サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

タグ:小説

http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1445092650/

1 :本当にあった怖い名無し:2015/10/17(土) 23:37:30.45 ID:9L6g3+Q90.net
あれ実話なの?本、部屋に置いとくの嫌すぎ


2 :本当にあった怖い名無し:2015/10/18(日) 12:03:16.23 ID:eclbIp590.net
ブコフにもっていくとするか…



3 :本当にあった怖い名無し:2015/10/18(日) 12:34:08.35 ID:aH/R4WfU0.net
他板にも書いたけど、あれ『背乗り注意報!』と思って、
「この登場人物、どこで入れ替わった(背乗りされた)のかな?」を念頭において読むと、
部屋においておくのまで怖いと感じる事はないし、
逆にアマゾン・ヤフーで低評価付けてる人の書いてるもどかしさや
物足りなさも無くなって丁度いい感じだよ。
個人的な感想だけど。

ちなみに、あの本が書かれたのは尼崎角田李コンクリ遺体事件の年
(書かれたのはそれ以前だから、北九州監禁致死や愛犬家殺人事件の方が念頭に有ったと思われる)
北九州監禁事件同様の事件が起こる→主犯のXとYが放火の上逃亡
→一見凄惨な一家心中の様になる。

もしXとYに政治的に強いバックが居てそのまま庇われ、野放し 
→地元ではタブー化。

ジャーナリストが(怪談と言う形でも)調査すれば様々な警告がなされるのは
プチエンジェル等の事件と同様。

被害者は皆、結婚・土地の購入・そこへの引っ越し
(どれも皆本名その他の個人情報を渡す行為である)の経歴有り。
データーを得た、XとYから始まる背乗りグループが
ちょうど良いターゲットを決め、様々な手段でおかしくなるまでほのめかし……。

陰謀もの小説じゃあるまいし(あきれ顔)と思われるかもしれないが、
まあ、どっちの考えがあの本が『怖いか』という話ですから……
俺の場合、こう考えた方が怖くなかったんでそうしてますw

>>2の場合、家に置く方が怖いか、個人情報晒してブコフに売る方が怖いか……
どちらかをお選びくださいw


4 :本当にあった怖い名無し:2015/10/19(月) 17:39:08.02 ID:NOnp9TES0.net
図書館で借りて読んだ
あの本が実話であろうと無かろうと、呪われてるなら
出版社も輸送経路も店もブックオフも全部呪いでやられてるはずだから安心しなさい
世界中から呪いの動画があつめられてるYoutubeのサーバーは今日も元気にフル稼働だし、
呪いはスイッチが入るまでは起動しないのだと思う
>>3
深読みしすぎだろうな
ありゃ怪談の系譜を辿れた珍しい例だろう
人や土地を物として考えれば、物に因縁が染みついたというよくある怪談
本にもあったけど、曰く因縁のある家から建材持ってきたら変なことが起こるの当たり前
首つりした木で家を造ったら大変なことが起きたなんて話も聞いたことがあるな
ただ、そういう木で船を造ると沈まないなんていう迷信もあるらしい


5 :本当にあった怖い名無し:2015/10/19(月) 19:10:17.58 ID:pQWr9hR/0.net
>人や土地を物として考えれば、物に因縁が染みついたというよくある怪談
それだと、アマゾン・ヤフーで低評価付けた読者がこぞって叫んだ、
「じゃあなんで大元の怪談の詳細を書か『なかった』んだ~!」 というもどかしさが、
どうしても残ってしまうという欠点があるんだよな……。
小野先生、一気に、
「奥山怪談はありまぁ~す!」テイストな、怪談界の小保方になってしまうという欠点がw


6 :本当にあった怖い名無し:2015/10/19(月) 19:32:30.12 ID:pQWr9hR/0.net
そんな危険(怪談界のオボ扱い)を冒してまで、なぜ書かなかったのか?
もしかして元の怪談のタブーが、霊的な障り云々より政治的な何かだったんじゃなかろうか?
……だったら分かる。
話は一気に怪談じゃなくなって国際的な陰謀話になってしまう。
一作家の手には追えなくなってしまう。
俺はそれで納得しました。
いや、無理にでも自分を納得させましたw

50年以上前に亡くなった方の無念が伝染する様に今も広がり続けると考えるよりは、
怖くないんモンでw


7 :本当にあった怖い名無し:2015/10/19(月) 20:41:04.56 ID:qEcSx+NK0.net
実名が入り混じってるから結構マジなのかと思った。
出てくる事件が全部現実の事件とリンクしてそうなんだよなあ。



http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1433256994/

114 : 本当にあった怖い名無し:2015/06/10(水) 15:05:07.44 ID:NiSeGD230.net 
フランツ・カフカの短編「断食芸人」

断食を興行とする芸人がいた。
断食芸は人気の芸で、断食芸に対して町中が沸き立っていた。
断食の日数が増す程に人々の目は好奇心に光る。
間近で見るために席を予約する人まで現る程だった。
一方で芸人の痩せて青白く肋骨が浮き立った身体を見るに堪えられず
絶対に見ないという人もいた。

芸人は格子の付いた檻の中に入れられていて、敷き詰めた藁の上に座っている。
芸人は時おり水で口を湿らすだけで、何も食べない。
また人目に隠れて物を食べないようにと常時見張りが付いているが、
芸人は見張りが厳しい程喜んだ。
自身の継続する断食に誇りを持っていたからだった。
見張りが自身の目の前でこれ見よがしに食事を貪ろうとも、
断食に誇りを持つ芸人にとっては羨ましいどころか、
自身の自尊心が高められるのだった。
芸人にとって断食はこの世で最もたやすいことだと言ってよかった。

断食を続けるのは40日間と興行主に決められている。
40日を過ぎれば断食を終え、よくぞここまで耐えたという風に人々に迎えられ、食事を出される。
しかし芸人はそれでも食事を口に入れたくなかった。
食事を見ると逆に吐き気に襲われた。

よくぞ耐えたと食事を差し出す周囲の人々。
しかし芸人にとっては、それは断食し続けているという栄誉を奪われるに等しかった。
何故ここまで耐えたのに、ここで断食をやめなければいけないのか?
芸人は断食に対する誇りが行き過ぎて、そんな考えをするようになっていた。

断食芸の最後を締め括る、芸人に出される食事。
見に来た人誰もがその様子に満足していた。ただ一人、芸人自身だけが不満だった。


115 : 本当にあった怖い名無し:2015/06/10(水) 15:06:41.22 ID:NiSeGD230.net
その後、断食芸の人気はすっかり衰え、どこへ行っても白い目で見られるようになった。
芸人は長年の付き合いだった興行主と別れ、サーカスと契約を結ぶ。

芸人の檻は動物の檻とともに見世物の通路に並べられた。
珍しい動物を見にやってきた客は芸人に興味を示さない。
寧ろ客からすれば細い通路の中、早く動物を見に行きたいのに邪魔な見世物、という扱いだった。
芸人は人々に忘れ去られてしまうが、
唯一の誇りである断食を全力を尽くして続け、見事にやってのけた。
しかしそれが何になったというのだろう、誰もが前を通り過ぎてゆくだけ。
もう誰も断食の日数等数えていなかった。
断食の日数を示した板は最初はきちんと取り替えられていたが、
その内同じ板がいつまでもぶら下がっていた。

多くの日が過ぎ、芸人の檻が監督の目にとまった。
中では芸人がまだ断食を続けていた。
監督は問い掛けた。

「いつになったらやめるんだ?何故おまえはそこまで続けるんだ」

「断食以外に、他に仕様がなかったもので」

「どうして他に仕様がなかったのだ」

「私はうまいと思う食べ物を見つけることができなかった。
もし好きな食べ物を見つけていたら、断食で世間を騒がせたりしないで、
みんなと同じようにたらふく食べて暮らしたに違いないんだ」

その言葉が口から漏れた途端、芸人は息絶えた。

「よし、片づけろ」と監督は言った。
芸人は藁くずとともに葬られた。
芸人が入っていた檻には代わって活きの良い豹が入れられた。
喉から生きる喜びを吐き出すような豹の檻に
人々はひしと集まり、一向に立ち去ろうとしないのだった。


116 :本当にあった怖い名無し:2015/06/10(水) 15:09:16.45 ID:NiSeGD230.net 
個人的に著者のカフカの逸話を聞くと、この話が余計に悲しく思えてきた。
彼は健康体を維持しようと、極度なまでに食事を制限し、
間食なんてもってのほかで、おやつなど害だと述べているほど。
菜食主義で、肉も全く食べなかった。

悲観的故に自分に厳しいカフカはその食への制限が行き過ぎて、
健康体の維持どころか拒食症のようになってしまう。

母親が泣きながら食事を差し出してもカフカは口に入れられなかった。
無理な食生活をしたせいで最終的には彼自身の死に繋がる病気にもなってしまう。

断食芸人最期の台詞は、まるで著者カフカ自身を表しているようだという文学研究者もいる。




http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1421704408/


325 : 本当にあった怖い名無し:2015/02/14(土) 19:17:15.21 ID:dKfLFBMx0.net
ピーターパンの語られなかった結末

ディズニー映画のピーターパンは最後に「一年後に会おう」と言って終わった(記憶違いだったらすまん)
実はこれには続きがあるただ余りにも夢がないせいかディズニーではカットしたようだ
それがこれ

 
ウェンディはピーターパンとの逢瀬を毎年楽しみにしていた
しかし永久をネバーランドで生きるピーターパンからしてみれば
人間界の1年など1ヶ月程度にしか値しない
ネバーランドで遊んでいる内にピーターパンはすっかり人間界との時間の感覚の違いを忘れてしまっていた

一方のウェンディは来ると言っていたピーターパンが何時まで経っても来ないのに落胆し歳を重ねていった
そして結婚して娘を産んだ
 
その頃にようやくピーターパンはウェンディとの約束を思い出し人間界に向かったのだ
ウェンディはピーターパンを見るなり「約束を果たしに来たのね!」と歓喜した
反対にピーターパンは落ち込んだウェンディが大人になってしまったから
ネバーランドは子供の世界
大人になったウェンディはもうネバーランドに行く事はできないのだ
途方に暮れたピーターパンは仕方なく娘を攫っていった

泣き崩れるウェンディ、娘を攫いネバーランドに連れていくピーターパン

これが本当の終り


 『ゲシュタルト崩壊』という現象がある。
鏡を使った方法が有名だが、その内容からも鏡というものに人は興味を抱かずにはいられないらしい。
鏡の構成は単純であり、ただの光線の反射でしかなく、そこに意味を見出すのは人間側の都合だろう。

1926年、江戸川乱歩が発表した短編怪奇小説に「鏡地獄」がある。


(こちらは電子書籍)

あらすじは単純だ。


主人公の友人は幼い頃から鏡・レンズ・ガラス等に大きな興味を抱いている。やがて物理学を学んだ彼は、さらにそれらの虜になり、病的なほどに研究にのめり込む。
成長し、大人になった彼は自宅に研究室を作り、ひたすらに鏡やレンズの世界に没頭してゆく。
とうとう彼は、巨大な人間が入りりこめる球体を作り上げた。
内面は全て鏡張り。完全な鏡の世界が完成する。


ある日、主人公は彼の使用人に助けを求められ、彼の屋敷に向かう。
実験室の中には、巨大な球体の中で笑い続ける彼の姿があった。

「彼」は球形の鏡の中で発狂していた。


2005年には、オムニバス形式ではあるが映画『乱歩地獄』映画化された。
映像化されたのは
・蟲
・鏡地獄
・芋虫
・火星の運河



人によってはイメージの違いがあると思うが、鏡の世界に取り憑かれた狂気が解りやすいと思うのでこちらをUPした。

実際の小説は乱歩の淡々とした描写の中で静かに狂気が進行してゆく。
興味のある方はこちらもご覧になると良い。



http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1427669698/

156 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/04/19(日) 12:44:07.26 ID:gF0qVZ3J0.net
中島らも原作『こどもの一生』。
1990年初演のお芝居で何度か再演されているが、2012年版だけが後味悪い。

瀬戸内海に浮かぶ、携帯電話も通じない孤島が舞台。
その島には、医者と看護師が1人ずつだけいる診療施設がある。
その島に集まったのは、日常生活でストレスを抱え心身に影響が出ている女2人、男1人の患者。
(公演により職業は異なる)

3人に加え、不祥事から逃れるために島に逃げこみ、患者のふりをする横柄な大企業の社長、
そして社長の言いなりで気の弱い秘書の男。

この島で行われている『画期的な治療法』とは、
暗示にかかりやすくなる薬と催眠術によって患者を子供と思い込ませ、自由に行動させることにより、
ストレスから立ち直らせようとする心理療法。
処置を受け、患者3人と社長、秘書は全員子供のように行動し始める。

はじめは「子供なんだからこうするだろ」のような発言も見られるが、
次第に自分が大人だったということも忘れていく患者たち。
その中でも、社長はガキ大将のように横暴なふるまいをし(秘書の昼食を奪うなど)、
やがて女性患者を叩くなど暴力的な行動を起こし始める。
そしてそんな社長の腰ぎんちゃくになる秘書。

それに嫌気がさした他の患者たちは、ある仕返しを思いつく(発案者は男の患者)。
社長以外の全員で示し合せ、自分たちだけが分かる共通の話題で盛り上がって
社長を仲間外れにしよう、という計画だった。
秘書を引き入れる事にも成功し、
その日の夜、夕食の時間に、社長以外全員が
『山田のおじさん』という人と知り合いだった、という話題で盛り上がる。
計画通り、社長はいじけてしまう。

患者たちはしてやったりと喜んでいたが、その後奇妙な現象が起こる。

『山田』と名乗る男が突然診療所を訪ねてきたのだ。
看護師、医者がいない中で対面した山田は、髪形、口癖といった特徴が全て考えた設定と同じ。
予想外の出来事におびえ、
本当に自分たちの考えた山田のおじさんが具現化したのかを調べようと、
設定を考えたときのメモを取り出すと、患者たちの知らない書き足しがあった。

『山田のおじさんは、一見ただの変なおじさんだが、狂っている。
山田のおじさんは、出会った人みんな殺すのだ』


157 :2/3@\(^o^)/:2015/04/19(日) 12:46:23.47 ID:gF0qVZ3J0.net
いじけて部屋を飛び出した社長がその後メモに気付き、怒って書き足したものだった。
患者たちが書き足しに気付いた直後、看護師の悲鳴が。
社長が風呂で溺れ、意識不明だという。

山田のおじさんはおかしい!社長も山田のおじさんが溺れさせたんだ!
と医者に主張するが、医者は取り合ってくれない。
秘書はふと思い出し、島に来た直後に看護師から出された心理テストを山田のおじさんに聞く。

「あなたがマンションのベランダに出ると、向かいのマンションで残虐な殺人が行われていた。
殺人犯はこちらに気付くと、こちらを指さして何かを言っている。
さて、何を言っている?」
それに山田のおじさんは答える。
「あ、答え二つも思いついちゃったよ。
一つは、犯人は目撃者がいる階を指さして数えている。
もう一つは、目撃者に対し『楽しいよ、一緒にやろうよ』と誘っている」

山田のおじさんの異常性を確信し、自分たちだけで逃げ出す患者たち。
すると突然山田のおじさんはチェーンソーを持って現れ、看護師、医者を惨殺する。
さらにメモを処分しようとした男性患者も逃げ遅れてしまう。

本来は立ち入りを禁止されていた洞窟に逃げ込む秘書と女性患者2人。
「私たちが大人だったらよかったのに。そしたら山田のおじさんなんかこわくないのに」
という女性患者の発言で、
ふと自分が子供だということに違和感を持つ秘書。
更に、洞窟の中に一面に生えているキノコが食事に出されていたものと同じであることに気付いた秘書は、
ついに自分が大人であることを思い出す。
これをきっかけに、

自分たちの催眠を維持するために幻覚作用のあるキノコを食べさせられていたこと、
山田のおじさんはその幻覚作用によって現れた幻覚であること、
自分は社長に食事を奪われていたため幻覚キノコの摂取量が少なく、
目覚めるのがはやかったこと、に気付く。
それを自分に言い聞かせることで、山田のおじさんは消滅し、全員が大人に戻る事が出来た。


158 :3/3@\(^o^)/:2015/04/19(日) 12:49:02.90 ID:gF0qVZ3J0.net
中島らもさんの原作および過去の公演はここで終わりらしい。
だが、2012年版ではこの後に後味の悪い続きがある。

山田のおじさんが消滅した後、洞窟を出る患者2人と秘書。
外には、医者と男性患者が待っていた。

「無事だったんですか。社長は?」という秘書の問いかけに医者は苦々しげに答える。
「何を言ってるんですか。あなたたちが溺れさせたんでしょう」
山田のおじさんが起こしたと思っていた行動は、全て患者と秘書がやっていたらしい。
『楽しいよ、一緒にやろうよ』という言葉も、
社長の頭を浴槽に押し込んでいる患者たちを医者が止めた際に、
患者たちが医者に対して言った言葉だったという。
愕然とする秘書の耳にヘリの音が聞こえてくる。
警察を緊急無線で呼んだらしい。

「さあ、行きましょう。特殊な実験中に起きた事件だ、情状酌量の余地はある。
もちろん私にも責任がある。大人として、ね」
医者の発言に促され、よろよろと歩いていく患者たち。
その姿を見ながら、看護師が医者に聞く。

「それで通りますかね?」
「通るさ。山田のおじさんなんていなかった。みんなそう思いたいだろう。じゃ、あとは頼んだよ」
看護師は「もったいないけど親株あるし…」とつぶやきながら、
洞窟の中のキノコに油をまき、火をつけ焼き払うのだった。


観たのは2012年版だけだったのだが、
元の話を知った時にどういう意図でこの付けたしをしたのかなあ、と思った。
最後の場面以外にも、医者と看護師が何か巨大な後ろ盾(「上からの指示」というセリフとか)を持ってるらしい描写があり、
何者なんだこいつら…という感覚が鑑賞後にある。



死ぬほど怖い洒落にならない話をあつめてみない?5

299 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/05/28(月) 13:00

野生生物板から転載

1 名前:朔太郎 投稿日:2001/05/27(日) 22:50 ID:nWz3hOzk
萩原朔太郎という詩人の作品の中で「死なないタコ」というものがあります。
これは飢餓状態のタコが自分の足を食べ、内蔵を食べ、
最後は体が全部なくなっちゃうんですが、そのタコはそこに永遠に生き続ける・・・ という話です。

そこで皆さんに質問ですが
なぜそのタコは自分の体が消滅するまで自分の体を食べる事が出来たのだと思いますか??
また、最後まで残っていたのは体のどの部分なんでしょうか??





2 名前:死んだ蛸 投稿日:2001/05/28(月) 11:35 ID:OPgJPf4Q
死なない蛸

或る水族館の水槽で、ひさしい間、飢ゑた蛸が飼はれてゐた。

地下の薄暗い岩の影で、青ざめた玻璃天井の光線が、いつも悲しげに漂つてゐた。
だれも人人は、その薄暗い水槽を忘れてゐた。

もう久しい以前に、蛸は死んだと思はれてゐた。
そして腐つた海水だけが、埃つぽい日ざしの中で、いつも硝子窓の槽にたまつてゐた。

けれども動物は死ななかつた。蛸は岩影にかくれて居たのだ。

そして彼が目を覚ました時、
不幸な、忘れられた槽の中で、幾日も幾日も、おそろしい飢餓を忍ばねばならなかつた。
どこにも餌がなく、食物が全く尽きてしまつた時
彼は自分の足をもいで食つた。

まづその一本を。それから次の一本を。それから、最後に、
それがすつかりおしまひになつた時、今度は胴を裏がへして、内臓の一部を食ひはじめた。
少しづつ他の一部から一部へと。順順に。

かくして蛸は、彼の身体全体を食ひつくしてしまつた。
外皮から、脳髄から、胃袋から。
どこもかしこも、すべて残る隈なく。完全に。

或る朝、ふと番人がそこに来た時、水槽の中は空つぽになつてゐた。
曇つた埃つぽい硝子の中で、藍色の透き通つた潮水と、なよなよした海草とが動いてゐた。

そしてどこの岩の隅隅にも、もはや生物の姿は見えなかつた。

蛸は実際に、すつかり消滅してしまつたのである。

けれども蛸は死ななかつた。
彼が消えてしまつた後ですらも、尚ほ且つ永遠にそこに生きてゐた。
古ぼけた、空つぽの、忘れられた水族館の槽の中で。


永遠に――おそらくは幾世紀の間を通じて――或る物すごい欠乏と不満をもつた、
人の目に見えない動物が生きてゐた。


第4回 日本ホラー賞受賞作。
日本ホラー小説界の第一人者でもある。

本来ならばネタバレしてしまうような記事はご迷惑だとおもうのだが、ふとした「日常の中」の異常・不条理・目に見えぬ恐怖を描き出す作家としてぜひとも紹介しておきたい。

題材は「保険金殺人」。

生命保険会社の保険金査定が仕事の主人公が、ごく普通に暮らし、生活に疲れながらも何とか必死に生きている人々の生活を根本から覆すようなリアルな作品である。


【あらすじ】
主人公は、生命保険の査定をしている。
顧客の家で、期せずして子供の首つり死体を発見したことから事件に関与していくのだが・・・・・。

念のため申し上げると、これは「ホラー」恐怖の物語であり、ミステリーではない。
矛盾するようだが、現実のリアルな恐怖は、人間の想像をはるかに超えるものなのだ。

また、書評家の西上心太氏は超能力や妖怪などの超自然的存在を利用せずに、血も凍る恐怖を描くことに成功した、と評している。



1999年に映画化。

大竹しのぶの演技が大きな評判を呼んだ。



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 「瓶詰の地獄」は、探偵小説作家夢野久作の小説であり、雑誌『猟奇』の昭和3年(1928年)に掲載された。掌編ともいうべき短い作品。

物語は、砂浜にたどり着いた3つ瓶の中にそれぞれの手紙が同封されていたというもの。
ざっとあらすじだけをかいつまんでみるが、夢野久作のめくるめく迷宮味は実際に読んでみないと理解するのは困難と思われる。

内容は離れ小島に、兄と妹らしき2人が漂流し、瓶に救助の手紙を入れて流したものの手紙部分だけである。他に一切の記述はなし。
手紙の順番が逆に示されることにより、一層の悲壮感・やるせなさが悲劇的な効果を生む。
が、他に何の記述もないので、久作独特のめまいにも似た存在の危うさが感じられる。

以下、ネタバレ。

【1つめの瓶詰の手紙】
・筆者・・・・妹
  ・救助の船に両親の姿を見つけ、心より感謝するも同様に深く謝罪に怯え、涙ながらに許しを請う手紙。
  兄と一緒に身を投げる意志を伝える絶望の内容。

【2つめの瓶詰の手紙】
・筆者・・・・兄
  ・何年も島に閉じ込められ、半分は絶望しつつ希望を捨てきれずにいる苦悩が記されている。
  妹と2人、もしどちらかが先に死ねば1人取り残される不安・やっとのことで作り上げた小屋も火事で消失。
  ひたすら身を寄せ合いながらも、成長に生じて心も変化してゆく。
  緑豊かで食物も豊富な楽園のような島で、最後の尊厳だけは守りたいと神に祈り続ける。

【3つめの瓶詰の手紙】
・筆者・・・・不詳 おそらく兄がかいたと思われる
  ・たどたどしい内容で、お父さん・お母さんに助けを求める兄弟のあどけない文章。


http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1280200761/

73 :本当にあった怖い名無し:2010/07/29(木) 03:31:27 ID:f1xzxC2u0

浮気症の酷い男が、自分を恨んだまま死んだ妻に呪われて、
坊さんにお祓いしてもらうことになって、
そのお祓いの内容が
「今から3日間この倉の中に入っているだけでいい、ただし3日経つまでは絶対に出てはいけない」
っていう感じで(3日だったかは忘れた)、
3日目の夜、外が明るくなってきて、もう夜が明けたんだ、3日経ったんだと思った男が外に出て、
実はその明るさは妻の幽霊の罠で、男はぶっ殺されちゃって終わり

っていうあらすじのお話のタイトルがなんだったか思い出せないから誰か教えて

ネット発祥とかじゃなくて、由緒正しい昔の怪談話だったはず


76 :本当にあった怖い名無し:2010/07/29(木) 07:05:16 ID:xwkwnRPv0

>73
牡丹灯籠?


77 :本当にあった怖い名無し:2010/07/29(木) 07:59:46 ID:eZFeA8Uw0

おそらく 吉備津の釜  
ただし、浮気ではなく 最初から幽霊に見初められ、その厄から逃れるために
部屋中お札を貼って出ちゃ駄目って話。


113 :本当にあった怖い名無し:2010/07/29(木) 22:36:47 ID:5G6zejIR0

雨月物語の吉備津の釜で合ってる。

女癖の悪い男が神官の娘を嫁に娶るんだけど、
初めこそ貞淑な妻を可愛がるもののそのうち遊女と良い仲になり、
妻を騙して金を作らせ、それを持って駆け落ちしてしまう。
新天地で新しい生活を始めるが、
程なく遊女は基地外のようになって病死する。
これは故郷に捨ててきた妻の生霊の仕業であり、
夫に裏切られ失意の余り病床に臥していた妻はそのまま亡くなってしまう。

それから毎晩、男の新居に妻の怨霊が訪れるようになる。
そこで男は有名な陰陽師に札を貰い、家中に貼り付け、物忌みをした。
妻が死んでから49日の夜間、もし外に出ることがあれば命の保障はできないという。
夜毎酷くなる妻の怨念の声を耐え、いよいよ最後の夜。
空が白み始めたので、すっかり気が抜け油断しきった男が外に出ると、まだ辺りは真っ暗闇だった。
男は絶叫と夥しい量の血と、軒下に毟られたような髷を残して消えてしまう。
男の友人は草の根分けて探したが、終ぞ死体はおろか骨の一欠けらも見つからなかったという。

ちなみに化生の女に魅入られるのは「蛇性の淫」って話。
スレチすまそ。 


116 :本当にあった怖い名無し:2010/07/29(木) 22:59:59 ID:pvrvA9M+0

さすがというか・・・
名作と呼ばれる物はあらすじだけで凄みを感じるな。
乙。 


 

アマゾン号(1861年)。後にメアリー・セレスト号に改称される

メアリー・セレスト号は、1872年にポルトガル沖で、無人のまま漂流していたのを発見された船である。
発見当時、なぜ乗員が一人も乗っていなかったかは今もって分かっておらず、航海史上最大の謎とされている。

メアリー・セレスト号はもともとは1861年、ノバスコシアのスペンサー島で「アマゾン号」として建造された。
その時からいわく付きだったようであり、建造中におびただしい数の事故が発生したとも伝えられるが、真相は明らかではない。
アマゾン号は数回にわたって所有者が変わり、1869年にメアリー・セレスト号と改称された。

1872年11月、船長ベンジャミン・ブリッグズの指揮下、メアリー・セレスト号は工業用アルコール(おそらくメタノール)を積み、ニューヨークからイタリア王国のジェノヴァへ向けて出航した。
船には船員7人のほか、船長とその妻サラ・E・ブリッグズ、娘ソフィア・マチルダの計10人が乗っていた。


【発見】
・1872年12月、メアリー・セレスト号はデイ・グラチア号に発見される。
デイ・グラチア号はメアリー・セレスト号の7日後にニューヨーク港を出港した船であり、その船長モアハウスはブリッグズ船長と親しい友人であり出港前に会食している。
このことは、船長二人の共謀による詐欺疑惑を招いた。

【船内の状態】
・デイ・グラチア号の乗組員は「遭難信号を掲げていないがおそらく漂流中なのだろう」と判断。
実際に乗り込み確認したところ、「船全体がびしょ濡れだ」と報告されている。
ポンプは一基を除いて操作不能であり、デッキは水浸し。
船倉は3フィート半(約1.1メートル)にわたって浸水していたという。
船は他の点では良好な状態であるように思われたが誰も乗っていなかった。

前ハッチも食料貯蔵室も共に開いており、掛時計は機能しておらず、羅針盤は破壊されていた。
六分儀とクロノメーターは失われており、船が故意に遺棄されたことを示唆。
この船唯一の救命ボートは無理矢理引き離された、というよりも故意に降ろされていたとみられる。
3つの手すりに謎めいた血痕があり、1つの手すりには説明不明の引っかき傷があった。
また、血まみれの刀剣が船長の寝台の下に隠されていたという。(後にただの赤錆と判明)
1700樽のアルコールは9樽をのぞき全て無事で6か月分の食料と水も残されていた。
書類等は航海日誌以外は全く見つからなかっていない。
最後の日誌の記入は11月24日であった。


未確認情報ではあるが、1873年初めに、スペイン沿岸に2隻の救命ボートが打ち上げられ、1人の遺体とアメリカ合衆国国旗が、もう1隻には5人の遺体があった。
これがメアリー・セレスト号の乗組員の成れの果てであるかもしれないとの説がある。

メアリー・セレスト号の乗組員と船長の家族の消息は全く不明であり、彼らの運命を巡って多くの推測が出された。最大の謎は、航行が十分に可能な状態であるにも関わらず、なぜ船が放棄されたのかという点である。

以下、いくつかの推測説。


【アルコールの樽を原因とするもの】
・船長らはこれほど大量のアルコール樽の運送は初めてであった。
もし、9つの樽からアルコール漏れが起きれば、船倉内で靄が出るほどになる。
パニックを起こした船長や船員は救命ボートに移ったものの、何らかの理由で船と救命ボートが離れてしまったのではないか。との説。
この説によれば、靄の鎮静後に再び乗船する予定であったことになり、メアリー・セレスト船内のものがそのまま手つかずであった説明はつく。
【乗員間の暴動】
・当時から珍しくない事ではあったとはいえ、しかし当時の船長や船員の評判や人間性を聞く限り、可能性はほぼ0に等しい。

【水上竜巻に遭遇した可能性】

【海賊の襲撃】

その他、必ずしも客観的事実に基づかない、都市伝説に近しい推測も広く知られている。
例えば、未確認飛行物体による誘拐・拉致や、科学では説明のつかない、バミューダ・トライアングルなどの超常現象にその原因を帰する説、大ダコが現われて人間を残らず海中に引きずりこんだとする説、等々である。


メアリー・セレスト号の謎は、乗員全てが船から消え失せていた点に尽きるが、船長以下すべての船員が自船を放棄して脱出する事は、極めて稀ではあるものの史上に幾つか実例がある。

この事件は後世、様々な脚色や事実と異なる創作が盛り込まれた。
中でも有名な俗伝は、「発見時、船内には直前まで人が生活していたような形跡があった」とするものである。
具体的には、食卓に手付かず(または食べかけ)の食事やまだ温かいコーヒー(または紅茶)が残されていた、火にかけたままの鍋があった、洗面所に髭を剃ったあとがあった、などというものだが、これらはすべて事実ではなく、後世の脚色である。
実際には、デイ・グラチア号の船員の報告には船荷として水や食料が残っていたという証言こそあるが、卓上の食事などは報告されていないし、後の調査でも船室には食べ物などなかったとの法廷証言が記録されている。

因みに、マリー・セレスト号神話を創造した者の中では「シャーロック・ホームズ」シリーズのアーサー・コナン・ドイル氏が有名である。(『マリー・セレスト号』は彼の小説に出てくる船の名前である)
この物語の虚構内容の大部分と不正確な名前は世間に広まり、事件の詳細な内容とされ、幾つかの新聞によって事実として発表されさえした。
船が発見されたとき茶がまだ温かく、朝食が調理中であったと言われたが、これらはドイルの物語にある詳細な虚構である。


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