牛乳パックで動物を作る授業をすることが決まりました。
「牛乳パックは開けたばかりだから駄目、丁度豆乳のパックが開いたからコレにしなさい
同じものだから大丈夫。」とのこと
次の日、私はそれを持って幼稚園に行きました。
豆乳のパックは形状も紙の厚さも牛乳パックとは違います。
「A君!これ牛乳のパックじゃないでしょ!
私が答えられずにいると、保母は不意に自分の机に行き、何かを持ってきました。
「約束です。千個飲みなさい。」
出来ない私。
泣き出す私。
無理矢理私に画鋲を一個持たせました。
私は画鋲を口に中にいれ飲み込むフリをしておけばごまかせると考えました。
きっと保母さんは飲み込んだと思うはず。
これで切り抜けよう 。
そして、それを実行しました。
保母の冷血な態度は豹変し、びんたが飛んできました。
すぐに冷血モードで私をにらみつけ、画鋲を一個拾い私に鼻先に突き付け、
「いい?コレは一個でも飲んだら死んじゃうお薬なの!死んじゃうのよ!!」
授業は中断、私は一人で床の画鋲を拾わされました。
泣きながら。
今になって考えるとあの保母はサドだと思う。
私が口に入れた瞬間に我に返ったのかな。