サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

タグ:妖怪

http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1417271117/

487 :本当にあった怖い名無し@:2015/01/21(水) 17:28:42.28 ID:F69pIs5m0.net
俺の祖母には、毎日朝早く一人で散歩に行く習慣があった。
その時には必ず双眼鏡を持っていく。
その理由を尋ねた時にこんな話をしてくれた。

祖母がまだ幼いときの話だが、
ある日の早朝にたまたま目が覚めて家の外に出ると、
はるか遠方、山の間に巨大な何かが顔を出していることに気づいたという。
呆然と眺めているうちに、
それがこちら側にどんどん近づいていることがわかって、祖母はすぐに両親を起こしたそうだ。
両親もそれを見て驚き、3人で手分けして集落中に伝えて回った。
最終的に、集落の人々を全員集めてできるだけ遠くに避難することになったらしい。

正午あたりにそいつは集落を通り過ぎた。
そのころには祖母を含む集落の人々は、数キロ離れた林の中でまとまって隠れていたそうだが、
そこからでもはっきりと見えるほどのそいつの巨体と、
響き渡る「お゛ーっ、お゛ーっ、お゛ーっ」っていう声?が強烈に印象に残ったらしい。
集落は何故か全く荒れていなかったそうだ。
もちろん、そいつが何なのか知っている人は誰もいなかったんだと。

それ以降、祖母はそいつが怖くて仕方なく、
毎朝早起きしてそいつがいないか確かめるのが日課になったらしい。
でも今では町の建物が高くて
家の近くからでは遠くの山まで見ることができないので、
わざわざ少し遠出して双眼鏡で景色を見ているんだということだった。

先日初めて新宿に行って、
ビルの高さと多さに驚いたのがきっかけで思い出した話。
あんだけバカ高いビルが所狭しと並んでたら、そういうのがすぐ近くまで来てても気づかないかもね。



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460 :本当にあった怖い名無し:2010/01/25(月) 18:02:32 ID:D6d0qw4c0

529 :本当にあった怖い名無し:2010/01/22(金) 06:26:23 ID:nZzU++DG0
突然なんだがうちの家系は代々座敷わらしを囲う家系なんだとさ

バァちゃんの代でそれも途切れたって話を両親からよく聞かされてたわ

途切れた理由は男とデートに夢中で水と食事を与えるのを忘れてたっていう下らない理由

まぁアホらしい理由だよな、豪快でエネルギッシュなバァちゃんらしいっちゃらしいわ

でもさ、座敷わらしって水や食料なんかとるのか?お化けだろ?って聞いたんだよ

そしたら両親は笑ってた。バァちゃんも笑ってた

俺の好奇心は寝たきりのジイちゃんにまで及んだんだよ

そしたらジイちゃんな、「(俺の名前)はテレビや人の言う事を信じているのかい?悪魔や悪霊なんて物は
所詮人間が作り出した物なんだよ」

その後もしばらくジイちゃんと会話してた

ちょい続く




461 :本当にあった怖い名無し:2010/01/25(月) 18:03:19 ID:D6d0qw4c0

530 :本当にあった怖い名無し:2010/01/22(金) 06:39:14 ID:nZzU++DG0
ジイちゃんから色んな話しを聞いた。
戦争時代やジイちゃんの父、祖父に至るまで

特に戦争時代、前線で活躍してる時右耳の鼓膜破った話しなんかはジイちゃんが輝いて見えた

うちのジイちゃんは物知りでさ、知らない事なんてないんじゃないかと思うほどの人

んで肝心の座敷わらしの件なんだが、それも教えてくれた

なんでも大昔、俺の住んでる所は大飢饉や災害で相当の人が亡くなったらしいんだ

んでここいら一帯の人達は部族のプライドが高く、他の部族を寄せ付けない人種だったんだとさ

そんな人達が他所から新しい血を混ぜて、一族を繁栄させようなんて思う訳も無く

当然、部内で子孫繁栄を目指したんだと  つづく


462 :本当にあった怖い名無し:2010/01/25(月) 18:04:32 ID:D6d0qw4c0

531 :本当にあった怖い名無し:2010/01/22(金) 06:51:08 ID:nZzU++DG0
結果生まれてくる子はアレな子も多かった訳なんよ

でもそんな子、誰も育てる余裕なんてないよな

そこで当時いくつも「蔵」を持ってたうちの家系の出番

愛玩用として育てたんだと

大きくなって、♂は貴婦人や未亡人に、♀は独身男性にって具合

それを「お座敷わらべ」って呼ぶんだと教えてくれた

当時似たような境遇の村なども表には出さないがこういう事はよくあった

だから一つ買えば幸運を、2つ買えば子孫繁栄、3つ買えば孫の代まで~みたいな売り言葉ができた訳だ

当時へーと聞いてた俺だが今思えば要は人身売買だわな

つづく


463 :本当にあった怖い名無し:2010/01/25(月) 18:06:44 ID:D6d0qw4c0

532 :本当にあった怖い名無し:2010/01/22(金) 07:06:40 ID:nZzU++DG0
おもしろい事にジイちゃんはこの話、河童や妖怪なんかにも通じていると言った

夜中に彼らを運動させに外に連れて歩くんだってさ

そこで事情や自分の村の裏の顔を知らない「子供達」がそれを目撃する

街灯も無く、ロウソクに頼らなければ真っ暗な道でそれを子供達が目撃する訳だ

親たちは子供に汚い大人の世界を教えたくないために河童や妖怪のせいにする

これが日本の妖怪の正体だとジイちゃんは笑ってた

当時お化けは実在しないんだと安心したなぁ

真実とは蓋を開けてみるとこんなにも簡単なんだな

つづく


534 :本当にあった怖い名無し:2010/01/22(金) 07:16:15 ID:nZzU++DG0
でもよく考えたらバァちゃんの代まで続いてたんだよな?

男とデートって人が餓死するまでデートしてたのか?

ちょっとも罪の意識は無かったんだろうか

今は途切れたって事はその最後の子が亡くなって終わりって事だもんな

まぁこういう訳で、座敷わらしはもう存在しないかもってお話しでした

洒落怖な話しじゃなくてすまんかった



468 :本当にあった怖い名無し:2010/01/26(火) 08:21:15 ID:ITnNCxvg0
コピペにレスのアレだが、座敷童子と性的な要素が 関係する話は結構良く聞くな
ちょっと前にも、座敷童子をレイプして没落した家の話があったし

俺の知っている話だと、座敷童子を嫁にした家ってのがある
とはいえ、本人は>>460のレスみたいな池沼だったりしたわけじゃなかったらしいんで、
多分、何か公言できない馴れ初めをそれで誤魔化したんだと思うけど

その家は今も残っているけど、
土地屋敷の規模のデカさを除いては、維持費やら何やらで生活はむしろ苦しいらしい
家の人は、人と結ばれた座敷童子は貧乏神に堕ちたけど
今でもここにいて、貧乏と引換に家の存続を守っているんだよって言って、笑ってた


470 :本当にあった怖い名無し:2010/01/26(火) 09:24:52 ID:KZ7WDIOL
そんな状況でも笑って受け入れられる人、尊敬するわ
その人に幸アレ。 



http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1401894692/

984 :1/2:2014/07/20(日) 14:36:28.33 ID:J7lvtVQ80.net
都市伝説にっていう話、ありますよね。
白くてくねくねしていて、見ると……、てやつ。
それと関係はわからないけど、
これはくねくねについてお父さんに教えたら、かわりに話してくれた話です。

「お父さんはそれの仲間をみたことあるぞ」
以下、父の話です。

お父さんの日課はポチ(うちの犬の名前です)の散歩だよな?
その日も…だいたい4時5時っくらいにポチ連れて歩いてきたんだわ。
コースは、うちをぐるっと囲むようにある田んぼの畦道。
まあ、見えるもんなんて、田んぼと畑とお墓くらいしか見えないわな。
私「うち、田舎だからね」
父「そのぶん、見晴らしはいいよな」

そう、見晴らしがいいから、人が歩いてるのなんて一発で見えるんだよな。
時間帯的にも犬の散歩ラッシュだから、お父さん以外にもちらほら犬連れて歩いてる人がいるんだわ。
向かいからきたときは、すれ違うときに挨拶なんかして。
うちのポチは臆病ですぐ飛びかかろうとするから、リードで押さえて準備してからすれ違うんだよ。
他所んちの人や犬、怪我させちゃ面倒だからな。
散歩するときはいつもだいたいそんな感じなの。

んで、そんときも向こうに人影が見えたのさ。
その時はお父さん、「あ、こっち来るかな」って身構えたんだけど…
田んぼを斜めに挟んだ向こうだったし、どうやらその人もおんなじ方向に歩いてるって感じだった。
だから、はち合わないだろうって思って、そのまま歩いてった。
「あの人も犬の散歩かな」なんて。
そのまんま、その人が見える位置でついていく感じで進んでたんだけど、
あれっ?ってなった。


985 :2/2:2014/07/20(日) 14:37:16.98 ID:J7lvtVQ80.net
距離が変わらないんだ。どんなに急ごうがゆっくり歩こうが、距離が変わらないんだ。
その人影の大きさがな、変わらないんだ。
そして、気がついたんだよ。
その人があり得ないほど真っ黒なことに。
影になってたとしても、見る位置が変わればなんかちょっとは変わるだろ?
だけれど、太陽を背にしようが右手にしようが、日向に居ようが影にいようが、
ずっと真っ黒なまんまだったんだ。

顔もわからない。誰なのかわからない。
でも決して見えない位置じゃなかった。
普通なら誰なのか判別できる位置に、確かにそこにいる。
なんだかわからない、人の形をした黒い影が。
お父さんと一定の距離を保ちながら、蠢いていたんだ。

お父さん怖くなって走って走って、引き返してきちゃった。
半分引きずられるように走らされたポチが、不思議そうに見上げてきたよ。


父が話してくれた話は以上です。
父はいまでも変わらず元気ですし、正直、くねくねとなんら関係もない話かもしれませんが、
これを聞いたとき、確かにおんなじ恐怖を感じたことを覚えています。
もしかしたら、くねくねの亜種だったのかもわかりません。
「あれ以上見つめていたら危なかったかもな」と、父はあっけからんと笑いました。


関連記事





http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1423664447/

125 :本当にあった怖い名無し:2015/03/10(火) 00:00:26.29 ID:ilb90uyd0.net
前に洒落怖に書きこませてもらったものです。
まとめサイトだと「末子継承のいわれ」なんてタイトルでした。
あのあと自分でも気になり親戚のおっちゃん達とかに再度聞き回ってきたので、
こちらで報告させていただきます。
俺が書きこんだこととは違った出来事がいくつかあったのですが、
たいしたことはありませんでした。

・ユキハルが男だけど女のように育てられたのは、
実は春の身代わりだったからかもしれないとの説が上がりました。
土着信仰だかなんだかの、
何年かに1度ある祭りの為に女を村の男衆の精液で『清めて』生贄に使うのだそうです。
今では目的も意味も変わってますが、その祭りは行われてます。
本来の意味を知ってるのは一部の村の権力者だけです。
(モチロン今はそんなエロ漫画みたいなことはしてませんw普通の祭りです)
これ以上は地域バレ怖いんでつっこまないで下さい。




126 :本当にあった怖い名無し:2015/03/10(火) 00:01:33.66 ID:ilb90uyd0.net
・俺は断定的に話しましたが、ユキハルが春をさらわれた時のことは実はかなり曖昧なのだそうです。
(そりゃそうだ)
本当は二人で逃げたのか、
それともやっぱり犯されて自殺したのか、
犯された後ユキハルを殺して春も自殺したのか、、、

爺さん連中も、
「酷い目にあったユキハルならともかく、なんで春が化けて実父や子孫を祟るのかサッパリわからん」
と言ってました。
春が弟と逃げることにして、
その矢先にユキハルが殺されたなら化けるのもわかるんですけどね。
ただ記録が残ってますので、父親が不審な死に方をしたのは確かなようです。

肝心のユキハルの幽霊ですが、
祖父の兄(俺の大叔父)が会った時のことを分家のおじさんが昔聞いたそうです。
大叔父曰く「男だけど、ものすごい美人。少し背は高かったけど正直嫁にしたかった」だとかw
容姿のことばっかで詳細なことは不明ですが、
山で転んで困っていた所に現れて怪我を撫でると痛みがスッと引き、ニッコリ笑って消えたそうです。
薄い紫の着物を着て、薄い髪の色と白い肌、
氷みたいに透き通った綺麗な爪と手が忘れられないと言っていたそうです。
、、そのせいかはわかりませんが大叔父は生涯未婚でしたw


127 :本当にあった怖い名無し:2015/03/10(火) 00:03:33.03 ID:ilb90uyd0.net
もっと昔にも祠近くにいたのを見たらしいんですが、
ユキハルの幽霊目撃談はそれくらいです。
春らしい女を見た、井戸で何かを洗う音がした等等はかなりたくさんあるんですが、
ユキハルだけは今の所大叔父の話しかありません。
たぶん大叔父が転んだ山はうちが所有してるやつだと思うですけど、
地元民が山菜取りに入ったり子供たちの遊び場なのに、そんな話は一切ないんですよ。
ユキハルはもう成仏してしまったのでしょうか、、、
春も連れてってやればいいのに。

これだけじゃ味気ないんで追加でもう一つ。
地元では天狗伝説が有名で、
民話の中に天狗を騙してうちわ?を奪う男のよくある話があります。
先述の祭りにも関係してるんですが、
実はこの男が春やユキハルより前のうちの先祖で、
うちわを盗られて怒った天狗が村に不幸をもたらしたので、
男は器量良しの娘を天狗に差し出し、天狗を鎮めたのが祭りの始まりだとか。
これは蔵を壊す際に整理をしてて古文書?を発見してわかったことです。

姉弟の母を孕ませたのが山に潜んでた白人なのか、本当に妖怪の天狗がやったのか、、、
まず生贄を精液で清める?のがよくわかりません。
わからないだらけですが、当時レスをくれた方もいたので一応報告させていただきました。


関連記事
末子継承になったいわれ 1
末子継承になったいわれ 2

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1365680842/

2:mihoko:2013/04/16(火) 11:52:20 ID:Wk3LMVmg0

はじめまして、掲示板に書き込むことが初めてなので、気が付いた事はご指摘お願いします。

今からお話しする事は怖がりな私が霊の存在を確信してしまった出来事です。

私が小学一年生に上がったばかりの夏のこの事でした。

私には年子の妹がいます。
妹は可愛くてよく笑う子で、とても可愛がられていました。

私は正直妬ましく思っていて、
意地悪したり、泣くまで喧嘩をしたりしていました。

その日は日曜日で、居間で食事を取り終えて、サザエさんを見ていました。
私は、サザエさんが終わってもぼんやりテレビを見ていました。

私の家族は
父母私妹祖母叔母の6人家族。
その時は、食器洗いでもしてたのか、大人は誰も居間にいませんでした。

「お姉ちゃん遊ぼうよ!」
ぼんやりテレビを見ていた私に妹が、ふすまの外からニコニコ顔を出して遊びに誘ってきました。

前述通り私と妹は険悪でしたので、
こんなナチュラルに遊びに誘ってきたのをとてもビックリした覚えがあります。

それに面食らったのか、
「う、うんいいよ」と、承諾してしまいました。

妹と仲良く遊ぶのは久しぶりです。
私「何して遊ぶ?」
妹「向こうの部屋でおもちゃで遊ぼうよ!」

やたらテンション高い妹は、居間から離れた茶室の部屋で遊ぼうと提案してきました。

私の家は戦後すぐ建てた当時築50年ほどの平屋でした。
宮大工の親戚が建てた、立派な家で、建物だけで50坪ありました。
けどものすごく古いし、汲み取り式トイレだし、怖かったです。

茶室というのは、母屋に増築した離れで、
廊下で繋がっていますが、そこまでの廊下がもう暗くて、怖いので子供たちでは歩けません。




3 :mihoko:2013/04/16(火) 13:45:10 ID:eO6kTgQA0

長くなってすみません。続きです。

私「やだよ~怖いもん」
妹「じゃあてをつないでいこう!」
といつになく積極的なので、
二人で身を寄せあって、小走りで離れまで行きました。

離れの茶室は当時、私の勉強部屋と遊び部屋になっていました。

無事着いた私たちは
私「なにして遊ぶ?」
妹「う~ん、」
妹の視線の先には、買ってもらったばかりの学習机が。

普段は仲が悪いので、机やランドセルには、絶対触らないよう伝えてました。
けどこの時は、暗い廊下を子供だけでたどり着いたという高揚感で、私もハイになっていて、

私「今日だけ特別に机で勉強させてあげるね!」
と言って、机の隅々まで説明(電気がつくだの、何が入ってるとか)、ランドセルを背負わせてあげたり、仲良く遊びました。

それから、妹に習ったばかりの足し算と引き算を教えてあげました。

私「ゆびで数えてごらん、で答えをここに書くの」
妹「いちとにだから、さん?」
私「そう!できた!!すごいじゃん!」ってな具合です。

けど本当は、自分の宿題を妹にやらせよう、と悪巧みをしていました。

なのに、妹は
妹「おねえちゃん楽しいね!楽しいね!ありがとう!」
と目を輝かして、満面の笑顔をしてくるので、ちょっと悪いなぁ~と思いました。


4:mihoko:2013/04/16(火) 14:17:32 ID:AUDbwXvs0

最後です。

私(まぁでも、楽しんでるんだから、私悪くないよね!)
と思って、今までにないくらい仲良く楽しく遊んでいました。

そうこうしてる内に、母が部屋に来て、
母「ここにいたの、お風呂沸いたからおいで~」と呼びに来ました。

けど宿題箇所がまだ終わってなかったので、
私「お風呂先に行ってくるからやっておいてね!
いい?最後までだからね!すぐ戻ってくるからね!待っててね!」
妹「うん!わかった!おねえちゃんいってらっしゃい!」
と満面の笑顔で見送ってくれたので、意気揚々と私だけお風呂で待つ母のもとへ。
(お風呂は居間の隣にあります)

母に飛び付いて早速、
私「あのね~私偉いんだよ!○○ちゃんに足し算教えてあげたの!(えっへん)」
と誉めてほしくて、ハイテンションで自慢しました。

そうしたら、
母「何いってるの?○○ちゃんは居間で寝てるでしょ?サザエさん見ながら寝ちゃったよ、」と、

その時頭の中は???だらけで、
なんだか、決定的な間違えを見落としてしまった気持ちになり、
今の今までやってたことを、一生懸命話しましたが、
確かに後ろに妹が寝ているのを見せられて、
大泣きしてしまいました。

そのあと母にされるがままお風呂に入らされて、
寝る時には私の勘違いだったのかな?と思うまでに落ち着いてました。

ただ、寝室は離れの茶室の上だったので、茶室の前を通らなければならず、
またじわじわと怖くなってまた泣いてしまいました。

だって「絶対戻ってくるから」って約束したから。
だから、あの子も私のこと待ってるに違いない!って思って。

けど、「もし部屋の電気が付いてなかったら、私の勘違いだったって思おう!」と最後の希望?を託して、
母にだっこされて、茶室の前へ。

私「…ついてる!!ううわぁぁぁん!!」
ここでまた大泣き。
母「消し忘れたのね誰もいないし消すわよ」
私「だめええ待ってるもんん!!」
母「誰が待ってるの?」
私「だからぁ○○ちゃんだよぉぉ」
母「は?」

ここからは、目をつぶって母にしがみついて階段を上がり、
迎えくるんじゃないかと、ビクビクしながら母の布団で寝ました。(家族で川の字)

それから、怖くて学習部屋には入れなくなり、
宿題が出来ていたのかも確認出来ずドリルは、たぶん捨てました笑

とにかく、人間と変わらないでそこにいたので、霊や妖怪?はあるのだと、確信し、
その後余計自分の家が嫌いになりました。

その後、友達に化けて人数を増やしたりと、
たまにいたかも知れませんが、(うちはかくれんぼに絶好の場所だった)
ここまではっきり確認できたのは、これが最初で最後でした。
今でも、もう少し優しくしてあげればよかった、って後悔してます。

以上です。
下手な文にお付き合い頂きありがとうございました。



ちょっとした不思議な話や霊感の話 その6

14 :可愛い奥様:2010/03/29(月) 10:26:28 ID:E+kGJjOM0
旦那のアフリカ赴任にくっついて行っていた時の話。

現地の呪術師?に「ユルグ!ユルグ!」と叫ばれ、棒で叩かれ石を投げられた。
歯とか腕とか折れた。
かなりの重傷だったので家族ごと帰国した。
結果的には色々トラブルがあって帰国して助かった。命とか。

しかしユルグ?
なんじゃそれ?とずっと疑問に思っていた。
日本に帰ってから調べたら、アフリカの青い狐の妖怪だった。
実家の屋敷稲荷を見たら、青磁の狐像が祭ってあった。
それが水木しげる先生の描くユルグにあまりにそっくりで吹いた。



http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/study/9405/1209619007/-100

1301
よっさん:2011/07/17(日) 22:56:04 ID:8l3ikF3U0

はじめてこのスレに書き込ませてもらいます。

新しくできた友人に遊ぼうぜと誘われたので一緒に遊んだ。
まず一緒にチャリでカラオケにいって,散々歌った後
その友人の家に行って,遊ぶなり雑談したりする,というスケジュール。

当日,予定どうり俺と友人はカラオケにいって3時間ほど熱唱し,
店をでて,さあ友人の家にいこうぜ!ってなった時に友人が言った。

「・・・何あれ」

え?と思い友人が見ている方を見ると,
店の前に止まっているチャリの一台の荷台に・・・

手が。手がつかまっていた。
左の腕。
肘からちょっと先くらいまでの。

気持ちわりいんで,気になって仕方がなさそうな友人に
「きっと悪趣味な飾りだろ」とか言って,出発させた。

その後,友人の家でしばらくだべり,帰る時間になった。
友人の家は団地の7階。
友人と別れてエレベーターに乗って1階に下りた。
扉が開くとそこにはその棟の住人(&その他諸々)の,チャリやバイクが置いてある場所に出るが,
扉が開いたとき,俺は思わず
「えっ・・・」
と言って固まってしまった。

今日の昼間。カラオケ店でみた手。
あの手にそっくりなものが,いやもうそれそのものが置いてあるチャリの中の1台の荷台につかまっていた。
俺のチャリは不運にもそのチャリの隣。とても行く勇気は湧かなかった。
どうしよう・・と迷っていたまさにその時。

手が,荷台から離れた。
宙に浮いたその手は,俺の方に向きを変えてゆっくりと飛んできた!
「まずい!」と直感した俺は,急いでエレベーターを閉めて7階のボタンを押した。
が,閉まりきる直前にその手の先が入ってきて扉に挟まれた。

そのままエレベーターは上昇し始めたが,その手は肘の部分を扉に挟まれたまま,
何かを(たぶん俺)探すように暴れていた。
俺は絶対につかまってたまるかと,エレベーターの壁にぴたりと背を付けていた。
今にも心臓が止まりそうなくらい怖い。
生きた心地がしなかった。

7階に着くとチンと音がして,手は扉に吸いこまれるように消えた。
急いで友人の部屋まで行き,その日は泊めてもらった。

もうあのカラオケ店には絶対行かないと決めた。
またあの手に出会ったら,次は逃げられないと思うからだ。


http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/study/9405/1209619007/-100

1295
天狗男 ◆3d.QRuQQg.:2011/07/13(水) 19:48:55 ID:vKB22wVk0

1/3
えぇと・・・ご無沙汰してます。
ようやく落ち着いてきたので久しぶりに書かせていただきます。
トリは完全に忘れてしまったので今回からこれでいきます。

かれこれ一年近く前になります。
ようやく仕事で連休が取れたので某マンガの聖地に行ってきました。
それが間違いでした・・・
そこは世界遺産に指定されている古い家屋が立ち並ぶ街。
そこで「あるモノ」に出会ってしまった為に、その後約半年間スベリまくる日々が続きました。
今書いてるココも昔俺がいた世界なのかどうか、ハッキリとはわかりません・・・

まともに書くと長くなります。
今回は要約のみ書こうと思います。

旅行で出会ったあるモノとは、そこの土地の道祖神の一種で西洋的には妖精といった風貌でした。
なぜ俺に憑いてしまったのか分かりません。
しかしこいつは今まで出会った物の怪などとは違い、
非常に強力な存在で何としても俺から離れませんでした・・・

こいつは直接攻撃をしてくることはありません。
しかしお札や呪詛でこいつを祓おうとすると「違う時空」へ飛ばされてしまうのです。
かなりの回数、隣の世界や違う時代、地球かどうかもわからない場所に飛ばされました。
飛ばされた時に共通する事項としては以下の通りです。

・時間の流れが一定ではない(自分以外がスローモーションになったりする)
・視界がボヤけることが多い(ブラーをかけた感じになる)
・呼吸は普通にできる
・飛ばされる瞬間は空間が歪む感じになる
・何回かに一度は元世界に近い所に帰ってこれる(気がする)
・なぜか自分の存在を気づかれないことが多い(見えないのか?)
・ケータイや電話がつながらない(PCは操作できる場合がある)
・食事や睡眠はどの世界でも取れる


1296天狗男 ◆3d.QRuQQg.:2011/07/13(水) 19:49:54 ID:vKB22wVk0

2/3
明らかに同じ時代の日本なのに、そこにいる人間達が馬のような風貌の世界もありました。
あるいは、もうひとりの自分がいる世界に出たときは
二人でどうやったらこの妖精を祓えるのか話し合ったりもしました
(その後すぐに飛ばされたので再び自分に合うことはできなかった)
昔からよく言う神隠しに遭遇した人達はこんな感じで飛ばされ続けたのでしょうか・・・

江戸時代のような所に飛ばされたこともあるけれど、
そこでは人間と妖怪が一緒に暮らしていた・・・

ほとんどは同時代か過去でしたが、
一度だけ未来?のような場所に飛ばされたこともあります。
そこは原生林のような自然が広がる中に、
SF映画に登場するような都市が一定の距離を置いて点在しており、
それぞれの都市は半透明なドーム?で覆われていました。
空には無数の小型機が飛び交いなぜか月が2つ見えました。

俺が飛ばされ続けている間、背後のこいつは楽しそうにケケケケと笑うのみ・・・
直接の暴力は受けないものの、これではまともに生きていけない・・・
そして約半年間、こいつと様々な時空を行き来していたお陰で
会社はクビになり家族は心配して
何度もマンションに来たらしいけど、親父でさえどうすることも出来ず・・・
(置手紙でどういう状況かはお互い伝わっていたようだ)

もはやこのまま飛ばされ続け死ぬのか・・・と思っていたその矢先、今年の春。
俺は飛ばされる周期が長くなっていることに気がついた。
似たような世界に飛ばされた俺は、
その時ここに書き込んだ(前回の書き込み)。

その直後、俺は真っ暗な世界に飛ばされた。
明らかに同時代の俺の部屋なのだが電気も月明かりもない真っ暗な闇の中にいた。
街には人の気配すらしない。
体もかなり弱ってきており、もはやこのまま元の世界に戻れないのだろうと諦めていた。

その刹那、今までにないほどの大きな時空の歪みとともにこの世界に戻ってきた。

いや、ここが元の世界だという証拠はなにもない。
が、違うという証拠もない。

しばらくポカーンとしていたが、ハッと我に返り実家に電話をするも
電話口に出たおふくろの口からこんな言葉が聞こえてきた。


1297天狗男 ◆3d.QRuQQg.:2011/07/13(水) 19:50:24 ID:vKB22wVk0

3/3
「あ~そっちは地震は揺れたかい?こっちは瓦が落ちてきたよ~でも誰もケガしなかったよ~」
え?地震?
TVをつけると地震速報とともに津波による被害を放送している・・・どのチャンネルもだ。

唖然としている俺に電話口のおふくろはこんなことを言った。
「今どこにいるんだい?会社は大丈夫なんだろ~?今日は早く帰るんだよぉ~」

あれ?俺は飛ばされ続けて会社はクビになったはず・・・
それにおふくろはずっと行方不明だった俺を全然気にしてないようだ・・・
気になった俺は聞いてみた。
「あのさ、俺がいない間、心配かけちゃってごめん」

おふくろは不思議そうにこう言った。
「何言ってるんだい?先週末遊びにきてくれたがね」

え?
俺はふと部屋にある鏡を見た。
半年間、俺の背後から離れなかったアイツの姿がなかった。

そして気がついた。
淹れた記憶のない熱々のコーヒーがテーブルの上に置いてあるのを。


あの地震から4ヶ月・・・
あれ以来、俺はアイツの姿を見ていない。
そして飛ばされることもなくなった。
クビになったはずの会社も何事もなく通勤できている。

もしかしたらココは俺のいた世界ではないのかも知れない・・・
アイツはココにいた「もうひとりの俺」を俺の代わりに連れて行ってしまったのかも知れない・・・

今ではあの半年間の出来事は・・・夢だったのではと思い込むようにしている・・・
そして二度とあの聖地には行かないようにしようと思う。

以上です。
飛ばされてた間の詳細はまた機会があったら書きます。ではでは。


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1031
空缶:2010/08/13(金) 02:31:03 ID:UQrruqnI0

妖怪じみた、妙なものを見た事がある。
小学4.5年の頃、田舎の親戚宅にお泊まりした時。
夜、家屋の裏手、庭に設置された流し台で俺は歯を磨いていた。
なんで屋内でやらなかったのかちょっと覚えてない。

窓から漏れてくる明かりだけが照明代わり。
流し台の向こうはブドウ畑で、ブドウ棚が夜の闇に消えていた。
歯ブラシをシャコシャコしながら、ふと視線を上げた途端
目の前50センチくらいのところにそいつがいた。

横長の水滴型で、先端は握りこぶし位の大きさ。
そこに、目鼻口、禿げた頭に両サイドのざんばら髪。
早い話、ひとだまの形をした、ミニサイズの落ち武者の頭だった。
顔を斜めにこちらに向けて、目をむいて俺を睨んでいる。
変な話だが、怒った泉谷しげるにそっくりだった。

そんな奴が、いつの間にかブドウ棚の木組みにひっかかっていたのだ。
恐らく、2秒くらい視線が絡み合っていたが・・・
「うわーーーーーーーっ!」
歯ブラシを放り出して俺は家に逃げ込んだ。

「おばけ!おばけ出たっ!」
宵もたけなわ、笑い出す親達。
伯父が「よ~しよし、俺も確かめてやる」と俺を引っ張って流し場に。
だけどもういなくなってた。

今でもはっきり覚えているけど、奴のしっぽ側は小刻みに震えるようにたなびいていたし、
目はギョロギョロ動いていたし、絶対作り物ではなかった。
では何だと言われれば何なんですかねホント。
実話です。


1032空缶:2010/08/13(金) 02:37:08 ID:UQrruqnI0

追記:
妙に小さいサイズといい、これでもかという恐ろしげな形相といい、正体は不明ながら
今思うと「都会のガキを、いっちょビビらせてやるか」みたいな
なんか不真面目な意図を感じる存在に思えます。
見たときは本気で怖かったんだけど。



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770
attack:2010/05/24(月) 13:32:38 ID:vZZP/fAM0

誤字脱字許して。

とある田舎村にA君という中学生がいた。
A君には、特によく遊ぶ、B君、C君という同級生がいた。
三人は好奇心旺盛な三人組だ。

ある年の夏休み、A君は、B君、C君と一緒に山を越えてS街へ行き、
一日泊まって、色々遊ぶという、自転車旅行を提案した。
B君もC君も賛成し、村の集会所に集まることにした。

当日、三人は集まった。
A「忘れもんないか~。」
B「ないよ。」
C「俺も。」
B「行こか~。」

S街までは20㎞くらいある。
出発して山を越えているとき、暑いんで休憩をとっていたりして、
山のふもとについて、後2、3㎞くらいだろうか。三人はあまりの暑さに木の下で休んでいた。
しばらくすると、お婆さんが話しかけてきた。

お婆「こんな暑い日にどこに行くんだい。」
A「S街です。」
お婆「こんな暑いのに…、休んでくかい?」
三人「良いんですか?」

ここは関西なので、気前がいいわけだ。
遠慮なく三人はお婆さんについて行った。

お婆「これ食べや。」
三人「ありがとうございます。」
お婆さんにフルーツ杏仁をもらった。(渋っ)
お婆さんの家の付近には、他に家が4件しかない。
三人はお婆さんにお礼を言うと、S街へと向かった。

三人は色々遊んで一日泊まって、お世話になったお婆さんにお土産を買うことにした。
帰り道、お婆さんの家に立ち寄ると、

ピンポーン

ガラガラ

出てきたのはもちろんお婆さん。

お婆「おやおや昨日の…」
三人「お世話になりました。これどうぞ」
お婆「まあお上がり。」
少しだけと言って三人は上がらしてもらった。
茶の間に案内された三人、お婆さんは奥へ行ってしまった。


771attack:2010/05/24(月) 13:37:40 ID:vZZP/fAM0

A「疲れた~。」
C「なんか気持ちわりぃ。」
B「何が?」
C「いや、昨日来た時と、何だか雰囲気が違うんだよな。あのお婆さん。
さっきから怪しい笑みを浮かべて…」
A「お婆さんが来たぞ。」

ススー
襖が開いて、お婆さんが顔を出した。

お婆「これお食べ。」
三人「ありがとうございます。」
C「あの~そろそろお邪魔なんでぇ…」
お婆「いや良いの良いの。もう少し休んでお行き…」
妙な笑みでできる細目が少し気味が悪い。

お婆さんはまた奥へ行った。

C「俺たちを帰らさない気だな。」
B「確かに昨日とは雰囲気が妙に違うよな。」
A「失礼なこと言うなよ。」
B「お前も気持ち悪いんじゃねーかぁ?」
A「まぁ、確かに…。」
C「もう出ようぜ。」
三人は立ち上がった。

廊下を歩く……。

おかしい…。

いくら歩けど玄関にたどり着かない。
それどころかこんなに距離があるはずがない。
とうとう三人は迷ってしまった。
そしてある襖の前に立ち止まった。

B「どうする?」
C「あのお婆さん人間じゃなさそうだ…なぁ。」
A「そうだなぁ。」
C「この中入ってみる?」
A、B「うん。」


772attack:2010/05/24(月) 13:40:17 ID:vZZP/fAM0

Cは目の前にあるふすまを開けた。

………さっきの部屋だ。
B「どういうことだよ!」
A「このまま出れないのかよ。」

三人はどれだけ歩き続けたか。
ふと見慣れない扉があった。

台所だ…。お婆さんはいない。妙な寒さに三人は身震いする。

B「Aがお土産買うなんて言うからこうなってん!」
A「こうなるとは思ってないやろが。」
C「静かにしろ!!うわっ、誰か来た。…隠れろっ!!」
三人は台所の奥にある、襖を開けて中に入って隠れた。
お婆さんが入ってきた。

お婆「あいつら、逃げやがって・・・。まあどうせ、ここから出れんやろう。
それにしてもあいつら、リンゴパイなんか買って来よって…、めまいがするわ…。」

そうして、お婆さんはどこかへ行ってしまった。


773attack:2010/05/24(月) 13:41:45 ID:vZZP/fAM0

三人が部屋から出ると、お土産のリンゴパイがゴミ箱に捨ててあった。

A「リンゴパイで目眩がするって言ってたなぁ。」
C「うわっ!!」
B「どうした??」
C「れ・・冷蔵庫の中…。」
B「おぇっ。」
A「何これ…。」

冷蔵庫の中には、人の頭が入っていた。
骨がところどころ見えている。
体の部分が他に入ってたけど、三人は見るまでも無く扉を閉めた。

A「俺らを食う気やったんや…。」
B「マジでそうや。」
C「アイツはリンゴが嫌いなんかなぁ。」
B「そうや!」

三人はヤツにリンゴをぶつけることにした。それしか方法が浮かばなかった。
リンゴパイのリンゴは比較的、特大サイズだったので、台所にあるおろし金ですりつぶした。
そっちの方が効果が強いと思ったからだ。
まだリンゴに弱いと決まったわけではないが……。

三人が探せど奴は現れない。
むしろそっちの方がいいが、何より、相手を倒すのが先だ。


774attack:2010/05/24(月) 13:44:10 ID:vZZP/fAM0

A「まだかな。」
B「こういう時に限ってなんで出てこんねん。」
C「止まって!」

三人が止まる。
所が足音が続く…。三人は一か八か物陰に隠れた。

ズィ ズィ ズィ

三人(来たっ!!)

三人は各自持っていたリンゴおろしを僅かだが、投げつけた。

ギャーーーーーーーーァ!!!!!

凄まじいうめき声と一緒に奴の動きは止まったが、逆に巨大化してしまった。
その姿に人間の面影はない。化け物が正体を現したようだ。

A「何なんだよ!逆にパワーアップしたじゃねぇかよ。」
B「おい、逃げるぞ!!」
C「…。」
B「C!早く!!」

三人は無我夢中で逃げた。
そしてある部屋に入った。

B「Cのせいで逃げ遅れるとこやったやんか。」
C「アイツの後ろに玄関があったんや。」
A「なんで言わへんかったんや!!」
C「ごめん…。恐ろしさで声が出んかった。」
B「もう一回行ってみよう…。」
C「あれ?」
A「どうした?」
C「リンゴや……。」

テーブルの上にボールがある。
中には、果物が入っている。リンゴも…。
おろし金は台所に置きっぱなしだ。
仕方なく、手で押しつぶした。
リンゴを全部使った。


775attack:2010/05/24(月) 13:45:27 ID:vZZP/fAM0

A「これをかけるぞ。」
B、C「おう。」

何分か、歩いてると、案の定、声が聞こえてきた。 

?「ウギャー…ギャゥ…

段々声がでかくなってきた。

三人(よし!!)

覚悟を決め物陰に隠れた。

?「グア…

B「今だっ!」

Aはリンゴをかけた。

?「ウギャーーーーーァ!!」

三人「今だっ。」

後ろに玄関が見えたので、三人はヤツを追い越して飛び出した。
光が洩れてきた。

A「ふー。」
B「やっと出れた。」
C「おい、逃げるぞ。」
三人は一目散に逃げた。


776attack:2010/05/24(月) 13:46:43 ID:vZZP/fAM0

三人とも帰ってきたときは、高熱で一週間くらい寝込んだそうだ。

その数日後、気になった三人はその家に行ってみると、何も変わりなかったんで、
怖かったが、インターホンを押した。

ピンポーン

誰も出ない。

ピンポーン

ピンポーン

すると、隣の家からお爺さんが出てきた。
お爺「僕ら、何しに来たん?その家空き家やで。」

三人はあれはなんだったんだろうと思った。
三人はあの化け物はリンゴによって化け物の魔力が弱まって、玄関が出てきたんだろうなと思った。
実際は巨大化したんだが…。

帰ろうとして三人が後ろを向いたとき、
窓からお婆さんが怪しい笑みを浮かべてこっちを見ていた。

三人は一目散に村に戻った。
以来三人はそこに寄っていない。


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