サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

タグ:伝説

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?42


959 :埋め立て:03/06/26 00:24
私は四国の田舎の村出身ですので、幼小中と同じ地区の子供が集まり、
ほとんど面子が変わることはありません。
これは20年近く前、私が中学生だった頃聞いた話で、
事件の1年後くらいに本人に確認を取っています。


私の2つ下にAという男の子がいた。
Aは取り立てて変わったところも無い、普通の男の子だった。
ある8月(夏休み)の夕方、
夕食までの間Aは家で昼寝のような感じで眠っていた。
そのうちAはおもむろに目が覚め、帽子を被って懐中電灯を片手に庭先へ出た。
この時のAの意識は半分寝ぼけた状態で、何故目が覚めたかは判らないとのことだ。

Aが庭先に出て行ったことに家族の一人が気づいたが、ちょっと出ただけだろうと気にも止めなかった。
家族の人の証言では、時刻は7:00頃とのことらしい。


Aが庭先に出ると、6人の『人』がそこに立っていた。
性別・年齢・容姿など一切Aは覚えていないのだが、6人の『人』だと思ったそうだ。

6人はAを認めると、山の方へ(Aの家自体が山の斜面に建っていた)歩き始めた。
Aは寝ぼけた状態にもかかわらず、
また、見もしらずの人のはずなのに何の恐怖も感じず、
むしろ、ああついていかないといけないんだなと思い、吸い込まれるように彼らについていった。





960 :埋め立て:03/06/26 00:24
裏の山といっても結構標高はある。
6人はAを囲むようにして歩いていった。
いつの間にか周囲は真っ暗だ。
そしてAを囲む6人も、もはや人ではなく、周りにつきまとう気配のようなものになっていた。

Aは、意識の上ではもはや『人』でないことを完全に理解していたが、
別段恐怖心を感じる事も無く歩を進めていく。
まだ寝ぼけた状態が続いていたのだ。

周りの『気配』は、なにやらずっとヒソヒソ、ボソボソとしゃべっていたのだが、
その内容までは聞き取れず、そのまま歩き続けていた。

そのうち、コン、と懐中電灯に虫が当たった。
光につれられた虫のようだ。
その刹那、周りにいた6人は一瞬にして消え去り、声も聞こえなくなった。

ここでAはハッと正気に戻った。
周りを見渡すと、来た事も無い山奥の道をただ一人でいる。
光といえば、自分の懐中電灯の灯りだけだ。
突如猛烈な恐怖に襲われたAは、一目散に家へと走り帰った。

Aを探す家族の人に出会い安全を感じたのは、夜中の0:00ちょっと前だった。



961 :埋め立て:03/06/26 00:25
後に太夫(いざなぎ流の祭司)がAの家族に言ったことには、
その6人は『7人ミサキ』に引っ張られた者達で、Aを7人目として迎えに来たのだという。
そして、0:00までに帰れなかったら死んでいただろうと言った。
しかし、Aのおばあさんが毎日熱心に神棚を拝んでいたので、
そのおかげで神様が虫を使って助けてくれたのだと。


確かに私(とA)の住む地域では、
昔男に捨てられた女が身投げして、7人ミサキとなったと言われる所がある。
身投げ後、立て続けに男ばかりが死んだので(転落して死ぬ・酔って眠って凍死 等)
太夫に払ってもらったのだが、
「強すぎて私の力では落とせない」とサジを投げてしまっていた所だ。

しかし、その女性が身を投げたのは昔の事だし、
かなりの人が死んだとの事なので、
私達は「7人死んでるだろう」と、すっかり安心してそこで泳いだりしていた。

結局、何故Aを迎えに来たのかという事は判らずじまいであった。

Aはその後、怪奇現象にあうことも無く現在に至っているが、
当時の私は、いつか自分の所に迎えに来るのでは・・・と思うと、非常な恐怖を感じていたものだった。


「家系」にまつわる恐い(不思議)な話しない?


36 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/07/06(金) 00:58
俺の祖先に蛇女の伝説がある、つまり俺が蛇の子孫だという物語になるが俺は蛇が心底恐い。





38 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/07/06(金) 01:12
(・∀・)ワラタYO!
漫画のネタみたい!血を見ると気分が悪くなる吸血鬼とか、カナヅチの半漁人とか・・・



39 :36:2001/07/06(金) 01:28
ほんとなんだよ
うち・・家ってとこの子孫で本に先祖の蛇女房伝説が載ってる。
そして俺はつちのこ映像で会社で貧血おこした。
治してえ。



40 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/07/06(金) 01:59
つちのこごときで貧血起こすとは、ある意味その伝説信憑性ありそうだ!



255 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/07/29(日) 03:57
>36さん 
まだ見てますか?
俺も・・家の子孫(母方だけどね)です。本家なんで思わず書き込んでしまいます・・・。
俺の母方もそのような家系で、白蛇の伝説があります。
この家系には本家が二つあって
かたっぽのほうの伝説は「滝にすむ白蛇の伝説」(内容は良く知りません)
もう一方(母方)は「代替わりの年に長男長女が全員死ぬ」というものだったらしい・・・。
だから代々長男長女の親は戸籍上本当の親じゃなくて、父親の親父(母から見れば祖父)の子供
ということになっていたそうです。
なんと母の代まで・・・。

 
俺の母の代でこの古臭い伝説に終止符をうとう、という事になって、
母の兄弟と話し合って戸籍をいじるのはやめたらしい・・・。

俺もこの話詳しくは知りませんが、高校のときに聞かされました。
怖いというか、伝説を信じる人間の執念が気味悪かった。

>36さん 
こんな話聞いたことありません?



257 :36:2001/07/29(日) 11:24
>>255
おお!なんか感激
確か・・家は7つの名字にわかれたようですね
おれは長男系のA・・・っていう名字

祖父の代から東京なので「代替わり」の話は初耳です

蛇話は奈義山にある滝にすむ大蛇の伝説らしい
「当主は泳ぎの達者な人で淵の底に沈む五色の玉を見つけ宝とした
ある日宿を求めて現われた美しい娘。 
当主に見初められて嫁に入り男の子が生まれ幸せに見えた
しかしある日、わが子を思う歌を残し五色の玉とともに消えてしまった
その時空は黒々とし、巨大な蛇のとぐろが奈義山を巻き込んでいた」・・・というようなお話

 
地元だと地縁、血縁大変だと思う、でも
おれはそういう拠り所に憧れ、独りそちらに旅したことがあります
綺麗な所でした
 
とりあえず因習の廃止はよかったですね

知ってる人が学生時代からの彼氏の実家に行った所
あまりにしきたりが大変そうなので結婚話が破局に、という話を聞いた
・・家だったと思う
旧家は辛そうだ



259 :255:2001/07/31(火) 05:26
>36様
俺もなんか感激です。
こんなところで出会ってしまうなんて・・・。
 
俺が聞いたしろ蛇の伝説は「白蛇を見ると幸せになる」というのもあったような気がします・・・。
伝説が全部不吉なのはやな気分がしますねぇ。
因みに母方はARI・・・から始まります。


265 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/07/31(火) 20:12
>>259
もろに同じ名字です!こんな最果てでお会いしようとは(笑
嬉しい
母上によろしくー



267 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/07/31(火) 23:33
こんな、悪くすれば合えないような場所で、同じルーツを持つ2人が巡り合えるなんてすぱらしー。
偶然とは言えすげー。いや偶然だからすごいのか。
いいもん見た。良かったね!



268 :255:2001/08/01(水) 00:46
>>267
そうですな。でも込み入った話は止めましょう、
そのうちどこの人間か完璧にわかってしまいそうなので・・・(藁)


そんなことより先祖の因習で不安になっている人達!(遺伝的なところは難しそうなので除くが・・・)
そんなわけのわからんもので悩む必要なし!!強く生きましょう!
うちの母方は代替わりのとしも死人をださずにみんな結婚してよい家庭築いています。





http://2ch.nvxi.jp/r8/logs/1295172583.html#308


892 名前:本当にあった怖い名無し :2011/03/07(月) 15:50:36.85 ID:gVCRuSX+O
怖いかどうか分からんけど
俺のばあちゃん家は四国のド田舎にある未だにトイレはくみ取り式。
見た目も年季の入った建物。
 
周りもそんな建物ばかりが建ち並ぶ場所だからかどうかは分からないけど、
伝承みたいなものも多い

そのうちの一つが「狐の嫁入り」だ
知っている人も多いだろうけど天気雨が降る日は狐の嫁入りがあるとされる
 
そしてこの地域では天気雨の日、
近くにある山を眺めていると中腹あたりを光が列をなしているという 
それは今まさに狐が嫁入りのために行燈を炊き婿の元へ向かっている光景らしいのだ
俺も小さい時見た記憶がある

今は亡き祖父に天気雨の日、外に連れ出され
「○○、あれが狐の嫁入りや」
そう言って指を差した山に一列の淡い光が並んでいた
今思えば何かの自然現象なのかもしれないけどね
 
やっぱ怖くなかったな
すいません



海にまつわる怖い話・不思議な話 3


440 : 1/2:03/10/25 11:06
怪奇現象とかそういうんではないですが、子どもの頃に見て怖かった話です。 
私がまだ小学校の低学年だった頃の話なので、
ちょっとウロで申し訳ないですが、もしこれを読んで、場所とか謂れとかが分かる方いたら教えてください。


ある日、家族で海へ遊びに行き、船に乗せてもらってクルージングをしました。
と言っても、ちいさなモーターボートに乗せてもらって、
ちょこっと沖へ出る程度の安い観光です。
30分か1時間足らずのもので、場所は、神奈川県内の江ノ島(か、小田原あたりと記憶違いしてるかも)で、
海もどんより、景色も関東ではお馴染みの黒いガツガツの岩場くらいしか見る物のない、
子どもには退屈な観光だったのですが、
途中で変な物を見つけて、私は船のおじさんにそれが何であるかと訊ねたのです。

 
陸を離れて沖へ出たあたりで、海の中から唐突に岩が出ていて、
その上に 150センチくらい(?)の大きさのお地蔵さんが立ってるのです。


441 : 2/2:03/10/25 11:07
岩の大きさは5,6メートルくらいしかなく、人が乗れなくもない広さですが、
わざわざそこに乗る用事もなさそうな、殺風景な岩です。
 
船のおじさんの話しでは、むかし、6人(?)の兄弟が船でこの岩にやって来て
ここでケンカをしたか何かで、ひとりがこの岩に置き去りにされたそうです。
そしてそのまま、石になって、ここに立っているのだと言いました。


その石像が、道ばたでみかけるお地蔵さんに比べてずっと大きく、
ちょうど12,3歳の華奢な少年くらいに見えて、ぞっとしたのを覚えています。
もう30年近く前の記憶なんですが、今でもあるのでしょうか。
 
何ぶん海の上のスポットですから、
サーファーかダイバーか、釣り人でもなければ知らないのかとも思います。

あの賑やかな神奈川の海岸から沖へ出たところで、
ぽつねんと立つ哀れなお地蔵さんを思い出すと、ちょっと怖いです。



2003年第一回百物語


547 : あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/21 01:07  
浪江町大堀の共同墓地には、樹齢500年にはなろうという栗の大木があります。
秋になると実がいっぱいなり、熟して落ちてきますが、
その栗の実のどれをとっても、1つずつ歯形がついています。

  
むかし、この里に「あき」という10歳位の女の子がいました。
かわいそうに半年も病気で床についたまま、いよいよだめだと言う時が来ました。
  
そのいまわのきわになって、急に「あき」は生栗が食べたいと言い出したのです。
ちょうど初夏の頃で、栗の実などはどこにもなく、
親たちは途方に暮れてしまいましたが、
死んでゆく娘の願いはなんとしてもきいてやりたい、その一心で
山中をさがし歩き、 とうとう一本の栗の木の下に、土に埋まっていた栗の実をみつけました。
 
急いで家に持って帰り、「あき」の細い手に握らせてやると、
うれしそうに栗の実に歯をあて、そのまま息をひきとってしまいました。

  
親たちは悲しみに暮れながら、「あき」のなきがらとともに
栗の実を棺に入れてほうむりました。
  
それから幾年かたちました。
栗はいつの間にか緑の芽を出し、ついには今のような大木になったのです。

そして、不思議なことに、どの実にも必ず一つずつ歯形がついています。 

 けれども、この栗の苗木を他の土地に植えてみても、
歯形のある栗の実はならないということです。



不可解な体験、謎な話~enigma~ Part74


248 :本当にあった怖い名無し:2011/10/06(木) 18:25:01.81 ID:KC4bR25CO
二年位前に九州に旅行に行った時の話。

生憎天気は曇ってて時々小雨がぱらついたりしてたけど、
旅行に行ったのがちょうど七五三の時期だったから、晴れ着姿の子供があちこちにいっぱいいて、
微笑ましい光景だったのを良く覚えてる。


昼過ぎ位に某水源に着いて、入場料払って門をくぐった瞬間、視界の左側におかしなものが見えた。
なんか物凄い大きくて長い犬?みたいな生き物。
雨のせいで少し川の水量が増えてるっぽいにも関わらず、
その川と同じ位の太さがある胴体に、視界に収まりきらない位長い身体。
私の視線の先にはちょうど人の身体と同じ位太い足があって、
犬が伏せのポーズしてる時みたいに折りたたんでる感じだった。

訳が分からなくて目を見開いたまま視線をその犬?の頭がある方にずらしたら、
そいつは頭を気怠げに動かしてこっちを向いてきた。
…で、瞬きしたら消えた。

その後、突然無性に泣きたくなって30分位ベンチに座って泣いてた。

今思い出しても妙な体験だし、
その日から何故かお寺とか仏像とか見に行くと、身体が火傷したみたいに痛くなるようになった。




249 :本当にあった怖い名無し:2011/10/06(木) 18:35:26.75 ID:+X5Peid90
白川水源だな?



250 :本当にあった怖い名無し:2011/10/06(木) 20:12:21.21 ID:KC4bR25CO
はい、そこです



259 :本当にあった怖い名無し:2011/10/06(木) 22:37:48.43 ID:fz+wveNf0
阿蘇の方だと、年寄りが言う「ナガモノ」かもしれないね。
悪天候の水辺で出くわす魔物らしい。
形状は、赤塚不二夫のウナギイヌを実写化してでっかくした感じらしい。
遭遇すると熱出したり、最悪は突然死もありうるから、とにかく見てはいけない。
もしも居合わせてしまったら、絶対に目を合わせてはいけない。
目を合わせたら将来を食われてしまうって言われた。



260 :本当にあった怖い名無し:2011/10/06(木) 23:16:33.88 ID:rZjeXR1W0
えーーー!!
もっと神秘的な話かと思ったのに、ショックな話に
248が助かるヒント希望



262 :本当にあった怖い名無し:2011/10/06(木) 23:33:15.56 ID:fz+wveNf0
それが…ナガモノがいるから不用意に水辺に行くなと言ったのは、
祖父母やその友達などで、もれなくもう故人なんだよ。
ウナギイヌが画面に出てくるパチンコがあって、ジジババがナガモノだと言ってた。
ナガモノって名前や見かけても目を合わせたらいけないってのは、その時聞いた。

阿蘇は父方の里なので父が帰宅したら聞いてみるけど、
父は18才で阿蘇出ちゃったからあてにしないでね。



263 :本当にあった怖い名無し:2011/10/06(木) 23:38:20.26 ID:fz+wveNf0
補足、祖父母やその友人がもれなく故人なのは、ナガモノ関係なく寿命なんでご心配なく。
読み返したら何か紛らわしい書き方かな?と心配になったので。



264 :本当にあった怖い名無し:2011/10/07(金) 00:01:19.82 ID:fz+wveNf0
父帰宅。
ナガモノは、子供の頃に聞いたことがあるらしい。
やっぱり水辺に出る妖怪みたいなものだそう。
父はナガモノを見たことがなく、
赤塚漫画のウナギイヌは知っているけど、両者が似てるかどうかわわからないと言ってる。



265 :本当にあった怖い名無し:2011/10/07(金) 00:01:26.76 ID:KC4bR25CO
248です。
阿蘇の白川水源です。
湧き水の出る所で、奥の方にある神社見に行く途中で見かけました。

>>259
魔物…マジですか…
目は合わせて無いと思います。多分…


私が見たのはウナギイヌって言うよりは、白くて毛がツヤツヤしてる感じでした…
アフガンハウンドって犬がイメージ的に一番似てたと思います。
それが真っ白になってデカくて胴体がにょろーっと長くなった感じ。



266 :本当にあった怖い名無し:2011/10/07(金) 00:06:35.32 ID:bLCmhfUK0
今は父が酔ってる(ベロンベロンではないけど上機嫌でハイになってる)ので、
あまり真面目な話はできそうにない。
ただ、子供がナガモノに祟られたら、お寺に行って落としてたらしい。
やっぱり阿蘇の寺らしいんだけど、父に聞いてもよくわからない。
とりあえず、週末にでも父がシラフなときにもう一回聞いいてみる。



272 :本当にあった怖い名無し:2011/10/07(金) 00:18:03.82 ID:Qu6r+UKgO
ネバーエンディングストーリー知らなくて画像調べたら、ちょっと似てて吹いた(笑)

>>266
寺ですか…
痛いからって敬遠してたけど、やっぱりそういう関係なんですかね。
お地蔵様があるだけでも全身に鳥肌立つんですよ。



274 :本当にあった怖い名無し:2011/10/07(金) 00:21:31.61 ID:bLCmhfUK0
とりあえず明日明後日で父と話せたら聞いてみるよ。
父は詳しく知らなくても、叔父は今も阿蘇だから、ナガモノと言ったらなにかわかるかもしれない。

なにかわかったらここに書くのでいいかな?
一応何もわからなくても日曜には一報します。



275 :本当にあった怖い名無し:2011/10/07(金) 00:26:32.11 ID:Qu6r+UKgO
ありがとうございます。
御手数おかけしてすみません。

私は此処で大丈夫です。



279 :259 ◆ILvzO4V7lV3. :2011/10/07(金) 00:40:16.64 ID:bLCmhfUK0
了解です
一応トリ付けておきますね



300 :248 ◆ABL./2aY3Vf7 :2011/10/07(金) 20:00:02.54 ID:Qu6r+UKgO
母と母の友人が居ました。
母はその場所に違和感を感じたりしたそうですが、二人は見ていないそうです。



310 :本当にあった怖い名無し:2011/10/08(土) 01:18:57.00 ID:qeygSobS0
阿蘇のながものってのは文字通り「長いもの」で、大蛇や蛇神のことだよ。
零落した神の成れの果ての妖怪じゃなく、
今でも現役な古い神様だから、迂闊に無礼を働くと一生台無しになる。
つかれたり取り込んでしまった場合は、阿蘇神社か西巌殿寺でお戻りいただくのが筋なんだが、
西巌殿寺は消失してしまったから、寺よりしんどくても阿蘇神社しか残ってない。


作法
日の出前に阿蘇神社に入って手水して朝日を拝む。
その後、阿蘇神社の一宮からすべて順番に回る。
詣った後は仲抜けはしていい、けど日没前には絶対に境内へ戻ること。

日没の半時間前に手水、動作の最後に水を口に含んで日没を待つ。
今はネットで日没時間確認でくるでしょ。
日没を待って口の中の水を飲み込む。
再度手水をして、朝と同じく一宮から回って終了。


当日と翌日は肉を食べないこと。

蛇はしつこいの代名詞になる生き物なので、早く縁が切れるのを祈ってあげるよ。



355 :259 ◆ILvzO4V7lV3. :2011/10/09(日) 19:53:44.05 ID:5Mo25dBf0
金曜に>>266で父親に何か知ってないか聞くと約束した者です。

今の時点で特に進展とかなく、
父親に聞いた話も自分が子供に頃に年寄りから聞いたのと大筋同様な感じ。
ナガモノは水辺に出てくる妖怪で、姿を見ても見ないふりでスルー。
見てしまったら魂もっていかれるか、住み着かれるか、とにかくろくなことにならないから見たらダメ。
万一ナガモノを見て発熱したりしたら
住み着かれた(とりつかれた?)状態なので、お寺さんで抜いてもらう。
お寺さんじゃなくても、疳の虫の神社とかでもナガモノ抜きできると聞いた気もするがよく覚えてない。
地元のことに詳しいのは(父の弟=私の叔父)あたりだろう。


…ということなので、阿蘇に今も住んでいる叔父やいとこに電話で聞こうかと思ってる。
また何か聞けたら報告するけど今はここまで。



358 : 本当にあった怖い名無し:2011/10/09(日) 20:30:23.93 ID:HgYCQJ5HO
なんてこういう奴は情報小出しにしながら長ったらしく書くんだろうな



364 : 本当にあった怖い名無し:2011/10/09(日) 22:17:30.95 ID:xTky/hhI0
情報を小出しというが、>>259さんは週末じゃないと、
父親にきけないと書いてあるだろ。ちゃんと読めよ。



367 : 本当にあった怖い名無し:2011/10/09(日) 22:33:41.37 ID:c+0lpZ/B0
だってもう>>310に解決方法書いてあるんだから。
何でダラダラした情報を待たなきゃならんのだ。



384 : 本当にあった怖い名無し:2011/10/10(月) 05:52:31.72 ID:rCtUdnnw0
俺もナガモノの話気になって来た。もう少し聞いてみたい。


548 :259 ◆ILvzO4V7lV3. :2011/10/18(火) 03:07:31.76 ID:axUhOUxm0
以前に阿蘇のナガモノについて書いたものです。
迷惑がられたのでもう書かまいと思ったけど、
叔父から聞けた話がこのスレの上の方で対策を書いてる人のとなんか違うので怖くなって、
最後にそれだけ書きに来てます。


まず、ナガモノと関わったら行く先の神社とお寺さんは合ってるらしい。
お寺さんが燃えたのも合ってる。
違うのは神社で、「絶対に口に含んだ水を飲んじゃダメだ」と叔父が言ってました。
口をゆすいでちゃんと汚れを流さなきゃいけないって。
飲み込んだら意味がないみたいです。


ではこれで終わります。



死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?193他


484 :1/5: 2008/06/01(日) 10:49:58 ID:9qy47WcX0
これからの書き込みは怪談を紹介するというよりは
当時の当事者の目に触れて欲しいという意味で書き込みします。
だから相当具体的に場所や時期に触れますが、
とにかくそこでその時に起きた出来事を改めて確認したい、して欲しい、そういう気持ちでの書き込みです。


1984年の話です。
大阪千里丘の〇〇第二小学校に通ってたんだけど、
そこでは他の学校とかでは聞いたことない怪談?というか存在の話があった。
「SOSやめてください」という話。

学校の中にSOSという存在(おばけというノリではなかったと記憶してる)が潜んでいて、
体育館裏の小さなドア、もしくは旧校舎二階の奥、旧家庭科室に行くと
SOSと遭遇してしまう、と子供たちがいつも騒いでいた。
 



485 ::2/5: 2008/06/01(日) 10:59:55 ID:9qy47WcX0
ある朝、登校すると学校中が大騒ぎになっていた。

「SOSの足跡が天井に!」

旧校舎傍に倉庫?のようなトタン屋根の建物があったんだけど、その天井にSOSの足跡が現れた。
天井は吹き抜けで二階くらいの高さがあって、
その真中あたりに唐突に2つ3つの足跡が現れていた。


ところで俺は去年の七月(2007年)、
嫁と子供と三人で万博公園に遊びに出かけ、その帰りに
自分が子供の頃に住んでいた千里丘の町並みと、第二小学校の様子を眺めたいと
散歩がてらに立ち寄った。

学校は変わることなくそこにあった。
「そういえばSOSの足跡っていうのがあったな」と
俺は冗談半分の気持ちで旧校舎倉庫に向かい、天井を眺めた。

気味が悪いのは、子供の頃の記憶だけ、という話ではなく、
この時、改めてそこで足跡をはっきりと見た事。
大人になった俺の目で見てもそれは足跡で、はっきりそこに存在していたし、今もまだそこにある。


そこで俺は1984年のあの出来事を改めて思い出す。
記憶がクリアに思い出されて、心底気味が悪く恐ろしくなる



486 :3/5:2008/06/01(日) 11:07:19 ID:9qy47WcX0
ある日の授業中、どこか廊下から大勢の生徒がワーッワーッと騒ぐ声が聞こえてきた。
教室も騒然となったが、授業中だから先生に諌められた。

その後の休み時間、どこかのクラスの生徒が興奮した様子で教室に飛び込んできた。


「SOSが出た!!!まだいる!!!皆見てる!!!」

教室中、いや、学校中が大騒ぎになった。

「どこや!」
「二階の廊下や!」
「廊下の窓から旧校舎を見ると、旧校舎の二階にSOSがいる!!」
皆、ワーッと廊下に飛び出し走り出す。

何人もの先生が大声で生徒たちを注意したり叱ったりしているが、
その時のあのちょっと説明のしようがない異常な興奮状態は、先生たちでは止めようがなかった。
俺も流れに押し流されるように、やがて二階の長い廊下にたどり着いた。
「あそこや!!SOSや!!!」「SOSや!!!!」



487 :4/5:2008/06/01(日) 11:14:55 ID:9qy47WcX0
旧家庭科の窓の向こう、薄暗いもののはっきり見える窓の向こう、SOSがいた。
 
大きな茶色い顔で、角張った肩。
不思議そうなキョロキョロとした黒い目でSOSはこちらを見ていた。
泣き出す生徒、叫びをあげる生徒、興奮して
「くそう!おれがころしにいったる!!」と旧校舎に向かって駆け出す生徒。

しばらくして皆は口々に叫び始めた。
「SOSやめてください!!SOSやめてください!!」

SOS怪談にはあるルールがあり、
「SOSと出会ったら”SOSやめてください”と叫びつづけないと、SOSに殺される」というものだ。

皆は半ば恐慌状態でSOSに向かって「SOSやめて下さい!!」と叫びつづける。
俺も大声で叫びつづける。
SOSは茶色い大きな大きな顔をガラスに貼り付けるようにして、こちらを眺めていた。

後にも先にも、俺はああいう生き物を他でみたことがないし、
何かのみ間違えだったとは全く思わない。
先ほど駆け出した生徒たちが旧校舎の入り口のドアを叩いているのが見えた。
「SOSでてこいや!!おれがころしたる!!でてこいや!!」



488 :5/5:2008/06/01(日) 11:27:03 ID:9qy47WcX0
2008年の今、俺は切実な思いでこの話をここに書き込みたい。
1984年、大阪千里丘〇〇第二小学校であの時期、あの日、
SOSを見たあの生徒たちの誰かがこの書き込みを見てくれる事を真剣に願う。

あれは一体何だったと思う?あの日、あの後どうなった?
あれ以来SOSはまた現れたりしたのかな?

子供特有の思い込みや見間違いなんかじゃない記憶と事実を、俺は切実な思いでここに書き込む。
今も残るあの天井の足跡、あのガラスの向こうの大きな茶色い顔、
俺たちを興味深そうに眺めていたあの物静かな黒い目。

あいつは一体なんなのか、まだそこにいるのか、

夏に近くなる暑い日曜日の朝になるといつも、思い立ってあそこに行きたくなる衝動を未だに感じる。
あの日駆け出した生徒たちの様に、あそこに走っていって扉を開け、
あいつを捕まえて「SOSを捕まえた!!本当にいた!!」と叫びたい衝動に強く強く駆られます。


1984年のあの場所にいた俺と同じ、当時の子供にこの書き込みを伝えたい。
もしそういう人がいたら、この言葉を俺が紛れもなく俺があそこにいたという証拠として送る。

「〇〇〇〇のタイヤ」


物語めいた言い回しや最後の謎かけめいた書き込み、ウザかったらすいません、
でも俺が体験した出来事です。



529 :本当にあった怖い名無し:2008/06/01(日) 22:26:21 ID:43iNMt6r0
まさにその小学校、通っていたことがあるよ。驚いた…!
小学校5年生の2学期と3学期。
自分は1965年生まれだから、1976年か1977年くらいか?(早生まれではない)
少なくとも当時はそんな怪談はなかった。
まあ半年しか在籍しなかったから、聞き逃したのかもしれないが、
当時から自分は怖い話が好きだったから、耳にしなかった可能性は低いと思う。
だからその怪談はそれ以降に生まれたのだと思う。参考までに。



547 :484:2008/06/02(月) 04:11:58 ID:b8gBSjfV0
>>529
レスありがとう、真剣にうれしい…新校舎と旧校舎は分かるよね?

俺が在校していた時は「SOSやめてください」の前には
「体育館が火事になって、花子さんという子が犠牲になった。
だから二階の保健室の向かいのトイレには花子さんがいる」という
話が根強くあったらしいと聞いた事があるから、
>>529の時期にはそっちなら聞いた事あるかも?

「うさ〇や」が横にある学校だよね?



586 :本当にあった怖い名無し:2008/06/03(火) 01:41:55 ID:PABcmJZGO
同級生に直接聞けば?



600 :547: 2008/06/03(火) 04:52:47 ID:QYwsEhJf0
すごい聞きたいんだけど、途中で引っ越したから
当時の同級生の連絡先が全然わかんないんだよ~。
探偵ナイトスクープにも何回も何回も葉書出したんだけど、
内容が電波過ぎるのか何の音沙汰もないんだよ~。

でも全部本当に体験したことなんだよ。
集団ヒステリーとか先生のいたずらとか何でもいい、どんな事でもいい、
あの時あの場にいた別の人間から、一言でも言いからあの出来事は何だったのか知りたい。
これは微かにでも答えが出るまで一生引きずっていく事って気がする。



705 :本当にあった怖い名無し:2008/06/04(水) 01:00:09 ID:RhdNJbub0
具体的に絵に描いて。もしくは似てるもの教えて



707 :本当にあった怖い名無し: 2008/06/04(水) 05:17:49 ID:IVPm/udZ0
絵心なくてすまん、 こんな感じなんだけど…。
(リンク切れ)
横の白い四角は、向こう側の窓ね。
こんな感じで窓際からこっちをキョロキョロ見てた。


mixiとか同窓会で探せって言ってくれてた人も、
なんかいきなり「山田第二小学校の人、SOSを知りませんか」って
普通の場所でそういう事言うのってすごく変な気がして躊躇しちゃうんだよね…。
でもほんとにほんとの話なんだよー。



712 :本当にあった怖い名無し: 2008/06/04(水) 09:33:07 ID:yQwraHnYO
>>707
その絵を見て真っ先に思い浮かんだのはモナリザだな~
書き込みから察するに
旧校舎は入れないようになってたようだが
立ち入れない薄暗いところにモナリザの複製画が飾ってあったとか。

SOSのでた窓は大人になってから見学しにいかなかったの?

ちなみに天井や壁の高いところに足跡がついてるのってよくある
遊んで靴投げてついちゃったり
建設中に資材踏んでそれがそのまま使われたり。


ところでSOSの由来ってどんなだったの?
幽霊自体がSOSって名前ってことはその幽霊は助けを求めてたんだよね?



713 :本当にあった怖い名無し:2008/06/04(水) 09:33:44 ID:dFo4KVWd0
SOSってハンセン病(ライ病ともいふ)の感染者じゃないのか?
もしそーであれば、子供だから無知だからでは済まされん
不謹慎な差別にあたるぞ
戦国武将の大谷吉継もライ病感染で映画エレファントマンみたいに布で頭部を覆ってて
よくしらんが顔が崩れるらしい



715 :707:2008/06/04(水) 10:06:52 ID:IVPm/udZ0
見たのが体に障害のある人物、というのはまず間違いなく違うと思う。

というのも、当時から割と特殊学級の生徒たちと普通学級の生徒たちが
オープンに触れ合う形での教育がされてた記憶があって
児童保育教室(鍵っ子とかが時間を潰せる様に、放課後に工作や遊びをする教室)で
そういう子たちと混じって遊んでいたから、
どういう子がいるか、という認識はしっかりあった。


あとこの絵に描いたSOSが顔を出した部屋は、
基本的には生徒たちが足を踏み入れたりしちゃいけないとこで
そういう児童が一人でここにいるっていうのは、
当時通っていた人間からするとちょっと考えられないと思う。

(あと俺の年齢からして、治療方法が確立したライ病の方を隔離している、っていうのは
時代的に絶対あり得ない)


絵画っていうのはある意味すごくニュアンスが近いんだけど、
首がキョロキョロ動いていたんだよな~!
これは絶対。
足跡に関しては上で挙げてくれた説明で納得します!



716 :707:2008/06/04(水) 10:13:53 ID:IVPm/udZ0
あと>>712
名前の由来は分からない。
俺が転向で途中編入した時に、「おい、SOSの話教えたるわ!」っていきなり言われたから、
もうすでにだいぶ前から浸透してたんだよね。

あと、旧校舎の件の窓はコの字型に回り込んで校舎の中に入らなきゃいけないから、
流石に子供連れと言えどもこのご時世で、勝手に踏み込むのは問題かと思って入れなかったんだ。
すごく見たかったんだけど。


SOSっていう名前が浸透してるって自分で書いて気味が悪く感じるのが、
何故そんなな特殊な怪談がすでに浸透してたか考えると、
俺たちの世代が見たのが”一回目”じゃないのかもしれんね。
前回があったのかも。

あと広いテーマの話題のスレなのにコテハンみたいに話題に執着してしまってすいません。


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SOSやめてください 2

死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?

562 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/08/13 01:30

みなさん、初めまして。
「つりさがり」というものをご存知でしょうか?
おそらく初めて耳にする言葉だと思います。
 
昭和44年の頃でした。
青森県の某霊山で、この「つりさがり」の伝説を聞いたのが最初のことでした。
霊山の奥深くに、真昼でも薄暗い森があるのですが、
そこの木々に茶巾袋を
いくつも吊り下がっているところがあります。

これらの茶巾袋の中には、
お茶の葉のようなものが入っており、香りがしごく良いものです。
これが「つりさがり」と呼ばれたのは、かなり昔のことらしいのです。

3年前に他界した祖母から聞いたのですが、
この「つりさがり」というものは、村にとってタブーのものであり、
誰しもがその真相,意味を話したがらないそうで、 決して
人の目につかない場所にあるとのことでした。
 
私が「つりさがり」に興味を持ったのは、去年のことで、
実際に「つりさがり」を確認してきました。
そこで、村人がタブーとしている真相をここで記すことにします。

 
「つりさがり」とは、昔、村八分を受けた者達の
首を入れた袋のことです。
それを霊山の人里離れた場所に吊り下げておき、供養するというものです。
お茶の葉は、遺骨が風化したもの。 
香りは遺骨に繁殖した菌の臭いとのことらしいです。

 
今もその霊山では、多くの自衛隊の方が「つりさがり」を見るようです。
指揮官は、必ず「それはそういうものだから触れるな」としか
答えないとのことです。
現在も存在するので興味のある方は、見物されてはいかがでしょうか?



死ぬ程怖い洒落にならない話をあつめてみない?


 6 本当にあった怖い名無し 2009/11/17(火) 01:04:57 ID:JK7oSput0
私の実家は東北地方の小さい村にあります。
家は田舎ならではというか結構大きく敷地内には倉まであって
今思えばかなり裕福な家庭だったのかもしれません

その倉なんですが、小学生の頃よく親に隠れて中で友達と遊んでたりしました

ある日、2人で中の骨董品をいじっていた時に変な物を見つけてしまったのです。

大きさは大人のコブシぐらいで、黒い毛糸が絡まったボールのような物で
何であるかはよく分かりませんでした。

汚らしく、興味も無い私は元のソレを場所に戻そうとした時
友達の一人が何故か興味示したみたいでソレを私から取り上げ投げて遊びだしたのです。
その瞬間世界が暗転しました

気がつけば私は病院のベッドで寝ていました。

後日、親に状況を聞くとどうやら友達2人と川遊びをしていて流されて溺れたみたいで
一緒に居た友達の一人は亡くなっていたみたいです

その時はさっき見ていたのは夢だと思っていました。

退院して、親に付き添われて亡くなった友達の家に行った時仏壇を見て驚きました
お供え物の横に一つだけ明らかに異様な物があ死んで詫びろっったのです
それは、夢で見たあの黒い毛糸の塊で
友達の両親いわく、亡くなった時にポケットに大事そうにしまっていたそうです
私は急に怖くなって親の顔を見ると、何故か親の顔も険しくなっていました


帰路につく途中親が突然、私に問いただして来ます
倉を中の物に触ってないかとか色々と聞いてきました
私は正直に夢で倉で遊んでいた事話しました
親は険しそうな顔をしていましたが、その場はそれ以上何も聞いてきませんでした


それから20年近くたった最近になってあれは何だったのかを聞いてみたところ
昔、この地方は水害が酷く
それを治める為に人柱を使って増水を治めるという事していたみたいで
その時、犠牲になった人の毛髪を使ってお守りを作っていたらしいです
それが、あの毛糸塊だったそうです


師匠シリーズ

669 :先生 中編 ◆oJUBn2VTGE:2009/08/28(金) 23:04:09 4kHIdhSj0
顔だ。 顔入道。
生首のように洞窟の奥に詰まっている岩。
人工の光に照らされて、その白い表情が浮かび上がる。
人間のものというには大きすぎるその眉間には
皺が寄り、口はへの字に結ばれて、鼻の頭にもヨコに皺が入っている。
そして、その目はぐりんと剥かれて、こちらを凄い迫力で睨んでいる……
叫びそうになった僕を抑えてくれたのは、
シゲちゃんの一言だった。

「よかった。まだ怒ってない」
ふっ、と息が漏れる。
シゲちゃんの声も震えているけど、力強い言葉だった。
確かに顔は怒りを堪えているように見える。
シゲちゃんは「こないだきた時も、こんなだった」と言って、強張った顔で笑う。

顔入道は良くないことが起こる前触れに、怒りの顔に変わるという。
岩に描かれた顔の表情が変わるなんてあるもんかと思うのとは別に、
心のどこかでは、
ひょっとしてと怯えざるを得なかったのだけれど、
これを見ると、タロちゃんが洞窟に入るのを嫌がった訳がわかる。

昔からそうだったのか、
それとも、お祭りとして顔の塗り替えがされていた時に、最後の誰かが
こんな風にしてしまったのかは分からないけれど、
まるでこれから怒り出す寸前のような顔をしているのだ。
これではもう一度見にこようという勇気はなかなかわかない。

しまった。想像してしまった。
僕の膝はぶるぶると震え始める。
今にも顔が変わって怒り出すところを想像してしまったのだ。
もういけない。だめだ。
のっぺりした丸い岩に描かれただけの顔がぐわぐわと蠢いて、なにか恐ろしい怒鳴り声を上げる、
そんな想像が頭の中で繰り返しやってくるのだ。

目には炎が宿り、引き結ばれた口は開いて、赤い喉と牙が……

空気はシーンと冷えている。
張り詰めたような静けさだった。
対峙する白い顔のすぐ下には尖った石が突き出ていて、その石には白いものがこびりついている。
岩に顔を描いた時の塗料がついてしまったに違いないのだが、
その時の僕には、まるで折れた牙のようにしか見えなかった。


671 :先生 中編 ◆oJUBn2VTGE:2009/08/28(金) 23:11:15 4kHIdhSj0
僕はシゲちゃんをつつき、「行こうよ」と言った。
シゲちゃんも「あ、ああ」と頷いて後ずさりを始める。
だんだんと遠ざかり、顔が曲がり角に隠れて
見えなくなるまで、僕らは奥へ懐中電灯を向けたまま目を逸らせなかった。
目を逸らしたとたんに、
その怒りが爆発するような気がして。

その顔の向こう、
今は誰も行けなくなってしまった洞窟の
最深部には、お坊さんの即身仏があるはずだった。
けれどその時は、そんなことまったく頭の外だった。
顔だ。顔。顔。顔入道。
曲がり角で顔が見えなくなると僕らは振り向き、早足で元きた道を戻り始めた。

僕が先頭でシゲちゃんがシンガリ。
絶対にシンガリはいやだ。
白くて長い手が洞窟の奥から伸びてきて、足首をガシッとつかまれそうで。
でも懐中電灯を持っているのはシゲちゃんだった。
一本道だけれど完全に真っ暗な洞窟だったので、足元を照らさないと危ない。
息を殺しながら緊張して歩いていると、シゲちゃんが懐中電灯を渡してくれた。
ギリギリすれ違うくらいの広さはあったのに、
シゲちゃんは明かりをくれた上、シンガリも引き受けてくれたのだ。
親分だった。
やっぱり。

なんどか躓きそうになりながらも、ようやく僕らは洞窟の外へ出てこれた。
僕らの姿を見て、タロちゃんがビクッとする。
僕は息を整えながら、なにごともなかったことに安堵していた。
そしてシゲちゃんを振り返り、親指を上げて見せる。
シゲちゃんもニッと笑うと、同じように親指を上げた。
これで仲間だ。そう言われた気がした。

「どうだった」とタロちゃんが訊く。
「どうってことない。こないだと一緒」と、シゲちゃんはタロちゃんの背中を叩く。
「トカイもんが入ったんだ、約束通りお前も行けよな」
と言われて、
タロちゃんは生唾を飲みながら、こっくりと頷いた。
やっぱり一人で?と言いたげな視線をシゲちゃんに向けながら、
未練がましそうに懐中電灯を一本携えて、
タロちゃんは入り口に歩を進める。
可哀相だが仕方がない。
シゲちゃんも付いて行ってあげる気はないようだ。


673 :先生 中編 ◆oJUBn2VTGE:2009/08/28(金) 23:13:58 4kHIdhSj0
観念したタロちゃんが洞窟の中に一人で消えて行き、僕らは外でじっと待っていた。
そのあいだ、ふとあの赤い着物の幻のことを考える。
洞窟の奥は顔入道が塞いでいて、
そこまでの道は枝もない一本道だったし、気がつかずにすれ違うことだって出来ない。
なのに僕らは結局、洞窟の奥ではなにも見なかった。
ということは、やっぱりあれは幻だったんだ。

怖さのせいで見えるはずのないものを見てしまう、
というのはたまにあるかも知れないけど、
あの洞窟に相応しい幻は、お坊さんの姿のような気がして、
どうしてあんな赤い着物を見てしまったのか分からず、その理由をぼんやりと考えていた。

いきなりだ。
「ギャーッ」という声が洞窟の中から聞こえた。
僕らは思わず身構える。
シゲちゃんが懐中電灯を洞窟の奥に向けて、「どうした」と叫ぶ。
かすかな空気の振動があり、奥から誰かが走ってくるのが分かる。
緊張で手のひらに汗が滲む。
これからなにか恐ろしいものが飛び出してくる気がして、足が竦みそうになる。
シゲちゃんがゆっくりと洞窟の中に入ろうとする。
僕はそれを遠くから見ていると、暗闇の中から揺れる光が見えて、
次の瞬間なにかがシゲちゃんを弾き飛ばし、僕の方へ向かって突っ込んできた。
慌てて身体を捻ってそれを避ける。

その後ろ姿に、あ、タロちゃんだ、と思うまもなく、
それは目の前の崖で止まり切れずに、足を滑らせて転がり落ちて行った。
悲鳴が遠ざかって行き、
すぐに身体を立て直したシゲちゃんが崖に駆け寄る。
すぐに転がる音は止まったけれど、ちょっとした高さだ。ただでは済まないだろう。

けれど、その下から泣き声が聞こえてきたので僕はホッとした。
シゲちゃんが「待ってろ」と言って、崖を回り込んで助けに行く。

僕も追いかけようとして、ギクッと背後を振り返る。
洞窟の口がさっきと同じように開いていて、
その奥にはなにごともなかったかのように、暗く静かな闇があるだけだ。
でもタロちゃんは、なにかに怯えて逃げてきた。
そして勢いあまって崖へ。
僕はガクガクと全身が震え始め、
なんとか視線を洞窟から逸らし、そこから逃げるようにシゲちゃんを追いかけた。


675 :先生 中編 ◆oJUBn2VTGE:2009/08/28(金) 23:17:39 4kHIdhSj0
全身を強く打ったタロちゃんをシゲちゃんが担いで、僕らは必死に山を降りた。
公衆電話の置いてある所までたどり着くと、
そこから救急車を呼んだ。

深夜だったけれど、シゲちゃんの家とタロちゃんの家にそれぞれ連絡が行き、
僕らはこっぴどく叱られて、
病院に駆けつけたタロちゃんの家族に謝ったり、事情を聞かれたりして、
家に帰って布団に入ったのは明け方近くだった。
興奮していたけれど、
よほど疲れていたのか僕は泥のように眠った。

昼ごろに目が覚めてから、布団の上に身体を起こした。
昼に起きるなんてめったにないことで、
やっぱり朝とは違う感じがして、寝起きの清清しさはない。

僕は昨日の夜にあったことを思い出そうとする。
あの顔入道の洞窟で、僕とシゲちゃんは怒りを堪えているような顔を見た。
そして、入れ替わりに入っていったタロちゃんが、
悲鳴を上げて飛び出てきて、勢いあまって崖から落ちた。
幸い怪我は思ったほど大したことがなく、
右肩の骨にちょっとヒビが入ってるけど、
あとは打撲だそうで、しばらく入院したら戻ってこられるとのことだった。

だけど、僕には気になることがあった。
痛がって呻くタロちゃんをシゲちゃんが担いで山を降りていた時、
タロちゃんが繰り返し変なことを呟いていたのだ。
怒った。
顔入道が怒った。
そんなことをうわ言のように繰り返していたのだ。
それを聞いた時の僕は、
とにかくあの洞窟から早く遠ざかりたくてたまらなかった。
今にも巨大な顔が、憤怒の表情で闇の中を追いかけてきそうな気がして。

夜が明けて冷静になった今振り返ると、不思議なことだと思う。
あの洞窟は一本道で、ほかの場所には通じてないはずなのだ。
僕とシゲちゃんが顔を見てから、
タロちゃんが入れ替わりに洞窟に入って行くまで、
ほとんど時間は経ってないし、
僕とシゲちゃんが外で待っているあいだ、当然ほかの誰も入ってはいない。

だからタロちゃんは一人で洞窟に入り、
行き止まりの場所で顔入道を見てから、戻ってきただけのはずなのだ。
僕らが見た時には怒っていなかった顔入道が、
タロちゃんの時には怒っていたなんて、そんなことあるはずがない。
考えてもよくわからない。
タロちゃんは一体なにを見たのだろう。
聞いてみたいけれど、今は隣町の病院だ。
そんな変なことを聞きに行けない。


677 :先生 中編 ◆oJUBn2VTGE:2009/08/28(金) 23:21:54 4kHIdhSj0
「起きたか」
考え込んでいると、おじさんがやってきて「飯を食え」と言う。
シゲちゃんも起きてきて一緒に食べていると、おじさんにもう一度昨日のことを聞かれた。
「どうして夜にあんな山に登ったのか」と。
半分はお説教だ。
僕らは口裏を合わせるように、顔入道のことは言わなかった。
そうだろう。秘密を守るのは仲間の証なのだから。
ただ探検したかった。
もうしない。ごめんなさい。
そんなことを何度となく繰り返して、乗り切るしかなかった。

昼ご飯を食べ終わると、じいちゃんの部屋に呼ばれた。
僕とシゲちゃんは正座をさせられて、
じいちゃんの険しい目にじっと見つめられる。
お説教なら別々にせずに一度にしてくれよ、と思いながら俯いていた。

「顔入道さんだな」
と、じいちゃんは言った。
僕は驚いて顔を上げる。
じいちゃんは顔入道のことを知っていたらしい。
「わしらも子どもの時分に、見に行ったものだが」と、眉間に皺を寄せた。
そして、「あれは、おそろしいものだ」と呟く。

どうやらじいちゃんの子どものころにも、顔入道が怒ったことがあるらしい。
その時にはなにか大変なことが村に起こったそうだが、
詳しくは教えてくれなかった。

顔入道さんにはもう近づいてはならないときつく厳命されて、僕らは釈放された。
さすがにシゲちゃんもしょげかえっていて、元気がなかった。
竹ヤブ人形事件の時よりも、大ごとになってしまったからだ。
次のイタズラを思いついて
目の奥がぴかりとするのは、まだ先のことだろうと僕は思った。

その日は結局、夏休み学校には行けなかった。
午前中を寝て過ごしてしまったのだから仕方がない。
僕は昨日あったことを先生に聞いてほしかった。
こんな不思議なことが世の中にあるんだということを。

けれど同時にこうも思う。
先生ならこの出来事に、
僕には思いもつかなかったような答えを見つけ出してくれるんじゃないかと。


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