サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

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【閲覧・胸糞注意】

1926年(大正15年/昭和元年)12月に千葉県銚子の沖で、
和歌山県の漁船良栄丸が遭難し、乗組員12人が全員死亡/行方不明となった事故


死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?43


845 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/05 23:20
発見されたミイラ船
1927年10月31日、カナダ西海岸バンクーバー島。
ワシントンのシアトル港への帰路についていた、アメリカの貨物船「マーガレット・ダラー」号は、
行方不明になっていた小型漁船「良栄丸」を発見した。

ボロボロに朽ち果てた船体、ミイラの転がる甲板、激しい死臭、白骨体、足の無い死体。
船室には、頭蓋骨を砕かれた白骨体とミイラがあった。

船室奥の部屋には、おびただしい血痕が染み付いていた。




船尾の司厨室では、海鳥の白い羽が至るところに散らばっており、
コンロの上にあった石油缶の中には、人の腕が入っていた。
船内には食物も飲料水も無く、エンジン機関部は全て破損していた。

ところが、船長室から見つかった3冊のノートには、信じられない惨状が書かれていたのだった。
そのノートによると、良栄丸の情報は以下の通りだ。

重量は19tで1本マスト
船主は和歌山県の藤井三四郎
船長は三鬼時蔵
機関長は細井伝次郎
乗組員は12名

神奈川県の三崎港を出港したのは1926年12月5日
約1年間漂流していた
ここで疑問が浮かぶ。
発見された死体は9体、記録には12名とある。
3名はどうなったのだろうか。



846 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/05 23:22
不幸な漁船
1926年12月5日、神奈川県の三崎港を出港した良栄丸は、
千葉県銚子沖にマグロを求めて進んでいた。
天候も思わしくなく、エンジンが調子の悪い排気音を立てていたため、
翌12月6日に銚子港に寄港した。
しかし、エンジンに故障はなく、銚子の沖合いで大量のマグロを水揚げした。
が、暴風に見舞われて航行不能に陥ってしまった。

そして12月15日、銚子の東方沖合い1000マイルほど流された時、
紀州船によく似た船が現れたので、
信号を送ったり船員が叫んだりしたのに、応答も無く通り過ぎてしまったという。
三鬼船長は漂流を決意、記録には「4ヶ月間は食べられる」と書いてあった。

12月16日にも「東洋汽船」と書かれた船が近くを通ったが、応答はなかったという。
なんとか日本へ戻ろうと努力したが、どうやっても逆に流されていった。
記録にはこう書かれている。

「どう工夫しても西北へ船は走らず絶望。ただ汽船を待つばかり。
反対にアメリカへ漂着することに決定。帆に風を七三にうけて北東に進む・・・。
しかし、漁船で米国にたどりつこうとするは、コロンブスのアメリカ大陸発見より困難なりと心得るべし」



847 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/05 23:26
■恐怖の記録
ここからは説明は要らないだろう。
記録文のみで充分に迫力が伝わってくる。

「12月27日。カツオ10本つる」
「1月27日。外国船を発見。応答なし。雨が降るとオケに雨水をため、これを飲料水とした」
「2月17日。いよいよ食料少なし」

「3月6日。魚一匹もとれず。食料はひとつのこらず底をついた。
恐ろしい飢えと死神がじょじょにやってきた」

「3月7日。最初の犠牲者がでた。機関長・細井伝次郎は、
「ひとめ見たい・・・日本の土を一足ふみたい」とうめきながら死んでいった。全員で水葬にする」

「3月9日。サメの大きなやつが一本つれたが、直江常次は食べる気力もなく、やせおとろえて死亡。
水葬に処す」

「3月15日。それまで航海日誌をつけていた井沢捨次が病死。
かわって松本源之助が筆をとる。
井沢の遺体を水葬にするのに、やっとのありさま。
全員、顔は青白くヤマアラシのごとくヒゲがのび、ふらふらと亡霊そっくりの歩きざまは悲し」

「3月27日。寺田初造と横田良之助のふたりは、突然うわごとを発し、
「おーい富士山だ。アメリカにつきやがった。ああ、にじが見える・・・。」などと狂気を発して、
左舷の板にがりがりと歯をくいこませて悶死する。いよいよ地獄の底も近い」



848 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/05 23:26
「3月29日。メバチ一匹を吉田藤吉がつりあげたるを見て、三谷寅吉は突然として逆上し、
オノを振りあげるや、吉田藤吉の頭をめった打ちにする。
その恐ろしき光景にも、みな立ち上がる気力もなく、しばしぼう然。
のこる者は野菜の不足から、壊血病となりて歯という歯から血液したたるは、
みな妖怪変化のすさまじき様相となる。ああ、仏様よ」

「4月4日。三鬼船長は甲板上を低く飛びかすめる大鳥を、ヘビのごとき速さで手づかみにとらえる。
全員、人食いアリのごとくむらがり、羽をむしりとって、生きたままの大鳥をむさぼる。
血がしたたる生肉をくらうは、これほどの美味なるものはなしと心得たい。
これもみな、餓鬼畜生となせる業か」

「4月6日。辻門良治、血へどを吐きて死亡」

「4月14日。沢山勘十郎、船室にて不意に狂暴と化して発狂し死骸を切り刻む姿は地獄か。
人肉食べる気力あれば、まだ救いあり」

「4月19日。富山和男、沢村勘十郎の二名、料理室にて人肉を争う。
地獄の鬼と化すも、ただ、ただ生きて日本に帰りたき一心のみなり。
同夜、二名とも血だるまにて、ころげまわり死亡」



849 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/05 23:26
「5月6日。三鬼船長、ついに一歩も動けず。
乗組員十二名のうち残るは船長と日記記録係の私のみ。
ふたりとも重いカッケ病で小便、大便にも動けず、そのままたれ流すはしかたなし」

「5月11日。曇り。北西の風やや強し。南に西に、船はただ風のままに流れる。
山影も見えず、陸地も見えず。船影はなし。
あまいサトウ粒ひとつなめて死にたし。
友の死骸は肉がどろどろに腐り、溶けて流れた血肉の死臭のみがあり。
白骨のぞきて、この世の終わりとするや・・・」


日記はここで切れている。
だが三鬼船長は、杉板に鉛筆で、以下のような家族宛ての遺書を残していた。


「とうさんのいうことを、ヨクヨク聞きなされ。
もし、大きくなっても、ケッシテリョウシニナッテハナラヌ・・・。
私は、シアワセノワルイコトデス・・・ふたりの子どもたのみます。
カナラズカナラズ、リョウシニダケハサセヌヨウニ、タノミマス。
いつまで書いてもおなじこと・・・でも私の好きなのは、ソウメンとモチガシでしたが・・・
帰レナクナッテ、モウシワケナイ・・・ユルシテクダサイ・・・」



851 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/05 23:27
奇妙な事実
しかし、記録を調べるうちに、奇怪な事実が浮かびあがった。
数十回に渡って他の船にであっていながら、救助に応答する船は一隻としてなかったことだ。
そして、吉栄丸は太平洋横断の途中、たった一つの島さえも発見できなかったのである。

しかし、アメリカの貨物船「ウエスト・アイソン」号のリチャード・ヒーリィ船長は、次のように述べている。 

「1926年12月23日、シアトルから約1000キロの太平洋上で波間に漂う木造船を発見したが、
救助信号を送っても返事が無いので近づきました。
しかし、吉栄丸の船窓や甲板に立ってこっちを見ていた10人ほどの船員は、誰一人として応えず、
馬鹿らしくなって引き上げたのです」

だが吉栄丸の記録にこのことは書かれていない。
一体、彼らにはなにが起こっていたというのだろうか。




以上がネット上等で知られる「良栄丸事件」である。



ところが実はこれらの話は全くのデマ・都市伝説であり、
人肉食の部分もアメリカの推測新聞記事が元になったものと思われることをご存知だろうか。


実際に残された日記にはそのような記述は一切無く、
ただ「5月11日 十一日 NNWの風強く浪高し、帆巻き上げたまま流船す。
SSWに船はどんどん走っている。船長の小言に毎日泣いている。病気・・・・」で途切れてしまっている。

他には船長・三鬼登喜造の遺書が残されており、最後まで家族を気遣う様子が見てとれる。
その遺書(カタカナ書き)はネット上でも探す事は可能だが、
ここでは管理人の意訳で我慢していただきたい。



【船長・三鬼登喜造氏の遺書】
「さて、私の事はめぐり合わせが悪かった事です。
私のためにあなた達に苦労させまして誠にすみません。
あなた(妻)もこれから苦労するでしょう。子供2人を支えに、人の助けを得てください。
イサクの爺さんや婆さん(知人と思われる)に宜しくお伝えください。
私も、あと12、3年生きたかった。
キクオ(息子)が成長しても、必ず漁師にだけはさせないようにしてください。
鷲尾の人達(親戚)を頼って学校にだけは行かせるように。
キクオが大人になったら、トラキチさん(親戚)に頼むと良い。
いつまで書いても、同じことの繰り返しになりますね。
私の好物は素麺と餅でしたね。
私、三鬼登喜造の妻・おつね様へ。

カツエ(娘)、お前の学校の卒業式を見ず父さんは帰れなくなりました。情けない。
お前はこれから賢くなって孝行し、母を支えてやってください。頼みます。ようく頼みますよ。
母のいう事をよく聞いておくれ。

父さん、キクオ、父さんの言うことを聞きなさい。
大人になっても漁師になってはいけません。よく考えて下さい。
母の言う事を良く聞くように」


また、船の板の上に名前を記入し当時生きのびていた数人で遺書を書き刻んでいる。



【刻まれた遺書】(意訳)
「右12名(各名省略) 
大正15年12月5日 神奈川三崎出発 
営業中 機関クランク部破れ 
食糧白米壱石六斗にて 今日まで命を保ち 
汽船出会えず 何の勇気も無く ここに死を決す 大正16年新年 3月6日」



良栄丸船体は遺族の希望によりアメリカで焼却処分となったが、
ミイラ化した遺体は現地で葬儀の後火葬・遺骨と遺品はすべて日本の遺族に返還された。


ここまで話が大きく変わってしまった背景には、
凄惨な漂流事故を当時は詳しく報道できなかったことに加え、ひかりごけ事件
別の船内での錯乱事件(ドナルド・クロハースト事件)と混同されてしまった可能性があげられる。
また最初の報道はアメリカ国内であったが、海を超えて現れた漂流船と漁夫のミイラの話題はさぞかしショッキングなセンセーッショナルを巻き起こしたと思われる。

しかし、その一方で、最後まで、良栄丸の乗組員達は潔く人間の尊厳をそこなうことはなかったのだ。


蛇足ではあるが、1960年(昭和35年)には漁船第2良栄丸が遭難し、乗組員3人が行方不明、9人が救助されている。

どちらも東京朝刊(現在の朝日新聞)にて報道された。


死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?240

398 :本当にあった怖い名無し:2010/04/23(金) 00:17:02 ID:hPRMHK6z0
怖い話かちょっと微妙だけど小4か5の頃あった話。
小学生のころにうちの家族はアパートに住んでいた。
で、そのアパートは壁が薄くて、隣の部屋の音が結構聞こえる。 
隣のテレビの音も聞こえるし、
たまーにギシアンしてる音も聞こえる事もあった。
また逆に友達と家で騒いでいると、
隣の部屋に住んでる男が「うるさい!」と怒鳴りこんでくる事も結構あった。


この隣の男、仮にA男としよう。
A男は今でいうDQN、昔で言うならチンピラっぽい男で、
定職についていないのか昼間に見かける事が多かった。
いつも不機嫌そうで、夜に隣から怒鳴り声や喧嘩してる音が聞こえることも多かった。





399 :本当にあった怖い名無し:2010/04/23(金) 00:17:50 ID:hPRMHK6z0
俺はA男が嫌いだったし(何度か理不尽に怒鳴られたり、絡まれたりしてた。)、
うちの両親もA男が隣で騒ぐたびに嫌な顔をしていたのはよく覚えてる。
ただうちの父も割と血の気が多いほうで、
イライラが募ると隣に文句言いに行く事があり、
その度に怒鳴り合いになるからご近所には迷惑かけてたと思う。
ちなみにA男が怒鳴ってる相手は同居していた女性だった。

その人をまぁA子さんとしよう。

A子さんは当時の俺目線だと美人さんだった気がする。
A男とどういう関係だったのかは知らん。
夫婦だったのかもしれないし、恋人同士だったのかもしれない。

ただA子さんはA男から暴力を受けてたらしく、
顔に青あざがあったり、どっか怪我してることも多かった。
一度だけ、電話ボックスの中で座り込んでるA子さんを見たことがあったけど、
その時は何というか雰囲気的に疲れ切ってるというか、
ボロボロになってる感じがして、子供の自分には話しかけることが出来なかった。

ちなみに部屋の配置はA男の部屋が角部屋で、
その隣がうちだったので主にA男の騒音の被害にあってたのはうちだけだった。



400 :本当にあった怖い名無し:2010/04/23(金) 00:18:50 ID:hPRMHK6z0
あとA子さんとうちの母はそこそこ交流があって、立ち話とかしていたんだが、
大体内容は
「あんな男と別れた方がいい。」「警察に相談しよう。」と母が言って、
A子さんが「そんなことをすると何されるか分からない。」みたいな事を言って会話が堂々巡りしていた。

そして、あの日の夜がやってきた。 
 
珍しく隣から怒鳴り声も、喧嘩する音も聞こえず、
早めに仕事から帰った両親と夕食食って一家団欒していたんだけど、
突然外からドアをドン!と開ける音と、誰かが走りさる音が聞こえた。


何かあったのかとうちの親父が外に出ていき、
暫くすると血相を変えて戻ってきて「救急車呼べ!」と叫んだ。
救急車で運ばれたのはA子さんで、走り去っていったのはA男だった。

何故そんな事態になったのかは分からない。
両親は警察から事情を聞いたみたいだったが、俺には何も話してはくれなかった。
ただ、多分A男の暴力でA子さんが非常に危険な状態に陥ってしまった事は俺にも見当がついた。 
 
幸いなことにA子さんは病院に搬送されて、一命を取り留めた。



401 :本当にあった怖い名無し:2010/04/23(金) 00:19:35 ID:hPRMHK6z0
その後母と一緒にA子さんの見舞いに行く事になった。
母はとてもA子さんを心配していた。

ところが、だ。
A子さんは俺たちの姿を見るなり半狂乱になって暴れ出した。
暴れるってレベルじゃなかったかもしれん。
点滴の支える棒みたいな奴は倒れたし、
お医者さんや看護婦さんたちが2、3人で必死に抑えつけていたから。
ただ俺が、多分母も一番ショックを受けたのは、
A子さんのその様子ではなくて、叫んでたセリフだった。


「助けてくれって言ったのに」「助けてくれって言ったのに」「助けてくれって言ったのに」

ひたすらそう叫び続けていた。
そして俺達は病室から看護婦さんに追い出された。



402 :本当にあった怖い名無し:2010/04/23(金) 00:20:36 ID:hPRMHK6z0
そう、よくよく考えれば色々おかしいところはあったんだ。
なんであの日隣の音が全く聞こえなかったのか。
普段なら絶対に何か聞こえるはずなのに。 
現にA男がドアを開ける音は聞こえたんだから。
喧嘩してるならうちには一発で分かるはずなんだ。
A子さんがそうやって助けを求めたなら、聞こえないわけが絶対ない。
なのにどうしてあの日の夜は何も聞こえなかったんだ?


その後暫くしてうちは引っ越しした。
理由は簡単。隣に誰もいなくなって何も聞こえなくなった事が耐えられなくなって、
俺が突然泣き叫んだりするようになってしまったからだ。 
 
多分、うちの親も精神的に限界だったのだとは思うけど。



403 :本当にあった怖い名無し:2010/04/23(金) 00:22:34 ID:hPRMHK6z0
ちなみにちょっとした後日談がある。 
 
大学に入学して夏休みに帰省した時、記憶を確認したくてそのアパートまで行ったことがある。
アパートは改築されて、当時の面影は全く無くなっていた。
でも大家さんはまだまだ現役だったので、幸運な事に話を聞くことが出来た。
A子さんは退院した後、すぐにアパートから出て行ったらしい。
A男は警察に捕まったとの事だった。

ただ大家さんはその後にこう続けた。 
 
「あの部屋の壁に血が付いちゃってさ。
お巡りさんが言うにはひどい事にA男がA子さんの頭掴んで壁に何度か叩きつけたらしいよ。
壁紙変えるのが大変だったよ。」
怖くてどっち側の壁だったのかは聞けなかった。

 
正直、子供だった俺が記憶を改竄して何も聞こえなかったと思いこもうとしてるのかもしれない。
そうなるとうちの両親は助けを無視した最低の人間だという事になるのだろうけど。


ただ、俺の記憶が正確で、あの夜に起こった事が本当ならば、
どうしてA子さんにとって最悪のタイミングで何も聞こえなかったのか、
なんだか人しれない悪意を感じてしまうんだ。

 
読みにくくてスマン。これで終わり。



404 :本当にあった怖い名無し:2010/04/23(金) 00:38:29 ID:V6CHKQl90
A子は、逆恨みにも程があるな



405 :本当にあった怖い名無し:2010/04/23(金) 01:41:12 ID:NHK2ZS660
無理に解釈すればA子は必死で助けを求めてた・・
しかし 隣家の家族である人たちには「なにか」の理由でそれが聞こえなかった。
それがA子が実際には声をだせていなかったのか、
もしくは隣家の家族の 精神的ななにかが
それを聞こえなくさせていたのかはわからないけれども・・


死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?240

223 :本当にあった怖い名無し:2010/04/18(日) 16:54:33 ID:pkNu/DooO
規制がキツい…転送して携帯からカキコ

面白い話を聞いたので初カキコ
大学時代の友人の話 
 
結構なオタクで今でもmixi(笑)にガチオタな話題をバンバン日記に書くようなSE。
この前たまたま新宿であって「ちょっと茶でも飲もうや」ってことになった。
なんか人身事故かなんかでめちゃめちゃ混んでたから時間つぶしたいらしい。 
 
社会人として一年上(俺は3年時に留年したw)のソイツ(Tとしよう)に
新入社員としてのイロハをいろいろ聞いたり、
最近ハマってることなどをお互いに話したりと談笑していたんだが、
どういう訳か神様の話になった
(経緯はS学会の悪口だったと思うw)

俺は母方が神道、父方が仏教なんで、
やれ仏教は葬式が高い、神道は○○家ノ奥都城(おくつき)って墓なんだとか、そんな話をしていた。
Tは「ほうほう」と俺の雑学に頷いてたり、感心してくれたりしたんだが、
俺の話が一段落するとニヤリと笑って
「俺、多分神様飼ってるかもしれん」とか言い出した。





224 :本当にあった怖い名無:2010/04/18(日) 16:55:36 ID:pkNu/DooO
俺「『あなたは神を信じますか?⇒インターネットで見た』的な流れだったらはっ倒すぞw」
T「いやいやwそれじゃねぇよ」
など2chネタを若干交えながら話してくれた。
要約&東北弁が若干混じってるんで実際と少し違うが、まぁこんな感じ。


エクセルって↓ボタンを押し続けると延々と下にカーソルが行きつづけるよな? 
俺この間、家でちょっと仕事しながらネットでアニメ見てたのよ。
アニメ見るのがメインだろって?
まあまあw
んで気づかないうちにウインド切り替えてエクセルの↓カーソルを押しっぱにしてたのよ。
結構時間経ってたからもう縦列が4000とかになってやんのw
んでいきなりエクセルのウインドが黒くなってんの。
そこでようやく押しっぱにしてるんに気づいたんだけどね。

何だろうエクセルってドロップすると黒く反転するじゃんその反転で絵が描いてあるの。
たまごっちみたいな白黒のドット絵を想像してくれると分かりやすいかな。
何というか犬というか狐というか猫というか…そんな感じの顔?
ほら俺ってかわいいもの好きじゃんw


※ガチオタの彼の筆箱はチワワのフワフワした筆箱なくらいTはかわいいもの好きです



226 :本当にあった怖い名無し:2010/04/18(日) 16:56:34 ID:pkNu/DooO
なんか消すのが忍びなくてさ~。
アニメ見終わるまで放置してたのよ。
で、アニメ見終わってもう一度エクセルに切り替えたら、ソイツ大きく口あけた感じになっててさ。
あくびしてる雰囲気よ。 カワイクね?

 
正直この段階で俺は少し引いていた。
仕事がキツイのをmixiとかで読んでたから、心を病んで、
ついにラブプラスだけでは足りず、妄想のペットを作りだしたんじゃないかと本気で思った。
ただ話自体がなかなか面白かったんで、
俺は「んでなんでそれが神様なのよ」と先を促すことにした。 

以下再びTの話


いや、俺、幽霊とかよく見るからさ

※彼は恐山近く(厳密には生まれが青森、育ちは秋田で結構離れてる)の出身で、
高校までは東北にいた。
俺もちょくちょく大学時代はそのテの話をTから聞いたことがありました。



227 :本当にあった怖い名無し:2010/04/18(日) 16:57:51 ID:pkNu/DooO
これもソッチ系かなあと漠然と思ったわけよ。
で、特に深い意味も無く、その絵の真下の空白に
「3月の○日(日付失念、なんか同人誌のイベントがあったとか)に休みください」って書いたのよ。
予定ではプロジェクトど真ん中で有給どころか土日も休めないレベルなのにね。
そしたら、次の日に、なんか相手先の担当が事故ったらしく、
その日一日だけピンポイントで調整のため俺休み。
これすごくね?

家帰って、そのデータ開いてみたら、書いたはずの俺のお願いが消えててさ。
あれ?保存ミスったかなぁとか思ってたの。
とりあえず、次のお願いは上手い酒が飲みたいって書いたの。小市民的にw
あんまり大きな願い書くと反動がありそうな気がするから。

そうしたらさ、なんかとーちゃんの友人が亡くなったとかで、そのお返しっていうの?
それがいい洋酒らしくて。
うちの両親は下戸だから俺の方にその酒が回ってきて。
うまかったなぁ。  



229 :本当にあった怖い名無し:2010/04/18(日) 16:58:48 ID:pkNu/DooO
俺「すげーじゃん」
T「めちゃくちゃ疑ってますなw」
俺「いやいやw俺は信じてますよ。今まで君のことは50回くらいしか疑ったことないすよw」
T「おいwwwでも今日こうやって話してるのも神様のお陰だからな」
俺「なんでだよ」
T「いや、最近大学時代のやつらとあんまり遊んでないからさ。
神様に『大学の友達と会いたい』って書いたのよ。そしたら人身事故でしょ?
俺本当ならこの時間家でネットしてるかアキバぶらついてるぜw」


そこで急に背筋が寒くなった。
こいつの願いがかなう原因ってなんだ? 
 
休みが取れたのは相手の怪我
酒が飲めたのは、身内の知人の不幸
今日話してるのは人身事故
これって考えれば、他人の不幸の恩恵を受けてるのが原因じゃないか。 
 
今でこそ、小さな願いだが、もしこれが大きな負の願望だったら?
例えば誰かを殺したいほど憎んだとしたら?
例えばこんな世界滅んででしまえばいいと思ったら?


神様は今もTの作った電脳の世界にいる



230 :本当にあった怖い名無し:2010/04/18(日) 17:00:46 ID:pkNu/DooO
携帯から追記
とりあえず以上になります

Tが病んでるかどうかはわからんが、ぱっと見は正常でした
(去年電話した時よりは元気だった)

正直信じてないが、今度見せてくれるとかくれないとか

なんかあったらまた書きますわ



231 :本当にあった怖い名無し:2010/04/18(日) 17:05:16 ID:XH7g1nEM0
こわいなあ
お稲荷様とかだったら、頼るとけっこうこわいよ
神様は、息災で暮らせるお礼を言う相手であって、
願いを叶えてもらうのはなるべく控えた方がいい


死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?240

169 :本当にあった怖い名無し:2010/04/17(土) 12:35:17 ID:GSemJfUk0
野生の勘てあるよね?
なんか、ここ、ヤバイな、嫌だなっての。
あれって大事だなと思った話。

 
近所に、どうしても好きになれない場所がある。
何箇所かあって、2番目に嫌な気分になる場所なんだけど、
別に日当たりが悪いわけでもないのに、なーんか、暗い感じ。
神社があって、綺麗にされているのに、なーんか寂しい感じを受けてた。


その話を、オカルト好きな兄に話したんだよね。
そうしたら兄曰く、あそこはヤバイらしい。





170 :本当にあった怖い名無し:2010/04/17(土) 12:36:48 ID:GSemJfUk0
つづき


実は兄の友達がその近所に部屋を借りたらしい。
激安の部屋で、窓すらない。
(唯一窓があったと思われる場所はベニヤ板で覆われている)
そこに引越してから友人はおかしくなったらしい。

「窓から高校時代のクラスメイトが俺を笑いに来ている」
「テレビから人が出てくる」とか常に言っていたんだと。
それを聞いた兄は
「クラスメイトがわざわざ来るわけ無いだろ。気のせいだ」
と答えたそうだ。

その時は、オカ好きにも関わらず、何かおかしいとか全然思わなかったそうだ。
その内友人は心を病んで残念な事になってしまった。

 
兄はその友人が亡くなってから何かあの場所がおかしいと
やっと思えるようになったらしく、
霊が見えると言う人(サービス業なので客)に相談したそうだ。
その人曰く、
「あそこは出るよ。だから前の住人がベニヤで覆ったんだよ。見えたんだろうね。
そんなことしても無駄なのにね」 だそうで。


ちなみに、野生の勘の鋭い旦那に場所の話をしたら(兄友の話は一切していない)
「俺、あそこは嫌いなんだよね」

皆さんも、野生の勘は大切にして下さい。



死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?240

26 :1:2010/04/14(水) 03:02:46 ID:eaQSaSBf0
オカ板にいけば誰か詳しい人がアドバイスくれるかもしれないと思って
自分が前から知ってるスレで書き込みさせてください。
もしスレ違いならすいません。

 
中学一年生のころ俺は小さな子供の世話が好きだったため、(将来の夢は保父でした。)
母に勧められ母の職場に近い保育園でボランティアをやっていました。
そのボランティアが出来る場所は
自分が住んでいる場所からは遠く学校帰りに電車で行き、
帰りは母の仕事が終わるのを待つという日々を過ごしていました。


そんな生活をしていた夏の夜に
いつものように暇をゲームセンターで潰したあと帰る時間になったため
母の職場まで向かいます。 
 
母の職場は区役所の隣にある建物の二階でその近くに保育園がありました。
その日は少し母の帰りが遅いシフトだった為夜9時はすぎていたかと思います。

 
靴をスリッパに履き替え二階に向かう途中、
白いフリルがついたワンピースをきた女の子がビニールボール(?)を持って僕を見ています。
あまりに自然で、あまりに普通。
そしてとても華奢で可愛らしい顔。
どこからどう見ても普通の保育園に通っているような小さな子供でした。
僕は訪ねました。「お母さんでも待ってるの?」と。

その子は何も言いません。
僕を見るだけです。
僕はその子に近づいてもう一度訪ねました。
「二階にお母さんかお父さんがいるのかな?」と。
その子は何も言わず急にボールを持ったまま二階に駆け出します。
もちろん僕もその子を追って二階に。
二階までは踊り場を挟むだけでそんなに長くないし
上がったら左に向かえるだけで右に進める道はありません。





27 :2:2010/04/14(水) 03:03:27 ID:eaQSaSBf0
その子はいませんでした。 
 
今考えると中学一年生で
しかも男の僕の走る速度の僕に勝てるわけないので
追いつくはずなのですが
そのときの僕は、母に小さな女の子がいたと報告すればいいだろうと思い
そのときは、二階にあがった足でそのまま母の場所に向かいました。 
 
母に小さな女の子がいたよ。と言うと母は
「何いってんの。この職場にいるのは私達(三人ぐらい)だしこの建物の中にいるのも私達だけよ?」と。
俺は小さな子供が好きなのでその言葉をきくと不安になり
「いや、いたよ。知らないならなおさらここの近所の子かもしれないし夜も遅いから探そうよ。」
と提案しましたが
話を黙って聞いていた職場の女性の方が僕を止めに入ります。

「探さない方がいい。今日はもうその事は忘れない。」と
全てを察したような口調で僕に伝えます。

詳しく話をきくと、職場がある建物は昔から寄せ付けてはいけないものを寄せ付けることがあり
ところどころにお札や変な置物があるのはそのせいだという。

その話をきくと僕は恐怖よりも妙に納得してしまった。
ちなみに僕は霊感というものは無いほうだと思っていたので
あまり信じる事が出来なかったがその日は探さずにそのまま真っ直ぐ母と帰った。


が、その行動はもしかしたらダメだったのかもしれない。
その日から彼女を毎日のように見る事になる。
だけど彼女は何もしない。
驚くことはあるが彼女は俺をみて笑うか
手にもっているボールで一人遊びをしているだけだった。

そして恐怖心というものは少なからずはあったが
別にこのままでも気になるものではなかったが
2年ぐらいたったある日、
もの凄い怖い夢をみることになる。



28 :3:2010/04/14(水) 03:04:53 ID:eaQSaSBf0
その夢はいきなり目の前で家が燃えている夢だった。
けど、自分の家じゃない知らない誰かの家。
その家の中に彼女はいました。 
 
泣き叫ぶ小さな女の子と女の子を抱える一人の女性の姿。
次第に火は強まり女の子と女性の悲鳴が聞こえなくなるまでずっと僕はその光景を見続けていました。
熱さが自分に伝わり死ぬということを
夢の中でまじまじと強制で体験したような感覚でした。 
 
僕は夢から覚めると恐怖と気持ち悪さにトイレで吐いてしまいました。

その日からを境に女の子以外の見てはいけないものまで見えるようになります。
交差点にいる人。
姿が半分しか見えない人。
起きたら布団の中に人がいたこともあります。 
誰も相談できる人がいないし
引かれるのが嫌で誰にもその相談はしませんでした。 
 
僕は次第に欝になり病院にまで通うようになります。
母には病気だからそんな風に見えるのかもしれないと言われる始末。
当たり前かもしれませんが・・・。

 
僕はそのまま20歳を越えました。
仕事関係で引っ越しをすると女の子は見えませんが
極まれにいまだに見てはいけないものを見てしまいます。
そして夢もたまに見てしまう・・・。
実家にいる母の電話越しにボールをつく音が聞こえることもあります。
一生僕はこの不安と付き合うことになるのでしょうか・・・。
今は実家に帰るのが怖くて仕方ありません。



29 :本当にあった怖い名無し:2010/04/14(水) 03:44:41 ID:eaQSaSBf0
とりあえずあげておきます。
ばっと思いつく限り書いたので文章がおかしかったもうしわけありません。
ちなみにお祓いはいったのですが効果はありませんでした


今までにあった最大の修羅場を語るスレ4


850: 名無しさん@おーぷん 2015/05/02(土)02:46:54 ID:8KO

オカルト的な話なんだけど
私の父は三男で一番末っ子、祖母(父の母)に可愛がられて育った

祖母は長男家と同居していたが、子どもには発達障害があったこともあり、
末っ子の父の娘である私をたいそう可愛がってくれた


でも私の父はオカルト宗教にはまっていたので私は父が大嫌い
年一回父に連れられ祖母に会いに行っていたのも色々あり、小3でやめた
伯母さんが私を歓迎してなかったのもあるし、従姉妹とは一回りも年が違ったのもある


私が大学生の頃、一週間ほど奇妙な夢を見た
私は知らない道に立っていて、シェパードのような、オッドアイの犬を連れている
どこからともなく聞こえる「会いに来て」との女性の声に向かって2人で歩いていた

最初は街の中を歩いていた
次の夢は町外れその次は山の中
更に私は川を見つけその川沿いを犬と一緒に下っていった


声はだんだん強くなり
やがて夕焼けに映える果ての見えない大河が見え
そして岸辺で二人の子供が小さな小舟のそばに立っていた
頭を丸め、肌が小麦色、服は着古したボロボロの布が一枚、兄弟のようだった

犬は二人に駆け寄って小舟に乗りこんだ
小舟はガタガタと揺れ、私を誘っているようだった
犬が離れると不思議と心にポッカリと穴が空いたような気がした
私は穴を埋めるように小舟に近づいた

2人の子どもは私に言った

「間に合わなかった」
「これ以上は進んではダメ」
「犬は連れて行くよ」
「あと一人乗れる、でもあなたを連れて行くわけにはいかない」
「さぁ、目をさまして」
「早く」

頭の中では私を呼んでいた声が「さようなら、さようなら」と告げていた

私は子どもたちに言われるがまま、世界がめまぐるしく切り替わり現実に引き戻された
深夜二時、家の電話が鳴り響き、祖母が天に召されたことを知らされた
そして同時に祖母に懐いていた、
シェパードとの雑種のオッドアイの飼い犬が荒れ狂って息絶えたことを聞かされた
写真を見せてもらったら、夢の中の犬と全く同じだった

私は祖母の訃報から間をおかず大病を患い、3日ほど生死の境をさまよった

私の母がその後教えてくれたけれど、
三途の川を渡る船には3人乗れるらしい
そして死にゆく人間は、寂しさに負けると2人連れて行ってしまうらしい

父から聞いたが、祖母は亡くなる最後の瞬間まで、私が贈った成人式の写真を握りしめていたらしい
その写真と一緒に祖母の遺体を燃やしたらしい

あの時2人の子どもが居なかったら、
私は祖母の呼ぶ声で犬と一緒にあの小舟に乗っていたんだろう



チラシの裏【レスOK】二枚目・


807: 名無しさん@おーぷん 2015/08/23(日)09:00:12 ID:???
微妙にオカルト注意
身バレ上等


私の父方の実家はド田舎で、大自然豊かな場所
戦後までは大地主だったらしくとても大きな家には、よくお坊さんなんかが泊まりにきていた
徳の高いお坊さんいわく、庭にある大きな木に蛇神さまが住んでいて、お守りくださっていると


そんなある日、実家の建替えになり、大工さんの言われるままに大きな木を切り倒すことになった
いつものように泊まりにきていたお坊さんが
蛇神さまが木から下りて出て行くのを見たとかで祖父に進言したのに、祖父は家の建替えを強行
木は切り倒され、没落していくことになった

ここまでが前提


その後、何年も経った巳年に子供が2人生まれた
2人のうちの1人は霊感が強いガチで見える人
もう1人は生まれつき体が弱く、霊感はあるが感じる程度

一度きります 




809: 名無しさん@おーぷん 2015/08/23(日)09:24:01 ID:???

適齢期を過ぎてなんとかいい人を見つけ、先に入籍し、
いつ式を挙げようかと思っていたある日
妊娠が発覚した

式前に妊娠かよと思っていたとき、
お堂のような場所にどぐろを巻いた蛇がたくさんいる嫌な感じの夢を見た
とにかく嫌な感じが拭えなくて、朝起きたら大量の出血
流産していた


その半年後、再び妊娠した
順調に大きくなって、心拍も確認できて、母子手帳を貰いに行った
そして、蛇の夢を見た

今度は蛇がどんどん巨大化していく夢
逃げても逃げてもどんどん大きくなって追いかけてくる夢
今度の夢も嫌な夢で、もやもやしていたら、9週で赤ちゃんの心拍が止まってしまった

悲しくて悔しくて、泣いた


そんなある日、嫁ぎ先近くの神社の境内にある木に蛇が住み着いていて
祭られているというのを聞いて、何となく御参りにいった
蛇神さまにはお会いできなかったけど、確かに蛇の気配を感じた

丁度、一番最初の子の出産予定日に3度目の蛇の夢を見た

知らないひとたちと協力して、蛇を捕まえてハブ酒みたいに瓶に詰めた
ハブ酒は飲まないから必死に固辞しているのに無理やり瓶詰め蛇を渡されて
どうしようと途方にくれて、瓶に目を向けた瞬間、
蓋を閉じていたはずの瓶から蛇が飛び出してきた
顔めがけて避ける間もなく飛んできた蛇を、なぜが丸呑みしてした

びっくりして目が覚めて、でも先に感じた2回の蛇の夢のような嫌な感じはなかった
むしろ、びっくりした!って感じだった

その後、3度目の妊娠発覚
すくすく大きくなっていった子供が朝寝したすきにカキコ

国語力無くてごめんなさい 



810: 809 2015/08/23(日)09:26:40 ID:???
文章が一部消えてた
体が弱くて霊感もあまり無いのが私です

重ね重ねすみません・・・

息子とぐるぐるになりなってきます・・・ 



身近で起きた不思議な出来事を語れ


116: 名無しさん@おーぷん 2014/12/06(土)21:00:34 ID:???

今から10年ぐらい前に起きた不思議な話。

私が小さいころ、父が精神を病んでしまい家庭が崩壊。
ただ母は気丈な人で、殴られたり刺されそうになったのにもかかわらず
父を説得して入院させ、
退院後は「薬をちゃんと飲むか」とか「周りに迷惑をかけないか」とかの監視役として再構築をした。


ただ父が入院前に散々やらかしていたので
近所の目はとても冷たく、私や兄弟の人生は肩身の狭い思いをしてきた。
学校でもヒソヒソされて思春期は悲しかった思い出しか残っていない。

その後の私の人生は「父はいないもの」として過ごしてきた。
例えば結婚式は海外で二人だけで、とか。
誰かを呼ぶと必然的に呼ばなくてはいけなくなるから。
自分のテリトリーには絶対に入れないと決めていた。


そして月日は経ち、父が亡くなったことで私は長い期間恨み続けることから解放された。
性格も変わった。本当は葬儀にも出たくなかったが、ケジメとして一応出た。

それから少しして、夢の中に父が出てきた。
「うわ~」と思ったが、父は何も言わないまま消えるように去って行った。
それと同時に目が覚めると私は枕がビッショリになるぐらい泣いていた。


数日後、母と話す機会があったので
「そういえばさ、この間お父さんが夢に出てきたんだよね」と話すと母が
「その日はお父さんの四十九日よ」と言った瞬間
病む前はすごく可愛がってくれていたのを思い出し、また泣いた。



【閲覧注意】
http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1395370803/

1 :おとうと:2014/03/21(金)12:00:03 ID:QjUjSWeWF(主) ×
姉さんが亡くなったんだ
ちょっと怖くなったから聞いてほしい。




3 :おとうと :2014/03/21(金)12:03:36 ID:QjUjSWeWF(主) ×
スレ立て初めてだからよくわかんないけどごめんね

俺ら仲良い姉弟だったんだ。
で先月姉さん吊ってた。
今俺一人暮らししてるんだけど
お菓子とか作って送ってくれるいい姉さんだった。
よく言う喪おんなとかいう感じだけど。
俺食に執着がなくて
食べ物たくさん送ってくれるのはいいんだけど
放置する事もあったんだよ



4 :おとうと :2014/03/21(金)12:07:08 ID:WYtGLNOmP ×
まず怖かったポイントから話すかな。
上手く説明できないけど
吊ってた姉さん頭丸刈りになってて右手の中指と薬指がなかったんだ。
最後に送られてきたのがミートパイだったんだ。
珍しく切り分けなきゃならないミートパイを食べる気になった。
味は特に気になる点はなかった。



5 :おとうと :2014/03/21(金)12:11:03 ID:PXE3XcjBT ×
あと遺書?があった。
簡単に言うと
洵くんに食べてもらいたかった
洵くんは食べてくれない
洵くんの一部になりたい
洵くんがあたしのモノにならないなら
全部いらない
皆おかしい狂ってる
洵くん死ねばいいのに
じゆん
って書いてあった
もっといっぱい書いてたけどこんなもん


 
6 :おとうと :2014/03/21(金)12:14:15 ID:RIzUjRglN ×
たまにケーキとかに髪の毛とか入ってたけど気にしてなかった
緩衝材の中に毛みたいの入ってたこともあったな
今思ってみたら髪の毛だったのかも。
一度姉さんが俺に好きだと言ってきたことがあるんだ。



7 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:18:07 ID:DOC1reQwr ×
高校のころかな。
姉さん引きこもりになっちゃったんだよ
いじめられたのかもしれない。
家にいるようになって、俺は心配で話しかけたりした。
そしたらちょっと明るくなって部屋からは出てきてくれるようになったんだ。
俺が学校行ってる間はなにしてるかわかんないけど
一度お菓子つくってくれたんだよ。
シフォンケーキ。
すっごい美味しくて
「ねーちゃんこれなまらうまい!」って絶賛した


 
8 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:20:32 ID:AK1WNsYCT ×
そしたら毎日お菓子つくるようになった。
俺は刺激しちゃいけないと思って黙って食べてた。
うんざりだった。
「洵くんいつもありがとう。おいしい?あたし洵くんがすき」
ってえらくあっさりしてて俺は聞こえないふりした。



9 :名無しさん :2014/03/21(金)12:21:04 ID:lzOdFuQOQ ×
ちゃんとみてるよ



10 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:22:45 ID:AK1WNsYCT ×
なんやかんやあって一人暮らしはじめて姉さんと離れて
そしたらカチャーンが「最近陽未がおかしい」って
また部屋から出てこなくなったし
夜中にあえぎ声が聞こえるようになったと



11 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:25:42 ID:WYtGLNOmP ×
またおちこんでるのかなって姉さんに電話してみたんだよその頃。
なんとか元気づけたくて「また姉ちゃんのお菓子くいてーなー」っていった。
そしたら二日おきにお菓子が届くようになった。
一人暮らしでだらしなさに拍車のかかった俺は
切り分けなきゃならないケーキとかめんどいのは放置して腐らせちゃったりしたんだ。



12 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:28:45 ID:WYtGLNOmP ×
しばらくしてアポなしで姉さんが家にきて
手付かずで腐ったケーキとかみて
その日は妙にテンションたかくて
帰った次の週に吊ってた。
その頃姉さんは契約だけど仕事見つけて自活してたんだ。



13 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:31:28 ID:FZjVm9suI ×
オヤジが姉さんの様子見に行ったら吊ってたんだと。
酷い有り様で警察とかに話聞かれたりした。
遺書もあって自殺でまとまったらしいけど。

で本題だけど最近部屋で姉さんの匂いがするんだ。
気のせいかな。こわい



14 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:33:24 ID:FZjVm9suI ×
詳しく言うと香水のエタニティってやつの匂い
ふとしたときにふわって匂いしてすぐ気にならなくなる。
気のせいなのかな。こわい。
なんかこういうの気にならなくなる方法とかあったら
教えてくれ。



15 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:34:36 ID:FZjVm9suI ×
コメントくれたひとありがとう。
質問あったら答えます。
こわいんだ。たすけてほしい。



16 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:39:11 ID:FZjVm9suI ×
最近はエタニティの匂い嗅ぐと吐き気するようになった。
もうダメかもしれない。
あと髪の長い女が怖い。



17 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:41:16 ID:FZjVm9suI ×
姉さんを思い起こすものはできる限り処分したんだよでも匂うんだどうしたらいい?



18 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:42:28 ID:FZjVm9suI ×
お祓いとか現実にしてくれんの?どっかの寺とかに頼むの?霊能者とかいねんだけど近くに



19 :名無しさん :2014/03/21(金)12:43:01 ID:U6rgSYIAV ×
うしろ…



20 :名無しさん :2014/03/21(金)12:43:02 ID:U6rgSYIAV ×
うしろ…



21 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:44:12 ID:FZjVm9suI ×
後ろは壁だよ
どうにかしてくれマジメに
こわいんだよ



22 :名無しさん :2014/03/21(金)12:46:05 ID:lzOdFuQOQ ×
精神的につかれてるんですよ



23 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:46:41 ID:FZjVm9suI ×
みんなからしたらたいしたことないだろうけど俺はすごいこわい
なんで匂いすんだよ毛も落ちてるし
こわいなんとかしてお祓いしてたすけて



24 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:48:17 ID:FZjVm9suI ×
>>22
そうなのかな病院とか?
じゃあ精神的疲れで鼻から臭うのかな?
じゃあおばけとかいないかな?



25 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:49:30 ID:FZjVm9suI ×
だいたい丸刈りで首吊りとかおかしいだろなんなんだ指ねえとかマジで笑えない



26 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:51:39 ID:FZjVm9suI ×
ふざねんなあのクソ女生ゴミみたいなもん毎回送ってきやがって
限りなく生ゴミに似た女だ新でからも関わってこないでほしい



27 :名無しさん :2014/03/21(金)12:52:49 ID:lzOdFuQOQ ×
匂いがなくても脳が匂うと思えば匂いますよ



28 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:54:59 ID:SUuNBJaxo ×
だいたい日記にポエミーな文毎日かいてる喪女とか異常なんだよ
最初から精神がおかしかったんだ洵くん洵くんて彼女か!
そりゃ好かれて嬉しかったけど冷静になれば限りなく生ゴミに似た考えだった
俺が甘かった。



29 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:56:18 ID:SUuNBJaxo ×
>>27
そうなの?俺の脳が壊れたのかな。
どうすれば大丈夫になるかな?

 
30 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)12:56:54 ID:SUuNBJaxo ×
取り乱してごめんなさい
もう冷静になりました。
大丈夫です。



31 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:01:44 ID:SUuNBJaxo ×
test 


32 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:02:31 ID:SUuNBJaxo ×
みんなありがとう!
この話は終わりね!
解決しました!


 
33 :名無しさん :2014/03/21(金)13:04:53 ID:lzOdFuQOQ ×
おつかれさまでした


 
34 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:06:30 ID:SUuNBJaxo ×
>>33
ペパーミントゼリー



35 :名無しさん :2014/03/21(金)13:07:18 ID:pt1VDjys3 ×
>>32
よかったじゃん


 
36 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:10:05 ID:SUuNBJaxo ×
>>35
ハスカップレアチーズタルト



37 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:11:07 ID:SUuNBJaxo ×
抹茶フロマージュブラン



38 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:11:33 ID:SUuNBJaxo ×
カタラーナ



39 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:12:44 ID:SUuNBJaxo ×
紅茶カスタードクリームロール



40 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:13:11 ID:SUuNBJaxo ×
ベイクドチーズケーキ



41 :名無しさん :2014/03/21(金)13:13:27 ID:yWwgz4sud ×
どうしたじゅん君



42 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:13:34 ID:SUuNBJaxo ×
ガトーショコラ



43 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:13:58 ID:SUuNBJaxo ×
シフォンケーキ



44 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:14:48 ID:SUuNBJaxo ×
アップルバナナパイ



45 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:15:24 ID:SUuNBJaxo ×
焼きカスタードマンゴープリン



46 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:17:00 ID:SUuNBJaxo ×
アーモンドバタークッキー



47 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:17:33 ID:SUuNBJaxo ×
木苺のミルフィーユ



48 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:18:27 ID:SUuNBJaxo ×
ミルクミントゼリー



49 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:19:49 ID:SUuNBJaxo ×
牛蒡クリームのショートケーキ



50 おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:20:19 ID:SUuNBJaxo ×
アスパラアイス



51 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:21:02 ID:SUuNBJaxo ×
グリーンティクリームシュー



52 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:21:27 ID:SUuNBJaxo ×
キウイタルト



53 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:21:56 ID:SUuNBJaxo ×
アプリコットシフォン



54 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:22:32 ID:SUuNBJaxo ×
生キャラメル


55 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:23:18 ID:SUuNBJaxo ×
ロールキャベツ



56 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:23:54 ID:SUuNBJaxo ×
ミートローフ



58 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:24:22 ID:SUuNBJaxo ×
ハンバーグ



59 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:24:41 ID:SUuNBJaxo ×
キャセロール



60 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:25:06 ID:SUuNBJaxo ×
羊のミートパイ



61 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:30:50 ID:DyVBC3yiM ×
ほとんどたべてない


 
62 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:31:30 ID:DyVBC3yiM ×
姉さんごめん
ごめんなさい



63 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:32:53 ID:DyVBC3yiM ×
ごめん許してくれごめんなさい
もうやめてやめて謝るからごめんなさい



64 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:33:40 ID:DyVBC3yiM ×
やめて



65 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:34:02 ID:DyVBC3yiM ×
大好きだよだからもうやめて



66 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:35:18 ID:DyVBC3yiM ×
ごめん取り乱したもう大丈夫ごめん
匂いなくなるにはどうしたらいいか教えください。



67 :名無しさん :2014/03/21(金)13:38:54 ID:lzOdFuQOQ ×
感じなくすればいいんじゃない



68 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:39:10 ID:DyVBC3yiM ×
どうしたら香水の匂いを消すことができますか?



69 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:40:04 ID:DyVBC3yiM ×
>>67
現実的にどうしたら感じなくなりますか?



70 :おとうと(洵)2014/03/21(金)13:43:14 ID:DyVBC3yiM ×
芳香剤とかファブリーズとかお香とか試したけど匂いします。
やっぱり精神的なものでしょうか?



71 :名無しさん :2014/03/21(金)13:48:27 ID:lzOdFuQOQ ×
同じ香水をずっと使い続ければなれて匂いを感じなくなります

 

74 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)13:53:56 ID:R3S2lC4V1 ×
>>71
やっぱ慣れですかね?
そしたら吐き気は我慢しかないですか?
>>72
すきだったよ



75 :名無しさん :2014/03/21(金)13:54:00 ID:lzOdFuQOQ ×
質問し忘れていましたが匂いがするのは部屋だけですか外出先で感じたことは?



76 :名無しさん :2014/03/21(金)13:57:56 ID:lCaR2kUDo
神社でお祓いしてもらえば?

 

77 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)14:03:54 ID:R3S2lC4V1 ×
>>75
部屋だけです。
あと実家の自分の部屋でも匂いしたことあります。
>>76
お祓いって頼んだらしてくれるもんなの?



8 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)14:04:51 ID:R3S2lC4V1 ×
>>75
すみません答え微妙でしたね
外出先では感じたことないです。



79 :名無しさん :2014/03/21(金)14:14:02 ID:lzOdFuQOQ ×
匂う場所は決まっていますか?バラバラですか

 

80 :名無しさん :2014/03/21(金)14:15:14 ID:oeDLesG0V ×
うち、母が亡くなった時、
「ああ、居るなぁ・・・」って、感じてたんだけど、はっきりは見えないけどわかるんよ。
母は、派手な人で香水もつけてたのでたまに香りもした。
でも、49日過ぎた頃かな、居なくなったよ。
ちゃんと、お寺さんで供養してるしね。
お寺さんに相談してみては?

 

81 :おとうと(洵) :2014/03/21(金)14:20:26 ID:R3S2lC4V1 ×
>>79
発生源はわかりません、部屋にいてふとした瞬間にふわっと匂う感じです。
>>80
ちょっと安心できました
相談してみたいと思います。



82 :名無しさん :2014/03/21(金)14:22:41 ID:cCQdg0UnC ×
あのさ最後に来たのミートパイなんだよね?
「一部になりたい」とか指無かったとか、もしかしてミートパイの材料に指使ったんじゃ…?

 


88 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)10:44:15 ID:aQgNERox1 ×
おはよ
寺に相談してきたよ
そしたらお前何言ってんだ?みたいな顔された。
ちなみに指は食べてませんよ



89 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)10:46:09 ID:aQgNERox1 ×
こういうのは大体気のせいなんですよねーって言われた
現実に匂ってんだよ!俺の鼻が壊れたって言うのかおい!?ってぶちギレてしまった。
かなり取り乱してたと思う



90 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)10:48:36 ID:aQgNERox1 ×
わけわかんなくなって黙ってお祓いしてくれよおいこらボウズ!って言ってしまった
俺生ゴミに似てるな、後悔した。



91 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)10:53:59 ID:FxwTk98AC ×
>>82
それはないですよー
変な味しなかったし
正直スパイス効いてて旨かったもの



92 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)10:55:16 ID:FxwTk98AC ×
>>85
仕事行く前に寺寄ってたりなんだりしてたんだ。
大丈夫元気です。



93 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)10:59:34 ID:FxwTk98AC ×
姉さんの机の引き出しから俺の写真なまらいっぱい出てきて焦った。
なくしたと思ってたサッカーのレガースっていう防具も出てきた
てかほとんど俺のもので埋まってた



94 :おとうと(洵) :2014/03/22(土)11:01:19 ID:FxwTk98AC ×
レガースってかなり臭くなるんだよ
納豆とブルーチーズを足したような。
なににつかってたんだあの女


 
99 :名無しさん :2014/03/23(日)13:27:38 ID:0cyGhx9ea ×
 ミキサーにでもかけりゃ指入ってても多分気付かないよね



関連記事? 


死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?

62 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/04/15(水) 23:59:22.008 ID:LJdN2Wd80
漏れにはちょっと変な趣味があった。
その趣味って言うのが、夜中になると家の屋上に出てそこから双眼鏡で
自分の住んでいる街を観察すること。

いつもとは違う、静まり返った街を観察するのが楽しい。
遠くに見えるおおきな給水タンクとか、
酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、
ぽつんと佇むまぶしい自動販売機なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。
 
漏れの家の西側には長い坂道があって、それがまっすぐ漏れの家の方に向って下ってくる。
だから屋上から西側に目をやれば、
その坂道の全体を正面から視界に納めることができるようになってるわけね。

その坂道の脇に設置されてる自動販売機を双眼鏡で見ながら
「あ、大きな蛾が飛んでるな~」なんて思っていたら、
坂道の一番上のほうから物凄い勢いで下ってくる奴がいた。
 
「なんだ?」と思って双眼鏡で見てみたら全裸でガリガリに痩せた子供みたいな奴が、
満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、
猛スピードで走ってくる。
 
奴はあきらかにこっちの存在に気付いているし、漏れと目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、
なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで階段を下りて家の中に逃げ込んだ

ドアを閉めて、鍵をかけて「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」って怯えていたら、
ズダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。
明らかに漏れを探してる。
 
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」って
心の中でつぶやきながら、
声を潜めて物音を立てないように、
リビングの真中でアイロン(武器)を両手で握って構えてた。
しばらくしたら、今度は階段をズダダダダッって下りる音。

もう、バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら、
ドアをダンダンダンダンダンダン!!って叩いて、
チャイムをピンポンピンポン!ピポポン!ピポン!!と鳴らしてくる。
「ウッ、ンーッ!ウッ、ンーッ!」って感じで、奴のうめき声も聴こえる。
 
心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。
さらにガクガク震えながら息を潜めていると、
数十秒くらいでノックもチャイムもうめき声止んで、元の静かな状態に……。

それでも当然、緊張が解けるわけがなく、日が昇るまでアイロンを構えて硬直していた。
あいつはいったい何者だったんだ。

もう二度と夜中に双眼鏡なんか覗かない


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