サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

タグ:呪い

328 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:14:00 ID:0GDcLRRy0
M「そして、13年目に事件が起きた。
その時、全ての箱は1箇所に保管されてたんだが、監視を立ててね。
そして事件が起きた。
11歳になる一人の男の子が、監視の目を盗んで箱を持ち出してしまった。
最悪なのが、それがチッポウだったってこと。
箱の強さは、イッポウ<ニホウというふうに、数が増えれば強くなる。
しかも、出来上がって間もないチッポウ。

箱の外観は分かるよな・・・Sが楽しく遊んだっていうように、非常に子供の興味を引くであろう作りだ。
面白そうなおもちゃを手に入れた男の子は、
家に持ち帰り、その日のうちに、その子を含め家中の子供と女が死んだ。


住民たちは初めて箱の恐怖を、
この武器が油断すれば自分たちにも牙をむくということを改めて痛感した。
そして一度牙をむけば、止める間もなく望まぬ死人がでる。確実に。
そして恐怖に恐怖した住民は、箱を処分することを決めたそうだ」




329 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:14:15 ID:0GDcLRRy0
M「それからは大体分かるよな。
代表者5人が、俺の家に来たんだわな。そして、俺の先祖に処理を頼んだ。
しかし、箱の力が強すぎると感じた俺の先祖は、箱の薄め方を提案したんだ。

それはJさんの言った通りの方法。
そして、決して約束の年数を経ない箱を持ち込まないこと。
神社側からは決して部落に接触しないこと。
前の管理者が死んだ後、必ず報告をすること。

箱ごとの年数は、恐らく俺の先祖が大方の目安・・・
箱の強さによって110年とか、チッポウなら140年ほど。
箱の管理から逃げ出せないよう、そのルールを作ったんだ。

で、班毎に分かれたあと、一人の代表者を決め、各班にその代表者が届けた。
そしてどの箱をどの班に届けたかを俺の神社に伝え、
俺の祖先が控えた後・・・その人は殺される。
これで、どの箱をどの班がどれだけの年数保管するのかは分からない。
そして、班内以外の者同士が箱の話をするのを、タブーとしたそうだ。

なぜ全体で管理することにしなかったのかは、
恐らくだが、これは俺のじいちゃんが言ってたんだが、
全体で責任を背負って責任が薄まるよりも、少ない人数で負担を大きくすることで、
逃げられないようにしたんじゃないかな?


で、約束の年数を保管した後、持ち込まれた箱を処理したと。
じいちゃんの運の悪いところは、
約束の年数ってのが、じいちゃんとおれのひいじいさんの代に、もろ重なってたってことだ。

箱ごとの約束の年数っていうのは、
法則とかさっぱり不明で、他の箱はじいさんの代で全部処分できたんだが、
チッポウだけはやたら長くて、俺の代なんだよなぁ・・・
まだ先だと思って何もやってなかったけど、真面目にせにゃ・・・」



330 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:15:10 ID:0GDcLRRy0
M「これで全部だ。箱に関すること。俺が知ってること。
そして、俺が祓ったチッポウは、最初に作られたチッポウだってこと」


それと、Mはさっき電話で、
M「箱の年数は、どうやって決めたのかは分からない。
俺の先祖が、箱について何かしら知ってたのかも知れないし、
AAという人物からそういう話があったら、そうしてくれと頼まれていたのかもしれない」
と言ってました。


以上が昨日の夜の出来事です。
もうね、三文小説のネタにでもなりそうなお話で、
現実に箱事件を目の当たりにした俺も、何がなにやらで混乱してます。



331 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:15:22 ID:0GDcLRRy0
これ、ホントは掲載するのどうしようか、本気で迷いました。
明らかにタブーなことだろうと思うし、部落の人にとっては絶対外に漏れては困ることでしょうし・・・
ただ、箱は残りふたつってMが言ってました。

チッポウが2。
これは責任持ってMが処理するって言ってたのと、
俺ら4人、話を聞いても謎な部分が多すぎて、皆さんの力を借りたいって思ったから、
掲載することにしたんです。
冒頭で言ってた、『お願いしたいこと』って言うのがそれなんです。
この話読んだ後、なにかこれに関する情報があったら教えていただけませんか?

詳しい地域とか明かせないし、
みんなの名前も怖いから教えられないんですが、俺達の個人的な欲で知りたいんです。

Mの話を聞いても、MとMのとおちゃんにも不明なことは多いらしく、
また、Sとその家族、Kも出来うる限り知りたいと。

Mも「今の時代なら分からない部分が少しは埋まるかも」と。
オカルトチックな話で、信憑性もかな~~~り薄いことだろうと思います。
俺も箱を実際見とらんかったら信じてないと思うしw



332 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:15:40 ID:0GDcLRRy0
AAが誰なのか、もともとは何処から来たのか?
AAは箱の作り方を何処から知ったのか?
また、AAなる人物はどういう理由で隠岐に居たのかとか、
ハッカイとかいう最初の箱はドコに行ったの?とか、
AAはその後どうなったの?とか、
ハッカイ使ってAAは何をしたの?とか、

隠岐は、京都付近の政治犯が送られて来たってのは習ったんでしってますが、
この箱の作り方が、京周辺にあるものなのか?とか。


これは俺のルーツ知れるかなぁっていう、個人的な欲も含まれています。
父母が生きてた時、父方の先祖は隠岐から来たってのは聞いてたんですが、
詳しいところは不明なんで、俺がAAと関わりあるのかは不明なんです。
妹どもも、もちろん知ってるわけないし、
母方のばあちゃんに聞いてもわかるわけねぇし・・・

歴史に詳しい方、ハッカイとか言う言葉が出てくる郷土史、昔話など、情報でてこないですかね?



333 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:15:56 ID:0GDcLRRy0
箱の呼び名の由来も不明ですし。
ただ、俺の想像なんですが、
イッポウ、ニホウとかは、『一封』、『二封』~~で、ハッカイって言うのは、『八開』なのかなとも。


俺らの名前、特に俺自身の苗字を明かせない、地域の名前とか肝心な部分を伏せてるとか、
こんな状態でお願いするのはお願いになってないし、失礼だとは思いますが、
何か情報があったらぜひお願いします。
俺自身も、図書館等で郷土史など調べてみるつもりです。

何か分かったら、またここに書き込むつもりです。
よろしくお願いします。



334 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:16:28 ID:0GDcLRRy0
それと最後に。
最後のMの話なんですが、俺自身の思うところや感想を、
Mの言葉を借りて、勝手に盛り込んでる文章になってるかもしれません。
Mは「こんなかっこつけぇな話し方しねぇよ!」って言ってましたしw

ただ、それほど強烈に心に食い込む話だったんです。
何も思わず、何も語らずってこと、俺には出来ないです。
でしゃばりかもしれませんが、お許しください。


『2重カキコですか?』『連続投稿ですか?』って怒られるほどの長文ですが、
目を通していただけたこと、お礼を申し上げます。

サンクスコ

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314 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:07:39 ID:0GDcLRRy0
M「俺は怒ってますよ。俺の父もね。
ただ、顔も知らない先祖の約束を守り続けないといけないって言うのは、相当酷な話だというのも分かります。
逃げ出したいって気持ちも。
俺だってそうでしたから。
俺だってあの日、箱を見ただけで逃げ出したかった。
わずかな時間のことだったのに、本気で逃げようかと思った。
アレを下手すれば十数年、下手すれば何十年保管するなんてどれだけ怖いのか。

でも、もしこういったことがここ全体で起きてるのだとしたら、
残りの箱の処理に関しても問題が起きます。

Sはたまたま、本当にたまたま箱に近づかなかったっていうだけで、
たまたま、本当に偶然あの日、俺と会うことになってたってだけで・・・
もしかしたらSは死んでたかもしれない。
そしてもしかしたら、他の箱で被害がでているかもしれない。
だから、なぜこういうことになってたのか、話していただけませんか?


それと、こいつ(Kのこと)はその場に居た女です。もちろん子供を生める体です。
部外者ではないです。被害者です。
それとこいつは(俺のことです)部外者かもしれませんが、そうでもないかもしれません。
こいつの名前は◎○です。
ここらじゃそうそうある苗字じゃないですよね?◎○です」


俺はなんのことやら分からなかったです。
ただJさんが俺の方をみて、「あぁ・・・そうかぁ・・・」って。





315 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:07:54 ID:0GDcLRRy0
Jさんの話に行きますね。(一部S父母の通訳付きです)


J「まず、箱のことを説明したほうがいいですかな。
チッポウ(シッポウかと思ってましたがチッポウらしい)は、
Sの家、J家、そして斜め向いにあったT家の3家で、管理してきたものです。
3家に割り当てられた箱です。

そして、あの箱は3家持ち回りで保管し、家主の死後、次の役回りの家の家主が
葬儀後、前任者の跡取りから受け取り、受取った家主がまた死ぬまで保管し、
また次へ、次へと繰り返す。
受取った家主は、跡取りに箱のことを伝える。
跡取りが居ない場合は、跡取りが出来た後伝える。
どうしても跡取りに恵まれなかった場合、次の持ち回りの家に渡す。

他の班でも同じです。
3家だったり4世帯だったりしますが。
そして、他の班が持っている箱については、お互い話題にしないこと。
回す理由は、箱の中身を薄めるためです。
箱を受取った家主は、決して箱に女子供を近づけてはいけない。

そして、箱を管理していない家は、管理している家を監視する。
また、Mの家から札をもらい、箱に張ってある古い札と貼り替える。
約束の年数を保管し、箱の中身が薄まった後、Mの家に届け処理してもらう。
M神社(仮にそう呼びますね)と昔にそういう約束をしたらしい」

M「それで、俺の家は昔の約束どおり、持ち込まれた箱を処理・・・供養してたんだ。
ここにある全ての箱と、箱の現在の保管者の管理簿つけて」



316 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:08:19 ID:0GDcLRRy0
J「そうです。本来なら私が、S爺が亡くなったときに、箱を引き継ぐはずでした。
でも、本当に怖かったんです、
申し訳ない許して欲しい。
Tの父親が死に(Sの家の前任者です)、引き継いだS爺も立て続けに死に、
男には影響ないと分かっていても怖かった。
そんな状態で、いつS父が箱を持ってくるのか怯えてたんです。


でも、葬儀後、日が経ってもS父がこない。
それで、T(S家の前任者の跡取り)と相談したんです。
『もしかしたら、S父は何も知らないのかもしれない』
『箱から逃げられるかもしれない』と。

そしてまず、S父に箱のことをそれとなく聞き、何も知らされていないことを確認しました。
そして納屋の監視は続け、
S家に箱を置いたままにしておくこと、
Tは札の貼り替えをした後、しばらくして引っ越すこと。(松江に行ったらしいです)
そうすれば、他班からは『あそこは終わったんだな』と思ってもらえるかもしれないから。
引き継ぐはずだった私が、S家の監視を続けること。
そして、約束の年が来たら、Jが納屋から持ち出しM神社に届けること。


そして・・・本当に、本当に申し訳ない。
それまでに、箱にSやSの母が近づいて死んでしまったとしても、
『箱のことはSの家は知らない。他班の箱のことは触れることは禁止だから、ばれることは無いだろう』
と、Tと相談したんです。
本当に申し訳ない。
だから、他班の箱のことは分からない。こんなことは無いと思う、申し訳ない」

Jさんは土下座して、何度も謝ってました。

S父さんは死んだS爺さんに、納屋には近づくなとは言われていたそうです。
また、実際気味の悪い納屋で、あえて近づこうとは思ってなかったようです。
Sも同様に。



317 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:08:35 ID:0GDcLRRy0
それで今回、どうせなら取り壊そうという話になり、
中の整理をしていて、そのときにSが箱を見つけてしまった・・・という経緯でした。

S父さん、S母さん、S婆さん、信じられないという感じでしたが、
ただS婆さんだけが、なにやら納得したような感じで、
S婆「納屋はだから近づかせてもらえなかったのか」という風なことをおっしゃってました。



319 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:10:17 ID:0GDcLRRy0
M「なるほど、そういうことでしたか・・・
引継ぎはしなかったとはいえ、監視しなければならず、結局は箱から逃げることは出来なかったんですね。
結局苦しんだと。
決まりの年までたしかあと19年でしたよね?
・・・引き継いでいたとしても、結局は俺が祓うことになってたのかなw


S父さん、S母さん、S婆さん、S・・・現実味の無い話で、まだ何が何だか分からないと思う。
でもこれは現実で、このご時世にアホみたいに思うかもしらんが、現実で。

でも、Jさんを怒らないであげてほしい。
あの箱が何か知ってるもんにとっちゃ、それほど逃げたいもんだけん。
まぁ、もう箱はないんだけん安心だが?
面白い話が聞けて楽しかったと思って、Jさんを許してやって欲しい。Jさんを許してやって欲しい」


Jさんうつむいて、うなだれて、
見ててなんだか痛々しかったです。



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43 :小箱 912 :2005/06/06(月) 22:35:54 ID:lJdBivui0
おまたせしました。
いやはや、なんだか大事になってますね、単独スレまでたってるとは。

俺の住んでるとことはど田舎で、地域限定されて見物客?とか来られたら、
さすがに俺も怖いので、あまり地域は追求しないでください。

部落差別は少なくなったといいますが、俺は見えにくくなっただけだと思っています。
そういった一部の人たちが、新たな差別を生む可能性も怖いので。

ただ、皆さんの推察どおり島根県です。(ばればれですかねw)
(俺のおしゃべり癖を多少後悔・・・だってね、俺も情報欲しいんよ・・・ここなら集まりそうじゃん)


さすがに大事になっており、やばいかなって思ったので、さっきMとSに電話してこの経緯を伝えました。

Mいわく、「別にここがどこか分かったって、詳細なんかわかりゃしないよ。安心しろビビリ」とのことです。

電話ついでにというか、昨日Mに聞きそびれた事を質問してみました。

1.あの場にいたS以外の人間、つまり俺とKは大丈夫なのか。
2.また、俺の家に来る前に、件の小箱で遊んでたという家族は大丈夫なのか。
3.頼むよ!まじアレなんだったの!?気になって毎夜6時間しか寝られないよ!
以上3点です。


以下Mの回答。
1.2.の回答。
アレは子供と子供を生める女にしか影響なし。
Sの父と弟は問題外。母は・・・閉経してるんじゃないか? Sのばあちゃんもな。もちろんA(俺)も大丈夫。

Kについては危ないかなと思ったけど、触れた時間が短かったため問題なしだろう。
いざとなったら、とおちゃんがいるし大丈夫。
(あの日は旅行で、Mの母と外出してたそうです) とのこと。





44 :小箱 912 :2005/06/06(月) 22:36:18 ID:lJdBivui0
3.実はM自身も詳細は知らないらしい。
ただコトリバコは、『子取り箱』だそうです。

*本当かどうかは不明です。
俺を何とか反らそうと、ウソついたのかもしれないですが・・・
昨日の会話の口ぶりからして、知らないはずが無いと思ってます。
ただ、そこまでして隠すほどのことだってことでしょうか。なおさら怖いけど気になります。


また単独スレの>>31さんの言われる、
『狐酉』がどうかはその時点ではきいてなかったので不明です。 (電話のあとで気づいたため)


次、Sちゃんとの会話ですが
要約すると、 あの後、業者が納屋を解体しにきたのですが、
そのときお隣のおじいさんと一騒動あったそうで、
そのときの内容を、明日3人に話しておきたいと。(M、俺、K)
で、S曰く、自分も恐怖より好奇心が勝ってるということ。
当事者として何があったのか、アレはほんとに何だったのかをせめて知りたい、ということでした。
(さすがだぜSちゃん!)


で、今Mに話したらOKということで・・・
ちょっと考え込んでましたが。
明日M、S、K、A4者会談開催してきます。Kは来るか分からないけど。

Mのお父さんに話を聞ければ一番いいのでしょうが、
さすがにMが渋ってるのに、お父さんに直談判って訳にはいかないでしょうね・・・
もし聞くことが出来れば聞いてみます。


ここまで来たら全部知りたいなぁと思ってます。
書き込んでみてよかった。だいぶ焦ったけどw
でも、友達なくすようなことはしたくないので、M、S、Kの誰からかストップかかったらカキコは止めますね。
現時点では好奇心にかき消されてますが、罪悪感もあるので。



308 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:05:48 ID:0GDcLRRy0
昨日の経緯を書きます。
嫌になるくらい長文です。
載せようかどうかかなり迷ったんですが、4人で相談し、それぞれ思うところもあり、掲載することにしました。

最後にお願いもあります。
かなり長い話だったので、まとめも時間がかかり、
また、俺自身かなり衝撃的なことを偶然聞かされたので混乱してます。
また、5時間近く話しをしてたので、
会話の細部は記憶を頼りにかなり補完して、会話らしくしているということも了承してください。
あと、主要な発言しか書いてません。
伏せてる部分も多々あります。
(一応MとSに見てもらい、修正いくつかしてからアップしてます)
文章ぐだぐだかもしれませんがご勘弁を。


*文中、『部落』とか『集落』という言い方してますが、実際の話の中ではそう読んでいません。
あくまで便宜上の言い方です。
一応ひどい言葉らしいので、伏字みたいなものと思ってくださいね。



310 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:06:27 ID:0GDcLRRy0
6日夜の時点では当事者4人、
俺の家でSの話を聞くという予定だったのですが、
SがSの家族、そして納屋の解体の時に一騒動あったという、
隣家のおじいさんも交えて話がしたいとのことで、Sの家に行くことになりました。


M、S、K、A(俺)。
それと、Sの父はS父、母をS母、Sの祖母をS婆、SのおじいさんをS爺、隣のおじいさんをJとしましょうか。
タイプたいぎいので。(S弟は仕事のため不在)


話の内容は以下のようなものです。
それと、方言で書くのはなるべくやめます。JとS婆の話、ほとんど異国語なのでw



311 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:06:42 ID:0GDcLRRy0
◎まず、Sが事件の後、納屋の解体業者が来た時の話を。

俺の家での出来事の2日後になります。


5月23日、頼んでいた業者がきて、解体用の機械を敷地に入れ作業に入ろうかというとき、
S父に隣家のJが話しかけてきたそうです。
S父がおじいさんに納屋を解体することを伝えると、Jは抗議してきたそうです。

S父ともめてたそうで、その声を聞いたSが、
「もしかしたらあの箱のことを知っているのかも」と思い、Jに聞いてみようと外にでたそうです。
この時点でSは、家族にあの日のことは話してなかったそうです。


「納屋を壊すな!」というJに対し、
「反対する理由はあの箱のことかなのか」「あの箱はいったい何なのか」という様なことを聞くと、
Jは非常に非常に驚いた顔をし、
「箱を見つけたのか」
「あの箱はどうした?」
「お前は大丈夫か?」とあわてた様子で聞いてきたそうです。

Sが事件の経緯を話すと、Jは「自分の責任だ。自分の責任だ」と謝ったそうです。

そして、「聞いておかんかったからこんなことになった」
「話しておかんかったからこんなことになった」
「近いうちにお宅の家族に話さないけんことがある」と言い、帰って行ったそうです。

そしてSは、ポカンとしてるS父に、事件のことを話したそうです。

そしてJの話を聞いてから、俺らに話そうと思ってたのですが、
Jが話しに来る素振りを見せずイライラしてたところに、昨夜俺から電話があったと言うわけです。

そして、昨日俺の電話を受け、Mも来るなら今日しかないと思い、
その『話さないといけないこと』を今日話して欲しいということで、Jを父と一緒に説得して、
来ていただいたそうです。



312 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:07:02 ID:0GDcLRRy0
◎次に、Mの話。


S父がJに「お話いただけますか?」と言うと、俺とKが居ることで、話していいものか悩んでいた。
(部外者ですもんね)

と、このあたりで、
M「先に話させてもらっていいですか?」
そういってMが話し始めました。


M「Jさん・・・本来、あの箱は今あなたの家にあるはずでは?
今の時代、呪いと言っても大概はホラ話と思われるかもしれないが、この箱については別。
俺は祖父、父から何度も聞かされてたし、実際、祖父と父があれを処理するのを何度か見てきた。
箱の話をするときの二人は真剣そのものだった。
管理簿もちゃんとある。
それに事故とはいえ、箱でここの人が死んだこともありましたよね。

今回俺が箱に関わったってことと、
父が少し不審に思うことがあるということで、改めて昨夜、父と管理簿を見たんです。
そうしたら、今のシッポウの場所はJさんの家になってた。そうなると話がおかしい。

父は『やっぱり』と言ってました。
俺の家の方からは接触しないという約束ですが、今回ばかりは話が別だろうと思って来ました。
俺の父が行くといったのですが、今回祓ったのは俺なので俺が今日来ました」


Jさん、そしてその他一同は黙って聞いてました。
MとJにしか分からない内容なので。



313 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:07:21 ID:0GDcLRRy0
M「それでですね、Jさん。
あなたの家に箱があったのなら、
Sのお父さんが箱のことを知らないのは仕方がないし、なんとか納得はできます。
Sのおじいさんは◎△(以下T家としますね)さんから引き継いで、
すぐに亡くなられてますよね。
(Sのおじいさんは俺らが知り合った時、つまり厨房の時にはすでにお亡くなりだそうです)

M「管理簿では、T家⇒Sの家⇒J家の移動が1年以内になってました。
Sのおじいさんが、お父さんに伝える時間が無かったのだろうと理解はできるんです。
それに約束の年数からいって、Sのお父さんに役回りが来ることはもう考えにくい。
あなたかT家で最後になる可能性が高いですし。


でも、今回箱が出てきたのはSの家だった。これはおかしいですよね。
俺、家のことはあまりやってなかったので、管理簿をまじまじと見たことなんてなかったんですが、
昨夜父と管理簿をみて正直驚きましたよ。

Sの話をさっき聞くまでは、もしかしたら何か手違いがあって、
あなたも箱のことを知らなかったのかもしれないと考えてたのですが、あなたは知っていますよね?
知っていたのに引き継いでいない。
そして、Sの家にあるのを知ってて黙っていた。

 
俺、今回のこと、無事に祓えたんで、あとは詮索されてもとぼければ済むかなって思ってたんですよ。
何かの手違いで、Sの家の人みんなが知らなかっただけで、結果オーライというか・・・
正直焦りまくったし、ビビリまくったけど・・・

今日だって、昨日父と管理簿見てなかったら、ここには来てなかったと思います。
本来の約束なら、俺の家からこっちに来ることは禁止ですからね。
だから、今日俺が来たってことは伏せておいて欲しい。
でも、そういうわけには行かなくなったみたいです」


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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?


912 :小箱 1:2005/06/06(月) 12:57:48 ID:lJdBivui0
俺、暇なときにまとめサイト見てる者です。
俺自身霊感とかまったくなくて、
ここに書き込むようなことはないだろうなぁって思ってたんですが、
先月あったホットなお話を書き込もうかと思い、ここに来た次第。
一応、話の主役の許可は取って書き込んでます。
ここなら多くの人が信じてくれそうなので。
長文かも。(文才もなく、長文カキコもほとんどしたこと無いので読みにくいかも)


冒頭述べたように、俺自身にはまったくもって霊感などは存在してません。
なのでこれ、ホントに霊とか絡んでる話かは俺には判別不可。
皆さんに判別してほしい。
会話の内容も、覚えてるものを書いているので、かなり乱文かもしれません。


で、本題。
この話は、霊感の強い友達の話。
その友達は中学生の時からの付き合いで、
30手前になった今でもけっこう頻繁に遊んだり、飲みに行くような間柄。


そいつん家は、俺らの住んでるところでも、
けっこう大きめの神社の神主さんの仕事を代々やってて、
普段は普通の仕事してるんだけど、
正月とか神事がある時とか、結婚式とかあると、あの神主スタイルで拝むっていうのかな?
そういった副業(本業かも)をやってるようなお家。
普段は神社の近くにある住居にすんでます。


で、その日も飲みに行こうかってことで、とりあえず俺の家に集合することになったんです。
先にそいつと、そいつの彼女が到着して、ゲームしながらもう一人の女の子を待ってたんです。
その神社の子をM、遅れてくる子をS、俺のことをAとしますね。
Mの彼女はKで。





913 :小箱 2:2005/06/06(月) 12:58:15 ID:lJdBivui0
しばらくゲームしながら待ってたら、Sちゃんから電話がかかってきたんです。


S「ごめんちょっと遅れるね、面白いものが納屋から見つかって、家族で夢中になってた~
Aってさ、クイズとかパズル得意だったよね?
面白いものもって行くね!もうちょっと待ってて~~~」
ってな感じの内容でした。

で、40分くらいしたころかな、Sちゃんがやってきたんです。


その瞬間というか、Sちゃんの車が俺ん家の敷地に入った瞬間かな、
Mが「やべぇ。これやべぇ。やべ・・・どうしよ・・・父ちゃん今日留守だよ」って言ったんです。
俺「ん?Mどうしたが?また出たんか?」
K「大丈夫!?またなん?」
M「出たってレベルのもんじゃねぇかも・・・はは・・・Aやべぇよこれ、Sちゃん・・・まじかよ」

Mは普段、霊感あるとかオバケみるとか神社の仕事とか、
あまり話題には出さないんですが、たまにこうやって怯えてるんですよ。
俺もSもKも、そのことは知ってるんですが、
Mが突っ込んだ話されるのを嫌がるので、普段はあまり話題にしません。


Sちゃんが俺の部屋まで上がってきました。
Mは顔面蒼白ってかんじで、
M「Sちゃんよ・・・何持ってきたん?出してみ・・・」
S「え?え?もしかして私やばいの持ってきちゃった・・・のか・・・な?」
M「うん・・・」
S「これ・・・来週家の納屋を解体するんで、掃除してたら出てきたん」
そういってSちゃんは、木箱を出したんです。


20cm四方ほどの木箱でした。
電話でパズルって言ってたのはこのことだろう。
小さなテトリスのブロックみたいな木が組み合わさって、箱になってたと思う。



914 :小箱 3:2005/06/06(月) 12:59:09 ID:lJdBivui0
M「それ以上触んなや!触んなや!!」
その瞬間、Mはトイレに猛ダッシュ。
「おぅえぇええ。ぅぇえぇうぇええええ」
嘔吐の声が聞えてきました。
Kがトイレに行って、Mの背中をさすってやってるようでした。(良い彼女だ・・w)


一通り吐き終えたMが戻ってきました。
Mが携帯を取り出し電話をかけました。

M「とうちゃん・・・コトリバコ・・・コトリバコ友達が持ってきた。俺怖い。
じいちゃと違って俺じゃ、じいちゃみたくできんわ・・・」

M泣いてました。
とうちゃんに電話かけて泣いてる29歳・・・
それほど恐ろしいことなんでしょう。俺も泣きそうでした。


M「うん付いちょらん、箱だけしか見えん。跡はあるけど、のこっちょらんかもしらん。
うん、少しはいっちょる、友達のお腹のとこ。シッポウの形だと思う・・・
シッポウだろ?中に三角ある。シッポウ。
間違いないと思う、だって分からんが!俺は違うけん!」


なにやら専門用語色々でてたけど、繰り返していってたのはコトリバコ、シッポウ。
もっと色々言ってたけど忘れました。ごめん。


M「分かったやる。やる。ミスったら祓ってや、とおちゃん頼むけんね」
Mここで電話を切りました。


最後にMは2分ほど思いっきり大泣きして、
しゃくりあげながら「よし」と正座になり、自分の膝のあたりをパシっと叩きました。
もう泣いてませんでした。
なにか決意したようで。



916 :小箱 4:2005/06/06(月) 13:04:52 ID:lJdBivui0
M「A・・・カッターか包丁貸してごせや」
(「ごせ」ってのはうちらの方言で、~してくれとかの語尾ね)

俺「お、おい、何するん!?」
M「誰か殺そうっちゅうじゃない、Sちゃん祓わないけん。
Sちゃん、俺みて怯えるなっちゅうのが無理な話かもしらんが、怯えるな!
KもAも怯えるな!とにかく怯えるな!怯えるな!!負けるか!負けるかよ!!
俺が居る!怯えるな!怯えるな!
なめんな!俺だってやってやら!じいちゃんやってやら!見てろよ糞!糞ぉおおおおお!」


Mは自分の怯えを吹き飛ばすかのように、咆哮をあげていました。

Sちゃん半泣きです・・・怯えきってました。
俺もKも泣きそうです。ほんとにちびりそうだった・・・


S「分かった、分かった、がんばっでみる」
俺もSもKもなにやら分からないけど、分かった分かったって言ってました。


M「A包丁かカッター持ってきてごせや」
俺「お、おぅ・・」
包丁をMに手渡しました。


M「A俺の内腿、思いっきしツネってごせや!おもいっきし!」
もう、わけ分からないけど、Mの言うとおりにやるしかありません。


M「がぁあああああがあぐいうううあああ・・・・・”!!!」
Mの内腿をツネり上げる俺。
俺に腿をつねり上げられながら、Mは自分の指先と手のひらを包丁で切りつけました。
たぶん、その痛みを消すためにツネらせたのかな?


M「Sちゃん口開けぇ!」
MはSちゃんの口の中に、自分の血だらけの指を突っ込みました。
M「Sちゃん飲みぃ、まずくても飲みぃ」
S「あぐ;kl:;っぉあr」

Sちゃん大泣きです。言葉出てなかったです。


M「◎△*の天井、ノリオ? シンメイイワト アケマシタ、カシコミカシコミモマモウス」

なにやら祝詞か呪文か分かりませんが、5回~6回ほど繰り返しました。
呪文というより、浪曲みたいな感じでした。



917 :小箱 5:2005/06/06(月) 13:05:27 ID:lJdBivui0
そしてMがSちゃんの口から指を抜くとすぐ、SちゃんがMの血の混じったゲロを吐きました。


S「うぇええええええええええおええわええええええええ」
M「出た!出た!おし!!大丈夫!Sちゃんは大丈夫!次・・・!
じいちゃんみててごせや!」

Mは血まみれの手を、Sちゃんの持ってきた木箱の上にかぶせました。


M「コトリバココトリバコ ◎△*??Й・・・いけん・・いけん・・やっちょけばよかった」

Mがまた泣きそうな顔になりました。

M「A!っとおちゃんに電話してごせや」


言われたとおりに、Mの携帯でMのとおちゃんに電話をし、Mの耳元にあてました。

M「とおちゃん、ごめん忘れた、一緒に呼んでくれ(詠んでくれかな?)」


Mは携帯を耳にあて、右手を小箱添えて、また呪文みたいなものを唱えてました。
やっぱり唄ってるみたいな感じでした。


M「終わった。終わった・・・・おわ・・・ったぁ・・うぅえぇえええ」

Mはまた号泣してました。

大の大人が泣き崩れたんですよ。 Kによしよしされながら、20分くらい大泣きしてました。
俺とSとKも号泣で、4人でわんわん泣いてました。
その間も、Mは小箱から決して手を離さなかったような気がします。
(号泣してたんであまり覚えてませんがw)


すこし落ち着いてから、
Mは「手と箱を一緒に縛れる位のタオルかなにかないか?」って聞いてきたので、
薄手のバスタオルで、Mの手と木箱を縛り付けました。

M「さて、ドコに飲みに行く?」
一同「は?」
M「って冗談じゃw 今日はさすがに無理だけん、A送ってくれよ」
(こいつどういう神経してるんだろ・・・ほんと強い奴だなぁ)



918 :小箱 5:2005/06/06(月) 13:05:47 ID:lJdBivui0
その日は、SもMもKもなんだかへとへとで、俺が送っていくことになりました。
(飲みだったんで、もともと俺が飲まずに送る予定だったんですよ!いやホントにw)


で、それから8日ほど、Mは仕事を休んだようです。
そして昨日Mと会い、そのときのことを聞いてみたんですが。

M「あ~っとなぁ。Sちゃんところは言い方悪いかもしらんが、◎山にある部落でな。
ああいうところには、ああいったものがあるもんなんよ。
あれはとおちゃんが帰ってきてから安置しといた。まぁ、あんまり知らんほうがええよ」

なにやら言いたくない様子でした。
それ以上は、いくら聞こうとしても教えてくれない_| ̄|○


ただ最後に、
M「あの中に入っちょるのはな、怨念そのものってやつなんよ。
まぁ入ってる物は、けっこうな数の人差し指の先と、へその緒だけどな・・・
差別は絶対いけんってことだ、
人の恨みってのはこわいで、あんなもの作りよるからなぁ。

アレが出てきたらな、俺のじいちゃんが処理してたんだ。
じいちゃんの代であらかた片付けた思ってたんだけど、まさか俺がやることになるなんてなぁ。
俺はふらふらしてて、あんまり家のことやっちょらんけぇ、まじビビリだったよw
ちょっと俺も勉強するわ。まぁ才能ないらしいがw

それとな、部落云々とか話したけど、差別とかお前すんなや・・Sちゃんとも今までどおりな。
そんな時代じゃないしな~あほくせぇろ」

俺「あたりめぇじゃんw。それよりさ、この楽しい話誰かに話してもええの?」
M「お前好きだなぁ 幽霊すら見えんくせにw」
俺「見えんからこそ好きなんよ」
M「ええよ別に。話したからって、取り付くわけじゃないし。どうせ誰も信じねぇよ。
うそつき呼ばわりされるだけだぞ。俺はとぼけるしw」



919 :小箱 7:2005/06/06(月) 13:09:18 ID:lJdBivui0
というわけで、ここに書き込ませてもらった次第です。
長文失礼しました~!
まさか奴も、これだけの人数に話してるとは思わねぇだろうな~パソコンオンチだしw


それと最後にひとつ。
この箱ってね、まとめサイトに同じような箱の話ありましたよね?
木箱開けたら爪と髪が入ってて、昭和天皇がどうとかって紙切れが入ってたって話。
昨日Mの話で中身をチラっと言ってたのを思い出して、ふと・・・
そういった呪物の作り方があるのかな?


まぁなんだ、午前中フルに使ってまとめたから疲れたよ_| ̄|○

それと>>915。
山口じゃないよ。近いけどねw10月を神有月とか言っちゃう地方。



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コトリバコ 4
コトリバコ 5
偽コトリバコ 1
偽コトリバコ 2



短くて怖い話

5.:本当にあった怖い名無し 2014/02/16(日) 03:36:24.02 ID:jiDdraab0.net[2/7]
これも石川県の小松市という所で、あるデパートに隣接して立つ
立体駐車場に勤務する警備員から聞いた話。


ある日の昼、その駐車場の裏で中年の女の死体が発見された。
どうやら車で駐車場に来て屋上の8階から
飛び降り自殺したというのが監視カメラの映像から分かった。


その自殺者の乗ってきた軽自動車は
その日のうちに親族か関係者らしき人が引き取りに来たが、
見慣れないお札の様なステッカーが貼ってあったのが妙に印象に残った。

 
翌朝、その警備員が勤務先の駐車場に向かう途中、交通事故現場に遭遇した。
どうやら路肩に止めてあった大型トラックにノーブレーキで軽自動車が突っ込んだようだった。 
 
軽自動車は完全に原型をとどめていない程大破していて
運転手は即死だというのが素人でも一目で分かった。


ただその車は、あの飛び降り自殺した女が乗っていた軽自動車と同じステッカーが貼られていた。
間違いなく同じ軽自動車だった。




今日ここで、私が9年前から苦しめられつづけている、
後悔と恐怖の記憶を、
この話を見た人に、ほんの少しづつ持っていってもらえればいいなと思い、
ここにこうして書かしてもらいます。

実際になにかが憑くわけではありませんが、
そう記述する事で、私自身の記憶の影がほんの少しだけ明るくなるので・・・。





9年前の体験、それは私は某保険会社に入社し、3年目に突入した矢先の出来事でした。
私は係長になり、4人の部下が居て、
その中の3人(I君T君Yさん)は一週に2回、欠かさず飲みに行くくらいの仲でした。
残りの一人はこの物語には関係無いので省略させてもらいます。


その日も私達は4人で行き付けの居酒屋で食べた後、
割り勘で支払いを済ませ帰る途中でした。
いきなりI君が、りんご一個がちょうど入るくらいの大きさの、
見るからにぼろぼろな木箱を取り出して見せました。

それは変なしかけのある箱で、以前流行ったルービックキューブのように、
色(木目)がきちんと合うようにそろえると開く、と言う箱でした。

彼の言うには、父からもらったもので、ずいぶん昔のものらしいです。
なんでも、戦争前からあったそうです。

「父は開けれないし、どうせ戦後の焼け跡で拾ったものだから、と僕に譲ってくれました」と言ってました。
その箱を彼は、二世代隔てた今でも未だに開けられずにいるそうです。

僕はその箱を見たときから、なんとなく言いようの無い悪寒を感じていました。
僕は霊感があるほうなのでしょうか、
時々、上半身と下半身の釣り合いがとれてない人とか、
足の足りない(もしくは無い)小動物等を見かけることがあるのです。

なので僕は、T君とYさんが代わりばんこに
その木箱の節目をずらしたり、引っ張ってみたりしているのを見ていて、なぜかひやひやしていました。
開け放ってしまうことを、僕の霊感が恐れていたんだと思います。


結局、その日はその木箱は開きませんでした。
店を出て、帰りのタクシーがつかまるまでの5分間くらいしか時間が無かったので、さすがに無理でした。
その後、その日は全員何事も無く帰宅しました。


次の日にI君が、前日私以外の2人に好評だった木箱を会社に持ってきて、
昼休みにデスクワークをしていた私の元へ、Yさん、T君を連れてやってきました。
私はその途端、付き合いが悪いと思われるのを覚悟で、彼らに忠告しました。
「その箱は、開けないほうがいいと思う」と。

彼はいぶかしげな顔をしながら、僕に「兄と同じことを言うんですね」と返しながらも、
得意げに「きっと近いうちに開けて見せますよ」と言いました。
そしてデスクワークをしている私に気を使い、それきり昼休みは話しませんでした。


その日の仕事が終わった後、4人で桜見をしようと言うことになり、
近くの公園で、Yさんのお母さんの差し入れで筑紫のお吸い物をすすりながら、桜を堪能していました。
そんなときにT君が、
「この素晴らしい風景を、四人一緒に写真に収めておこう!」と言って、ポラロイドカメラを出し、
それでひときわ幹の太い立派な桜をバックに写真を撮りました。
見事なな写真が撮れました。

でも、変なのです。
夜だから余計な光が入る心配も無し、
開けた場所だからフラッシュが反射して変色する心配も無いんですけど、
写真がなんとなく薄い赤色を全体的に帯びているのです。

T君は「こういうこともあるさ」と言って、もう一回全員で写真を撮りました。
しかし、またも同じ現象が起こったのです。
T君は「広い範囲で撮るから、余計なものが入るのかもしれない。
フィルムに余裕はあるし、一人づつ撮ろう」と言って、私、Yさん、I君、T君の順番で撮ることになりました。

まず、私の撮影です。コレはうまく行きました。
つぎのYさん、うまく行きました。
問題はそのつぎのI君でした。
1度目で撮れた写真は、さっき撮ったのよりなんとなく赤みが強くなっているように見える写真でした。

そこでもう一回。
今度はなんだかI君の周りに赤ではなく、
黄色に近い色の薄いビニールのようなものが写っている写真でした。
気味悪がりながらも、Iくんはもう一回撮るようにT君にお願いしました。
そして出てきた写真を見て、
T君は「なんだあ、なんか変だ!」と言って、私達のほうに駆け寄ってきて、その写真を見せました。

その内容はかなり凄惨なもので、
I君の手や顔はほとんど隠されるほどに、数え切れないほどの黄色い手が
I君の体に四方八方から絡んできて、
さらに、I君の体の黄色の手に絡まれていない部分(下半身)も、鮮烈な赤色に染まっていました。

I君はこれを見せられた後、一つの事実を告白しました。
その内容は次のようなものでした。

「今日、昼休みの後、
印刷室でコピー気を回してる間、木箱をいじっていたら、ついに木箱が開いたんですよ。
だけど、中からはぼろぼろの布袋が出てきて、それに『天皇ノタメ 名誉の死ヲタタエテ』って書いてました。
開けてみたら、大量に爪と髪の毛の束が出てきて、不気味だから焼却炉に捨ててしまいました」


私達はすぐにそれをお寺に持っていって、
その話をして、写真を供養してもらえるように頼んだんですけど、
お寺の住職さんは、

「あなたのしたことは、とても危険なことです。
あなたがたの持ってきたその写真を供養しても、霊の怒りは静まりません。
その木箱を持っていらっしゃい。
それを供養してあげれば、中に閉じ込められていた魂も救われます。
ぜひ持ってきてください」

と言って、寺の住職はひとまず今日は帰るように促しました。
しかし結局、I君と会うのはその日が最後になりました。


次の日の朝、I君が昨日の帰宅途中、自宅近くで自動車に衝突され、
胴体が切断され、下半身は炎上する車のタイヤに巻き込まれたまま一緒に焼け焦げ、
上半身はそこから20メートルくらい離れたところにあり、即死だったとのことです。


その日、私とT君とYさんは、彼の母親から木箱を譲ってもらい、
それを寺の住職さんのところに持っていきました。
しかし寺の住職さんは、
「この箱は怨念そのものです。それも、もはや人のものではなくなっています。
この霊たちの怒りを静めるのは難しいです。
供養して差し上げたいですが、時間がかかります。それでもよろしいですか?」
と言いました。

I君が霊に憑かれる行いをしてから、
たったの半日で命を落としたのを見ている私達は、それではいけないと思い、
自分達で読経を覚えることにしました。


その年の12月、私達が霊の恐怖を忘れかけていた頃になって、Yさんが火事で亡くなりました。
発火の原因は、ストーブの不完全燃焼だったらしいです。
残された私とT君は気味が悪くなり、会社に転勤を希望しました。
事が起きたこの地を離れれば、霊たちも私達のことを追って来れないのではないか、と思ったからです。

しかし、考えたくありませんが、すでに私と彼のどちらかが憑かれている可能性もあるわけなので、
お互いの了解で、別々の場所に転勤させてもらうことにしました。
しかし、その考えは甘かったと、後から思い知らされることになりました。


それから9年が経過しました。
まさに悪夢のような9年間でした。

T君は転勤後、2年目にして結婚。
その後、一人目の子供が生まれて半月で肺炎で亡くなり、二人目の子供も流産で亡くなりました。
それと同じに、二度にわたる流産でT君の妻も体を悪くし、脳に腫瘍がデキ、
植物人間になって、次第に体力が衰えていき、最後には死に至る重い病気を患いました。
そして、6年目の秋に亡くなったといいます。

T君も精神的に参っていたのでしょう。
翌年の春に、会社の屋上から飛び降り自殺をしてしまいました。


それから2年がたち、現在に至ります。
このごろになって、頻繁に激しい動悸に見まわれるようになりました。
さらに、夢に先に逝った3人が出てくることも度々ありました。

私はこの先どうなるのかわかりません。
今の持病の動悸も、恐怖によるストレスからくる一時的なものでありたいと思いますが、
私を除いた3人がすでに他界してしまっていることから、私ももう長くないかもしれません。


この長く読みづらい素人文書を、最後まで読んでくださった人は、
私に憑いている霊を鎮める手助けをすると思って、
手を合わせて簡単な読経をお願いしたいと思います。

「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」と。



ほんのりと怖い話スレ 


578 :あなたのうしろに名無しさんが :2001/06/03(日) 13:47
本にまつわる話。


古本屋をよく利用している私ですが、
たまにはホラー系恐怖漫画も読んでみようかなという、軽い気持ちが始まりだったんです。


郊外のある系列の古本屋で本を買って家に帰ってから、
上手く言い表せないんですが、ちょうど急に両肩がずしりと重く感じるようになったんです。
首と肩あたりがちょうどひどい肩凝りに襲われる感じです。

どうしてなのでしょう?
それまでは体調も別に悪くなく元気だったのに。


2日目、
肩から背中にかけて痛みは収まらない。

あの日買った3冊は、
・脳味噌を移植して別人格になった女の子の話を描いた恐怖漫画
・ごく普通の少女向けコミック(とくに変わったところはないけど…)
・読者投稿をまとめた単行本
 (シリーズの第1巻、100円だったので買った。ただ、手にとった時にいやな感じがした)


3日目、
息苦しさと肩凝りはさらにひどくなっていて、休むために横にならざるを得ませんでした。
これ以上手許に置くとヤバいと感じたのはこれがはじめてです。


次の日、だるい身体にむち打って
急いで車を走らせて古本屋に直行、開店直後に速攻で売り祓いました。


本を手にとった時になんだか嫌な気分を感じたら、買うのは控えたほうがいいなーと思いました。
ただ、その本の名前を出すとシャレと思われそうなのであえて伏せておききますが、
知っている方が多い本と思います。



何でもいいから怖い話を集めてみない?


486 :本当にあった怖い名無し:2012/06/06(水) 18:58:45.89 ID:MDvy3SQS0
自分の親父と骨董の話を書きます。

親父は紡績の工場を経営していましたが、何を思ったか50歳のときにすっぱりとやめてしまい、
経営権から何から一切を売り払ってしまいました。

これは当時で十億近い金になり、
親父は「生活には孫の代まで困らんから、これから好きなことをやらせてもらう」と言い出しました。
しかしそれまで仕事一筋だった父ですから、
急に趣味に生きようと思っても、これといってやりたいことも見つからず、途方に暮れた感じでした。
あれこれ手を出しても長続きせず、最後に残ったのが骨董品の蒐集でした。


最初は小さな物から買い始めました。
ありがちなぐい呑みや煙草の根付けなどです。
「初めから高額の物を買ったりして、騙されちゃいかんからな。小遣い程度でやるよ」
と言って、骨董市で赤いサンゴ玉がいくつか付いた根付けを買ってきました。

「何となく見ていてぴーんとひらめいたんだよ。
このサンゴ玉は元々はかんざしに付いていたのかもしれないね」などと言って、
書斎に準備した大きなガラスケースに綿に乗せて置きました。
これが我が家の異変の始まりです。

まず親父になついていたはずの飼い猫が書斎に入らなくなりました。
親父が抱き上げて連れて行ってもすぐに逃げ出してしまうのです。

さらに家の中の物がなんだか腐りやすくなりました。
梅雨時でもないのに食パンなどは買ってすぐに黴に覆われてしまったりして、
台所は常に饐えた臭いがするようになりました。
それから家には小さいながら庭もあったのですが、全体的に植木の元気がなくなり、
中には立ち枯れるものも出始めました。

また屋根の上の一ヶ所につねに黒い煙いのようなものが溜まり、
何人もの通行人に火事ではないかと言われたりもしました。
しかしはしごをかけて屋根に上ってみてもそこには何もないのです。





487 :本当にあった怖い名無し:2012/06/06(水) 18:59:09.09 ID:MDvy3SQS0
その頃、親父は時宝堂という骨董屋の主人と親しくなりました。
その人は小柄な老人で、
親父が金があると目をつけたのか、ちょくちょく家に尋ねてくるようになったのです。


ある日、親父は家族に向かって、
「この間から、家の中がちょっと変だったろう。どうもあのサンゴの根付けが原因らしい。
時宝堂さんから聞いたんだが、ああいうものはお女郎さんの恨みがこもってるかもしれないってね。
だが、そういうのを打ち消す方法もあるって話だ。 それでこれを買うことにしたよ」
と言って、一幅の掛け軸を見せました。

それはよくある寒山拾得(中国唐代の2人の禅僧)を描いた中国製で、
それほど高い物には思えませんでした。
そしてそれは和室の床の間に飾られることになりました。

掛け軸が来てから家の中の異変はいったん収まったようでした。
相変わらず猫は書斎へは入らないものの、
植木は元気を取り戻し、物が腐りやすいということもなくなったのです。

親父は、
「古い物はほとんどが人間の一生以上の歴史を持っていて、
中には悪い気を溜め込んでしまっている物もある。
そういうのの調和を取るのが骨董の醍醐味だと、時宝堂さんから聞いたよ」
と悦に入っていました。


ある日のことです。
当時自分は中学生でしたので和室に入る用などめったになかったのですが、
たまたま家族が留守の時、
学校で応援に使ううちわが和室の欄間に挿されていたのを思い出して、取りに行ったのです。

すると家の中には誰もいないはずなのに、なぜか人の話し声が聞こえてきます。
ごく小さな声ですが和室の中からです。
ふすまの前で聞いているとこんな感じです。

「・・・・これで収まったと思うなら浅はかな・・・」
「ただ臭いものに蓋をしたにすぎないだろ・・・今にもっとヒドイことが・・・」

どうも二人の人物が会話をしているようです。
コミカルな声調だったのであまり怖いとも思わず、一気にふすまを開けて見ました。
しかし当然ながらそこには誰もいませんでした。
ただ床の間の絵を見たときに、
なんだか2人の僧の立っている位置が前とは違っている気がしました。

そしてそれから2,3日後、
夜中に家に小型トラックが突っ込んでくるという事故が起きたのです。
塀と玄関の一部を壊しましたが、幸い家族にケガ人はありませんでした。



488 :本当にあった怖い名無し:2012/06/06(水) 18:59:41.27 ID:MDvy3SQS0
親父はこの事故のことでずいぶんと考え込んでいましたが、
それからはますます骨董買いに拍車がかかりました。
古めかしい香炉、室町時代といわれる脇差、大正時代のガラス器などなど。

そしてそのたびに家に変事が起こり、また収まり、
そしてもっとヒドイことが発生するといったくり返しになりました。
骨董に遣ったお金もそうとうな額にのぼったと思います。

「あっちを収めればこっちの障りが出てくる、考えなきゃいけないことが十も二十もある。こらたまらんな」
親父はノイローゼのようになっていました。


そして今にして思えば骨董蒐集の最後になったのが、江戸時代の幽霊画でした。
これはずいぶん高価なものだったはずです。
それは白装束の足のない女の幽霊が柳の木の下に浮かんでいる絵柄で、
高名な画家の弟子が描いたものだろうということでした。

親父は、
「この絵はお前たちは不気味に思うかもしれんが、実に力を持った絵だよ。
この家の運気を高めてくれる」
と言っていました。
そしてその絵が家に来た晩から、小学校低学年の妹がうなされるようになったのです。

妹は両親と一緒に寝室で寝ていたのですが、
決まって夜中の2時過ぎになるとひーっと叫んで飛び起きます。
そして聞いたこともない異国の言葉のようなものを発し、両親に揺さぶられて我に返るのです。
もちろん病院に連れて行きましたが、何の異常も認められないとのことでした。

家の者はまた骨董のせいではないかと疑っていましたが、
それを親父に言い出すことはできませんでした。

時宝堂が来ていたときに親父がこの話をしたら、
「おお、それはいよいよ生まれるのですな」と意味不明のことを言っていたそうです。

そしてその日の夜のことです。
やはり2時過ぎ、妹はうなされていたのが
白目をむいて立ち上がり、
「がっ、がっ、あらほれそんがや~」というような言葉とともに、
大人の拳ほどの白い透明感のある石を、大量のよだれとともに口から吐き出しました。

次の日、時宝堂が来て、その白い石をかなり高額で買っていったそうです。

親父はこのことを契機に時宝堂とのつき合いを断ち、骨董の蒐集もすっぱりやめてしまいました。

「家族には迷惑をかけられないからな。みんなの健康が何よりだよ。
これからは庭いじりでもやることにする」
そして我が家の異変は完全に収まったのです。


家系にまつわるオカルト2代目


446 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 19:01:14 ID:JeDB8hUv0
あんまりたいしたいわれじゃないけれど、
うちの家系は、神様にお祈りしてようが幽霊に罰当たりなことをしようが、
なんにも影響を受けることが出来ない家系なのだそうな。

そのせいか、蔵に良く分からない預かりものが沢山おいてある。

お札で包まれた箱とか、人の腕のミイラみたいなのとか、お経の書いてある壷とか。

信じるとか信じないとか言うのとは別の次元で、
たとえば縁起を担ぐとか、そういうのが一切の効果を発揮しないのだそうな。




448 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 19:23:51 ID:7Axqr+WoO
じゃあ事故物件に住めてお得だよねw
初詣は行くの?



450 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 19:26:38 ID:JeDB8hUv0
たぶん、人が死んだ場所でも住めると思う。初詣は、行っていい神社とダメな神社があるよ。



452 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 19:31:13 ID:7Axqr+WoO
ちょw俺は清水なんだがw
浅間さんや秋葉山みたいに、特定の系列がダメだったりってこと?



453 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 19:33:53 ID:JeDB8hUv0
おせんげんさんは行っても平気だね、迷惑かけないはず。
奉ってる神社じゃなくて、
意味があって存在している神社だと、迷惑をかけてしまうことがあると聞いたよ。



454 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 19:38:29 ID:7Axqr+WoO
じゃあ、何かいわくつきの物等を封印するためや、
死人の怒りを抑えるために作られたような所がダメってこと?
出来れば特定の場所を知りたいな。



455 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 19:44:32 ID:JeDB8hUv0
>>454
サンシャイン



456 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 19:51:24 ID:7Axqr+WoO
ん?俺は釣られちゃったのか?www それともマジ?



457 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 19:55:53 ID:JeDB8hUv0
つったつもりはないんだけれどな、分かりやすい場所のつもりだったんだ。
池袋のサンシャインの地下、多分駐車場はダメだと思う。
ダメって言われたから。
でも、これは多分稀有な例じゃないかな。

もうちょっと曰くありげな場所だと、実家の近くにある『悪』っていう字のつく神社。
具体的に書くとばれちゃうので勘弁ね。



458 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 20:12:31 ID:7Axqr+WoO
そうか、スマン。
やっぱ戦犯を収容してたからかな…?

行くとどうなるか知ってる?



459 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 20:19:39 ID:JeDB8hUv0
自分には何も起こらないのでよくはわからないのだけれど、
知り合い曰く、線路に置き石するようなものだそうな。



460 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 20:33:52 ID:7Axqr+WoO
ん?君の家系だよね?
家族や先祖の話はナッシン?


463 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 20:45:24 ID:JeDB8hUv0
具体的にどうなるのかは家族の誰も知らない。
人様に迷惑かけたくないから試さないよ。

家族の話すごくしたいのだけれど、
一番最初に前置きしたように、何もないのが特徴だから、逸話らしい逸話はないよ。
荷物を持ち込む人も、ばあちゃんが見たこと有るとか其の程度だから。
強いてあげると、何年かに一回、自分の木にお参りするくらい



461 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 20:36:51 ID:nqueuYGF0
お稲荷様ですか?
それとも昔、人だったりした方をお方を祀ってたりする所ですか?


464 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 20:48:51 ID:JeDB8hUv0
お稲荷さんはどうだろう。
形だけのところとかがほとんどみたいだから、あんまり気にしない。
地理的に流れを止めちゃいけないところとかだそうだけれど


地元のは火の神様だって聞いたよ。



465 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 21:13:47 ID:7Axqr+WoO
そっか。
行ってはいけない所の存在が伝わってるってことは、先祖の身に起ったことも伝わってると思ったんだが。



466 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 21:26:01 ID:RAcM7Eji0
プラスもマイナスの霊験も、一切を無力化かよ?



467 :本当にあった怖い名無し:2006/11/23(木) 21:43:42 ID:JeDB8hUv0
>>465
ご先祖、どうだろう。なにかあるか聞いてみるよ。

>>466
単に影響を受けないだけだと思う。



475 :446:2006/11/24(金) 13:06:40 ID:Au4zIGJk0
ばあさまに話を聞いてみたよ。

人にも呪われないし、神様にも祝福されないけれど、
その理由は根っこの部分で呪われているからだそうな。

なんでも、ご先祖が悪い神様をこらしめるために、神様の左腕を切り落としたそうな。
すると、神様の左腕から溶岩が噴出してしまったと。
ご先祖様は、これはやばいと思い、とっさに切り落とした腕を食らったそうな。

腕を食らったおかげで焼けずにすんだけれど、
以来あんまりにも不吉なもんで、幽霊も神様も呪いも祝詞も近寄ってくれなくなったそうです。


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人形の怖い話ありませんか?(ΦДΦ)


248 :もしもし、わたし名無しよ:2007/04/17(火) 09:06:36
遠縁の親戚の家にある人形なんだけど、オーバーに言うと『持ち主の命を削る』人形らしい。
手に入れたのは自分の曽祖父さんの代の誰か。
えらく高価な人形で、子供たちは触る事はおろか見る事すら許されなかった。
その人形に対する所有者の執着の仕方が半端なく、親戚一同から気味悪がられる程だったらしい。
(寝食惜しんで人形を見つめていたという)


数年後に所有者が亡くなってから、人形はその娘の物になった。
その途端、今度は娘が人形に執着するようになり、
前所有者のごとく寝食を惜しんで人形をかまいつづけ…数年で他界。


一番強烈だったのは、その次の所有者(つい最近)が
入れ込んだ挙句仕事も辞め、離婚して、引きこもり続けて1年余りで他界。

このとき、遺品整理に付き合ったけど…
キッチンにうず高く積まれたカップめんのカラ、コンビニ弁当のカラ…
PCには容量目一杯人形の画像が保存されていた。
薄暗い室内で接写してるから、どれもピンぼけで心霊写真状態。


さすがに人形者ではない親戚一同は気味が悪いと供養に出したがっているものの、
現在の所有者(犠牲者)が首を縦に振らない。
あの人になんかあったら、
次は自分が所有者に立候補しようかな…





249 :もしもし、わたし名無しよ:2007/04/17(火) 09:18:55
それってどんな人形?一度見てみたいなあ。 次の所有者になったらまたレポヨロ。



251 :もしもし、わたし名無しよ:2007/04/17(火) 09:26:58
写真あったらうp希望

なんか読んでいて指輪道思い出した。それだけなんかの魔力があるんだね。



263 :248:2007/04/17(火) 13:19:12
ちなみに件の人形は、5~60cmほどのビスクドール。
詳しくないから名前はわからないんだけど、目が大きくてちょっとキツイ顔。
物理的にも血縁的にも遠縁の話なんで、
次に顔合わせるのはお盆頃だから、その時進展あったら報告するよ。

画像は… 遺品PCの未練有りげな画像なんて恐ろしくてダウンロードできるもんかw


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152 :もしもし、わたし名無しよ:2007/06/30(土) 23:12:01
前スレで、不幸を呼ぶビスクの件を投下した者です。
昨日~今日にかけて親戚の所で法事があったもんで、途中経過を。


現オーナー、とりあえずお元気そうです。
が、読経中までボソボソとビスク話を持ちかけてくるのは、色んな意味で問題あると思いますが…
大変行動力のある人なんだけれど、なんか年末あたり
外国にビスクのドレスでも買いに行こうかなんて口走ってます。
該当ビスク連れて。

これってどうなんだろう・・・乗った飛行機が落ちそうで、ものすごく怖い。



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141 :もしもし、わたし名無しよ: 2007/09/18(火) 21:36:07
某ビスク憑き一族の者です。
この所、妙にあのビスクが気になって気になって仕方なく、
現持ち主から強奪でも…なんて物騒な事を考え始めていた先月。
会社の健康診断で「今までオールA」だったのに、いきなり「D~C」判定が3個も付きました。

ビスクに秋波でも送られて体調崩したのか、ただの偶然か。
診断結果を親に見せたら泣いて「ビスクは忘れろ」と言われてしまいましたので、
しばらく現オーナーと接触を断って養生しようと思います。


*なお、現オーナーはぴんぴんしています。
年末~年始にパリだかロンドンだかにのみの市巡りに行くそうです。
うらやましい…


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856 :もしもし、わたし名無しよ:2008/04/18(金) 17:03:47
人形供養に出された人形ってもらっちゃいけないのかな?
テレビで人形は可愛がられる事で供養に繋がるって言ってたんだけど



857 :もしもし、わたし名無しよ:2008/04/18(金) 22:28:33
あのね、すごく惹かれるって言うのは分かるけど、
それはいいご縁があって惹かれるのと、
邪な何かが関心を引き寄せているだけの場合とあるから気をつけるようにね。



861 :もしもし、わたし名無しよ:2008/04/19(土) 16:46:42
邪な引力というと、うちのビスクだな。

一応近況報告。
現オーナー、私共生きてます。
オーナーは一度死にかけましたがw



862 :もしもし、わたし名無しよ:2008/04/19(土) 17:10:46
よもや以前ここに書き込みにこられたあのビスクドールの持ち主の親戚さん?



863 :もしもし、わたし名無しよ:2008/04/19(土) 21:54:12
はい、ソレです。
現オーナー、ビスク持って年始にイギリスに行ったら、突然寝込んで意識不明までいったそうです。
幸い現オーナーご主人が英語の堪能な方だったので、病院に担ぎ込んでなんとかなったそうですが。


あのビスクは本当に『やばい』。
未だに時々強奪したくなります…死にたくないからしませんけど。



864 :もしもし、わたし名無しよ:2008/04/19(土) 21:58:26
マジで供養に出した方がいいのでは…
お炊き上げの後に返してもらえばいいんだし…



865 :もしもし、わたし名無しよ:2008/04/20(日) 21:51:15
供養でカタがつくほど生易しくないんですよ、あのビスク。
出そうって提案すると、
オーナーが人が変わったみたいに拒否するし。
今までは、引き継ぐ→引きこもり→衰弱…がパターンだったのに、
今回に限りオーナー引きこもらないし衰弱しないし。
やっぱり他にもビスクを沢山持っているから、ちょっと呪いが拡散しているのかな?
他のビスクさんが必死になだめているのであれば此処向けなんですがw


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950 :もしもし、わたし名無しよ:2008/07/12(土) 18:01:50
『例のビスク』の一族の者ですが。
現オーナーが、偶然から深刻な病気を早期発見したそうです。
病名詳しく言えないけど。
祟るビスクではなく、元から持っていたビスクさんを1体
手を滑らせて落として割ってしまって、
「自分がビスク落とすなんてあり得ない」って検診受けたら発見されたとか。


現オーナーは、元々持っているビスクさん達に守られている気がします。
ってか、あの家にいれば祟るビスクもおとなしくなるような気も…
最近「欲しい!」とあんまり思わなくなったし。


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312 :もしもし、わたし名無しよ:2010/01/29(金) 10:30:57
覚えていてくださる方がいらっしゃるか不明ですが、ビスク憑き一族の者です。
なんだか、祟りが完結したようなので、報告してもよろしいでしょうか?



315 :ビスク憑き1:2010/01/29(金) 12:55:14
では。結論から、
元凶ビスクは完膚なきまでに破損しました。

親戚宅の出来事なので実際に見たわけではないのですが。
元凶ビスクの現オーナー、年明けにインフルを罹患したそうです。
熱と咳でフラフラになって寝込んでいたある時、
唐突に「元凶ビスクを着替えさせなきゃ!」と猛烈な衝動に駆られて、
寝室からビスクの飾ってある部屋まで這うよう移動。
(もともとビスク収集が趣味の人なので、
ビスク達は日陰の専用部屋に大きなキャビネットに入れて飾っているそうです)

寒い地方なので、比例して寒いビスク部屋で
朦朧としながら着替えを支度している時、「殺されるかも」と観念したそうです。
(じゃあ止めろ、というのが出来ないのがウチの一族の怖いところで)

で、いざ人形を出そうとキャビネット扉をグッと引いた瞬間、扉が蝶番からすっぽ抜けて
倒れかかってきたそうです。
一瞬の出来事ですが、倒れて来るガラス扉と、
その振動で抱きつくように落下してくる元凶ビスクを見つめながら、「やっぱり」と観念した直後に失神。



316 :ビスク憑き2:2010/01/29(金) 12:58:45
気がついたら、リビングでご主人に介抱されていたそうです。
ガラス扉に下敷きになったおかげでアチコチ傷だらけ、
すぐに到着した救急車に乗せられてそのまま病院に直行→検査の為2日程入院。
帰宅してから、ビスク部屋に状況確認(絶対に部屋に入るなとご主人には言い含めておいたそうです)しに行って、オーナー愕然…
粉々になった扉のガラス片の真ん中に、

①ヘッドの無い元凶ビスクが座っていて、
②それに覆い被さるようにオーナーの一番お気に入りのビスクが、こちらもヘッド破損状態で。

『お気に入り』はオーナーが最初に買った子で、家より高かったなんて言ってました。
でも、その子を買う為に10年近く頑張って仕事したという思い入れのある子だったそうです。
それが落下の衝撃でヘッド粉々、ボディも真っ二つ。
元凶ビスクと混ざり合って、どの欠片がどちらかなんてわからない状態になっていたそうです。



317 :ビスク憑き3:2010/01/29(金) 13:01:39
月並みですが、これはお気に入りが身を呈して守ってくれたんだろうと、
あえて復元はせず、双方ボディは焼いて灰にして、
ヘッドはもう少し細かく砕いて2体一緒に骨壷に納めたので、
オーナーが『その時』、一緒にお墓に入るつもりだそうです。


そういえば、今までのオーナーの中で、
現オーナーだけが虜になって引きこもり状態にならなかっのも、
もしかしたら他の子達が守っていたからなのかもしれません。
というわけで、本体がなくなったのでもう祟りは継続しないのでは…と完結したと思い、
報告させていただきました。

長い間お付き合いいただきましてありがとうございました。


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208 :もしもし、わたし名無しよ:2010/10/10(日) 21:19:14
ビスク憑きの者です。
昨日、憑き物ビスクの最後のオーナーが亡くなりました。

仕事から帰宅したご主人が、コレクションルームで
お人形を膝に乗せたまま亡くなっているのを発見したそうです。
とても穏やかなお顔で、一瞬眠っているだけのように見えたそうです。
人形者として、ある意味理想の最期だったのかな、と不謹慎ですが思ってしまいました。

一応というか、最後のご報告でした。



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