サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

タグ:意味不明

707:本当にあった怖い名無し:2011/07/28(木) 00:16:18.33 
五年前、学生時代の体験
深夜暗い田舎道を車で走っていると、急にエンジンが停まってしまった
俺はあまり車に詳しくないので、JAF を呼び車内で待っていた

しばらくすると、正面の道から強烈な光が近寄ってきた
もう来てくれたのか、早いなあと思ったがよく見ると様子がおかしい
光は俺の車前方50メートルほどで止まりそのまま動かない
ヘッドライトのように2つに別れておらず
光源はどうやら1つのよう
その光量は半端じゃなく、光源と俺の車の一直線上だけがまるで昼間のようだった
少し不安に思ったが、とりあえず近づいてみると
向こうからも人が近づいて来るのが見えた

三人

後光が強すぎて何者かわからなかったが、近づくにつれ見えてきた
三人とも背が高く、2メートルはあったかと思う
線が細く、馬面というか、顔が長い
顔立ちや髪形は子細は異なるものの、よく似ていた
服装はシャツやポロシャツ、ジーンズにチノパン、まあ普通だがどこか古臭い雰囲気がある

1人が話しかけてきた
どことなくイントネーションが標準語とは異なり、聞き取りづらかったが、
どこから来た?困っているんだな、直してやる
みたいなことを言う

直感的に怪しく感じ、いや、JAF 呼んだから大丈夫ですと答えたが、
いや、俺たちが直してやる、としつこい
次第にこっちの車に乗れ、とか
お前のはもうだめだ、話がずれてきた

このあたりで何故か俺の思考が曖昧になってきて、
ああ、助けてくれるならついていくのもいいかな
と思い始めてきた

聞かれるがままに俺の自己紹介などしながら三人と光に向かって歩いていくと、
突然携帯が鳴った
JAF からだった


708:本当にあった怖い名無し:2011/07/28(木) 00:18:42.22 
近くまできたと思うのだが、詳しい場所を教えてくれという内容だった
その電話で我に帰り、三人の申し出を断ると
三人は怒りだし早口でよく聞き取れないことをわめき始めた

俺の好意を無駄にするのか、とか
早く来ないと間に合わないとか言っていた気がする
俺は三人を振りほどき、車内に戻った

三人は車外でしばらく何か訴えていたが、諦めて光に戻っていった
このとき印象的だったのが、1人が手のひらを横にして
おでこにピタッと当てると、他の二人も同じジェスチャーをした
それが合図であるかのように、バタリと黙り
背を向けると歩いていってしまった
三人が光の奥に消えると、光は猛スピードで後進しそのまま消え去った

ほどなくしてJAFが正面の道から現れた
車は職員が操作するといとも簡単にエンジンがかかった
さっきまでまったく動かなかったのに

JAFの車は真っ直ぐ道を走ってきたが、そのような光には出会わなかったという
俺は無事帰宅できたが、次の朝全身に発疹ができていた
皮膚科で診てもらったが、原因は不明とのことだった

関係あるのかわからないが、発疹は軟膏をつけていたら10日程で消えた
この話を二年後に合コンでしたら1人の女が食いついてきた
女は彼氏とドライブ中、二回その付近で空を飛ぶ発光体を目撃したことがあるという
君が見たのはUFOや宇宙人だったのではないかという

そんな説はにわかには信じがたいが、あの時
あのまま三人についていったら、と思うと何か得たいの知れない恐怖を感じゾッとする
そして何故怪しい連中についていこうという気になってしまったのか全然わからない
こんな話です




359 :本当にあった怖い名無し:2018/12/08(土) 12:46:40.52
石じじいの話です。

(1)
ある日、山歩きから戻ってきたら
途中まで乗ってきて停めておいた自分の車の運転席のシートの上に
お弁当が置いてあったことがあったそうです。
おにぎり3つに、おこうこうが経木の折りに入って。

お腹が空いていたので食べようかと思ったのですが
そのときはドアに鍵をかけていたので思いとどまったそうです。
当時は、車に鍵を挿したままドアも閉めずに停めておいて山に行くことも多かったと。

(2)
幅の狭い林道の道端に止まって地図を確認していたときに
後ろから黒いセダンがやってきて、じじいの車の横を勢いよく走り去ったそうです。
片側は谷川だったので危ないなと思いましたが
高級そうな車だったので、営林署の偉い人の視察だろうか?と思って納得したそうです。
昔は役人は威張っていました。

しかし、普通は、そんなところに偉い人はやってこないし
営林署の車はジープ(本物のジープ)だった。

狭い曲がりくねった林道を苦労して行くと道はなくなって河原に出たそうです。
そこが車が通れる林道の部分の終点でした。
先にいった件の車はいなかったそうです。
脇に分かれる道はなかったのに。

「その車はどこにいったん?」私
「わからん。谷に落ちたんやないか思うて
注意して帰ってきたけんど落ちとらんかったもんな。」

いわゆる「消える自動車」です。



https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1535920044/-100

504:本当にあった怖い名無し:2006/04/17(月) 02:23:30 
俺が保育園の頃の話
秋口で日が落ちるのも早いってのに
迎えが遅い園児たち(俺含む)でカクレンボすることになったんだよ

俺が隠れたのは玄関の有るとこと保育部屋があるとこの繋ぎになってるちょっと奥まった所
竹ヒゴで作った日除けとか色んなモンが置いてあったんだが、
奥に入って蹲ると外から見えないだろうと思ってソコに隠れたのね

隠れて、もうちょっと奥に行こうと思い移動して
ソコにしゃがんだ瞬間、膝がちょっと「ちくっ」とした

なんか引っかかったのかなーとか思ってたら
後ろら辺から「いたい?」って聞かれたのよ
(あれ?他にもココに来た奴居たんだ)って思いながら
「ん~ん、ちょっとチクってしたけど、いたくないよ?」って答えた
続けざまに後ろの“誰か”が俺に話しかけてくる
「いたい?いたい?」
「いたいよ、いたいよ、もっといたいよ」
気の所為かまたちょっとチクっとした
「いたい?いたい?」
「いたいよね?いたいよね?もっといたいよ」
ジワジワと膝の辺りが痛い、しかもなんか湿っぽい


505:本当にあった怖い名無し:2006/04/17(月) 02:35:26
「いたい?いたい?」
「いたいよね?いたいよね?ひろがるよ」
その瞬間、膝に激痛が走って「いたーい!!!!!」って叫んでた
ソレを聞いた“誰か”は
「きゃはははははは!!またね!!」って笑いながら奥に行った・・・・
奥は行き止まりなのにね

俺はというとワンワン泣きながら外に出て行った
泣きながら出てくる俺を見て園長先生と他の大人は青ざめた顔してた
何故って?
俺の膝には幅1cmくらいの竹ヒゴが思いっきり刺さっててプラプラしてたからさ

園長先生が駆け寄ってきて竹ヒゴを抜こうとするんだけど中々抜けない
丁度迎えに来ていた俺の母親も抜こうとするけどコレも無理
「いたい!いたい!」って俺が泣くもんだから
当時看護婦だった母が自分の病院に連れて行って外科処置で抜くことにしたんだ

両端を切り広げるとアッサリ出てきたんだが医者が首を傾げた
刺さってた竹ヒゴが扇状に広がっていたんだよ
「これ・・・刺さんねぇよな・・・」って母と話してたりするけど俺には分ってた
あの後ろに居た“誰か”の所為だって

それからというもの、俺はカクレンボの時にソコを使うのは止めたよ
近づくとまたあの笑い声が聞こえてきそうだったから
「またね」って事は次に行った時はコレくらいじゃ済まないんじゃとも思ってたから

終わり
PS:今でも膝にその時の傷痕が残ってたりするw



350 :本当にあった怖い名無し:2018/12/07(金) 12:17:36.19
無駄に長いけど怖くない

子供の頃毎年夏休みに母方の祖父母のところに遊びに行っていた
遊ぶといえば川だけの集落で、ものすごいド田舎なので
夜は少ない外灯だけが頼りの暗闇になるけど
寝る前なんかにカエルの声をききながら婆ちゃんとよく散歩した

で、その夜も婆ちゃんと手をつないで散歩してたら
突然「あそこ見ぃ」と山の方を指さしたので目線を向けると
遠くの暗闇の中でぽつぽつと三つほど小さな火のようなものが見える

火みたいといっても別に赤くはなく
イメージとしては松明を持った人が山にいるのかなって
「何?」と訊ねたら「狐火で、あれ」
狐火についての簡単な説明をされ「へー」って
そういうものがあるんだなぁって思ったぐらいで
その後怖い事も特に起きず家に帰った

あと、そこはお盆に川に入ると足を引っ張られるから絶対入るなと言われてるんだけど
我慢できず一度だけ盆に泳いだことがある
本当に溺れて水中で緑っぽい茶色の細い何かが足元にいたのを見た
必死に上にあがろうとしてる最中だったから
じっくりは見られず何かはわからないけどその先の暗い水底と相まってかなり怖かった
以来ちゃんと言いつけを守った

狐火を見たのも溺れたのもこの一度きり
溺れたのは本当にただ溺れただけかもしれないですが

大人になってからは夜に妹と橋の上から川を見ていたら
(暗くて見えないんだけども)
犬の鳴き声がして遠くの民家で飼ってる犬かな?って思ってたら
次の瞬間すぐそばに鳴き声が来た
そこは道もなく家も川原もない辺りなので
川の中にいるのでもない限り不可能な場所だし
移動が早すぎる
え?おかしくない?って
妹と顔見合わせたら急にゾッとして二人で本気で走って帰った

ちなみにそこは狸に化かされた類の話やお化けを見たなんてのが結構ある地方
父も同じ県出身なんだけど怖い話は父方の地域の方に多かった



https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1535920044/-100

681:本当にあった怖い名無し:2006/04/19(水) 06:28:53 
高校の頃の体験
塾の帰り、滅多に使わない公園の脇の裏道を通った。
その1年前程の夜にそこで日本刀持った男が
通りがかった人に斬りつけるとか言う事件が起こり(軽傷だったらしいが)
それ以外にも変質者が現れる等の話があり
親や学校からも暗くなったら通るなとお達しが出てた場所であった。

いつもは言いつけ通り使わなかったんだが
その日は塾に少し長く居すぎたせいで時間は10時を越えていたので
近道についそこを通ってしまった。

横にある誰も居ない公園の外灯から漏れる薄い明かりに照らされながら歩いてると、
前の方から一人の女が歩いてきた。
場所も場所だけに少し不気味で、刺されないだろうかとか少々飛んだ事を考えながらも
歩は進み、女との距離が近づいていく。

少しビビりながら女を見ていると、不意に違和感が沸いてきた。女はもう目の前だ。
すれ違った瞬間、俺は違和感の理由を理解すると共に、背筋に激しい悪寒が走った。
(・・・・首が無い)
その女の胴体と頭を繋げる首の部分が無く、女の頭が胴体の上にゆらゆらと浮いてたのだ。
見間違いだろうと思いつつも俺はしばらく振り向けずに歩いていたが、
いろいろ考えた末、50M近く歩いた後に意を決して振り返ってみた。

女は俺とすれ違った場所に居た。胴体こそ後ろを向いた状態だった。
しかし頭。頭だけが俺の方向を向き、俺を見ながら声こそ聞こえなかったが
口を大きく開けて高らかに笑っていた。

声も出せず、腰砕けになりながらも俺は即座に走って逃げた。
以後、その道を昼間でも通った事は無い。




503:本当にあった怖い名無し:2013/01/28(月) 23:55:15.15 
最初に書いとくけど、面白い話でもないし、オチもない話。
俺が毎日通勤に使ってる道ある。
田舎だから交通量は大したことないし歩行者なんて一人もいない
でも道幅だけは無駄に広い田舎にありがちなバイパス。
高校時代から現在(27歳)まで毎日といっていいほど使っている道だから
その日も特になにも考えず車で通勤。
このときは何事もなかった。

問題は帰り道。その日は急な仕事で少し帰りが遅くなった(23時頃)
街灯もロクになく、時間も時間なので車もほとんど走ってない
もちろん歩行者なんて一人もいない…と思ってたら
一人の背の高い人が横断歩道の手前で立ち止まっていた。
こんな時間にこんな暗い道を散歩か~物好きやな~なんて考えながら
俺は車内で信号が青になるのを待っていた。

…が、よく考えるとおかしい。
俺が自動車用の信号に引っ掛かって止まっているんだから
歩行者信号は青のはず、何故渡らないんだ?
暗いので目を凝らしてその人を見ると、全身真っ白。
白い服を着ているとかそういうことじゃなく、ただひたすら白い。
次の瞬間俺はゾッとした。こいつ両腕がねぇ!
しかも身長が高いという次元ぞゃない、細長すぎる。
後から思い出すと顔まで真っ白で、のっぺらぼう状態だった気がする。
不気味で仕方ない、信号が青になった瞬間俺はアクセルをベタ踏みして急発進。
あんなものを見たのは初めてだったので一刻も早くその場を離れたかった。




504:本当にあった怖い名無し:2013/01/28(月) 23:57:06.94 
サイドミラーに映る白い奴がどんどん小さくなっていく、
ベタな怪談話のように追っかけてくる気配もない
俺はホッとしたが体の震えが止まらない。
温かい飲み物でも買おうとバイパス沿いにあるセブンイレブンに車を停めた。
車から降りるとすぐ近くのバス停にあいつがいた。

こちらを見ているのかどうかはさっぱりわからないが、
コンビニの光のせいで先程より鮮明に奴の姿が見えた。
やっぱり両腕がない
そして上半身だけ左右にゆらゆら揺れている。
ヤバイ、直感的にそう思った俺は降りたばかりの車に飛び乗り家まで直帰した。
自宅に逃げるように駆け込むと居間に母が座っていた。
母が振り向き俺に言った。
あんたどぎゃんした?鼻血垂れ流しとーがね。

鼻血が出たのなんて産まれて初めてだった
これがあいつのせいなのか、恐怖のあまり鼻血が出たのか、それともただの偶然かはわからない。
しかしいずれにしてもあの道は二度と使わない。

よく考えるとあいつを最初に見た交差点の少し奥には階段があって、
その先には草がおいしげし手入れなど全くされていない神社がある。
あいつはあの神社関係の何かだったのかもしれない。

文章に起こすと全く怖くないね、
でも実際体験してとんでもなく怖かったので書き込ませて貰いました。
駄文申し訳ありません。



356:本当にあった怖い名無し:2008/08/16(土) 19:34:10 I
昔ね、友達と海に行った時の話なんだけど。
砂風呂をやろうとして、あんまり人目が多い場所だとちょっと恥ずかしいから、
あんまり人気のないところで友達に砂かけて埋めてもらったんだ。
顔には日よけのパラソルがかかるようにしてもらって快適だったし、すぐにウトウトし始めた。

その時、不意に誰かが近づいてくる気配がして
「オキテタラヤル」と、若くはない女性の声でしゃべったのよ。
友達の声じゃなかったし妙に抑揚が無いしゃべり方だった。
かなり眠かったから無視したんだけど
結局、それきり声はかけてこなくて気配もすぐ立ち去った。

しばらくして、砂から出て海で遊んでたんだけど、人も少なくなった帰りの時間に
パラソルをあの場所に置いてきてしまったことを思い出して取りにいったのね。
言い忘れてたけど、あの時、砂から出る際に人がまだいるかのように
砂を盛り上げて、パラソルも顔に当たる部分が見えないように配置していたわけよ。
友達を驚かそうとしていたんだけど、
結局、待つのがめんどくさくてすぐに別の場所で合流してしまったんだけどね。

で、パラソルを取りに戻った俺が見たのは
俺のじゃない別のパラソルが砂の盛り上がった部分に何本も突き刺さっていたのね。
俺のパラソルは切り裂かれて、顔があるべきはずだった場所に垂直に突き刺さっていた。

あと何故かカミソリが頭と胴体の間にめり込んでいた。
正直、怖かったし。怖い話のテンプレみたいだなとも考える自分もいたけど。
とりあえずゴミはまずいから自分の分のパラソルの残骸は持って帰ろうと思って
思いっきり深く刺さってたそれを軽い怒りと共に引き抜いたのね。

そしたらさ、遠くからなんか声が聞こえてきて。
視線を向けると結構長い砂浜の向こうからものすごい勢いで
走ってくる奴がいるのよ。
で、そいつがなんか叫んでるの。
まだ残っていた人たちが、そいつからあとずさっているのはよく見えた。
もう俺もすぐに走って車に戻って、よくわかんない顔してる友達を車に乗せてさっさと逃げた。

焦ってはいたが、距離はかなりあったから結構余裕ではあったが、
笑いながら「オキテル」「オキテル」と走ってくる姿は忘れない。




706:本当にあった怖い名無し:2006/04/20(木) 01:54:48 
2年ほど前の話。
とある駅ビルのカフェレストランで昼食をとっていた時のこと。
食事もほぼ終わり、セットのデザートが出された頃、
女性2人と子供2人の4人連れが入店してきた。

女性達は主婦仲間なのか、畳んだベビーカーを引いていて、
子供は3歳くらいの男の子と、1歳くらいの女の子。
あまり子供が好きじゃない私は、こっちの席に来て欲しくないな・・と思っていた。
しかしその願いもむなしく、店員は私の斜め後ろ辺りの壁際の席を案内し、
4人はそこへと歩いてきたのだが、その途端、唐突に子供が泣き始めた。

私はそちらに目を向けるのも嫌だったのだが、声から泣いてるのは男の子だと分かった。
突然堰を切ったように激しく泣き出し、何かを嫌がっているようだった。
しまいには、「こわい~~~!!」と大声で泣き、母親たちも困惑している様子。
私はそれでも無視していたのだが、ついに耐え切れなくなり、その親子連れへ目を向けた。

すると、母親に抱きかかえられた男の子は、案内されるはずだった席の上方を指差して、
「やだ、こわい~~~!!」とひどく怯えていた。
この店内には洒落た絵画などが飾られていたから、きっと変な絵でもあったんだろうと、
指差す方に目を向けると、そこにはただ、真っ白な壁があるだけだった。

しかし男の子は、母親が一歩でもそこへ近付こうとするとより一層激しく抵抗する。
背筋に何か冷たいものが走った。店内の客もみな唖然としている。
店員も困惑していたが、母親が
「すみません。何かよく分からないんですけど、他の席にしてもらってもいいですか?」
と伝えると、あっさり別の席へと案内した。

あの席から離れると、すぐに男の子は泣き止んだ。
彼には一体、何が見えていたんだろうか…。
残された客の間には、嫌な空気が漂っていた。



408: 本当にあった怖い名無し:2011/08/06(土) 09:25:46.07 I
スレチだったらすみません。
信じてもらえるか解らないですが、取り合えず書きます。
うちは代々女系の家庭で、男子が少ないのですが
その女性たちは主に体が弱い(主に心臓)代わりに所謂霊感があります。
私も例に漏れていません。
現在ですと、私の祖母と私自身が一番強いようです。

私が小さいころから住んでいた実家はジャスト霊道だったようで、
見える生活(というか居る生活に)違和感がありませんでした。
実家が建て直しのために、新しい実家が出来たのですが、
家族でもう見えることも少なくなるね、なんて話していたのです。


409:  本当にあった怖い名無し:2011/08/06(土) 09:33:38.76 
そんな中、私は一人暮らしのため物件を探し始めました。
色々いい物件がある中、迷っていると
不動産側が、まだ広告には出してないんですけどいい物件があるんですけど、
といって一枚の間取り図を見せてくれました。
なかなかに気に入った私はさっそく物件を見に行くことになりました。

造りは正直古いのですが綺麗にされていて、四階建ての二階の部屋でした。
中にはまだ先住民の残していた物がちらほらありました。
でも初めて家を借りる私には、掃除は頼んでいるんだろう、ぐらいにしか思わず
その好物件を借りることに決めました。




410:  本当にあった怖い名無し:2011/08/06(土) 09:52:53.58 
鍵の受け渡しも決まり、無事に引越しが完了したものの
揃えなくてはいけない物もあって、とりあえずカーテンと照明だなぁなんて思って。
何の気なしに押入れを開けたんです。
そこには私が確認しに来たときに掛かっていた先住民のカーテンがありました。

何であんねやろ?片付け忘れか?と思いつつそれをそのままに
ちょっくら家を出て踊場に出ました。階段をちょっと降りたときに気づきました。
三階に上がる階段の隙間に、先住民の置いていったものが
ダンボールに蓋もせずに入れて置いてあるんです。
それでも手抜きやなぁぐらいにしか思わず、その日は終わりました。


411:  本当にあった怖い名無し:2011/08/06(土) 09:55:44.14 
そこで暮らすようになって一ヶ月も経たない頃でした。
インターホンが鳴りました。
部屋と廊下はそんなに距離もなく玄関はすぐそこ。
私は丁度部屋の入り口にいました。
取り合えずスコープを覗きましたが人の姿は見当たりません。
正味な話、私がスコープを覗くのに一分も掛かっていません。

身を隠そうにもこの距離だと隣の部屋に入るか、階段を上がるか降りるかです。
しかしこれだけの距離だったらどの音も聞こえます。ましてやこの短時間です。
しかもドアは鉄製、隣に入れば諸にドアの音が聞こえます。
それがありませんでした。
とりあえず自分の中で、人ではない、と確信は出来ました。


412: 本当にあった怖い名無し:2011/08/06(土) 10:02:14.65
しばらくその現象は起きたのですが、
次第に少なくなりほぼ無くなったので気にも留めませんでした。
そんな生活にも慣れ、ある日遊びに来た彼氏と上の階についての話になりました。
書き忘れていましたが、この建物に住んでいるのは現在私のみだったので
不動産の方は後々他の方も入るとは言っていました。
じゃあ上の階の探索に行こうという事になりました。

まず三階から。
勿論何処の扉も閉まっていましたが、試しに引っ張ってみると
施錠はされておらず普通に開くのです。
中は埃こそ溜まっているもののきちんと掃除された和室でした。


413: 本当にあった怖い名無し:2011/08/06(土) 10:10:53.30 
問題は四階でした。
三階は全三室、何の気配もせずでした。
四階の一部屋目も三階の部屋同様でした。
しかしもう片方の部屋は人の住んでる様な雰囲気の部屋でした。
奥に布団が引いてあるのがチラッと見えたのですが、同時に怖くなりました。
勝手に入って怒られるとかではなく入ってはいけないところに来てしまった、という感覚です。
彼氏に、誰か住んでたみたいだね、よそう?と言って退散しました。

数日後、大屋さんではないおじさんの鼻歌が聞こえ
スコープから覗くと知らないおじさんがビニール片手に階段をあがっていきました。
それを彼氏と見て、何や人住んでたんやと言って終わりました。


415:  本当にあった怖い名無し:2011/08/06(土) 10:20:37.44 
でもそのおじさんを見たのも数回でした。
一年ぐらい経ったある日、彼氏が一階の集合ポストを漁ってました。
何やってんねや、と言うとあからさまに訝しげな顔で郵便物を見ていました。

そのポストはおじさんが住んでるであろう部屋のものです。
彼氏さんもそれに気付いていたのです。
しかしポストの中から出てきたのは五年も前の請求書や地域新聞。新しいものは一切ない。

じゃあおじさんが新しいものだけ持ってったんちゃうの?と。
その部屋の先住民の物とかやん?と。
いや先住民の物ならおじさん住む前に出してるでしょ、
それに新しい物だけっておかしくない?と返されました。


417:  本当にあった怖い名無し:2011/08/06(土) 10:36:39.47 
確かに彼氏の言うとおりです。
他の人が居ない場所のポストにはチラシもなにも投函されていませんでした。
もし大家さんが回収していたとしてもおじさんの物を回収するのも変です。

ということは、五年程前からあの部屋には誰も住まず手付かず、
またはおじさんが古い物だけ置いていっているかになりますが。どちらもおかしな話なわけで。
じゃそもそもあのおじさんは・・・?と。

引越しした気配はありません。
もう一回四階に行ってみるかとも言われましたが、あの時の感覚もあり、
とてもじゃないけど行く気になれませんでした。
その後私が体調を崩したりと言うこともあって、実家に帰省しています。


418: 本当にあった怖い名無し:2011/08/06(土) 10:38:48.94 
もうあの家には住んでいませんが、典型的ないわくつきの物件だったのかもしれません。
書き忘れ多くてスミマセンが、私が住んでいた部屋も先住民が去って
それなりに経ってるように見えました。
長々と失礼しました。  



745:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 00:33:32 
Y君は関西の某大手製薬企業に勤めている。
しかし仕事柄、中々女性と出会えず彼女がいないのが悩みであった。
そんな彼に、友人が彼の悩みを聞いて
やはり同じような悩みを持つ看護婦さん達との合コンの段取りを付けてくれることになった。
もちろんY君に異論があるはずがない。
休日を選び、待ちあわせ場所はとりあえず某海浜公園に決められた。
参加者は男性がY君を入れて3人、看護婦さんも3人、
そして仲介役の友人を入れて7人のはずであった。
Y君は当時を振り返って言った。
「なんか、最初からハプニング続きで、変な予感みたいなものがあったんですけどね・・・」

女性側はともかく、男性側はそれぞれ面識がなかった。
友人が数合わせに知り合いからY君のような男性を適当に選ぶという話だったのである。
Y君はそのうちの一人とはすぐに落ち合う事ができた。
彼も年齢はY君と同じくらいで、おとなしそうな青年だった。
やがて看護婦さんら女性側3人も時間通りにやってきてなんとなくその場の雰囲気がほぐれてきた。
しかし、男性側の最後の一人と仲介役の友人がいつまで待っても来ない。
焦れてきたY君は友人の家に携帯で連絡を入れてみた。

「急病って事らしいんです。
いや、腹痛かなんかで、病気自体はなんてことないんだけれど、とにかく今日は来れない、と。」

いきなり水をさされる形となってしまった合コンだが
まあ、主役はY君らなので、自分たちがいれば問題はないはずだった。
しかし男側の最後の一人もなかなか来ない。
その顔を知ってるのは友人だけであったため、皆で相談して
あと10分くらい待って来なかったら、
人数はそろわないが合コンをはじめてしまおうという事にした。すると、

「すぐ側のベンチに、いつの間にか若い男がいたんです。うつむいて座っていて・・・」

ひょっとしたら・・・と思い、Y君は声をかけてみた。もちろん、友人の名前を持ち出して。
共通項といったらそれくらいしかなかったのである。
と、男はスッと立ち上がり、言った。
「じゃあ、行きましょうか・・・」と。

「なんか今思い返すとえらく不自然だったんですけど、その時は皆焦れてたし、
ああ、こいつが3人目なんだなって、妙に簡単に納得しちゃったんですよ・・・」




746:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 00:34:32
再び簡単にそれぞれが自己紹介した後で、近くの喫茶店、それから海浜公園巡り。
そして飲み会へとオーソドックスに合コンは進行したそうだ。
公園内の無料利用券などもY君は友人から預かっていあたらしく活用したらしい。
看護婦さんたちも皆20代くらい。
Y君ともう一人の青年もはしゃいで場を盛り上げた。
が、3人目の男、こいつがどうもよく分からない。
決して陰気ではないが反応もなんとなく変で、扱いにくい感じで
結局盛り上がった座もしらけてしまい
誰が言い出したわけでもないが、今回はお開きにしようという流れになってしまった。
そして、いざ皆帰る時になり、問題の男が
「僕はXX方面に帰るんですが、同じ方向の人はいませんか?
よかったら僕が送っていってあげますが。」などと言い出した。

Y君らは皆電車で海浜公園に来ていたが、
その男は自家用車で来ていて近くに止めているらしい。
そしてY君はたまたま、そのXX市に住んでいた。
言葉に甘えれば電車代がタダになるし
なんとなくその男が気に食わないという理由で断るのもなんだか気が引けた。
結局、Y君と看護婦さんの一人がその男の車に便乗させてもらう事となった。
こうして、初対面の3人の夜のドライブがはじまった。

男の車は中古の軽自動車で、Y君と看護婦さんは後部座席に腰を下ろして座った。
車は走り出したが、男の運転は、なかなかの安全運転であった。

「海浜公園からXX市まで、普通に車を飛ばせば、だいたい1時間かからないんです。
それに、いったん郊外の道路に入れば、途中はほぼ一本道のはずなんですけど」

車はやがて、Y君の記憶どおりに郊外に入った。窓の外を夜の風景が流れていく。
片側2車線の道だ。その道の両側は黒い木々で覆われていて
ときおりぼおっとした光が近づいてくると思ったら
それは小さなガソリンスタンドや自動販売機であった。
まだそれほど深夜ではないはずなのに
走っている車は自分たちの軽以外ほとんどなかった。
ふわふわした信号の光が現れては消えていった。

30分ほど走ったろうか。
車内でY君と看護婦さんは、たわいない雑談をしていた。
3人目の男―運転手の彼はまったく口を開かなかった。
ときどきY君が話を振っても短く受け答えをするだけだった。
「とっつきにくい奴だな・・・」


747:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 00:35:31 
何気なく、Y君は窓の外を見た。
そこは林が切り崩された斜面になっていて、どういうわけかたくさんの石の地蔵が並んでいた。
小さいけれども数は100や200ではない、
車のライトの光に浮かび上がったそれは、とにかくえんえんと続いているのである。
しかも、光のかげんだろうか、その地蔵たちはひどく異様な格好をしていた。

「それが・・・一つもまともな物がないんです。どういうことかと言うと・・・」

頭部が半分欠けているもの― 
口のあたりに大きな亀裂があり、ゲラゲラと笑っているように見えるもの―
斧を打ち込まれたみたいに、顔が真っ二つに割れているもの―
目のところだけえぐられているもの―

ほんの一瞬だけ照らされるだけなのに、不思議にY君の目には
地蔵たちが一つ残らず無残な姿をしているのが見て取れるのだった。
隣を向くと看護婦さんも、どうやら外の光景に気が付いていたらしい。
気分が悪そうな表情をしている。
Y君も嫌な気分がした。
「なんであんないやらしい地蔵を置いておくんだろうか・・・それもあんなに」
窓の外はいつのまにか暗い林に戻っていた。人家もないようだ。明かりが見あたらない。
近くに大きな新興住宅地があるはずなのだが― そのときだった。
「このあたりはね、出るそうですよ。」
めずらしく、運転手の男が自分から口を聞き、ポツリと言った。
「・・・?出るって・・・何が?」
「出るんだそうです。」
「だから・・・何が?」
「・・・・・・・」

Y君が尋ねても、運転手は何も言わない。黙って前を向いて運転しているだけだ。
なんだかそのシルエットになった後姿も、さっきの地蔵そっくりに見えて気味が悪かった。


748:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 00:36:33 
(くそ・・・なんなんだこいつ・・・) 
Y君がそう思っていた時、隣の看護婦さんが言った。
「あのお・・・あのガソリンスタンド、さっきも通りませんでしたか?」
「えっ?」
彼女はいったい何を尋ねているのだろう?
「ほら、今度は自動販売機。これって、さっきも通り過ぎましたよね?」

たしかに、車の後ろに自動販売機らしい明かりが飛んでいく。
つまり看護婦さんは、この車がさっきからずっと同じ所を走っているのではないか・・・
と言いたいらしいのだ。
「そんなことはないですよ。」
答えたのはY君ではなく、運転手の男だった。
「気のせいですよ。この道路は一本道ですからね。
曲がってもいないのに同じところは走れませんよ。
郊外の道なんてみんな似ていますからね。単調ですし。気のせいですよ。」
運転手は初めてと言っていいくらいペラペラと話した。そして、ヒヒヒ、と低く笑った。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
その笑い声を聞くと、Y君も看護婦さんも何も言えなくなってしまった。
「何か、かけましょうか。」
運転手の男は手を伸ばしてなにやらゴソゴソやると、テープを取り出した。
そして、それをカーステレオに押し込んだ。
・・・ところが、音楽は流れてこないのである。2、3分たっても何も。
圧迫感のようなものに耐えかねて、Y君はカサカサに乾きはじめた唇をまた開いた。
「何も、聞こえないんだけど。」


749:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 00:37:36
「・・・・・・・」
「ちゃんと、入ってるの、それ?」
「・・・・・・・・・・」
「ねえ」
「聞こえないでしょ?なんにも」
「ああ」
「深夜にね、家の中でテープをまわしておいたんですよ。」
「は?」
「自分は外出してね。家の中の音を拾うように、テープをまわしておいたんです。」
「・・・なんで、そんなことしたわけ?」
「だって、留守の間に、何かが会話しているのが、録音できるかもしれないでしょう?」
「・・・・・・何かって・・・・・なんなんだよ?」
「・・・・・・・・・・」
Y君は、相手が答えなくてよかった、とはじめて思った。
と、いうよりも、それ以上その男と会話をしてはいけないと思った。
背中に、気味の悪い汗がにじんでいた。
ぞっとするものがせまい車内にみなぎってきた。

とたん、隣の看護婦さんが悲鳴をあげた。「ッ!!!」
窓の外にはまた、地蔵たちが並んでいたのだ。
頭が割れ、目がえぐれ、ギザギザの口でゲラゲラと笑い続けている
あの異様な石の地蔵たちが・・・

「止めろ!」 
運転手は何も言わない。
「車を止めろ!!」
Y君はもし運転手が言う事を聞かなかったら、力ずくでも車を止めるつもりだった。


750:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 00:38:36
だが、意外にも車はあっさりと静かに止まった。
運転手は何も言わないままだ。
Y君と看護婦さんは転がるようにして軽自動車から降りた。
車はすぐに再発進して赤いテールランプが二人の前から遠ざかって行った。
Y君はぼんやりと辺りを見回した。看護婦さんもそうだった。
二人は顔を見合わせた。
街灯の光しかなかったが、お互いが蒼白になっているのが分かった。足がガクガクした。

そこには石の地蔵などはなかった。
それどころか、近くには海の音が聞こえていた。
そこは、あの海浜公園のすぐ側だった。。

「・・・どうやってぐるりと戻ってきたのか全然分からないんです。
だって、今しがたまで郊外の道路を走っていたはずなんですから・・・」

それだけではなかった。
問題の3人目の男について、

「翌日、友人に連絡を取ったら、予定していた3人目は
1時間、時間を間違えて待ち合わせ場所に来てしまっていたらしくて
そのまま待ちぼうけてその日は帰ってしまったって聞かされたんです。」

それでは、一緒に合コンに参加し、Y君たちを乗せたあの男はいったい誰なのか?
後日、Y君は自家用車であの時とほとんど同じコースをたどる機会があったのだが、
道路のどこにも、あのえんえんと続くいやらしい石の地蔵などはなかったらしい。

あのドライブは現実のものだったのだろうか。
現実だとしたら、自分たちはいったいどこを走り
そしてどこに連れていかれるところだったのだろうか・・・



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