サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

カテゴリ: 歴史の闇

http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1440824523/

852 : 本当にあった怖い名無し:2015/09/23(水) 15:04:45.76 ID:umIms6z+0.net 
福岡のA山っていう話なんだが、この話の原因らしきものに心当たりがある。
需要あるなら投下するけどどうですか?

 
854 : アイカゴ:2015/09/23(水) 15:05:44.51 ID:Z3W5yQC90.net 
おねがいしまーす





857 : 本当にあった怖い名無し:2015/09/23(水) 15:07:36.18 ID:umIms6z+0.net 
ありがとう。じゃあはじめるね。
慣れてないからちょっと読みにくかったらいってくれ。

この山、もう名前出されてるからいいとおもうけど、福岡の油山だとおもう。
登山の状況見る限り間違いないかと。
で、僕がここにこれを書こうと思ったのは、
おそらくこれが原因なんじゃないかということに心当たりがあったからなんだ


859 :本当にあった怖い名無し:2015/09/23(水) 15:09:21.44 ID:umIms6z+0.net 
自分は、この山の近くの大学で、法学部にいってた。
研究対象がGHQ統治下の日本についてだった。
そこで目についたのが、この山でおきたある事件のこと。
一般的には「油山事件」とよばれてるんだ。


862 : 本当にあった怖い名無し:2015/09/23(水) 15:11:10.95 ID:umIms6z+0.net 
どんな事件かというと、当時敗戦間際でね。
「国民抗戦必携」っていう冊子があった。
これは空手だったり、クワや包丁でどうやって米兵と戦うかっていう冊子なんだけど、
この効果を実際にためすために、米兵の捕虜を油山で虐殺したっていう事件なんだ


865 : 本当にあった怖い名無し:2015/09/23(水) 15:12:36.56 ID:umIms6z+0.net 
実際に慰霊碑がのこっていて、裁判記録もあるんだが、
僕がとても気になったのは、この「福岡のA山」の話で、なんかおかしくなったA君が
「なにかよくわからないことを早口でしゃべりだした」ってとこ。
これ、英語じゃないか?


868 : 本当にあった怖い名無し:2015/09/23(水) 15:15:00.04 ID:umIms6z+0.net 
大学の時、なんどかこの山に登ったことがあるんだが、
登山道中腹には戦後に作られた慰霊碑もある。
碑文がないから、なにがおきたのかは知らない人にはわからないだろうけれど。

中腹の寺の参道から登山道につながっているんだが、
そこのわかりにくい横道を行った先には、
終戦時に軍人たちがまとめて腹を切った慰霊碑もある


873 : 本当にあった怖い名無し:2015/09/23(水) 15:19:07.83 ID:umIms6z+0.net
実際にはなんかの格闘本にちかいよw

ここの山の中腹のラブホテルなんかでも、いろいろ噂がある。
たぶん、この話をみるに、Aは特に他の人間になにをするでもなく、
「先頭にたって山をおりようとしてた」

この場所からなんとか逃れたいっていうのが、
そういう米兵の残留思念?みたいなのにシンクロしたんじゃないか
っていうのが、ちょっと心あたりあったところ。


875 : 本当にあった怖い名無し:2015/09/23(水) 15:19:58.95 ID:umIms6z+0.net 
少しスレ違いだったかなとおもうけど、ごめんねw
これで話は終わりです。



https://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1423583276/

1 :S:15/02/11(水)00:47:56 ID:GB8
最初に言うけどもこれは自慰行為に近い。
突発的に、自分勝手に、発散したくなっただけなので面白半分に聞いてほしい。
因みに文才も無いから、言葉遣いが現在進行形やら過去形やらで
ごっちゃになるかもしれんが悪しからず。

あ、後、これは少しホラーチックな話だから(そんな怖くは無いと思うが)
そんなのが苦手な人や、今までの文を読んで、俺の話し方が生理的に無理!ってなった人はごめん。
それじゃあ始めます。


2:S:15/02/11(水)00:53:54 ID:GB8 
信じてもらう必要は無いんだが、俺は昔から、いわゆる、見える体質というやつだった。
見えるってよりは感じるという方が感覚としてはあってるんだが。
得体の知れないモノが近くにあると決まって左頬が痒くなる。
んで、周りを見てみるとなんとなく分かるんだ。ああ、そこにいるな、って。
大体は漂っているだけで特別寄って来たり離れたりはしない。
触ろうとしても手が空を切るだけだ。
例えるなら、線香の煙みたいなもので、すぐ空気に紛れてしまう。




3:S:15/02/11(水)00:55:39 ID:GB8
ごくたまに光としてソレが見えたり、なんて事もあるけれど、ほとんど、が感じるだけで
(直感として感じたり、温度として感じたり)、
はっきり見えることなんてめったになかった。
それに合わせて吐気を覚えたり、頭痛がしたりとかいうことも、ほとんど、ない。
実害があったりとかもまたしかりだ。
それは故に俺の霊感(俺の感じる得体の知れないモノってのが霊だけだとは、
自分でもよくわからないのだが)がそこまで強くはないからだと思ってる。
はたまた今まで運が良かっただけか。

そんな微妙な体質なもんだから、昔は、悪霊だとか妖怪だとかの悪さをするモノってのは
そもそもいないんじゃないかとまで思っていた。


4:S:15/02/11(水)00:56:57 ID:GB8
そんな考えが覆されたのは、中三の夏休み。
都会寄りの田舎てのに住んでいた俺は小学校、中学と、虐められていた。
虐めが始まった経緯は霊感関係もろもろなのだが、そこは面白い話ではないので割愛させて頂く。
強いて簡単に言うなら異物混入は干される、というところだろうか。


5:名無しさん@おーぷん:15/02/11(水)00:57:44 ID:xFe  
点少なくするともうちょい読み易いかも


6:S:15/02/11(水)01:00:08 ID:GB8
アドバイスあざす。気をつけてみる。
裏でやったりだとか、見えないところでやるのが都会での常套句だと聞くが、
田舎のイジメは表でもがんがんやられる。
学校でも、道端でばったり会ってもだ。なんなら家にも来る。安心できる場所が無い。

そんなこんなに懲りた俺としては、このまま近場の高校へ行き、
また同じメンツに虐められるというのはなんとしても避けたいところだった。
もっと言うなら地元から抜け出して、新天地で高校生活を謳歌したかったんだ。


7:S:15/02/11(水)01:03:03 ID:GB8
そこで親に相談してみると(親は前々から心配してくれていたが、
俺自身が引け目を感じ、先生へ言いにいくなどはよしてもらっていた)
祖父母宅、父の地元はどうだろうかと言われた。

一人暮らしは金銭的に無理。
そもそも俺の学力的に行ける高校は限られている(お恥ずかしい)。
その両方ともをクリアした父の地元への高校進学という案は、当時の俺には十分魅力的に思えた。
そうして話は進み、夏休みの間は祖父母宅で試しに生活してみるという事になったのだった。


8:S:15/02/11(水)01:05:06 ID:GB8
そして時は進んで夏休み。ついに父の地元での生活が始まった。
俺の地元も立派な田舎だったが、父の地元はさらに立派なド田舎だった。
娯楽といえば古いシューティングゲームが置いてある駄菓子屋が一軒だけ。
後は民家、畑、田んぼ。
林、森、山だ。
内陸だから海も無い。川ならあるけど。

最近になって遊んだんだけど、僕の夏休みってゲーム。アレの行動範囲を広くして
駄菓子屋建てたのを想像してくれればいい。


9:名無しさん@おーぷん:15/02/11(水)01:06:18 ID:xFe
のんのんびより?


10:S:15/02/11(水)01:06:58 ID:GB8 
そんで、実はその駄菓子屋ってのが祖父母宅な訳なんだ。
夏休み中は何をするにも暇だったのと、
泊めてもらうお礼も兼ねて、店番を手伝ったりする毎日だった。

村で唯一の娯楽施設とあって小中学生が集まる集まる。
高校生はバスとかで何本か先の町へ出かけたりしているらしくあまり姿は見なかったが。
まあ最初の方こそ遠巻きに見られたりもしたが、
土地柄なのか、子供達は皆大らかで、すぐに打ち解けてくれたんだ。
そんで特に仲良くなった友達が2人。


11:S:15/02/11(水)01:08:53 ID:GB8
 のんのんびよりって名前は知ってるけど見たことないな。
続けるね。

1人はヨッチャン(仮名)。
(当時は本名で呼んでいたが、
実名はマズイので、彼の好きだった駄菓子から付けさせてもらう)

俺が村に来てから一番目に話しかけて来てくれた子で、
駄菓子屋での様子を見るにそこの中学ではリーダー格だったのだろう。
その明るい性格や、クワガタ見っけ!と言って躊躇無く
田んぼを踏み荒らす大雑把なところなんかは確かにいかにも、大将!という感じだった。

そしてもう1人はマル暴。
こっちは当時の本当の呼び名。
坊やの坊、ではなく暴力の暴、だ。彼とはよっちゃん経由で一緒にいる内に仲良くなった。
彼等は同級生で、自称よっちゃんのブレーキ役らしいが、
周りの見解としてはむしろマル暴のブレーキ役がヨッチャンだった。
クラスに1人はいる、普段はおとなしいが怒り出したら…って奴だ。

ガムの当たりを取られても大して怒らなかったのに、ボンタンアメの最後の一粒を取られて、
小学生女子の頬を平手打ちしたのは今でも鮮明に覚えている。
因みにマル暴の暴もここからつけた。
だが、それを除けば頼り甲斐があって本当に良いやつだ。


12:S:15/02/11(水)01:12:33 ID:GB8
俺、ヨッチャン、マル暴。
夏休み中に遊んだのはもっぱらこの2人とで、
大概は森を探検して、そこで昆虫を捕まえたりして遊んでた。

森を道なりに進んで行くとノコギリクワガタやカブトムシが取れる
森の中でもひときわ巨大な木があり(村の人達はその木を巨木って呼んでた)
最初見た時はその大きさに、ものすごく驚いたりもした。
(思い出補正もあるが、トトロの木みたいな感じ)


13:S:15/02/11(水)01:14:00 ID:GB8
ヨッチャンやマル暴曰く、村の大人に
子供達はその巨木より先には、迷うから行ってはいけないと注意されているらしいので
(祖父母も俺が来た初日にそんな話をしていた)それ以上先へ行くことは無かったが。

まあ、そんなこんなで日は進んだ。
今までのイジメを思い出すと本当に楽しい毎日だった。
そんな日々によって心にも余裕が出来て、周りが見えてきてたのだろう。
ある日俺はあることに気づく。

皆が駄菓子屋で和気あいあいとする中、少し離れた電柱の陰に1人、
隠れる様にしてこっちを見る女の子を見つけたんだ。


14:S:15/02/11(水)01:17:25 ID:GB8
頭に農家のおばさんみたいな日差し帽を被った(伝わりにくかったらごめん)
肌が透き通る様に白い女の子。
背丈から見るに当時の俺とさほど変わらない年齢だったと思う。
今までもそこに居たのか、その日始めてここに来たのかはわからなかったが、
俺はその日初めてその子を見かけたんだ。
なので近くにいた男の子に聞いてみる。

俺「あの子、初めて見っけど、ここの子?」
男の子「え、どいつ」
俺「ほら、あそこにいる」
そう言って僕は電柱の方を、棚卸しで使っていたため手ではなく、顎でしゃくった。
男の子はその方を見た後言う。

男の子「…電柱なんかにゃ誰もいねえけど」
俺「え?いや、いるだろ。隠れてるけど、ほらあそこ」
自分も再度確認してみるがしっかり電柱の陰に隠れている女の子が見える。
男の子「いねえって言ってんだろ」
そう、乱暴に切り上げると男の子は逃げる様に、他の子の元へ行ってしまった。


15:S:15/02/11(水)01:20:05 ID:T2T
その後、他の子にも何人かに聞いてみたがどの子も似たり寄ったりな反応で、
「そんな子は見えない」の一点張り。
だが、これ以上続けると俺がおかしな奴だと思われそうだったので、やめておいた。
それで最後にもう一度と、電柱の方を見てみると、女の子は既にいなくなっていた。

だがやはりおかしい、と夜になってまた考えてみる。
最初に女の子が見えるかと聞いた男の子に違和感を感じたんだ。
電柱を指で示したならともかく、顎で大体の位置を示しただけなのに、
あの男の子は「電柱なんかには誰もいない」と言った。

他の皆にしても違和感を感じる。
女の子が見えるかと聞くと決まって強引に話を切り上げてしまう。
そんな独特な雰囲気、感覚には覚えがあった。
経験則だったのだろう。俺はその時こう思ったんだ。
あの女の子はここの皆にイジメられてるんじゃないか?と。


16:S:15/02/11(水)01:22:29 ID:T2T 
次の日。
俺はヨッチャン、マル暴にも女の子について聞いてみた。
が、ヨッチャンとマル暴も皆と同じ様な反応。見えない、とのこと。
思い切って昨日考えた事を口に出してみる。

俺「ヨッチャン達、もしかして皆であの子イジメてんの?」
ヨッチャン「いやいや」
俺「じゃあなんで皆見てないって嘘言うんだよ。本当は見えてんだろ?
見えてないフリとか趣味悪いぞ」
マル暴「だから、そういうんじゃないんだよ」
俺「そういうのってなんだよ。はっきり言えって」

はっきりしないヨッチャンとマル暴を見て自分の不安は確信へと変わっていった。
学校での自分と女の子を重ねてすごく感情的になっていたのだと思う。

そんな俺にヨッチャンは言った。
ヨッチャン「わかった。言う。友達だもんな」
マル暴「よせって!おじさん(ヨッチャンの父)にどやされるぞ」
俺「おじさん?大人まで関わってるのかよ」
ヨッチャン「あのなほんと、イジメとかじゃないんだ。友達だから、信じてくれるよな。
その、お前が見たって女の子、たぶん、幽霊なんだよ」


17:名無しさん@おーぷん:15/02/11(水)01:25:40 ID:AW9
続き~!


18:S:15/02/11(水)01:27:19 ID:T2T 
ヨッチャンは歯切れ悪くそう言った。
マル暴は隣でそんなヨッチャンを睨み、その後は俺を睨んだ。
そして俺は言った。
俺「馬鹿にするな」と。

その時考えた事は今でも覚えてる。
よりにもよって幽霊?そんな嘘は通用しない。
お前らは知らないかもしれないけど、幽霊ってのはあんなはっきり見えるようなもんじゃない。
それともあの子のアダ名か。
幽霊っていうアダ名を付けて、透明だから見えませんって事か。
そう思った。

ショックだった。今まで仲良く、本当に親友だとまで思っていた友達が
あろうことかイジメに加担してただなんて。
俺「お前ら、皆、馬鹿野郎だ」
そう言った直後、拳が俺の頬に飛んできた。
勢いで倒れる俺。俺を見下ろすマル暴。マル暴はそのまま俺の胸ぐらを掴み言った。
マル暴「馬鹿野郎はお前だ。友達を信じられないのかよ」
俺「嘘吐きが友達だって!?」
ヨッチャン「やめろって!」
マル暴に怒りの矛先を向けられたのは初めてで、
それは想像以上に怖くて、なんならちょっとチビリかけた。
が、頭に血が上って、いつもなら下手に出るところを言い返す。
ヨッチャンはそんな俺達を止める。

イジメと嘘と暴力。フラッシュバックする小中学校での日常。
疑心暗鬼になって、頭に血が上って、
わけわかんなくなって、俺はマル暴を振り切りその場から逃げ出した。
最後に聞こえたのは、ヨッチャンの言葉。

ヨッチャン「あの女の子には近付くなよ!」
最後までそれかよ、と思う。
俺はその日から村の子供達を避けるようになった。


19:S:15/02/11(水)01:31:02 ID:T2T  
その日も次の日も次の次の日も、ヨッチャンが何度も直接会いに来てくれたけど無視をした。
店番も、家事などを手伝うのを代わりとして、やらなくなった。
祖父母ともあまり話さなくなった。
ともかく、村の皆と会いたくなかった。
最高の夏休みは一点、最悪の夏休みになった。


20:S:15/02/11(水)01:32:59 ID:T2T 
そしてヨッチャン、マル暴と喧嘩して一週間くらいした頃だったと思う。
村の小中学校合同で日帰りキャンプに行くイベントがあるらしく、
それによりその日、村には小中学の子供がほとんどいなくなっていた。

村に皆がいなかったため久しぶりに外を散歩して見る。
だけど、気分は浮かなく、ヨッチャンやマル暴、皆の事を考えている内に
気がつけば森の近くまで来ていた。
2人と森を探検したのを思い出し、落ち込む。あの時はあんなに楽しかったのに。
改めて森を探検してみるのもいいかもしれない。
そんな事を考え俺は一人、森へ足を踏み入れた。


21:S:15/02/11(水)01:35:06 ID:T2T
奥に行くにつれ、舗装された道がだんだんと獣道となり、枝分かれしていく。
記憶を頼りに俺は以前ヨッチャン達に連れってもらった巨木の元へ向かっていた。
巨木はあの日と変わり無く堂々とそこに立っていた。

この巨木を見ると何と無く安心する。
木にこんなことを思うのもなんだが、その大きさや雰囲気に頼り甲斐を感じたんだ。
…明日もう一度ヨッチャン達と話してみようかな。
そんな事を考えた時、視界の端で何かが動いた気がしてそちらを見てみる。


22:S:15/02/11(水)01:36:51 ID:T2T
巨木の向こう側の木の陰から、あの女の子がこちらを見ていたのだ。
あの子はキャンプに行かなかったのか。いや、行きたくなかったのかな。
そんな事を考え、彼女に話しかけてみようと巨木の向こう側へと足を踏み出した。
すると女の子はもっと向こうへ逃げ出してしまう。
俺「待って!」
そう叫ぶと彼女は再び少し先の木の陰にまた隠れてこちらを振り返る。
僕はまた追いかける。

近付くと彼女はまた逃げ、少し先の木の陰へ。
遊んでるつもりなのだろうか?
こちらは真剣なのに、と思う反面、その追いかけっこを楽しみ始めている自分がいた。


23:S:15/02/11(水)01:39:24 ID:T2T  
俺が少しづつ追い。
彼女が少しづつ逃げる。
ふふ。
と、少女の笑い声が微かに聞こえた。
追いかけ、逃げて、追いかけ…
ふふふふ。
彼女の笑い声はだんだんと大きくなってゆく。
逃げて、追いかけ、逃げて…
ふふふふふふふふふふふ。
森の中で反響しているのだろうか。彼女の笑い声が森全体から聞こえてる気がした。
追いかけ、追いかけ、追い…?
彼女の姿を見失った。

と、同時に辺りを見てみると、森はもうほとんど暗くなっていて、
この時ようやく、自分が森の奥まで来てしまっていると気が付いた。


24:S:15/02/11(水)01:41:20 ID:T2T 
ふふふ、はは、はははははははは。
笑い声が高笑い声へと、少女の声から女性の声へと、変わっていく。
辺り全体から聞こえてくるその高笑いにやっと事の異常性を感じた。

どこだ、あの子はどこにいる。
探そうにも恐怖で俺はそこから周りを見ることができない。
だが、急にピタリと、声は止み、暗い森は不気味な静寂に包まれた。


25:S:15/02/11(水)01:43:01 ID:T2T
気づく。
ヨッチャンとマル暴は正しかった。
何もわかっていないのは俺の方だった。
彼女は…。
左頬が痒い。
痒い。痒い。痒い。痒い。
そして、
うなじに夏場には不似合いな空気の冷たさを感じ、背後を反射的に振り返る。
…いない。
よかった。と安心したのも束の間。
ははははははははははははははは。
と、
真後ろから笑い声が、金属をすり合わせたかの様な甲高い笑い声が、俺の耳を劈いた。


26:S:15/02/11(水)01:44:21 ID:T2T 
逃げなくては。そう、頭ではわかっているのだが、動けない。
恐怖心からか、はたまた金縛りか、指一本動かせない。
誇張では無く本当に、身体を震わせる事さえままならなかった。
ソレの笑い声に混じり、自分の呼吸音がやけに鮮明に聞こえる。
頭が痛い。
吐気がする。
笑い声が近付く。
耳元に吐息がかかった。


27:S:15/02/11(水)01:45:50 ID:T2T 
その時、
目の前に小さな光を見た。
今まで月明かり一つ漏れてこなかったその深い森に光が差し込んだ。
その微かな眩しさに目を閉じかける。
そして気が付いた。身体が動かせる様になっていたんだ。

走り出す。力の限り。ただ光だけを目印に。
逃げる、逃げる、逃げる…
彼女の笑い声が遠のいていく。
光が目前へ近づいていく。
近づくにつれ、その光は二本の懐中電灯の明かりだったとわかる。

その持ち主は、ヨッチャンとマル暴だった。
巨木の向こう側で2人が俺に手を伸ばしていた。
あと少し。
気付く。
頬が。
痒い。

何かが、肩をつかんだ。
ものすごい力で引っ張られる。
体力の限界だ。振り払えない。
森へ戻される。


28:S:15/02/11(水)01:47:41 ID:T2T 
光が直ぐ目の前で揺れた。
2人が俺の両手を取る。
片方は優しく、片方は力強く、俺の両手を掴んでくれた。
肩を掴む力が緩むのを感じる。
気が付くと俺は巨木の向こう側、いや、こっち側へと帰っていた。


29:S:15/02/11(水)01:48:49 ID:T2T 
心配そうにヨッチャンが言う。
ヨッチャン「もう少し走れる?」
体力が限界だった。
これ以上走ることはできない。と、微かに首を横に振る。
マル暴「無理でも踏ん張れ」
2人が両手を一本ずつ強く引っ張ってくれた。

引きずられる様にして最後の力を振り絞り、走り、森を出る。
その後の記憶は定かではない。


30:S:15/02/11(水)01:49:44 ID:T2T
次の日。
目を覚ますとそこは和室だった。
横には小太りの坊さんがいて、俺が起きたことに気が付くと
部屋を出て温かい玄米茶を持って来てくれた。
その時初めて自分のノドがカラカラだった事に気付く。
温かいお茶をガブ飲みしたのは生まれて初めてだった。

坊さん曰く、ここは村はずれの神社らしく、
俺は昨日、森を出た瞬間、地面にぶっ倒れ、そのまま気を失ったので、ここに運ばれたらしい。
神社に坊さんってのはありなのか?とは思いこそしたが
それよりも、その時の俺は坊さんに聞きたい事は沢山あった。
が、それを聞こうとすると、
その前にまずは昨日森であったことを教えてくれ、と坊さんは言った。


31:S:15/02/11(水)01:51:22 ID:T2T 
お坊さん「やっぱ、そうだったか」
昨日の一部始終を聞いた後、坊さんは訳知り顔でそう言った。

俺「やっぱってどういうことですか」
お坊さん「いやな、君の右の肩、見てみ」
そう言われ、服の下を見てみると、俺は一気に毛が逆立った。
そこには赤い手形がついていた。
俺は思わずその場で吐きかけた。

お坊さん「すまん。怖いよな。でも安心してくれ君の身体に憑いてるなんて事は無いから」
背中をさすりながら坊さんは優しくそう言ってくれた。
お坊さん「でも、君には話さなきゃいけんな。
昨日、君が見たって女の子の事と、この村の昔話をな」
そうして坊さんの話は始まった。


32:S:15/02/11(水)01:54:06 ID:T2T 
昔々の話らしい。
この村で、真っ白な肌と髪を持つ女の子が生まれた。
それは今ではちゃんと先天性白皮症という名前がついているもので、
先天性、つまり生まれつきのものらしい。

だが、勿論当時はそんなことわからなく、
村人達は女の子を、その美しさに、神の子と崇め始めたんだという。


33:S:15/02/11(水)01:55:48 ID:T2T 
殆どが農民だった村人達は豊作を願い、月に一度
太陽の下、数時間にも続く稲穂の神への祈りをこの神社で女の子に行わせていたらしい。

だが、女の子が生まれてから十数年の歳月が経ったある年だった。
村では近年稀に見る程の飢饉が起こった。
主に日照りが原因だったのだという。
だが、それをどうすることも出来ない村人達は稲穂の神に祈りを捧げる事しかできなかった。

女の子の月に一度の祈りは毎日行われる様になる。
日中の日照りの中、数時間にも渡る祈りが、毎日だ。
おまけに先天性白皮症というのはメラニン色素が少ないという理由から
太陽光に弱いという特徴があるらしい。
それらによって女の子は日に日に弱っていく。
だが、村人達が祈りをやめさせる事はなかった。

だが、その祈りも虚しく、日照りと飢饉は続く。


34:S:15/02/11(水)01:57:10 ID:T2T  
その最初の犠牲者は女の子両親だったという。女の子は一人になった。
そして、当時の村人の一人が言った。
『白い子供の所為だ。アレは神の子などでは無い。自分の両親さえ殺す妖なのだ。
俺達全員を殺そうとしているのだ』と。

飢饉が続く中、祈りを続ける為に村の食料は優先的に
稲穂の神と、女の子に捧げられていたらしい。
だからそれを羨み、そして恨んだ人のやっかみだったんだろう。
だが、あろう事か、村人達はその言葉を受け入れてしまう。


35:S:15/02/11(水)01:58:28 ID:T2T 
掌を返す、とはまさにこのことで、村人達は
両親をも失った女の子をあの森の奥深くへと追いやった。
そう。俺が女の子を追ったあの巨木がある森のことだ。

あそこの巨木はその大きさから当時は神社と同じく神聖なものとして扱われていたらしい。
村人達は神聖なるその森で女の子を殺した。
直接的では無くても、間接的に、餓死させたんだ。


36:S:15/02/11(水)02:00:01 ID:T2T  
そして皮肉にも、偶然か、必然か、その年から日照りは無くなり、
村の土地は豊かになったという。
だけど、その代わりとして始まったのは神隠しだった。


37:S:15/02/11(水)02:02:49 ID:T2T
女の子が死んだ翌年から、村では行方不明者が多数出たという。
そして、何ヶ月か後に森の奥で死体として見つかるのだ。
その死体はどれも痩せ細り、まるで餓死の様だったらしい。

それに重ね、女の子を見たという村人達が後を絶えなくなった。
村人達は嫌でも気づく。
女の子は悪霊となり、自分達を殺すつもりなのだと。


38:S:15/02/11(水)02:04:52 ID:T2T 
そして村人達はその地方で名高いお坊さんに助けを求めた。
そのお坊さんは、森の聖なる巨木を媒体とし
女の子の魂を森の奥、巨木の向こう側へと縛り付けたという。
そうして村の神隠しは終わりを告げたんだ。


39:S:15/02/11(水)02:06:18 ID:T2T 
お坊さん「それで、私がその坊さんの末裔という訳なんだ」
坊さんはそう続ける。
お坊さん「まあにわかには信じがたい話なんだが、実際に見た君は信じる他ないわな」
俺「はい、まあ、大体は。でもその縛り付けたってとこがよくわかんないです」
お坊さん「縛り付けたのになんで、森の外で見えるのかっちゅう事だろう」
その通りだった。
それに、俺だけが見えてたなら霊感云々の話で納得出来なくはないが、
あの皆の反応は明らかに見えてる人のものだった。


40:S:15/02/11(水)02:07:30 ID:T2T  
お坊さん「それはな、私の先先代、当時、霊を縛り付けた坊さんの情け」
俺「情け」
驚きはしなかった。
むしろそれは予想の範疇だった。

お坊さん「そう。肌が白い、髪が白い、それだけの理由で女の子は周りに人生を曲げられた。
流石に力は、魂は、外に出せないが、気持ちとか心は外に出させてあげようっていう
先先代の情け。
それに先先代は少し天邪鬼なとこがあってな、女の子を鬼にしたのが彼等、村人達なら
彼等もそれなりの業を負うべきって考えがあったらしい」
業を負う。つまり、それに見合った罰は受けろということなのだろう。

村人達は女の子の姿を見るたびに自分達のしたことを、
もしくは祖先がしたことを思い出し、恥じ入り、恐怖する。
坊さんの先先代とやらはそれが、村人達にとってあるべき姿だと考えたのだろうか。
それは本人しかわからないことだが、
少なくとも俺は、ここの人達には申し訳ないが、それが正しい事の様に感じた。


41:S:15/02/11(水)02:08:49 ID:T2T 
お坊さん「だから本当はこの村の人以外に彼女は見えない筈なんだが。
こんなことは初めてだったんだわ。なんで君には彼女が見えたんだろう」
お坊さんは不思議そうに呟くように、そう言った。

今までの話を聞くと女の子はむしろ村人達の被害者の様に思えた。
つまりこれは古から続く虐めなんだと思う。
霊感があるから彼女が見えた、と言うのは簡単だけど、俺はそれだけでは無い気がした。
虐めへの悲しみや怒りの様な、負の感情で俺と彼女が繋がってしまったのが、
彼女が俺に姿を見せた理由の様な気がしたんだ。


42:S:15/02/11(水)02:10:38 ID:T2T 
俺「彼女に名前はあるんですか?」
なんとなく彼女の名前が知りたくなったから、聞いた。
お坊さん「名前はなあ、付けちゃいけないんよ。
正確に言うと彼女には興味や好奇心などの意識を極力向けてはいけない」

俺「どういうことですか?」
お坊さん「これは霊や妖と呼ばれるモノ全般に通じる事なんだが、
意識をそれに向けるってのは結構危険な行為なんだ。
自分が魅入るか、奴さんに魅入られるか、まあなんにせよロクなことにならない。
触らぬ神に祟りなしってのは正に先人の知恵なんだな。
そんで、それはやっぱ彼女に対しても同じなんだ。
聞く限り君は今回彼女に魅入ってしまったし、彼女もまた、君を魅入ってしまった」

魅入って、魅入られた。
俺は彼女が虐められてるのでは、と心配をした。
その時から俺は彼女に魅入ってしまったのだろう。
そして、時代は違えど、どこか通じるところがある俺を彼女は魅入ったのだろうか。
まあ、それは俺の知る由もない事だが。


43:S:15/02/11(水)02:12:39 ID:T2T 
そんな事を考え込んでつい無言になってしまった時だ。
お坊さん「いけない」と、そう言われた。

お坊さん「さっきも言ったな。意識を向けてはいけないんだ。
思い出すのは良い。だけど、考えるのはダメなんだ。意味通じるか?」
俺は首を縦に振った。
お坊さん「よし。私が今、ここで君と話している理由ってのはつまるところここにある。
君が彼女に魅入られない様に、まあ、アドバイスってのをしに来たんだ」


44:S:15/02/11(水)02:14:01 ID:T2T 
この後、俺は坊さんに三つの事を約束した。
一つは、考えない。勿論彼女の事をだ。
二つ目は、今後森へ行かない。
森は言うなれば彼女のホームグランドらしく(おかしな例えだが)
正常な判断が出来なくなる可能性があるらしい。
下手な話、気づかない内に巨木の向こう側にいる、なんて事もあるかもしれないらしいんだ。
そして最後、三つ目。
お坊さん「友達を大事にする事」と、坊さんは言った。

だがこれには流石に困惑した。
俺「え?」
お坊さん「いやいや、大切なんだよ。君を連れて来てくれた2人。友達だろう?」
俺は戸惑いながらも頷く。
お坊さん「彼女には出来なかった事をするのが大切なんだ。同調してはいけない。
似てたってなんだってね、君は君だ。
この夏休み、友達とめいっぱい遊ぶんだよ」
全てをを見透かしたように坊さんは笑みを浮かべながらそう言ったんだ。
俺「…はい」
お坊さん「よし。じゃあこれでアドバイスはおわり。車で祖父母さんの家まで送るね」


45:S:15/02/11(水)02:16:41 ID:T2T
其の後、俺はなんで森の奥へ行ったのだと祖父母にめちゃくちゃ怒られた。
そんでめちゃくちゃ強く抱きしめられた。
そして俺はめちゃくちゃ申し訳なくて、でも嬉しくて泣いた。
坊さんは粗方の事を祖父母に説明し終えると、
俺に念のためと、電話番号を書いたメモ用紙を渡し帰って行った。

其の後すぐにヨッチャンとマル暴が来て謝って来た。
最初に全部話すべきだった。ごめん。と。
殴るにしてもグーはなかった。今度からはパーにする。ごめん。と。

わけわかんなかった。
謝るべきはどう考えてもこっちなのに。
先に謝られてカッコつかなかったので、俺は土下座した。
流石にこれには二人とも不意をつかれたらしく、ギョッとした後、笑って俺の頭を小突いた。


46:S:15/02/11(水)02:18:27 ID:T2T 
その日は三人で祖父母の家に泊まり、昨日の事についていろんなことを話した。
どうやらやはり村人達全員、大人から子供までが、女の子の存在は知っているらしい。
そしてその女の子を魅入らない為の対処法もだ。
そして村の大人達はは子供に、村の外から来た人には女の子の事を話してはいけない、
と言っていたらしい。
話すと彼女に意識を向けてしまうから、という理由だったらしいが、
今回はそれが全て裏目に出たということだ。

こうして俺の夏休みは再開した。
既に残った日は少なかったが、坊さんに言われた通り
ヨッチャンやマル暴達とアホみたいに遊んだ。
そして、あの森での一件以来、女の子を見ることは無く夏休みは過ぎていったんだ。
嘘みたいな速度で時は過ぎ、夏休み最後の日。
祖父母の家の前に父が車で迎えに来た。ド田舎から田舎へ帰る日がきたんだ。


47:S:15/02/11(水)02:22:28 ID:T2T 
沢山の見送りが来てくれて驚いた。村の子供達と大人達、坊さんまでいた。
そして何より、ヨッチャンとマル暴が泣いていたんだ。
俺も結局泣いてしまった。
祖父母も、何故か父も、貰い泣きしていた。
また、ヨッチャン、マル暴達と会う約束をして俺は村を出る。

車の後部座席に座り、流れる村の景色を眺めていると、その景色はやがて、あの森を映し出した。
森の横を通り過ぎる。
その時目に映ったのは、俺と同い年の女の子。
目指し帽を被るのはどうやらやめたらしく、綺麗な白髪のおかっぱ頭を
風になびかせている彼女の顔には、心無しか、笑みが浮かんでいた気がした。
まあなんにせよ皆とはさようなら。
もしまた会うとしても、それはずっと先の話だ。そう俺は思った。


48:S:15/02/11(水)02:24:24 ID:T2T 
俺はその後、結局父の地元の高校へは進学せず、俺の地元の高校への進学を決めた。
逃げちゃいけないと思ったんだ。
戻って来られなくなる気がしたから。

そして、今。
俺は中学校の教員を目指し日々奮闘中。
今でも連絡を取る仲であるヨッチャンとマル暴も、
それぞれ同じ様に無い頭を捻って、人生を謳歌している。
祖母は今でも元気だが祖父は去年、老衰で亡くなった。

祖父の葬式の時、あの時の坊さんに久しぶりに会って、
弟子にならないかと冗談混じりにそれとなく誘われたが、低調に断っておいた。

今でも時々、何も無い空間に何かを感じたり、
左頬が痒くなる事があるが、もう昔の様に気にする事はない。
気にしたところで仕方が無いと学んだからだ。


49:S:15/02/11(水)02:25:01 ID:T2T 
これで、話はおしまい。
聞いてくれた人全員に感謝します。


50:名無しさん@おーぷん:15/02/11(水)10:10:20 ID:V3O
途中で寝てしまったがすごく興味深い話だった。乙!


51:アシダカマスター◆chz/Ji7KWKOQ:15/02/11(水)12:05:43 ID:7Ky 
文章が凄く上手で読みやすかった
>>1は国語教師志望か?


52:アシダカマスター◆chz/Ji7KWKOQ:15/02/11(水)12:06:51 ID:7Ky 
そういえばその女の子のことは思い出してもいいけど深く考えちゃいけないらしいが、
ここに書くのは大丈夫なのか?


53:S:15/02/11(水)14:21:22 ID:6xn 
>>50
ありがとうございます。
>>52
ありがとうございます。
ご考察通り高校の時は国語教師を目指していたんだけど、今は理系方面の教師を目指してる。
>>52に関しては、高校の時から書き溜めておいたものだから
あまり考え込まずに書き込めたのと、今は村を離れて生活してるから大丈夫だと思う。


54:S:15/02/11(水)14:33:03 ID:6xn
それと一応坊さんにも以前に、個人名を出さない(まあ当たり前だが)
村の場所を明かさない、という条件付きで
他の人にこの話をするのを安全面もお墨付きで許しをもらってる。


55:S:15/02/11(水)14:34:35 ID:6xn
だからこれを見た人は呪いがうんぬんかんぬんとかそういうのは無いから安心してください。


56:S:15/02/11(水)14:53:15 ID:6xn
最後に、得体の知れないモノも人間も基本的には同じ。
嫌なことがあったら気にしないってのが最良の策になることもあるって事を
僭越ながら言っておきます。

気にさえしなければ、いつかそれは気のせいになるし、
そうなれば道端の石ころの同然に見逃せる。
勿論それじゃあ解決しない事もあるのが人生だけど、その場で足踏みしてても仕方ないのも事実。
気にせずに通り過ぎる。そんぐらいが丁度良い時もある。
今まで話した話はそれだけの話。

これで、本当に俺の話はおしまい。
今後このスレに俺が書き込む事は無いのでよろしくお願いします。
書き込んでくれた人や見てくれた人全員、こんな気にもせず流されて当然のスレに
駄文に、お付き合い頂き、感謝です。
ありがとうございました。


57:名無しさん@おーぷん:15/02/11(水)16:07:15 ID:IHN  
今一気に読んだけど面白い話だった。乙!


58:アシダカマスター◆chz/Ji7KWKOQ:15/02/11(水)18:28:53 ID:7Ky 

取り敢えず>>1が今は安全だと分かって安心したぞ


59:名無しさん@おーぷん:15/02/12(木)07:12:09 ID:06Y 
その娘はいまでも縛られてるんだろうか
坊主が縛りつけるだけで成仏させようとしないってのはダメだろう
それと、話しに出てきたお坊さんの宗派はどこなんだろう?
それと、完璧に我が儘だけどもう書き込む事は無いって話だけど
そんな事言わずにちょくちょく質問等に答えに来て欲しいな


60:S:15/02/12(木)20:12:29 ID:Xs9  
書きたい事だけ書いておさらばってのは少し不躾だったと反省した。
今更だけど質問にはできるかぎり答えたいと思います。


61:S:15/02/12(木)20:20:22 ID:Xs9
>>57
>>58
二人共ありがとうございます。
>>59
真剣なご質問ありがとうございます。


63:S:15/02/12(木)20:28:00 ID:Xs9
まずは、坊さんの宗派は?という質問に関してなんですが
答えから言うと、わかりません。
祖父の葬式は真言宗の型式で行われたんだけど、
坊さんは祖父の友人という形で出席していたから直接、式に関係したのではないものかと思う。
俺も宗派とかに関しては無頓着だったから本人に聞いたりもしなかった。
なのでわからないと答える他ないんだ。すまない。


65:S:15/02/12(木)20:36:16 ID:Xs9 
そして成仏関連に関する話に関しては実は当時に少しだけした。
記憶が確かなら確かその時、坊さんは成仏はしないと言っていた気がする。
今の状態の女の子を成仏させようとしても
無理矢理な形になってしまうからこれまでしなかったし、これからもしようとは思わない。
だけど俺の様な場合がこれからもあるかもしれないから
別の方法(多分成仏以外の女の子を鎮める方法かな?)を試してみるとかなんとか。
こっちも曖昧な記憶になってしまって申し訳ない。


66:S:15/02/12(木)20:43:53 ID:Xs9 
今思い返してみると、あれだけ俺を心配してくれた坊さんが
去年俺を弟子にしたいって言ったのもあながち冗談じゃなかったのかも。
女の子関連で俺に手伝ってほしい事があったのかもな。なんにせよ俺は断っただろうけど。
まあこれは杞憂だろう。どう考えても考え過ぎだ 笑


67:S:15/02/12(木)20:47:42 ID:Xs9 
近々祖父の墓参りで村近くに行く予定があるから、
その時にでも坊さん訪ねて、今回あやふやになったところ聞いてみるよ。
あの神社に居なかったら最悪、電話でもしてみる。


68:S:15/02/12(木)20:55:26 ID:Xs9 ×
ありがとうございます。
坊さんに質問する事がちゃくちゃくと増えてきたな 笑
というわけでそれに関しても申し訳ないですが俺はお答えできないので聞いておきますね。


69:名無しさん@おーぷん:15/02/12(木)21:08:10 ID:CWF
真言宗か天台宗で岡山付近だった場合弟子になりたいな。
まあ、無理だろうか


70:探索者ゼフ:15/02/22(日)00:04:45 ID:S3s 
森の奥にあるのは御神体と結界か。


71:S:15/02/23(月)20:47:09 ID:olp
色々あって疲れた 笑
時間が空いたけどこの前坊さんに聞いておくって言った質問に答えていこうと思います。


72:S:15/02/23(月)20:52:30 ID:olp
坊さんに聞いた質問は四つ。
まずは宗派について。
通常業務って言い方は変だけど普通の坊さんとして仕事をする時は真言宗だって言ってた。
本人が言うのを渋ってたから深くは聞かなかったけど、
この言い方だとまあ例外の時もあるんだろうって俺は感じた。


73:S:15/02/23(月)20:57:42 ID:olp 
次は弟子は結局見つかったのか、という質問について。
見つけてた。というか弟子はもともといたらしい。ただ、数がもう少し欲しかったんだと。
あと、俺を去年誘ったのにはそれとは別にちゃんと理由があったんだけど、
それについてはまたいつか話そうと思った時にスレ立てるかもしれない。


74:S:15/02/23(月)21:02:45 ID:olp 
次は、>>69は弟子になれるのかって質問。
というよりもそれに関しては少しオブラートに包んで、
「因みにまだ弟子って募集してるんですか?」って聞いた。
それに関しての坊さんのAは もう必要なくなったとのこと。
>>69さんドンマイ。


75:S:15/02/23(月)21:17:42 ID:olp
そして最後に女の子の成仏関連について。
というか女の子の事、自体についてだね。

当初は坊さんに女の子を鎮める方法さえ聞ければ満足だったんだけど、
まあ、色々あって首を突っ込んだ。
経過端折って、結果から言うと、現状一番マシであろうと思える方法で解決をした。
含みがある言い方ですいません。
ただ一つしっかり言えるのは、今回、成仏という方法はとらなかったということ。

さっき>>73の最後の方でも歯切れの悪い答え方があったと思うんだけど、
それを含めて今回歯切れの悪い答え方をしたところは、
いつかまたスレを立てて詳しく話せたらと思う。
まあ色々あったけど充実した、連休&里帰りだった。


76:名無しさん@おーぷん:15/02/23(月)22:26:23 ID:oqb
69だけど残念w
まあ、俺は俺なりのやり方で頑張るよ
現状で一番ねぇ
とりあえず、乙


77:名無しさん@おーぷん:15/02/24(火)00:47:08 ID:Zn4 
まぁ無理矢理成仏させようとした結果反動で
マジで手に負えない怪異になるってパターンもなきにしもあらずだしなぁ
坊さんは正しいと思うよ
1は災難だったが


78:名無しさん@おーぷん:15/03/10(火)17:40:04 ID:lJv
一気読みしたけど、なかなかの良スレだった
女の子が不憫だなぁ…最後微笑んでたのが気になるけど



【閲覧注意】

東峰十字路事件とは、新東京国際空港(現・成田空港)建設予定における空港反対派によるゲリラ襲撃で警察特別機動隊3名が旬死したテロ事件。

当時、空港建設予定地内には反対派の所有する土地があり、そのため千葉県は行政執行に踏み切った。
事件が起きたのは、第二次行政代執行初日の1971年(昭和46年)9月16日。
この襲撃は非常に残忍・陰湿かつ強い悪意を感じさせ、国家権力VS学生運動といった思想対立が暴走しつつあった当時の様子を伺わせる。

反対派集団が武器として使用したのは、火炎瓶・竹槍・角材や丸太等であり、機動隊側の負傷者は80名を超す
当時はテロによる犯罪ではなく傷害致死事件とされたが、現地には現在も慰霊碑が残されている。

たわいのない(素心宮司)の思い...
極左暴力集団=過激派の当時の呼称


【事件の背景・成田闘争】
・この事件の背景には「成田闘争」(三里塚闘争とも)が根深く横たわる。
この闘争は、もともとは空港内外の民有地取得の問題や、騒音問題に反対する地元住民らが革新政党指導の下で結成した組織による反対運動から端を発する。

千葉県北部は「続日本書紀」時代から続く軍馬の飼育生産地帯であり、源平合戦では源氏に軍馬を提供するなど、非常に歴史的価値が高い
また、明治時代には政府は殖産産業として近代牧畜に力を入れ、宮内庁御料牧場が設置されるなど、急速に発展した歴史を持つ。
さらには、第二次世界大戦終戦直後には農地解放が行われ、帰省先のない引き揚げ者や帰還兵らを入植者として受け入れた。

一方古来から続く古村の人々の反骨精神も強く、軋轢や極貧の生活に耐えかね脱落する者も後を絶たなかったが、それ故に土着意識が強く築き上げられていったと思われる。

しかし60年代に入ると、世界的な大量輸送時代(ジェット機の登場)と高度経済成長により、日本の航空需要は急激に増大する。
当時から現・羽田空港はあったものの、限界点が既に見え始めていた。

そのため当時の池田内閣では新空港の計画に着手。
在日米軍の管制空域などの兼ね合いもあり場所の選定は簡単ではなく、最終的にこの地が候補地として決定した。
が、反対運動は根強く、座り込み・デモ等が相次ぐ。


しかし1966年、現・羽田空港内で3件の航空事故が発生
少なくともうち2件は空港の管理能力不足が原因だった。

全日空羽田沖墜落事故
・2月 全日空ボーイング機の東京湾墜落133名全員死亡
カナダ太平洋航空402便着陸失敗事故
・3月 当機が空港着陸直前に墜落。搭乗者72名。うち死者64名、生存者8名。 
英国海外航空機空中分解事故
・事件が起きたのは、カナダ太平洋航空402便墜落事故の翌日。
現英国航空機が富士山の乱気流に巻き込まれ空中分解、墜落124名全員死亡

国際的な情勢もあり日本政府は空港の開港を急ぎ、反対派の暴動も過激化する。
やがて空港反対派は当時活発に活動していた新左翼党派と結託するようになり、警察・機動隊と地元住民及び新左翼党派グループによる血生臭い暴動へと変化した。

新左翼党派・・・当時世界的に勢力を伸ばしつつあった共産主義派の1つ。主に学生らが中心となって活動する多分派だが、国家権力に対抗という姿勢はやがて犯罪集団へと過激化する。

当時から「ボタンの掛け違い」と揶揄されていたこの論争は、過激な襲撃事件を引き起こしただけではなく、開港の遅れとともに双方に死者を出す惨事を引き起こした。
この闘争に関わった死者は13名。負傷者は100名を超す。

以下、主な事件のみ。
東峰十字路事件 死者3名 負傷者80名
芝山町長宅前臨時派出所襲撃事件 死者1名 負傷者5名
派出所が襲撃され放火された事件。署員6名に対し襲撃集団50名
東鉄工業作業員宿舎放火殺人事件 死者1名 負傷者2名
新左翼党派の1派・中核派による放火事件。)
千葉県収用委員会会長襲撃事件
中核派による個人襲撃。待ち伏せしてハンマーや鉄パイプで襲撃襲撃者の人数は不明
その後も脅迫行為が続き、委員会の機能停止を招く。被害者はその後自殺

日本飛行機専務宅放火殺人事件 死者1名 負傷者1名
中核派による個人住宅放火事件。専務の妻が焼死。当時関係者の住宅放火が連続して発生
東山事件 死者1名 負傷者多数(機動隊員及び住民反対派含む)
投石・鉄パイプ・火炎瓶によるゲリラ襲撃事件。反対派支援者が機動隊の催涙ガス弾を頭部に受け、2日後死亡。先に負傷したのは機動隊員であったが、後に問題化。
成田空港管制塔占拠事件 死者1名 自殺1名 負傷者多数
文字通り管制塔占拠事件。反対派同盟を支持する極左暴力集団22名が突入し、機材を破壊。
火炎瓶を投げていた活動家が引火し火だるまになり、逮捕後治療を受けたが死亡
同じく逮捕された活動家も拘留中に自殺した

さらに、反対派の住民も1名自殺している。

「浦和市車両放火内ゲバ殺人事件」
放火され炎上した車両

この闘争は未だ解決しておらず大きな禍根を残しているが、最も後味が悪いのは同じ住民同士の対立と同調圧力による無言のプレッシャー、過激派の介入により泥沼化した住民トラブルだろう。

当時から当然賛成派も存在していたが、後の調査では、反対運動から抜けられなくなった、または賛成と口に出せなかった者が半数以上を占めていたことが判明している。
賛成派であることが知られたら殺されると思っていたとの証言もあるほど。

この闘争は実は国外でも大きな注目を浴びていた。
国際線での人的被害(多数の死亡者)が実際に起きており、米軍基地もまた過激派のターゲットだった。

ダイナマイト闘争・・・過激派の1派が、米軍基地に対し火炎瓶・ダイナマイト等で武装し襲撃した事件。当時は時限爆弾・火炎瓶・ダイナマイト等の爆発事件が頻発していた

日本政府の対応が強く迫られた時代でもあり、やや強引な政策となった事は否定できない。

が、果たして当事者の反対派住民らが多数の死者・負傷者を出してまで、どこまで本当に空港開設反対を主張していたのだろうか。
思想的第三者が入り込んだことで、反対派住民らもある意味被害者となった可能性も高い。

http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1378022869/

915 : 本当にあった怖い名無し:2015/01/10(土) 21:05:24.96 ID:H7P6GaZC0.net  
士農工商穢多非人が住む地域ではっきり区別されてたのは
いわゆる古い「城下町」だった市区町村
その辺をきっちり区別してこその藩制度だったんだろう

たぶん強力な藩ほど締め付けが厳しかったわけで、
未だに部落差別の激しさに西高東低の傾向があるのは
幕末に薩長が強かったせいもあるんじゃないだろうか


916 : 本当にあった怖い名無し:2015/01/11(日) 17:39:03.12 ID:bjxYm3Nz0.net 
畿内は幕領や寺領が多かったからだろ
西成、和泉、西宮、長田は幕領だし、崇仁は寺領(妙法院)




917 : 本当にあった怖い名無し:2015/01/12(月) 13:58:33.65 ID:WBl2HKDB0.net
岸和田や尼崎などの中小譜代に認められていたのは、自藩領内だけの
ローカルな農耕用牛馬の死体処理程度。
農耕用に牛馬を使うが、必ず死ぬ。
しかしローカルな需要のみな。
だから幕府領のBとは比べ物にならないほど規模が小さい。
枝村として既存の農村から分かれてわずかに存在した程度でしかない。
幕府領みたいに全国流通商業ベースに乗って大量生産して、
全国あちこちに回漕船で運んで販売して利益を上げているのとはまったくわけが違う。
個人経営の町工場の鉄工所と、新日鉄の製鉄工場ほどの差がある。


948 :  本当にあった怖い名無し:2015/02/08(日) 22:49:29.22 ID:eu1N4yyS0.net 
江戸時代の「えた村」などの<被差別民の集落>の系譜をひいた地域が
近代以降の被差別部落であるならば、数量的な増減はそれほどないはずだ。
が、実際は大きく増減している。
例えば、兵庫県神戸市や広島県呉市、京都府舞鶴市などは、
江戸時代「えた村」はなかったにもかかわらず、明治時代になると被差別部落が存在している。
この点は個人的にとても興味深く感じたので、少し長くはなるが具体的な事例を挙げておく。

神戸は幕末に開港してから急発展した都市だ。
神戸では外国船に食肉を供給する必要から屠場が設けられた。
そして、そこで働く労働者や、船の荷の積み下ろしを行う港湾労働者が
集中して暮らす地域が被差別部落となっていった。
「神戸の場合は四国の被差別部落から、また舞鶴の場合は
山陰地方の被差別部落の人々が移り住んでつくられた」とも伝えられているが、
そこに住む全ての人がそうであったわけではない。
そもそも、周辺住民はそこに住む人々の祖先や出身を確認した上で差別したのではない。

周辺住民は、よそからやって来て、
屠場・港湾労働・建設労働などの仕事をする人々を蔑み、彼らの暮らす地域との交流を避けた。
それまでに持っていた被差別部落への偏見の上に、
さらに職業に対する新たな偏見を重ね合わせて、その地域を次第に被差別部落と見なしていった。

福岡県では江戸時代から石炭を掘っていたが、
その頃から「石炭掘りはいやしい仕事」と見なす傾向があった。
明治時代になると、そこへ西日本各地から人々が集まって来た。
他の地域の被差別部落から来た人もいたが、全ての人がそうというわけではなかった。
しかし地元住民は、よそ者である彼らを日常生活の交流から排除していった。
その結果、新しい被差別部落が形成されることになったのだ。

これらのことは<被差別部落かどうかということは、
その周辺に住んでいる人々が決めた>ということを示している。
このように「江戸時代の身分制度の名残」とだけでは言い尽くせない差別意識が、
西日本の様々な地域で現在もなお深く残っている


【閲覧注意】
https://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1339071354/

63:名無しさん:2014/03/18(火)06:03:35 ID:9l7GrhQI3 
飢渇負 カケチ (青森) 橘南谿 「東遊記」より

天明三卯春、奥州、羽州大に飢饉して、人、相食に至る。
其頃京都にても南部、津軽困窮の沙汰夥しく聞へて人々聞知れるごとく也。

余が奥州に入りしは午年(天明6年 1786)の春なれば、
最早、国豊かに食も足るべく思ひしに、卯年の飢饉京都にて聞し百倍の事にして、
人民大かた其時餓死し尽して、南部、津軽の地荒涼、誠に目も当られぬ事どもなりき。

先、出羽国秋田を過て東北の方に入りし事十数里ばかりなりしに、
路傍に人の髑髏、或は手の骨、足の骨等あり。
皆いと白う枯たることやうなるもの、見るも不祥なりとて顔をそむけて通り過るに、
壱里々々すゝみ行程に、其枯骨多く、
朝の間は五つ見しが、昼過て十四五も見しといふ程に、
其翌日は弐三十も見つれ、又、翌日は五六十も有といふにぞ。

後には目なれて格別に不浄にも覚へず、杖もて動し見るに、
火葬せし髑髏に違ひ、生骨の事なれば、牙歯も全く備り、婦人の頭あり、小児の頭あり、
老人、壮者皆それぞれに見わけつべく、
肩肘、其外、腰、眼等の骨の模様、逐一委しければ、
「よき医者の稽古也、丹生によく見よ」などすゝめて、道すがら見るごとには成ぬ。

猶、此外路傍五町七町程づゝには塚の形ありて、いまだ草も茂からず。
其上にあやしげなる塔婆に、餓死の者幾百人埋葬の塔婆、など書付たる比々として有り。
枯骨の其まゝにあらはれたるは埋み残せるものと見ゆ。
是皆其土地の者にはあらで
飢饉に堪かね他国にのがれ出て命をつながんと、南部、津軽の地より出来るに、
途中にて飢えて行倒れたる者どもなり。

それより津軽の地に入ては枯骨甚多く、田の中、畑の上、溝の中、
軒の下などにみちみちて珍らしからず。
是、行人も慰に、足もて蹴ころばし行事なり。
何人の頭なる事にや、あはれといふも余り有事也。

津軽の入口、錠が関といふ所は町中に温泉もあり、諸方より常々は入湯人も多く、
此辺にては最繁華の地也。
此所に一宿せしかば、亭主に此所の荒たる事を尋るに、
亭主いふ、「仰所は三百軒の所なるが、大かた餓死して人の活き残りて煙を立る家は
今わずかに八十軒にして、其中に男子は多く死して、
今に活残れるは大かた女ばかり也。
男女配合して見るに男壱人に女四人半に当る」といふ。

それより段々奥深く入り行程に、荒たる事甚しく、
外が浜通りなどにては一宿一在所、一軒も残らず皆死絶たる所も甚多くて、
たまく一村に活残る人有も、やうく細々と煙を立る家弐三軒、或は五六軒ばかり也。

青森などは津軽中にて第一の大湊にて殊に繁華の地、遊女町も常々盛なる所なるに其荒れ甚し。
善知 鳥宮の辺、最も甚しく、宮も頽廃し、
安方町八百軒の所に、今はわずかに三十七八軒のみ残れり。
其跡は皆死絶て、軒端朽ち、壁崩れて町の俤のみ残れり。




64:名無しさん:2014/03/18(火)06:16:58 ID:9l7GrhQI3
外が浜など通行せし時も、向ふに見ゆる村々は屋建も大に見へ、
家数も数百連れば、行て休息せんとするに、
煙立人住るは壱軒もなく、只、茅葺の屋根のみ残り、
風雨に壁崩れ障子破れて、竈のあたりと見ゆる所に、例の髑髏、骸骨ころころと残り、
或は夫婦と見へ、或け親子とも見ゆるサレ頭共也。
誰取納る者もなく、其あわれ中々いふもさらなり。

外が浜、蓬田、蟹田辺にては天気さへ打曇り、
小し雨降出て、いと物すごきに、旅人は本とより農人、漁人も大かた死失て、
早朝に宿りを出るより夜の宿りまでは、
人影といふものは逢見る事稀にして、只、彼白骨の路傍にみちみちたるに、
目の穴、口のはづれよりいと白く細ながき草生ひ出たるが、
風にひらひらと吹なびきたるさま、
頻りに心細く物すごきに、気おとろへ足つかれ腹さへ飢えたれば、
草原に暫し休らひ、
「いかに国の限り尋探るもよき程なり、此奥に用事有りといふにもあらず。
いざや是より引かへさばや」といひしに、
丹生つらつら思案して、
「最早、外が浜の限りも十里に足らず、うき目を見るも此うへは有べからず。
無事に京都に帰りての後、火燵にあたり打向ひ、旅中の事物語らんに、
外が浜今少しにしなして見残したりといはゞ、其時はいかばかりに残念ならん。
歩み給へ、つとめ給へ」といふにぞ、
余もげに左あらんとおもひつゝ、遂に東北の限りを尽せり。

さて、夜ごとの泊り泊りにて其年の事ども尋るに、
あわれにも又恐ろしき事ども数々なる中に、
女鹿沢といふ所に宿しける時、
其亭主語れるは、
「卯年、飢饉に及び五穀既に尽て、千金にても壱合の米を得る事あたわず、
草木の根葉、其外、藁糠、或は犬猫牛馬鼠鼬に至るまで
力の及ぶ程は取尽し食ひ尽して、
後には道路に行倒れみちみちたる死人の肉を切とり食ふ事に成けるに、
是も日久しく飢えて自然に死したる人の肉は既に腐りたる同然にて、其味ひ甚悪しく、
活たる人を打殺し食ふは味も美なりければ、
弱りたる人は殺し食ふ者も多かりし也、

此近隣にも家内追々餓死して、親壱人むす子壱人のみになれる時、
其父一計策を案じ出し、其隣家に行ていふやう、
『さても御たがひに空腹なる事なり。
我家にも既に家内皆々死うせしに、御覧のごとく今は男子壱人のみ残れり。
是も殊の外に飢えつかれたれば二三日の間には死すべし。
とても死ゆく者いたづらに亡んよりは息ある間に打殺して食まんと思へども、
さすがに肉親の恩愛、手つから打殺すにしのびず。
此ゆへに其許を頼み申すなり。
我子を打殺して給はらば其御礼には肉半分を贈り申べし』
と誠しやかに頼むにぞ、
隣家の男大に悦び、
『半分の肉をだに給はらばいとやすき事なり』とて、
やがて有合けるナタ携へ行て打けるに、
さなきだに死せんとせしむす子、只一打にいき絶ぬ。

彼頼みに行し親、傍に見居て、すかさず隣の男をマサカリにてしたゝかに打つ。
隣家の男も磯つかれたる所なれば、何かは以てたまるべき、其まゝに息絶たり。

さて、計策を以て両人の肉を得たれば、早速に弐人ともに料理して塩漬にし置て
一月ばかりを凌げり。
近所へは隣家の者飢えたる余り此方の子を打殺し食はんとせしゆへに仇を報ぜりと吹聴し、
公然として弐人の肉を甘ぜり。

近所の者其姦計をにくめども、皆々飢えつかれて
相たがひに親子兄弟といへども打殺し食ふ時節なれば、誰答る者もなかりしが、
彼男もつゐには餓死し終れり」。


65:名無しさん:2014/03/18(火)06:22:46 ID:9l7GrhQI3 
さて、余が泊りし家は甚大家にて家建も厳重に間数も多く、
土蔵も甚丈夫に大なるが三四ケ所も並べり。

「此家は富るゆへ其年も恙なかりしにや」と尋るに、亭主かぶりを振りて、
「中々富るも何の用にか立ん、某(それがし)なども不思義に命をいきのびて今日に逢り。
某が家も御覧のごとく先祖のかげにて相応に暮し、田地も所持し、
弐百石三百石は作徳も是あり。
其外金子も少々は貯へ、耕作に人手多く入れば、召遣ひの男女も合せて三十七人暮せり。

其年も凶年ながらに少々の米も所持致し、雑穀取集めて弐三百石は貯へ有しが、
段々食物不自由に成り、此村にても追々餓死する者出来り、
近所隣、殊の外にいたみぬれば、貯へ置し米雑穀取出し少しづゝ救ひ与へしに、
後には飢人夥しくなり、
毎日五斗七斗の米を与ふれども壱人前にはわずかの事にて中々救ひ遂べしとも見へず。
所持せる弐三百石も大かた既に与へ尽しぬるに、
世間の困窮益甚しく、他国よりは壱粒も入来らず、此体にては
やがて我々も餓死すべく見へぬれば、其時に至り、
きつと思案を直し、とても壱国の人民を救はん事は千石万石の米にても叶ふべからず、
いわんや弐三百石の何の用にも足るべからず。

せめては我家に年来養ふ所の男女の命を救ふべしと、
それより他人に与へ施す事をやめて、
わずかに壱弐十石程残れる米を我人数の用となして居たりしに、
飢渇の者日々に多くなり、
食を乞ふもの山のごとく出来り、後には数十百人
みだりに家の内へ押入て食物を奪ひ去る。

其勢ひ次第につのり、昼夜の差別なく数百人攻寄来るに、
食物を奪はれては家内の存命叶ひがたければ、手勢にて是を防ぐに、
敵は大勢なれども数日飢えつかれたる者共なれば、味方壱人して敵数十人を抛げ散らす、
されども此働に昼夜少しの間もいとまなければ、
三度の食事といふ事もなく、やうやう握り飯を立ながら食ふ。

又、飯を焚く事叶ひ難ければ、土蔵の中に閉籠り、
家内の者入り替りて飯を炊き握り飯を調ふ。

諸方とも皆かくのごとく成り行ば、
飢人ども食を奪ふ手だて尽て、夫より大勢松明をともし来り、
家ごとに火を付て、其紛れに食物を奪ふ。
国中一統に日夜の放火夥し、某が家へも日夜大勢来りて火を放つ。

家と土蔵を焼れては籠るべき所なく、又、家内皆餓死に及ぶ事なれば、昼夜火を防ぐ。
屋敷の構への入口入口軒端軒端に人をわかち、はり番して、是を防ぐに、
わずかに三十七人の手勢中々行届きかねて、
けふは家も焼失ぬべき、あすや土蔵も焼落されんかと、安き心もなく、
食物は持ながら食すべきいとまなくして、
いつかは我々もあのごとく餓死せん事ぞと思ひくらしつるが、
天の時至りて秋田より米入り来り、又、此国の人民も餓死すべき者は大かた死尽して、
乱妨も少し静まり、不思議に三十七人の家内壱人も悪なくして今日に至れり」
と語れり。


66:名無しさん:2014/03/18(火)06:29:07 ID:9l7GrhQI3 
又、青森辺にて馬に乗りしに、
其馬方の物語りに、
「我家は八人住なるが、卯年の飢饉についに人の肉を食せずして命を保てり」と云う。
「それは珍らしき事なり、いかにして命をつなぎしや、
定て兼ての貯へよきゆへなるべし」といへば、

「中々貧しき身分、貯へとては壱升もなかりしが、某が伯父の家身代よろしく、
殊に伯父たる者、心堅き者にて
我々困窮に及べる時みづからきたりていふやう、
『世上既にかくのごとく成るうへは、汝等も食尽て牛馬の肉も食ひつらん。
此上には人の肉も食ふべければ、改めていひ聞す也。
人と生れて人の肉を食はん事誠に悲しき事ならずや。
たとへ餓死に及ぶとも汝等に於ては人を食ふ事有べからず。
かく申付る上は我力の及ぶ程は汝等を救ふべし』
とて、それより毎日米弐合づゝを贈れり。

家内八人此弐合づゝの米を草の中に入れて煮て食へり。
いささかの米なれば八人の食にしては米の入たるやうにも見へず
草ばかり食ひしやうに覚へしが、
されども五穀の力脾胃を養ひしゆへにや、八人の家内壱人も死せず。
近辺の家の草ばかりを食ひし者はことごとく其時に餓死せり。
誠に伯父の厚恩によりて此物語をばする事也。
五穀の尊き事生涯わするべからず」と涙を流し語れり。

彼辺にては仁慈孝友の行ひ有し事は露程も聞ざりしが、此男の伯父のみ
珍らしく人心を具足せるといふぺし。
猶、残忍の事ども日夜耳痛きばかり聞しが、委く書しるすも遠慮なきにもあらず。
その時、人を食ふ事だにも常の事に成り、
老人の肉、死人の肉は味なし、婦人、小児の肉はやわらかにてうましなど、
皆食ひ覚へて評する事になれり。

是に付て、人を殺す事、家を焼く事などもたやすき事に覚へ、
いわんや人の物を奪ひ掠むる事は誰恥る者もなくなれば、
其余風今に残り、盗賊の沙汰のみ多くて、余などが通行も安き心もなかりし。

もっとも、彼辺にては食物不自由にて色々の草を多く食せり。
何草といふ差別なく一つ鍋に刈り入て焼たるを食するに、薊(あざみ)の葉のみうまかりし。
初の程は針多くて食ふべくもなかりしが、
外の草は或は堅く或は苦く、咽をとほりかねつれど、
試に薊を食ひしに、甚やわらかにうまく、其後は毎夜あざみを撰みて食ひぬ。
余なども虚弱の生れなるに、其地に馴ぬれば
かゝる悪食にも不思議に無難なりし。
今にてさへかくのごとくなれば、卯年にはさぞかしとおもひやられたり。

其時は犬壱疋の価五百文八百文に及び、鼠壱疋も五十文百文に及びしとそ。
器物はいつれも無用の物に成て、
正宗の刀米壱斗にかへ、定家の小倉色紙米五升に代たりなど云り。
誠に金玉は貴けれども炊ぐべからず、
器財は美なれども食し難し、五穀の重宝なる事忘るべからず。

南部の地も盛岡より北の方は皆かくのごとし。
南南部、仙台などは餓死せるものは夥しけれども、津軽程にはあらず。
今に至り東北の事おもひ出せば心中惻然として気分悪しくなる事を覚ふ。
只、此所にしるせるは百分が一也。


67:名無しさん:2014/03/18(火)06:33:23 ID:9l7GrhQI3 
津軽にて或確かな成人に聞しに、其時餓死の者津軽四万石の領内にて弐拾万人也。
他邦に走りて死し、或は帳面に洩たる者は猶幾万人といふ数を知らずとぞ。
大抵津軽は人種尽たりといふべし。

又、是にて領分の土地の広き事を知るべし。
其時餓死せるは男子最多し、十人のものなれば男七八人死して女はわずかに壱弐人死せり。
それ故に今にては津軽中に何れの村々にも女ばかり多く、男は甚稀也。
男壱人に大抵女六七人余は当るべし。
錠が関などは格別甚しからざりし故、女四人半アテといへり。
此後はかくのごとく男女の配合不都合なれば、
人の生るゝ事少く、是迄のごとく人民の領分に満る事は容易には有べからず。

彼辺にて其時の飢饉のことを飢渇負(カチマケ)といふ。
ケカチマケといふ事、彼地辺鄙ゆへ
なまりてかくいふにやと思ひしに、其後太平記を読たりしが
ケカチカケチとしるせり、古語也けるにや。


68:名無しさん:2014/03/18(火)13:23:41 ID:rD0vHNogf
すげて話だな。子供と隣家の親父食ってそれでも餓死したのか。
東北には呪いが満ち満ちてるな


95 :名無しさん:2014/04/06(日)19:14:30 ID:miXZ0QJYc 
1石はおよそ成人1人の1年間の米の消費量
4万石の領内に20万の餓死者が出るために、津軽はどれ程の特産品を持っていたのだろうか


96 : 名無しさん:2014/04/10(木)21:32:00 ID:ixjLRNhD5 
「京都にて聞し百倍」って事は、
餓死者はせいぜい千人程度、ぐらいにしか伝わってなかったのか・・・
そら目も当てられんわな


関連記事
飢饉で生き残った子孫であるということ

こちらの記事は、全くの蛇足になる。
そのため、興味のない方はスルーしていただいてかまわない。

これほど重大かつ凶悪な事件でありながら被害者と加害者がめまぐるしく入れ替わり、誰もが被害者になりかねなかった状況は、閉鎖された空間における例えばオウム真理教北九州連続監禁殺人事件などをいやでも思い起こさせる。

学生であり机上の空論に振り回された10~20代の若者達であったとしても、彼らの心中で何が起きていたのか。「殺らなければ、殺られていた」とは23歳の寺林真喜江の証言である。

これはテロリズムなどでは全くなくただの大量殺人事件であり、渦中の者達は全員が被害者であると同時に全員が加害者であった。


【主犯・森恒夫の自己批判書における総括要求論理】
(一部)
・短期間に個々人の内在的総括をなし切らねばならない
暴力による指導、暴力による同志的援助が必要である
・総括し切れない者には、命がけの状況ロープで柱に縛りつけ、食事も与えないを強要して総括させ、決して甘やかしてはいけない
・縛られた者は、たとえ片腕を失くしても革命戦士になろうとする気概をもって総括すべきである
・縛られた者が総括し切るという事は0から100への一挙的な飛躍である

ベース活動内で、このような論理が次々と作られていったと証言。

坂口の手記によれば、森はベース内の演説において「銃による武装」が殲滅戦による勝利には必要不可欠であるとし、銃主体の革命戦士化はイコール共産主義化となる。武装による壊滅戦は団結を強化させてゆき、やがてプロレタリアート独裁政権が樹立する、と語っていたらしい。

⁂プロレタリアート(Proletariat)・・・資本主義社会における賃金労働者階級

しかし、この批判書が書かれたのは逮捕後であり、実際にベース活動を行っていた頃にはこのような規定を書き記したようなものはなかった。
(永田は何度も森に総括要求におけるレジュメ作成を依頼)

また、坂東宛の遺書の中では「(略)ぼくはあとからそれを理論化」していると告白。
森本人以外、永田や総括対象者でさえ、何が問題で総括されているか不明の場合も多かった。


【他メンバーによる回想録】
「死者に口なし」の諺通り、全ての責任を自殺した森に背負わせるのは酷かもしれない。
が、同時にリーダーとしての資質を疑問視していた声も密かに当時からあったらしい。
公判前に自殺という「敵前逃亡」もまた、森は「卑怯者だ」との印象を強めた。

例え逮捕されても黙秘を続ける事が「闘争」であり、「革命戦士」の義務だと主張したのが森。
総括被害者の1人は、逮捕されて刑事と言葉を交わしたというのが総括の理由だった。

坂口弘
坂口の批評は辛辣だ。
森君の共産主義化の観念は固定しておらず、総括の進行に伴い、さらに過激化」し、「共産主義化とはそもそも何なのか。実は、こんな初歩的問題ですら」不明であったと分析。

彼(森)は敵対勢力に行使するべき暴力を仲間に向けた事を十分に理解しており、彼の際だった特徴の1つは行為と認識が常に一致せず客観的事実を認めず常に自己の認識に現実を当てはめようとしていた。都合の悪い指摘は総括の趣旨を歪めると摘発、総括要求のターゲットとされた。

上記は坂口の手記の一部の要約であるが(実際にはもっと長文)、「極論すれば山岳ベース事件は、森恒夫の観念世界の中で起きた出来事」(抜粋)だったと述べている。

加藤倫教
「物言えばやられるのだが、物を言わないわけにはいかない。それもどのように言えば森や永田に認めてもらえるのか、誰にも分からなかった。何が基準なのか分からない「総括」要求と暴力に、森と永田以外の者は怯えていた。」

前沢虎義
「本人は闘えると思っているからやって来たんだから、『やります』とか答えるんだけど、そんなじゃ総括になってないと言われ続ける。具体的な問題を問うんではなくて、『あのときこう考えただろう』と訊かれて、実際はそうではないのに、何度も問われるうちに、『思ったかもしれない』とポロッと答えたら、『それがおまえの問題だ』と追及される。最終的にやってもないことを問題にされる
(組織内で森への反論はなかったのかと尋ねられ)
「言えたのは、赤軍の幹部だった山田孝ぐらいだろうけど、彼は山に入る前のところで、一度組織を離れている。だから、それを森から突かれるんだよね。
坂口も『おかしい』と態度では示しているんだけど、どこがおかしいのか言葉にはできない
山田は言えるんだけど、日和っていた弱みを持っている。
もともとは、森と山田だと、山田のほうが赤軍の組織のなかでは上にいたんだけど、組織が大変なときに長期休暇をとっていたもんだから、立場が弱くなっていた。
吉野は、行動力があって頑張るんだけど、論理は足りないというか。
坂東は、森の用心棒みたいなやつだったし」

他の手記や取材などからも、メンバーの殆どが異常を感じて動揺しつつ、互いに動揺を気取られないよう虚勢を張り続けていた事がうかがわれる。
「指導者は優れていなければならない」という論理が常にあり、そのため森を弾劾しようとする動きすら起きなかった。


【永田洋子の嫉妬】
・現在、多くの当事者達が社会復帰を果たしている。
彼らの殆どは語り部として事実を残そうとしているか、または沈黙を守っているかに二分される。
例え一枚岩でなかったとしても、犯罪組織に身を置き、共産化運動に同調したことで彼らに全く非がないとは言い切れないのも事実だが、この事件における彼ら「連合赤軍メンバー」は、主犯の2人以外は間違いなく被害者といえよう。

これら一連の不条理な総括の発端は、実は森ではなく永田洋子にある。
2人が主犯たる所以だが、その大きな転換点は遠山美枝子の総括・殺害にあった。

前記事の通り、永田が遠山批判を始めたのは彼女が指輪をしていたことによる。
他の女性メンバーらも入山時に化粧を批判されており、永田に追従する形で遠山批判に加わった。

他のメンバー(主に男性陣)には何が問題かよくわかっていなかった。

また、元赤軍の遠山を攻撃したことは、前日の森の元革命左派の水筒問題追及への報復だったと感じたメンバーも少なくない。

中村愛子の証言(要約)
・「美人だとか、頭がいいとかいうことはブルジョワ性に傾きやすく、反革命につながる。私は美人も頭がいいのも嫌いなのよ」とは永田の言葉。
遠山と大槻節子は美人で頭も良く、「美人だと思っているでしょう。モテると思っているでしょう」と批判されていた。
仲間が死んでゆくうち、永田に嫌われないことが生き残るために必要だと思った。

永田本人は、後に男性中心の非合法活動を続けているうちに「女性としての生き方」を批判的に考えるようになり、その考えが「女性らしさ」を維持し続けようとしていた遠山達を批判することに繋がったと自己分析している。

【統一者の不在】
逮捕後、森の供述はころころと変わった。
事件の一切の責任は自分と永田にある
革命左派の考え方が事件の原因
革命左派の誤りを自分が純化させてしまったのが事件の原因(遺書)

一方、永田・坂口・坂東ともに事件の主導者は森であると断言
吉野はリーダーとして革命左派を統制しきれなくなった永田が、「森の指導力」に依存していった事を指摘しつつも、その不安を責めることはできないとした。

脱走したメンバーの中には、理由を聞かれ、総括・粛正をしたくなかったと証言した者もいる。
また脱走を考えながらも、警察の山岳調査が本格的に開始されたことを知り殺人が止まる事を期待した者や、死んだ仲間のことを考えてベースに留まった者もいた。

加藤倫教の証言
・「あのとき、誰かが声をあげさえすれば、あれほど多くのメンバーが死ぬことはなかった


日本では思想の自由が認められ、誰でも自分の考えや価値観を表現することが認められている。
だがこの事件は、共産化運動を隠れ蓑にしたただの連続猟奇殺人でしかない。

1987年、「連合赤軍事件の全体像を残す会」が結成され、事件の記録、犠牲者の追悼、事件の「総括=けじめ」を目的に、当事者らの証言などを集めている。


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【閲覧注意・事件】連合赤軍・山岳ベース事件 蛇足

https://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1415464415/

9 : コロン:2014/11/09(日)01:46:35 ID:A4aC4Fhvs 
フィリピンのある海域で発生する不思議な現象の話。
その海域は第二次世界大戦中の海戦で多くの戦死者・溺死者が出た地域である。

現地の漁師の話によると、
まだ夜が明けきらない時間帯にその海域で漁をしていると、
海中からたくさんの手が出てきて船べりに掴まってくるらしい。

日本にも舟幽霊というものが存在するが、
日本の舟幽霊は舟を転覆させたり、沈めたりするのに対し、
こちらの幽霊はただ船べり掴まってくるだけである。

近くの島の老人に話を聞くと、対戦中多くの腕のない遺体が流れ着いたことがあったそうだ。
おそらく沈没する船から投げ出され、救命艇に多くの人がしがみついたが、
更なる転覆を防ぐため、
刀でその腕を切り落としたのではないかとのことだった。

最近ではその発生回数はだいぶ減ってきたらしいが、
住民はだいぶ慣れっこになっているらしく、出てくる手を櫂で叩いたり、
握手をする猛者まで居るそうだ。


http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1392678004/

45 : 本当にあった怖い名無し:2014/03/19(水) 06:31:00.36 ID:CSPH/zKMO.net 
王様の耳はロバの耳 
穴掘って言い続けたら風が吹くたびに
穴が勝手に「王様の耳はロバの耳」と言うようになって町に広まった。

大人になって思ったんだが、穴掘ってささやいたら広まったってくだり、
売春婦か何かに王様の秘密知ってんだぜって
ベッドトークにしてたら漏れたとも考えられないか?


46 : 本当にあった怖い名無し:2014/03/21(金) 19:23:19.86 ID:YmwqjA120.net 
その売春婦から噂が風のように広まっていったと?


47 : 本当にあった怖い名無し:2014/03/22(土) 07:55:39.98 ID:IMXOxE10O.net
ロバはヨーロッパで馬鹿扱いされる動物!
つまりいくら国民の苦しみ訴えても理解できない王を否定した政治批判



【動物好き胸糞注意】
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1421704408/

97 : 本当にあった怖い名無し:2015/01/29(木) 20:12:54.78 ID:KnLQYtCX0.net 
合成繊維でフェイクファーを作る技術が開発されるまでは、
北欧やロシアのような寒い地域では獣の毛皮は贅沢品ではなく必需品だった

大昔はどこでも狩人が獣を狩って、自分で毛皮をとっていたが
文明が発達すると専門の職人が毛皮をとったり商人が店で売ったりするようになる

そして第一次大戦の前後くらいの時代には、毛皮用の動物が養殖されていた
ロシアでは「養狐業」が盛んだったくらいだ
ミンクあたりはちょっと前までも専用の施設で飼われていたし(今も?)
ウサギや猫(多分シャルトリュー)が毛皮業者に大規模養殖されていた時代もある

さて、ずいぶん前に自分が読んだ、ナポレオン・ヒルのビジネス啓蒙書を
雑学レベルまで噛み砕いた日本の大衆向けの本での話

一次大戦の前後ごろ、ドイツで猫の毛皮の業者を始めた男がいた
しかし事業を拡大していくうちに猫の餌代に悩むようになった
現代のようなキャットフードのない時代、
ソーセージ業者が余らせた牛豚のクズ肉や骨粉を買い取っても結構費用がかさむ

そこでこのドイツ人毛皮業者は餌も自社で調達する事にした
具体的には猫畜舎の隣にネズミ畜舎を建てたのだ、
そして毛皮用に養殖している猫の餌は、隣で養殖しているネズミ
猫の餌用に養殖しているネズミの餌は、毛皮をとって残った猫の肉や内臓や骨
この非常に合理的効率的なコスト削減で彼は莫大な利益を上げたそうだ

しかし、ナポレオン・ヒルがさまざまなビジネス成功者を実名で挙げる中
このドイツ人毛皮業者だけは名前が出て来なかった辺り
最終的にはお察しなのかもしれない


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ひぎょう様

https://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1424464582/

4:名無しさん@おーぷん:平成27年 02/21(土)15:09:36 ID:Zin
この頃気になっているのが、日本古代史。
古い文献はやっぱり焚書されちゃったのかな。焚書って本当に罪深い。


5:名無しさん@おーぷん:平成27年 02/21(土)15:59:33 ID:Vm4 
6世紀ごろに仏教を排除するためにあったらしいね
あと、GHQ





13:名無しさん@おーぷん:平成27年 02/23(月)12:34:57 ID:AGR
聖徳太子が漢字以前の古い記録を焚書して、仏教は伝来させたのかと思ってたけど、
違うのかな。
伊勢神宮などに残っている権力者の書いた札?の文字は何なの?とか気になる。
タイムマシンでも無い限り、永遠の謎なのかな。
GHQの焚書でトドメ? 
地中深く埋めるくらいにして欲しかったなあ。


14:名無しさん@おーぷん:平成27年 02/23(月)16:20:24 ID:Ux3
GHQって何を見たんだろうなぁ。相当ヤバイもの見ちゃったんだよね、きっと。
マッカーサーも昭和天皇に会ってガクブルだったって言うし。
日本て神秘な国だ。


18:名無しさん@おーぷん:平成27年 02/23(月)23:32:37 ID:AGR
GHQはどんなの燃やしたのかな。
空襲でもかなり燃えたろうね。
侵略戦争じゃなかった系の書類のみならず、古い時代の記録なんかも焚書しちゃったのだろうか。


23:名無しさん@おーぷん:平成27年 02/24(火)08:04:18 ID:a5n 
焚書と見せ掛けて持ち帰ってたりしてね。


29:名無しさん@おーぷん:平成27年 02/24(火)15:53:28 ID:DLr  
アメリカは機密情報の開示期限があるから政府として持ち出したら開示されているはず
将校が個人的にパクっても遺族が発見して出てきそうだし、もう出てこないかな?


30:名無しさん@おーぷん:平成27年 02/24(火)16:38:35 ID:qbF 
そうかー。残念。どっかに残っていないかな。
親の世代から洗脳されてるんじゃどんなもんだか到底見当がつかない。


31:名無しさん@おーぷん:平成27年 02/24(火)23:05:39 ID:Z0e
明治維新の時も…考えてみればそうですね。あれも大きな変革だったわけで。
本当に重要な書物って何だったんでしょうね。
過去の事くらい本当の事が知りたいものです…
小学校しか見てないけど、まず自分の頃と比べると全般的に薄くなってます。
国語に朝鮮の民話があったり、ちょいちょい中韓入ってきます。
一方で、TVや新聞は嘘をつくかもしれない、というページもあって驚きました。

>>29
遺族が日本に返してくれるミラクルを期待。
でも、読めない文字の本を持ち帰るかな…何か綺麗な写真や挿絵があればあるいは…?


35:名無しさん@おーぷん:平成27年 02/25(水)19:51:02 ID:fl2 
なーに俺達のDNAと魂にバックアップされてるさ(´・ω・`)


36:名無しさん@おーぷん:平成27年 02/25(水)21:37:08 ID:z1T 
あー、なんか思い出してきた。
焚書までいかなくてもまずいところに墨塗ったりしたって聞いたことがある。
日本のどっかに手付かずの物があるといいなぁ。


38:名無しさん@おーぷん:平成27年 02/25(水)23:26:02 ID:gg8 
墨塗りは解析できないのかな
教科書は数が多いから未処理のが残ってるかもしれないと期待してしまうな
もっとも取り戻したいのは、聖徳太子の頃の焚書…

漢字以前は文字が無かったと焚書後に書かせただけで、
本当は漢字が入る前から何らかの文字があったのだろうから


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