サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

タグ:山

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472 : 本当にあった怖い名無し:2015/03/17(火) 22:42:38.78 ID:OhaZTApk0.net 
福島の南相馬でおっちゃんが体験した話。

当時中学生だったおっちゃんはかなりエロガキで、
女の子とむふふなことしようとして山の中に入って言ったそう。
しかも夜に。

その日は煌々と月明かりが差す夜だった。
そんでいざやるぞ!ってときに視界に白っぽいものが入った。
目を凝らしてみたら銀色の尻尾が沢山ある狐だったそう。
多分九尾狐だと思うんだけど、あまりの神々しさにおののいてそそくさと山をくだったそうです。

あと自分も宮城の岩沼市あたりで発光してる狐みましたヽ( ´ ▽ ` )ノ


http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1452547037/

408 : 本当にあった怖い名無し:2016/04/21(木) 14:20:21.41 ID:5YNrrUTl0.net
山形の田舎なら俺もある

去年家族旅行で銀山温泉を見に行った帰り
登録しておいた山形駅のビジネスホテルへナビをセット
銀山に行く時もホテルから直行したから、その道を戻るハズなんだけど
夜の山道、どうにも来た道と違うルートを誘導してる
一度車を止めてナビ設定を見直しても、幹線道路優先になってる

近道かもしれん、と一先ずナビに従って山道を進むと
早々に街灯が無くなって、道が細くなって、ガードレールが無くなって
ついには舗装が無くなった

Uターンするスペースも無いから進むしかなくて
低速で1kmくらい進むと、空き地に出た
たぶん林業の作業場か何かなんだと思う
簡素な小屋と入り口の高い倉庫っぽいのが見えた

さすがにコレはナビの故障だろう、と思い再検索する為、車と止めようとした時
「ドォーーーーン」と大きな音と車を揺らす振動がした

なんだ、なんだと俺と親父が車の外に出て辺りを見回すけど
車に何かが当たったワケでもなく、落石や倒木があるようでもない
百歩譲って聞き間違いはあっても、振動まで勘違いはありえない

暗くて分からないけど、山の奥で何らかの崩落でもあったんだろうと
車に戻ろうとしたとき、車中にいた母と姉が絶叫を上げた
ヘッドライトの逆光で見難かったけど車の周りに誰かがいる
最初は「熊か?」と思ったけど、背格好から人だと分かった

親父が落ちてた枝木を持って「なんだお前ら」と近付いていくと
それに気付いた人影が、散り散りに山の中へ消えて行った
俺と親父は「ヒィッ」っと悲鳴を上げて、大急ぎで車に乗って一目散に来た道を戻った




409 : 本当にあった怖い名無し:2016/04/21(木) 14:23:17.54 ID:5YNrrUTl0.net
ルート履歴を辿ってどうにか幹線道路のファミレスに寄ることができた
そのままホテルに行くこともできたけど、
うまく表現できないが 落ち着くまで明るくて人の多いところに居たかった
ホテルには親父が適当な理由をつけて今夜は行けない事を連絡
連泊だったせいか、この日のキャンセル料は無かったらしい
母と姉は何も話そうとしないから、何で絶叫を上げたのか今でも分からない

俺と親父は、あの人影が四つん這いでカサカサと山の中に逃げて行ったのを見た
幽霊を見た怖さというより、生理的に気持ち悪い昆虫を見たときの怖さに近い感じ


661 : 394:2016/05/29(日) 01:06:49.04 ID:0FB9gxYl0.net 
>>409 を書かせてもらった者です
あれをここ書いた後、どうにも気になったので
母と姉に「何を見たのか」としつこく食い下がってきました
姉と母の話には少し食い違いがあるんだけど
読み難くて申し訳ないが、話の流れに沿ってそれぞれ書いときます

俺と父が車を降りた後、

姉:車の後ろから何か気配を感じ
母:辺りからヒソヒソ声が聞こえてきた

辺りを見終わってヘッドライトに照らされている

姉:俺が直立不動で立っていて
母:父が直立不動で立っていて
俺or父がこっちを振り向いたと思ったら

姉:車の外から何人もの父が覗き込んでいた
母;車の外から何人もの俺が覗き込んでいた

それを見て絶叫してしまい
ヘッドライトの方から父の声が聞こえたと思ったら

姉:唸るような声と共に父達が沈むように消えてった
母:クスクスクスと笑う俺達が遠ざかるように消えてった

そうしたら血相を変えた本物の俺と父が車に乗ってきて・・・
あとは >>409 の通りらしい

母と姉で一応話をしたらしいけど、それぞれ見たモノが違うから
二人とも「自分が変になってしまった」と思われたくなかったそうだ
最後に二人から「絶対誰にも話さないで!」って念押しされた
二人とも2chというかネットに疎いから大丈夫だと思う



http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1425032451/  

662 : 本当にあった怖い名無し:2015/04/17(金) 21:10:10.54 ID:a/rdvdkg0.net 
中学生くらいからいろいろなのに取り憑かれた。
一人暮らし始めたら
大量のカラスに追いかけられたり鬼門開かれそうになったりその他諸々。

その時お世話になってた霊感が強い男と一緒に住んでて
そいつと私の実家に車を借りに帰ったときの話し。

実家は田舎です。
バスを降りて実家の近くのコンビニの裏で一服してから行こうとなり
中学生でもないのにコンビニの裏で一服することに...
歩きながら吸えばいいのに何故かそうなった





663 : 本当にあった怖い名無し:2015/04/17(金) 21:10:57.47 ID:a/rdvdkg0.net
コンビニの裏は、真っ暗で用水路があり畑があってその200mくらい向こうには山。
男が畑の向こうの山を指差して
男「あの山なんかある?」
といきなり言い出す。

その指差した方角には、3人くらい入れる低めの石の洞窟みたいなのと
その横には鳥居が一つ。
鳥居の奥には何もないし子供の頃はみんな洞窟みたいなのにはいってたけど
私は気味が悪くて近づくのもいやだったから入ったことはない。

そのことをつげると
男「なんかあんまよくないんだよね」
と言い出す

そこから私は気持ち悪くなり記憶が他の誰かになる感じ
なんていったらいいいのかわかんないんだけど
夢みたいな


664 : 本当にあった怖い名無し:2015/04/17(金) 21:12:11.49 ID:a/rdvdkg0.net 
そして吐いた。
もうゲーゲーして体が自然に後ろに下がる。
男「倒れるな!立て!」
って言われてささえられたのだけ覚えてる

そしてコンビニのある通りに歩いてるときもなんか自分じゃない感じで
意識が朦朧なのか夢なのか。

コンビニについて
男「今連れてかれそうだったよ。下半身消えかけてた。
危ないからお父さんに電話して車持ってきてもらって」
って言われて
自分でも今起きたことがよく分からずお父さんに電話。

いつもだったらもしもし??なのにお父さん
どうしたんや?! っていきなり
こっちが聞きたいと思う前に
もう号泣。なんか全身の水分が目からでるでる

その間に男が水を買ってきてくれて
私は話しできない状態だからお父さんと電話で喋ってた。


665 : 本当にあった怖い名無し:2015/04/17(金) 21:13:10.31 ID:a/rdvdkg0.net 
すぐお父さんとお母さん到着。
お父さんも霊感すごいから状態把握。
後から聞いた話だと顔に死相出てたからわかったらしい。

しかも体が自然に後ろに下がってたのかとおもってたんだけど
何かがお腹のあたりを掴んで引っ張られてたらしい...

なんか結構強い霊らしくて
その後男の実家にいき梅干しの種みたいなのがいっぱいのながーーい数珠を取りにいく。
なんかの木の実らしいけど忘れた

そうしたらもう夜中で
神社の敷地でお祓いした方がいいと男が言い出して無人の神社にいく。
ここでいいやってとこに車止めて
車の中でお祓いスタート


666 :本当にあった怖い名無し:2015/04/17(金) 21:14:52.71 ID:a/rdvdkg0.net 
何故か目の前の家の電気がついてた。
夜中の三時頃なのにおかしくね?と思う前に言葉を無くした。
その窓に真っ黒な人影があるの。

それだけなら早起きな老人かな?とか思うんだけど、人影にしては濃すぎる。
本当に真っ黒!
しかも右左右左ってゆれてて
だんだんとそいつの動きが激しくなってくねくねみたいに踊ってた
人間本当にびっくりすると声出ない。固まるんだね

男「もう疲れたで今日はやめ」
その言葉にうそだろwwとか思いつつも
おばあちゃんの家で寝ることに。

おばあちゃんの家は例のコンビニのななめ前
私があまりにもビクついてたらしく寝てるときに払ってくれたみたい

寝る前に
男「これは俺の試練だから、俺が最近怠けてたからこうなったんだ」
とか意味わからんことゆってた

実はその前日この男が
俺は今日死ぬ迎えが来た。これで死ねるとかいって苦しんでたww
起きたら生きてたwww
こいつ中二病じゃね?wwwって思ってる

でも私に起きたことと真っ黒の影は事実だし
ばあちゃんの家で起きた後またありえないことがおきる


667 : 本当にあった怖い名無し:2015/04/17(金) 21:18:02.76 ID:a/rdvdkg0.net 
起きてから今度はコンビニとは逆の山を指差して、
男「あそこなんか神社かなんかある?」
といいだす。
それまた死亡フラグじゃね?wwと思ったww

その方向の山には弘法様があってそこに行きたいといいだす
歩いて20分。
参拝などしてから今度は山を登るとか言い出す。
男「何か呼ばれてる感じがする」
とか言い出す。
こいつ完璧中二病wwとか思いながらも石の階段を登って山登りスタート。

すぐ別れ道になり
男「うーんこっちから」
とかいいながら左に進んだ

短くても15分は山登りした。そしたら
男「この木!この木や!」
とか興奮しだす。

その木の前に看板が立ってて名前書いてあったけど山登りに疲れきって覚えてない
その木のに手おかざして10分くらいブツブツいってた。
なんか木の精霊が呼んでたらしい


668 : 本当にあった怖い名無し:2015/04/17(金) 21:19:09.04 ID:a/rdvdkg0.net 
そして山を北方向に下ったら本当に一瞬で最初の別れ道にでた。
2人してあれ?ってなってきた方に曲がる
そしたら小さい木の橋があるの

あー道まちがえた?? ってなるじゃん普通来るときなかったし
でもその橋の向こうの石の階段がある。
行くときあんなかかったのに帰り石の階段までかかったの2分

横では
男「導いてくれたんだ、もうあの場所に行こうと思ってもいけんよ」とかいいだす
もう笑うしかなかった...


669 : 本当にあった怖い名無し:2015/04/17(金) 21:21:16.73 ID:a/rdvdkg0.net 
あの黒い影は本当に怖かった
吐いたときは死にかけてたみたいだけど
記憶がないから実感はないけどあとからきくとやっぱ怖くて
地元かえってもコンビニの裏なんて絶対に行けない。


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222 : 本当にあった怖い名無し:2015/05/06(水) 01:42:41.61 ID:9UESj3oF0.net 
個人的に恐ろしいな、と思った話。

俺の曾祖父さんが子供の頃、
親父(つまり曾々祖父さん)と一緒に夜に山を下ってたんだと。
曾祖父さんは幼かったから親父におんぶされてた。

親父は提灯を提げて前を照らしてたらしいんだけど、突然
曾祖父さんに「目を瞑れ」と命じたんだと。
曾祖父さんも何がなんやら分からんが親父の言う通り目を瞑った。
そしたら親父が小声で「狸が提灯持って案内してくれちょる」と言ったんだと。
俺が幼稚園ぐらいの頃、曾祖父さんの娘にあたる俺の祖母から聞いたオチのない話。

こっからは俺の妄想になる。
当時は不思議な狸って本当に居るんだなぁ、と思ってただけなんだけど
今思うと本当に狸だったのか?と思う。 

狸が提灯提げてるだけなのに何で曾祖父さんは目を瞑らなきゃならなかったのか?
曾祖父さんも死んでるし祖母も惚けてこの話を憶えてすらいないから
確認しようもないが俺は曾祖父さんの親父はもっと何か恐ろしいモンを見たんじゃないか?
だから曾祖父さんに目を瞑らせて見せないようにしたんじゃないか?

こう思えて仕方ない。


http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1417618340/

517 : 本当にあった怖い名無し:2015/03/25(水) 20:17:59.29 ID:ZjfRyOOk0.net 
先日、自分が体験した怖くは無いけど奇妙な出来事を一つ、
ちょっと長めで面白くないかもしれないけど、こういうの書きなれていないんでご容赦を。

自分は出張で1~2週間ほど遠くに出る事があり、出先で貰った休みには
ネットで調べた遊歩道や山歩きコースを散策するのが好きで
(といっても本格的な登山ではなく私服に運動靴のレベル)
出張の度にそういった場所を回っている。
こんな怖い板見てる癖に人気のない山林が好きとかどうかとは思うが、
風の強い山中で風に煽られた木々がざわつくのを聴いていると落ち着く性格で、
でも可愛らしい妖怪とか出会った事が無い、残念。

それで、今から1年ほど前に新店の応援のために10日間の出張を命じられ、
新規出店準備から告知案内、チラシの投函なんかで5日間働いたのち、
開店の二日前に一日休みが入った。

で、ここからが本題(前置き長い)。
前述の通り、山の散歩道を調べていた自分は朝8時頃に目的の場所に到着、
結構深い山の裾に作られた運動公園で
人工の渓流に沿った森林遊歩道が山頂の展望台まで伸びていて
所要時間は片道2時間ほど、
季節がら湿った落ち葉で覆われていて少し歩きにくい状態で
春先なのもあって空気が冷たい上に湿っていて雨が降った後のような感じだった。
そこをじっくり歩いていたんだが…
1時間後、なんか道がけもの道っぽくなってきた、

周りはかなり暗い森で杉と広葉樹が密集していた。
原因は判っている、途中に出ていた何も書かれていない矢印の木の看板に浮気して
本道を離れたからだ。
まあ道らしいものはあるし、迷った訳でも無いので
気にせず進んでいたんだが道はどんどん悪くなり、
起伏が激しい湿った岩道をふらふらしながら時には手を使って越え、
どっからか浸み出してきたのか水の流れをまたいで、
もう本道に戻ろうか此処どのへんだよ、な状態でなお進んでいた時・・・
石段に出くわした。

石段は10段程度で自然石を組んだみたいな感じ、
その上は狭い広場に神社があってそこで行き止まりだった。
周りは相変わらず高い木々が密集していて暗い、
神社のある広場は山の斜面を削った感じでぽっかり空が開いているが
回りの木々が高いんで日の光が差し込んできていなかった。




518 : 509 その2:2015/03/25(水) 20:19:43.34 ID:ZjfRyOOk0.net
その神社が、なんかすごく新しい。
敷地はあまり広くないが
神社は普通の大きさで、柱が一抱え程ある立派な石造りの鳥居が立っていた、
これも真新しくてすべすべ。
裏には「平成二十何年」(年数は覚えてなかった)と彫られていたが
寄贈者や神社の名前が無かった。
神社は切り出したばかりの木材で立てたように黄色くてつやつやで
近づくと真新しい木の香りがした、
湿気が水滴になって欄干や柱に付いて触ったらツーと指が濡れて滑る程だった。
社には立派な額が掛けられていて文字が金色に塗られていたが
・・・達筆過ぎて読めない、
たぶん最後は~堂だと思うが。

社の格子から中を覗くと
中は暗くてよく見えなかったがよく奉納で見かけるような酒樽
(銘柄も書いてあったが気にとめていなかった)と小型の米俵が幾つかと、
神棚の上によくあるような鏡みたいなのがあり、
梁には文字の書かれた額が掛けられていたが
同じく達筆かつ暗く小さく読めなかったが人名録みたいだった。

手水舎もあった、
いま見かけるようなコンクリじゃなくて
大きな石を彫りぬいたもので大理石のような石でできた竜の口から水が出ていた。

出ている水はきれいそうだけど受け溜めのほうには枯葉が沈んでいたんで
手だけすすいで口をすすぐのはやめておいた。

これだけ綺麗なのに何故か社務所が無い、
それに灯篭みたいなのはあるけど狛犬もいない、謂れや祭神なんか書かれた案内板もない。
それでもとりあえずここまで来たのだからとお参りした、
賽銭箱も真新しくて鈴もピカピカで綱紐もまっさらだった。

そのあと、苦労して本道に戻って
予定どうり展望台を回って帰ホテル、忙しい開店セールを頑張ってこなして帰った。


519 : 509 その3(最後):2015/03/25(水) 20:21:51.05 ID:ZjfRyOOk0.net 
それから1年後の
今から2カ月ほど前、1周年記念イベント開催の応援で再び出張に行った。
こんどは2日のみで、3日目はお休み
(その日を使って帰ってこいって事だよ! 休日出勤扱いならず)
店の朝礼だけ出て挨拶した後、帰るのは午後からにして、午前中はまたあの山に登った。

そしたらあの矢印が無くなっていた
ただ道はあったのでもう行くつもりはなかったんだがなんとなくまたその道へ。
その道は(中略)、
で1年前に見た石段に出くわして登ったんだが、あの神社が無かった。

いや、神社はあるんだけど古くて虫食いだらけでボロボロで前見たときより小さい感じ?
鳥居も木製で簡単な作りで、手水舎はあるけどコンクリ製で
水は雨水溜め式でカラカラ。
同じくボロボロだが社務所(無人)もあるし、苔が生えていたけど狛犬もある。
道は一本で間違えようがないし・・・

というか、前は気にしていなかったけど
あの立派な神社、歩くのも大変な山道でどうやって建てたの? 
あの大きな石の鳥居なんてどう考えても無理。
頭をひねりながら帰ってネットで調べてみたがそこに新しい神社を建てたなんて情報は無かった、
というかボロボロ神社の情報自体なかった。

大変な山道だったんで迷った可能性もあるんだが、
もうあの店に行く機会は無いし、自分で行くのも大変な距離なんで
確認しようが無いけれどもう一回行ったら神社自体が無かったりして・・・

あれも俗に言う「まよいが」みたいなもんだったのかね・・・


520 : 本当にあった怖い名無し:2015/03/25(水) 20:54:04.56 ID:qHYEMDCG0.net
たまたま昨日マヨイガと言うものを知ったばかりだったんで興味深い
手水舎の水を口にしてたら何かあったかもね


http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1382553456/


427 : 本当にあった怖い名無し:2014/09/06(土) 20:32:57.53 ID:HkJfmwKX0.net
俺が写真学校の学生のころ。

JR八高線に「毛呂(もろ)」という駅がある。
その西口から適当に歩いて、駅近くの丘のような低い山に登った。

一面にススキが生えて木や藪はなく、まわりがよく見渡せる。
初秋のころで、よく晴れたいい日だった。
 
上り口に石段があったから、木に隠れた頂上付近に社でもあるのだろう。
ところが中腹まで行ったころ、怖くて怖くてたまらなくなった。
何が怖いのかわからない
あいかわらず周りのススキはのどかだし、後ろを振り向けばちょっと遠くに八高線がゴトゴト走ってる。
日の光や風だってさわやかだ。

それなのに汗が出て体が震えるほどひたすら怖い。
とうとう、山道の向こうに一本松が見えるところまで来て、一歩も進めなくなった。
おれはカメラを取り出し、一枚だけ撮った。
そのあいだも怖くて体がビクビクするし、くるりと背を向けて道を下るのも怖い怖い。


おれは知人の霊感のある人にその写真を見てもらった。
秋田の人で当時、50くらいのおばさんだった。
その人は言った。 
「ああ、いやな写真だね。この先の土の盛り上がったところ。ここがよくない。
超えて行かなくてよかったね」
たしかに一本松の手前の山道に、あたかも何かが出ようとしているかのように
一箇所、はっきりと土が盛り上がっていた。


【怪談】怖い話【都市伝説】


218 :名無しさん@おーぷん :2015/05/05(火)04:03:00 ID:USy
初雪の山は登ってはいけない、
そういう話しを仲間内でよく聞いたが、滑りやすくなるからだろうと思い
バカにしてた知り合いは命の危険に晒された。


彼は登山歴3年くらいの経験の少ないアマだったが勝気な性格で
人に頼ったりする事が嫌いだ
なんでも1人でするタイプで、そのときも一人で冬山を登っていたが、初雪が降り始めていた。
積もったのは数センチだったので彼は当初の計画通り登り続けた。

雪のせいで登山道が分かりづらくなった彼は慎重に登り始めたが不安になりだした。
道を探しながら歩いていると、足跡があることに気づいた。
彼は喜んで胸をなでおろした
「この道で間違いないんだ」またいい調子で歩き始めた。


だが、その足跡に気になる点があった
靴の足跡ではない気がする、少なくとも登山ブーツではない。
明らかに細すぎるし小さい。
そのまま足跡を頼りに登り始めた
周りの景色が少し違うなと3年の経験で感づき始めた。
登山道というより獣道に近く、岩もごろごろして雑林も増えてきて歩きづらくなってきた。

 


 
219 :名無しさん@おーぷん :2015/05/05(火)04:03:31 ID:USy(
彼は、その足跡の不気味さも気にかかっていたので、引き返すことにした。
かなり辺りも暗くなってきて、彼は焦りはじめた。

急いで自分の足跡を頼りに下山していると、異変に気づいた。
あの細い足跡が増えている。。。登っているときは1人だけの足跡だったが今は数人ある。
少なくとも今は3人の足跡が見える。
しかも、よおく観察してみると裸足の足跡のように見えた。。
それに気づくと背筋がゾクゾクして恐怖に襲われた。
自分を裸足のなにかが後をつけて来てた。。。
しかも登山道ではない。


その時、彼は知り合いのベテラン登山家の言葉を思い出していた

「初雪の日は登山してはいけないよ。見てはいけないものが見えちまう。
普段は見えないものが、雪のおかげで見えることがあるんだ、
それは命取りになるから」


彼はパニックになりつつあった
暗くなり始め、得体の知れない裸足の足跡、確実に迷ってる。。
彼は足早に足跡を頼りに下山を始めた
しかしいくら歩いても登山道には戻れなかった
もう完全に日は落ち足跡も見分けがつかなくなった。


遭難


頭にその言葉が浮かんだが、
今日中の下山をあきらめ野宿すると決断した。
野宿の準備をしていなかったので
装備の中で使えそうなのは、 アルミ箔のような保温カバーとマッチくらいしかなかった。
彼は風がしのげる大きな岩の下で野宿をする事にした。


 
220 :名無しさん@おーぷん :2015/05/05(火)04:04:02 ID:USy
かなり冷えるが雪の降った後で穏やかな夜だったので
凍死の心配はなさそうだったが念のため眠らない事にした。

おちついたところで足跡の事がふと頭に浮かんできた。
「あの足跡はだれのものだろうか。。他のシカやウサギ、イノシシだろうきっと。。」
彼は自分の気をごまかすように、小動物の足跡だと解釈するようにしていたが。。

眠らないように頑張っていた彼はついうとうとして、眠ってしまった。

彼は物音で目がさめた
それは何かが雪の上を歩く音だった
ザクッ。。。ザクッ。。。ザクッ。。。
その音は岩の後ろから聞こえていた、

勝気な彼は小動物だと思い追い払おうと大声を出した
「コラッ!!」
怒鳴っると足跡は遠くえ逃げていった。
「やっぱり、イノシシか。。」


数十分後また足跡が遠くから聞こえてきた
ザクッ・・・ザクッ。。。ザクッザクッ。。ザクッザクッザクッ。。
今度の足音は違った
1人の足音じゃない。。。仲間を連れてきたんだ。。。。
さすがの彼も恐怖を感じた。

「コラッ!!」
もう一度おもっきり怒鳴った。
足音は止まったが、少しするとまた進み始めた、こっちに向かってきてる

 

221 :名無しさん@おーぷん :2015/05/05(火)04:04:38 ID:USy
もうココまで来ると、奴らが人間だと思わずに入られなくなった。
数人の人間がこっちに向かってきてる。。彼は今までにないほどの恐怖に襲われた。
体育座りをして目を瞑って祈り始めた
特に宗教には入っていなかったが
子供のころ祖父や祖母が念仏を唱えていたのをかすかに思い出しながら
保温カバーに顔も入れて外を見ないようにしながらひたすら、めちゃくちゃな念仏を唱えた。

足音はまだ聞こえてる。
どんどん近くなってきてる。
ザクッザクッザクッ。ザクッ
夜中その足音は続き、まるで彼のまわりをグルグル回ってるかのようだった

彼は一睡もできず半狂乱で念仏をとなえていた
朝が近くなり徐々に明るくなってきたのが分かった。
足音は次第に遠くになってきていた
彼は安堵した。


日が昇ったのがわかった
足音も完全に聞こえなくなり、彼はおそるおそる保温カバーから顔を出して
あたりを見回すと愕然とした。

周りには何十もの足跡が残っていた、しかも裸足の足跡が
彼は疲労困憊でその足跡を眺めていた
あまりの恐怖に何も考えられなかったが、荷造りを初めて下山を始めた。

30分も歩くとその足跡は途中で消えたが、少し歩くと登山道の標識がすぐに見え無事に下山した。
精神ともに衰弱しきった彼はこれを最後に登山を止めた。


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あがりびと 1
あがりびと 2


http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1417618340/


782 : 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM :2015/04/18(土) 19:23:47.41 ID:vHwuCmsA0.net
友人の話。

 
家族で近場の山にハイキングに出かけた。
昼時に弁当を広げていると、子供が手にした林檎を取り落とした。
コロコロと下草の間に転がっていく果実を、子供は慌てて追いかけて行った。
笑いながらそれを見ていると、耳元で声がした。

 
「それもおくれ」

ギョッとして振り向いたが誰もいない。
 
「あれ?」という妻の声に目を戻すと、もう一つあった筈の林檎が失くなっていた。
やがて子供がしょんぼりとした様子で帰ってくる。

「林檎、失くしちゃった」と情け無さそうに言う我が子に
「いいから、いいから」と取りなして座らせ、弁当の残りを平らげさせた。

 
声が聞こえたのは彼だけだったようで、家族には黙っておくことにした。
今でも時々そこに遊びに行っているらしいが、あれ以来声は聞いていないそうだ。


http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1417618340/


781 : 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM :2015/04/18(土) 19:22:55.82 ID:vHwuCmsA0.net
先輩の話。

 
大学生の時分、サークルで山を縦走していた時のことだ。
三日目の早朝に、水を汲みに行った仲間が大きな悲鳴を上げた。 
駆けつけると、水場のすぐ側に異様な物体が立てられていた。


杭で尻から頭まで串刺しにされている、マネキン製の案山子。

軍手が被された腕は後ろに回され、荒縄でグルグル巻きに縛られている。 
地面に落ちた麦藁帽子は、自然に落ちたものか、それともわざと置かれたものか。
パッと見、まるで人が串刺しにされているように見え、皆が腰を抜かしかけたという。

 
昨夜水汲みに行った時には、こんな不気味な代物なぞ影も形もなかった。
誰かが夜更けにこんな山奥までこれを担いで来て、ご丁寧にも突き立てて行ったのだ。
杭の根本の土は、掘り返されたばかりとでもいうように黒く湿っている。

 
予定を急遽変更し、出来るだけ早く山を下りたそうだ。


http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1417618340/


853 : 本当にあった怖い名無し:2015/05/06(水) 19:30:34.63 ID:GtBjv5hN0.net
東京の高尾山って、頂上付近に仏舎利があるとかで
縁結びのご利益があると言われ、結構カップルが登ったりしてる。
(個人的には、もともとは山伏の修験道だった山にそんなもんあるのか、甚だ疑問だがw)


で、 苦難の多い道の方がご利益がある、と噂されているのか、
わざわざ、舗装されてない方の道を登るバカップルがいるんだよねw
ちゃんとアスファルトの道もあるし、ロープウェイもあるのにw
しかも、ミニスカに、ヒールなんて格好で急な坂道上るものだから実に目のやり場に困るんだよなぁw
まあ、スパッツはいてるんですけどw


ちなみに、わたくしは小学校の遠足で高尾山のぼったんですが、
仏舎利のある寺(?)で集合写真撮影したら、青白い顔した何かが、誰かの肩の上に写っていましたw
あそこは、何かが確実にいるみたいですw


854 : 本当にあった怖い名無し:2015/05/06(水) 19:48:16.40 ID:uutUPPMm0.net
高尾山って天狗がいるんじゃなかったか


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