サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

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644:本当にあった怖い名無し:2010/12/18(土) 02:28:18 
7年前、年が3つ上の兄貴が大学に通っていた頃に聞いた話。
兄貴は大学の理工学部なんだけど
よくオカルト好きな友人を家に招いては霊や超常現象の話題で盛り上がっていた。
科学的な観点から霊や超常現象の正体は何かと
酒を飲みながら結構真剣に話していたのを覚えている。

兄貴が大学4年になったあたりから
そのオカルト好きな友達がぱったりと家に来なくなった。
なんでも、病気になったらしくて大学も辞め入院しているらしい。

それから数カ月経ち、俺は兄貴のオカルト好きな友人のこともすっかり忘れていたある日。
兄貴がふと思い出したように、その友達の話を始めた。
「そういえば3日前に、あいつが俺の家に来てたんだよ」

内容はこうだ。
その友達はガンだったらしく、余命半年と宣告をうけ
しばらくの間病院で治療を続けていたが、最近は自宅療養になった。
久しぶりに会う友人は抗がん剤のせいなのかひどくやつれ
髪も眉毛もなく、身体も青白くやせ細っていたが、やけに目だけは生き生きとしていた。
久しぶりに会ったというのに、その友人は挨拶も早々に、
「実は話したいことがあるんだよ!」と、嬉しそうに話し始めた。

「この世は、永遠に回り続けるビデオテープみたいなものなんだ!
そして常に録画されていて、常にそのテープには
今という瞬間を過去の上から重ね録りされているんだよ!」

兄貴は意味が分からず、唖然とするしかなかった。
友人はそれを気にすることなく話を続けた。


645:本当にあった怖い名無し:2010/12/18(土) 02:30:56 
「テープが一回りする周期が、どのくらいかはわからない。
1年か1カ月か1週間か。もしかすると1時間、1秒かもしれない」
なんとなく兄貴も、その話に興味を持ちはじめた。

「人間の身体は、微弱な電気で動いているのはお前もすでに知っているだろ?
普段は微弱だけど、精神的、心理的に何か強い思いが・・・
つまり・・・喜びや悲しみ、後悔や無念、怒りや憎しみ。
その感情が強ければ強いほど、微弱だった電気が強力な何かになり、時には
その何かが、場所や空間に感情の痕跡を残すことがあるんだ。
感情の痕跡が深く刻まれると、先に話した重ね録りをしても消えないんだよ。
ほら、たまに重ね録りしたビデオテープ再生したら
前の映像がうっすら映ってたり音が残ってたりするだろ?
それだったんだ!
霊や超常現象の正体は!魂や怨念なんかじゃないんだ!
ただの痕跡なんだよ!おい○○(兄貴の名前)!わかるよな!」
突然感情的になった友人に、
兄貴は話の整理ができないまま、うんうんとうなずくことしかできなかった。

その瞬間。
「おぉぉぉぉぉ!解明できたぞ!うおぉぉぉ!」
友人はいきなり立ち上がり、歓喜のような雄たけびあげた。
まるで試合に勝ったボクサーのように拳を天に突き上げていた。
あまりに突然の友人の変貌ぶりと行動に、
兄貴はその場から動くことができず、なぜか笑ってしまった。
その様子を見た友人は涙を流し一言、
「ありがとな」
笑顔でそう言って帰って行ったそうだ。

兄貴は話し終えるとハハッと笑いながら、
「変な奴だよな。元理工学部のくせに、言ってることが科学的じゃない。
言い回しがそれっぽいってだけで、言ってること目茶苦茶www
だけど不思議なことに、あいつがしゃべったこと一語一句覚えてるんだよ」

兄貴が話をしてくれた翌日に、その友人は自宅のベットの中で静かに亡くなった。
それからしばらくしてからかな?
ときどき兄貴が自分の部屋で亡くなった友人の姿を見るようになったのは。
あの時のように歓喜の雄たけびをあげ、拳を天に突き上げているらしい。



158: 本当にあった怖い名無し:2010/11/27(土) 19:39:02.01
俺物心つく前に親父が死んじゃってて、お袋が女手一つで俺とアネキの事育ててくれてたのよ。
実際すげー優しかったし、本当に愛情込めて育ててくれたと思う。
そんなお袋も10年前の俺が二十歳の時に死んじまったんだな。

これがそりゃーショックだったよ、アネキも俺も放心状態
でも親類関係って一切かかわった事ないし、
連絡先も知らないから自分たちですべてやるしかなかったのね、
まぁ近所のおばさんなんかが手伝ってくれたしアドバイスくれたりで
淡々と葬式の準備は進んでったわけよ。

その時アネキが近所のおばさんと区役所に死亡届を出しに行ってたんだけど
2人して真っ青な顔して帰ってくるのよ
もうね本当の青って感じwアネキなんか今更おお泣きするしw
んでそのおばさんに何があったのか聞いてみたら
お袋18年前に死んでますってwwwwwww
確かに保険証にお袋の名前なかったのはおかしいと思ってたんだけど・・・
俺の事20年間育ててくれたのはいったい誰だったんだ?


161: 本当にあった怖い名無し:2010/11/27(土) 19:53:40.61 
コピペじゃないなら悲しいとしか言い様がないなぁ
母親じゃなくても誰なのか知りたいな




937 :本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 13:05:38
昔、同い年くらいの幽霊(おそらく)に出会った話。

俺の家は昔から、夏休みにはばあちゃん家を訪ねることになっていた。
そのときも、俺、姉、両親で、ばあちゃん家に滞在していた。

そんなある日、ひいじいちゃんの墓参りに行くことになった。
墓に着いて、みんなは墓の掃除を始めた。が、小さかった俺は退屈だった。
俺は墓地の探検に出かけることにした。

田舎の墓地は広く、俺は家族からかなり離れた所まで行った。
墓地には俺たち家族以外は誰もいないようだった。
菊の花や周囲の竹林を眺めながら歩き、
田舎は空気がおいしいなあーとか、子どもながらに考えてた。

そして墓地の隅まで行ったとき、俺は不思議なものを発見した。
直径4メートルくらいの円形のスペースがあり
そこだけ緑色のフェンスでぐるっと囲まれているのだった。
フェンスの内側は竹や木がぼうぼうに生えておりぐちゃぐちゃに荒れていた。
分かるかな?墓地の他の部分は普通の土なのに、その円形の部分だけ木がぼさぼさ生えてるんだ。


938:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 13:07:33 
近づいてみると、フェンスの穴の一つから、やけに太い枝が一本突き出ているのを発見した。
その茶色い枝に触ってみると妙にやわらかくてねちょっとしてた。
何だろう?と思ってると、後ろから声がした。
「それは、腐った腕だよ」
振り返ると、そこにいたのは当時の俺と同い年くらいの男だった。
そして、右目が潰れてた。
どう表現すればいいのか分からないが、なんだか右目が白くて周辺が赤く爛れてた。
結構びびったが、障害者の人にどう接すればいいか分からなかったので
普通にしゃべったような気がする。

「腕?」
「そう。それは腕だよ。死体の一部が突き出ているんだよ」
ちょっとぞくっとした。
「これ死体なん?」
「そう」
「じゃーこれって墓なのか?」
「墓だよ」
「突き出てたらだめじゃん、埋めないとだめじゃん」
「なんで?」
そんな会話をしたような。

当時の俺は、死人は墓に埋めて線香上げると天国に行くことができる、と認識していた。
「こんなんじゃ天国行けないよ!」
「天国じゃあないよ。彼は今地獄にいるんだよ。とても苦しんでるよ」
俺はだんだん怖くなって、家族の元に戻った。

一応ばあちゃんに聞いてみたが
このへんにそんな子どもが住んでいる家なんてないそうな。
というかばあちゃん家周辺は、まじで家すらほとんどないド田舎なので
俺もそう思ってたけど。
彼はやはり幽霊だったのだろうか。右目の爛れた、墓場の幽霊。

ちなみにそれからは何も起きてない。


940:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 14:20:21 
その円形のスペースの詳細もきいて書いてくれないと


942:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 17:11:23 
場所まで書いてもらわないと


951:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 23:31:27 
レス貰ったので、ちょっと墓のこと調べてみました。
と言っても、ばあちゃんに電話して聞いてみただけなんだけど。
かなり興味深いことが分かりました。

と、その前に。
円形のスペースっていうのを、もう少し詳しく話します。説明が下手ですんません。
『そこ』以外は、古いけど普通の墓地に見えるんです。
足元は土で、竹林に囲まれた自然豊かな田舎の墓地です。
その隅に、緑のフェンスでぐるっと覆われた不思議なスペースがあるんです。
ただ『そこ』について、さっき書き忘れてたことがありました。
結構致命的な書き忘れですが。
『そこ』は穴でした。
直径4メートルの円から、落とし穴みたいに深く穴が掘られてるみたいでした。
その穴の底から木や竹がめちゃくちゃ生えていて、その木の上部が地面まで到達し、
その広がった枝の部分がフェンスで覆われているという感じです。
分かるかな。
フェンスの間から中を覗こうとしても、木に視界を塞がれて地面の底が見えないんです。
腐った腕は、そんな隙間から突き出ていたのをたまたま発見したのでした。


952 :本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 23:32:39 
で、本題。
そこ、大昔の牢獄だったらしいです。
罪人をその登ってこれないような穴に落として、死ぬまで放置。
牢獄っていうか、処刑に近いか?とにかくそういうものだったらしい。
もちろん今は使われておらず、何の痕跡もない。
しかし、昔にはそんなこともあったと。おそろしや。

ばあちゃんも詳しく知ってるわけではないようだけど。たぶんまとめるとそんな話でした。
「あそこは大昔、悪いことをした人が入れられていた場所なのよ」的なことを言っていたので。
俺は少ししっくりきました。

あの時会ったあの子は、彼は地獄に行ったと言ってたから。
地獄ということはつまり、あの腕の持ち主は生前、悪事を犯した罪人だったんだろう。
犯罪者だとすれば、まあ死後は地獄に行くだろうな。
しかし、今も苦しんでいるというのはかなり怖い。



561:本当にあった怖い名無し:2009/08/27(木) 22:54:11 
また聞きのまた聞きのまた聞きの・・・、まあ、都市伝説みたいな話w
長いんで二つに分けて。

別れ話を大分こじらせたカップルがいて、
彼女が彼氏に「見せたいものがあるから」って言って呼び出されたんだって。
長い付き合いで色々なものをあげたりもらったりしたから
「思い出の品」的なものを見せて考え直させる気なんじゃないか・・・。
うざかったけどその場できっぱり断ってやろうと思って
彼氏のマンションに夜向かったんだそうだ。

彼氏のマンションのそばまで来てタクシーを降りたら携帯が鳴って。彼氏から。
「なによ?着いたよ。」
「おーい、ここ、ここ。」
?って思って50m先くらいのマンションの入り口を見ると、
暗くてよくわからないけど人影があってどうやらこっちに手を振ってるみたい。

わざわざ下まで迎えにきたのか・・・と思ったら脱力しちゃって
「は?そこにいんの?なんかわけわかんないんですけど。」
って言いながら入り口に向かっていったら
「あ、ごめん。忘れ物した。ちょい待って。」って言うんだって。
「待つのだるいし、部屋に行く。」
って言ったんだけど
「あ、いい。そこで待ってて。そこで。」
って言ってきかない。
「すぐ戻るから。」って入り口に消えちゃった。
なぜかその間も携帯は繋がったまま。

何考えてんのかわけわかんないし、勝手に電話切ってキレられるのも嫌だし・・・。
「私急いでんの。バイトから直できたんだよ。終電もなくなるしさ・・・・」
「ごめんごめん、すぐだから。すぐだから。」

つづく



562:本当にあった怖い名無し:2009/08/27(木) 22:56:39 
ガチャ、バタン、ドタドタと部屋の中であろう音がひとしきり聞こえて、
それからエレベーターの来る「チン」って言う音が聞こえたんで
やれやれ、やっとか・・・なんて思ってたら
重そうなドアを開ける音が携帯から聞こえたんで入り口の方をみたらまだ来てないみたい。
裏口かな?と思って
「ちょっと、どこよ。」
「お待・・・せ・・・」
「ん?電波悪いな。聞こえないよ。なんて??」
「・・・待た・・・せ・・」
「は?」
「お待たせ。」

その瞬間、後ろ数メートルの方からもの凄いおおきな
ドサッッツ!!!
って音が聞こえて。もしやと思ったら、やっぱり彼氏だったんだって。
街灯に照らされて、今まで見たこともないような量の血が頭から止まらなくて・・・。

警察が、わざわざ下で待ってて待っている場所を指定したのは
よく考えれば飛び降りる時に彼女を巻き込みたくなかった、
悪く考えれば街灯の下の、
一番いいポジションで自分の事を見せるためだったんじゃないかって。
「忘れ物」であったと思われる
屋上に残されていた遺書には恨みつらみなんかは全くなくて
ただただ自分か彼女のことをどれだけ好きなのかが延々と書き連ねてあったそう。

それ以来彼女は色々な意味でダメになっちゃって仕事も休みがちで
もちろん男なんか作れない。
携帯もあれから一度も使ってないんだって。
あの、電話がコンクリートにぶつかる
「グッシャアァ!!」って音がまた聞こえてくるんじゃないか
そう思うと電話を耳に当てることができなくなったんだそうだ。

おしまい。



356:本当にあった怖い名無し:2008/08/16(土) 19:34:10 I
昔ね、友達と海に行った時の話なんだけど。
砂風呂をやろうとして、あんまり人目が多い場所だとちょっと恥ずかしいから、
あんまり人気のないところで友達に砂かけて埋めてもらったんだ。
顔には日よけのパラソルがかかるようにしてもらって快適だったし、すぐにウトウトし始めた。

その時、不意に誰かが近づいてくる気配がして
「オキテタラヤル」と、若くはない女性の声でしゃべったのよ。
友達の声じゃなかったし妙に抑揚が無いしゃべり方だった。
かなり眠かったから無視したんだけど
結局、それきり声はかけてこなくて気配もすぐ立ち去った。

しばらくして、砂から出て海で遊んでたんだけど、人も少なくなった帰りの時間に
パラソルをあの場所に置いてきてしまったことを思い出して取りにいったのね。
言い忘れてたけど、あの時、砂から出る際に人がまだいるかのように
砂を盛り上げて、パラソルも顔に当たる部分が見えないように配置していたわけよ。
友達を驚かそうとしていたんだけど、
結局、待つのがめんどくさくてすぐに別の場所で合流してしまったんだけどね。

で、パラソルを取りに戻った俺が見たのは
俺のじゃない別のパラソルが砂の盛り上がった部分に何本も突き刺さっていたのね。
俺のパラソルは切り裂かれて、顔があるべきはずだった場所に垂直に突き刺さっていた。

あと何故かカミソリが頭と胴体の間にめり込んでいた。
正直、怖かったし。怖い話のテンプレみたいだなとも考える自分もいたけど。
とりあえずゴミはまずいから自分の分のパラソルの残骸は持って帰ろうと思って
思いっきり深く刺さってたそれを軽い怒りと共に引き抜いたのね。

そしたらさ、遠くからなんか声が聞こえてきて。
視線を向けると結構長い砂浜の向こうからものすごい勢いで
走ってくる奴がいるのよ。
で、そいつがなんか叫んでるの。
まだ残っていた人たちが、そいつからあとずさっているのはよく見えた。
もう俺もすぐに走って車に戻って、よくわかんない顔してる友達を車に乗せてさっさと逃げた。

焦ってはいたが、距離はかなりあったから結構余裕ではあったが、
笑いながら「オキテル」「オキテル」と走ってくる姿は忘れない。




706:本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 01:54:48 
2年ほど前の話。
とある駅ビルのカフェレストランで昼食をとっていた時のこと。
食事もほぼ終わり、セットのデザートが出された頃、
女性2人と子供2人の4人連れが入店してきた。

女性達は主婦仲間なのか、畳んだベビーカーを引いていて、
子供は3歳くらいの男の子と、1歳くらいの女の子。
あまり子供が好きじゃない私は、こっちの席に来て欲しくないな・・と思っていた。
しかしその願いもむなしく、店員は私の斜め後ろ辺りの壁際の席を案内し、
4人はそこへと歩いてきたのだが、その途端、唐突に子供が泣き始めた。

私はそちらに目を向けるのも嫌だったのだが、声から泣いてるのは男の子だと分かった。
突然堰を切ったように激しく泣き出し、何かを嫌がっているようだった。
しまいには、「こわい~~~!!」と大声で泣き、母親たちも困惑している様子。
私はそれでも無視していたのだが、ついに耐え切れなくなり、その親子連れへ目を向けた。

すると、母親に抱きかかえられた男の子は、案内されるはずだった席の上方を指差して、
「やだ、こわい~~~!!」とひどく怯えていた。
この店内には洒落た絵画などが飾られていたから、きっと変な絵でもあったんだろうと、
指差す方に目を向けると、そこにはただ、真っ白な壁があるだけだった。

しかし男の子は、母親が一歩でもそこへ近付こうとするとより一層激しく抵抗する。
背筋に何か冷たいものが走った。店内の客もみな唖然としている。
店員も困惑していたが、母親が
「すみません。何かよく分からないんですけど、他の席にしてもらってもいいですか?」
と伝えると、あっさり別の席へと案内した。

あの席から離れると、すぐに男の子は泣き止んだ。
彼には一体、何が見えていたんだろうか…。
残された客の間には、嫌な空気が漂っていた。



196 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/12 02:29
ちょっと色々あって書ききれないので、
本当にもう嫌だ!と思った出来事をメインに書くことにします。

今から10年以上前ですが、とある地方都市のはずれの町に住んでいました。
その町自体は小さくないのですが、
私の住んでいた地域は畑やら田んぼやらが多く、
人口密度が低いというか、同じ町内みたいなものが10数件しかないのです。
急な引越しでなかなかいい物件が見当たらなかった為
夫が通えればいいかと、その時はあまりそういうことは気にしませんでした。
ただ、実際引っ越してみると、それまで都会育ちだった私は
その町というか、地域の雰囲気になかなかなじめませんでした。




197 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/12 02:29
まず、プライバシーというものゼロ。
平気で他人の家に断りなしに入るし、何かあると近所一帯に筒抜け。
例えば、どこどこのだれだれさんちの娘が、お見合いで逃げられたとか、喧嘩したとか、
挙句の果ては、だれだれさんがこの前立ちションしてたとか…

ですが、うちまでそんな噂の材料になる気にはなりません。
家の窓とカーテンは昼間でもなるべく閉めるようにして、
音楽聞いたりテレビ見るときも、ボリュームを極端に小さくしたり、
もちろん、他の人と表面上は仲良くやってはいたのですが、
つねに心が休まるときがありませんでした。

そこに住んでいたのは一年と少し。
その間に色々事件がありましたが、そこは省かせていただきます。
私がその町を越すことになった、きっかけとなった事件のことを書きます。


198 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/12 02:30
ある日、私と夫は、ちょっとした旅行に行く計画を立てていました。
この町を離れて少しのんびりしたい、という私の希望から
無理に夫に連休をとってもらったのです。

1日目、2日目は、温泉などに入りなかなか楽しめていたのですが、
3日目に、夫がどうしても仕事上会社に行かなくてはならなくなってしまいました。
私もさすがに一人で旅行を続ける気はありませんでしたし、
また後日行こうという話になったので、急遽、家に帰ることになったのです。

家に帰った私は、何かおかしいと違和感を感じました。
別にぱっと見いつもと一緒なんですが、
よくよく見ると家具の位置が微妙にずれていたり、
確かにしまってあった本などが床に置いてあったり…
私の記憶違い、と言ってしまえばそれで終わりなのですが、
この町のことを考えると妙に気味悪く思いました。

色々な部屋をチェックしつつ、掃除していたその時です。
玄関のドアが開く音がしました。


199 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/12 02:31
時間はまだ午後2時くらいです。
夫が帰ってくるには随分早すぎるな、と思いながらも、
「何かあったの?」と言って玄関に出迎えに行くと、
なんとそこに居たのは、二つ隣に住んでいる奥さんでした。
一瞬、二人とも固まってしまいました。

すると奥さんが早口で、
「あらお帰りなさい!玄関の鍵が開いていたものだからどうしたのかと思って。
本当用心しないとね」
のようなことを言って、そそくさと出て行ってしまいました。

奥さんは鍵が開いていたと言っていましたが、そんなはずはありません。
私はもともとそういうことを忘れないほうですし、
そもそもこの町に来てから必要以上に気を使っています。
まさか…そんなわけは・・・という疑問とともに、
今まであったことや、旅行から帰ってきたときの家の中の微妙な差異。

とにかく、私たちはそれから半月ほどで引っ越しました。
その時の家よりずっと狭い、アパートみたいなところになってしまいましたが、
前の家よりもずっと落ち着きます。
あの時のことは、今思い出しても本当に嫌な気持ちになります。



745:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 00:33:32 
Y君は関西の某大手製薬企業に勤めている。
しかし仕事柄、中々女性と出会えず彼女がいないのが悩みであった。
そんな彼に、友人が彼の悩みを聞いて
やはり同じような悩みを持つ看護婦さん達との合コンの段取りを付けてくれることになった。
もちろんY君に異論があるはずがない。
休日を選び、待ちあわせ場所はとりあえず某海浜公園に決められた。
参加者は男性がY君を入れて3人、看護婦さんも3人、
そして仲介役の友人を入れて7人のはずであった。
Y君は当時を振り返って言った。
「なんか、最初からハプニング続きで、変な予感みたいなものがあったんですけどね・・・」

女性側はともかく、男性側はそれぞれ面識がなかった。
友人が数合わせに知り合いからY君のような男性を適当に選ぶという話だったのである。
Y君はそのうちの一人とはすぐに落ち合う事ができた。
彼も年齢はY君と同じくらいで、おとなしそうな青年だった。
やがて看護婦さんら女性側3人も時間通りにやってきてなんとなくその場の雰囲気がほぐれてきた。
しかし、男性側の最後の一人と仲介役の友人がいつまで待っても来ない。
焦れてきたY君は友人の家に携帯で連絡を入れてみた。

「急病って事らしいんです。
いや、腹痛かなんかで、病気自体はなんてことないんだけれど、とにかく今日は来れない、と。」

いきなり水をさされる形となってしまった合コンだが
まあ、主役はY君らなので、自分たちがいれば問題はないはずだった。
しかし男側の最後の一人もなかなか来ない。
その顔を知ってるのは友人だけであったため、皆で相談して
あと10分くらい待って来なかったら、
人数はそろわないが合コンをはじめてしまおうという事にした。すると、

「すぐ側のベンチに、いつの間にか若い男がいたんです。うつむいて座っていて・・・」

ひょっとしたら・・・と思い、Y君は声をかけてみた。もちろん、友人の名前を持ち出して。
共通項といったらそれくらいしかなかったのである。
と、男はスッと立ち上がり、言った。
「じゃあ、行きましょうか・・・」と。

「なんか今思い返すとえらく不自然だったんですけど、その時は皆焦れてたし、
ああ、こいつが3人目なんだなって、妙に簡単に納得しちゃったんですよ・・・」




746:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 00:34:32
再び簡単にそれぞれが自己紹介した後で、近くの喫茶店、それから海浜公園巡り。
そして飲み会へとオーソドックスに合コンは進行したそうだ。
公園内の無料利用券などもY君は友人から預かっていあたらしく活用したらしい。
看護婦さんたちも皆20代くらい。
Y君ともう一人の青年もはしゃいで場を盛り上げた。
が、3人目の男、こいつがどうもよく分からない。
決して陰気ではないが反応もなんとなく変で、扱いにくい感じで
結局盛り上がった座もしらけてしまい
誰が言い出したわけでもないが、今回はお開きにしようという流れになってしまった。
そして、いざ皆帰る時になり、問題の男が
「僕はXX方面に帰るんですが、同じ方向の人はいませんか?
よかったら僕が送っていってあげますが。」などと言い出した。

Y君らは皆電車で海浜公園に来ていたが、
その男は自家用車で来ていて近くに止めているらしい。
そしてY君はたまたま、そのXX市に住んでいた。
言葉に甘えれば電車代がタダになるし
なんとなくその男が気に食わないという理由で断るのもなんだか気が引けた。
結局、Y君と看護婦さんの一人がその男の車に便乗させてもらう事となった。
こうして、初対面の3人の夜のドライブがはじまった。

男の車は中古の軽自動車で、Y君と看護婦さんは後部座席に腰を下ろして座った。
車は走り出したが、男の運転は、なかなかの安全運転であった。

「海浜公園からXX市まで、普通に車を飛ばせば、だいたい1時間かからないんです。
それに、いったん郊外の道路に入れば、途中はほぼ一本道のはずなんですけど」

車はやがて、Y君の記憶どおりに郊外に入った。窓の外を夜の風景が流れていく。
片側2車線の道だ。その道の両側は黒い木々で覆われていて
ときおりぼおっとした光が近づいてくると思ったら
それは小さなガソリンスタンドや自動販売機であった。
まだそれほど深夜ではないはずなのに
走っている車は自分たちの軽以外ほとんどなかった。
ふわふわした信号の光が現れては消えていった。

30分ほど走ったろうか。
車内でY君と看護婦さんは、たわいない雑談をしていた。
3人目の男―運転手の彼はまったく口を開かなかった。
ときどきY君が話を振っても短く受け答えをするだけだった。
「とっつきにくい奴だな・・・」


747:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 00:35:31 
何気なく、Y君は窓の外を見た。
そこは林が切り崩された斜面になっていて、どういうわけかたくさんの石の地蔵が並んでいた。
小さいけれども数は100や200ではない、
車のライトの光に浮かび上がったそれは、とにかくえんえんと続いているのである。
しかも、光のかげんだろうか、その地蔵たちはひどく異様な格好をしていた。

「それが・・・一つもまともな物がないんです。どういうことかと言うと・・・」

頭部が半分欠けているもの― 
口のあたりに大きな亀裂があり、ゲラゲラと笑っているように見えるもの―
斧を打ち込まれたみたいに、顔が真っ二つに割れているもの―
目のところだけえぐられているもの―

ほんの一瞬だけ照らされるだけなのに、不思議にY君の目には
地蔵たちが一つ残らず無残な姿をしているのが見て取れるのだった。
隣を向くと看護婦さんも、どうやら外の光景に気が付いていたらしい。
気分が悪そうな表情をしている。
Y君も嫌な気分がした。
「なんであんないやらしい地蔵を置いておくんだろうか・・・それもあんなに」
窓の外はいつのまにか暗い林に戻っていた。人家もないようだ。明かりが見あたらない。
近くに大きな新興住宅地があるはずなのだが― そのときだった。
「このあたりはね、出るそうですよ。」
めずらしく、運転手の男が自分から口を聞き、ポツリと言った。
「・・・?出るって・・・何が?」
「出るんだそうです。」
「だから・・・何が?」
「・・・・・・・」

Y君が尋ねても、運転手は何も言わない。黙って前を向いて運転しているだけだ。
なんだかそのシルエットになった後姿も、さっきの地蔵そっくりに見えて気味が悪かった。


748:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 00:36:33 
(くそ・・・なんなんだこいつ・・・) 
Y君がそう思っていた時、隣の看護婦さんが言った。
「あのお・・・あのガソリンスタンド、さっきも通りませんでしたか?」
「えっ?」
彼女はいったい何を尋ねているのだろう?
「ほら、今度は自動販売機。これって、さっきも通り過ぎましたよね?」

たしかに、車の後ろに自動販売機らしい明かりが飛んでいく。
つまり看護婦さんは、この車がさっきからずっと同じ所を走っているのではないか・・・
と言いたいらしいのだ。
「そんなことはないですよ。」
答えたのはY君ではなく、運転手の男だった。
「気のせいですよ。この道路は一本道ですからね。
曲がってもいないのに同じところは走れませんよ。
郊外の道なんてみんな似ていますからね。単調ですし。気のせいですよ。」
運転手は初めてと言っていいくらいペラペラと話した。そして、ヒヒヒ、と低く笑った。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
その笑い声を聞くと、Y君も看護婦さんも何も言えなくなってしまった。
「何か、かけましょうか。」
運転手の男は手を伸ばしてなにやらゴソゴソやると、テープを取り出した。
そして、それをカーステレオに押し込んだ。
・・・ところが、音楽は流れてこないのである。2、3分たっても何も。
圧迫感のようなものに耐えかねて、Y君はカサカサに乾きはじめた唇をまた開いた。
「何も、聞こえないんだけど。」


749:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 00:37:36
「・・・・・・・」
「ちゃんと、入ってるの、それ?」
「・・・・・・・・・・」
「ねえ」
「聞こえないでしょ?なんにも」
「ああ」
「深夜にね、家の中でテープをまわしておいたんですよ。」
「は?」
「自分は外出してね。家の中の音を拾うように、テープをまわしておいたんです。」
「・・・なんで、そんなことしたわけ?」
「だって、留守の間に、何かが会話しているのが、録音できるかもしれないでしょう?」
「・・・・・・何かって・・・・・なんなんだよ?」
「・・・・・・・・・・」
Y君は、相手が答えなくてよかった、とはじめて思った。
と、いうよりも、それ以上その男と会話をしてはいけないと思った。
背中に、気味の悪い汗がにじんでいた。
ぞっとするものがせまい車内にみなぎってきた。

とたん、隣の看護婦さんが悲鳴をあげた。「ッ!!!」
窓の外にはまた、地蔵たちが並んでいたのだ。
頭が割れ、目がえぐれ、ギザギザの口でゲラゲラと笑い続けている
あの異様な石の地蔵たちが・・・

「止めろ!」 
運転手は何も言わない。
「車を止めろ!!」
Y君はもし運転手が言う事を聞かなかったら、力ずくでも車を止めるつもりだった。


750:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 00:38:36
だが、意外にも車はあっさりと静かに止まった。
運転手は何も言わないままだ。
Y君と看護婦さんは転がるようにして軽自動車から降りた。
車はすぐに再発進して赤いテールランプが二人の前から遠ざかって行った。
Y君はぼんやりと辺りを見回した。看護婦さんもそうだった。
二人は顔を見合わせた。
街灯の光しかなかったが、お互いが蒼白になっているのが分かった。足がガクガクした。

そこには石の地蔵などはなかった。
それどころか、近くには海の音が聞こえていた。
そこは、あの海浜公園のすぐ側だった。。

「・・・どうやってぐるりと戻ってきたのか全然分からないんです。
だって、今しがたまで郊外の道路を走っていたはずなんですから・・・」

それだけではなかった。
問題の3人目の男について、

「翌日、友人に連絡を取ったら、予定していた3人目は
1時間、時間を間違えて待ち合わせ場所に来てしまっていたらしくて
そのまま待ちぼうけてその日は帰ってしまったって聞かされたんです。」

それでは、一緒に合コンに参加し、Y君たちを乗せたあの男はいったい誰なのか?
後日、Y君は自家用車であの時とほとんど同じコースをたどる機会があったのだが、
道路のどこにも、あのえんえんと続くいやらしい石の地蔵などはなかったらしい。

あのドライブは現実のものだったのだろうか。
現実だとしたら、自分たちはいったいどこを走り
そしてどこに連れていかれるところだったのだろうか・・・



266: 本当にあった怖い名無し:2011/08/04(木) 13:36:44.60 
ウチのばぁちゃんのはなし

ばあちゃん1人暮らししてたんだよ。
そしたらある日夜中にチャイムが鳴ったそうだ。
その当時近所に住んでるおじさんがよく遊びに来てたから
「こんな夜中に来るなんてどうしたー?」と言って玄関に行った。

包丁持ってた男が立ってたそうだ。

顔とか全然知らない人だった
が直感的にあ、この人ヤバイ、と感じたらしい。
で、ばあちゃんは下手にコイツを刺激したら何されるかわかったもんじゃないと思って
すごく優しく迎えたんだと。
「ほら、そんなとこいないで中はいって休みな。カニ食うかい?」って感じで。
それが功を奏したのか、男はなにも言わずに出てった。
そこで改めて警察を呼んで、その男は逮捕されたそうだ。

警察の話によるとどうもその男は近くに住んでる痴呆の進んだオヤジだったらしい。
もしその時にばあちゃんが対応をミスってたら多分今生きてなかったんだろうな…と
思うと少し怖い。




283:  本当にあった怖い名無し:2011/08/04(木) 14:41:39.17 
ウチの母も、昔自治会長をしてた時>>266みたいな事があったらしい

行事の準備の為遅くまで独りで事務所に残ってたら、近所のじいさんが来たんだと。
じいさんはすごく酔ってて、エライ剣幕で行政への不満をぶちまけ始めたそうだ。
下手に刺激したらマズイかも、と思った母は、適度にヨイショを挟みつつ話を聞いた。

じいさんは段々機嫌が良くなり、帰る間際に笑顔で
「今日はあんたを刺してやろうと思って来たけど、もういいや」
と隠し持ってた出刃包丁を見せてきたそうな…。

母ちゃんナイス判断だったと今でも思う。



62: 本当にあった怖い名無し:2011/08/01(月) 14:09:33.13 
昔体験した話なのだが、
ある時、彼女に別れ話を切り出した。
彼女はうつむいて泣いていたので、慰めようとしたが全く話を聞いてくれず
そいつの家を出た。

車のエンジンをかけたとき
さっきの彼女が包丁持って鬼のような形相で走ってくる。
直ぐに走り出したらさ、
そいつ、後ろのナンバープレートに包丁さしてもう片方の手で車にしがみついてきたんだよ。
ドリフトを二回したところで、やっと離れてくれた。

その間、叫んだりうなるみたいな声出したりでスゲェー怖かった・・・
で離れたとき、そいつ、U字溝の中に落ちたんだよ。
死んだわけ無いだろうから、直ぐに逃げた。

そのまま実家へ直行。
大家さんには手放すと言って、後でマンションの家具を引き取った。
死ぬかと思ったよ・・・あのとき。



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