのまにかいなくなった
それから数年後にまた戻ってきた。
そこでこれは生きた人間ではないと覚悟して
それからは、帰ってくる父親をただ迎えるだけとなった。

父はかならず雨の日に戻ってくる。
それに普通に齢を重ねている。
出奔した時のままの姿ではなく、相応に加齢している。

その主人は不安そうに付け足したそうです。
これからもまた帰ってきて、それが続くと、父はどうなるのだろう?
不死なのであろうか? と。

「供養しなさったか?」
「した。しかし、その効果(?)は無い」ということでした。

今読み返してみると、繰り返し「帰ってくる」この老人
本当に死んでいたのでしょうか?

同じような話は
海外のテレビシリーズ「One Step Beyond」
(日本放映時のタイトル:世にも不思議な物語)の
「If You See Sally」(サリーに会ったら)があります。かなり似ている。
話を聞いた当時
田舎の家々にはテレビは無かったので
じじいはその番組は知らなかったと思いますが。



http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1423664447/-100h

342 :本当にあった怖い名無し:2015/05/24(日) 00:03:20.84 ID:iJFenqKg0.net
家系かどうかわからないのですが
御先祖様が教えてくれるのかなと思うのでここにかきます。

悪いことが起こる日は必ず仏壇に異変が起こります。
父が交通事故にあった日は仏壇のロウソクの火が独りでに消えました。
祖父が倒れて救急車で運ばれた日は
仏壇に供えていた仏花が替えたばかりなのに枯れていました。

だから仏壇に何かがあるときは
みんなに気をつけるように連絡しあっています。




353 :本当にあった怖い名無し:2015/05/28(木) 08:46:48.49 ID:gX5L4cot0.net
うちは守られてないなあ 
まあ親が潰したようなもんだけど


354 :本当にあった怖い名無し:2015/05/28(木) 08:49:01.31 ID:1YfdWi8XO.net
うちは守られてんだか守られてないんだか分からない…


355 :本当にあった怖い名無し:2015/05/28(木) 09:08:25.53 ID:nx6NMziJO.net
先祖の守りがあっても子孫側が捻くれてたら結局ダメそうだよなぁ…。
まぁ、そう育つような心理的な負の連鎖が元々あったなら
それも因縁っていや因縁だけど。



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569 :本当にあった怖い名無し:2015/09/10(木) 01:56:26.00 ID:UggCmc0G0.net
以前親が九州の離島出身で~と書いたものだけど
父(祖父と祖父の弟が戒名見る限りどうもイルミかメーソンだったぽい)
と和解して色々話してたら
父は連中から縁が切れてる筈なのに思考のロジックが実は連中のロジックなことが判明
「三つ子の魂百まで」って怖いわ

まあ、母方のガチ真言→隠れ切支丹の秘術は父は知らん模様なので良いけど

最近、なんか数日後に起こることが寝てたりぼんやりしてると突然降りてくるんだけど
最近降りたのはいま来てる双子台風とある日付
我々どうなるのかね





571 :本当にあった怖い名無し:2015/09/10(木) 20:18:00.86 ID:BayL8BYiO.net
何言ってるかわからん


573 :本当にあった怖い名無し:2015/09/14(月) 01:12:50.63 ID:hR8wUwzJ0.net
お母さんキリシタン関係なの?


574 :本当にあった怖い名無し:2015/09/14(月) 18:58:11.58 ID:EHLMxAYl0.net
もしかして阿蘇とか桜島の辺りにお住まいとか…


579 :568:2015/09/23(水) 23:55:34.50 ID:sndolbzg0.net
いや?
親戚は未だに隠れキリシタンやってるけど、うちは禅宗ですよ
ただ、向こうの人は、親戚でも宗教が違うと出棺後、焼き場についていかない
ちなみに三河在住です^ ^


580 :本当にあった怖い名無し:2015/09/24(木) 18:41:00.37 ID:vTBpqCqz0.net
大昔教会の子の家に遊びにいって、部屋に貼ってあった地図に
日本のキリスト教徒と隠れキリシタンの概数書いてあって
「隠れキリシタンって歴史上の話じゃなかったのかよ」と思ったが
ホントにまだ居たんだな。
ありがとう
三河だと水害心配だよな。また台風出来たけど…


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608 :本当にあった怖い名無し:2015/10/12(月) 19:59:54.02 ID:grpNrQFJ0.net
一神教は冷酷、多神教は残酷って感じだが
日本の神道は血なまぐさくないのはなぜだろう。


609 :本当にあった怖い名無し:2015/10/13(火) 00:55:08.11 ID:uDf6Wd2p0.net
八百万の神々は平和主義ですから




610 :本当にあった怖い名無し:2015/10/13(火) 01:04:02.63 ID:ozGV8XkLO.net
敵もきちんと祀りノーサイドにしますからね。

でも日本も山間とか田舎のある地域とか離れ小島とか行くと
「ドロドロ」残ってたりするところもあるんですけどね。
呪術的色彩の濃い地域とかありますし。

国全体としては日本は“綺麗”です。
「中央」で、最初に述べた「ノーサイド」祭祀をずーっと数千年やってきていますから。


611 :本当にあった怖い名無し:2015/10/13(火) 19:43:28.24 ID:o8VMkBj+0.net
でもそのドロドロって封建主義とか比較的に近年の社会情勢がもたらした産物も多くね?

離れ小島で飢餓に陥るとかは物理的にしかたない面もあるけど
解消可能な技術できてからもしばらく社会情勢から度々飢餓になったり
呪術的な部分となると
もっと昔から連綿と持ってきた部分を感じるが…


612 :本当にあった怖い名無し:2015/10/13(火) 19:58:45.90 ID:GwipNs560.net
日本は、古来から、そういった、もののけと共存して栄えてきたんだよね。
そこで、今の日本のテクノロジーと融合させもののけパワーを燃料電池として封じ込め
永久機関のような物を作るべきかと・・・


613 :本当にあった怖い名無し:2015/10/13(火) 20:03:20.63 ID:ozGV8XkLO.net
たえず「連綿と相克」だった一面はあると思います。

中央の隙を縫う形で中央では途絶させた生贄祭祀や呪術的祭祀を
それを伝播させて民間で伝えていたという地域もあるように思います。

そういう天津神の範疇にも国津神の範疇にも
本来はカテゴライズされない祭祀や信仰や呪術が
半ば中央や近隣からも隠した形で継承されて行きますので
どうしてもドロドロとした土俗的色彩を強めていってしまうのだと思います。


https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1535920044/-100

210 :本当にあった怖い名無し:2018/10/23(火) 19:16:00.61 ID:6bagBdgn0.net
石じじいの話です。

じじによると、モンゴルで信じられているラマ教(チベット仏教)では、
ありがたいお経の一部を石に彫りつけて、
それを山の峠などにおいておく風習があったそうです。
喇嘛寺院におさめることもあったとか。
それはチベット語で書かれていました。
紹介された報道の経石と似ていますね。

満州のモンゴル人が多く住む内蒙古の地域では、そのような石が見られたそうです。
丘の上や山の上などに山積みにされている場所もありました。

今調べると、「マニ石」というらしい。
積み重ねられたマニ石の堆石には、
死んだ馬の頭の骨や足の不自由な人が使っていた杖、お金などが
一緒に備えられていることもあったそうです。
近くの石を拾って持ってきて、そこにおいて祈ることもしていたとか。

じじいの話メモによると、満州での宗教習俗も面白いものがあったようです。



https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1535920044/-100

186 :本当にあった怖い名無し:2018/10/20(土) 00:10:07.52 ID:1C2a1nm80.net
石じじいの話です。

皆さんは火葬場を知っていますね。いずれはお世話になる施設です。
私も両親を焼くためにいったことがあります。

戦前、それもかなり昔は、しっかりとした焼却炉を使った火葬ではなく
野焼きが行われていました。
じじいによると、 大きな溝を掘ってその底と側面を
岩石で石垣のように固めたものが炉となります。
そこに棺桶に入った遺体を藁、木材と一緒に置いて火をつける。
火の番がどんどん燃料(木材)をくべて火力を維持して骨まで焼きあげたということでした。
現在のような強い火力の炉ではないので、骨だけになる程度だったと。
焼くと骨がもろくなったそうですが。
使われている棺桶も、現在のように燃えやすい素材ではなく
普通の木板だったので、じわじわと燃えていったらしいのです。

当然、焼いた匂いがあたりにただよっていたそうです。
この火葬場は、地元の人々によって自主的に建設・管理されていたそうです。
いわゆる「講」ですね。
また、この野焼きの火葬場に遺体を運ぶときに「霊柩車型の大八車」を使ったそうです。
野辺送りですね。

さて、じじいが子供の頃、そのような火葬で起きたことです。
遺体が焼けて骨をあげるときに、遺骨に余分な骨が含まれていることがわかって
大騒ぎになったことがあったそうです。





187 :本当にあった怖い名無し:2018/10/20(土) 00:19:37.11 ID:1C2a1nm80.net 
その余分な骨とは、数頭分の犬の頭骨だったのです。

火の番をしている者たちがあとから入れたのではないか?
との疑惑が持たれたそうですが、複数人で担当していたのでそのような可能性は無い。
しかも、そのようなことをしても何の利害関係もない。

じじいの住んでいた地方は
いわゆる「犬神憑き」の風習(?)があった(ある)ところなので
そのことを誰もが連想して不穏な空気が漂ったそうです。
(犬神憑きは、精神的な(霊的な?)もので、
物理的に犬が身体に「付く」訳ではないでしょうから、
随分即物的な考えのように思えますがw)
結局うやむやになったそうです。

ちなみに、その地方では、火葬した遺体の骨の全部を墓におさめるのではなく
ほんの一部のみをおさめていました。
残りの骨は、お堂のような小さな保管場所を作っておいて
そこに集めておいたそうです。
そして頃合いを見計らって穴掘って埋めていたと。

ちなみに、死んでもすぐには火葬できなかったので
(今でも、死後24時間以上たたないと火葬できない
感染症での死亡の場合など例外はあります)
棺桶に死体を入れて寺で安置することが普通で
夏場だと箱の角から「汁が垂れていた」ということがあったそうです。
これは、地元の寺の住職も語っておられました。



https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1535920044/-100

183 :本当にあった怖い名無し:2018/10/18(木) 22:10:30.84 ID:icgmzWM+0.net
石じじいの話です。

中国にも日本にも昔から奇石趣味というのはあり、
また、奇妙な石の話、それにまつわる言い伝え(神社の縁起など)がたくさんあります。

空から石が降ってくる現象で、天狗礫というのがあります。
似たような話で、海外では魚が降ることがあると言われています。
日本でも魚が降った報告例があるとか。
じじいは、「石が降る家」にかかわったことがあるそうです。

石が降る家?
家の中で、天井から石が落ちてくるのだそうです。
どの部屋でも、時刻に関係なく落ちる。
知らない間に落ちてる。ポトンと床に落ちた音がするときがある。
落ちる石は、かならず玉砂利でしたが、普通の石。大きさまちまちだったと。

不思議なことだと思って見張っていても目を離したすきに落ちる。
見張っているところとは別の部屋で落ちる。
畳の床にも板の間にも落ちる。





184 :本当にあった怖い名無し:2018/10/18(木) 22:12:03.35 ID:icgmzWM+0.net
天井も天井裏も調べたが異常は無い。

ただ、石が落ちる季節は冬だったそうです。
冬は、障子、襖を閉めているので人がこっそりと持ってくるとか
動物が外から運んでくるというのではないだろうということでした。

その家の人が保存していた落ちてきた石について、
じじいにどんな石かと尋ねてきたことからその事件を知ったとのこと。
そのあたりにある普通の石でしたが、じじいもいくつかもらったそうです。

じじいは、もらった石を家に置いておくと
自分のところでも天井から石が落ちるようになるのではと心配して
それを庭にほったくっておきました。
その家では、いつのまにか石が落ちることはなくなったそうです。

「あそこからもろうてきた石はな、今でもこの庭にあらい。探してみんさいや。」
縁側に座ってじじいはそう言ってニヤリと笑いました。

ぽとん、と天井から落ちてくるといったら、
むかし大きなムカデが天井から落ちてくることがよくありました。
ムカデに噛まれると腫れて痛いので大変です。
手で叩き潰せないので(噛まれる)、木の棒や火箸で押さえ込んで頭を潰します。
叩いてもこれがなかなか死なないのです。
二つにち切れると、両方が別々に動き回ります。
ムカデよけの呪いとして、「甘茶」と墨で書いた紙を
柱の床に近いところに糊で貼り付けておく、というのがありました。
呪術の世界ですね。



79:名無しさん:平成26年 03/22(土)17:53:31 ID:d61xjWBrC 
その後、相変わらず定職も金も無いが、
なんとかギリギリ食いつなぐことが出来ていたオレの後厄が終盤に差し掛かった頃、
お姉さんから仕事についての話があった。

「次の誕生日頃に経験の生かせる仕事が見付かります。でも長くは続きません。
2年以内に辞める事になるでしょう。でも次もちゃんとあります。」と告げられた。

その時に、先祖代々の氏神様がニギハヤヒの尊であり、
行くべき神社は埼玉の小手指にある北野天神社だと教えられた。


80:名無しさん:平成26年 03/22(土)17:54:19 ID:d61xjWBrC 
仕事が見付かったらまた結婚できますかねと聞いたら
「あなたは結婚できません。以前できたのは
前の奥さんとは前世でかなり深い業があったからで、それは例外です。」
と言われてしまった。

因みに催眠の話はここで初めて話した。
結婚中、オレが何を言っても信用してもらえなかったのは
前世で黙って旅館においていって、挙句に戻らなかった事を
相当怒っていたからだろうと言われ納得した。


81:名無しさん:平成26年 03/22(土)17:55:24 ID:d61xjWBrC 
そして後厄が明けた年の誕生月の2ヵ月前に
オレの仕事の経験が生かせる仕事の募集を見つけた。
あれば望ましい資格に、多分全部揃って持っているのは日本ではオレだけだろうと思われる
資格が並んでいた。

履歴書を送り、返事を待っていたが
誕生月になっても連絡が無く、ダメだったかと思っていたら
なんと誕生日当日に人事課から連絡があり、翌月1日から働けないかと打診された。
都合が悪ければ15日でも構わないと言われたが
なんの都合も無いので1日から働く事にした。


82:名無しさん:平成26年 03/22(土)17:55:59 ID:d61xjWBrC
その後3ヶ月ほどでそこがとんでもない職場と言う事が分かってしまった。
自分の権限の及ばないところで、自分の仕事に関する色々なものが邪魔されている。
別に嫌がらせでされているわけではなく、
ただ単に勘違いとだらしなさからで、
結局そこは本当に1年後の入職したのと同じ月の1日に辞めた。

5年以上もの間できなかったプロジェクトを、1つ完了させたとあって
上司からは感謝状をもらっての退職となった。


83:名無しさん:平成26年 03/22(土)17:56:41 ID:d61xjWBrC
次の職場は、辞めた職場の上司からの推薦もあって既に決まっていたが
職場の手続きの都合でその月の15日からの出勤となった。
その間に北野天神社へお参りに行ったり、ニギハヤヒの尊について調べたりしてすごした。
今では絶対に宇宙から宇宙船に乗って来た生命体だと確信している。

 



84:名無しさん:平成26年 03/22(土)17:57:17 ID:d61xjWBrC 
仕事が始まり暫くすると、変な夢を観るようになる。
酒飲んで寝るからなのか、普段夢なんてめったに観ない。と言うか覚えていない。

内容はと言うと、親戚が集まっていてそこで叔母や従兄弟が
オレに何かを開けるように頼んでくると言うもの。
そしてこの夢が異常にリアルなのだ。


85:名無しさん:平成26年 03/22(土)17:59:23 ID:d61xjWBrC 
デスクのカギだったり、壊れたサッシだったりと様々なものをオレに開けさせようとする。
しかしオレは違和感を覚えて結局開けずに夢から覚める。

因みにアメリカにいた時に要人警護の訓練の一環で
ピッキングも出来るように訓練を受けていた。


86:名無しさん:平成26年 03/22(土)17:59:38 ID:d61xjWBrC 
実はこの時点でもう10年以上家族とも親戚とも連絡を取っていない。
両親共に親戚のように付き合いのある幼馴染の家にはよく出入りをしていたが
訳が有って関わりたくないので
全く関わっていない。

そして夢に出てきた親戚達の違和感は
全員が偽物だと夢の中でオレが認識できるところにあった。


87:名無しさん:平成26年 03/22(土)17:59:54 ID:d61xjWBrC 
中には夢の中の違和感で目が覚め、トイレに行こうと部屋のドアを開けようとした時
そこがまだ夢の中だと気が付いて慌てて起きた。

なぜ気が付いたかと言うと、
横浜のマンションに居たはずなのに実家のベッドで目が覚めたからだ。
しかもその部屋も似ているが少し違う偽物。


88:名無しさん:平成26年 03/22(土)18:00:32 ID:d61xjWBrC 
そしてある時、やはり夢の中でベッドで目が覚めた時
ベッドの横に赤い着物を着た姉が立っていた。
そして足元の方を見ると壁一面が赤い門のようになっていた。

再度姉を見ると、オレと姉の間にひょうたんを横にしたような頭の人型の何かが居た。
最初に姉を見た時は、多分小さくて気が付かなかったのか
二度目に見たときに現れたのかは分からないが
姉の腰より少し高いくらいの背丈のひょうたん頭が、こちらを見た。
そしてその瞬間オレはひょうたん頭に殴りかかった。

殴りかかられたひょうたん頭は明らかに狼狽しているようだったのを覚えている。
そして手が届く寸前に目が覚めた。


89:名無しさん:平成26年 03/22(土)18:00:58 ID:d61xjWBrC
暫くの間夢の中でオレに何かを開けさせようとしてるのが
得体の知れないひょうたん頭だと分かり
早速お姉さんに相談したところ
「多分違う次元の宇宙人ね。なんだか知らないけど開けてあげれば?
問題ないって上の人も言ってる」そうだ。

この『上の人』とは彼女が相談する高次元の存在らしく、
神様と言っても差し支えないが、妖怪だったり妖精だったりもするらしい。
人類創生に関わった宇宙人達にも関わっていたらしい。


90:名無しさん:平成26年 03/22(土)18:01:22 ID:d61xjWBrC 
その上の人が問題ないと言っていると言われたので
次回同じような夢を観たら開けてやる事にした。

それにしても
なぜオレが会いたくないと思ってる人達にわざわざ偽装したのか分からないと言うと
お姉さんは
「多分地球人の感情や思考が理解できず
リサーチした結果、人類は家族には気を許すと学習したんじゃない?
あなたはたまに居る例外だっただけ。」だそうだ。

そして「もしも開けてあげたらその記憶は消されるでしょうね。
でももしも覚えていたらおしえて。」とも言われた。


91:名無しさん:平成26年 03/22(土)18:01:59 ID:d61xjWBrC
そして1週間ほどして、脈略は思い出せないが夢にひょうたん頭が現れた。
それも複数。

オレは本能的に殴りかかってしまい、ドン引きするひょうたん頭を見ながら
オレの意識はどんどん覚醒していくがそんな中、
オレは必死に「ごめん!次は開けるから!ちゃんと開けるから!」と叫んでいた。

その後ひょうたん頭の夢は観ていない。
一度、同じような感覚で妙に現実感のある夢の中で
古い友人達と会っているすごく楽しい夢を観た。
もしかしたらひょうたん頭なりのお礼だったのかもしれない。


92:名無しさん:平成26年 03/22(土)18:02:20 ID:d61xjWBrC
それが去年の6月頃。


93:名無しさん:平成26年 03/22(土)18:02:39 ID:d61xjWBrC 
それから夢なんて全く観なかったが、去年の12月初めに変な夢を観た。
薄暗いトンネルのような所で、男4人、女性1人とで何かから逃げてる。
逃げてるといっても何だか楽しそうな雰囲気。

その何かって言うのは、管理官とか監督官とか役職で呼ばれていた、多分人。
相手も5人いて、それぞれ担当者が決まっていた。
捕まるとどうなるかって言うと、全てが終わる。
死ぬって言うことなんだろうけど何故か追われてる方は楽しそう。


94:名無しさん:平成26年 03/22(土)18:03:03 ID:d61xjWBrC 
男達が次々に捕まる中、オレと女性は最後まで逃げ続けた。
手を繋いでいたかも知れない。
でも前に回りこまれてもう捕まるとなった寸前
その女性と抱き合って「楽しかった」だったか「逢えて良かった」とか
そんなポジティブな事を聞いた次の瞬間
彼女はオレの腕の中で人ではない何かぐにゃりとしたモノに変わっていた。


95:名無しさん:平成26年 03/22(土)18:03:20 ID:d61xjWBrC
因みにその瞬間まで名前で呼び合っていたはずなのに全く名前が思い出せない。
他の男3人も名前を知っていたはずなのに全くもって思い出せない。

そしてオレ担当の相手がオレに触れた瞬間、オレの意識が一気に小さくなるのを感じた。
狭い漏斗に押し込められるような感じで、
自分の意識がこのまま消えるんだろうと覚悟した瞬間、
意識が床にこぼした水のように広がっていくのを感じた。
そして普通に目が覚めた。

そしてベッドの中で、別の世界に来たと確信した。
また近似の平行世界に飛んだと思う。


96:名無しさん:平成26年 03/22(土)18:03:43 ID:d61xjWBrC
根拠は全く無い。
前の世界にいた自分は多分ベッドの中で死んだと、こちらも確信に近い感覚を持っている。

子供の頃に電車の中で感じた違和感は、
元の世界の電車が事故か何かでオレが死んで、
レコードの針が飛ぶようにすぐ隣の世界に飛んだんだと思う。


97:名無しさん:平成26年 03/22(土)18:04:03 ID:d61xjWBrC 
鏡を通して自分の顔を見ると、何がと聞かれても答えられないが、違和感を感じる。
そして前嫁にもらった帽子がなくなっている。
あれほどまでにあった仕事への情熱は、今は全く無い。
自分で会社を興そうと、スポンサー探しで躍起になっていたのに、
今は目の前に金を詰まれてもやろうとは思わない。
今のところそれ以外の変化は見付かっていない。


98:名無しさん:平成26年 03/22(土)18:06:09 ID:d61xjWBrC 
書き忘れたが、○○市史の上巻が手に入った。

幼馴染の家を掃除したら、
何故か爺ちゃんが親父に送った手紙付きの初版本が出てきたと連絡があった。
おばさんもなぜそんな本がそこにあるのか全く検討も付かないらしい。
実家にあったらとっくに捨てられてたのは間違いない。

その本にはウチの家系が清和天皇に繋がっていると書かれていた。


99:名無しさん:平成26年 03/22(土)18:07:11 ID:d61xjWBrC 
氏神とされたニギハヤヒの尊は、神武天皇と戦ったとされているが
出自は高天原で、神武と同じく天照大神によってつかわされていて
天の岩舟で地上に降りてきたとされている。
どう考えても宇宙人としか思えない。

そうなると、ひょうたん頭の宇宙人が、オレに助けを求めてきたのも
なんとなく納得してもいいかなと思う。
ここまでです。

読んでいただいた方々、ありがとうございます。
何か質問とかありますか?


100:名無しさん:平成26年 03/22(土)20:19:46 ID:Ot6kasZkQ 
幽霊は今でも怖い?


101:名無しさん:平成26年 03/22(土)20:35:40 ID:d61xjWBrC 
今は希少な物理現象と理解してるから得体の知れない怖さは無いです。
ただ触れる、若しくは近づくことによる悪影響はちょっと警戒します。
インフルエンザみたいにはです。


102:名無しさん:平成26年 03/22(土)20:44:39 ID:CVxHHGSzK 
面白かった


103:名無しさん:平成26年 03/22(土)21:05:15 ID:d61xjWBrC 
ありがとう!


104:名無しさん:平成26年 03/22(土)23:43:18 ID:Ot6kasZkQ 
話が怖くて一人で寝られなくなったんだが


105:名無しさん:平成26年 03/22(土)23:48:30 ID:d61xjWBrC 
どのあたりが怖かったかkwsk


107:名無しさん:平成26年 03/23(日)07:50:47 ID:2X9cMO7RA 
変な方向に進んだ並行世界は消滅するから
きっと人間の輪廻に陥った魂を宇宙人仲間が回収しにきてるんだよw


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