サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

タグ:韓国

中国分裂、朝鮮真空パック


77 :名無しさん :2014/04/17(木)15:17:41 ID:yZ2ENI4Q2 ×
1946年に東京上野中心に貼りだされた防犯ポスター。
図柄は朝鮮を象徴する太極章と、先の尖った朝鮮靴の組合せ。
主催は上野警察防犯協力会、後援は上野警察署。
これだけでも、戦後朝鮮人が日本で犯罪の限りを尽くしていたかが良く分かります。




中国分裂、朝鮮真空パック


59 :名無しさん :2014/04/07(月)09:59:43 ID:h0TxWqSJf ×
河野談話発表当時、三日前に退官した外務事務次官と、
国連の非難決議直後に政府が抗議文書を提出したけど即時撤回した当時の国連大使は同一人物。
国内では誰も手が出せないけど、日本を侮辱した人物の子孫は悲惨な末路を辿るだろうねwww





60 :名無しさん :2014/04/07(月)10:46:42 ID:2SGWoHPHy ×
皇太子夫人の父?



61 :名無しさん :2014/04/07(月)10:55:32 ID:h0TxWqSJf ×
正解。
神が祟って喋れなくなる事例は古事記にもある。
皇太子殿下に日嗣宮がお生まれにならなかったのも、
日本を侮辱する者の子孫に皇室を継承させない意志の現れ。

【国際】韓国で農薬を撒いた海苔1900トンが市場に流通!!

1 :ぱぐたZ〜◆FdDsU0B5ivx5:2014/03/31(月)18:01:36 ID:aPyMgOFbg(主) ×
(写真)

▲ 摘発された海苔養殖業者の倉庫に積まれた農薬。
――――――――――――――――――――――

農薬を撤いて海苔を養殖した後、これを全国に流通させた海苔養殖業者などが海警に大挙検挙された。

南海地方海洋警察は31日、毒性が強い農薬を撤いて海苔を養殖した疑い(水質および生態系の保全に関する法律違反)で、キム某容疑者(58歳)など養殖業者17人を書類送検した。

(写真)

▲ 摘発された養殖場で、海洋警察が農薬を撒いた海苔を回収する様子。
――――――――――――――――――――――

キム容疑者らは2011年から最近まで、釜山(プサン)・慶南(キョンナム)一帯で養殖業をしながら、藻病の予防としみの除去のために農薬を使った疑いを受けている。

海では海上汚染や水中生態系保全のため、農薬の使用が禁止されている。

政府もこのために補助金を支給して、漁民たちに『海苔活性処理剤』使用を推奨している。


だが海苔活性処理剤は酸度が弱く、効果が期待に及ばない漁民たちは現在まで、工業用の塩酸である『無機酸』を密かに使っていた。

しかし無機酸の使用に対する取り締まりが強まり、これが求めにくくなると漁民たちは農薬を海苔活性処理剤に交ぜて使っている途中、今回初めて摘発されたものである。

(写真)

▲ 摘発された『農薬を撒いた海苔』の養殖場
―――――――――――――――――――――――――

海洋警察の調査の結果、これらの使った農薬は魚毒性3級に指定されている。


海洋警察では、この農薬が人の肌に直接接触した場合に火傷または失明を起こおそれがあり、摂取した場合は嘔吐や消化不良、胃腸障害など致命的な危険を招く恐れがあると説明した。

海洋警察では、これらが生産した養殖海苔1900トンが『生海苔』の形態で水産協同組合を通じて偽装販売された後、様々な商標と加工製品として作られてスーバーや在来市場を通じて全て消費されたと見ている。


農村進興庁のある関係者は、「水にあまりにも長時間残る農薬は初めから使われないため、養殖業者が途方もなく多くの農薬を使っていない場合、該当の製品を摂取しても健康の心配はない」と話した。


海洋警察は釜山・慶南一帯の養殖業者らも農薬を使っていると見て、捜査を拡大している。



ソース:NAVER/釜山=聯合ニュース(韓国語)


769 :その5:2008/10/10(金) 23:51:45 ID:ruuNp7md0
わしらの先祖さんがこの国にやってきたのは、もう1世紀以上も前の話だ。
正直、この話はあの世まで持っていくべきことなんだよ。
お前さん、知ってどうする?この世には知らなくてもいいことが山ほどある。
その山の頂点に位置するだろうこの話を聞くというのなら、お前さんは地獄に落ちてしまうだろう。
それでもいいのかい?
もしかしたら、ボケた老人の戯言かもしれんだよ? 

まぁ、いいさ・・・
逆に知っておかなければならない話・・・かもしれん。

そもそもこの話は、わしは父から聞き、父は祖父から聞いた話だ。
つまり曽祖父にあたる。

そうか、墓の山があったというのであれば・・・あの話は作り話ではなかったのだな。 
正直、お前さんに話すのは、何ももったいぶったワケではない。
怖かったのだ。
ずっと作り話だと・・・父がわしを怖がらせようと作った話だと思っていた。
それが・・・まさか・・・そうか、本当にあったことだったとはなぁ。
わしは家族にも、誰にも話したことは無い。
そもそもお前さんが現れるまでは忘れていたことだ。
今さらとんでもない者が現れたもんだ・・・やれやれ。


わしの父の祖父は、小さな村に住んでいた。
貧しく苦しい生活だったらしいが、まあ当時としてはそれが普通だったんだろうよ。
そうだな、仮に父の祖父の名をキムとしよう。

色々な人が集まり、様々な民族、人種が入り乱れる。
当時の人間からしてみれば、よその人種というだけで争い、殺しあう。
山は1つの部族の集まりだ、だから隣の山は敵だらけなんだ。
キムはそう教えられた。
その村人全員がそう教えられて育つ。
おそらく、他の山の集落でもそう教えていたはずだ。
だから、基本的には生まれた山で過ごし、暮らす。自給自足が当たり前。
だから、下手に下界と干渉しないんだ。





770 :その6:2008/10/10(金) 23:52:58 ID:ruuNp7md0
キムはその日、畑を耕していた。
いつものように畑で汗を流し、家族の元に帰る。貧しく苦しいが、それでも幸せだった。


「山が燃えているぞ!!」
突然の村人の叫び。
キムが駆けつけると、遠くで山が燃えていた。
まずい、このままではあの山火事はここまで来る!キムたち村人は、総出で消化にかかった。
川の水を汲み、火にかけるが・・・自然の力は本当に強かった。
結局火は集落に流れ込み、村が山が灰になる・・・ その光景をただ見つめていた。


問題はそれからだ。
早い発見で村人はほとんど逃げ出せた。隣の山の住民も逃げてきていた。
そして、地域一帯で唯一無事だった山がある。
逃げ延びた人々は、その山の集落に助けを求めたが・・・それは、他民族の山だったんだ。
殺されはしなかったが、扱いはあんまりだった。
男は毎日奴隷のように働かされ・・・女子供は・・・わかるだろ?まぁ、そういうことだ。

ただ、奴隷のように働かされるのは仕方が無い。
しかし、女性は妊娠しちゃうんだよ。
もちろんコンドームなんてないし、堕胎技術もない・・・産むしかない。

しかし怖いね。
「他民族の子を孕んだだと!」
怒りに狂った男は、妻や娘を殺し、腹を割き、胎児を取り出しぐちゃぐちゃにつぶした。
それが1つの夫婦・親子じゃなかったから尚恐ろしい・・・


んで、その胎児と女が例の墓になったか?
違う。
墓なんて立派なものじゃない。
壷に溜め込んだんだ・・・

なぜ壷なのかわからない。ただ、殺した女子供は壷に流した。
(キムたちのいた山では、壷は邪悪なものを封じる魔よけのような物だったんじゃないだろうか?
と友人は仮定してる)


女と子供は数えるほどしか残らず、
女はいつ妊娠してしまうか震え、憎い憎いその他民族に抱かれる日々。

そしてある日・・・他民族の子供が壷に近寄ってきた。
「これなあに?」と聞いてくる。
「幸運の壷さ」とウソを教えると、子供はその壷を持って帰っていった。

ちなみに、ヤツらはこの壷の中身は知らなかった。
女が殺されているのは、日に日に減っていく数を見れば分かったが、
まさか壷に入れてるなんて思ってなかったんだろうな。



771 :その7:2008/10/10(金) 23:53:49 ID:ruuNp7md0
その壷のつくりは何か特殊で、どうやら簡単に開けられないような仕組みらしい。
詳しい事は分からないが、そういう壷らしい。
だからバレなかった。


次の日から不思議な事が起こった。
他民族の家から叫び声が聞こえ、その家の子供が死んでしまったのだ。
壷を持って帰った子だ。
そしてその家の妻、隣の家の子と・・・次々に他民族の女子供が死んでいったらしい。

キムたちは「我ら部族の呪いがヤツらに降りかかったんだ」
そう思ったが、そういうわけではなかったんだ。キムのまわりの女性や子供も死んだんだ。

・・・おかしい。
やはり、実際に殺した我々も恨みの対象なのか・・・

しかし、よくよく考えると、女と子供ばかりが死ぬんだ。
男性は無事なんだ。
そこで、わずかに生き残った女子供をつれて、村の大半がついに逃げ出した。
奴隷に逃げられようと、他民族はそれどころじゃなかった。
大切な跡取りが次々と死んでいく。

これは間違いなく、キムたちが何かをしているに違いない。と気づいた時には後の祭り。
キムたちはすでに逃げていたんだ。



772 :その8(ラスト):2008/10/10(金) 23:54:12 ID:ruuNp7md0
逃げ延びた先が、例の山さ。
そこで再び生活を始めたキムたちは、
今回のこともあり、他の集落ともできるだけ仲良くするようになった。
苦しいときは助け合い、笑い合うようにする。
そして貧しいけど、またつつましい生活が始まった。

めでたしめでたし・・・とは、いかなかった。
例の他民族がやってきたんだ。
男だけになった彼らは、ニタニタ笑っていたそうだよ。
何せ分かったんだからね。呪いの正体。それは例の壷だったんだよ。

彼らは壷の中身を無理やり調べたんだろう。
子孫を殺す呪いの壷。
そして壷はパワーアップしてたんだ。
どうやら、壷の中身が多いほど・・・強いんだ。
だから彼らは、その壷で死んだ我が子、我が妻をたっぷり入れてね。


あとはもうグダグダさ。
呪い呪われ、死んで壷に流して。
その話が都のお偉いさんの耳に入り、役人が来たときには、すでに女と子供が消えていたんだ。
その村から山から地域から・・・ほとんどね。

男たちは都へ連れて行かれ処刑され、
女と子供の怨念を恐れた都の人は、それぞれに墓を作った。
そうなる前に、キムたち含むわずかな生き残りは、北へ北へと逃げていったそうだ。


気味が悪い話だよ。
飢饉で子供を食った話とか色々聞いてきたが、この話だけは何か・・・気分悪ぃぜ。
しかし、壷はどうなったんだろうか。
ま、恐ろしいものだから、国に処分されたんだろう。



友人が「え?」と聞き返してきた。私はもう一度聞いた。
「本当に壷なのか?」
「う~ん、まあ壷だって言ってたと思うぜ」
「壷じゃなくて箱じゃないか?」
「え?なんでよ・・・別に壷だろうが箱だろうが、とりあえず入れ物だろ?」
「だって、しってるよ・・・その壷・・・というか箱」
「あ?マジかよ!!」
「うん。その壷(箱)の作り方知ってる部族の人、多分日本に来たことあるんじゃないかな?」
「・・・え・・・」
「しかも、日本でソレ作ったんだよ」
「・・・え・・・ウソだろ、なんでお前が知ってるんだよ!!」
「うん、オカ板で一時期流行ったんだ」
「・・・?何が?」

私はすっかりぬるくなったビールを一気に飲み干した。


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765 :その1:2008/10/10(金) 23:48:11 ID:ruuNp7md0
友人のフリーライターから聞いた、怖いというかとても気味が悪い話です。

友人はフリーライターといっても、
朝鮮の民俗学に興味があり、1年の半分以上は向こうにいます。
いつか北に拉致されないかヒヤヒヤしてるそうですww
何回かやめろよって言いましたが、やはりなぜかあの半島に魅力を感じてしまうらしいです。

まあ、普通に民俗学といえば聞こえがいいですが、
彼が主に調べているのは朝鮮の黒歴史・・・
表には出ないドロドロした歴史だというんですから、物好きと言うか悪趣味と言うか・・・
映画にもなった、キム・デジュンの暗殺部隊なども調べたというものだから、困ったものです

そんな彼が語った朝鮮の闇・・・
本当に闇に葬られた、現実にあったとは思えない、思いたくない、恐怖の歴史です。

あまりの話の内容に、彼はそればかりは文章にできなかったと言います。
この話は誰にも話しておらず、人に話すのは初めてだと言いました・・・

なぜ彼が私に話したのか、それは、いやがらせの為に話したのです。
というのも、彼と一緒に入った料理屋のバイトが朝鮮人で、
あまりにも日本語が下手で、思わず「これだからチョンは」と言ってしまったのをきっかけに
口げんかになり、そして落ち着いたところで、
彼がポツリポツリと話し出しました。
「お前、朝鮮人がどれだけ歴史の裏で恐ろしいことをやっていたのか・・・教えてやるよ・・・」と。


今やかの国は発展途上ということもあり、超高層ビルが建ち、ハイテクなパソコンが並び、
様々な国と交流をもってますが、
実際にはそんなのは全体の一部に過ぎず、
少し山奥や地方に行けば、未だに自給自足してる村もあります。
南北問題や朝鮮戦争なんて
教科書に載っているような歴史ではなく、本当に裏の歴史を知るには、
そういった村からの情報が欠かせないと言います。





766 :その2:2008/10/10(金) 23:49:07 ID:ruuNp7md0
3年ほど前になるでしょうか、
その日も彼は山奥の村で取材をしていました。
一通りの取材を終え村を出たころには、空はもう真っ暗だったそうです。

予定よりも時間をくってしまった。
さっきの村に宿を求めようかとも思ったのですが、結局、麓の町まで歩くことにしました。

しかし、険しい山道。
もちろん街灯なんかも無く、手元の懐中電灯の明かりも、ただデコボコの道と闇を照らすのみ・・・
おかしい。迷ってしまったんじゃないか。
そう気づいた時はもう遅く、森と闇に囲まれ、そして雷鳴が轟いたそうです。
振り出す滝のような雨。
彼は雨具を着て、「こりゃあ・・・雨宿りできる場所を探して野宿だな」と覚悟を決めました。


ぬかるんだ地面に足を取られながらも、
雨粒しか反射しない懐中電灯の明かりを頼りに、一晩過ごせるような場所を探します。
すると、地面から飛び出す巨大な岩と岩の間に、穴があるのを発見しました。
ちょうど人ひとり入れるような穴です。

「坑道か何かか?ちょうどいい」
彼はその穴に入りました。
中はもちろん真っ暗で、電灯で照らしても冷たい岩肌しか見えません。 
そのまま寝てしまえば良かったのですが、
彼は好奇心で「奥はどうなっているんだろう?」と、穴の深くへ進んでいきました。


どれだけ歩いたでしょうか、
深い深い穴の先、出口が見える気配もありません。
懐中電灯の電池も気になります。
こんなことなら、入り口のところでさっさと寝てしまえばよかった。
彼は後悔します。
ここで夜を明かしても、目覚めは闇の中でしょう。結局進むか戻るかしかありません。

万一行き止まりだったら・・・
そう思うとやはり後戻りかな、そう考えた矢先、雨音が聞こえます。
もしかして出口か? 

さらに先に進むと出口が見えました。
かなりの距離を歩いた気がする・・・それは山の裏まで突き抜けているトンネルだったようです。
とりあえず出口が見つかったので、そこで彼は横になりました。



767 :その3:2008/10/10(金) 23:49:39 ID:ruuNp7md0
まぶしい光に、彼は目を細めながら起き上がりました。
昨夜の遭難に雨。そしてトンネルの事をぼんやり思い出しながら外に出ました。
木々の隙間から漏れる光、快晴です。
よかった、とりあえず麓まで降りよう。
そして、少し先に開けた場所があるのを発見し進みました。


森から抜け出し草原に出た彼は、その時の感覚を、
「あの時背中に走った悪寒はヤバかった。脊髄が氷柱に変わったかと思った・・・」
そう語りました。

彼が見たのは墓、墓、墓、墓墓、墓墓墓墓墓。
草原のあちこちに倒れ積み重なり、そして草からのぞく墓墓、墓石の大集団。

ほとんどの文字は苔に覆われ欠けていましたが、それは確かに墓だったといいます。
しかもその数は尋常じゃなかったそうです。
草原かと思ったのは墓の隙間から生えた草で、その一面・・・
そう、彼が立っている地面そのものが墓石の山だったそうです。

これほどの死者・・・疫病か?村同士の抗争か?
この山にも昔、村が点々とあったことはだけは知っているが・・・
しかし考えづらい。あまりにも多い。
村1つ全員・・・どころじゃ・・・ない。この山1つ・・・いや、
この地方一帯の人間が死ななければ、これほどの数にならないんじゃないか・・・?


恐る恐る墓石の文字を覗き込む。
時代はどれも大体同じ時代のものが書かれていた。
ちょうど、日本で言えば幕末~明治初期に集中しているらしかった。

そしてもう1つ、欠けた墓石の文字をたどっていくと・・・彼は気づいてしまった。
女性と・・・子供しかいない・・・
名前はほとんどが女性の名前。
男性の名前もあったが、刻まれた年齢はどれも幼く・・・ソレを物語っていた。

これだけの女と子供が?
この時代は確かに村と村、地域と地域、国と国の争いがあちこちであり、疫病も度々あった時代だ。
しかし、それなら成人男性の名前も刻まれるんじゃないのか?
男たちが出稼ぎや徴兵で出て行った後、残された女や子供が疫病で亡くなったのだろうか?
恐怖は徐々に好奇心に変わっていった。
ここで・・・ここいらの地域で何が起こったのか・・・
彼は調べることにした。



768 :その4:2008/10/10(金) 23:50:11 ID:ruuNp7md0
まずは地域の資料を漁ってみた。
図書館や役所にも足を運んだが、コレといった情報は得られなかった
そもそも、今でも地方の山の奥で何があったかなんて、日本ですら分かってない事が多いのに、
管理能力がアレな国だ。
今現在でも、住民票すらない山奥の人なんて数万人もいるんだ。分からなくて当然なんだよな。
彼は苦笑した。


そこで、先日の村に再度話を聞きに行った。
その村の人は、確かにあのトンネルと墓の山の存在は知っていたのだが、
比較的新しい村だったため情報は少なかったが、
「昔、かなり良くないことが起こったらしいが、詳細はわからない」
村一番の年寄りもこう語るのみだった。


あの時代、この地域の生き残り・・・は、さすがにいないだろうけど、
もしかしたら、どこか移住した部族がいるかもしれない。
様々な資料を調べ聞き込みを続けると、ある重要な手がかりを見つけた。
あの山一帯の者の一部は、今のロシアに移住しているとのこと。

「ロ・・・ロシア?はぁ・・・お手上げじゃん」
私はため息をついたが、彼は薄気味悪い笑みを浮かべて続けた。
「いや、ロシアまで行ったぜ・・・さすがにロシア語わからなかったから、辞典片手にな」
アホだコイツ・・・私はすっかり冷めたヤキトリを頬張った。
「んで、ロシアで見つかったのかよ?墓場山の住民は」
「あぁ、見つかった。俺ってハイパーラッキーだ・・・まあ、1年かかったけどな」
「マジかよ・・・」
「ああ、しかも『絶対に話さない』と、超ガンコジジイでな。交渉に交渉重ねて、
聞き出すのにさらに1年かかった」
「・・・はぁアホだなぁ・・・」
私はため息をついた。


バカみたいに寒いロシアの田舎町に、その老人の家はあった。
老人は、確かに朝鮮人の顔立ちをしていたという。
ただ、生まれも育ちもロシアだというのだから、老人が語ったのは父の祖父・・・
つまり、ヒイヒイおじいちゃんの話だ。
その老人も90代というのだから、確かに時代は合っているようである。
老人はしわが垂れてわずかに開いた瞳で彼を見据えて、ゆっくりと話し出した。



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http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1392478821/


369 :妖異見聞記:2014/06/08(日) 01:38:54.81 ID:/nTQSapt0.net
大阪の日本橋での話。


今から20数年前の事。
電気工事士のMさんは、某商業ビルの裏側で作業に当たっていた。
まだ昼間なのにビルの裏は薄暗く、ジメジメしてとても不快だった。
それでも我慢しながら作業していると、配線の束の中に何か布にくるまれた物があるのに気づいた。
何だろう?と思い、その布を広げた瞬間、Mさんは思わず悲鳴を上げるほど驚いた。

それは手に収まる位の小さなミイラだった。
なんのミイラかは分からなかったが、猿の様にも見えたし、人間の嬰児の様にも見えた。

Mさんはその事をビルのオーナーに伝えると、
オーナーはそれを『ハナニム カムチュダ』だ、と言ってそのミイラを大切そうに持って帰ってしまった。



371 :本当にあった怖い名無し:2014/06/08(日) 11:50:26.37 ID:SwMv/jeZ0.net
ハナニム=神様、カムチュダ=隠す
神隠し?それとも犯罪(子殺し?)を神様から隠すの?
後の方が怖いけど



【オカルト】不思議体験したことあるやつwwwwwwwww


39 :VIPより転載 :2014/03/13(木)06:25:47 ID:KqIuIAVHV
俺のおふくろは戦前
満州から北朝鮮のあたりに開拓移民でいたんだが、
夕暮れ時、街角の十字路で
1m超えるような人魂を見たことがあると言っていたな。

ぽっかりと浮かんだ人魂は、
逢魔が時の薄暮の中をふらふら漂っていたらしい。
恐怖はなく、何か不思議な物を見ている感覚だったとか。

家に帰ったら、危篤だった祖母が亡くなっていたとか。

(祖母の墓は北朝鮮にあって、たびたびの洪水でおそらく流れてしまったろうから、
今となっては場所も分からないらしい)



53 :本当にあった怖い名無し:2009/05/24(日) 04:15:47 ID:B3+fEFe10
和尚さんは、続けてこんな話をし始めた。
ここ数年(当時で数年なので今からだと10年ほど前)、
お寺や神社の宝物庫への窃盗事件が増えており、どうも大半が、外国人の窃盗団によるものらしい。
ここで問題となるのが、最初に書いたとおり、
『問題のある品物』を、便宜上宝物庫と呼ばれている場所に保管している
お寺や神社は、ここ以外にも多数あり、そういった品物が、
やはりあちこちで盗まれているとか。

当時から少し2ちゃんをやっていた俺は、コピペなどで情報を得ていたため、
「ああ、かの国の窃盗団だな」とすぐに分かり、
和尚さんに聞いてみたが、曖昧な返事しかしてくれなかった。

その代わり、別の話をしてくれた。

仮にの話として、もし一連の寺社への窃盗事件が、かの国の窃盗団によるものだとすると、
『いわく付き』の品物が次々とかの国へ、
何の保護措置もしないまま送られ続けている事になる。

これは非常に危険な行為で、一つの国に何の措置もしないまま、
無秩序に『いわく付き』の品物が集められたら、一体何が起きるのか想像も出来ない。

「普通、そんな何の利益にもならない、バカな事をする人はいないだろう」
と和尚さんは言っていた。
おかしな話だが、呪いの類にも、人間関係のような相性があって、
人で喩えるなら、意気投合するものもあれば、性質が合わずに反目しあうものもあるらしい。
そういったものが何の規則性も無く、
制限無く集められていっているとしたら、
「恐らくとんでもない事になる。何が起きるのかは分からないが・・・」とも言っていた。





54 :本当にあった怖い名無し:2009/05/24(日) 04:18:14 ID:B3+fEFe10
そこで俺は、こう和尚さんに言ってみた。
「でも、外国に持ち出されたなら、俺達は安心じゃん。その国にいかなければ害も無いでしょ?」と。

しかし和尚さんは、
「そうではない。仮に行かなくとも、
これだけ大きく無秩序な呪物の集合の場合、『縁』を持っただけでも危ない。
『縁』が軽い場合や一時的なものだったとしても、一体どういう影響があるのか全く予想も出来ない。
もしお前達が『縁』を持ちそうになったら、何があってもそこから逃げろ」
と言われた。


これが当時、俺が聞かされた話の全て。
ぶっちゃけて言うと、俺はこの話を信じていなかった。
だから最近まで、ほぼ完全に忘れていたのだが、そこで最初に話した、あるコピペが関係してくる。
そのコピペを見て、もしかしてこれがその影響か?と直感的に感じたから。



55 :ラスト:2009/05/24(日) 04:19:00 ID:B3+fEFe10
以下がそのコピペ。

新種の精神障害『危険水準(2004年)』
――前頭葉が破壊されてる韓国人激増。火病と同根かも知れないがこれは脳損壊である
・症状は、前頭葉の損壊――最も高度な部位。創造的な文化が皆無なのにも理由があった訳。
・1997年~2004年で子供の発病率が100倍に急増。遺伝子的欠陥なので指数関数的に蔓延する。
・現在2008年には、1997年(基準年?)の数千倍の発病率になっていても不思議じゃ無い。

現在でも国民的な病だが、
『子供の』発病が21世紀に入って急増したという事で、
彼等が成人を迎える10年後辺りからは、民族としての、更なる壊滅的様相が想定される。
――これはもう、セルフ・ホロコーストになるかも…


時期的にも、窃盗団が日本に来始めた頃と合致する。
俺は絶対に、かの国との『縁』を持たないようにしようと思った。
無知というのは、ほんとうに恐ろしい・・・・・


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無知のツケ 1
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韓国人窃盗団

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?


48 :本当にあった怖い名無し:2009/05/24(日) 04:11:21 ID:B3+fEFe10
最近2ちゃんで、とあるコピペを見つけた。
それを見て、忘れかけていた、数年前に起きたとある事件を思い出したので、ここに書こうとおもう。


たしか、今から5年前の夏休み。
俺が中学生の頃、実家のすぐ近くにあるお寺で、盗難事件が発生した。
お寺の2つある宝物庫のうちの、1つの中身が盗難にあったらしい。
それだけならただの盗難事件なのだが、何か様子がおかしかった。

うちは代々そこの檀家を勤めているのだが、うちも含め、
檀家や周辺の家の人たちが事件の翌日に集められ、大人達で何事か話し合っているようだった。
当時俺はガキだったので、色々大変なんだな、としか思わず、
その時はあまり気にしていなかった。


数日後、俺や同い年の従弟やその他数人の友達が、
お寺の裏山でエアガンでサバイバルゲーム(というかごっこだなw)をしていると、
和尚さんが俺達のところへやってきて、
「○○(俺)と○○(従弟)、ちょっと来なさい。話があるから」と呼ばれた。

俺たちは、お寺の裏山で大騒ぎしていたのを叱られるのだ、と思い、
ビクビクしながら和尚さんについていくと、
和尚さんはお寺の本堂に俺達を入れて、「ひとまず座りなさい」と俺達に促した。

和尚さんはほんとうに神妙な顔つきで、
俺と従弟は、こりゃまずいな…と縮こまっていると、予想とは裏腹に、
説教ではなく別の話をし始めた。
和尚さんの話は俄かには信じられず、何か荒唐無稽な話に聞こえたが、
とにかく、真剣な顔つきで話していたのを覚えている。





49 :本当にあった怖い名無し:2009/05/24(日) 04:12:17 ID:B3+fEFe10
その話というのは、和尚さんによると、2つある宝物庫のうち、
1つは確かにお寺に伝わる経典や仏像など、価値のあるものを収めているのだが、
もう一つの宝物庫は、宝物庫とは名前だけで、別の物を保管しているらしい。
その『別の物』とは。
元来お寺や神社には、不吉な物や呪物などを、
『お払いして欲しい』或いは『引き取って欲しい』と頼み込んで来る人が、結構どこでもいるとか。

しかし、普通は気のせいや偶然が重なっただけの物が多く、
基本的にそういう物の受け取りは拒否するか、
気休め程度に祈祷をして、本人に納得してもらう方法を取っているらしい。

しかし、どうしてもと押し付けられてしまう場合や、
稀に本当に危険なものが持ち込まれるため、その場合は仕方なく引き受けるらしい。
その倉庫には、そういった『いわく付き』の品々が収められていたとか。
これら『いわく付き』の品物の数々を、
時間をかけてお払いするために、倉庫は存在していたわけだった。


ただし、そうやってお寺に持ち込まれたものは、金銭的な価値があるようなものではなく、
ただ単に霊的、或いは祟りとして危険なだけなものなため、
普通は盗まれるなんて事は無い。

しかし、今回そういう『いわく付き』のものが盗まれてしまった。
盗まれたのは2つらしいが、
そのうち1つが俺の一族に縁のある品物らしく、その話をしておきたいと呼んだという。



50 :本当にあった怖い名無し:2009/05/24(日) 04:13:07 ID:B3+fEFe10
今回盗難事件にあったのは、要するに『いわく付き』の品物がある倉庫の方だった。
泥棒は、警備の厳重なほうの宝物庫に、価値があるものがあると考えたのだろう。
『いわく付き』の方の宝物庫は、
外に出してはいけない物がいくつもあったので、
本来の宝物庫よりも、ずっと施錠などが厳重だった。


盗まれた『いわく付き』の品物2つの説明をすると、
一つは一振りの日本刀、もう一つは金でできた仏像らしい。
俺は、なるほど、売れば高そうだな、と思った。

刀のほうは俺の一族とは無縁なため、
説明は大雑把にするだけにするが、これは和尚さんの先代が住職を勤めていた頃、
男の人が、「とにかくこれを引き取ってくれ」と持ち込んだもの。
当時の住職は、「許可が無いと犯罪になってしまうから」と断ったが、
無理に押し付けられるような形で、その男の人は置いていってしまったのだという。

その刀は和尚さん曰く、
「専門家でないから価値はわからないが、相当に古いもので、
なぜか銘の部分が削り取られていた」らしい。
ちなみにこの刀は、「所持していると自分が人を切り殺す夢」を何度も見てしまうというもので、
持ち込んだ男の人は、「そのうち自分が人殺しをしてしまうのではないか」
と不安になり持ち込んだとか。

ちなみに、住職はその話を信じていなかったが、
引き取ったその日から、本当に自分が刀で人を切り殺す夢を何度も見るようになってしまい、
これは大事だと、『いわく付き』のほうへ保管したとか。
銃刀法関連は、当時の住職が警察と話し合って、
詳しくは知らないがどうにかなって、今までお寺に保管されていたらしい。


そしてもう一つの、金でできた仏像。
これが俺の一族に関係する物だった。
ちなみに仏像と呼んでいるが、実際は和尚さんがいうには、
「今までこんな形の仏像は見た事が無く、便宜上形が似ているためそう呼ばれていただけ」
のもので、厳密には仏像ではない。



51 :本当にあった怖い名無し:2009/05/24(日) 04:14:01 ID:B3+fEFe10
この仏像という像は、今から150年近く前、
俺のご先祖様が地元で起きた大洪水の翌日、土石流の片付け中に、
泥と瓦礫の山の中から見つけた品物。
金で出来ている事や、見た目が仏像に似ていることから、何かありがたいものであろう、
ということで持ち帰り、そのまま家の仏間にかざっていた。
和尚さんが言うには、洪水で山の上のほうから流れてきたのではないか、との事だった。
(ただし、俺の地域は元々山深い場所で、俺の住んでいた地域より上に村などは無い)


その像を持ち帰ってから数日後。
あちこちで異変がおき始めた。
始めは家で飼っている猫や家畜が、謎の病気で死にはじめ、
それはご先祖様の家だけでなく、周辺の家々でも起き始めた。
更に暫らくすると、子沢山だったご先祖様の家の子供が次々と死に始め、
10人いた子供が、たった半年の間に3人にまで減ってしまった。
当初疫病かと思われ、村で様々な対策がされたらしいが、何一つ効果が無かった。


ご先祖様の家以外の子供が死に始めた頃、
その金の像に、ある異変が起きている事に気が付いた。

拾ってきた当初、その像は無表情に近い顔をしていて、
感情を読み取れるようなものは何も無かった。
しかし、ふとご先祖様が像を見てみると、
明らかにニヤニヤという感じの、笑い顔に表情が変わっていたとか。

更に不気味な事に、像の足元辺りから上のほうへ、
まるで血管のような赤い線がいくつも伸び始めてきていた。

当初は「気のせいだ」と見なかった事にしていたご先祖様だが、
その血管のようなものが、人が死ぬたびにどんどん上のほうへ広がっていくのを見て、
これはもう手に負えないと、当時のお寺の住職に持ち込んだらしい。
金で出来ていたので、手放すのが惜しかったというのもあるだろう。



52 :本当にあった怖い名無し:2009/05/24(日) 04:15:04 ID:B3+fEFe10
当時の住職は、像の噂は聞いていたが、一度も見た事は無く、
その日初めて像を見たらしいが、
一目見て「これは危険なものだ」と感づいたらしい。

像が何のために作られ、どうやってこの村へやってきたかは分からない。
しかし、相当に危険な呪物である事は間違いが無く、
このまま放置しておけば、村が全滅しかねないほど危険だったため、
当時の住職は、すぐにお払いの祈祷を始めた。


しかし、祈祷を始めてから数時間後。
その住職は両目両耳から血を流して、恐怖に歪んだ表情のまま死んでいるのが本堂で発見された。
死因は不明。
ただし、像が何らかの形で関係しているのは間違いなかった。

なぜなら、祈祷をする前には、腰の辺りまでしかなかった血管のような模様が、
一気に首の辺りにまで達していたから。

それを見た村人たちは、これはもう手に負えないと、
像をどこかに捨てる計画を立てていたらしい。


次に本山からやって来た住職が、
「一度に御払いをするのは、恐らく危険すぎて無理だろう。
お寺で災いが外に漏れぬよう保管をして、何代もかけてゆっくり穢れを浄化するしかない。
捨てて解決できるようなものではない」
と村人達を説得し、現在まで少しずつ祈祷で呪いを払いながら、お寺で厳重に保管されてきていた。

長くなってしまったが、
ここまでが和尚さんが俺達に話した、盗品に関する『いわく』の話。



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106 :: 2006/05/12(金) 15:13:55 ID:J5L31GUs0
今年の3月の終わりごろだったかな。
俺はいつもの様に、更新を楽しみにしながら洒落怖まとめサイトを見ていた。
その時、俺の叔父さん(オカルト好き)が家に遊びに来てて、
一緒になって「へぇ~こんな面白い話がたくさんあるんだ」と楽しく見ていた。

丁度、投票ランキングを見ていた時。
「ちょっと、とめて」
画面を下にスクロールさせる俺に、叔父さんが言った。
「この、リョウメンスクナっての開いてくれる?」
俺は言われるがまま、カーソルを持って行き、クリックした。
「あぁ、これね、去年ちょっとは話題に上った話で、最後なんかちょっとスレがパロディ化して…」
「ちょっと黙ってて」
いつもは優しい叔父さんが、珍しく険しい表情で言った。
黙って真剣な表情で リョウメンスクナの話を読んでいる。

10~15分は経っただろうか。叔父さんがようやく口を開いた。
「似てる…」
「えっ、何と??」
「今日は孝明(←俺の親父で叔父さんの弟、一部偽名)と良子さん(←母、偽名っす)は
旅行で帰ってこないんだろ?」
「うん、まぁ」
「じゃあ、酒でも飲んで何かつまみながら話すか。
あの2人がいたら、また変な話(オカルト系)ばっかりして、ってうるさいからな」

 



107 :: 2006/05/12(金) 15:17:16 ID:J5L31GUs0
そう言うと叔父さんは、
瓶ビールとチーズを勝手に冷蔵庫を開けて持ってきて、話し始めた。


「俺の実家が神社なのは知ってるだろう?(出雲大社系、西日本で場所は勘弁して)
それでな、地鎮祭とか時々頼まれるわけじゃない?
その時の俺ん家の(神社の)決まり事としてな、
その土地に骨や死体があった場合、の地鎮祭のやり方があるわけね。
他の神社もやってるかどうかは知らないよ?
まぁ詳細は省くけど、とにかく慎重に対処せにゃいかんわけよ。
割と近代の骨や死体なら、まだ良いんだよ。いや、良くはないんだがw、
問題なのは古すぎる骨とか、即身仏の類ね。
遺跡などの多い地域は、古代の骨は結構出るし、即身仏もごくごく、たま~に出たりする。
完全な保存状態のはまずないけどね。
 
そこで、俺の親父の話なんだけど、終戦からちょっと経ったくらいの頃ね。
とある豪商から、「土地を整地してたら変なもんが出てきて、気持ち悪いから来てくれ」って言われたのね。
それで行ってみると、その豪商の家の大きな蔵に通された。
丁度、棺桶サイズの木箱が置いてあって、蓋が開いてたんだって。
「こんなもんが出てきてなぁ。気色悪いったらありゃせん」
豪商の言葉を耳にしながら、親父は木箱の中を覗いたんだ。
「アシュラさんやないか!!」
親父は叫んだらしい。
中に横たわっていたものは、まさしく阿修羅像の様な、干からびたミイラだったらしい。
 
まず、通常の人間のミイラを思い浮かべて欲しい。
その顔の左右両脇に、別の人間の切断した首2つを縫い付ける。
そして左右の脇腹に、これまた切断された別の人間の右腕2本、左腕2本を縫い付けてある。
そんなおぞましい(造られた)ミイラだったらしいんだ」

 

108 :: 2006/05/12(金) 15:19:15 ID:J5L31GUs0
「まだあったんか…こんな腐れ外法が…」
「親父は真っ青になりながらも、急いで木箱の蓋を閉めたんだ。
そして、「見世物にしたらどうか?」と言う豪商の提案を激怒しながら一喝し、
強欲な豪商がどうしても譲らないと言い張るので、
「俺が金払ってでも引き取る」と言い、結局大枚はたいて買い上げたんだ。
そして「あの腐れ朝鮮人がっ!!」と叫んだらしい」

「??…どう言う事??」

あまりに恐ろしく現実離れした話に聞き入っていた俺は、ようやく質問する事ができた。
もう瓶のビールはあと4分の1ほどしか残っておらず、
俺は代わりを冷蔵庫から持ってきた。


「ん、ありがとう…そうそう、それでな、
さっきのリョウメンスクナって話に物部天獄って出てきたろ?
時代的にも違う人物とは思うが、
親父の生きてた時代に、金成羅って在日朝鮮人がいたらしいんだ。
天魁教ってカルト教団作って、細々と活動してたらしい。
こいつがとんでもないヤツで、「教団の教え」とか偽って信者たちと乱交したり、
大金巻き上げたりするわで、まぁ小物っちゃ小物だったらしけどね。
それでも、こいつの先代か先々代の教祖が本物だったらしく、
色んな呪法のかけ方とか書いて残してた、経典があったらしい。
その中に、「人工的に即身仏を作り出し、呪いの道具とする」方法みたいのがあって、
それがさっきのアシュラさんってわけなんだ。
 
親父が何でそんなに詳しいかと言うと、
親父の妹がこのカルト教に感化されてしまって、連れ戻すのに苦労した時期があったらしいんだ。
それで金成羅ともゴタゴタがあったわけね」

 

109 :: 2006/05/12(金) 15:21:43 ID:J5L31GUs0
「う~ん、でもそんな教団も教祖も聞いた事ないよなぁ」
「そうだろう。でも本当に小さなチンケな教団だったらしいよ。
信者もほとんどが在日朝鮮人とか中国人だったらしい。
そのくせ、やってる呪法とかが危険な物ばかりだったと。
大体ね、どの宗教や邪教の秘術とか呪いを見てもね、リョウメンスクナや
アシュラさんみたいな(生命を冒涜するような呪法・呪物)ってのはないんだよね。
悪魔教でさ、赤子とかを捧げるのはあるらしいけど、それは一応
太古や中世からの伝統であって、
このスクナとかアシュラの類は、完全に「個人で勝手に考えた思いつき」の様な気がするんだよね。
狂ってると言うか。
逆にそういう素人考えが、凄まじい怨念を発する、危険なものを造り上げたんだろうね」

「うーん…それで、そのアシュラさんはどうなったの?」
「親父もホント頑固で昔気質な所があってさ、
アシュラさん引き取った後、「朝鮮近海の海に捨ててやる!!」とか言い出したらしくてさ。
その頃金成羅は消息不明だったらしく、ほとんど腹いせだよね。
朝鮮半島に持ち込むにしても検問や入管でそんなミイラ通るわけないし、
それで少しでも近くの海に…って。
今思えば親父もちょっと狂ってたのかもなぁ。
それで知り合いの漁師に頼んで船出してもらったらしいんだけど、
そのアシュラさん積んだ船が、今のK州の西方沖で沈んだらしいんだ。
あぁ、もちろん親父は船には乗ってなかったよ。それが今から約50年ほど前かなぁ」

「で、分からずじまいと…他にもどこかにそんなミイラがある可能性ってあるの?」
「分からんねぇ…
親父もアシュラさんの件以来、そういう情報には神経を尖らせていたらしかったけど、
とうとう新たなそういう造られたミイラの情報は入ってこなかったらしいよ」

 

110 :終了: 2006/05/12(金) 15:23:04 ID:J5L31GUs0
「で、これは完全に俺の推測と言うか妄想に近いかもしれないけど、
去年の春ごろ、K州の西方沖で大地震があって、F県を始めK州各地にも違いが出ただろう?」
「あぁあれは怖かったなぁ…CDラックとか滅茶苦茶になって」
「あと最近、K州発の韓国行きの高速船や、
K州西方沖を走る高速船に、クジラのような生物がぶつかる、ってニュースが多いだろう?
怪我人も多数出て」
「あったねぇ。あまりにもぶつかる数が多すぎるよね」
「アシュラさんが沈んでる、K州西方沖と何か関係があるのかな…なんてな」
「まさか。ハハハ」
「まさか、ね。あと日本神話にもさ、天津神、国津神ってのが出てきてさ、
天津神が朝鮮半島か中国大陸からやってきた騎馬民族で、
国津神が日本列島の先住民。
戦に天津神が勝利して、朝廷が出来た…(あくまでも一説)と言う神話もあるし、
7世紀に起きた白村江の戦いや、秀吉の朝鮮出兵、さらに近年に起きた戦争、
と、日本と朝鮮の怨恨みたいなものは、深くて根強くあるのかもしれないね」


これで大体話の内容は終わりです。


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