サイケデリック・奇譚

永遠の日常は非日常。

タグ:飢餓

377 :本当にあった怖い名無し:2018/12/12(水) 12:31:35.17
石じじいの話です。

これは、一部の人々の口に伝わっているもので町史などには触れられていない話です。
「飢饉」ということをご存知でしょう。
大規模な自然災害です。

江戸時代の四大飢饉などは有名で、多くの餓死者、難民をだしたました。
じじいが住んでいた一帯でも例外ではありませんでした。
特に、亨保十七年の「亨保の大飢饉」(1732)は、大きな被害をもたらしました。
西日本を襲った大規模な飢饉です。
当然、江戸で暴動が起きました。
前兆は、すでに四年前の亨保十三年からありました。
大雨が降り続き農耕地に甚大な被害がでます。
この天候不順は、十四年、十五年、十六年と続きます。
そして、十七年がやってきます。

暴風雨に加えて大量のイナゴが襲来します。
これは中国地方で発生したものが移動してきたものと考えられています。
イナゴの群によって空は暗くなり、地上には青いものは皆無になったと。

この被害で、藩の収入の91%が失われ、その後の一年は、まったくの無収入となりました。
しかも、幕府から多額の援助金を借りることになったのです。
その藩からは餓死者が一人も出なかったことになっているのですが、疑わしい。


378 :本当にあった怖い名無し:2018/12/12(水) 12:31:57.88 
ここから怖い話です。

生活に窮した人の中には、寺にあった「即身仏」を食べた人があったそうです。
空腹に耐えきれず、仏様も許してくれるだろう、と考えました。
仏前でお経を唱えて、その許しを乞い、即身仏を取り出して解体しました。
それを煮て食ったそうです。
そのような処理された?ミイラを食べることができたのか?(栄養があったのか?)
は甚だ疑問ですが。
即身仏があった寺の住職は、どうしたのか?これも疑問です。
これを承諾したのか?
その後、関係者に仏罰が下るということもなかったようです。

しかし、その寺は、後に裏山が崩れて崩壊し、
その残骸の上に新しい寺を建てることになったそうです。
大雨でがけ崩れ(地すべり)が起きることを、その地方では、「つえがぬけた」と言います。
まあ、即身仏食事件とは関係ないのでしょうけど。
そのため、古い寺の資料は大半が失われており
残った文書にも当然そのような記録はありません。

ただ、近年、寺の畑を開墾した時に地中から瓶が出てきて
その中から「極秘文書」が見つかりました。
そこにおそらく当時の住職が書きつけたであろう、食事件の顛末が残されていたそうです。

その文書には、即身仏を食して死を免れた人々は年老いてから「XX」した
と書かれていたそうです。
実際に「XX」と書かれていて、それが何を意味するのかは不明だったと。
その後どうなったか?は伝わっていないようです。


379 :本当にあった怖い名無し:2018/12/12(水) 18:54:15.69 
四国の即身仏なら生きたままお経を唱えて餓死したものだろうから
干物と一緒で食べても問題ないだろうな
栄養もそれなりにあるだろう。
蝗を食べるという発想はなかったのかな?


382 :本当にあった怖い名無し:2018/12/13(木) 19:10:32.05 
イナゴは食べなかったのか?
これは尋ねたことがあります。

即身仏を食ったのは、イナゴを食べつくしたあとだったそうです。
イナゴは一度に大量にやって来ますが、継続的には来ない。
また、大量なイナゴの死体を保存する手段がないので、
ほんの一時的な食料にしかならないのだとか。
調味料などもありませんし、脱水加工している余裕もない。
江戸時代の話ですね。

田舎では、いろいろなものを食べます。
都会では「珍味」と言われるようなものでも、田舎では普通の食材です。


184 : スヴィトリアーク :2015/08/30(日) 01:20:13.02 
俺が小学校中学年頃の話なんだけどね…。

我が家もご他聞に漏れず、お盆の頃には数日間ほど先祖の墓参りをするのが常であった。 
行き先は県境をふた跨ぎして車で約4時間ほどの場所にある長閑な穀倉地帯
地元がそこそこ栄えた県庁所在地である

自分には毎年見る物全てが新鮮に感じられ、朝は山歩きに昼は湖沼巡りと
大人の注意も上の空、滞留先の隣家にいる同い年の腕白たちに案内されながら
日がな遊び呆けていたものだ。
その隣家の奥さんってのが歳の頃は40半ばの
いかにも農家の働き者って感じの恰幅のいいおばちゃんでね、
いつもお昼時には俺を招いてアイスやらスイカやらを振る舞ってくれたっけなあ。

何だったかの用事で腕白どもが不在であったその日も
俺は朝から独りで近隣探検としゃれ込んだ。
さほど大きな集落でも無し、散策範囲もたかが知れているのであるが、
それでも俺は畦道を巡り野原を駆け、束の間の夏の日を満喫していた。
 
2時間ほどはめを外してさすがに疲れた俺は、
山道入口にある古い祠の脇でひと休みする事にしたものである。
その祠は高さが2メートルくらいかな?虫食いだらけの太い角材に支えられた
簡素な雨除けの中には、風化のために掠れつつある文字がびっしりと彫られている石碑が
鎮座しており、申し訳程度の菓子類と花とが供えられている。
何を奉っているのだろうか?
傍らの日陰に腰を下ろし、リュックから生温くなった缶ジュースとカレーパンを取り出して
さっそくパクつく俺。ん-、バカウマ!
いつもは五月蠅く感じられるアブラゼミの熱唱すらも何故だか耳に心地良い。

「あれ!こんたらとこまで来てだんだあ。この山がら上は藪だがら、入れば駄目だんだよお~」
聞き慣れた快活な訛り声。
見上げると、野良着に身を包んだ隣のおばちゃんが
ひと仕事終えたものか、汗を拭きなら笑っている。
「知らないうちにここまで来ちゃったんだよ。でさ、このでっかい石、何?」
小柄な俺が弾き飛ばされそうな程大きな深呼吸をしながら
真横にどっかと座り込んだおばちゃんに何の気無しに問いかける俺。

 
185 :スヴィトリアーク:2015/08/30(日) 01:22:13.72
「あ、これ?これさ、ケガジのイレーヒちゅーものだの」
「ケガジ?イレーヒ?何それ、面白いもの?」
俺ときたらいきなりパンを咥えてのキョトン顔。
恥ずかしながら歳幼くして頭の出来が残念な俺にしてみればしごく真っ当な反応だったと
理解して戴こう。

「ん~ん。お天気悪くて米とか野菜も取れねくて、
お百姓さんがお腹へって死んだりするのをこの辺じゃケガジって呼ぶのっす…」
それまで闊達過ぎるほど明るかったおばちゃんが、何故か目を伏せつつ軽く肩を震わしている。
焚き火の中で勢いよく爆ぜる竹の如く威勢のいいいつもの彼女の声も、
だんだんとくぐもって来ている様に思えて…、
こんなおばちゃん、見た事無い。
 
「どしたのさ?おばちゃん」
「…この辺りも昔、そんただ感じだったのすや。
食う物無くてはあ、みんなばたくらばたくら倒れでいってや。
あんださまみてえぐ、そうした美味そうだものも食えねえではあ…」

おばちゃんのいつもの口調は訛りは強いが聞き取れる。
しかしそのイントネーションは徐々に、
俺が聞き取るのが困難になるくらいにネイティブなそれに変化していった。
こうしてテキスト化してる時点でも皆さんに理解しやすい様に極力翻訳しているつもりだ。

「粗末でも食い物あったうぢだばまだ良がったよ。
そしてるうぢに物無ぐなってや、
ネズミっこだのヘビだのミミズだの、
干上がりかげだ池で跳ねでるカエルば生食いしたっきゃ、
腹膨らんで死んだ若げえもん達も居たもんでさね…」

曇天の下、いつの間にやらアブラゼミは鳴き止んでいる。
その替わりに今度は背後の藪が温めいた風に吹かれてシャワシャワと乾いた合いの手を入れ始めた。
「あんださまの今いるどごろ、一番酷がったんだ。
年寄りがら子供まで腐ったまんまムシロみたぐ敷がさってあったもの。
その人だぢ騒いでるのさ、『俺だぢさも、それ食わせでけろ、飲ませでけろ』ってやあ」
「………」
「…あんださま、判るべが?娘売ってわつかの銭ば貰っても、売ってる食い物何も無え。
なんぼか栄えだ街さ買いに行っても
途中で銭握ったままくたばったり、買えでも山の盗人さみんな盗られで殺されだりよお。
死んだ子にたかるカラスだの犬だの追っ払って、
その子ば食わねば生ぎらんねがった俺ら…判らねえべなあ…」


186 : スヴィトリアーク:2015/08/30(日) 01:23:16.37 
そうした曰く付きの場所で、知らぬ事とは言え
無神経にパンを食らってた自分を諌めるかの様な語調に我に返った俺は、
顔を上げておばちゃんの顔に目をやる。
その瞳に映ったものは、いつもの福々しい彼女のそれでは無く、
げっそりと痩せこけた老婆の浅黒い皺面であった。
一瞬だけの幻だったのかも知れないが確かに俺にはそう見えた。

「俺らの子も、ケガジ過ぎで生ぎでれば、あんださまぐらいの歳だったべが…」
先程とはうって変わり、穏やかな口調。
空を覆う灰色の雲が多少は薄くなりかけたものか、
少しづつではあるが真夏の陽光が途切れ途切れに降り注ぎ始める。
と同時に、ゆっくりと腰を上げる彼女。
「どれ。暮れまでに今日生ぎる分の食い物探すがの…」
覚束ない足取りのままによろよろと山道を登っていく彼女を、
その場に固まって動けぬ俺は、その姿が深い藪に覆われ消えるまで
ぼんやりと目で追うしか無かったものである。

翌日、帰り支度を急ぐ俺たちの見送りのために隣家から現れたおばちゃん。
前日の出来事は何処かに置いてきたかの如く、
いつも通りに満面の笑みをたたえた彼女の手には大きめのダンボール箱が抱えられている。
その箱から覗く、スイカやトウモロコシを初めとする豊穣なる大地の恵みの数々…。

「あっちさ戻ったら、腹破れるまで食ってやってけれ。
まだ食いたぐなったらいつでも来なんせ。
こっちにゃあコンビニも何も無えどもよ、食い物だけなら掃いて捨てる程あるんだがらの!」
『昨日と同じ口が、それを言うか…!』
ドアミラーの中で腕白どもと手を振りながら徐々に小さくなってゆく彼女の姿を見つめつつ
前の日との言動のギャップに思わず頬が緩んだ俺であった。

正直、初めは驚いたものの怖くはなかったね。
と言うよりもむしろ、相手をしているうちに
茅葺き屋根ん下の民家の囲炉裏端で古老の語る昔話に耳を傾けているかの様な、
妙な郷愁めいたものを覚えたひとときであったとすら感じられたものだ。
時間にすれば約5分ほどではあったが、
あの鳩尾から絞り出すかの様な嗄れた声は今でもまだ鮮明に俺の鼓膜にこびりついている。


1 :1 ◆yvvRSflhoI :04/11/10 03:05:48 
『座敷童子の出る宿』として名高い、岩手県は金田一温泉にある旅館・××荘。
ここに泊まったことのある人、その体験を書き込んでくださりやがれ。


24 :本当にあった怖い名無し:04/11/11 16:08:47 
俺の田舎、××市×××。
で、宿の主人は俺の親父の同級生。
で、親父も俺も大昔泊めさせて貰って、それらしいものを見たらしいんだな。
俺は記憶全く無し。
ただ、それなりにご利益はあったみたいよ。
成功者かはともかく、現在親父は一万人強の人間を動かせる立場にあるし。

ただね、座敷童子に限らず、あのあたりはいろいろあんのよ。
それでは


25 :1 ◆yvvRSflhoI :04/11/11 17:48:18 
おっ、待ってました
『一万人強の人間を動かせる立場』ってスゲーな。
お父さんが出世したことは分かったが、>>24自身はどうなの?
あと、『あのあたりはいろいろあんのよ』って、支障のない範囲で教えてよ。




26 :24:04/11/11 20:28:04 
おお、妄想だの何だのって煽られるかと思ってたから、嬉しいレスありがとです。
まあ、オヤジは上級職(今の国家一種)のキャリアで定年まで後数年だからね。
よく上り詰めたと思うよ。
まあ、俺は2ちゃんやってるくらいだから推して知るべし。
仕事はディーラーしてるけどどうなのかな?
いい時は(相場で儲かった時)年収一本行く時(といっても一度だけ)もあるけど、
悪い時は本当に死にたくなる。
けどまあ、刺激ある毎日だね。
オヤジに言わせると不良息子らしいがw

『あのあたりはいろいろあんのよ』
親父から聞いた話。
昔、あのあたりは陸の孤島みたいなもんでさ、貧しい土地柄だったのよ。
で、ガキを作っちゃ売り飛ばしてたような家もあってさ、
売れないガキ(白子とかダウン症とか)は、
家の奥に閉じ込めたり捨てたり(これが河童)してたそうなのね。
遠野の河童はたぶんこれ。
で、家の中に閉じ込められた子供が、座敷童子って昔は呼ばれてたらしい。

親父は、そうやって虐待されて死んだ子供の霊が座敷童子だって言うんだよ。
だから、その霊が出てきた時に怖がらずに遊んであげると、喜んで御礼をしてくれるんだと。
本当かどうかはよく分からないけど、そういう悲しい霊が座敷童子なんだって。
だから面白半分で行くと、幸運どころか罰が当たるって言ってた。

まだいろいろあんだけどこのくらいでいい?
気が向いたらまたカキコするです。


41 :24:04/11/12 17:13:02 ID:talhO8CL
同級生の件は明日親父に聞くとして、ちょいと追加。
座敷童子がかわいそうだという話の続きですが、誤解されるといけないので補足です。
虐待された子供と言っても、××荘で虐待されたというのではなく、
どこか別の家で虐待された子供です。
田舎での昔話によると、
そうやって虐待されて死んだ子供は、優しくしてくれる人を捜して各家を巡るそうです。
その際に、一人で閉じ込められていた経験から、使われていない部屋のある家へ行くそうです。
だから、大きなお屋敷とか宿などに行くんです。
それで××荘にも行ったのでしょう。

実際に俺の田舎では、家を新築する際に、
小さくてもいいから使わない部屋を作る習慣があります。
田舎では座敷童子のことを『ワラシッコ』と呼んでいて、
いつか家にきてくれることを願って、『ワラシッコ』専用の部屋を作るのです。

俺の田舎の家も、そうした部屋があります。
今はいとこも大きくなって子供は誰も居ないのですが、
小さな子供が喜びそうなおもちゃや絵本など、『ワラシッコ』の為に用意した部屋があります。
ちょうど××荘の部屋みたいな感じです。
二戸あたりの大きな家や旧家では今もやっていると思います。
そして居心地良くしてあげるんです。
良く『座敷童子が居なくなると悪いことがおきる』と言われますが、
これは、居なくなるには、いじめられたり怖がれたりして出て行くそうです。
その際に、その家の幸運もいっしょに連れて行くそうで、
悪い事が起きるのではなくて、いい事を持ち去ってしまうということが本当のようです。
それと、以前つのだじろうさんが座敷童子をみて絵を書いていましたが、髪が白髪でした。
おそらく白子の子だったんでしょう。

妖怪で子泣きジジイというのがありますが、
あれは河童と同じでダウン症の子だと言われています。
雪女は白子の女の子でしょう。
そういった話が、あのあたりでは昔からあるのです。
それでは


42 :本当にあった怖い名無し:04/11/12 17:19:20 ID:T24bKbJP
41の話を読んでいると何故だか懐かしくて、涙が出そうになりました。
いいお話ありがとうございました。



【閲覧注意】
https://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1339071354/

63:名無しさん:2014/03/18(火)06:03:35 ID:9l7GrhQI3 
飢渇負 カケチ (青森) 橘南谿 「東遊記」より

天明三卯春、奥州、羽州大に飢饉して、人、相食に至る。
其頃京都にても南部、津軽困窮の沙汰夥しく聞へて人々聞知れるごとく也。

余が奥州に入りしは午年(天明6年 1786)の春なれば、
最早、国豊かに食も足るべく思ひしに、卯年の飢饉京都にて聞し百倍の事にして、
人民大かた其時餓死し尽して、南部、津軽の地荒涼、誠に目も当られぬ事どもなりき。

先、出羽国秋田を過て東北の方に入りし事十数里ばかりなりしに、
路傍に人の髑髏、或は手の骨、足の骨等あり。
皆いと白う枯たることやうなるもの、見るも不祥なりとて顔をそむけて通り過るに、
壱里々々すゝみ行程に、其枯骨多く、
朝の間は五つ見しが、昼過て十四五も見しといふ程に、
其翌日は弐三十も見つれ、又、翌日は五六十も有といふにぞ。

後には目なれて格別に不浄にも覚へず、杖もて動し見るに、
火葬せし髑髏に違ひ、生骨の事なれば、牙歯も全く備り、婦人の頭あり、小児の頭あり、
老人、壮者皆それぞれに見わけつべく、
肩肘、其外、腰、眼等の骨の模様、逐一委しければ、
「よき医者の稽古也、丹生によく見よ」などすゝめて、道すがら見るごとには成ぬ。

猶、此外路傍五町七町程づゝには塚の形ありて、いまだ草も茂からず。
其上にあやしげなる塔婆に、餓死の者幾百人埋葬の塔婆、など書付たる比々として有り。
枯骨の其まゝにあらはれたるは埋み残せるものと見ゆ。
是皆其土地の者にはあらで
飢饉に堪かね他国にのがれ出て命をつながんと、南部、津軽の地より出来るに、
途中にて飢えて行倒れたる者どもなり。

それより津軽の地に入ては枯骨甚多く、田の中、畑の上、溝の中、
軒の下などにみちみちて珍らしからず。
是、行人も慰に、足もて蹴ころばし行事なり。
何人の頭なる事にや、あはれといふも余り有事也。

津軽の入口、錠が関といふ所は町中に温泉もあり、諸方より常々は入湯人も多く、
此辺にては最繁華の地也。
此所に一宿せしかば、亭主に此所の荒たる事を尋るに、
亭主いふ、「仰所は三百軒の所なるが、大かた餓死して人の活き残りて煙を立る家は
今わずかに八十軒にして、其中に男子は多く死して、
今に活残れるは大かた女ばかり也。
男女配合して見るに男壱人に女四人半に当る」といふ。

それより段々奥深く入り行程に、荒たる事甚しく、
外が浜通りなどにては一宿一在所、一軒も残らず皆死絶たる所も甚多くて、
たまく一村に活残る人有も、やうく細々と煙を立る家弐三軒、或は五六軒ばかり也。

青森などは津軽中にて第一の大湊にて殊に繁華の地、遊女町も常々盛なる所なるに其荒れ甚し。
善知 鳥宮の辺、最も甚しく、宮も頽廃し、
安方町八百軒の所に、今はわずかに三十七八軒のみ残れり。
其跡は皆死絶て、軒端朽ち、壁崩れて町の俤のみ残れり。




64:名無しさん:2014/03/18(火)06:16:58 ID:9l7GrhQI3
外が浜など通行せし時も、向ふに見ゆる村々は屋建も大に見へ、
家数も数百連れば、行て休息せんとするに、
煙立人住るは壱軒もなく、只、茅葺の屋根のみ残り、
風雨に壁崩れ障子破れて、竈のあたりと見ゆる所に、例の髑髏、骸骨ころころと残り、
或は夫婦と見へ、或け親子とも見ゆるサレ頭共也。
誰取納る者もなく、其あわれ中々いふもさらなり。

外が浜、蓬田、蟹田辺にては天気さへ打曇り、
小し雨降出て、いと物すごきに、旅人は本とより農人、漁人も大かた死失て、
早朝に宿りを出るより夜の宿りまでは、
人影といふものは逢見る事稀にして、只、彼白骨の路傍にみちみちたるに、
目の穴、口のはづれよりいと白く細ながき草生ひ出たるが、
風にひらひらと吹なびきたるさま、
頻りに心細く物すごきに、気おとろへ足つかれ腹さへ飢えたれば、
草原に暫し休らひ、
「いかに国の限り尋探るもよき程なり、此奥に用事有りといふにもあらず。
いざや是より引かへさばや」といひしに、
丹生つらつら思案して、
「最早、外が浜の限りも十里に足らず、うき目を見るも此うへは有べからず。
無事に京都に帰りての後、火燵にあたり打向ひ、旅中の事物語らんに、
外が浜今少しにしなして見残したりといはゞ、其時はいかばかりに残念ならん。
歩み給へ、つとめ給へ」といふにぞ、
余もげに左あらんとおもひつゝ、遂に東北の限りを尽せり。

さて、夜ごとの泊り泊りにて其年の事ども尋るに、
あわれにも又恐ろしき事ども数々なる中に、
女鹿沢といふ所に宿しける時、
其亭主語れるは、
「卯年、飢饉に及び五穀既に尽て、千金にても壱合の米を得る事あたわず、
草木の根葉、其外、藁糠、或は犬猫牛馬鼠鼬に至るまで
力の及ぶ程は取尽し食ひ尽して、
後には道路に行倒れみちみちたる死人の肉を切とり食ふ事に成けるに、
是も日久しく飢えて自然に死したる人の肉は既に腐りたる同然にて、其味ひ甚悪しく、
活たる人を打殺し食ふは味も美なりければ、
弱りたる人は殺し食ふ者も多かりし也、

此近隣にも家内追々餓死して、親壱人むす子壱人のみになれる時、
其父一計策を案じ出し、其隣家に行ていふやう、
『さても御たがひに空腹なる事なり。
我家にも既に家内皆々死うせしに、御覧のごとく今は男子壱人のみ残れり。
是も殊の外に飢えつかれたれば二三日の間には死すべし。
とても死ゆく者いたづらに亡んよりは息ある間に打殺して食まんと思へども、
さすがに肉親の恩愛、手つから打殺すにしのびず。
此ゆへに其許を頼み申すなり。
我子を打殺して給はらば其御礼には肉半分を贈り申べし』
と誠しやかに頼むにぞ、
隣家の男大に悦び、
『半分の肉をだに給はらばいとやすき事なり』とて、
やがて有合けるナタ携へ行て打けるに、
さなきだに死せんとせしむす子、只一打にいき絶ぬ。

彼頼みに行し親、傍に見居て、すかさず隣の男をマサカリにてしたゝかに打つ。
隣家の男も磯つかれたる所なれば、何かは以てたまるべき、其まゝに息絶たり。

さて、計策を以て両人の肉を得たれば、早速に弐人ともに料理して塩漬にし置て
一月ばかりを凌げり。
近所へは隣家の者飢えたる余り此方の子を打殺し食はんとせしゆへに仇を報ぜりと吹聴し、
公然として弐人の肉を甘ぜり。

近所の者其姦計をにくめども、皆々飢えつかれて
相たがひに親子兄弟といへども打殺し食ふ時節なれば、誰答る者もなかりしが、
彼男もつゐには餓死し終れり」。


65:名無しさん:2014/03/18(火)06:22:46 ID:9l7GrhQI3 
さて、余が泊りし家は甚大家にて家建も厳重に間数も多く、
土蔵も甚丈夫に大なるが三四ケ所も並べり。

「此家は富るゆへ其年も恙なかりしにや」と尋るに、亭主かぶりを振りて、
「中々富るも何の用にか立ん、某(それがし)なども不思義に命をいきのびて今日に逢り。
某が家も御覧のごとく先祖のかげにて相応に暮し、田地も所持し、
弐百石三百石は作徳も是あり。
其外金子も少々は貯へ、耕作に人手多く入れば、召遣ひの男女も合せて三十七人暮せり。

其年も凶年ながらに少々の米も所持致し、雑穀取集めて弐三百石は貯へ有しが、
段々食物不自由に成り、此村にても追々餓死する者出来り、
近所隣、殊の外にいたみぬれば、貯へ置し米雑穀取出し少しづゝ救ひ与へしに、
後には飢人夥しくなり、
毎日五斗七斗の米を与ふれども壱人前にはわずかの事にて中々救ひ遂べしとも見へず。
所持せる弐三百石も大かた既に与へ尽しぬるに、
世間の困窮益甚しく、他国よりは壱粒も入来らず、此体にては
やがて我々も餓死すべく見へぬれば、其時に至り、
きつと思案を直し、とても壱国の人民を救はん事は千石万石の米にても叶ふべからず、
いわんや弐三百石の何の用にも足るべからず。

せめては我家に年来養ふ所の男女の命を救ふべしと、
それより他人に与へ施す事をやめて、
わずかに壱弐十石程残れる米を我人数の用となして居たりしに、
飢渇の者日々に多くなり、
食を乞ふもの山のごとく出来り、後には数十百人
みだりに家の内へ押入て食物を奪ひ去る。

其勢ひ次第につのり、昼夜の差別なく数百人攻寄来るに、
食物を奪はれては家内の存命叶ひがたければ、手勢にて是を防ぐに、
敵は大勢なれども数日飢えつかれたる者共なれば、味方壱人して敵数十人を抛げ散らす、
されども此働に昼夜少しの間もいとまなければ、
三度の食事といふ事もなく、やうやう握り飯を立ながら食ふ。

又、飯を焚く事叶ひ難ければ、土蔵の中に閉籠り、
家内の者入り替りて飯を炊き握り飯を調ふ。

諸方とも皆かくのごとく成り行ば、
飢人ども食を奪ふ手だて尽て、夫より大勢松明をともし来り、
家ごとに火を付て、其紛れに食物を奪ふ。
国中一統に日夜の放火夥し、某が家へも日夜大勢来りて火を放つ。

家と土蔵を焼れては籠るべき所なく、又、家内皆餓死に及ぶ事なれば、昼夜火を防ぐ。
屋敷の構への入口入口軒端軒端に人をわかち、はり番して、是を防ぐに、
わずかに三十七人の手勢中々行届きかねて、
けふは家も焼失ぬべき、あすや土蔵も焼落されんかと、安き心もなく、
食物は持ながら食すべきいとまなくして、
いつかは我々もあのごとく餓死せん事ぞと思ひくらしつるが、
天の時至りて秋田より米入り来り、又、此国の人民も餓死すべき者は大かた死尽して、
乱妨も少し静まり、不思議に三十七人の家内壱人も悪なくして今日に至れり」
と語れり。


66:名無しさん:2014/03/18(火)06:29:07 ID:9l7GrhQI3 
又、青森辺にて馬に乗りしに、
其馬方の物語りに、
「我家は八人住なるが、卯年の飢饉についに人の肉を食せずして命を保てり」と云う。
「それは珍らしき事なり、いかにして命をつなぎしや、
定て兼ての貯へよきゆへなるべし」といへば、

「中々貧しき身分、貯へとては壱升もなかりしが、某が伯父の家身代よろしく、
殊に伯父たる者、心堅き者にて
我々困窮に及べる時みづからきたりていふやう、
『世上既にかくのごとく成るうへは、汝等も食尽て牛馬の肉も食ひつらん。
此上には人の肉も食ふべければ、改めていひ聞す也。
人と生れて人の肉を食はん事誠に悲しき事ならずや。
たとへ餓死に及ぶとも汝等に於ては人を食ふ事有べからず。
かく申付る上は我力の及ぶ程は汝等を救ふべし』
とて、それより毎日米弐合づゝを贈れり。

家内八人此弐合づゝの米を草の中に入れて煮て食へり。
いささかの米なれば八人の食にしては米の入たるやうにも見へず
草ばかり食ひしやうに覚へしが、
されども五穀の力脾胃を養ひしゆへにや、八人の家内壱人も死せず。
近辺の家の草ばかりを食ひし者はことごとく其時に餓死せり。
誠に伯父の厚恩によりて此物語をばする事也。
五穀の尊き事生涯わするべからず」と涙を流し語れり。

彼辺にては仁慈孝友の行ひ有し事は露程も聞ざりしが、此男の伯父のみ
珍らしく人心を具足せるといふぺし。
猶、残忍の事ども日夜耳痛きばかり聞しが、委く書しるすも遠慮なきにもあらず。
その時、人を食ふ事だにも常の事に成り、
老人の肉、死人の肉は味なし、婦人、小児の肉はやわらかにてうましなど、
皆食ひ覚へて評する事になれり。

是に付て、人を殺す事、家を焼く事などもたやすき事に覚へ、
いわんや人の物を奪ひ掠むる事は誰恥る者もなくなれば、
其余風今に残り、盗賊の沙汰のみ多くて、余などが通行も安き心もなかりし。

もっとも、彼辺にては食物不自由にて色々の草を多く食せり。
何草といふ差別なく一つ鍋に刈り入て焼たるを食するに、薊(あざみ)の葉のみうまかりし。
初の程は針多くて食ふべくもなかりしが、
外の草は或は堅く或は苦く、咽をとほりかねつれど、
試に薊を食ひしに、甚やわらかにうまく、其後は毎夜あざみを撰みて食ひぬ。
余なども虚弱の生れなるに、其地に馴ぬれば
かゝる悪食にも不思議に無難なりし。
今にてさへかくのごとくなれば、卯年にはさぞかしとおもひやられたり。

其時は犬壱疋の価五百文八百文に及び、鼠壱疋も五十文百文に及びしとそ。
器物はいつれも無用の物に成て、
正宗の刀米壱斗にかへ、定家の小倉色紙米五升に代たりなど云り。
誠に金玉は貴けれども炊ぐべからず、
器財は美なれども食し難し、五穀の重宝なる事忘るべからず。

南部の地も盛岡より北の方は皆かくのごとし。
南南部、仙台などは餓死せるものは夥しけれども、津軽程にはあらず。
今に至り東北の事おもひ出せば心中惻然として気分悪しくなる事を覚ふ。
只、此所にしるせるは百分が一也。


67:名無しさん:2014/03/18(火)06:33:23 ID:9l7GrhQI3 
津軽にて或確かな成人に聞しに、其時餓死の者津軽四万石の領内にて弐拾万人也。
他邦に走りて死し、或は帳面に洩たる者は猶幾万人といふ数を知らずとぞ。
大抵津軽は人種尽たりといふべし。

又、是にて領分の土地の広き事を知るべし。
其時餓死せるは男子最多し、十人のものなれば男七八人死して女はわずかに壱弐人死せり。
それ故に今にては津軽中に何れの村々にも女ばかり多く、男は甚稀也。
男壱人に大抵女六七人余は当るべし。
錠が関などは格別甚しからざりし故、女四人半アテといへり。
此後はかくのごとく男女の配合不都合なれば、
人の生るゝ事少く、是迄のごとく人民の領分に満る事は容易には有べからず。

彼辺にて其時の飢饉のことを飢渇負(カチマケ)といふ。
ケカチマケといふ事、彼地辺鄙ゆへ
なまりてかくいふにやと思ひしに、其後太平記を読たりしが
ケカチカケチとしるせり、古語也けるにや。


68:名無しさん:2014/03/18(火)13:23:41 ID:rD0vHNogf
すげて話だな。子供と隣家の親父食ってそれでも餓死したのか。
東北には呪いが満ち満ちてるな


95 :名無しさん:2014/04/06(日)19:14:30 ID:miXZ0QJYc 
1石はおよそ成人1人の1年間の米の消費量
4万石の領内に20万の餓死者が出るために、津軽はどれ程の特産品を持っていたのだろうか


96 : 名無しさん:2014/04/10(木)21:32:00 ID:ixjLRNhD5 
「京都にて聞し百倍」って事は、
餓死者はせいぜい千人程度、ぐらいにしか伝わってなかったのか・・・
そら目も当てられんわな


関連記事
飢饉で生き残った子孫であるということ

http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1382553456/


177 : 本当にあった怖い名無し:2014/02/28(金) 21:01:01.69 ID:Q8HARNow0.net
言う友達もいないのでここで書かせて

夜眠れなくて
「あぶくたった煮え立った煮えたかどうだか食べてみよ~」って唄をノリノリで頭の中で歌ってたら
歌詞の「コンコンコン 何の音?」のところで部屋が2回ノックされた
気にせずノリノリで歌ってた

歌い終わった瞬間
誰かに首を掴まれ部屋中引きずり回された




178 : 本当にあった怖い名無し:2014/02/28(金) 23:10:18.68 ID:Hj1S0xYG0.net
この歌で遊んだ覚えがある
鬼の役の頭わさわさして食べるんだっけ


179 : 本当にあった怖い名無し:2014/02/28(金) 23:21:31.75 ID:GhDDLvVLP.net
普通に怖いな。



181 : 本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 08:45:24.15 ID:2ka7GnXK0.net
177です
次の日妹に教えたら
面白そう!とネットで歌詞を調べて
寝る前に頭の中で歌ったら人生初体験の金縛りにあいました(妹が)
 
動けない間中顔に髪の毛がサラサラ当たる感触がしたそうです
妹はベリーショートなので有り得ない筈と怖がってた


自分は引きずり回されたあと気がついたらベッドの上で汗だくになってたけど
夢だとしたらどこで寝たのかわからない
寝付きの悪い自分がかなりノリノリで歌っていて、 いきなり寝落ちしたとは思えなくて。
 
不思議なのは引きずられてる間音が全くなかったこと
自分の叫び声も、ばたつかせる足も壁を蹴る音も


母に教えたら怒鳴られました
理由は教えてくれず、ただそんな事はやめなさいとだけ言われました
いまだに部屋の中引きずられてる時の景色忘れられません


182 : 本当にあった怖い名無し:2014/03/01(土) 19:32:28.24 ID:FP4KYJs+P.net
やばいなーそのうた


183 : 本当にあった怖い名無し:2014/03/02(日) 04:46:18.94 ID:5rIsYP350.net
大丈夫だよ。未就学児童の遊びの歌だから。
まぁもしかしたら籠女のような要素もあるかもしれんが。
まして
鬼「コンコン♪」
鬼以外「何の音?♪」
鬼「○○(風とか)の音♪」
鬼以外「あ~良かった♪」を数回ループしたあと
鬼以外「何の音?♪」
鬼「オ、バ、ケの音ぉ♪」
まで行ってからはじめて鬼ごっこが開始される。

 
寧ろこれをフルコーラスで知っているということは結構なオサーンかBBAな訳で、
脳内とは言え夜中にノリノリでという方が怖い。


184 : 本当にあった怖い名無し:2014/03/05(水) 02:10:12.13 ID:dpQPX8HzO.net
あぶくたったとはないちもんめは昭和の遊びだよな
平成の奴らは知らんだろうな


186 :本当にあった怖い名無し:2014/03/05(水) 20:56:16.30 ID:IU/ag3B40.net
「あずき」立った煮え立っただと思ってたんです、ずっと
ひょんなことから「あずき」じゃなくて「あぶく」だと知って何やら嬉しくなって
ノリノリでフルコーラス歌ってました

夜中歌ってみましたか?
歌ってみたほうがいいと思います
何かがくると思わないでただ楽しく歌を楽しんで歌ってみてほしいです
うたうべきだと思います
そのうち頭から離れなくなります あぶく です

夜になると仕事をしていても口ずさむようになれます
煮えたかどうだか あぶく です
鍋で泡立つ煮えたかを考えてください
歌ってみてください 何の音か聞いてみてください子供のように
 
もし子供のころこの歌で遊んだ覚えがあるならその頃に帰ってそのままに

是非うたって見てください
歌ってみるべきだと思います
 
きっとうたうべきだと私は思います
皆が歌わないといけないと思います


188 : 本当にあった怖い名無し:2014/03/06(木) 01:56:35.98 ID:VdtT/zQiO.net
あぶくたったが不可解なのは、食い残しの鍋を戸棚にしまって鍵をかけて寝ましょってくだり
戸棚じゃ腐るだろ
つーかなんで鍵を!?
やっぱあれか、人肉だからなのか・・・


【閲覧注意】
https://hobby2.5ch.net/test/read.cgi/occult/1045362353/

2 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 11:26
自分の体を食う分にはOK。 




5 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 11:32
世界中で食べていた過去そして現行があるらしいですが
(レニングラードとかインカとか旧日本軍とか)
今日本では例えば死んだおじいちゃんを火葬の前にちょっと切り取って食べたらだめなんでしょうか?


7 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 11:38
今からお通夜でいま祖父の死体と私しかいないんですが、どうなんでしょうか?


13 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 11:48
ほ、法に触れるのか…
「社会生活の文化秩序維持の精神に悖(もと)る」
殺さなければ(法的には)良いと思っていました。


14 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 11:49
勝つ新太郎だっけか?
母親の葬式でお骨上げの時 骨をつまんでカリカリ囓ったという話を聞いて
当時うげ、と思ったものだが
こないだ祖母が逝った時、生まれて初めてお骨上げに立ち会った。
まだ冷めきってない白い骨は香ばしい匂いがあって
囓りたい衝動にかられました。 


17 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 11:53
動物とかは高度な哺乳類でも共食いするらしいですが(猿とか)
人間も文化体系によってはしているそうです。なんでこんなタブー化したのか疑問です。 


20 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 12:03
>>17
食うより働かせた方が得


22 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 12:10
アステカじゃ、お肉役はじっくり、美味しい餌で育てられたとか。働くと身が締まるし。


23 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 12:36
というか、雑食の動物が旨いわけ無いと思うんだがどうだろう。


25 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 12:47
食品添加物や産業廃棄物に汚染されているからマズイよきっと


26 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 12:49
不味いから食わないのでしょうか?


29 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 13:44
小さい頃にどこからか『人肉は酸っぱい』という事を聞いた記憶がある。
だからいまだに人肉を喰らうと聞いたり見たりすると、口の中が酸っぱくなる。


30 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 13:47
というか、相手も人間なんだから病気持ってたらうつるだろ。狂牛病の騒ぎじゃねーよ。 


49 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 16:15
>29
俺もそう聞いたことあるよ
ザクロの味が人の肉の味に似ていてだから鬼子母神にザクロを食わせたとかなんとか


50 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 16:19
俺ザクロ大好き。
たぶん、ザクロの真っ赤な実が人肉を連想させたからそういう話ができたんじゃないの。


64 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 22:30
 密かにそういうサークルがあるのは事実。
そういったものを用意してもらって調理して食べるだけです。
完全紹介システムで会員制で審査もあるらしいです。会費もめちゃ高い。
勤め先から子供の学校、親戚関係まで調べられてるから密告も少ないらしい。
健康の為、美容の為、その味がたまらなくなってしまった人など理由は様々。


67 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 23:16
タイのどっかの地方で死んだ人を食う習慣があった筈だ。どっかで写真も見たな。


76 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 23:54
ま、あれだ 人肉食は妹萌えと同じなわけだ
別にそれそのものが良いわけじゃなくて禁忌をおかすよろこびっつーか背徳感つーか


77 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/16 23:59
人間食いたいんだったら韓国へ行け


81 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/17 00:07
煮込んだ人肉は若い犬の肉と似た味がするとどこかで聞いたが…犬食った事無いしなぁ


83 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/17 00:11
面白半分で犬食いに行ったけどよ
自分とこの愛犬思い出して食えなかったよ
友達はばくばく食ってたけどよ、こいつら人間じゃねえって思ったよ


86 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/17 00:14
焼いたらあかん、くさいらしい・・・
日本で、殺したやつを、試しに食してみようと思った奴が逮捕されたときに語った。
「うまいと聞いていたので、ためしに喰ってみようと思って、焼いたら
すごい臭いがして、とてもじゃないが喰えなかった」と。
ちなみに、太ももを切り取ったらしい。
あまり覚えていないが、うそのようなホンとの事件


88 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/17 00:19
>>86
皮を剥がずにそのまま焼いたんとちゃうけ? それより気になるのは86の不自由な日本語と、
>日本で、殺したやつを ・・・
という表現、もしかしてそれはどこぞのウリナラが日本でやった・・・


89 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/17 00:20
たしかどっかにカンニバラー(囚人)達のレポートをまとめたサイトがあったな。
白、黒、黄色でそれぞれ味に違いがあるらしい。
かなり詳しくまとめてあった。どこだったか。


94 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/17 00:30
犬チャーハン、レシピ。簡単、犬にチャーハン食べさせて、丸焼き。
胃袋取り出して半消化しているチャーハンを食べるそうだ。 中国の昔の調理法です。


98 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/17 00:37
小豚を人の母乳で飼育。それを・・・・。間接だが人食といえるのでは?
普通の豚肉より旨いらしい。これも中国の調理法。


103 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/17 00:45
人を殺す事はありません。 結構、肉は余っているようですよ。 
いわゆる政財界の方もたくさんいらっしゃいます。


108 :ロウ:03/02/17 01:04
じつのところ、わたしは食べたことがありますよ。
死んだ祖父は事故死でして、レッカーがおちてきてぐちゃぐちゃでした。
肉片をなまにくですが手のひらいっぱい食べましたよ。
わたしはレアすきで、焼き肉もほとんど焼きません。
人肉は、マトンの味に似ていますよ。 ネタではないですよ。


114 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/17 01:41
戦前の上海には実際に人間の肉を食わせる店があった、との事。
開高健氏がエッセイか何かで書いている。
病死した人間の肉は避けられ、死刑にされた囚人の肉が食べられていたようだ。
シメる数週間前から食事を変え、蛋白質を摂らせないするのがコツだとか。
宋家の人々も度々利用していたそうだから、
彼らに接待された外国人の中には知らずに 人肉を喰ってしまった人もいたかもしれない。 


119 :魔界一号 ◆jCEeHoY352 :03/02/17 11:25
味はどうなんだろうね。
一般的に肉食より草食の方が肉はうまいらしいから、人間はまずいんじゃないかなぁ。
でも、あたりまえだけど人間に必要な栄養素がすべてそろってるってところから行くとうまいかも。
砂糖をウマーと感じるのはそれが一番エネルギーに変わりやすいからって 聞いたことある。


120 :MASA ◆RLArLiGAdw :03/02/17 12:39
解剖の画像なんかみるとさ赤みと黄色い脂肪がくっきり分離してるじゃん
そういう肉は旨い気がしないな
霜降りにはならんのかなぁ


137 :_:03/02/18 00:09
漂流教室では焼いて食ってたね。
でもその後、みんな酷い腹痛にみまわれてたね。よい子はマネしない。 


145 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 00:15
人肉食が異常なまでにタブー視されてるのって日本だけ?


146 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 00:17
う~~ん他地域はともかく・・・東アジアではそうかもね。 もともと肉食禁忌だし。 


160 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 01:35
まあ、人畜共有伝染病よりも はるかに伝染病くらう確率が高いのは確かだあな・・・


161 :臼 ◆W1aSrup80c :03/02/18 01:37
かさぶたで我慢しとけ


167 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 01:54
中国の桃○娘というのをご存知ですか?
幼少から地下室に閉じ込めて、白桃のみを与える。
13歳になった日にセリにかけられるのです。とてつもない高値で。
色は真っ白で、体中から良い香りがしてなんとも言えない人間だそうです。
もちろん歩くのもままならない為、挿入したとたんに氏んでしまう。
その娘をあとで食べるのだそうですよ。


169 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 02:02
人って桃だけで13年も保つの?


180 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 02:22
俺は柑橘系の臭いが好きなので みかん、オレンジで育てる


182 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 02:27
いや、まったく食べたいとは思わない。
ただもし人肉を食べたことのある人と話す機会があれば、
どんな味がするのか?それはぜひ聞いてみたい。 


184 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 02:31
>>182
だから、さっきから美味しいって言ってるじゃないですか。
頭皮をむいて洗浄して、一度軽く茹でこぼした物に下味と粉をまぶして揚げる。
耳の部分の軟骨周りについた肉をしゃぶる。骨周りは特に美味。
ちょっと味噌がついてるのが、たまらないのですよ。


186 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 02:36
食べ頃はいつですか? 男と女どっちが美味い?


189 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 02:39
いろんな人がいるようですが、やはり肉にこだわると子供ですね。
男性の筋張ってるものが好きな方もいるし、女性のみにこだわる方もいる。
あとホルモンを意識しているのか、中年の女性の方で内臓にこだわる人もいます。
私はもっぱら女性専門です。20代まで。
今、頭部にこってます。


193 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 02:44
再びの質問で申し訳ないのですが やはり、魚や牛のように締め方によって味は違うのでしょうか?


194 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 02:49
それを答えると、少しまずい気がしますが。
どなたかが牛肉のように「肉を寝かせる」と言ってましたが、それはしてないようです。
あくまで新鮮なものを食します。
聞きたい事はわかってますよ、恐怖を味わったものとそうでないもの、ということですよね?
もちろん、後者だと思います。
その辺に関しては、私は深く関わっていませんので。


197 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 03:11
シシビシオだったっけ? 中国のメジャーな人肉ジャーキー 孔子も好物だったんだよな


198 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 03:15
生きてる間にぜひ一度。 死んだら食べられないのですから。


199 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 03:31
あんまり旨いもんじゃないよ。 松茸とかと一緒。希少価値が高いから旨いと思い込んでるだけ。
多分そういうのを喰ってるシチュエーションを楽しみたいとか
人間喰ってる俺かっこいいとか思いたいんだろうけど止めときなよ。
あれは、まずい。苦労してまで食べるもんじゃない。


200 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 03:36
なぜ不味いと分かるのか?


201 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 03:38
カンボジアで少々。


221 :非祭:03/02/18 20:28
もまえらに、取っておきのイイ話を教えよう。
妊婦さんが出産した後の後産って、知ってるか?
これは要するに、役目の終わった胎盤がデロンと 出てくるんだが、これは人体であって人体で無い。
そのまま焼却処分されるか、化粧品メーカーに 基礎化粧品の原材料として引き取られるかするんだ。
胎盤には、胎児の成長過程に於いて供給される特別な ホルモンなどが残留している。
この胎盤、人間では食わないが、
動物の出産の場合、母親は へその緒と共に胎盤を食べてしまう。
出産後の体調回復 などに非常に効果があるらしい。
・・・・・と云う事で、自分の出産の折に自分の子の胎盤をステーキにして食べてみた人がいるそうだ。
結果、上記の効果のほかに、非常に美味だったそうだ。


228 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 22:52
ってか胎盤って見たこと無いんだけど筋肉みたいなの? 


234 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 23:00
寝かせようが寝かせまいが旨くないっつってんのに。
興味本位は止めときなよ。がっかりするから。こんなもんかって。


235 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 23:03
確かに初めて食べる時は、そうだったかも知れないね。
本当に美味しく感じるのは2度目からかな?次の晩餐が待ち遠しかった。


246 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 23:15
そういえば、晩餐会の時に
スナッフムービーの製作の為にと顔にモザイクを入れる約束で撮影していたことがありました。
そういうビデオが高値で売れるらしいです。
多分、食事をしているところだけではなく、シメるところから 撮影したところでしょうけれど。


250 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 23:18
お前ら、白桃娘は何円で買う?


252 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 23:23
日本円にして何百万から1千万くらいだそうですよ。 


253 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 23:23
でも挿入したら死んでしまうんだろ?


254 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 23:24
ソースは?人肉にかけるソースじゃなくて。


255 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 23:24
でもそれくらいするよなぁ。
13年間も世話して死なないようにしなくちゃいけないんだもんなぁ。 情が移らないのかね。


257 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 23:25
>>253
その瞬間に大金を投じるのですよ。贅沢ですな。
食べる食べないは人それぞれのようです。
>>254
そんなことは言えませんよ。 


269 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 23:34
何人もの幼女を一部屋に閉じ込めておくようです。日に当てずに、そこそこ清潔な環境で。
与えるのは水分と桃のみ。 育てている人は、家畜と同じ感覚なんでしょうな。
1年中桃をどうやって?と言っていた方がいましたが、
それは大変なようで、その為に温室農園で作ったりと専門的に育て屋の人たちがいるようですね。
初潮が来る前にセリに出すと言ってました。というより、生理など来ない気がしますが。


271 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 23:36
アメリカ人は不味い! これ常識


274 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 23:38
普通に考えたら肉食の西洋人はまずいな。アジア系は魚くさいらしいし。
精進料理食べてるお坊さんかな。


277 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/18 23:39
坊主の生き肝を食うと寿命が1000年延びるというしな(w


303 : :03/02/18 23:59
最高級の肉牛は毎日ビール飲ませて体中マッサージされてる。
人間にあてはめたら一流企業の役員オヤジあたりかな。


304 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/19 00:01
小沢一郎とかが美味いのかyo 


348 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/19 11:38
医学部で解剖学実習やってると、結構口の中に飛び込んでくる。
...薬品漬けだから、死ぬほどむせる。


353 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/20 20:05
解剖ってそんなに激しいものだったのか。


354 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/20 20:16
体内にガスなんかが溜まってると、メス入れたときに、ポンッて内容物が飛び出すんじゃないの。


361 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/21 00:55
慣れて来ると、実習中に班全員で、晩飯に焼き肉食いに行く相談とかする様になる。
よく飲み屋なんかで「解剖やってご飯食べられるの?」って聞かれるが、
解剖実習しないと将来ご飯が食べられない(w


363 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/21 04:28
前に人肉を売ってるらしき女性の画像が貼ってあったけど、
(台の上に人の足が置いてあって、カメラに気付いて怒ってるヤツ)
あれって映画のシーンなのかな


365 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/21 12:31
>>363
死んだおばあちゃんを焼いて、食ってることもたちの写真を見たぞ
たしか、オカルト版の気持ち悪い画像 第22部か21部で
日本じゃないけど、チベットの宗教儀式で、高僧が亡くなると食べる習慣があるとか
みんな笑顔でちた


371 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/23 00:50
あれはチベットじゃないいぞ。 確か東南アジアの方の国。


379 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/23 21:11
ほんとに食えるところ知ってても2chじゃ言わないわな


389 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/24 06:50
北朝鮮では普通に喰えます


392 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/24 20:00
画像みたよ。 赤ちゃんの丸焼きみたいなの中年の男が食ってた。
結構な有名な画像だよね??最近見てないけど、、確かハングル文字で紹介文が書かれてた。


393 : ◆393./DPFhc :03/02/24 20:55
人肉は美味いらしい。
でも、その事が広まってはならないので意図的に「人肉はまずい」と言う
偽りの情報を流しているのである。 


396 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/24 23:28
美味いらしい、ではなく美味いのですよ。


409 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/27 02:17
人肉か?5年位前に、横浜中華街のとある店で、
中国人留学生(女、21歳)を 食べる宴会が開かれたことがあったな。
中国での借金等の事情と様々な経緯で食卓に上ることになったようだ。
もちろん、通常の営業が終わった後の深夜にそれは行われた。
「医食同源」とはよくいったもので、それぞれ自分の体の良くない部分を 食べるのがしきたり。
可愛い子だったようだ。むごいね。


410 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/27 02:34
中国では猿を食べるけど、本当に特別な時は人になるのですよね。
脳はお客様に勧めると聞きましたが、やはりそうですかね?


411 : ◆411./BLPM2 :03/02/27 02:49
で、結局どの部分が一番美味しいの?


412 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/27 02:55
私は頭部専門です。
 

415 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/02/27 19:28
なんか気分悪くなってきた(;´Д`)


441 :あなたのうしろに黒い影!:03/03/01 11:05
戦争のときに食った人は「すっぱくてまずい」って言ったけど、腐ってただけ?


462 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/08 03:26
支那へ行けばまだあるかも。


466 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/08 09:53
生きたまま云々は血抜きとかの問題だからで別にいたぶった方が味が良くなるとかは迷信
何でも基本は手早く 

 
477 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/12 12:43
2chでも言って良いことと悪いことがある。


483 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/12 21:14
遅レスだが「桃娘」は人工的に糖尿病にさせて甘くなったションベンを飲むものだったらしいが。
もちろん長生きは出来ない。
合併症でいよいよ用済みになると突っ込んだ後に廃棄処分。
中国つうか大陸の奴等の所業を見聞きしてると、人間性というやつが ぐらついてくる。
日清戦争でつかまった日本軍の捕虜はケツ穴から口まで棒通されて
携帯食料にされたらしい。
肩持つわけじゃないが、そんなの相手に
戦争法に従って近代戦しなければならなかった日本軍には素直に合掌。 


517 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/23 02:57
ニンニクを当て字で、人肉とかけなくもない。


583:ゆう ◆sEeKFA519Q :03/04/04 02:46
人肉か、西南戦争ぐらいまでは食べてたらしい
人肉を煮たなべは泡が出るのでもうほかのなべは使えなくなるとか
ソースは赤間えいこ(みたいな名前)の本だったとおもう
作者は新選組隊士斉藤一の研究者で、斉藤一に関する著書にそういう文が載ってた気がする


588 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/05 12:06
足立区手首ラーメン有名だったよね
ヤクザ同士のいさかいで相手を殺してしまい、死体処理に困ったヤクザが
凌ぎの為に屋台ラーメン屋をしていたので、体をばらばらにして出汁に使った奴


604 :ⅶ獅 ◆z5MICog342 :03/04/08 18:28
亀レスすいませ。胎盤は伊藤潤二の「うずまき」で食べてました。
少し血の味のするおいしいキノコだそうです。
一読してみてください。一瞬食べたくなってその後 どうしようもなくなりまし。


605 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/08 19:29
内田春菊の漫画でも同じこと書いてあった。
でも、胎盤って肉って言うか血管の集合体だよな、発生学的に。
見た目的にはレバー。血抜きすると全然違ったものになりそうだけど。

 
613 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/10 20:13
動物のほとんどが出産の後に胎盤を自分で食べるらしい。
栄養を取る目的もあるけど、血の匂いに肉食獣が集まってくるから
早く食べてしまわないとヤヴァイからだそうだ。
自然の摂理って良く出来てるよね。


631 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/13 22:48
今読んでいる本の中で
・オーストラリアのウィリンガラ族は人を埋葬する際肉を食う
・黒海北部地方のイッセドネス人は家畜の肉に死者の肉を混ぜて食う
・日本でも脳漿や脳みそが肺病や性病の薬と昔は信じられていた
と書いてあるので、良く調べれば味はなんとなく分かりそう。
誰か食人大全読んだ人はいないの? 図書館行くといつも貸し出し中なんだ・・・


632 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/13 22:56
既出だろうけど戦国時代に九州の武士って、かなり敵兵の脳みそ好んでたって有名だよね。
武功雑記かなんかでよんだことある。
あと古い話ばかりになるだろうけど悪食大全にも何か載ってそう


633 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/14 03:54
>>631
食人全書なら読んだ
食人行為の精神性云々に多少触れつつも 下世話な残虐話って感じだった


669 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/18 23:59
狂牛病は牛の共食いで広まりました。
クールーといわれる食人族(埋葬で脳を食べるらしい)で流行った脳の病気もあります。
異常プリオンの病気は食べることによって移ります。
つまり、人の肉を食べることはその人の病気をいただく可能性も高いわけです。
ついでに、人の感染する病気と言うものはいまだに発見されていないものもあり、
病院での検査で引っかからなかったとしても持っています。
わたしは食べたくないなあ・・・。


670 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 00:07
みんなもっとまじめに人肉について 語ろうぜ。


673 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 00:11
漏れはよく指の皮食う。 てか、爪食う。 病気だよな、一種の(w


690 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 01:23
昔の中国では客への最高のもてなし として身内を料理してだした聞くが


709 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 04:08
ってか、自分のだったらオケーじゃないん? 筒井康隆にそんな短編が有ったような。


744 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/20 14:55
人肉で食べ物を作った女主人も火あぶり
キム・ヨンジン氏も清津のスナムで目撃した火あぶりを証言した。
95年8月、清津スナムで汁飯食堂を運営する女性が
赤ん坊の肉で肉汁飯を作り、売っている途中で発覚した。
その赤ん坊は母親が外地に食料を求めにでかける間、食堂に預けた子どもであった。
一週間ぶりに家に帰ってきた赤ん坊の母親は、
息子がいなくなったという話を聞いて、周囲の人々をたずねまわった。
その結果、ぞっとする行為があったのを知った。

食堂の主人はスナム橋のそばの空地で火あぶりにされた。
茂山で火あぶりにされた女性のように、その女性の家族が直接火をつけた。
その光景を目撃した人は数千名に達したという。

95年といえば、北朝鮮の飢餓が最も深刻な年であった。
その頃、北朝鮮では人肉を食べるという噂が飛び交っていたのだが、
キム・ヨンジン氏の証言を聞くと、それが単純な噂ではなく事実である可能性がかなり高い。
キム氏もやはりその汁飯を人肉と知らずにおいしく食べたという。
キム・ヨンジン氏によれば、その汁飯食堂は独特の味ゆえに、お客さんが多かったという。


745 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/20 14:55
はらわたは腸詰、肉は汁飯
キム・ヨンジン氏が人肉証言を行うのと同様、チェ・キテ氏も
97年4月に会寧市で人肉を売っている途中で発覚し、家族全員が銃殺された事件を証言した。
この家族は食べるものがなく、家まで売り飛ばし、
あげくの果てに赤ん坊をこっそりと殺した後、その肉を売り始めたのである。
はらわたで腸詰を作り、肉で汁飯を作って売った。
この家族が赤ん坊の肉を売り始めたのは95年10月からであった。
彼らは1年以上も赤ん坊の肉を売っていたがゆえに、犧牲となった子ども達は少なくなかった。
18才未満の未成年者の場合は死刑にはならないのだが、
この家の息子と娘はその罪質があまり大きいとして、全員が処刑されたという。


746 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/20 14:57
ってわけでお前ら、本当に食いたいなら北朝鮮へ逝くヨロシ。
ちなみに中国の一部でも文化大革命時代までは人肉食文化はあったよ。
「反革命分子」は殺しても食っても本当に良かった時代だからね。


747 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/20 15:08
そっか、シュクセイされた香具師らは皆…


749 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/20 15:37
北朝鮮へはいきたくないので 日本で食べれるとこ教えてください。 


767 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/20 20:41
レクター博士とお友達になりなさい 

「レクター博士」の画像検索結果

http://2ch.nvxi.jp/r8/logs/1295172583.html


12 名前:本当にあった怖い名無し :2011/01/17(月) 22:46:43 ID:l9aynWoA0
1946年 雑誌「ニュー・ヨーカー」 
ジョエル・サイア氏「ベルリンの手紙」


ある日の夕暮れ近く、
勤めからの帰りがけに、一人の若い婦人が、
クネーゼベックシュトラッセの
ひどく爆破された住宅街で電車を待っていた。




その時、一人の盲目の男が彼女に突き当たった。
彼は背が高く、やつれた中年の男で、
黒い眼鏡に古びたセーター、
かかとにまでとどくだぶだぶのズボンを着込み、ステッキで道を探っていた。
もう一方の手に彼は手紙をもっていた。
彼は腕に、黒い球三つで作られたピラミッドの模様のある
黄色い腕章をつけていたが、
それは外を歩く時すべてのドイツ人の盲人や聾人が身につけるものであった。

その盲人は夫人に突き当たったことをわびた。
彼女は、別になんでもないと彼にいい、
さらに何かのお役にたつことがあったらと彼に聞いた。

そこで彼は手紙を彼女に渡し、
その封筒の宛名に連れて行ってくれますかと尋ねた。
 
手紙は大変遠いクネーゼベックシュトラッセに住んでいる誰かにあてられたものであり、
それにはよほど歩かねばならないと婦人は彼に言った。
「やれやれ、今日はもうこんなに歩きましたのに。
この手紙を私の代わりにとどけて頂けませんでしょうか?」と彼は言った。
 
彼女は喜んでそれを引き受け
家に帰る途中にとこを通るから少しも面倒ではないと答えた。
盲人は彼女に厚く礼をいい、
2人は別れ、盲人は彼女が来た方の方角に杖をついていった。
 
2、30ヤード歩いたところで、
彼女は盲人がちゃんと歩いて行ったかどうか振り返ってみた。

彼はステッキを小脇に抱えて、
急ぎ足にすたすたと歩いていたのである。

これがペテンであることには間違いなかった。
手紙をもって行く代わりに彼女はそれを警察に差出し、
どうして手に入ったかを説明した。

警察が封筒の宛名のアパートに行ってみると、
2人の男と1人の女がたくさんの肉をしまっていた。
その肉は医者が検査したところ人間であった。

封筒の中の手紙には、ただ一言、次のように書いてあった。
「今日は、この人でおしまいです。」



http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1430400003/


54 :名無しさん@おーぷん :2015/05/01(金)08:54:50 ID:b2F
北海道という土地は昔から「ヒグマ」という問題を抱えている。
本州の人間からすればピンとこないんだろうが、
北海道の山を歩き回る時は
熊鈴は必須、クマスプレーという武器(?)も重要なアイテム。
ヒグマはカナダなど
外国の方が大量に生息しているイメージがあるが、
実は世界中どこを探しても、北海道ほど密集してヒグマが生息している土地はない。
これはあまり知られていないが、データ上の事実。

この話は、そんな北海道で
アウトドア系大学サークルに所属する俺が、同期の友人に聞いたもの。


その夏、十勝山系を縦走していた登山パーティがあった。
パーティはA、B、C、D、Eの5人構成。
AがリーダーでありBはサブリーダーであった。
ABCDは中級者であり、
Eは今年山を登り始めた初級者。
パーティのうち何人かは、かつてヒグマと遭遇したものの
怪我をすることもなくやりすごしたこともあった。
以下は、Aが手帳につけていた日記からまとめられた内容である。


 
55 :名無しさん@おーぷん :2015/05/01(金)08:55:30 ID:b2F
山に入って一日目。
特に事故も無く、計画通り。みな景色を楽しみ、充実。


二日目。
すでに稜線上のルートを進んでいるが、
昨晩の天気予報から今日の天候が思わしくないため、その日は停滞を決定。
予報の通り雨風が次第に強くなり、
テント内で食事を作って腹ごしらえをしつつ、トランプをしたり話をしたりと、楽しく時間をつぶす。
天気予報を聞いた後、明日は朝、小雨なら出発しようと決めた。
二日目は特に何事も無く終了。


三日目。
朝、一番早く起きたCが外の様子を確認にテントを出た。
帰ってきたCに様子を聞くと、
「少し霧が出てる。待ったほうがいいかも知れない」
テントの口から外に首を出すと、辺りは真っ白。
出発を遅らせることにする。
朝食後、外に出るが霧が晴れる様子が無い。
メンバーは昨日停滞したこともあって
出来るなら出発したい様子だが、事故があってからでは遅い。
話し合って今日も停滞することにした。

昼、霧がさらに濃くなる。
雨こそ降っていないが、霧の中歩き回るのは危険で、テントを出るものは無い。

夜、ちょっとしたアクシデント。
Eが何の間違いか、鍋をテントの外に出し放置。
夜の動物が活動するこの時間、
食べ物の臭いを外にじかに出すのは危険だ。
しばらくしてから、動物の軽い足音がテントの回りを探るように歩いている。
キツネだ。
テントから出て追い払う。先ほどの鍋のせいだろうか。
この辺りはヒグマが出る。
昼なら会ったことはあるが夜は危険だ。
三日目はこれで終了。


 
56 :名無しさん@おーぷん :2015/05/01(金)08:56:16 ID:b2F
四日目。

朝、外の様子を確認するが、2メートル先が見えず霧に包まれている。

本来の日程ではこの日になっても停滞するようなら
計画を中止し、別ルートで山を降りることになっているが、霧が濃く、行動することは危うい。

話し合うまでも無く、また停滞。
午後、少しでも晴れそうなら下山することを考えたが、

霧はますます濃くなるばかりで、
昼と言えど薄暗い。

トランプも飽きてきて、話題も尽きる。

夜、早めに明かりを落とし、就寝。

テントの内側が霧のためにしっとりと濡れ、
テント内の強い湿気に不快感が激しい。


 
57 :名無しさん@おーぷん :2015/05/01(金)08:57:17 ID:b2F
数時間後に、異変。

最初にBが気づき、隣に寝ていた私を起こした。

「足音がする、さっきから。キツネじゃなさそうだ」

眠ってはいなかったのか、
全員が上半身を起こして耳を澄ます。

重くゆっくりとした足音。じゃり。じゃり。

時折混ざる湿気のこもった鼻息。
みな息を潜め、連想しているようだ。

ヒグマ、か。


テントの周りをぐるぐると足音が回る。
どうやら、一頭。

激しい獣臭が鼻を突く。
誰からともなくみなテントの中央に集まって、身を固める。

そのうち、クマがテントの布に鼻を押し付けては

激しく臭いを嗅ぐ、という行動を始める。

嗅いではテントの周りを巡り、また嗅ぐ。


みな、恐怖で声を殺し震えながら、身を寄せて動かない。

しばらくして、全員が身体を大きく振るわせた。

クマがどしん、どしんとテントに体当たりを始めたのだ。

テントの布が内側に大きくせり出して、クマの形を作る。

とにかくそれに触れないように身を縮める。


本気を出されでもしたらクマにとってはテントなど紙切れだ。

悲鳴を上げそうなのをこらえながら、
テントの振動に耐える。

クマは五分ほど追突を繰り返した後、またしばらく円を描いて歩いた。


また、追突。
歩く。

Eは泣いている。
私も泣きそうだった。

明け方までそれが続いたあと、静かになった。

全員が少し眠る。


 
58 :名無しさん@おーぷん :2015/05/01(金)08:59:54 ID:b2F
五日目。

鳥の声で目が覚めるが、霧は晴れていないのだろう、薄暗い。

ヒグマの臭いは途絶えていない。

どこかで、もしくはテントのすぐ側で様子を窺っているのか。

みな、黙りこくっている。

沈黙が数時間。

昼頃、足音が復活。

しばらく歩き回った後、また消える。


夕方、Dが勇気を振り絞って、わずかにテントの口を開けて外の様子を窺う。

「霧が、少し晴れている」

わずかに太陽の光が届き、晴れる兆しが見えた。


すぐに降りるべきだ、と主張する側と、明日まで待つべきだという側に分かれた。

まだクマがすぐそこに居るかもしれないし、
今から下山を開始すれば、
夜を休憩も出来ないような登山道の途中で迎えることになるのは明白だった。

完璧に霧が晴れたわけでもない。
悪天候でしかも夜に慌てて行動するのは事故の元だ。


リーダーとして、下山を許すことは出来なかった。

恐怖の中、冷静な判断だったかは分からない。
ともかくも、その日はそれで日が暮れた。

誰も会話をしない。
恐怖からだけでなく、パーティの考えが対立したことに大きな原因があった。

その晩もクマは周囲を巡り、時折追突をしてきた。

誰も眠らない。


 
59 :名無しさん@おーぷん :2015/05/01(金)09:01:27 ID:b2F
六日目。

昨日の晴れる兆しが嘘のように、霧が濃い。

朝起きても、終始無言。
クマを刺激しないよう、誰もものを食べない。

しかし今朝からは周囲は静か。
臭いも薄らいだように思う。


数時間後、Cが、外に出る、と言い出す。

みな反対するが「様子を見るだけ、クマも今なら近くには居ない」

と言って、Cは許可を求める。

すぐに帰ってくるのを条件に、私はそれを許した。


Cが霧の中へ入っていった後
Bは私を非難したが、そのうちに黙る。

しばらくして足音。
Cの帰りを期待した私達はテントを開けようとしたがすぐに手を止めた。

獣の臭いがする。
Dがか細い声で「Cは?」と言った。

獣の鼻息が昨日に増して荒い。
すぐに追突が始まる。


私達は声にならない悲鳴を上げて身を寄せる。

しばらく周囲を巡ったのちクマは腰を落ち着かせたか、
足音は消えるも臭いは相変わらず強い。

その日一日、クマの臭いが途切れることは無く、私達は動かなかった。

Cは帰ってこない。
襲われたんだろうか。


−−−ここから少しずつ、日記の筆跡に乱れが見え始める。

漢字も平易、ひらがなが増えていく。


 
60 :名無しさん@おーぷん :2015/05/01(金)09:06:15 ID:b2F
七日目。

今日も、霧がこい。

はらごしらえか、クマの気配が消える。

しばらくの沈黙の後、Eが山をおりる、と言い出す。

寝不足から目が血走って、声はヒステリック。

説得をこころみるも、きかず、
Eは「おりたら助けを呼んでくる、待ってろ」と荷物を持って霧の中に消えた。

5人いたパーティはA、B、Dの3人になった。

クマのいないあいだにカロリーメイトなど栄養食を食べる。


会話はなし。
時間がすぎる。

昼頃、外を見るが、霧は晴れない。

日ぐれ頃、クマがやってくる。
中央に固まって、クマのしょうとつに耐える。

湿気がはげしく汗がでるが、みな震えて、なんとか声は出さずにいる。

Eは下山できただろうか。


八日目。

霧ははれない。

朝になるとクマの気配は消えていた。

だれも「下山しよう」とはいいださない。

たまっていた日記を書いて気をまぎらわす。
この日記を持ってぶじにかえりたい。


14時ごろ、Bが狂った。

はじめに笑い出して、かんだかく叫んだあ
と笑いながら何ももたずにテントをとびだしていった。

きりの中に彼を見送って、
しばらく笑い声をきいていたがそれもそのうち小さくなった。
Dがしずかにゆっくりとテントの口をしめ、 「いったな」 と、久しぶりにDの声をきいた。


そのよるもクマが来た。

私たちは二人だき合ってよるが明けるのをまった。


 
61 :名無しさん@おーぷん :2015/05/01(金)09:07:24 ID:b2F
九日目。

今日も、きりがこい。

クマはしばらく近くにいるようだったが、ひるごろどこかへいった。

中央でかたまったまま、すこし眠る。
ひどくしずかだ。


夕方、クマのあしおとでおきる。

ついとつされると泣きさけびたくなるが、どうにかたえる。

かえりたい。

クマはなぜ、おそってこないのだろう。


十日目。

きょうもきりがこい

ごご、Dがたちあがってしずかにでていった

とめなかった

きりがはれない

クマはよるおそくにきた。
きがくるいそうだ


十一日目。

きょうも    きりが  

  こい

  くまは いる


十二日目。 

 今日も霧が濃い。


 
62 :名無しさん@おーぷん :2015/05/01(金)09:08:14 ID:b2F
思いのほか、長くなった。すまない。

このパーティの登山届は、
事前に警察に提出されていたため、異常事態は発覚していた。

しかしまれに見る悪天候に、
ふもとの警察は捜索をしあぐねていた。

天候が復活し発見されたのは、無人のテントと荒らされた荷物。日記。


最初に出て行ったCは
テントから50メートルほどのところで遺体で発見された。

喉の傷が致命傷となり即死。

次に出て行ったEは、登山道の途中、崖から滑落。遺体で発見。

Bは一キロほど離れた場所で無残に食い散らされていた。

Dはルート途中の崖下から遺体で発見。

Aは行方不明である。

以上が、俺が友人から聞いた話。


これは、北海道で
山を登る人たちの間で一時期流行った都市伝説なのだそうだが、

実際にクマに襲われ壊滅したパーティはあったようだ、とも友人は言った。

その人たちは、ほぼ素人。
登山届けも提出せず、発見も遅れた。

現場の状態から、どうやらクマに荷物を奪われたところを、 取り返しに向かい
返り討ち?にあったらしい。

北海道のフィールドを歩く皆さん、どうか、クマにはご注意を。



後味の悪い話 その12

107 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/02 11:48
昨日夜『とくダネ』でやってた話。(今年の3月にあった実話)

両親の離婚によって、
祖母と3人で暮らしている小学生の兄妹がいた。
(母親は家を出て、父親は借金返済の為に住み込みで働いている)
祖母は元々目が不自由。
しかも転倒事故で足腰も痛めてしまい、ほぼ寝たきりの状態。
なので兄妹が身の回りの世話をしていた。
食事はいつも兄が作る白いごはんと味噌汁。
家の中は散らかり放題。学校も休みがち。

そんな状況をかわいそうに思った近所の住民が市役所に通報し、
市役所職員などの努力によって祖母にはホームヘルパーがつき、
そして兄弟は両親の育児放棄による虐待の認定を受け、
児童福祉施設に保護してもらうという話が進んでいた矢先、家が火事になり3人とも焼死。
最初の通報から1年余りも経過していた。

もうちょっとで最悪な状況から抜け出せたかもしれないと思うと、非常に後味ワルー ( ノД`) ウワァァァン!!


108 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/02 12:21
>>107
とくダネじゃないけど、そのニュース見たよ。
たしか子供達は次の日に学校に行く予定じゃなかった?
しばらくの間ずっと学校に行けなかったから、
近所の人が世話してくれて、いろいろ文房具とか用意して。
記憶が曖昧なんだけど、泣くに泣けない話だったな。


111 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/02 18:17
火事の原因は何だったんだろう。放火だったら後味悪?


113 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/02 19:04
>>111
出て行った母親が再婚決定のため、「なかなか会えなくなる」と買ってくれたテレビと石油ストーブ。
火事の原因はその石油ストーブでした。

つかテレビなかったんだな…。
なんかもう何もかも後味悪すぎる。



http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1377875509/

488 :雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM :2013/10/15(火) 19:24:20.69 ID:X/22lcU/0

知り合いの話。

実家のある山奥で、祖父の手伝いをしていた時のことだ。
何処からともなく人の笑い声が聞こえてきた。

 ・・・ケラケラケラケラ・・・

調子外れで甲高い声だったが、間違いなく女性のものだった。
何となく、何かを喜んでいるみたいな響きだ。

笑い声を聞くや否や、祖父が「山を下りるぞ」と撤収を始める。
祖父は作業を途中で切り上げることがまず無かったので、意外に思ったという。
訝しく思って「何かあるの?」と尋ねると、次のようなことを言われた。

「この奥には、大昔から『笑い女』っていう化け女がいるんだと。
山に入った木樵とか見つけると、良いものを見つけたと笑い声を上げるそうだ。
捕まると喰われてしまうというから、サッサと逃げるに限る」

「本当に食べられるの!?」
驚いてそう聞き返す。
「本当のところはどうなのかはわからんが、お前はこんな山の中で、
嬉しそうに笑いながら追っ掛けてくるモノに逢ってみたいか?」

逢いたくなどなかったので、素直に祖父に従い下山した。
笑い声は途中まで追ってきたが、
麓に近づくにつれて段々小さくなっていき、 やがて聞こえなくなったという。



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