サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

タグ:カルト

http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1350094454/

61 : 恐い:2012/10/16(火) 22:12:02.44 ID:Hc0LlZCb0 
本物なのかトリックなのか判断がつかないが。
まだアナログ原稿が主流だった時代、
ミケ原稿で修羅場中の元友人宅にトーン貼りやベタのアシスタントに行った。
その時の元友人宅が異常だった。




元友人宅は普通の一戸建てで、
リビングが一階の天井の部分をブチ抜いて、
吹き抜けの天井になってたんだけどリビングの天井辺りの空間に穴が開いてて七色に光ってた。
(天井に亜空間が現れて丸い彩雲の塊が発生してるような感じ)
廊下やリビングのフローリングの板からは、
私の膝ぐらいまでの大きさの白い煙の竜巻が何本も発生してた。
そして、家全体に広がる甘酸っぱいラズベリー臭。

あまりにハッキリ見えすぎて元友人宅前に寄ったスタバで覚せい剤でも混ぜられたかと思った。

アシする約束は守りたかったので、
ペン入れ終わった原稿を借りて
「マンガ喫茶のが集中するから」と言って友人宅から避難し原稿を手伝い。
早朝までにマン喫で原稿を仕上げ、
元友人がお礼にと朝食をファミレスで奢ってくれた。


ファミレスで元友人との会話に詰まって微妙な空気になっている。
元友人が脈絡もなく
「…………たまにある……」って微妙な事をポツリと言った。
その後、元友人は同人を辞めて連絡を取らなくなったが。
 
最近になって2ちゃんの他板で「この宗教のキメェwww」って晒されてた
サイトの教祖になってた。

警察沙汰も起こしてるらしく、今思うと色々恐い。



334 名前:死の彫刻(6/10) :2011/02/09(水) 03:13:57 ID:o9/UWy+S0
小屋の中に居たメンバーも手に持った彫刻を抱きしめながら
次々に窓から飛び降りて、
予想よりも間近に迫ったその人物の異様さに恐怖を感じながらも
命からがら逃げ出した。
 
他のメンバーよりも足の遅い俺は、
見張り役をしていたことに感謝しながらも、
仲間の安否を気遣って後ろを振り向いたが、
全員が何とか男の手を逃れてこちらに向かって走って来る。

栗本の的確な事前指示により自分の自転車が帰りの方向へ向いていることを
感謝しながら飛び乗ると、 そのまま躊躇いなくペダルを漕ぎ始める。
 
真っ先にその場を離脱し、
心にゆとりが出来たのでもう一度全員が無事に逃げきれるか確認した。

他のメンバーも両手に抱えていた彫刻作品を前籠にぶち込むと、必死に自転車を漕ぎ始める。 
自転車が中々スピードに乗らず、メンバーの中で一番最後に脱出した塩崎の
後方1m程度の所まで、その男が迫ってきていたが捕まる寸前の所で
ギリギリ逃げ切ることに成功した。

 
追いかけて来た男は最初から最後まで
不明瞭にくぐもったゾッとするような奇声を上げ続けていたが、
完全に引き離した後も驚きのスピードで追跡し続けて来るのがわかった。
俺達は脚がガクガクと震えながらも、全力で自転車を漕ぎ、
それぞれが盗んできた彫刻の重さにフラフラしながら、なんとか逃げ出すことに成功した。
結局俺一人が彫刻を手にすることが出来なかった。




地元までスピードを落とさずに一気に戻ってきて、
周囲に人の気配がない事を確認すると
戦利品を持ち寄って確認をする。
 
栗本が二つ目に選んだ彫刻は
両目がくり抜かれ、鼻が腐り落ち、それでもなお
何かを訴えようとしているような苦悶の表情を浮かべる女性と思われる作品だった。

他のメンバーもそれぞれに不気味な物を持ってきていたが、
栗本が持ってきたものに比べると
それほどインパクトの強い作品ではなかったようだ。
 
俺は手ぶらで戻ってきたのだが、栗本が
「2個あるからお前の好きな方を一つやるよ」と提案してくれたにも関わらず、
直感的な危機意識が働いて丁重に断ることにした。
そしてみんながそれぞれに満足しながらその日は解散となった。



335 名前:死の彫刻(7/10) :2011/02/09(水) 03:16:15 ID:QZ6Vr1r10
翌日学校で会った栗本は
浮かない表情を浮かべて何か考え込むように教室に入ってきた。
昨日一緒に行動した他のメンバーも栗本の様子がおかしい事に気が付き、
みんなで栗本の席の周りを囲みながらどうしたのか聞いてみる。
しかし押し黙ったまま頑として何も話そうとしない。
仕方が無いので塩崎を残して
他のメンバーはそれぞれの席に引き上げ、そっとしておくことにした。
 
後で塩崎に何か情報が聞けなかったか尋ねてみたが、
栗本は最後まで口を割らなかったようだ。
そして、その日を境に栗本は学校に来なくなってしまった。
 
担任の先生に聞いてみたが、
先生も栗本家と連絡が取れないし、休んでいる理由がわからないという。


その数日後、今度は塩崎、中島が二人揃って学校に来なくなってしまった。
やはり担任の先生に確認してみたのだが、
栗本の家庭は勿論、塩崎の家庭にも中島の家庭にも連絡が取れないという。 
金田と仲の良かった俺は、学校に来なくなり連絡も取れなくなった3人の事が偶然とは思えず、
放課後3家族の家を順番に訪ねることにした。


真っ先に栗本の家に行くが、チャイムを鳴らしても全く返事が無い。
車が駐車場にあり、自転車もその横に何台か置かれていた。
栗本の自転車も置いてあるのが見える。
その駐車場は鉄の門扉で閉ざされていた。
外から家を見るとすべての窓が雨戸で閉ざされている。

 
塩崎の家にも寄ってみる。
やはり塩崎の自転車が敷地内に置かれていた。
栗本の家庭と同様に車も駐車場に入れられており、外から家の中の様子を見てみたが、
やはりすべての窓が雨戸で閉ざされていた。
インターフォンのボタンを押してみたが、まったく反応が無い。 
栗本家と塩崎家を見て、
明らかに何かがおかしいというのが小学生の自分達にもハッキリわかった。
完全に戸締りされており、
まるでどこかへ旅行にでも出かけたような雰囲気だ。

 
最後に中島家にも寄ってみた。
前の2件とほぼ同様の状態だったのだが、唯一違っていたのは
玄関先の石畳から少し段差になった下の部分に、
先日中島が持ち帰った彫刻の一部と思われる欠片がいくつか四散していたことだ。



336 名前:死の彫刻(8/10) :2011/02/09(水) 03:16:57 ID:QZ6Vr1r10
俺達は周囲を見回してから
中島家の玄関先まで近づいて、割れた彫刻のかけらを拾い集めてみた。

まるで頭が割れてバラバラになったような雰囲気だったが、その破片は
不思議なことにお椀のような構造になっていて、
中までギッシリと石が詰まっているわけではなかったのだ。


外側は敢えて軽石のようなざらついた手触りに仕上がっていたのに対し、
内側はまるで石膏のような滑らかさがあり、
元から中が空洞になっていたことが容易に想像できた。
破片を手にして元の形になるよう
注意深く組み合わせてみたが、その想像を裏付ける結果となった。 
注意深く周りを見回してみたが、落ちていた欠片は
5分の1程度で残りの破片は見当たらなかった。


割れた部分をよく見てみると褐色味を帯びた薄汚い白で、
その周りを白い石膏がサンドイッチするように張り付けられている。
少し指でこすってみるとボロボロと剥がれたが、
それを見ていた金田が
「ヒッ!」と息を飲むような声を上げた。
そして震える声で次のような事を呟いた。

 
「この黄色い部分って、何かおかしくないか?これって…。
これって骨なんじゃないの? 本物の…。」
「おい、ば、馬鹿な事を言うなよ。本物の骨のわけがないだろ? 
こんなに黄色いんだぞ?」
「だけど明らかに表面と裏側に張り合わされた石とは、
色とか質感が違くないか?」 
「人の骨はお葬式で見たことがあるけど、
焼いたらボロボロになるし、もっと白くてカサカサした感じだったぞ。」
「それは焼いた場合だろ?これは焼かれたものではなくて生の骨の状態なんじゃないか?」


そこまで聞くと急に恐ろしくなり、
手に持った石のかけらが思わず地面へ滑り落ちた。
ゴツッというような嫌な音を立てた後、カラカラと軽い音を立てて石畳の上を転がって行く。
夕方になり周囲はいつの間にか薄暗くなり始めていた。



337 名前:死の彫刻(9/10) :2011/02/09(水) 03:17:38 ID:QZ6Vr1r10
今ではぼんやりと3つの家庭が
何かの事件に巻き込まれたのではないかと思い始めていた。
盗んできた彫刻は金田の家にもあるはずだ。
正直あまり関わりたくないという気持ちはあったが、このままでは絶対にまずいということで、
金田を促し慌てて彼の家へ向かって走り始める。

 
家に着くと金田は「ただ今」も言わずに
玄関から家の中に入り、靴を脱ぎ棄てて階段を上り始めた。
俺も「お邪魔します」などと悠長なことは言わずに、金田の後ろへ続く。
そのままの勢いで金田の部屋へ上がり込むと、金田は
押入れに隠した彫刻をそっと取り出した。
それを隣の部屋から持ってきた新聞紙に包んでから買い物袋に入れ、再び無言で家を出る。

そして近くにあったお寺まで駆け込むと、
人目につきにくい境内の裏手に移動してから包みを開いた。 
道中二人で相談して、
この彫刻を割ってみようという話で結論が一致していた。

金田が彫刻を振り上げ、投げ落とそうとする直前で
「待てっ!」という鋭い声が掛る。

しかし金田は彫刻の重みで勢いのついた腕を完全に止めることが出来ず、
勢いが若干殺されたまま、砂利石の混じる地面に落としてしまった。 
中途半端な力で地面に叩きつけられた彫刻は
落ちた場所から大きく真っ二つに割れ、空洞の構造になった内部をこちらに覗かせた。

 
声の主の方を反射的に振り替える。
すると病的なまでにやせ細った中年男性が立っていた。
その男性の顔は薄暗い闇の中に完全に隠れまったく読み取ることが出来なかったが、
印象的で特徴のある白っぽいゆったりとした
パジャマのような不思議な服を身にまとっていた。

俺たちは逃げ場を失い、
声を出すことも出来ないほど完全に硬直していた。

その男性は歩を緩めることなく、尚も近づいてくる。
ようやく薄明かりの元で表情を読み取ることが出来た。
その男の顔には疲れや無力感や怒りや
その他、様々な感情の入り混じった複雑な表情が浮かんでいた。



338 名前:死の彫刻(10/10) :2011/02/09(水) 03:19:37 ID:QZ6Vr1r10
男 :「お前たち、その彫刻をどこで手に入れたんだ? 
それが何なのかわかっているのか?」
金田:「こ、これは…。友達にもらったんです。
何なのかは知らないけど、気味が悪いので壊して捨てようと…。」
男 :「もう手遅れだ。それを壊してしまったら、決して後戻りは出来ないのだ。」

金田:「あ、あの…。どういう風に手遅れなんですか?」
男 :「君のご両親はいま私の仲間のところにいる。君は私に付いて来なくてはならない。」
金田:「そ、それはどういう意味ですか? 
お父さんとお母さんは仕事に行ってるはずですが…。」 
男 :「今にわかる。君たち二人は兄弟ではないんだな? 
その彫刻を壊した君。君は私に付いて来たまえ。」


そう言って我々に近づくと、割れてしまった彫刻を拾い集め、再度
「怖くは無い。私に付いてきなさい。 ご両親に会わせてあげるから…。」
と優しく言ってからクルリと踵を返した。


俺 :「あ、あの僕はどうすれば?」
男 :「君はこれによく似た彫刻を持っていないんだろ? 
この彫刻の事はもう忘れなさい。寄り道せずに家に帰りなさい。 
そしてこの彫刻を見つけた場所には決して近づかないようにしなさい。」

俺 :「か、金田。一人で大丈夫か?」
金田:「あ、あぁ…。とりあえず、栗本達も何かあったのかもしれない。
あいつらに会えたら何があったのかを聞いてみる。」
俺 :「わかった。それじゃあ俺は帰るからね。バイバイ!」
金田:「バイバイ!」


その時に交わした言葉が金田との最後の言葉になった。
それから10数年後、
長野県松本市で猛毒の神経ガスによる無差別テロが発生、
さらにおよそ1年後、地下鉄で再び同様の無差別テロが発生し、
教祖として話題となった人物の顔が毎日クローズアップされるようになる。
その顔を見た瞬間、彫刻が無数に置かれたプレハブ小屋に祭られた人物の顔がフラッシュバックした。
その後、俺はあのプレハブ小屋には近づいていない…。


関連記事
死の彫刻 1
死の彫刻 2

http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1452076098/

238 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/02/02(火) 15:34:20.67 ID:Mgquil+f0.net
この前見に行った中古物件の話。

3階建てで、玄関入った瞬間から
湿った空気が流れている感じで凄く気持ち悪く、
あちこちに(それこそ押入れの中まで)盛り塩がしてあるんだが、何故かそれが全部崩れていた。

1階と2階はあちこちに張り紙があって、
『バイキンに汚染されるのを防ぐ手段』
『バイキンが頭の中に入ってくるのを防ぐ方法』だのがあちこちにあった。

2階から3階にあがる階段は、
赤マジックらしきもの(ペンキではなくて透明な感じ)で塗りつぶされていて、
あちこちに
『バイキンが降りて来る』
『バイキンは3階にいる』と書いてあり、3階の一番広い和室のドアに
『バイキンこの中』
『バイキンよでてくるな』
『あけるな』と張ってある。

だが不思議なことに、
他の部屋が荒れていて湿気だらけなのに対して、
このバイキンの部屋だけ畳も壁紙もほとんど汚れておらず湿気もない。
窓が締め切っているのにどこかしら風が通るというか、綺麗な部屋だった。
空気も軽いというか・・・
まあ、日当たりが良いこともあるんだろうけど。

で、この部屋の角の部屋(多分方角的に北~ちょっと東より)に棚があって、
そこに☆←これをさかさまに書いたような絵が描かれた紙と、
手に三椏のヤリ?みたいなものをもった観音様みたいな像が置かれていた。

なんか『バイキンがいる』とされている部屋が一番綺麗っておかしいんだよな。
状況的には逆だし、普通に考えたら信仰の対象である
観音様みたいなのを置いているわけだし。

聞いた話では、
高齢になって奥さんと離婚、子供も自立して
高齢の男性が一人で住んでいたらしいということで、
その人の頭がおかしくなってそういうことをしてしまったんだろうけど、
綺麗な部屋に住むバイキンって何だろうなぁ、
とちょっと考えてしまう。


239 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/02/02(火) 15:39:50.75 ID:Ov6DfZfj0.net
>>238
逆さまの五芒星は悪魔の印だよ


240 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/02/02(火) 15:42:21.60 ID:Mgquil+f0.net
>>239
そうなの?
わけわからん。
なんでそんなのと観音様一緒に飾ってるんだ。
マジキチすぎるわ。

ちなみにかなり広いのに1000万切る。
当然中は全面リフォームしないと住めない状態だけど、
逆に言えば、そういうのを気にしない人で
リフォームする予算がある人には、結構良い物件だと思う。
俺は買う気にならんかったわ。
気持ち悪すぎる。



http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1437785102/

149 :そのいち@\(^o^)/:2015/08/05(水) 22:46:03.96 ID:AbURcFkk0.net
このスレでいいかな?一応実体験。
記憶は結構薄れてきてるけど。

学生時代、短期間に太ってしまったことがあり、エステに行くことを思いついた。
もちろん高いお金を払うつもりはない。体験コース目当てで。
(ダイエット開始のためのきっかけとして)
目にしたのは某大手エステの体験コース。
名前は覚えてない、
でもエステに詳しくない私でも知ってた大手だったのは覚えてる。
7‐9年前くらいで、体験が1時間2000-3000円だったと思う。

更衣室で服を脱いだ後、
まず施術ベッドでサウナスーツのようなものでぐるぐる巻きに。
ここまではイメージ通り。
しかしそこからが違った。

いきなりテレビが登場、『痩せる映像(動画)』なるものを見せられる。
その映像は、ぐるぐる、チカチカ、変な音声、本当に気持ち悪かった。
トリックアート?目の錯覚画像?曼荼羅?みたいなやつ。
そんなのが数パターン、ずーっと繰り返す。

こういうのをサウナスーツ?で横向きに寝ながら見る。15分くらい。
この動画で脳が痩せる信号を出すみたいな変な説明があったと思う。


150 :そのに@\(^o^)/:2015/08/05(水) 22:47:08.27 ID:AbURcFkk0.net
その後、ちょっとおかしいなと思いながら、次の部屋に移動。
大部屋に案内され施術ベッドに寝ながら待つとエステティシャンがきて、
私の体を思いっきり器具と手でバチバチぶっ叩く。

たまにペチペチって叩くマッサージがあったりするけど、そんなもんじゃない。思いっきりひっぱたく。
打撲ではなく、平手打ちみたいな肌が真っ赤になるたたき方。
そんで思いっきり器具?のようなもの皮膚を剥くようにごしごし擦る。
それが痩せる、とエステティシャンは主張する。

部屋にはベチベチベチ!とひっぱたかれる音が至る所から聞こえる。
パーテーションなしの大部屋だから。
痩身エステはギュギュと揉まれて痛いというけど、一切揉みはない。
ベチベチ思いっきり叩かれ、器具で皮膚を剥くような動作のみ。
痛くて仕方がない。
これ何のエステ?みたいな。

怖い、なんかここって変!と思い長い一時間が終了。
更衣室まで案内され、そこで着替える。
鏡で見たら背中が真っ赤。

そこで常連らしき20代くらいの地味な女性が
エステティシャンに、「だんだん痩せてきたみたい」と満面の笑み。
でもその常連の背中は、
全面真っ赤&やばいレヴェルの擦り傷状態。
このエステでごしごしするアイテムを購入して、毎日せっせとやってるみたい。
エステティシャンは「すごーくきれいになったね☆」みたいな。

それを聞いてぞっとして逃げるように店を出た。
コースの勧誘は説明だけでまったくしつこくない。

肝心なエステ名を忘れてしまった。
だれか同じような人いないかなと思い書き込みました。
悪質エステというより、カルト臭のする不可解な体験だった。



【閲覧注意 

「ヘヴンズ・ゲート」(Heaven's Gate)というカルト教団が、かつてアメリカ合衆国カリフォルニアに実在し、活動していた事をご存知だろうか。

教祖は2人。
マーシャル・アップルホワイトとボニー・ネトルスが設立した、UFOを信仰する宗教団体である。

1997年、ヘール・ボップ彗星と共に訪れるUFO(宇宙船)に魂を乗せるため、指導者アップルホワイトと数十人の信者が自殺を遂げた。その後、教団は自然消滅したという。



日本語訳はないが、一語一語区切るようにゆっくりと語る言葉はさほど難しくない。
集団自殺を起こす数日前の映像であり、繰り返し、地球の終末を説く。
「planet earth about to  be  recycle」などの言葉も聞こえる。


【教団の教義・信仰】

・教団の活動は1970年代に始まった。
アップルホワイトとネトルスは、自らヨハネの黙示録に登場する「二人の証人」であるとし、国内を移動しながら信仰を広めていった。
教祖の1人アップルホワイトは、心臓発作で倒れた際に体験した臨死体験から悟りを得たとする。

「ヘヴンズ・ゲート」の目的は人間それぞれの、個人の霊的な成長を促す為のものである。
彼らの教義によれば、人間はより高次元の意識に進化しなければならないものであり、地球は彼らが学ぶためのいわば修行の場の様なものであった。

「天の王国」から「魂の萌芽」を受け取った、一部の選ばれた人間は「人間以上の次元(レベル)の王国」への帰還を願うようになる。だが、そのためには人間関係や感情といった人間的な未熟な部分を克服しなかればならない。
教団内で、信者たちは非常に禁欲的な生活を送っていた。
物質的なものを捨て去り、全てのものを共有することで教団は強く連結してゆく。
アップルホワイトを含む6人の男性信者は、信仰のため自ら進んで去勢手術を行っている。

「天の王国」は広大な宇宙そのものであり、宇宙人は王国の使いでもある。
地球人を見守る神の御使いは、真理を伝えるために2000年前にイエス・キリストを地球に派遣した。
しかし、人間は真理を受け入れず、そのため何度も危機的状況を迎えてきた。

地球上の人間が堕落した背後には、「天の王国」から脱落した「ルシファー」教徒の策略があり、人間を高次元のレベルに覚醒させないように、現代の宗教倫理をつくりあげたという。

一見、SF的に見える教義だが、キリスト教、進化論、その他の教えも網羅している。
(聖母マリアはUFOに拉致されイエスを身ごもったと主張)

黙示録とは地球のリセットであり、魂の救済は、一切の執着をも捨て去った更に高次元の「ネクスト・レベル」に進むことにより霊的な成長としてなされると考えていた。

「ヘヴンズ・ゲー...」の画像検索結果
「天の王国」からのパワーを信じる信者たち


【彗星の出現】

・教団では、公には自殺を禁止していた。
自殺は「ネクスト・レベル」つまり進化にそむくものであるからだ。

その一方で、魂が救済されるためには、人間的な肉体は邪魔なものであるとも考えていた。
彼らにとって肉体は「旅」の手助けをするための器、乗り物のような存在であり、霊的成長に必要不可欠なものではなかった。

信仰のためなら、どんなことでも行うのがカルトの信者なのだろう。

1996年、ヘール・ボップ彗星が地球に接近する。
この時、彗星の写真撮影がなされた。そして、その写真には、ヘール・ボップ彗星と共に謎の物体が写っているとの噂が広まった。

教団の教義によれば、「天の王国」からの御使いが現れ、地球はリセットされる。
「リセット」とは、完全な終末ではなく、新たな始まりでもある。

「ヘブンズ・ゲート」教団の信者らは、今こそ「天の王国」からUFOが現れ、真理を知る信者「ネクスト・レベルの子供」が王国へ「引き上げられる」時が来たと考えた。

地球にまさに「リセット」の時が来た。
信者らが生き残るためには、霊的な存在つまり魂のみとなり、地球から旅立つことが唯一の道。
彼らがどこまで信じていたのかは不明だが、少なくとも教祖と38人の信者は、宇宙船に魂を乗せるために自殺を決行した。

信者達は「ネクスト・レベルの子供」であることの証として、名前に「オディ」をつけていた。
事件の数日前に収録されたアップルホワイトの最後のビデオ、「Do's Final Exit」にも使用されている。


【集団自殺】
・1997年3月26日、教祖アップルホワイトと38人の信者達の遺体が賃貸住宅の中から発見される。
この住宅コミュニティには信者らが住んでいた。
事件はカルト集団自殺の一例として、大きく報道される事となった。

集団自殺を行う前に、彼らは体を清める目的で飲物をとっている。通常から使用されていたノンアルコールの柑橘類のソフトドリンクである。

その後、薬物を混入したウォッカを飲み、全員が各自ビニール袋をかぶって窒息死した。

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それぞれが寝台にきちんと横たわり、発見時は顔と胴体は四角い紫の布で覆われていたという。
全ての遺体のポケットには5ドル札1枚と25セント硬貨が入れられており、教祖を含む全員が同じ服装をしていた。
黒いシャツとスウェットパンツ、全員新品のナイキの運動靴を履いており、腕には「ヘヴンズ・ゲート上陸班」の名が記されたアームバンド。

更に、この集団自殺は複数のグループに分かれており、決められた順番通りに自殺し、次のグループがその後始末をするという段取りまで定められていた。

集団自殺の人数には入っていないが、この事件の数日前には3人が自殺し、事件後も元信者が後追い自殺をしている。


「ヘヴンズ・ゲート」は一般的には比較的知名度は低かったが、UFOサークルなどでは名が知られていた。
支持されていたというよりは、批判的な意見が多かったようである。
1度だけ、BBCがドキュメンタリー番組の為に教団に接触した事があった。だが、教団は修行の妨げになるとして取材を断っている。

教団の資金は信者らの寄進によるものではなく、自らがウェブサイト構築のサービス会社を設立し、その報酬で運営していた。

教団設立前、アップルホワイトは音楽の講師で生計を立てていた。

同性愛者であり、スキャンダルでノイローゼになった際、看護婦のボニー・ネトルズと出会った。

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アップルホワイトとネトルズ

オカルトの知識を持っていたのは神智学協会会員であったネトルズである。
物質と霊の二元論を説く教えはグノーシス主義に通じるものがあり、最終的に自己の高みを目指す点でも共通する。

(グノーシスとは古代ギリシア語で認識や知識。
古代宗教または思想を指す。ヨーロッパ南部地中海周辺で発展した。)


アメリカ合衆国のニューエイジ運動思想と結びつき、宇宙への関心が高まった時代に発生した宗教であるが、当時は宇宙に関して不明なところも多かった。
彗星の接近により地球にどのような影響が及ぶのか、ある意味未知数の時代だったのだろう。

(ニューエイジ思想・・・・1960年代に合衆国西海岸に発展したスピリチュアルを中心とする思想運動。
チャネリングなどもこれに含まれる)


ネトルズが病死したのは1985年。

信者の脱会が相次ぐ中で起きた集団自殺であるが、洗脳による大量殺人でもある。
実際、信者らの遺体の第一発見者は脱退した元信者であった。

現在でも、合衆国社会に大きな影を与えている事件のひとつである。



死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?3

805 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/26(月) 21:32
うちの母方の実家が熊本県にあるんですけど、
ずっと実家に住んでいる母のお姉さんが、先日遊びにきました。
ちょうど『ターミネーター2」がやっていて、皆で見ていたんです。
その中のシーンで、核が落ちた瞬間か
なんかの想像のシーンで、遊んでいた子供達が焼けちゃうシーンありましたよね。
あれ見ながら、「瞬間で皮とかもズルっといっちゃうんだね、コエ~」とか話していたら、
おばちゃんがテレビ見ながらさりげなく、とんでもないことを言い出しました。

おばちゃんの長女がこの前双子を生みました。
すごく華奢な娘さんだったんで、すごい難産だったそうです。
2ヶ月前から入院して、もう母体も危ないので、予定よりも早く帝王切開で生んだそうです。
今でこそ母子ともに元気ですが、
そのころおばちゃんは初孫と言うこともあって、心配で心配で夜も眠れなかったそうです。

ある日、病院から帰って家にいると、電話がかかって来ました。
相手は幼馴染でした。
昔は家も近かったのですが、その人は引っ越していってしまったそうです。
それでもとても仲がよかったので、ずっと連絡は取り合っていました。
ところがここ10年ほど、ぱったり連絡が取れなくなってしまったそうです。
娘さんのことで疲れていたおばさんは、
思いがけない懐かしい人からの電話で、本当にうれしかったそうです。
早速、近況などを報告し合おうとすると、その人は想像もしなかったことを言い出しました。




806 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/26(月) 21:33
『Kちゃん(おばさんの名前)、私ね、今神様やってるのよ。
たくさんの人たちを救ってあげてるの。
Kちゃんも困ったことがあったらいつでも電話して。助けられると思うわ」
昔のままの非常に明るく感じのよい声で、彼女はこんなことを言いました。
あまりにも普通に言われたので、
おばさんは「ああ、そう・・・」としか言えなかったそうです。

しかしその夜、自分の娘と生まれてくる赤ちゃんのことを考えると、おばさんも疲れていたのでしょう、
そんなとんでもない電話さえ、
「ひょっとしたら、これもなにかの縁かもしれない。明日頼んでみよう」と思ったそうです。
なにかすがるものができたせいか、おばさんはその夜、久しぶりに眠りに落ちました。

夢の中に娘と、まだ子供の頃のままの幼馴染が出てきました。
娘もなぜか妊娠しておらず、3人で仲良く遊んでいる夢でした。
幼馴染もニコニコしていて、お花畑のような所で、すごく幸せな夢です。
マリのようなもので遊んでいました。
おばさんにマリが飛んできました。
おばさんは胸で受け止めました。

するとそのマリの中から皮がずるっとむけるように、
大きな溶けかかった幼虫のようなものが出てくるではありませんか。
思わずおばさんは悲鳴を上げました。
誰かに投げようにも、そこは母親。とっさに娘より幼馴染のほうを見ました。

投げようとしても、幼虫のようなものは絡み付いて離れません。
それを見て幼馴染は、ケラケラと狂ったように笑います。
その目は全部黒目で、穴が開いてるようです。
幼虫の鳴き声と、幼馴染の幼い子供の笑い声が響くように重なります。

おばさんは飛び起きました。全身汗でびっしょりです。
「その時ね、私思ったのよ。あの幼虫はね、赤ちゃんだって。
どうしてか分からない。人間の姿なんてもちろんしてなかったし、泣き声は獣のようだった。
でもね、絶対赤ちゃんだと思ったの。
すごく不吉に感じて、その後せっかく連絡してきてくれた幼馴染に、怖くて連絡できなかったの」


807 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/26(月) 21:38
その後、何とか無事に子供は生まれ、そんな電話があったことも忘れていました。

そしてある日、何気なくつけたTVのワイドショーに、
その幼馴染の名前と、夢とはかけ離れた年老いた女性の顔が映し出されたそうです。
少し前にありましたよね。
怪しげな新興宗教を信じて、死んでしまった我が子の皮をはいだら生き返ると言われ、
その通りにしてしまった若い夫婦。
その夫婦が信じていた神様こそが、おばさんの幼馴染だったそうです。
その幼馴染は何不自由ない家庭環境にいたはずなのに、
おばさんの知らない10年の間に何があったのでしょう。
おばさんは怖いというよりも、みていて涙が止まらなかったそうです。
もし彼女に相談していたら・・・



http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/live/1356571097/l50

880 名前:名無しさん:2013/01/09(水) 12:44:57.97 0

知り合いの男(33歳)を父の養子にしたい。

父のマンションをその子に借りて貰ってるんだが、マンションをその子にあげたい。

私には弟がいるが、もう一人弟が欲しいというか、彼に弟になって貰いたい。
父も母も彼の事が好きだし、私も彼なら信頼できる。

父にそれとなく、あの子がうちの子だったらよかったのに・・・
と言った事もあるが父は無言だった。





882 名前:名無しさん:2013/01/09(水) 12:48:24.79 0

そりゃまあ30越えたおっさんを子にしたいとは思わんだろう



881 名前:名無しさん:2013/01/09(水) 12:46:34.30 0

さっぱり分からん
なんでそこまで養子にしたいの?



884 名前:880:2013/01/09(水) 13:01:47.12 0

実子の私達兄弟よりも、彼の方が両親の子に相応しいというか、うまがあうというか。

末弟にこの子がいればうまく行ったというか、
弟が一人足りないような感じがする。

両親や祖父母と同じ属性の子なんだけど、うちに生まれてくれなかったのよ。



885 名前: 名無しさん:2013/01/09(水) 13:03:44.94 0

病院へGO



886 名前:名無しさん:2013/01/09(水) 13:07:51.05 0

他人だからこそ気を遣ってくれてるという部分を完全に無視した都合の良い論理ですね



888 名前:880:2013/01/09(水) 13:21:50.49 0

>>886
そういう事ではなく、
宗教熱心な両親のもとに宗教熱心ではない兄弟が生まれてしまい、両親がその事で不安定になる。

宗教熱心な仲間の一人である彼と両親は非常に仲が良く、
また彼が利発で優しく礼儀正しいので、私達兄弟も彼を信頼している。

彼がうちにくるだけで、両親の雰囲気が穏やかになる。
両親は嬉しそうに楽しそうに彼の話をきかせてくれるのよ。

彼ともなんだかんだで10年以上の付き合いになるのかな?
価値観だとか共感する事だとか、そういう部分で両親には彼のような息子が必要だった。



890 名前:名無しさん:2013/01/09(水) 13:30:36.06 0

つまり老後の介護要員としてその人を当てがいたいと?
無理無理。
彼にも介護すべき両親がいるんだから



891 名前:名無しさん:2013/01/09(水) 13:33:00.13 0

子供としての親の相手まで面倒くさいから代役立てたいの?
相当いかれてんな
感情のない爬虫類みたいなやつだ



894 名前:名無しさん:2013/01/09(水) 13:49:22.44 0

他人だから外面だけで付き合えるに決まってるでしょうがw


 
895 名前:名無しさん:2013/01/09(水) 13:51:01.61 0

というかそんなに家庭に養子に来たら本人がかわいそう
第一その人の親が養子に出すわけないじゃん
相手や相手の親のことを考えずに養子に欲しいとか自己中の塊だな



896 名前:名無しさん:2013/01/09(水) 13:59:24.84 0

うわー気持ちの悪い思考の人ってほんとにいるんだな
 おぇぇ



900 名前:名無しさん:2013/01/09(水) 15:17:52.84 0

あなたがその人と結婚すれば?
そうすりゃ養子にしても全く不自然じゃないよ。



901 名前:名無しさん:2013/01/09(水) 15:39:06.20 0

>>900
無理。・・・イヤ。

だけどあれだけよくしてくれる子に財産を相続させられないのか・・・と思うと不憫。

しかも祖父母の自営を父が引き継ぎ、その子へ更に引き継がれたが、
なかなか自営の仕事で苦戦していて。
自営の資金的な面で父が援助していたりもしていて。
あの子は赤の他人だが、あの子の成功は祖母と父の悲願でもある。

私達兄弟はすでにサラリーマンで自営は継げない。

弟も私も祖父母と父の悲願ならと相続放棄を考えていたけど、
大叔母達と叔父叔母に相続権が行ってしまうので、権利者が多すぎて全員の説得は不可能と判断。

あの子は祖母と父の死後、全てを失ってしまうわ。
あれだけよくしてくれた子なのに。



902 名前:名無しさん:2013/01/09(水) 15:44:10.12 0

そんなにお金をあげたいなら生前贈与するなりお金を渡せばいいじゃん
相手だって死んだあとにお金+やっかいごとがついてくるより嬉しいでしょうよ


907 :名無しさん:2013/01/09(水) 18:20:19.62 0
うちの養子になって下さいって直接言えばいいのに



http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1364400145/

839 :本当にあった怖い名無し:2013/05/07(火) 01:18:04.64 ID:P6Cd2jbZ0
人生で洒落怖な話もオカルト絡みな話もこれっきりだけど。

叔母が霊能力者みたいな新興宗教みたいなのにハマってた時、
その娘(俺からすればイトコ)はちょうどアジア系のファッションにハマってた。
イトコはネットショップで現地買い付けのちょっと汚い鈴とか古銭とかを買って、
自分でアクセサリー作ったりもしてた。





ある日、叔母の宗教上の上司みたいなのが家に来て、
その時たまたまイトコと鉢合わせてしまい、
前々から宗教に入れたい叔母と喧嘩が絶えなかったイトコを説教。
二人がかりでなんとか説得して入信させようとしてきた。

俺はそれをイトコの部屋から声だけ聞いてたんだけど、
突然宗教上司が金切り声上げて、なんかドタバタしだした。
止めに行こうかと思ってたら、
イトコが「ネックレスとブレスちぎられた」と手にバラバラのパーツ持って戻ってきて、
その後ろから叔母と上司もブツブツ唱えながら登場。

上司が持ち前の霊能力()を大発揮して、
「現地で死んだ農家の怨念が古銭に宿ってる」だの
「その鈴は仏具をバラしたもの、恐ろしいことになる」だのと喚いている。
あんまりにもしつこいんでイトコも俺も怖くなって、
そのバラバラのアクセサリー一式を預けてその場は逃げた。
叔母たちはそれをちっちゃい仏壇みたいなとこに置いて、お香みたいな形の盛り塩で囲んで、
またブツブツやってた。

その霊能力がホントだったのかどうなのかはわからんのだけど、
その後イトコから「盛り塩が腐ってるっぽい」と連絡があり、
行ってみると、確かに塩がベシャベシャで半分黒緑の液体になってる。

まあそれだけだったら「ハイハイパフォーマンスパフォーマンス」で笑ってたんだけど、
立て続けにアクセを持ち帰った宗教上司の足が腐ったり、
塩が腐り続けたり、叔母の足が腐ったり、
地元の巫女呼んで見てもらったら、
「外人の呪いが~」と同じようなことを言われた上に手に負えんと門前払いされたりして、
さすがのイトコもビビってエスニック系の服装は止めた。

その後叔母は「とんでもないものを連れてきてくれたな」と宗教を破門され、
宗教上司は(+なぜか下っ端?一人も)結局死んだらしいんだけど、
当のイトコ本人は、
「自称霊能力団体VS外人の呪いだと、外人の圧勝だったね」とか
軽口叩くくらいピンピンしてるのが謎だった。


死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?326

628 :本当にあった怖い名無し@:2015/04/16(木) 04:02:32.38 ID:V/7pHl8Z0.net
私は神社の家系に生まれ、霊能力者を生業としている者です。
三年前に訪れたお客様の話ですが、
今でもどうしても考えてしまって胸が苦しくなる想いなので、もう時効かと思いますので吐き出させて下さい。

私の開く鑑定事務所に、
ある日顔色の悪い男性のかたが訪ねてこられました。
聞くと男性のかたは会社の経営をしており、地元の名士として名高かったそうですが、
急激に業績が悪くなり経営が傾き、借金が膨れ上がり危険な状態になったとのお話です。
更に娘さんの事についても気がかりだ、と。

話を聞く前から既に嫌な予感がしており、
おかしいなあと思いながらもご家族のお名前を聞き、霊視をはじめました。

会社にはなぜか何も異常はみえなかったので、ご家族を霊視する事にしました。
その家には奥さんと、あとお子さんが三人いて、
上から長男・長女・次女だったのですが、長男と次女が障害を持ち、
そのうち次女が重度の障害で3年も寝たきりであり、
自宅で介護士を雇ってお世話をしているのだそうです。




629 :本当にあった怖い名無し@:2015/04/16(木) 04:03:08.39 ID:V/7pHl8Z0.net
私はまず本人と家族を霊視しました。

私の霊視とは映像や声からキーワードやヒントを感じ取るものであり、
今まで大変な人数を霊視しましたが、その全員に霊視が通用しており、伝えて鑑定をしてきました。

ですが、この家族はかつてないほど非常に霊視がし辛く、ノイズだらけで
私は口ごもりながら原因を探っていました。
本人、奥様、長男、長女、次女…と順々に霊視しますと、はたと気付きました。

寝たきりの次女が全く霊視できないのです。
私は生きてさえいれば絶対に霊視ができる自信があるので、
おかしい、おかしい、と混乱しまして、
とりあえず次女の部屋に何があるのかを書き出してもらいました。

私の様子もおかしい、ただならぬと察したそのお客様は、慎重に慎重に思い出しながら書いて行きます。
ベッド、洋服棚、家族が座る椅子、折りたたんだ車いす…神棚。
あった、これだ。


630 :本当にあった怖い名無し@:2015/04/16(木) 04:03:43.12 ID:V/7pHl8Z0.net
「ここに何が祀ってありますか!?」
と、私は大きな声で尋ねました。
「え!?…ええ、ああ、うちは●●教(新興宗教団体)ですからね、
私の部屋にも置いて世話をするからと、熱心な次女が置きだしたんですよ」
「何年前からですか」
「ああ・・・そうですね。この部屋にあるのは3年前からですね」
(新興宗教団体にしても、あの大規模な神道系邪教とは・・・)
やっと、私の脳裏に、やっと、いつものように霊聴の声が走ります。

『あ・・と・・が・・・・み・』
ゾワっと、怖気が走りました。
『あらひ・・と・・が・・』
あらひとがみ、現人神。

「なるほど、次女さんが寝たきりになったのは、神棚を置いてからどれぐらい後ですか?」
「え?ええ、あー、どれぐらいでしょうね、まあ近いことは確かです」
「会社の業績が悪化したのは?」
「ああ、それは三年前ですよ」
「次女さんが健康であった時、あなたに何かしてほしいと言っていた事は?」
「ああ・・・お恥ずかしいですが、次女が寝たきりになってから妻から聞いたのですが、
私と遊んで欲しかったといつも愚痴をこぼしていたそうで、
私の仕事を憎んですらいたそうですね・・」


631 :本当にあった怖い名無し@:2015/04/16(木) 04:13:45.90 ID:V/7pHl8Z0.net
曖昧模糊とした情報が、一本の線で繋がります。

つまり、次女の部屋に置いてある神棚が原因で次女を寝たきりにした。
あの邪教は特徴的で、信者から金銭を吸い上げ、神棚から生命力を吸い上げる性質がある。
神棚の祀り方なのか、それともたまたまなのか、
神棚の中の邪教の札が次女自体を“御神体”として祀る事を選んだ・・・
つまり、現人神。
かつての村や町の中で信仰をあつめた、人の身でありながら神として崇められた者。
本人へ栄養を供給し介護士が世話をする事は、
イコール『神様のお世話』。

大きすぎる神棚や大きすぎる御神体は、大きな願いの力を生む。
ようするに、複数の条件が重なることにより
『天然の現人神』が生まれ、 それに対して誰も願わずに、けれども神様のお世話はされていた。
何か大きな人の願いがないのならば、優先されるのは神そのものの願い。
つまり『父親の仕事が無くなり、遊んでくれるようになる事』。

…だからと言って、神棚を無くせ等と言えるはずがない。
それによってどのような災厄が私や目の前の客に起こるかが未知数だ。
人工神の祭壇を壊せ、などと大それた事を私は言えない。言えば祟りが起こる。
ていうか、自分のところの宗教の人間に頼れよ、と。


632 :本当にあった怖い名無し@:2015/04/16(木) 04:14:36.67 ID:V/7pHl8Z0.net
それにこの客も某邪教の信者であれば、
某邪教の神棚のせいで娘さんもあなたのお仕事もおかしくなってるんですよ、
なんて言ったら怒り狂い、信者を引き連れて暴力的な意味の御礼参りに来られたらたまったものではない。
それに、あの邪教ならやりかねない。

私は立ち上がって、キッパリとお話しました。
「お帰り下さい。今すぐに。お代は結構です」
「え?どういう意味ですか?」
「すみませんが、未熟者の私には対処しかねます。大変申し訳ありません」
そんなやり取りの中、
ブツブツと文句を言われていましたが、そのお客様はお帰りになりました。
その後全ての鑑定をキャンセルし、日本酒をあおり忘れようと努力しました。

その次女は、今も生きながらに現人神として祀られているのかもしれません。
自らの願いをひたすらに叶えながらも。
皆さんもどんな宗教を信じても良いのですが、神道十三派のとある宗教だけは気を付けて下さい。



立川流とは、鎌倉時代に仁寛によって開かれ、南北朝時代に文観によって大成されたとされる密教の一派。「真言立川流」とも称される。


経典は般若波羅蜜多理趣品。
空海が将来したいわゆる理趣経で、荼枳尼天(ダキニ天)を拝する密教である。

「荼枳尼天」の画像検索結果
ダキ二天

本来仏教では性交は不淫戒とされている。
しかし、密教では性交は多くのタントラによって肯定されるものであり、性交を通じて即身成仏に至る教義解釈がある。
とはいえ、日本に伝わってきているタントラは一部分的なものであり、完全に正確なものではない。
そのため、立川流を除く多くの密教ではやはり性交には否定的な戒めを含む。

立川流はもともと不完全な形でしか伝わってこなかった基から組み上げた宗教であり、男女の性交にて境地に至るという教えは、人々にとってなかなか真髄まで理解しにくかったようだ。
時代劇や小説・映画などで、「ダキニ天」といえばカルト扱いされて登場するのはそのような理由によるものと思われる。

「 髑髏本尊」の画像検索結果

【髑髏本尊】
立川流で有名なのが、髑髏を加工して本尊とする事である。
心定の「受法用心集」によれば、「髑髏本尊」は全部で3種が必要になる。
大頭本尊、小頭本尊、月輪型に加工した本尊である。
他にも、一に智者、二に行者、三に国王、四に将軍、五に大臣、六に長者、七に父、八に母、九に千頂、十に法界髏の十種があり、選りすぐった髑髏を加工して本尊とする。

髑髏本尊を造る際の行は、夜ごと子丑の刻に返魂香を焚き、返魂の真言を千遍唱えなければならない。
完成した本尊は檀に据え、さらに8年間昼夜を問わず祭り続けなければ本来の本尊として成就しない。

さらに、成就は3段階に分かれており、下品に成就した者にはあらゆる望みをかなえさせ、中品には夢でお告げを与え、上品には言葉を発して三世〔過去・現在・未来〕のことを語るという。

しかし、この儀式には別の真実が込められていると考えられている。
「理趣経」は本来男性と女性の陰陽があって、初めて物事が成ると説く教である。
秘密と覚悟を共にし、8年もの長期間にわたって成就を願うのは、結局のところ男女の悟りを得るための手段であり、目的そのものとしての意味は薄いらしい。

だが、そのおどろおどろしい響きから曲解されたイメージが広がっていったものと思われる。
本来髑髏は禍々しいものではなく、鎮め、崇めるためのものであった。


「立川真言流」の画像検索結果
【立川流の真髄】

立川流の真髄は性交によって男女が真言宗の本尊、大日如来と一体になることである。
この点において、「女性は穢れた存在であり、仏にはなれない」と説いていた既存の宗派と大きく異なる。


立川流の金剛杵は特殊な金剛杵であり、片方が三鈷杵、もう片方が二鈷杵になっている。
この金剛杵を割五鈷杵という。

なお、立川流の教義自体は陰陽の二道により真言密教の教理を発展させたものであり、男女交合の境地を即身成仏の境地と見なし、男女交合の姿を曼荼羅として図現したものである。
髑髏を本尊とするなどの儀式に関してはあくまでも俗説であり、本来必要不可欠なものではない。

立川流の秘儀や作法などの文献は殆ど焚書で消失されてしまった。
現存する文献はすべて弾圧した側のものであり、残念ながら真実が伝えられているとは限らない。


だが、密教において男女交合の境地、すなわちオーガズムが即身成仏の境地であるとされるにはいくつかの理由がある。
密教では、人間はそもそも汚れたものではないという自性清浄という思想がある。
「理趣経」にも性行為を含め、人間の営みはすべて本来は清浄なものであるという十七清浄句が説かれている。

また立川流が東密(真言密教)の流れを汲む邪宗とされるのに対し、台密(天台宗の密教)でも男女の性交を以って成仏とする玄旨帰命壇という一派がある。
この二つはよく対比して論じられる事が多い。


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