サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

タグ:霊

761: 本当にあった怖い名無し:2011/07/28(木) 13:51:25.54 
たった今体験した話。
私は宮城県多賀城市在住。
早めの夏休みで、今仙台駅から新幹線で岩手の実家に帰省するところです。

駅のホームをグリーン車が停車する場所から自由席が停車する場所に歩いてました。
遠目で見て、自由席が止まる場所に沢山人が並んでて、
今日は席に座れないわって思いながらてくてく歩いてました。

一瞬目をそらしてからもう一度見ると、誰一人ホームに並んでいませんでした。
不意に震災で亡くなった方が里帰りするのかなって思って、色々こみ上げる思いがありました。

私は多賀城市で看護師をしています。
震災時はただただがむしゃらに働いて、やっと長期で休暇を貰って里帰りです。
多くの方が亡くなりましたが、私は涙を流す余裕はありませんでした。

今、やっと亡くなった方々に対して涙が流れます。
一緒に故郷に帰りましょう




269: 本当にあった怖い名無し:2011/08/04(木) 13:50:35.30 
聞いた話。

友人の父が亡くなった。
友人は病院から父を乗せた霊柩車に同乗した。

信号待ちでふと目をやると、向かいの歩道にパジャマ姿の父がいた。
目を凝らしてよく見たが、間違いなく亡くなったはずの父だった。
うつろな目でこちらを見ていた。
混乱しているうちに、車はすぐに発進した。
その後三回ほど赤信号につかまったが、いずれも同じように父の姿をみとめたという。

どういうわけかわからず、疲れているし、何かの見間違いだろうと自分を納得させた。
数日後、病院内部からの告発で、父の死に重大な医療ミスが絡んでいたことがわかった。
父が執拗に現れて伝えたかったことはこのことだったのか、
友人は、父の無念のほどを感じ、胸が痛くなったという。



15:本当にあった怖い名無し:05/03/07 00:48:22 ID:qnXflfTE0
目をつぶっていても目の前に手をかざしたりすると
影というかなんというかわかるよね、障害物があるって。
目を閉じて寝ていると、時々覗かれるのがわかるのだけど。
なんだろう?



206: 本当にあった怖い名無し:2012/10/28(日) 00:51:29.93
細切れごめんね。
前に住んでたマンションでの出来事。

その日は携帯で先輩と話してたんだよ。
15分くらい話してたところで、先輩の声にノイズが混じるようになった。
具体的に言うと、所々テープの早回しみたいなノイズ。


207: 本当にあった怖い名無し:2012/10/28(日) 00:53:33.94 
変に思いながら話しを続けようとしたんだけど
どんどんノイズの頻度が多くなって最後は声全部がノイズになった。
「なんんだコレ?」と思ってたら、ノイズの音が消えたんだ。
「治った?」と思った瞬間、スピーカーから聞こえてきたのは
『ギャーーーーーーーー』という女の人の叫び声というか絶叫。




208:本当にあった怖い名無し:2012/10/28(日) 00:55:38.22 
1分か2分か、そのくらいの間一度も途切れることなくその絶叫は続いた
そしてその絶叫が終わるとまた、テープの早回しのようなノイズが聞こえ始めた。
そして最初とは逆に合間合間に先輩の声が聞こえるようになり
最後は全部先輩の声に戻った。


209:本当にあった怖い名無し:2012/10/28(日) 00:58:21.24 
先輩に「今の絶叫っていうか叫び声聞こえてました?」と聞くと
「・・・・・うん。聞こえてた。何アレ?すげー怖いんだけど」と。
「このマンション“出る”んです。たぶんその絡みなんだと思います。スイマセン」と僕は答えました。

お互いなんとも言えない気持ち悪さを抱えたまま電話を終えました。
という僕の体験談でした。



575 :本当にあった怖い名無し:2010/12/14(火) 23:33:37
先日、曾祖父の七回忌があった時に、祖父から聞いた話です。
もしかしたら、よくある戦時中の話かもしれません。

第二次世界大戦が終戦する1年ほど前の話です。
代々うちの家は神主の家系で、免許みたいなのが出来るずっと前から神主を営んでたそうです。
平安時代の神祇官(?)ぐらいまでさかのぼるんだとか。
(流石にこれは信じてませんけど)
そう言うわけですから、地元ではいわゆる名士の部類に入る家でした。

それを目に付けたのか、単に手近な神主だったからかは知りませんけど、
曾祖父は軍の従軍神主として招致されたそうです。
そんなこんなで数日経ったとき
曾祖父は作戦の成功祈願を行うために軍の飛行場へと呼ばれました。
何の成功祈願かは言うまでもなく特攻だったようです。
曾祖父は皇室を尊敬して陛下に忠誠を誓っていた右翼の様な人でした。
そんな曾祖父でも特攻には反対だったようで、
一応全身全霊を込めて祈願をしたそうですが、特攻に向かう若い兵に、
「怖かったら帰ってきてもいいんだよ」と小声で言ったそうです。

当時曾祖父は30代半ばぐらいでしょうか、
自分より若い前途ある青年を、死地に追いやるのが忍びなかったのでしょう。
その時特攻に赴いたのは三人だったらしく、全員に優しく諭すように言ったそうです。
ですが、結局翌日になっても、翌々日になっても、三人が帰ってくる事はありませんでした。




576 :本当にあった怖い名無し:2010/12/14(火) 23:34:36
それから一カ月ほど経ったときの事、突然曾祖父が歩兵の中隊を率いる事になりました。
階級は低かったですが、(元々軍人じゃないから当然)
温厚な性格と、日ごろから兵たちに優しく接していたせいで慕われていたせいか、
急に任命されたと聞きます。

それで出立の前日。
いろいろ準備している最中に、ボロボロの服を着た兵士が歩いてきました。
見おぼえがある顔だと思って暫く眺めていると、
一か月前に特攻した若い兵の一人だと気付いたそうです。
「よく帰って来た」と曾祖父が言うと
「先生のおかげで帰ってこれました」と若い兵は言ったそうです。
(曾祖父は当時軍中で兵たちに先生と呼ばれていたそうです)
曾祖父はその後に九州へと派遣され、無事帰還する事が出来ました。

それから日本が戦争に負けて数年経った頃の話です。
相変わらず曾祖父は神主を続けていたそうですが、
ある日ふと若い特攻兵の事を思い出し、会って話をしようと考えたそうです。
いろんなところにかけあった結果、住所を知る事が出来ました。

翌日に、曾祖父はその若い特攻兵の実家へと向かったそうです。
そこで田植えをしている特攻兵の母親に曾祖父は会いました。
名前を告げると、母親は「貴方が息子の言っていた神主の先生ですか」と言って
家の中に招き入れてくれました。


577 :本当にあった怖い名無し:2010/12/14(火) 23:35:20 
そのまま母親が案内したのは、仏壇の前。
其処には、あの若い特攻兵の写真が飾られていました。
曾祖父は驚いて、母親に尋ねました。
「急な病気で亡くなったのですか」
母親は泣きそうな顔で、ですが笑って言ったそうです。
「息子は、貴方の祈願して下さった特攻で亡くなっております」

曰く、曾祖父が特攻兵と話した翌日に、田植えをしている母親の前に
ふと、息子が現れたそうです。
息子の帰還を喜ぶ母親に息子は、
「自分は親不孝者で、先日の特攻で死んでしまったが神主の先生のおかげで最後に帰ってこれた」
と告げて、ふっと消えてしまったそうです。

その後、曾祖父の前に姿を現す事はなかったのですが、
彼の墓に参った時に、「ありがとうございました」という声が聞こえたと言います。




763 :本当にあった怖い名無し:2017/07/31(月) 23:43:01.80
土建屋の事務長との話。
別の寺から法事を頼まれて行った時
たまたまその法事に参列していた土建屋の社長と仲良くなった。
きっかけは、土建屋の仏教に関する質問に俺の回答が気に入ってもらえたらしい。

その後何度か土建屋の近くに寄る事があり
社長にあいさつしていこうと立ち寄っても忙しいのか社長は留守が多かった。
そこで代わりにこの会社ナンバー2である事務長が対応するのだが、何故か気に入ってもらえた。
この様な事が何回か重なるうちに、社長よりも事務長と話す機会が多くなり、
「何かあったらよろしく」と事務長とも連絡先を交換した。

ある日の夜、事務長から連絡があり「会社の経営についての相談(実際は会社への愚痴)」
を受けていた(というか聞かされていた)。
ある程度の常識的な範囲でのアドバイス(俺は土建屋じゃないから)をした後
事務長が不意に『そう言えば話変わるけど』と切り出してきた。




764 :本当にあった怖い名無し:2017/07/31(月) 23:43:16.84 
「何でしょうか?」
『○○土建の社長って知ってるよね?』
「この前お伺いした時にいらっしゃった方ですよね。
確か一人親方で、この前の工事を手伝ったお金を受け取りに来ていた…」
『あの人自殺したよ』
「えっ!そうなんですか。それは知りませんでした」

当時は民主党政権で公共工事を減らすとかで、土建屋も不景気だったらしいのだが…
『まあ、仕事が減ったのは確かだけど、それだけじゃないんだけよね』
と色々俺に話してくれた。
詳細は書かないが、仕事以外にも色々な案件が重なった事が原因らしい。

そんな話をしていると、今俺がいる部屋の窓から「コンコン」と
窓をノックする様な音が聞こえた。
2~3回聞こえたので、虫か何か窓にぶつかっているのかなと最初は思っていたのだが、
よく考えると夜なので窓はサッシをしてあるから
窓に虫がぶつかるわけがない。

うーん、いったいこの音は何だろう、と考えながら電話をしていると、
社長の自殺の話になると音がするのに気がついた。
あー、これ社長がこっちに来てるなぁ…と考えた俺は事務長に、
「もう社長の話はやめた方がいい」
『何故?』
「おそらく社長がうちに来ている」
口調が変わった事に気付いた事務長は、
『わかった。じゃあお休み』といって電話を切った。
すると窓からのノック音は聞こえなくなった。

次の日、朝のお勤めで社長の冥福を祈った。



http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1498825534/

75: 本当にあった怖い名無し :2018/07/12(木) 14:30:46.14
中学時代のほんのり怖い話。
当時、俺は部活動をしていて帰宅するのはいつも19時くらい。
あの日、俺は部活が終わって友人たちと帰り道を歩いてた。
季節は夏。とても蒸し暑くて、空が薄暗くなっていたのを覚えてる。
途中、家の近くの交差点で俺だけ右方向になるから「また明日な」とか言いながら
友人たちと別れた。
ここまではいつも通りだった。

交差点を曲がると俺の家までは歩いて5分くらいで着くんだけど、街灯がほとんどなく薄暗い。
交通量も多いわけではないので、夜は人気もあまりない道だ。
友人たちと別れてすぐに、女性の鼻歌が聞こえてきた。
前方を見ると、10数メートル先の道路脇に立っている女性が見えたから
多分その人が歌っているんだなくらいにしか思わなかった。
俺が歩いていくにつれてその女性に近づいて行くことになるんだけど
距離が3メートルくらいになったところで女性の顔をチラッと見たんだ。

俺は視力が落ちてきてたし、暗くなってたこともあって
さっきは気づかなかったけど、その女性は親戚の叔母さんだった。
叔母さんは俺の母親の従姉妹で、
ときどき道で偶然会ったりすることはあっても挨拶程度で話はしない。
いつもよくわからない鼻歌を歌いながら歩いてるから、
少し変わった人だなっていう印象があったけど、一応顔見知りなので
「おばさん、こんばんは」と声をかけた。

すると、叔母さんは鼻歌をやめて俺の方を見たけど挨拶を返してくれない。
でも、顔は笑ってた。
笑ってたというか、ニヤニヤしてたって表現の方がしっくりくるかも。
いつもなら挨拶返してくれるのに、なんか妙だと思った。
聞こえてなかったのかなって思ってもう一度挨拶したんだけど、何故か反応がない。
叔母さんとは深い付き合いではなかったから、「俺のこと忘れたのか?」って思ったけど、
「◯◯(母)の息子です」なんて説明するのも面倒だったから、
「じゃあ、また」とか言って、叔母さんに背を向けて再び歩き始めた。




76:  本当にあった怖い名無し :2018/07/12(木) 14:31:33.31 
歩いていると、叔母さんの鼻歌がまた聴こえてきた。
数秒歩くとすぐに聴こえなくなったけど、急に背中が冷たくなってくる感じがした。
こんな蒸し暑い日に、この感覚はなんだろう、なんか怖いなって思いながら歩いてた。
当時、学校でこっくりさんが流行ってて、
俺はその日の昼休みに友達と遊び半分でやってしまったんだよね
(結局なにも起きずに終わったけど)
そのせいもあって、まさか
こっくりさんでおびき出した霊が俺についてきたのか?なんて妄想したりして
怖さが余計に上乗せされたけど、気にしすぎだと結論づけてそのまま歩いてた。

けど、歩くにつれて背中が急激に冷たくなってきて、
全身に鳥肌が立って、体が勝手に震えだしてきた。
何かおかしなことが起きていると理解したと同時に誰かが俺のすぐ後ろを歩いてるのに気がついた。
多分、俺の4~5メートル後ろ、結構近い距離にいるのが
気配でなんとなくわかったけど、平常心を保って歩いてた。
それなのに、何だかその気配がだんだん俺に近づいくる。

文章で上手く伝える技術がないので申し訳ないが
後にも先にもあの日が一番恐怖を感じた日だった。
もう、1メートルくらい後ろまで来てるんじゃないか?って思ったときに
恐怖と緊張感がピークに達して、
いてもたってもいられなくなった俺は、後ろにいるのが何なのか確かめたくなり
パッと振り返ったんだけど、誰もいなかったんだよね。
なんだ、完全に俺の気にしすぎじゃん!って思ったけど、
相変わらず背中は冷えてて、再び前を向いて歩きだしたとき
後ろから冷たい空気が覆い被さってくる感覚を急に感じた。
平静を装って歩いてきたけど、俺は恐怖に耐えられなくなって走りだした。

後ろから冷たいものが追ってくる気配がするんだけど、
もう怖すぎて振り向けないから、全力で走って30秒後くらいには無事に家に着いた。


77:  本当にあった怖い名無し :2018/07/12(木) 14:33:43.35 
家に入って、キッチンで夕飯を作っていた母の顔を見るととても安心した。
「おかえり。……あれ、アンタ顔が真っ青だけどどうしたの?走って帰ってきた?」
と母に言われたけど、「うん」としか答えられなかった。

物凄い疲労感だったので、とりあえず水を一杯飲んで、顔を洗おうと洗面台に向かった。
洗面台には大きな鏡がついていて、
視界に入ってきた自分の顔が、血の気が引いたように真っ白になってた。
気分が落ち着くまでソファで座ってようとぼんやり考えながら
リビングに向かって歩いてると、
「アンタもしかして何か変なものでも見た?」と母に聞かれたので
「何かに追いかけられてる感じがして振り返ったけど、誰もいなかった。ただの勘違い(笑)」
っていうと母も「なにそれ」って言いながら笑ってた。
「そういえば、帰ってくるときに◯◯おばさんに会った」と言うと、
母の顔から一瞬で笑顔がなくなり、驚いてた。

「挨拶したけど、多分オレ忘れられて……」って言いかけてるときに、
「アンタ何言ってるの?◯◯おばさんは去年亡くなったんだよ。
アンタが見たのはホントに◯◯おばさんだったの?」と少し怒ったように聞いてきた。
「は?そんなこと聞いてないし、間違えるわけないだろ。
近くで顔も見たし、いつもの変な鼻歌も歌ってたんだぜ?」と言うと
母は青ざめて、すぐ傍で誰かに電話をかけ始めた。

名前を呼んでいたから電話の相手は母の姉だとすぐにわかったけど、
内容を要約すると「◯◯の命日いつだっけ?……え、今日?わかった」って感じ。
電話を盗み聞きしながら、叔母さんが亡くなって今日がちょうど一年なんだと俺は理解した。
そのあと、俺は母と一緒に叔母さんの家にお線香を上げに行った。
叔母さんはこの世に何か未練があったんだろうか。

あの日、どうしてそんなに思い入れもないであろう俺の前に姿を見せたのか、
歩いてる俺の後ろで感じた気配は何だったのか、未だにわからない。
という不思議でほんのり怖い体験でした。

長い上にオチが弱いし文章能力もないので、読んでくれた方には申し訳ないけど、
ずっと誰かに話したいと思ってたからここに書けて少しすっきりしてる。



http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1531051499/

757:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 04:28:25 
よく、死ぬ直前に視界が暗くなるって言いますね。
ドラマとかでもたまにそういうシチュエーションがあります。
あれ、正直ガチです。体験しました。
 
自分、肝炎なんですね。
疲れやすくって「おかしーなー」とか思ってたら
そのうち起き上がることも出来なくなって
救急車で病院に行った時にはもういつ死んでもおかしくない状態。
血液検査で総ビリルビンが10を越えてるって言ったら分かる人には分かるかな。
 
そのときは、昼間なのになぜか視界が薄暗かった。
夜なんて真っ暗。部屋にいても蛍光灯の明かりですら薄明かりって感じ。
しかも青い。青いんだよね、視界が。
これを読んでる人で、視界が暗くて青みがかって見える人がいたら
病院に行ったほうがいいよ、マジで。
 
まあそんなわけで即入院になりました。
後で聞いたけど、ドクターも絶対死ぬと思ったって、俺のこと。
まだ生きてるけどね。人間そう簡単には死なないもんだなー、たいしたもんだ。




758:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 04:33:46 
病院に運び込まれて最初の日は、なんていうのかな、とりあえずの病室に入れられるのね。
つまり、一般病棟じゃなくって、救急車で来た患者をとりあえず入れておくみたいな。
その後に内科・外科~みたいに振り分けられるんだけど。
 
その病室は二人部屋だったが、俺一人だった。
まぁラッキーと思ったよ。
なんか、点滴で利尿剤入れられてさ
腹水取るためなんだけど、これがまた強力な奴でね。
10分おき位におぴっこがしたくなるわけ。
それだけならいいけど、大のほうも強力でさ、もうピ~!って感じで
自分では気付かないうちに漏れてるみたいな
マジそんな凶悪な薬な訳。
だから一人のほうが気が楽だもんね。
隣に人がいたらおもらし出来ないからw
 
だけど、さすがにまずいことになったなーとは俺も思った。
そのときは俺、自分がそんなに悪い状態だとは思って無かったけれど、
なんか周りの雰囲気がね
「あれ?おれってそんなにわるいの?」って類推させるのに十分っていうかさ
お袋と妹が付き添ってくれてたんだけど
なんかドクターと別室で話をしてるしwww 
 後で聞いたらプライバシーの問題で病状の話をするのは専用の部屋でっていうのが
規則だったらしいんだけど、そのときはあせったよ。別室で話をするのは駄目だろw

と、まあその入院初めての夜
その病室は一般病室じゃないもんだから、廊下側の壁に大きな窓がついている。
まあ、異常を外からすぐ発見できるようにだろうね。
中からはナースステーションが見える。
病院っていうのはいろんな人間が歩き回ってるもんだ。
ドクター、ナース、患者、業者っぽい人、いろいろ。
そんな人たちが行き交っているのを窓からなんとなく眺めていた。


759:本当にあった怖い名無し:2006/04/21(金) 04:36:19 
看護師さん(ナース)が入ってくる。
俺は動けないから、しびんの処理とか、大がしたいときにナースコールを押すと来てくれて
トイレまで連れて行ってくれる。
トイレは部屋の中にあるんだけど、情けないことにそこまで自分でいけないんだ、俺。
そこまで動けないほど悪かったんだね。
利尿剤のせいで小も大も頻繁に出る(出過ぎる)んだけど
何回もナースコールするのも悪い気がしてね、できるだけ我慢したりしてさ。

そのうちうとうとしてきた。
もちろん熟睡なんてできない。凶悪な利尿剤を点滴で打たれてるから眠れやしない。
暗い視界の中で窓の外の廊下を見ていた。
患者が歩いてる。でも、やたらと歩いてる。なんか人数が多くないか?
ここは救急患者が運び込まれるフロアのはずなのに、
何で歩けるほど元気な患者がこんなにいっぱいいるんだ?
患者なのか? 
そうだ、病院パジャマを着てるもんな、患者の筈だ。
でも、、、おかしい、なにかおかしい。
人は行き交っている。でも、

患者は全員一方向にしか流れていない!
左から右へ! 
後から後から患者は通り過ぎるが、右から左へ帰る患者はいない!
マジでちびりました。
暗い視界の中を通り過ぎる病院パジャマの患者・・・
 
ナースコールを押して看護師さんに来てもらってトイレに連れて行ってもらいました。
その時に、
「このフロア、救急車で運ばれた人だけがいるんですよねえ
そういう人って普通歩き回ったりできないと思うんですけど
何であんなに大勢患者さんが廊下を歩いているんですか?」
ってきいたら
このフロアには、ナースの助け無しで歩ける患者さんは居ないって言われました。
 
暗い視界が、さらに暗くなりました。。。
暗くて青い視界で見た夢でしょうかね。
あんまり恐くなくてごめんちゃいm( __ __ )m



142 :もしもし、わたし名無しよ:2011/02/14(月) 11:47:11
自分は時々金縛りに遭う。
しかし夜中でなく休日の昼寝中が多いので怖くなくイラつくという感じだった。
しかしこの前経験した金縛りは、真昼間にも関わらず尋常じゃない恐ろしさだった。

昼間、自室のベッドでうつらうつらしていると金縛りになった。
まーたかよ、うぜーなという気分で、さっさと解けねーかなと普通に寝てたんだが、
窓の外でシャン、シャンと異様な感じの鈴の音が聞こえてきた。
猫かと思ったけど、あんな規則的には鳴らさないよな…
家の外からゆっくりと、しかし確実に規則的に窓のところに近寄ってくる気配。
神経の図太さには自信があった俺も流石にじわじわと怖くなってきて、
これはヤバイ!とにかく布団から抜け出して
全速力で遠くへ逃げたくてたまらないのに体は全く言うことを聞かない。

音が止まった。窓のすぐそばだ。
見たくないのに首が意思に反して窓のほうを向く。
誰かに頭を抱えられて無理矢理振り向かせられてるような非常に嫌な感じだ。
目蓋を閉じているはずなのに目が見える。




143 :もしもし、わたし名無しよ:2011/02/14(月) 11:49:12
窓の外の風景を見た途端俺は戦慄した。
等身大くらいの大きさの不気味は和人形が窓を覆いつくすほど大量に張り付いてるんだよ。
もう外が昼か夜かも分からないくらいに。

人形は無表情で一斉に小刻みに痙攣して金魚のように口をパクパクさせてる。
低いじいさんの声で、祝詞(神式の葬式とかで神主が唱えるお経のようなもの)を唱え始めた。
耳から入ってくる音というより、ぐわんぐわん脳全体を反響して聞こえる声で、
耳を塞いでも目を閉じても
これは絶対逃げられない!もうだめだ呪い殺される!ってくらい
追い詰められて死を覚悟してたんだが
窓辺にトトロのぬいぐるみが飾ってあるのがふと目に入ったんだよね。
歯をむき出しにして叫んでる表情の。
その存在に気づいた途端、トトロが映画のアレみたいに「グアアアー!」って叫んで、
掃除機のCMのように人形たちをものすごい勢いで全部吸い込んでしまった。
そして部屋の空気は平常になり、やがて金縛りも解けた。

今思い出せば、あの時のトトロの形相も
子供が見たら絶対トラウマになるくらい恐ろしく歪んでいたのに
金縛りの最中は本能的にトトロは自分の味方だと感じていた。
普通ならそのトトロは人形供養に出そうと思うだろうし
親も絶対そうさせると思うので親に話してない。
俺が幼稚園くらいのとき死んだ祖父が買ってくれたものだから手放したくない。
流石に場所は窓辺から枕元に移動したが。

後で冷静になって思い出すと、あの変な人形どもが唱えてた祝詞は、
祖父の葬式のときに神主さんが唱えてたのにそっくりだった。
声の感じは神主さんのプロっぽい声とは似ても似つかぬ、
怨念がこもったデスメタルのような声だったが。

今までの記憶をつぎはぎした夢だ、と言われればそれまでなんだが、
夢にしても怖すぎる体験でした。



人形の怖い話ありませんか?<十八巻目

335 :本当にあった怖い名無し:2018/12/02(日) 19:27:10.08 
石じじいの話です。

戦後もずいぶんたってから、朝鮮より帰ってきたじじいを友人が訪ねてきたそうです。
同じ村に住み、子供の頃に同じ学校に通った女性で、彼女は地元に残っていたのです。
その女性とは別に恋愛関係はなかったそうですが、戦争中の経験を話し合って
楽しい時を過ごしました。
べつに戦争体験は楽しいことではありませんでしたが、
お互いの話が、自分たちが経験したことがない話だったからです(日本と朝鮮)。

彼女は、地元で行われた、竹槍訓練;バケツリレー訓練;アルマイトの弁当箱の供出;
松根油の開発;食糧不足;灯火管制などについて話しました。
女学校に通ったが毎日動員で授業がほとんどなかったと。
都市爆撃に飛んでいくB29爆撃機の編隊、市街地で機銃掃射してくる艦載機を見て、
この戦争は勝てないと彼女は思ったそうです。
いつ戦争が終わるのか?とばかり考えていたと。

楽しい歓談は夜も遅くまでつづきました。
また明日、と彼女が出ていったあと、じじいは手を合わせて彼女の冥福を祈ったそうです。




340 :本当にあった怖い名無し:2018/12/03(月) 14:28:16.88
石じじいにその気は無くても、女性は愛していたので亡くなっていても訪ねて来たのかもな


342 :本当にあった怖い名無し:2018/12/03(月) 19:34:33.28 I
やって来た時に、死んだ人間だってわかってたんだな
ちょっと泣いた


344 :本当にあった怖い名無し:2018/12/06(木) 22:10:18.95 
石じじいの話ですが、その女性が、その後、
じじいのもとを再訪したかはメモにはありません。
話を聞いた私の記憶にもありません。
ただ、その女性は、戦争中に空襲で亡くなっていた、ということでした。

供出されたアルマイト弁当箱や金属類は、終戦後になって予科練の庭に山積みにされていた
(利用されなかった)そうです。軍隊でもお役所仕事だったのでしょうか?

機銃掃射してくる戦闘機から逃げるには、
向かってくる方向の直角方向にぎりぎり逃げるのだ。
横には弾丸は来ない。
あわてて、進行方向に逃げると撃たれる。
私の母が話してくれた豆知識です。
操縦士の顔がはっきりと見えるほど近距離を飛んだそうです。



https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1535920044/-100

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