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445 : 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM :2015/03/14(土) 22:02:02.18 ID:+HEk25wv0.net
友人の話。
親戚の持山で作業を手伝っていた折、休憩して煙草でも吸うことにした。
何口か吸ったところで、後ろの藪から唸り声が聞こえてきた。
何かいるのかと振り返ると、いきなり「バシャッ!」と水を掛けられた。
これが結構な水量で、全身がズブ濡れになる。
「誰だっ!?」
あまりのことに怒鳴り声を上げたが、藪中には誰もいない。
おかしい、振り向いてからこっち、藪から目を離してはいないのだが。
動く者があれば、即座に気がつく筈なのに。
あまりのことに怒鳴り声を上げたが、藪中には誰もいない。
おかしい、振り向いてからこっち、藪から目を離してはいないのだが。
動く者があれば、即座に気がつく筈なのに。
結局、悪戯の犯人は見つからなかった。
後で合流した親戚に愚痴ると、こんなことを言う。
「あぁ、あそこでモク(煙草)吸っちゃ駄目だよぅ。御免御免、注意しとくの忘れとった」
詳しく聞いても、
ただ「あそこには煙草ヤニを嫌う何かが居る」とだけしか教えてくれなかった。
というか、その親戚自身もそれについて詳細は知らない様子だ。
ただ「あそこには煙草ヤニを嫌う何かが居る」とだけしか教えてくれなかった。
というか、その親戚自身もそれについて詳細は知らない様子だ。
「うちの男共は皆、少なくとも一回はあそこで水をぶっ掛けられてるんよ。
相手は目に見えんから、追っ掛けることも出来やぁせん。
あそこ以外なら別に何ということもないから。
変なモンに喧嘩売ることもないでしょ、少し下りてから吸いんさい」