サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

タグ:因果

224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/22(月) 12:14:47.99
心霊話じゃないけど・・・
ある大学でずっと前に起きた話。

A君は大学の野球部のレギュラー投手でした。
体格は良く、身長は180cmを超える大柄な青年です。
テストの時期が迫ったある日、A君は大学の図書館で勉強していました。

静かな図書館で勉強がはかどったため、気がついた時には夜になっていました。
閉館時間までには余裕があったものの、
勉強の続きは自宅ですることにして A君は図書館を出ようとしました。
外に出ようとすると激しい雨が降っていました。

夕方から雨が降ることは天気予報で知っていましたが
予定ではもっと早い時間に切り上げるはずだったのでA君は傘を持っていませんでした。

図書館の玄関には、利用者の傘が置いてありました。
テスト前なので人が多く、傘もたくさんあります。
(一本くらいなら・・・)
A君は軽い気持ちで傘に手を伸ばしました。
最も多いのは安いビニール傘でしたが、
体の大きいA君には小さく、激しい雨では ほとんど役に立ちません。

そんな中でA君は比較的大きめのややくたびれた傘を選びました。
傘を取り開こうとした時、
A君は柄の部分に 何かベタベタした物が付いていることに気がつきました。
(悪戯かな・・・)
しかし、傘を選びなおすと自分が傘を盗ろうとしているのがバレるので
仕方なくその傘をさすことにしました。

傘を開いたその瞬間
パァン!!
という音が玄関に響き渡り続いてA君の悲鳴が上がりました。
図書館の職員が駆けつけると、あたりには
花火のようなにおいと煙が立ち込めており A君の右手が炎に包まれていました。
A君の手の炎はすぐに消され、病院に運び込まれましたが
酷い火傷を負っていました。

警察および消防署の調べでは、A君が開いた傘の柄の中には
花火から取り出したと思われる火薬が詰められており
外側にはキャンプなどで使う携帯用の燃料が塗られていたとのことです。
ワンタッチ式のボタンの部分に発火装置が仕込んであり
傘を開こうとすると火薬に火がつく仕掛けになっていました。

さらに運の悪いことに、A君は化繊の服を着ており繊維が熱で溶けて
腕まで酷い火傷が及んでいました。

事件当日の図書館は、テスト勉強の学生で人の出入りが激しかったこと
犯人が傘に自分の痕跡をほとんど残さなかったこと
特定の人間を狙った犯行ではなかったこと
などから警察は犯人を特定することができませんでした。
A君はその後退院しましたが、
利き手の握力が回復せず野球は断念したそうです。

あなたも軽い気持ちで
他人の傘を取ろうとしていませんか?



977: 本当にあった怖い名無し: 2009/09/20(日) 18:27:03 
私の話。実話です(ところどころフェイク入れて話します)
長文ですが、失礼します。
28歳から30歳までの約2年間の結婚生活での話。現在は離婚後2年経ってます

結婚式の日に旦那の祖母が亡くなられた。
朝婚姻届を出してすぐに姑から電話がきた。
「おばちゃんが亡くなった。どうしようどうしよう」
式当日だったので、私側の親戚には言わず、結婚式と披露宴を行った。
元旦那側の親戚は作り笑いもできる状況ではなく、異様な雰囲気の挙式だった。
新婚旅行はキャンセル。
当たり前だと思ったしそれに関して誰かを恨んだりはしていない。

結婚後暫くして、次々と元旦那の身内に災難や不幸が訪れた。
元旦那の兄が交通事故、舅と叔母の癌が発覚、余命何年と言われる、従姉妹が鬱になり、
別の親戚宅が火事になったりもした。(まだまだありますが)
祖母の四十九日、一周忌、他の方の法事で集まる度に、不幸話で皆が嘆き、
いつの間にか、災いを運ぶ死神のように陰で言われた。


978: 本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 18:30:33
精神的に不安定になった姑は、宗教やお祓い・占いなどにはまり
多額の借金を作ってしまった。
1周忌が終わった後、親戚の集まりには遠慮するように言われた。
元旦那は親戚で集まるたびに離婚を勧められ
相当苦しんでいたが、二人でなんとか頑張ろうと話し合っていた。

離婚か結婚か悩んでいたとき、知人が所謂霊能者を紹介してくれた。
元旦那側の家族・親族の不幸話をする前に、名前の画数が最悪だと言われた。本当に最悪と。
そして、旦那側の誰かが(親族か御先祖か)過去に鬼畜にも劣る行為をし、
因果応報の引き金として
(そのときは、呪いの箱を開ける鍵というような表現でしたが)
私が選ばれたと言われた。

二回目の結婚記念日、つまり元旦那の祖母の三回忌の日、
遠慮するように言われたが元旦那と一緒に法事に行き、霊能者との話をした。

皆一斉に私を非難し、「この場で離婚すると言え、死神め」と言われた。
元旦那は私の名前の画数を変えるため
漢字からひらがなにしようと思うという話をするつもりのようだったが、
そんな事では許してはもらえず、離婚する事をその場で約束させられた。
そして私たちは離婚した。




981: 本当にあった怖い名無し: 2009/09/20(日) 18:35:10 
後日、元旦那の祖父の弟から手紙がきた。
三回忌の時に私が言った「親戚か御先祖がやってしまった悪い事」についてだった。
『祖父達兄弟の大叔父がよそ様の子どもを殺してしまったことがある。
それが原因で一族が呪われているのならお払いしたい、その霊能者と会わせてほしい。』
というものでした。

殺人に対する理由や詳しい背景は書かれておらず、どういった事があったのかはわかりません。
霊能者は紹介しましたが、その後その霊能者から元旦那側の話は一切ないので、
実際会ったり、お祓いなどをしたのかもわかりません。

最近、元旦那から連絡がきて、余命1年と言われてた舅と叔母が
通院は続けているものの元気で寛解の状態ということを聞きました。

今でも、画数を変えるだけではだめだったのか、本当に離婚しなくてはいけなかったのか、
偶然が積み重なっただけで、結婚生活が続いていてもいい報告がきけたのかもしれない。
と思ってしまいます。



468:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 16:58:39.60 
会社からの帰路の途中、ある大学の前を通る。
そこは見晴らしの良いただの直線だが何故か事故が多いことで有名だった。
その道をあまり使わない人には分からないだろうが
毎日車で出勤するオレや同僚には事故の理由は明白だった。
あるおっさんが原因なのだ。


469:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 17:10:38.29
そのおっさんは大学手前の横断歩道の脇に立っている。それも毎日。
雨の日も昼も夜もただ無表情で突っ立っている。
そして何故かカラダごと真っ直ぐこちらに顔を向けているのだ。
おっさんに気付いてからしばらくは「気味が悪い人がいるなぁ」程度の認識しかなかった。
しかし更なるおっさんの異常性に気付くのにそう時間はかからなかった。


470:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 17:23:06.76 
おっさんはカラダごとこちらを向いている。いつ、どんな時でも。
例えば横断歩道の手前30mからおっさんを認識したとする。
「ああ、今日もいるな。そしてこっち見てる…」
そのまま横断歩道を通過して、素早くバックミラーでおっさんを確認すると、
やはりこちらにカラダごと顔を向けているのだ。
この異常さが理解出来るだろうか?


471:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 17:26:36.62 
おっさんはどんな時でも必ず真正面からこちらを見ているのだ。
向きを変える気配すら見せず瞬時にこちらを追跡してくる。
それに気付いた時オレは確信した。
あのおっさんは人間ではないのだと。


472:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 17:35:22.86 
うすら寒さを感じたオレがそのことを同僚に話してみると
そいつもおっさんのことを知っていた。
何でも地元では「背無し」という名称で有名らしい。

確かにおっさんは正面しか見せない。後頭部や背中は見たことがなかった。
変な霊もいるんだな、とその日は同僚と笑い合って終わった。


473:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 17:42:19.52
オレがビビりながらも、ある思いを持ったのはその時だった。
何とかしておっさんの背中が見たい。
そう思うようになったのだ。

毎日通勤しながらおっさんを観察する。
普通に通るだけではダメだ。おっさんには全く隙が無い。
通過後、バックミラーに目を移す瞬間におっさんはカラダの向きを変えてしまう。
オレはチャンスを待つことにした。


474:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 17:51:45.90 
数日後、残業で遅くなったオレは深夜の帰路を急いでいた。
そしてあの道に差し掛かる。
目をやると、やはりいた。おっさんがこちらを向いている。
「背無し」の由来を思い出したオレは素早く周りを確認した。
深夜の直線道路。
幸い前後に他の車は無く、歩行者もいない。信号は青。
チャンスだった。


475:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 18:01:25.46 
横断歩道の手前でぐっと車速を落としてハンドルを固定する。
とにかくゆっくり、真っ直ぐに。
そして心を落ち着け視線を向けた。
おっさんはいつものように無表情でこちらを見ている。
目は何の感情も示しておらず、本当にただ立っているだけだ。
しかし改めてじっくり見るおっさんはいつもより不気味だった。
何を考えているか分からないというか、得体が知れないのだ。


477:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 18:07:43.12
やがて車はゆっくりと横断歩道を横切っていく。
目線はおっさんから外さない。怖くても意地で見続けた。
するとオレが目線を切らないからカラダの向きを変える暇が無いのか
いつも正面からしか見れなかったおっさんの顔の角度がゆっくりと変わっていく。
車の動きに合わせてゆっくり、ゆっくりと。
おっさんは始めの向きのまま微動だにしない。


478:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 18:13:21.95 
ついにおっさんの完全な横顔が見えた時、「これはいける!」と確信した。
おっさんから目線を切らないためにオレも顔の角度を変えなければいけないため、
今や車の後部ガラスからおっさんを見るような体勢だ。
当然前なんか見えちゃいないが、気にもしなかった。
もうすぐで「背無し」の由来に打ち勝つことが出来るのだ。


480:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 18:25:02.75
そうしてゆっくりと永い時間が流れ…ついにその瞬間が訪れた。
「背無し」の今まで誰も見たことの無い背中が後頭部が、今はっきりと見えているのだ。
それはあっけない程に凡庸な背中だった。何一つ不思議なところは無い。
しかしオレの胸にはささやかな達成感があった。
じっくりと背中を観察し満足感を味わったあと、オレはようやく目線を切って前を向いた。
いや、向こうとした。


482:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 18:35:43.72 
目線を切って前を向こうとしたオレはしかし、あるものを見て固まった。
助手席におっさんがいた。もの凄い怒りの形相て。
心臓が止まったかと思った。
「うわぁあ!」
オレは悲鳴を上げブレーキを踏んだ。
徐行していたはずの車は何故か強烈な衝撃とともに電柱に激突し、オレは失神した。


484:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 18:42:44.62 
翌朝、病院で目が覚めたオレはすぐに警察の聴取を受けた。
幸いにオレを除いて怪我人は無し。
オレの車が全損した以外に大した器物損壊も無かった。
警察は事故の原因をスピードの出し過ぎによる暴走運転と断定したが
オレは抗議する気力も無かった。
あんなこと、話す気すら起きなかった。


486:本当にあった怖い名無し:2012/10/10(水) 18:50:27.97 
あれから5年。オレは通勤のために今もあの道を走っている。
おっさんは変わらずいるし、相変わらず事故も多い。
ただ一つだけ変わったことは、オレがおっさんの方を見なくなったことだろう。

あの時、聴取の警察官がボソッと言った
「今回は連れて行かれなかったか」という言葉が今も耳から離れない。



937 :本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 13:05:38
昔、同い年くらいの幽霊(おそらく)に出会った話。

俺の家は昔から、夏休みにはばあちゃん家を訪ねることになっていた。
そのときも、俺、姉、両親で、ばあちゃん家に滞在していた。

そんなある日、ひいじいちゃんの墓参りに行くことになった。
墓に着いて、みんなは墓の掃除を始めた。が、小さかった俺は退屈だった。
俺は墓地の探検に出かけることにした。

田舎の墓地は広く、俺は家族からかなり離れた所まで行った。
墓地には俺たち家族以外は誰もいないようだった。
菊の花や周囲の竹林を眺めながら歩き、
田舎は空気がおいしいなあーとか、子どもながらに考えてた。

そして墓地の隅まで行ったとき、俺は不思議なものを発見した。
直径4メートルくらいの円形のスペースがあり
そこだけ緑色のフェンスでぐるっと囲まれているのだった。
フェンスの内側は竹や木がぼうぼうに生えておりぐちゃぐちゃに荒れていた。
分かるかな?墓地の他の部分は普通の土なのに、その円形の部分だけ木がぼさぼさ生えてるんだ。


938:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 13:07:33 
近づいてみると、フェンスの穴の一つから、やけに太い枝が一本突き出ているのを発見した。
その茶色い枝に触ってみると妙にやわらかくてねちょっとしてた。
何だろう?と思ってると、後ろから声がした。
「それは、腐った腕だよ」
振り返ると、そこにいたのは当時の俺と同い年くらいの男だった。
そして、右目が潰れてた。
どう表現すればいいのか分からないが、なんだか右目が白くて周辺が赤く爛れてた。
結構びびったが、障害者の人にどう接すればいいか分からなかったので
普通にしゃべったような気がする。

「腕?」
「そう。それは腕だよ。死体の一部が突き出ているんだよ」
ちょっとぞくっとした。
「これ死体なん?」
「そう」
「じゃーこれって墓なのか?」
「墓だよ」
「突き出てたらだめじゃん、埋めないとだめじゃん」
「なんで?」
そんな会話をしたような。

当時の俺は、死人は墓に埋めて線香上げると天国に行くことができる、と認識していた。
「こんなんじゃ天国行けないよ!」
「天国じゃあないよ。彼は今地獄にいるんだよ。とても苦しんでるよ」
俺はだんだん怖くなって、家族の元に戻った。

一応ばあちゃんに聞いてみたが
このへんにそんな子どもが住んでいる家なんてないそうな。
というかばあちゃん家周辺は、まじで家すらほとんどないド田舎なので
俺もそう思ってたけど。
彼はやはり幽霊だったのだろうか。右目の爛れた、墓場の幽霊。

ちなみにそれからは何も起きてない。


940:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 14:20:21 
その円形のスペースの詳細もきいて書いてくれないと


942:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 17:11:23 
場所まで書いてもらわないと


951:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 23:31:27 
レス貰ったので、ちょっと墓のこと調べてみました。
と言っても、ばあちゃんに電話して聞いてみただけなんだけど。
かなり興味深いことが分かりました。

と、その前に。
円形のスペースっていうのを、もう少し詳しく話します。説明が下手ですんません。
『そこ』以外は、古いけど普通の墓地に見えるんです。
足元は土で、竹林に囲まれた自然豊かな田舎の墓地です。
その隅に、緑のフェンスでぐるっと覆われた不思議なスペースがあるんです。
ただ『そこ』について、さっき書き忘れてたことがありました。
結構致命的な書き忘れですが。
『そこ』は穴でした。
直径4メートルの円から、落とし穴みたいに深く穴が掘られてるみたいでした。
その穴の底から木や竹がめちゃくちゃ生えていて、その木の上部が地面まで到達し、
その広がった枝の部分がフェンスで覆われているという感じです。
分かるかな。
フェンスの間から中を覗こうとしても、木に視界を塞がれて地面の底が見えないんです。
腐った腕は、そんな隙間から突き出ていたのをたまたま発見したのでした。


952 :本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 23:32:39 
で、本題。
そこ、大昔の牢獄だったらしいです。
罪人をその登ってこれないような穴に落として、死ぬまで放置。
牢獄っていうか、処刑に近いか?とにかくそういうものだったらしい。
もちろん今は使われておらず、何の痕跡もない。
しかし、昔にはそんなこともあったと。おそろしや。

ばあちゃんも詳しく知ってるわけではないようだけど。たぶんまとめるとそんな話でした。
「あそこは大昔、悪いことをした人が入れられていた場所なのよ」的なことを言っていたので。
俺は少ししっくりきました。

あの時会ったあの子は、彼は地獄に行ったと言ってたから。
地獄ということはつまり、あの腕の持ち主は生前、悪事を犯した罪人だったんだろう。
犯罪者だとすれば、まあ死後は地獄に行くだろうな。
しかし、今も苦しんでいるというのはかなり怖い。



513 : 本当にあった怖い名無し:2015/09/29(火) 09:38:13.59 
昔この板で見つけた呪いスレ?みたいなのに載っていた
呪いを何種類か試してしまった事がある。

相手は職場のお局様。
嫌がらせがあまりに酷いので憂さ晴らしにやってたら
お局様の顔つきがどんどん怖くなって、
髪型とか身なりがどんどん乱れていって
ヤマンバみたいになって、異性の前ではかなりぶりっこな感じだったのに
誰に対しても当り散らすようになって
周囲からもヒステリーな人認定されるようになって
ある日「あんたのせいで具合が悪くなった」って言われてしまった。
私も体調悪化して鬱になって、結局転職した。

恐らく、お局様がおかしくなった時期と私が呪いごっこをしていた時期が
偶然かぶってしまっただけなんだろうけど、
それから数年経った頃に駅ビル周辺を歩いていたら、
制服姿にノーメイクで髪ボサボサのお局様が半笑い顔でウロついてて恐怖を感じた。



http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1436905422/

681:本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 06:28:53 
高校の頃の体験
塾の帰り、滅多に使わない公園の脇の裏道を通った。
その1年前程の夜にそこで日本刀持った男が
通りがかった人に斬りつけるとか言う事件が起こり(軽傷だったらしいが)
それ以外にも変質者が現れる等の話があり
親や学校からも暗くなったら通るなとお達しが出てた場所であった。

いつもは言いつけ通り使わなかったんだが
その日は塾に少し長く居すぎたせいで時間は10時を越えていたので
近道についそこを通ってしまった。

横にある誰も居ない公園の外灯から漏れる薄い明かりに照らされながら歩いてると、
前の方から一人の女が歩いてきた。
場所も場所だけに少し不気味で、刺されないだろうかとか少々飛んだ事を考えながらも
歩は進み、女との距離が近づいていく。

少しビビりながら女を見ていると、不意に違和感が沸いてきた。女はもう目の前だ。
すれ違った瞬間、俺は違和感の理由を理解すると共に、背筋に激しい悪寒が走った。
(・・・・首が無い)
その女の胴体と頭を繋げる首の部分が無く、女の頭が胴体の上にゆらゆらと浮いてたのだ。
見間違いだろうと思いつつも俺はしばらく振り向けずに歩いていたが、
いろいろ考えた末、50M近く歩いた後に意を決して振り返ってみた。

女は俺とすれ違った場所に居た。胴体こそ後ろを向いた状態だった。
しかし頭。頭だけが俺の方向を向き、俺を見ながら声こそ聞こえなかったが
口を大きく開けて高らかに笑っていた。

声も出せず、腰砕けになりながらも俺は即座に走って逃げた。
以後、その道を昼間でも通った事は無い。




40:本当にあった怖い名無し:2010/11/04(木) 04:42:34.78
昭和初期の古い住宅(実際に今でも世田谷に重要文化財としてあるるらしい)の話。
家柄は官僚の家系のエリート。家族5人、祖父+主+妻+子供2人。黒電話。

ある日いたずら電話が頻繁にあるようになった。
娘二人はもうすでに嫁いでいて、家には祖父、主、妻の三人。
すこし時期が過ぎて、家が寝静まる夜中に何十回も鳴るようになっていた。
内容は、無言電話。
主はそのうちいたずら電話が掛かってくると受話器を外して床に置き
それ以上かかってくる事を拒んだ。

また時期がすぎ、いつものように無言電話がかかってくる。
主は受話器を床に置く。
そしてそのまま寝床につこうとした。
すると受話器からぼそぼそ話す声が聞こえる。
これは、と思い、主が起きて受話器に耳を近付ける。
また無言に戻っている。

それが数日続いた。ぼそぼそと喋る声は主が受話器を手に取ると押し黙る。
気味が悪くなった主はしぶしぶ電話番号を変えてみたり、
電話局に連絡し、警察に連絡し、いたずら電話の相手から逃れようとした。
しかし何をしても毎日夜中に黒電話は鳴り続けた。

すでにこの世のものではないものの仕業かと疑い、精神的にまいってしまった主は
祈祷師にお払いを頼み、霊的事象を信じるまでに至った。
しかし何をしてもいっこうにいたずら電話は止まなかった。
精神を病んだ家族はその家を売り払う事に決めた。
由緒正しい家柄、家屋にもそれなりの価値があり
これは当時の価値観からして辱めを受ける事と同義だった。
が、背に腹は代えられない。

しかしそれが決まった数日後から電話は鳴り止んだ。嘘のように。
そしてその数日後、実家近くに住む娘が亡くなった。
原因は旦那による撲殺であった。
夫婦仲はよくなかったと主も聞いてはいたものの、そのような事が起こるとは。
信じがたい悲劇であった。
そして警察の手入れのあと、娘の遺書が見つかったとの報告。
主は娘の遺書を警察から受け渡され、その内容を見て悲しみのどん底に落とされた。




41:本当にあった怖い名無し :2010/11/04(木) 04:44:29.07 
いたずら電話は娘であった。
助けてほしい。助けてほしい。
そういった願いがその遺書には書き綴られていた。
いたずら電話の犯人はわかったが、それが娘であったとは。

幾月か過ぎ、悲劇から立ち直った主は変わらずにその古びた家屋で生活していた。
そしてある日、またも無言電話が鳴ったのである。
それは以前に亡き娘がかけてきた無言電話と全く同じ時間に、同様の手口でかけられてきた。

これは悪質で陰湿な嫌がらせだ、主はそう思った。
主は無言電話が掛かってくると以前にもそうしたように受話器を床に置く。
そうしてやり過ごす。
が驚いた事に娘がした時と同様に、受話器を床に置くとぼそぼそと話す声が聞こえる。
相手は娘でないのは分かっている。
娘は死んだ。この事件を知っている者の悪質な嫌がらせだと思っていた。
当然そう思うだろう。
主は、当時最新の「録音機」を手に入れていた。
そう。それを使いぼそぼそと話す声を録音してやろうとの企みだ。


42:本当にあった怖い名無し:2010/11/04(木) 04:45:13.89 
いつものようにいたずら電話が掛かって来た。
すると主は床に用意しておいた録音機の電源を入れ、録音を開始したのを確認して
受話器を横に置いた。
寝床につくとぼそぼそ話しているのが聞こえた。
次の日に確認するのが待ち遠しかった。

次の日、主は録音機を再生させた。
そこから聞こえてきた声に主は卒倒した。
そんなはずはない。
そんなはずはない。
気が狂いそうだ。

その後主はその家を売り払い、今に至る。
家主はころころと代わり、そこに住んだ者は皆この黒電話のいたずら電話に悩まされたそうだ。
噂によるとそこの内装を新しい物にかえる際に、
その黒電話のあった場所の下の床を剥ぐと
女性のものと思われる長い髪の毛がいくつも発見されたそうだ。
その髪の毛が誰のものなのかは今でも不明らしい。

内装工事も中止され現在その家屋は国重要文化財としてひっそりと保存されている。
場所は地図から削除されているそうだ。

ちなみにオレは世田谷付近に住んでいて、
この話を聞いてから探しに出たがこの家屋を見つける事はできなかった



206: 本当にあった怖い名無し:2012/10/28(日) 00:51:29.93
細切れごめんね。
前に住んでたマンションでの出来事。

その日は携帯で先輩と話してたんだよ。
15分くらい話してたところで、先輩の声にノイズが混じるようになった。
具体的に言うと、所々テープの早回しみたいなノイズ。


207: 本当にあった怖い名無し:2012/10/28(日) 00:53:33.94 
変に思いながら話しを続けようとしたんだけど
どんどんノイズの頻度が多くなって最後は声全部がノイズになった。
「なんんだコレ?」と思ってたら、ノイズの音が消えたんだ。
「治った?」と思った瞬間、スピーカーから聞こえてきたのは
『ギャーーーーーーーー』という女の人の叫び声というか絶叫。




208:本当にあった怖い名無し:2012/10/28(日) 00:55:38.22 
1分か2分か、そのくらいの間一度も途切れることなくその絶叫は続いた
そしてその絶叫が終わるとまた、テープの早回しのようなノイズが聞こえ始めた。
そして最初とは逆に合間合間に先輩の声が聞こえるようになり
最後は全部先輩の声に戻った。


209:本当にあった怖い名無し:2012/10/28(日) 00:58:21.24 
先輩に「今の絶叫っていうか叫び声聞こえてました?」と聞くと
「・・・・・うん。聞こえてた。何アレ?すげー怖いんだけど」と。
「このマンション“出る”んです。たぶんその絡みなんだと思います。スイマセン」と僕は答えました。

お互いなんとも言えない気持ち悪さを抱えたまま電話を終えました。
という僕の体験談でした。



523:本当にあった怖い名無し:2007/03/10(土) 21:20:14.62
昨年末くらいからなんだけど、ときどき急に目眩とか吐き気がするようになりました。
最初は風邪かと思ったんだけど、普通に元気にしてるのに突然気分が悪くなって、
しばらくしたら治ることの繰り返しで、普通の体調の悪さとは違うのです。
病院に行っても原因が分からず、ストレスでしょうとか言われ、
薬をもらって飲んだけど全然治りませんでした。
そんなことが1カ月以上続いていたのですが。。。

つい先日のことです。
用事があって近所の家に行ったのですが、たまたま先客がいらしたので、
玄関先でその方に方に軽く会釈しました。
するとその方、品の良い50代くらいの奥さんでしたが、いきなり顔色が変わったのです。

その奥さんは、「いきなりこんなことを聞いてごめんなさいね、
もしかしてあなたが着ていらっしゃるそのセーターは
手編みで最近プレゼントされたものじゃありません?」とおっしゃいました。
いきなりのことで私は引きまくりでしたが、
確かにそれは、中学からの長い付き合いの友人がクリスマス前に贈ってくれたセーターでした。
友人は編み物がプロ級の腕前で、家族や友人にセーターとか
小物を編んで送るのを趣味みたいにしてるのです。

私がそう言うと、その奥さんは「そのお友達って、こういう感じの方でしょ」と、
容姿を詳しく描写されたのですが、
それがもうビンゴ、本人を知っているのではないかと疑うくらいピッタリ。

その方、いわゆる霊感のある方なのだそうで、
へ~ 世の中には本当にそういう能力の持ち主がいるんだな~と
私は単純に感心していたのですが、
そのあとこの方が言った言葉に激しいショックを受けてしまいました。




524:本当にあった怖い名無し:2007/03/10(土) 21:21:31.42 
「普段は私、霊感に関することは親しい人以外には言わないようにしてるんです。
だっておかしな人だと思われますでしょ? 
でも、あなたのことはどうしても見て見ぬ振りできなくて。
こんなことを言って気を悪くされるでしょうけれど
私にはそのセーターの編み目の一つ一つから
『死ね』『不幸になれ』という言葉が吐き出されているのが聞こえるんです・・・」

そう言われたのです。
当然私は怒りました。
だってその友達とは長年仲良く付き合ってきたし、
だいたい彼女はそんなことを言うような人ではないんです。

でもよくよく思い返してみると、体調の悪くなるのは必ずそのセーターか
その少し前にもらったマフラーを身に付けていたときでした。
そして、一応すすめに従ってセーターとマフラーを処分したら、体調も良くなってしまいました。

あの奥さんの言葉をそのまま鵜呑みにすることはできないにしても
もし本当だったとしたら・・・・
親友と思っていた人が、一目一目恨みを込めながらセーターを編んでいたってことでしょうか?
恨まれる心当たりは全くないのですが。

その方の言葉によると
「お友達ご自身も自分の気持ちには全く気付いてないのかもしれませんよ。
手作りの物には心の奥底にある思いが乗り移ることがありますから」
だそうです。
手作りの物は、気付かないうちに呪われているのでしょうか。



750 :本当にあった怖い名無し:2010/11/02(火) 22:01:24
皆様は木守りという風習を御存知でしょうか。
実った木の実を全て取り入れてしまわず、いくつか残す風習は昔からあって、
取り入れずに残した実のことを、木守り(きまもり)と呼びます。
諸説ありますが、来年もまた沢山の実をつけてくれるように、という願いを込めた行為です。

これは、私の祖父の姉が子供の頃に体験したお話です。
祖父の家の裏山には、大きな柿の木があります。
その柿は渋柿で、毎年干し柿をたくさん作っています。
祖父の家では、一本の縄に10個ずつ柿を吊るします。それがズラーッと並ぶと壮観ですね。
良い具合に干された頃に、猿がやってきて盗んで行く事もあるそうです。
毎年、学校から帰ると、お婆ちゃん(祖父の祖母)と姉、弟と一緒に干し柿作りをしていました。

その年の秋も、裏山の柿の木は鈴生りに実を付けていました。
お婆ちゃんは風邪をこじらせ寝込んでしまっており、祖父と姉が干し柿作りを任されました。
柿の実は父親が取り入れてくれており、皮を剥いて縄に吊るすだけです。
祖父と姉は数日掛かりで作業しました。

そろそろ終わりに近付いた頃、姉は柿の実の数が足りない事に気がつきました。
柿が7個しかありません。几帳面な姉は、木にいくつか残っていた事を思い出して見に行きました。
ちょうど3個残っています。姉は少し考えたんですが、区切りが良いので取ることにしました。




751 :本当にあった怖い名無し:2010/11/02(火) 22:02:36 
家に戻って竹の棒を持ち出し、竹の先の切れ込みに柿の枝を挟んで捻ると簡単に取れます。
3個目の柿を取った時に、「ギャ-ッ」という鳴き声が聞こえたそうです。
驚いて怖くなったんですが、きっと鳥の鳴き声だろうと思い、家に帰りました。

翌日、父親から柿を全部取ったことをきつく叱られたそうです。
秋も過ぎて山の木の葉も全て落ち、もうじき雪が降り始める頃の事です。
裏の畑に大根を取りに行った姉は、ふっと山の柿の木に違和感を感じました。
柿の実が一つ木になっています。
全部取ったはずなのにおかしいな?と思った姉は、木の近くに見に行きました。

じっと柿を見ると、突然柿が能面のような真っ白い女性の顔に変わり、
「お前の右足を食べたいねえ」と言った途端にポトリと落ち、
コロコロ転がってきて、真っ赤な口を開けて、姉の右脛に齧り付きました。
姉は痛みと恐ろしさで夢中で家に駆け戻りました。
家に入り足を見ても何もなく、不思議と傷も付いていなかったそうです。
母に話したのですが気のせいだと笑って聞き流されてしまいました。

翌日、友達何人かと一緒に学校から帰る途中の事です。
通学路の途中にある桜の木の下に差し掛かった時、
上から「ギャ-ッ」という鳴き声が聞こえたので、パッと目を向けた瞬間、
体中動かなくなりました。
枝に柿が二つぶら下がっています。


752 :本当にあった怖い名無し:2010/11/02(火) 22:03:46 
柿を見たまま動けないでいると、昨日のように一つが真っ白い女性の顔に変わり、
「お前の右足は美味かったよ」
そしてもう一つが白髪の老婆に変わり、
「私は左足を食べたいねえ」と言って二つともポトリと落ち、
コロコロ転がってきて、真っ白い女性の方は姉の右脛に入ってしまい
白髪の老婆の方が、真っ赤な口を開けて姉の左脛に齧り付きました。
痛いと感じた途端に体が動くようになり左足の老婆も消えていました。

周りを見ると友達はポカンとこっちを見ています。
姉が声が聞こえなかったかと聞いても、「何も聞こえなかった」と言い
柿がなかったかと聞いても「何もないよ」と言います。
それよりも、急に立ち止まったのでお腹でも痛くなったのかと心配したと言います。

恐ろしくなった姉は急いで家に帰り
お婆ちゃんに昨日、今日の事を泣きながら話しました。
話した後も恐ろしくてたまらないので布団に入って泣きながら震えていました。

これはただ事じゃないと思ったお婆ちゃんは、
寺の住職様に相談に行きましたがまともに取り合ってもらえませんでした。
他に頼る当てもなく、途方にくれたお婆ちゃんは
その日一睡もせずに仏壇の前で御先祖様に
「何とか姉を助けて下さい」と繰り返しお願いをしたそうです。


753 :本当にあった怖い名無し:2010/11/02(火) 22:04:37 
お婆ちゃんがお祈りしている晩、姉は夢を見ました。
暗闇の中から真っ白な着物を着た男の人が現れ
姉の前に正座して深々とお辞儀をした後、こう言いました。
「力が及ばず誠に申し訳ない。全部許してはもらえなかった」
そして、また深々とお辞儀した後、ゆっくりと立ち上がりまた暗闇の中に消えて行きました。

翌日、目が覚めた後、お婆ちゃんに話をすると、姉を抱きしめて泣き出し、
「ごめんね、ごめんね、何もしてやれずにごめんね」と、姉と一緒に大泣きしたそうです。

それから、何をするにも姉にお婆ちゃんが付き添いました。
ところが、おかしな事は昨日を最後に全く起こりません。
1ヶ月が過ぎ、2ヶ月が過ぎても何も起こらないので
段々とお婆ちゃんとも離れ以前の生活に戻りました。

3年目の夏、お婆ちゃんは肺炎にかかって亡くなりました。
そして秋になり、柿の実が色付いてきた頃
姉は裏で畑仕事の最中に右足で釘を踏み抜いてしまい。その傷が化膿してしまって
右足の膝下を切断しました。
ただ、それ以降は無病息災で何事もなく平和に生活できました。

その姉も、2007年8月に83才で大往生いたしました。
自宅で寝ている最中に自然と息を引き取ったので天寿を全う出来たのだと思います。
姉のお婆ちゃんの命日と1日違いなのは、ただの偶然でしょうね。


754 :本当にあった怖い名無し:2010/11/02(火) 22:05:46 
姉の生前の口癖は、
「私は欲をかいたばっかりに、右足を無くしたんだよ。
御先祖様とお婆ちゃんの力が無かったら、生きていないかもしれない。
お前たちも、足るを知って慎み深く生きなさい」

私の祖父はもちろん、姉の子供たちも繰り返し聞いた言葉です。
私も自分の心に刻んで、大切に守っていこうと思います。



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